JPH084937A - 流体制御弁 - Google Patents

流体制御弁

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JPH084937A
JPH084937A JP13533994A JP13533994A JPH084937A JP H084937 A JPH084937 A JP H084937A JP 13533994 A JP13533994 A JP 13533994A JP 13533994 A JP13533994 A JP 13533994A JP H084937 A JPH084937 A JP H084937A
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JP
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control valve
spool
fluid
solenoid
valve
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JP13533994A
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English (en)
Inventor
Shigeaki Yamamuro
重明 山室
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Publication of JPH084937A publication Critical patent/JPH084937A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/04Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
    • F15B13/0401Valve members; Fluid interconnections therefor
    • F15B13/0402Valve members; Fluid interconnections therefor for linearly sliding valves, e.g. spool valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/04Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
    • F15B13/044Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor operated by electrically-controlled means, e.g. solenoids, torque-motors
    • F15B13/0442Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor operated by electrically-controlled means, e.g. solenoids, torque-motors with proportional solenoid allowing stable intermediate positions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/86493Multi-way valve unit
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    • Y10T137/86622Motor-operated

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプールの偏心を防止することができる流体
制御弁の提供。 【構成】 軸部材1と、軸部材1に対し摺動自在に設け
られたバルブスプール4と、環状隙間Cを介して軸部材
1とバルブスプール4とが摺接する摺動部に形成されて
いてバルブスプール4の摺動によって流体流通路の流体
流通量を制御可能な制御弁部を構成する供給側可変絞り
部sおよび排出側可変絞り部tとを備えた液圧制御弁7
aにおいて、環状隙間Cと制御弁部より上流側の供給側
連通孔11fとを常時連通する3つ以上の絞り孔13お
よび圧力室12が軸部材1の摺動面周方向等間隔に形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の流量や圧力を制
御する流体制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体制御弁のうち、液圧を制御す
ることを目的とした液圧制御弁としては、例えば、実開
平3−121386号公報に記載のものが知られてい
る。
【0003】この従来の液圧制御弁は、コイルを備えた
固定体内にバルブスプールを兼ねたプランジャを挿通し
て比例ソレノイドとし、前記固定体に入口側通路と出口
側通路を形成すると共に、プランジャに前記入口側通路
と出口側通路を連通・遮断する括れ部(制御弁部)を形
成し、前記プランジャをばねで遮断方向に付勢し、かつ
比例ソレノイドの推力で連通方向に摺動し、さらに出口
側圧力で遮断方向に摺動するようにしたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の液圧制御弁にあっては、プランジャ(スプ
ール)のスムーズな摺動を確保するために、該プランジ
ャとプランジャの摺動を案内する固定体の摺動穴との間
には所定の半径方向クリアランスを形成しておく必要が
あるため、摺動穴に対しプランジャが径方向に偏心し、
これにより、ソレノイドの半径方向における吸引力バラ
ンスがくずれてプランジャに横力が作用することでヒス
テリシスを増大させ、また、プランジャの傾きによる引
っ掛かり等が生じてスムーズな摺動を確保できなくなる
という問題がある。
【0005】また、従来の液圧制御弁にあっては、制御
弁部が径の大きなプランジャの外周部に形成されるた
め、液の漏洩量が大きくなるという問題がある。
【0006】また、従来の液圧制御弁にあっては、プラ
ンジャの外周面側に入口側通路と出口側通路を連通・遮
断する括れ部(制御弁部)を形成したものであったた
め、プランジャの外周側に矩形溝部が切欠形成されるも
ので、この矩形溝部がソレノイドへの通電時における磁
路になると、軸方向の吸引推力が発生し、液圧制御特性
に悪影響を及ぼすことになるため、これを避けるために
プランジャの軸長を長くして磁路から離れた位置に矩形
溝部を形成する必要があり、従って、以下に列挙するよ
うな問題が生じる。
【0007】 流体制御弁の軸方向長さが長くなって
小型化が困難になる。 プランジャおよびその摺動を案内する固定体が長く
かつ複雑な形状となってコストが高くなる。 プランジャが長くなることでヒステリシスの増大や
応答性の悪化を招く。
【0008】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
成されたもので、スプール(プランジャ)の偏心を防止
することができる流体制御弁を提供することを第1の目
的とし、さらに、液の漏洩量を低く抑えると共にプラン
ジャの軸長を短くすることができる流体制御弁を提供す
ることを第2の目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明請求項1記載の流体制御弁では、固定側部
材と、固定側部材に対し摺動自在に設けられたスプール
と、環状隙間を介して固定側部材とスプールとが摺接す
る摺動部に形成されていてスプールの摺動によって流体
流通路の流体流通量を制御可能な制御弁部と、を備えた
流体制御弁において、前記環状隙間と前記制御弁部より
上流側の流体流通路とを常時連通する3つ以上の連通孔
が前記固定側部材の摺動面周方向等間隔に形成されてい
る手段とした。
【0010】また、請求項2記載の流体制御弁では、前
記請求項1記載の流体制御弁において、固定側部材がそ
の内部に流体流通路が形成された軸部材で構成され、ス
プールがソレノイドにより駆動されるプランジャで構成
され、プランジャが軸部材の外周側に摺動自在に設けら
れている手段とした。
【0011】
【作用】本発明請求項1記載の流体制御弁では、上述の
ように構成されるため、制御弁部より上流側の流体流通
路の流体が各連通孔を経由して固定側部材とスプールと
の間の摺動部に形成される環状隙間内に常時供給された
状態となるもので、この時、固定側部材に対しスプール
が偏心し、環状隙間のうちで半径方向クリアランスが周
方向でアンバランスな状態となっていると、クリアラン
スの大きい部分と小さい部分とでは各連通孔から均等に
供給された流体の漏洩量に差異が発生し、これにより、
クリアランスの大きい部分よりも小さい部分の方が流体
圧が高くなるため、この環状隙間の周方向における差圧
により半径方向クリアランスを周方向において均等化す
る方向に修正する力が作用する。従って、スプールの偏
心が防止される。
【0012】また、請求項2記載の流体制御弁では、ソ
レノイドにより駆動されるプランジャが軸部材の外周側
に配置され、プランジャの内周側に制御弁部が形成され
ることになるが、磁路は磁気飽和の少ない面積の大きな
外周側を流れる性質があることから、内周側に制御弁部
を構成する矩形溝部等が形成されていても、液圧制御特
性に悪影響を及ぼすことはない。従って、制御弁部と磁
路構成部とを径方向に重ねて形成することができ、これ
により、プランジャの軸長を短かくできる。また、制御
弁部が径の小さなプランジャの内周部に形成されるた
め、液の漏洩量を低く抑えることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳述す
る。 (第1実施例)図1は、流体制御弁のうち、液圧制御弁
7aに本発明を適用した場合を示す第1実施例を示す断
面図であり、図において5はソレノイドである。なお、
この図において中心線より上半分はソレノイド5への通
電状態を示し、また、中心線より下半分はソレノイド5
への非通電状態を示している。
【0014】このソレノイド5は、ソレノイドボディ部
Bと、コイル部Kと、プランジャを兼ねたバルブスプー
ル4とを備えている。前記ソレノイドボディ部Bは、軸
方向対向状に設けられたベース51および吸着部材58
と、ベース51と吸着部材58の対向側端部外周にそれ
ぞれ嵌合して溶接結合された中間シリンダ56とで構成
されている。
【0015】前記コイル部Kは、通電により磁界を発生
させるコイル53と、このコイル53が巻かれた非磁性
体よりなるボビン55と、このボビン55の外周全体を
カバーするコイルケーシング52とで構成されている。
そして、このコイル部Kは、前記ソレノイドボディ部B
の外周に着脱自在に装着され、その一端をベース51の
中間部外周に突出形成された係止フランジ部51aに係
止されると共に、吸着部材58の端部外周に螺合された
締結ナット59によりプレート54を介して締結された
状態で取り付けられている。
【0016】前記ベース51の軸芯部には、プランジャ
室を形成する貫通穴57が形成されていて、この貫通穴
57の図面右側端部には円筒状の中間部材3が嵌合さ
れ、また、ベース51の係止フランジ部51aより図面
右側外周は、バルブボディ2に螺合されている。そし
て、前記中間部材3の図面右側端部はバルブボディ2の
軸芯穴2aに挿入しインロー結合されている。なお、前
記バルブボディ2には、アクチュエータAに接続される
出力側接続口2b、およびドレーンタンクTに接続され
るドレーン側接続口2cが形成されている。
【0017】また、前記貫通穴57の軸芯部には軸部材
1が挿通されている。即ち、この軸部材1は、ほぼその
中央位置から異径に形成されていて、図面左の大径部1
1a側端部が吸着部材58の軸芯穴58aに圧入固定さ
れ、図面右の小径部11b側端部が中間部材3の軸芯穴
3aに挿入されオーリング60によってシール結合され
ると共に、そのほぼ中央の段差部近辺の大径部11aに
は直径方向に貫通する供給ポート11dが設けられ、ま
た、段差部には直径方向に貫通する出力ポート11cが
形成され、さらに、段差部近辺の小径部11b外周面に
は軸方向に複数の排出溝11eが形成されている。ま
た、大径部11a側及び小径部11b側の軸芯部には、
吸着部材58における軸芯穴58aの図面左側端部に形
成された外部液圧側接続口58bと供給ポート11dと
の間を連通する供給側連通孔11f、及び、中間部材3
の軸芯穴3aを経由し、バルブボディ2に形成された出
力側接続口2bと出力ポート11cとの間を連通する出
力側連通孔11gがそれぞれ形成されている。そして、
外部液圧側接続口58bは外部液圧供給源6に接続され
ている。
【0018】中間部材3におけるプランジャ側端面と外
周面には、バルブボディ2のドレーン側接続口2cと排
出溝11eとの間を常時連通する連通溝3bが形成され
ている。そして、吸着部材58の軸芯穴58aおよび中
間部材3の軸芯穴3aには、それぞれフィルタ9a,9
bが組み込まれていて、内部へのコンタミの侵入を防止
している。
【0019】前記バルブスプール4は、その軸芯部に形
成された心バルブ穴4aの内径が軸部材1の異径外径に
適合するように異径に形成され、その中央の段差部に
は、出力ポート11cに常時連通すると共に、供給ポー
ト11dとの間で供給側可変絞り部sを形成し、かつ、
排出溝11eとの間で排出側可変絞り部tを形成する連
通溝4bが形成されている。
【0020】つまり、この実施例の液圧制御弁7aで
は、連通溝4bの左右両側壁間の受圧面積差により、出
力液圧に比例して、バルブスプール4を図面右方向に押
圧する反力が作用するもので、反力ピストンの役目をな
している。
【0021】即ち、このバルブスプール4が、図面左方
向に摺動すると、排出側可変絞り部tが閉じて供給側可
変絞り部sが開き、これにより、供給ポート11d側か
らの液圧の供給により、出力ポート11cの液圧が増加
する方向に変化し、バルブスプール4が、以上とは逆に
図面右方向に摺動すると、供給側可変絞り部sが閉じて
排出側可変絞り部tが開き、これにより、排出溝11e
方向への液圧の流出により、出力ポート11cの出力液
圧が減少する方向に変化する。
【0022】また、バルブスプール4には、軸方向に貫
通する連通孔4cが形成されていて、この連通孔4cに
より貫通穴57内の流体が流通することで貫通穴57内
におけるバルブスプール4のスムーズな移動が確保され
ると共に、バルブスプール4の過度な動きを抑制するダ
ンピングオリフィスの役目をなしている。
【0023】前記吸着部材58とバルブスプール4との
間にはリターンスプリング4dが圧縮状態で介装されて
いて、その反発力により、バルブスプール4を図面右方
向に押圧付勢している。従って、ソレノイド5への通電
が行なわれていない状態では、バルブスプール4は図面
右方向に押圧されていて、出力ポート11cの出力液圧
が大気圧状態となっている。
【0024】次に、図2(要部拡大図)および図3(要
部拡大縦断側面図)にその詳細を示すように、前記軸部
材1の外周とバルブスプール4のバルブ穴4aと間に
は、バルブスプール4のスムーズな摺動を確保するため
に半径方向に所定のクリアランスを保持させた状態の環
状隙間Cが形成されている。そして、前記軸部材1の大
径部11aの外周面には、その周方向等間隔のもとに環
状隙間Cと連通する4つの圧力室12が切欠形成されて
いて、この各圧力室12は半径方向絞り孔13によって
供給側連通孔11fと常時連通された状態となってい
る。
【0025】なお、前記吸着部材58と、コイルケーシ
ング52と、ベース51と、バルブスプール4とは、そ
れぞれ磁性体で形成されていて、これらの部材により磁
気ループが形成されるようになっている。そして、前記
吸着部材58の内側端面には、バルブスプール4を吸引
する力を発生させる断面三角形状の磁気漏洩部61が形
成されている。そして、上記部材以外、特に、上記の磁
性体で形成される部材と接する部材(例えば、軸部材
1、リターンスプリング4d、中間シリンダ56、中間
部材3等)は、非磁性体であるアルミ(表面アルマイト
処理),ステンレス等で形成されていて、磁界による弊
害を防止すると共に、ソレノイド5における磁気効率の
低下を防止している。
【0026】即ち、ソレノイド5へ通電すると、リター
ンスプリング4dの付勢力に抗してバルブスプール4を
図面左方向に摺動させて出力ポート11cの液圧を増加
させる方向に変化させることができる。
【0027】次に、実施例の作用を説明する。 (イ)ソレノイドへの非通電時 ソレノイド5への通電が解除された状態においては、図
1の中心線より下半分に示すように、リターンスプリン
グ4dの反発力により、バルブスプール4が図面右方向
に押圧付勢された状態となっている。従って、供給側可
変絞り部sが閉じられて排出側可変絞り部tが開かれ、
これにより、アクチュエータAが排出側可変絞り部tを
介してドレーンタンクTと連通されていて、アクチュエ
ータAの液圧が大気圧状態となっている。
【0028】(ロ)ソレノイドへの通電時 ソレノイド5への通電を開始すると、図1の中心線より
上半分に示すように、リターンスプリング4dの反発力
に抗してバルブスプール4が図面左方向に吸引されるた
め、排出側可変絞り部tが閉じられて供給側可変絞り部
sが開かれた状態となる。従って、アクチュエータAが
供給側可変絞り部sを介して外部液圧供給源6と連通さ
れ、これにより、出力液圧(アクチュエータAの液圧)
を上昇させる。
【0029】一方、上昇した出力液圧が左右両側壁間に
受圧面積差を有するバルブスプール4の連通溝4b内に
供給されることで、出力液圧に比例して、バルブスプー
ル4を図面右方向に押圧する反力が作用するもので、こ
の反力がフィードバック力としてバルブスプール4に作
用し、これにより、バルブスプール4が図面右方向(出
力液圧減圧方向)に押し戻される。即ち、バルブスプー
ル4は、ソレノイド5の吸引力と、リターンスプリング
4dの付勢力+フィードバック力とが釣り合う位置に配
置され、つまり、図4の特性図に示すように、ソレノイ
ド5に対する通電電流に比例した出力液圧をアクチュエ
ータAに供給することができる。
【0030】(ハ)バルブスプールの偏心時 前述のように、バルブスプール4のスムーズな摺動を確
保するために、該バルブスプール4のバルブ穴4aとバ
ルブスプール4の摺動を案内する軸部材1の外周面との
間の環状隙間Cには所定の半径方向クリアランスを形成
しておく必要があるため、図2および図3に示すよう
に、軸部材1に対しバルブスプール4が径方向に偏心す
る恐れがある。
【0031】ところが、軸部材1の大径部11aの外周
面には、その周方向等間隔のもとに環状隙間Cと連通す
る4つの圧力室12が切欠形成されていて、この各圧力
室12は半径方向絞り孔13によって供給側連通孔11
fと常時連通され、供給液圧を常時受圧した状態となっ
ている。従って、以上のように、バルブスプール4が径
方向に偏心すると、環状隙間Cにおける半径方向クリア
ランスが周方向にアンバランス状態となり、半径方向ク
リアランスの小さい個所では圧力室12の液圧が供給液
圧に維持されるが、半径方向クリアランスの大きい個所
では液の漏洩量が大きくなって圧力室12の液圧が供給
液圧より低下することから、周方向において液圧差が発
生し、この差圧がバルブスプール4の偏心を修正する方
向に作用する。
【0032】以上説明したように、本実施例では、以下
に列挙する効果が得られる。 供給液圧を利用してバルブスプール4の偏心を防止
することができるようになる。
【0033】 バルブスプール4における内周側の制
御弁部(供給側可変絞り部s,排出側可変絞り部t)と
外周側の磁路構成部とを径方向に重ねて形成することが
できるため、バルブスプール4の軸長を短くすることが
できる。
【0034】 制御弁部が径の小さなバルブスプール
4の内周部に形成されるため、液の漏洩量を低く抑える
ことができる。 液圧制御弁7a内部にフィルタ9a,9bが内蔵さ
れることから、システムをコンパクト化することができ
る。
【0035】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。なお、他の実施例を説明するにあたり、第1実施例
と同様の構成部分には同一の符号を付けてその説明を省
略し、相違点についてのみ説明する。
【0036】(第2実施例)本発明の第2実施例につい
て説明すると、図5の中心線より下半分は第2実施例の
液圧制御弁7bにおけるソレノイド5への非通電状態を
示す断面図、中心線より上半分は通電状態を示す断面図
である。
【0037】この第2実施例は、前記第1実施例の液圧
制御弁7aとほぼ同様の液圧制御弁7bであるが、軸部
材1とバルブスプール4が図面左右逆向きに組み付けら
れ、それに伴い、アクチュエータAと外部液圧供給源6
の接続を逆に行なうようにした点で前記第1実施例とは
相違したものである。
【0038】即ち、この実施例は、図7の特性図に示す
ように、ソレノイド5への通電・非通電状態に対する出
力液圧の増減方向が前記第1実施例とは逆方向(常開バ
ルブ)となっている点が相違したものとなっている。
【0039】また、この実施例では、図6にその詳細を
示すように、第1実施例における圧力室12が省略され
た状態となっている。従って、この実施例の液圧制御弁
7bでは、前記第1実施例と同様の作用・効果が得られ
る。
【0040】(第3実施例)図8は、流体制御弁のう
ち、流量制御弁8aに本発明を適用した場合を示す第3
実施例を示す断面図であるが、基本的な構成としては前
記第1実施例の液圧制御弁7aと同様であるので、同様
の構成部分には同一の符号をつけてその説明を省略し、
相違点についてのみ説明する。なお、図8の中心線より
上半分はソレノイド5への非通電状態を示す断面図、中
心線より下半分は通電状態を示す断面図である。
【0041】即ち、この実施例の流量制御弁8aでは、
その性質上、ドレーンタンクTに接続される排出関係流
路(排出側可変絞り部t,排出溝11e,連通溝3b,
ドレーン側接続口2c)が省略されると共に、軸部材1
の外形およびバルブスプール4の内形が段差のないスト
レートに形成され、さらに、図9にその詳細を示すよう
に、圧力室12および絞り孔13が3つになっている点
で相違している。
【0042】次に、この実施例の作用を説明する。
【0043】(イ)ソレノイドへの非通電時 ソレノイド5への通電が解除された状態においては、図
8の中心線より上半分に示すように、リターンスプリン
グ4dの反発力により、バルブスプール4が図面右方向
に押圧付勢された状態となっている。従って、供給側可
変絞り部sが閉じられ、これにより、流量が0の状態と
なる。
【0044】(ロ)ソレノイドへの通電時 ソレノイド5への通電を開始すると、図8の中心線より
下半分に示すように、リターンスプリング4dの反発力
に抗してバルブスプール4が図面左方向に吸引されるた
め、供給側可変絞り部sが開かれた状態となる。そし
て、この供給側可変絞り部sの開度は、図10の特性図
に示すように、ソレノイド5への通電電流に比例して変
化するもので、即ち、通電電流に比例した流量に制御す
ることができる。従って、この実施例の流量制御弁8a
においても、前記第1実施例と同様の作用・効果が得ら
れる。
【0045】(第4実施例)図11に示す第4実施例
は、前記第3実施例の流量制御弁8aとほぼ同様の流量
制御弁8bであるが、軸部材1の流路構成が図面左右逆
向き状態となり、それに伴い、液圧供給側と出力側の接
続を逆に行なうようにした点で前記第1実施例とは相違
したものである。
【0046】即ち、この実施例は、図12の特性図に示
すように、ソレノイド5への通電・非通電状態に対する
流量の増減方向が前記第1実施例とは逆方向(常開バル
ブ)となっている点が相違したものとなっている。従っ
て、この実施例の流量制御弁8bにおいても、前記第1
実施例と同様の作用・効果が得られる。
【0047】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。
【0048】例えば、実施例では、バルブスプール全体
を磁性体で一体に形成したが、プランジャ部として作用
させる外周部だけを部分的に磁性体で形成するようにし
てもよい。
【0049】また、実施例では、スプールがソレノイド
により駆動されるプランジャで構成される場合のみを示
したが、ソレノイドを用いない場合にも請求項1記載の
発明を適用することができる。
【0050】また、実施例では、スプールが固定側部材
の外周側に設けられる場合のみを示したが、スプールが
固定側部材の内周側に設けられる場合にも請求項1記載
の発明を適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1記載の流体制御弁にあっては、固定側部材と、固定側
部材に対し摺動自在に設けられたスプールと、環状隙間
を介して固定側部材とスプールとが摺接する摺動部に形
成されていてスプールの摺動によって流体流通路の流体
流通量を制御可能な制御弁部と、を備えた流体制御弁に
おいて、前記環状隙間と前記制御弁部より上流側の流体
流通路とを常時連通する3つ以上の連通孔が前記固定側
部材の摺動面周方向等間隔に形成されている構成とした
ことで、スプールの偏心を防止することができるように
なるという効果が得られる。
【0052】また、請求項2記載の流体制御弁では、固
定側部材がその内部に流体流通路が形成された軸部材で
構成され、スプールがソレノイドにより駆動されるプラ
ンジャで構成され、プランジャが軸部材の外周側に摺動
自在に設けられている構成としたことで、液の漏洩量を
低く抑えることができると共に、プランジャの軸長を短
くすることができるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の液圧制御弁を示す断面図で
あり、下半分がソレノイドへの非通電状態を、また、上
半分がソレノイドへの通電状態を示している。
【図2】本発明第1実施例の液圧制御弁における要部拡
大断面図である。
【図3】本発明第1実施例の液圧制御弁における要部の
拡大縦断側面図である。
【図4】本発明第1実施例の液圧制御弁におけるソレノ
イドへの通電電流に対する出力液圧特性図である。
【図5】本発明第2実施例の液圧制御弁を示す断面図で
あり、下半分がソレノイドへの非通電状態を、また、上
半分がソレノイドへの通電状態を示している。
【図6】本発明第2実施例の液圧制御弁における要部の
拡大縦断側面図である。
【図7】本発明第2実施例の液圧制御弁におけるソレノ
イドへの通電電流に対する出力液圧特性図である。
【図8】本発明第3実施例の流量制御弁を示す断面図で
あり、上半分がソレノイドへの非通電状態を、また、下
半分がソレノイドへの通電状態を示している。
【図9】本発明第3実施例の流量制御弁における要部の
拡大縦断側面図である。
【図10】本発明第3実施例の流量制御弁におけるソレ
ノイドへの通電電流に対する供給側可変絞り部の開口面
積可変特性図である。
【図11】本発明第4実施例の流量制御弁を示す断面図
であり、上半分がソレノイドへの非通電状態を、また、
下半分がソレノイドへの通電状態を示している。
【図12】本発明第4実施例の流量制御弁におけるソレ
ノイドへの通電電流に対する供給側可変絞り部の開口面
積可変特性図である。
【符号の説明】
s 供給側可変絞り部(制御弁部) t 排出側可変絞り部(制御弁部) C 環状隙間 1 軸部材(固定側部材) 4 バルブスプール(プランジャ) 5 ソレノイド 7a 液圧制御弁(流体制御弁) 7b 液圧制御弁(流体制御弁) 8a 流量制御弁(流体制御弁) 8b 流量制御弁(流体制御弁) 11f 供給側連通孔(上流側流体流通路) 12 圧力室(連通孔) 13 絞り孔(連通孔)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側部材と、固定側部材に対し摺動自
    在に設けられたスプールと、環状隙間を介して固定側部
    材とスプールとが摺接する摺動部に形成されていてスプ
    ールの摺動によって流体流通路の流体流通量を制御可能
    な制御弁部と、を備えた流体制御弁において、 前記環状隙間と前記制御弁部より上流側の流体流通路と
    を常時連通する3つ以上の連通孔が前記固定側部材の摺
    動面周方向等間隔に形成されていることを特徴とする流
    体制御弁。
  2. 【請求項2】 固定側部材がその内部に流体流通路が形
    成された軸部材で構成され、スプールがソレノイドによ
    り駆動されるプランジャで構成され、プランジャが軸部
    材の外周側に摺動自在に設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の流体制御弁。
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