JPH0849669A - ポンプ二段階流量制御方法 - Google Patents
ポンプ二段階流量制御方法Info
- Publication number
- JPH0849669A JPH0849669A JP18702894A JP18702894A JPH0849669A JP H0849669 A JPH0849669 A JP H0849669A JP 18702894 A JP18702894 A JP 18702894A JP 18702894 A JP18702894 A JP 18702894A JP H0849669 A JPH0849669 A JP H0849669A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- water level
- suction
- control
- speed
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な制御で連続運転を可能にする。
【構成】 ポンプ（２）を高速回転数で運転中に、最低
制御水位（ＬＷＬ）に達したら、ポンプ回転数を低速回
転数に下げて最低制御水位よりも下がらないようにし、
低速回転中に最高制御水位（ＨＷＬ）に達したら、ポン
プ回転数を高速回転数に上げて最高制御水位（ＨＷＬ）
よりも上がらないようにする。
制御水位（ＬＷＬ）に達したら、ポンプ回転数を低速回
転数に下げて最低制御水位よりも下がらないようにし、
低速回転中に最高制御水位（ＨＷＬ）に達したら、ポン
プ回転数を高速回転数に上げて最高制御水位（ＨＷＬ）
よりも上がらないようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばポンプ場におけ
るポンプ二段階流量制御方法に関する。
るポンプ二段階流量制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ポンプ場においては、流入量の増減にか
かわらずに吸込水槽の水位幅を、または流出量の増減に
かかわらずに吐出水槽の水位幅を一定にする必要があ
る。
かわらずに吸込水槽の水位幅を、または流出量の増減に
かかわらずに吐出水槽の水位幅を一定にする必要があ
る。
【０００３】これに対し従来は、流量制御を行わないで
制御水位幅の上限と下限とで、ポンプのＯＮ−ＯＦＦ制
御を繰り返す方法か、水位の変動量を検知して小刻みに
回転数を制御する流量制御方法が採られていた。
制御水位幅の上限と下限とで、ポンプのＯＮ−ＯＦＦ制
御を繰り返す方法か、水位の変動量を検知して小刻みに
回転数を制御する流量制御方法が採られていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来のＯＮ−ＯＦＦの
方法は、始動頻度に制限があり、かつ、始動失敗の可能
性が高くなるという問題がある。
方法は、始動頻度に制限があり、かつ、始動失敗の可能
性が高くなるという問題がある。
【０００５】また、小刻みな回転数制御は、制御機構が
複雑で設備費が高価になるという問題がある。
複雑で設備費が高価になるという問題がある。
【０００６】本発明は、簡単な制御で連続運転が可能な
ポンプ二段階流量制御方法を提供することを目的として
いる。
ポンプ二段階流量制御方法を提供することを目的として
いる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ポンプ
回転数を高速及び低速の二段階に制御してポンプ吸込水
槽の吸込水位幅を一定に制御するポンプ二段階流量制御
方法であって、該低速回転数の値は低速回転数でのポン
プ締切り揚程が吸込水位の最低制御水位時のポンプ実揚
程と同じになるように設定し、ポンプを高速回転数で運
転中に吸込水槽への流入量をポンプ吐出量が上回り吸込
水位が低下して最低制御水位に達した場合は、ポンプ回
転数を低速回転数に下げ吐出量を流入量よりも小さくし
て吸込水位が最低制御水位よりも下がらないように制御
し、ポンプを低速回転数で運転中に吸込水槽への流入量
をポンプ吐出量が下回り吸込水位が上昇して最高制御水
位に達した場合は、ポンプ回転数を高速回転数に上げ吐
出量を流入量よりも大きくして吸込水位が最高制御水位
より上がらないように制御し、吐出水位を計測して最低
制御水位時のポンプ実揚程を算出し、吐出水位に追従し
て実揚程の設定値を変化させて最低制御水位時のポンプ
実揚程の吐出水位による変化に対応することを特徴とし
ている。
回転数を高速及び低速の二段階に制御してポンプ吸込水
槽の吸込水位幅を一定に制御するポンプ二段階流量制御
方法であって、該低速回転数の値は低速回転数でのポン
プ締切り揚程が吸込水位の最低制御水位時のポンプ実揚
程と同じになるように設定し、ポンプを高速回転数で運
転中に吸込水槽への流入量をポンプ吐出量が上回り吸込
水位が低下して最低制御水位に達した場合は、ポンプ回
転数を低速回転数に下げ吐出量を流入量よりも小さくし
て吸込水位が最低制御水位よりも下がらないように制御
し、ポンプを低速回転数で運転中に吸込水槽への流入量
をポンプ吐出量が下回り吸込水位が上昇して最高制御水
位に達した場合は、ポンプ回転数を高速回転数に上げ吐
出量を流入量よりも大きくして吸込水位が最高制御水位
より上がらないように制御し、吐出水位を計測して最低
制御水位時のポンプ実揚程を算出し、吐出水位に追従し
て実揚程の設定値を変化させて最低制御水位時のポンプ
実揚程の吐出水位による変化に対応することを特徴とし
ている。
【０００８】
【作用】本発明においては、ポンプを低速回転数に下げ
て最低制御水位より下がらないようにし、また、ポンプ
を最高回転数に上げて最高制御水位より上がらないよう
にし、簡単な制御でポンプを停止、再始動させることな
く連続運転することが可能である。
て最低制御水位より下がらないようにし、また、ポンプ
を最高回転数に上げて最高制御水位より上がらないよう
にし、簡単な制御でポンプを停止、再始動させることな
く連続運転することが可能である。
【０００９】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
【００１０】図１には、本発明を実施する装置の一例が
示されている。
示されている。
【００１１】吸込水槽１には、縦型の主ポンプ２が設け
られ、その主ポンプ２の吐出管６は、吐出弁７を介して
吐出水槽８の下部に連通されている。そして、主ポンプ
２の駆動軸３は、減速機４を介して原動機５に連結され
ている。
られ、その主ポンプ２の吐出管６は、吐出弁７を介して
吐出水槽８の下部に連通されている。そして、主ポンプ
２の駆動軸３は、減速機４を介して原動機５に連結され
ている。
【００１２】図２には、この装置の吐出量−揚程曲線図
が示されている。図２において、符号Ａ１は、ポンプ定
格（１００％）回転時の吐出量−揚程曲線、Ａ２は、ポ
ンプ低速回転時の吐出量−揚程曲線、Ｂ１は、最低制御
水位時（ＬＷＬ）のポンプ回り損失曲線、Ｂ２は、最高
制御水位時（ＨＷＬ）のポンプ回り損失曲線である。な
お、最低制御水位ＬＷＬ時の設定実揚程は、最低制御水
位ＬＷＬの吸込圧に吐出圧を加えて算出し、吐出圧に比
例して設定実揚程が変化するようにしている。
が示されている。図２において、符号Ａ１は、ポンプ定
格（１００％）回転時の吐出量−揚程曲線、Ａ２は、ポ
ンプ低速回転時の吐出量−揚程曲線、Ｂ１は、最低制御
水位時（ＬＷＬ）のポンプ回り損失曲線、Ｂ２は、最高
制御水位時（ＨＷＬ）のポンプ回り損失曲線である。な
お、最低制御水位ＬＷＬ時の設定実揚程は、最低制御水
位ＬＷＬの吸込圧に吐出圧を加えて算出し、吐出圧に比
例して設定実揚程が変化するようにしている。
【００１３】次に、図３をも参照して制御の態様を説明
する。
する。
【００１４】吸込水位が最高制御水位ＨＷＬで、ポンプ
２を定格回転数で始動する（運転点ａ）。そこで、流入
量がポンプ吐出量よりも少ない場合は、吸込水槽１の水
位が低下し、最低制御水位ＬＷＬまで低下するので、運
転点ａは、曲線Ａ１に沿って運転点ｂに移動する。更
に、吸込槽１の水位が低下傾向にある場合は、吸込水位
が最低制御水位ＬＷＬで締切り運転となる運転点ｃまで
ポンプ回転数を下げる。そこで、吸込水槽１への流入量
が、例えばＱ１の場合は、流入量とポンプ吐出量がバラ
ンスし制御水位幅の中で運転点ｄで運転が続けられる。
また、流入量がＱ１より多いＱ２の場合は、流入量がポ
ンプ吐出量を上回るため、吸込水位は最高制御水位まで
上昇し、運転点ｅでの運転となる。更に吸込水位は上昇
傾向になるため、ポンプ２の回転数を定格回転数まで上
げて運転点ａで運転し、以下ポンプ２を停止、再始動す
ることなく連続運転が可能となる。
２を定格回転数で始動する（運転点ａ）。そこで、流入
量がポンプ吐出量よりも少ない場合は、吸込水槽１の水
位が低下し、最低制御水位ＬＷＬまで低下するので、運
転点ａは、曲線Ａ１に沿って運転点ｂに移動する。更
に、吸込槽１の水位が低下傾向にある場合は、吸込水位
が最低制御水位ＬＷＬで締切り運転となる運転点ｃまで
ポンプ回転数を下げる。そこで、吸込水槽１への流入量
が、例えばＱ１の場合は、流入量とポンプ吐出量がバラ
ンスし制御水位幅の中で運転点ｄで運転が続けられる。
また、流入量がＱ１より多いＱ２の場合は、流入量がポ
ンプ吐出量を上回るため、吸込水位は最高制御水位まで
上昇し、運転点ｅでの運転となる。更に吸込水位は上昇
傾向になるため、ポンプ２の回転数を定格回転数まで上
げて運転点ａで運転し、以下ポンプ２を停止、再始動す
ることなく連続運転が可能となる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、低
速回転数を設定することにより、制御水位幅の全域を使
ってポンプの右下がり吐出量−揚程曲線の特性を最大に
利用することができ、１回の回転数制御で制御幅を大き
くとることができ、制御を簡単にすることができる。ま
た、制御回転数を減らし、機器の故障を低減することが
できる。
速回転数を設定することにより、制御水位幅の全域を使
ってポンプの右下がり吐出量−揚程曲線の特性を最大に
利用することができ、１回の回転数制御で制御幅を大き
くとることができ、制御を簡単にすることができる。ま
た、制御回転数を減らし、機器の故障を低減することが
できる。
【図１】本発明を実施する装置の一例を示す全体構成
図。
図。
【図２】制御態様を説明する吐出量−揚程曲線図。
【図３】図２の運転点の変化を示すフロー図。
Ａ１・・・ポンプ定格回転時の吐出量−揚程曲線 Ａ２・・・ポンプ低速回転時の吐出量−揚程曲線 Ｂ１・・・最低制御水位時のポンプ回り損失曲線 Ｂ２・・・最高制御水位時のポンプ回り損失曲線 ＨＷＬ・・・最高制御水位 ＬＷＬ・・・最低制御水位 １・・・吸込水槽 ２・・・主ポンプ ３・・・駆動軸 ４・・・減速機 ５・・・原動機 ６・・・吐出管 ７・・・吐出弁 ８・・・吐出水槽
Claims (1)
- 【請求項１】 ポンプ回転数を高速及び低速の二段階に
制御してポンプ吸込水槽の吸込水位幅を一定に制御する
ポンプ二段階流量制御方法であって、該低速回転数の値
は低速回転数でのポンプ締切り揚程が吸込水位の最低制
御水位時のポンプ実揚程と同じになるように設定し、ポ
ンプを高速回転数で運転中に吸込水槽への流入量をポン
プ吐出量が上回り吸込水位が低下して最低制御水位に達
した場合は、ポンプ回転数を低速回転数に下げ吐出量を
流入量よりも小さくして吸込水位が最低制御水位よりも
下がらないように制御し、ポンプを低速回転数で運転中
に吸込水槽への流入量をポンプ吐出量が下回り吸込水位
が上昇して最高制御水位に達した場合は、ポンプ回転数
を高速回転数に上げ吐出量を流入量よりも大きくして吸
込水位が最高制御水位より上がらないように制御し、吐
出水位を計測して最低制御水位時のポンプ実揚程を算出
し、吐出水位に追従して実揚程の設定値を変化させて最
低制御水位時のポンプ実揚程の吐出水位による変化に対
応することを特徴とするポンプ二段階流量制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18702894A JPH0849669A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | ポンプ二段階流量制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18702894A JPH0849669A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | ポンプ二段階流量制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0849669A true JPH0849669A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16198933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18702894A Pending JPH0849669A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | ポンプ二段階流量制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0849669A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007105571A1 (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Daikin Industries, Ltd. | 空気調和機 |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP18702894A patent/JPH0849669A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007105571A1 (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Daikin Industries, Ltd. | 空気調和機 |
| JP2007240112A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機 |
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