JPH0848930A - 直液式筆記具用水性インキ組成物 - Google Patents

直液式筆記具用水性インキ組成物

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JPH0848930A
JPH0848930A JP7157214A JP15721495A JPH0848930A JP H0848930 A JPH0848930 A JP H0848930A JP 7157214 A JP7157214 A JP 7157214A JP 15721495 A JP15721495 A JP 15721495A JP H0848930 A JPH0848930 A JP H0848930A
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JP
Japan
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water
ink
ink composition
writing instrument
direct liquid
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JP7157214A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Kawasumi
敏光 川澄
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Sakura Color Products Corp
Original Assignee
Sakura Color Products Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 すぐれた隠蔽性を保持しつつ、経時的な分散
安定性に優れ、長期間保存した場合でもペン先の目づま
りを起こさず、また透明なインキタンクに充填する場合
では外観上その色を判別することができる。 【構成】 着色剤と顔料分散剤と水溶性有機溶剤と水を
少なくとも含有してなる水性インキ組成物中に、一般式
(1)で示されるアルキレンビスメラミン誘導体よりな
る有機白色顔料を含有している水性インキ組成物であ
る。この水性インキ組成物は、直液式筆器具及び中芯式
筆記具に特に有用である。 【化1】 (式中Rは水素原子または炭素数1〜4の低級アルキル
基または脂環式基を表し、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は同
じかまたは異なり、それぞれ水素原子または炭素数1〜
4の低級アルキル基を表し、またR1 とR2 あるいはR
3 とR4 が窒素原子と共に複素環式基を形成してもよ
く、Xは炭素数2〜3の低級アルキレン基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直液式筆記具に好適に
使用することができる直液式筆記具用水性インキ組成物
に関する。
【0002】更に詳しく言えば、紺色、紫色、緑色、茶
色等の濃厚色でも黒色紙上で発色し、またインキ残量が
容器の外観で判別でき、しかも長期間経過してもチップ
先端で目づまりを起こさない、インキ収容管直結式又は
インキ流出調節機構等を備えた直液式筆記具に好適に使
用することができる直液式筆記具用水性インキ組成物に
関するものである。
【0003】
【従来の技術】いわゆる直液式筆記具は、例えば透明の
インキタンクにインキを直接貯蔵し、先端に備えたボー
ルペンチップやフェルト等の各種のペン先で筆記するタ
イプの筆記具である。この筆記具に使用される従来の水
性インキ組成物は、水溶性染料又は水分散性顔料を含む
水溶液に多価アルコ−ル又はその誘導体等の水溶性有機
溶剤を添加して組成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の水性イ
ンキ組成物では、顔料を調製して濃厚色のインキにした
場合、黒色紙上に筆記しても、紙の黒色にインキの色が
負けてインキ本来の色が発色しない問題があった。また
レフィ−ル式の直液式筆記具の場合、インキを透明のイ
ンキタンクに充填すると、この透明のインキタンクに現
れる色は、インキが濃密なので、紙上のインキの発色状
態とは異なって、紙上の発色より濃厚な色となり、特に
上記の紺色、紫色、緑色、茶色等は殆ど黒色になってし
まい、インキタンクの外観では、その色が判別できない
という欠点があった。従来より酸化チタンを配合し前記
欠点を改良する試みは過去になされたが、比重が大きく
微粒化できない為すぐにペン先の目づまりを起こし、か
かる欠点は未だ解決されていない。
【0005】本発明の目的は、すぐれた隠蔽性を保持し
つつ、経時的な分散安定性に優れ、長期間保存した場合
でもペン先の目づまりを起こさず、また透明なインキタ
ンクに充填する場合では外観上その色を判別することが
できる水性インキ組成物を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者はこれらの欠点
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、着色剤と顔料分散
剤と水溶性有機溶剤と水を少なくとも含有してなる水性
インキ組成物中に、下記一般式(1)で示されるアルキ
レンビスメラミン誘導体よりなる有機白色顔料を含有す
る水性インキ組成物を提供することにより、前記問題点
を解決した。
【0007】すなわち、本発明は、着色剤、顔料分散
剤、水溶性有機溶剤、水からなる水性インキ組成物に、
次の一般式(1)で示されるアルキレンビスメラミン誘
導体よりなる有機白色顔料を含有することを特徴とする
直液式筆記具用水性インキ組成物である。
【0008】
【化2】
【0009】(式中、Rは水素原子または炭素数1〜4
の低級アルキル基または脂環式基を表す。R1 ,R2 ,
R3 ,R4 は同じか又は異なり、それぞれ水素原子また
は炭素数1〜4の低級アルキル基を表し、またR1 とR
2 あるいはR3 とR4 が窒素原子と共に複素環式基を形
成してもよく、Xは炭素数2〜3の低級アルキレン基を
表す。)
【0010】具体的には、前記一般式(1)中、Rとし
て水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基を置換基とする化合物が使用できる。またR1 ,R2
,R3 ,R4 も水素原子、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基が挙げられるが、R1 ,R2 ,R3 ,
R4 は同じ原子又は置換基だけではなく、異なる原子又
は置換基であっても差し支えない。またR1 とR2 ある
いはR3 とR4 が窒素原子と共に複素環式基を形成して
もよく、例えばピペリジル基、モルホリノ基等を挙げる
ことができる。Xはエチレン基だけではなく、プロピレ
ン基であって差し支えない。
【0011】ただし、一般式(1)で示される有機白色
顔料の使用量は、直液式筆記具の場合、インキ全量に対
し1〜20重量%が好ましい。使用量が1重量%より少
ないと十分な発色効果が得られないし、また使用量が2
0重量%より多くなると、直液式筆記具の場合、インキ
組成物中に擬塑性付与剤を含有することもあるため、粘
度が高くなりすぎ書味が悪くなる。
【0012】一般式(1)で示される上記有機白色顔料
のうち好適な有機白色顔料としては、下記式2で示され
る公知のethylene−bis−melamine
(商品名シゲノックスOWP、ハッコ−ルケミカル株式
会社製)が挙げられる。
【0013】
【化3】
【0014】本発明の水性顔料インキ組成物に含有され
る顔料は公知の各種顔料が使用可能であり、具体例とし
てはアゾ系顔料、縮合ポリアゾ系顔料、フタロシアニン
系顔料、キナクリドン系顔料、アンスラキノン系顔料、
ジオキサジン系顔料、インジゴ系顔料、チオインジゴ系
顔料、ペリノン、ペリレン系顔料等の有機顔料や、カ−
ボンブラック等の無機顔料やスチレン樹脂、アクリル樹
脂、アクリロニトリル樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂を単独もしくは二種以上を用い
て乳化重合して得られる平均粒子径0.1〜1μmのポ
リマ−微粒子の水分散体に塩基性染料や蛍光性塩基染料
及び/又は蛍光増白剤で染着した樹脂エマルジョン着色
体等が挙げられ、これらは単独で用いてもよいし、2種
以上組合わせて用いてもよい。
【0015】これらの顔料の使用量は、全インキ組成物
に対して好ましくは1〜30重量%、さらに好ましくは
3〜20重量%の範囲で選ばれる。また樹脂エマルジョ
ン着色体の使用量は全インキ組成物に対して好ましくは
10〜50重量%の範囲で選ばれる。これらの使用量は
少ないと筆跡が薄くなり、多くなると粘度が高くなり書
味が悪くなる。
【0016】前記発明に着色剤として顔料または蛍光樹
脂エマルジョン着色体を使用する場合は顔料分散剤が使
用される。該顔料分散剤としては一般に用いられている
水溶性樹脂や界面活性剤等より少なくとも1種が選ば
れ、水溶性樹脂は天然品、半合成品、合成品の何れでも
良いが、黴や腐敗の問題、筆記具用インキとしての粘度
特性の点から合成品が最適である。これらの合成品とし
ては、例えば、水溶性アクリル樹脂、架橋型水溶性アク
リル樹脂、水溶性マレイン酸樹脂、水溶性スチレン樹
脂、水溶性スチレンアクリル樹脂、水溶性スチレンマレ
イン酸樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコ
−ル、水溶性ウレタン樹脂等が挙げられる。特にα−メ
チルスチレン−スチレンアクリル酸共重合物のアルカリ
若しくはアンモニア若しくはアミンである顔料分散剤が
好適に使用できる。また界面活性剤はアニオン性、カチ
オン性、ノニオン性、両性界面活性剤より任意のものを
選択して用いられる。これらの分散剤の使用量は、顔料
1重量部に対して好ましくは0.05〜2重量部の範囲
で使用可能であり、特に中芯式筆記具の場合は、0.2
〜0.5重量部の範囲で選ばれる。これらの使用量は少
ないと顔料の分散安定性が悪くなり、多くなると粘度が
高くなり書味が悪くなる。
【0017】直液式筆記具の場合、特に水溶性染料を水
性インキ組成物に含有することが望ましい場合がある
が、その水溶性染料としては、通常の水性インキに用い
られているものでよく、C.I.アシッドレッド87、
アシッドオレンジ56、アシッドバイオレッド49、ア
シッドブル−9等の酸性染料、C.I.ダイレクトエロ
−50、ダイレクトブラック19等の直接染料、C.
I.ベイシックブル−9、ベイシックレッド1、ベイシ
ックイエロ−35等の塩基性染料などから任意に選ぶ事
ができ、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上組合
わせて用いてもよい。これらの水溶性染料の使用量は全
インキ組成物に対して好ましくは0.1〜30重量%、
さらに好ましくは1〜20重量%の範囲で選ばれる。
【0018】水溶性有機溶剤としては、エチレングリコ
−ル、ジエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、
グリセリンなどの多価アルコ−ル類、プロピレングリコ
−ルモノメチルエ−テルなどのグリコ−ルエ−テル類、
プロピレングリコ−ルモノメチルエ−テルアセテ−トな
どのグリコ−ルエ−テルエステル類等が挙げられる。こ
れらを単独あるいは2種以上混合して用いることができ
る。これらの水溶性有機溶剤は、全インキ組成物に対し
て1〜40重量%の範囲が好ましい。使用量が少ないと
ペン先の乾燥が速くなり、カスレとなり、多くなると筆
跡の乾燥が遅くなる。
【0019】その他必要に応じて、pH調整剤、潤滑
剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤等も適宜選択して使用可能
である。
【0020】直液式筆記具の場合は、インキタンクに直
接インキを充填して貯蔵することから、擬塑性付与剤を
加えることが好ましい。擬塑性付与剤としては、一般の
水溶性高分子のうち天然多糖類や半合成セルロ−ス系高
分子が使用可能である。更に詳しく説明すると、天然多
糖類としては、グルコ−ス、ガラクト−ス、ラムノ−
ス、マンノ−ス、及びグルクロン酸塩等の単糖類から構
成される高分子化学構造を有するグヮ−ガム、ロ−カス
トビ−ンガム、ウェランガム、ラムザンガム、キサンタ
ンガムなどが使用可能で、この中でも特にウェランガ
ム、キサンタンガムが好適である。
【0021】pH調整剤としては、カセイソ−ダ、炭酸
ソ−ダ、、アルカノ−ルアミン、アンモニア等が使用可
能である。なお、pHは8〜10が分散剤の溶解性或い
は顔料等の分散性より好ましいが、限定されるものでは
ない。
【0022】潤滑剤としては、N−アシルアミノ酸系、
エ−テルカルボン酸系、N−アシルタウリン酸系活性剤
のアルカリ塩又はアミン塩、脂肪酸のアルカリ塩、アル
カノ−ルアミン塩やリン酸エステル系界面活性剤等が使
用可能である。
【0023】防錆剤としては、ベンゾトリアゾ−ル及び
その誘導体やジシクロヘキシルアンモニウムナイトレ−
トなどが使用可能である。防腐剤としては、ソルビン酸
カリウム、安息香酸ソ−ダ、ペンタクロロフェニルナト
リウム、ジヒドロ酢酸ナトリウム、1,2−ベンズイソ
チアゾリン−3−オン等が使用可能であり、この中でも
特に1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンが好適で
ある。
【0024】直液式筆記具の場合、特に本発明のインキ
が効果を発揮する容器形態は、インキ擬塑性を付与
し、本体容器内に装填されたプラスチック製等のレフィ
ール式透明インキ収容管にインキを直接充填しインキ後
端部に逆流防止材を充填してなるインキタンクと洋白も
しくはステンレス製ボ−ルペンチップが嵌合した先栓が
連接した筆記具用容器、インキをプラスチック等で成
形された透明インキ収容筒に直接充填したものに、蛇腹
や弁機構等インキ流出調節機構を嵌合連接し、更にその
先端に繊維束、万年筆、洋白もしくはステンレス製ボ−
ルペンチップ等を嵌合連接した筆記具用容器、インキ
をプラスチック等で成形された透明インキ収容筒に直接
充填したものに、洋白もしくはステンレス製ボ−ルペン
チップが嵌合した先栓が嵌合連接したもので、キャップ
を本体に嵌合することでインキ筒内部が加圧され、ボ−
ルペンチップ先端のボ−ルによってインキ流出調節する
筆記具容器が例示できる。また、前記及びの構造
において、特にインキ収容管或いはインキ収容筒内が外
界と遮断された密閉構造となっており、逆流防止材がイ
ンキの消費とともにペン先方向に移動する筆記具容器に
も使用することができる。この逆流防止材は、例えばポ
リブテン等を基剤とし、それをゲル化剤等でゲル化して
作られる。また同様の作用効果を示すゴムないしエラス
トマー材を基剤とすることもできる。
【0025】
【作用】本発明のボ−ルペン用水性インキが何故隠蔽性
に優れ、黒色紙上で発色するかについては、インキ中の
有機白色顔料が樹脂エマルジョンと異なり結晶粒子であ
るため、紙面上で濃厚色色素の発色した光を反射する為
である。また、透明のインキタンクを備えた直液式筆記
具に適用した場合、何故インキ残量が容器の外観でイン
キ色が判別できるのかについても、前記と同様の原理に
てインキの発色の光が有機白色顔料で反射されるのでそ
のインキ本来の色が目視できるからである。さらに何故
経時安定性に優れているかについては、この有機白色顔
料が酸化チタンより比重が小さく(有機白色顔料=1.
4、酸化チタン=3.9)、沈降しにくいからである。
【0026】従って、着色剤に染料を使用し有機白色顔
料を使用した場合でも該有機白色顔料の分散性は良好で
あり、また着色剤に顔料や蛍光樹脂エマルジョン着色材
を使用することにより分散性が特に要求されるインキ組
成物においては、特に効果が顕著である。また、有機白
色顔料と蛍光樹脂エマルジョン着色材の組合わせは、蛍
光発色の効果を増幅し、黒画用紙上での蛍光色の筆跡を
鮮やかにするほか、インキタンクの蛍光色の増幅発色に
より色の判別をより明確にできる特有の効果が発揮され
る。
【0027】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。実施例1〜4はポリプロピレン等で成形されたイ
ンキ収容筒にインキを直接充填し、洋白もしくはステン
レス製ボ−ルペンチップ後端に蛇腹式のインキ流出量調
整装置を装着してなるボ−ルペンに適した組成にしてい
る。実施例5〜8は、ポリプロピレン等で成形されたイ
ンキ収容管にインキを充填し(油性ボールペンと同じ形
式)、さらにインキ後端部に逆流防止材を充填してなる
インキタンクと洋白もしくはステンレス製ボ−ルペンチ
ップが嵌合した先栓が連接してなるレフィ−ル式ボ−ル
ペンに適した組成にしている。実施例1〜8はいずれも
水性ボールペンに好適な直液式筆記具である。
【0028】実施例1 銅フタロシアニンブル− 10.0部 ethlene−bis−melamine 1.0部 スチレン−マレイン酸共重合物のナトリウム塩(分散剤) 3.0部 グリセリン 5.0部 プロピレングリコ−ル 20.0部 ノニオン活性剤(第一工業製薬(株)製、商品名ノイゲンP) 0.5部 防腐剤(I.C.I.ジャパン(株)製、商品名プロクセルXL−2) 0.5部 ベンゾトリアゾ−ル(防錆剤) 0.5部 水 59.5部
【0029】上記成分中、銅フタロシアニンブル−、e
thlene−bis−melamine、スチレン−
マレイン酸共重合物のナトリウム塩及び水をサンドミル
にて1時間分散後、残りの各成分を混合し攪拌溶解し
て、カセイソ−ダにてpHを8に調整後、濾過して青色
インキを得た。
【0030】実施例2 銅フタロシアニングリ−ン 10.0部 ethlyene−bis−melamine 3.0部 スチレン−アクリル酸共重合物のナトリウム塩(分散剤) 3.0部 グリセリン 10.0部 プロピレングリコ−ル 15.0部 ノニオン活性剤(第一工業製薬(株)製、商品名ノイゲンEA112) 0.3部 プロクセル XL−2(I.C.I.ジャパン(株)製、防腐剤) 0.5部 ベンゾトリアゾ−ル(防錆剤) 0.5部 水 57.7部
【0031】上記成分中、銅フタロシアニングリ−ン、
ethylene−bis−melamine、スチレ
ン−アクリル酸共重合物のナトリウム塩及び水をサンド
ミルにて1時間分散後、残りの各成分を混合し攪拌溶解
して、カセイソ−ダにてpHを8に調整後、濾過して緑
色インキを得た。
【0032】実施例3 ジオキサジンバイオレット 5.0部 ethylene−bis−melamine 1.0部 スチレン−アクリル酸共重合物のナトリウム塩(分散剤) 1.0部 グリセリン 5.0部 プロピレングリコ−ル 20.0部 アニオン活性剤(日本サ−ファクタント(株)製、商品名 ECTD-3NEX) 0.3部 防腐剤(I.C.I.ジャパン(株)製、商品名プロクセルXL−2) 0.5部 ベンゾトリアゾ−ル(防錆剤) 0.5部 水 66.7部
【0033】上記成分中、ジオキサジンバイオレット、
ethylene−bis−melamine、スチレ
ン−アクリル酸共重合物のナトリウム塩及び水をサンド
ミルにて1時間分散後、残りの各成分を混合し攪拌溶解
し、カセイソ−ダにてpHを8に調整後、濾過して紫色
インキを得た。
【0034】実施例4 ウォ−タ−ブル−#9(食用青色1号) 6.0部 ethylene−bis−melamine 10.0部 スチレン−マレイン酸共重合物のナトリウム塩(分散剤) 2.0部 グリセリン 5.0部 プロピレングリコ−ル 15.0部 アニオン活性剤(日本サ−ファクタント(株)製、商品名 ECTD-3NEX) 0.3部 防腐剤 (I.C.I.ジャパン(株)製、商品名プロクセルXL−2) 0.5部 ベンゾトリアゾ−ル(防錆剤) 0.5部 水 60.7部
【0035】上記成分中、ethylene−bis−
melamine、スチレン−マレイン酸共重合物のナ
トリウム塩及び水をサンドミルにて1時間分散後、残り
の各成分を混合し攪拌溶解し、カセイソ−ダにてpHを
8に調整後、濾過して青色インキを得た。
【0036】実施例5 銅フタロシアニンブル− 4.0部 ethylene−bis−melamine 1.0部 スチレン−アクリル酸共重合物のナトリウム塩(分散剤) 1.0部 架橋型アクリル樹脂(B.F.Goodrich社製 商品名カ−ボポ−ル 934をNaOHで当量中和した3%aq ) 4.0部 プロピレングリコ−ル 10.0部 グリセリン 5.0部 防腐剤(I.C.I.ジャパン(株)製、商品名プロクセルXL−2) 0.5部 ベンゾトリアゾ−ル(防錆剤) 0.5部 キサンタンガム(擬塑性付与剤)(三晶(株)製、商品名ケルザン) 0.3部 水 73.7部
【0037】上記成分中、まず水30部にキサンタンガ
ムをママコのできないように少量ずつ加え、完全に攪拌
溶解し、それに銅フタロシアニンブル−、ethyle
ne−bis−melamine、スチレン−アクリル
酸共重合物のナトリウム塩及び水43.7部をサンドミ
ルにて1時間分散後残りの各成分を加え攪拌溶解したも
のを加え1時間攪拌し、カセイソ−ダにてpHを8に調
整後、濾過して青色のインキを得た。
【0038】実施例6 銅フタロシアニングリ−ン 4.0部 ethylene−bis−melamine 2.5部 スチレン−アクリル酸共重合物のナトリウム塩(分散剤) 1.0部 プロピレングリコ−ル 10.0部 グリセリン 5.0部 防腐剤(I.C.I.ジャパン(株)製、商品名プロクセルXL−2) 0.5部 ベンゾトリアゾ−ル(防錆剤) 0.5部 キサンタンガム(擬塑性付与剤)(三晶(株)製、商品名ケルザン) 0.3部 水 76.2部
【0039】上記成分中、まず水30部にキサンタンガ
ムをママコのできないように少量ずつ加え、完全に攪拌
溶解し、それに銅フタロシアニングリーン、ethyl
ene−bis−melamine、スチレン−アクリ
ル酸共重合物のナトリウム塩及び水46.2部をサンド
ミルにて1時間分散後、残りの各成分を攪拌溶解したも
のを加え、1時間攪拌し、カセイソ−ダにてpHを8に
調整後、濾過して緑色のインキを得た。
【0040】実施例7 キナクリドンレッド 4.0部 ethylene−bis−melamine 2.0部 スチレン−アクリル酸共重合物のナトリウム塩(分散剤) 1.0部 グリセリン 5.0部 プロピレングリコ−ル 10.0部 防腐剤(I.C.I.ジャパン(株)製、商品名プロクセルXL−2) 0.5部 ベンゾトリアゾ−ル(防錆剤) 0.5部 オレイン酸カリウム塩 0.1部 ウェランガム(第一工業製薬(株)製、擬塑性付与剤) 0.3部 水 76.6部
【0041】上記成分中、まず水30部にウェランガム
をママコのできないように少量ずつ加え、完全に攪拌溶
解し、それに、キナクリドンレッド、ethylene
−bis−melamine、スチレン−アクリル酸共
重合物のナトリウム塩及び水46.6部をサンドミルに
て1時間分散後残りの各成分を加え攪拌溶解したものを
加え1時間攪拌し、カセイソ−ダにてpHを8に調整
後、濾過して桃色のインキを得た。
【0042】実施例8 ジオキサジンバイオレット 3.0部 ethylene−bis−melamine 5.0部 スチレン−アクリル酸共重合物のナトリウム塩(分散剤) 2.0部 プロピレングリコ−ル 10.0部 グリセリン 5.0部 防腐剤(I.C.I.ジャパン(株)製、商品名プロクセルXL−2) 0.5部 ベンゾトリアゾ−ル(防錆剤) 0.5部 キサンタンガム(擬塑性付与剤)(三晶(株)製、商品名ケルザン) 0.3部 水 73.7部
【0043】上記成分中、まず水30部にキサンタンガ
ムをママコのできないように少量ずつ加え、完全に攪拌
溶解し、それに、ジオキサジンバイオレット、ethy
lene−bis−melamine、スチレン−アク
リル酸共重合物のナトリウム塩及び水43.7部をサン
ドミルにて1時間分散後、残りの各成分を攪拌溶解した
ものを加え1時間攪拌し、カセイソ−ダにてpHを8に
調整後、濾過して紫色のインキを得た。
【0044】比較例1 実施例1のインキ成分中のethylene−bis−
melamineを同量の酸化チタンに置き換え、同様
な方法により青色インキを得た。
【0045】比較例2 実施例2のインキ成分中のethylene−bis−
melamineを同量の酸化チタンに置き換え、同様
な方法により緑色インキを得た。
【0046】比較例3 実施例1のインキ成分中のethylene−bis−
melamineを同量のイオン交換水に置き換え、同
様な方法により青色インキを得た。
【0047】比較例4 実施例2のインキ成分中のethylene−bis−
melamineを同量のイオン交換水に置き換え、同
様な方法により緑色インキを得た。
【0048】比較例5 実施例5のインキ成分中のethylene−bis−
melamineを同量の酸化チタンに置き換え、同様
な方法により青色インキを得た。
【0049】比較例6 実施例6のインキ成分中のethylene−bis−
melamineを同量の酸化チタンに置き換え、同様
な方法により緑色インキを得た。
【0050】比較例7 実施例5のインキ成分中のethylene−bis−
melamineを同量のイオン交換水に置き換え、同
様な方法により青色インキを得た。
【0051】比較例8 実施例6のインキ成分中のethylene−bis−
melamineを同量のイオン交換水に置き換え、同
様な方法により緑色インキを得た。
【0052】次に、実施例1〜4及び比較例1〜4の各
組成からなる水性インキ組成物を、ポリプロピレン等で
成形されたインキ収容筒に直接充填し、直径0.6mmの
超硬ボ−ルと洋白もしくはステンレス製チップからなる
ボ−ルペンチップ後端に蛇腹式インキ流出量調整装置を
装着して、直液式筆記具の水性ボ−ルペンを作成した。
【0053】また実施例5〜8及び比較例5〜8で得ら
れた水性インキ組成物を、ポリプロピレン製のチュ−ブ
の一端に先栓とチップを圧入したレフィ−ルに充填し、
さらにインキ後端部に逆流防止材を充填した後、遠心分
離機で脱泡し、レフィールタイプの直液式筆記具である
水性ボ−ルペンを作成した。
【0054】これらの直液式筆記具である水性ボールペ
ンについて、以下に述べるテストを行った。まず黒画用
紙に文字を筆記し、自然光下(昼間屋内)で文字が目視
で判読できるかどうかを判定した。次に筆記具内のイン
キの色が自然光下(昼間屋内)で判別できるかを目視で
判定した。さらに実施例1〜8及び比較例1〜8につい
てはキャップをセットして50℃恒温槽に1ヶ月間ペン
先を下にして放置後、螺旋式筆記試験機を用いて筆記角
度65度、荷重100g、速度7cm/secの条件で1
00m筆記し、インキ流出性を恒温槽放置前のものと比
較する。その結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】ここで、表1中の黒画用紙上での判読可能
性は、黒画用紙上に筆記した筆跡がインキ自体の色を発
色し、その筆跡が目視にて読み取れるものを判読可能と
し、インキの色が黒画用紙の黒色と同一となり、目視に
て読み取れないものを判読不能としている。またインキ
タンクの外観色については、黒以外の色の表示はインキ
自体の色が目視にて観察できることを示しており、黒の
表示はインキ自体の色が目視にて観察できないこと示
す。さらに50℃1ヶ月後と初期との筆記性差に関し
て、差無く良好とは、保存前後にてそのインキ流出量が
殆ど同じことを意味し、50℃放置後筆記不能とは保存後
通常の筆記ができないことを意味する。
【0057】以上の様に、本発明における水性インキ組
成物は、黒画用紙上でも筆跡が発色し、インキ本来の色
を鮮明に読みとることができる。また透明のインキ収容
管又は透明のインキ収容筒(レフィール)で構成される
インキタンクの外観で濃厚色の色判別が可能である。し
かも経時安定性がよく、筆記性の劣化がないという優れ
た効果が認められる。
【0058】また有機白色顔料の使用量を検討すると、
直液式筆記具の場合、インキ全量に対し1〜20重量%
が好ましい。使用量が1重量%より少ないと十分な発色
効果が得られないし、また使用量が20重量%より多く
なると、直液式筆記具の場合、インキ組成物中に擬塑性
付与剤を含有することもあるため、粘度が高くなりすぎ
書味が悪くなる。
【0059】なお、上記実施例で使用された一般式
(1)で示されるアルキレンビスメラミン誘導体の有機
白色顔料は、いずれも好適例であるethlene−b
is−melamineであるが、このほか、一般式
(1)で示されるRを水素原子ではなく、炭素数1〜4
の低級アルキル基又は脂環式基に置換したもの、R1 ,
R2,R3 ,R4 を同じか又は異ならしめ、それぞれ水
素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基としたもの、
R1 とR2 、R3 とR4 が窒素原子と共に複素環式基を
形成したアルキレンビスメラミン誘導体、Xの炭素数を
3としたプロピレン−ビス−メラミン又はその誘導体で
あっても実質的に同じ効果が得られる。
【0060】
【発明の効果】以上の様に、この発明は、着色剤と顔料
分散剤と水溶性有機溶剤と水を少なくとも含有している
インキ組成物中に、前記一般式(1)で示されるアルキ
レンビスメラミン誘導体よりなる有機白色顔料を含有し
ている直液式筆記具用水性インキ組成物であるので、す
ぐれた隠蔽性を保持しつつ、経時的な分散安定性に優
れ、長期間保存した場合でもペン先の目づまりを起こさ
ず、また透明なインキタンクに充填する場合では外観上
その色を判別することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤と顔料分散剤と水溶性有機溶剤と
    水を少なくとも含有しているインキ組成物中に、一般式
    (1)で示されるアルキレンビスメラミン誘導体よりな
    る有機白色顔料を含有していることを特徴とする直液式
    筆記具用水性インキ組成物。 【化1】 (式中Rは、水素原子または炭素数1〜4の低級アルキ
    ル基または脂環式基を表し、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は
    同じかまたは異なり、それぞれ水素原子または炭素数1
    〜4の低級アルキル基を表し、またR1 とR2 あるいは
    R3 とR4 が窒素原子と共に複素環式基を形成してもよ
    く、Xは炭素数2〜3の低級アルキレン基を表す。)
  2. 【請求項2】 前記有機白色顔料がエチレン−ビス−メ
    ラミンである請求項1記載の直液式筆記具用水性インキ
    組成物。
  3. 【請求項3】 前記着色剤が顔料である請求項1又は2
    記載の直液式筆記具用水性インキ組成物。
  4. 【請求項4】 前記着色剤が蛍光樹脂エマルジョン着色
    体である請求項1、2又は3記載の直液式筆記具用水性
    インキ組成物。
  5. 【請求項5】 有機白色顔料がインキ全量に対して1〜
    20重量%である請求項1乃至4記載の直液式筆記具用
    水性インキ組成物。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至4記載の直液式筆記具
    用水性インキ組成物をインキタンクに直接充填してなる
    直液式筆記具。
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