JPH0848057A - カラー記録方法 - Google Patents

カラー記録方法

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JPH0848057A
JPH0848057A JP6239996A JP23999694A JPH0848057A JP H0848057 A JPH0848057 A JP H0848057A JP 6239996 A JP6239996 A JP 6239996A JP 23999694 A JP23999694 A JP 23999694A JP H0848057 A JPH0848057 A JP H0848057A
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colors
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Pending
Application number
JP6239996A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinobu Koseki
忍 小関
Tsutomu Ishii
努 石井
Jiro Mitsunabe
治郎 三鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な転写機構を備えることなく、安定した
記録特性を実現することのできるカラー記録方法を提供
する。 【構成】 フォトセンサ1等から読み取られた画像デー
タは、A/D変換部2、色変換部3、UCR・墨版発生
部4を通り、4色の印字データに変換され、印字データ
格納部5に蓄積される。ディザパターン決定部7は、各
色に対応して違うパターンを有しており、印字制御部6
の制御に従って、色に対応したディザパターンD1を2
値データ変換部8に送る。このディザパターンD1に従
って、2値データ変換部8では、各色の印字データD2
の値に基づき、所定の面積を埋める2値データD3を生
成する。サーマルヘッド駆動IC9は、印字制御部6の
制御に従い、2値データD3をサーマルヘッド10に送
り、実際の印字を行なう。各色のディザパターンは、な
るべく各色が重ならないように順序付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の記録装置におけ
るフルカラーの記録が可能なカラー記録方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フルカラーの記録が行なえる
カラー記録装置として、例えば、熱転写プリンタや、イ
ンクジェットプリンタ、レーザプリンタなどが開発され
ている。これらの記録装置では、3色あるいは4色程度
の色を用いてフルカラーの記録を実現している。
【0003】例えば、サーマルヘッドを用いた記録装置
の一つとして、溶融型がある。溶融型は昇華型と比べて
小さなエネルギーで印字でき、コストも安い。しかし、
インクドナーフィルム自体は印加エネルギーを変えても
濃度を変えることができないので、多階調記録が困難で
ある。そのため、ディザ法などのマトリクス法や、特開
昭60−248074号公報や特開平3−219969
号公報等に記載されているような副走査分割法、特開昭
59−76264号公報等に記載されているような熱集
中法などにより発熱領域を変化させて階調を変える面積
階調方式等を用いて擬似的に階調を表現している。
【0004】図9は、溶融型熱転写記録装置の一例を示
す一部断面図である。図中、31はプラテン、32は被
転写紙、33はIDF、34はベースフィルム、35は
インク、36はサーマルヘッドである。図9に示した溶
融型熱転写記録装置は、紙幅と同サイズのサーマルヘッ
ドを用いた例を示している。IDF(インクドナーフィ
ルム)33は、ベースフィルム34上に熱溶融性のイン
ク35が塗られて構成されている。このIDF33と被
転写紙32を重ねた状態で、サーマルヘッド36とプラ
テン31の間を通す。IDF33上のインク35は、サ
ーマルヘッド36に通電することで溶融され、プラテン
31にかけられた圧力によって被転写紙32とインクの
粘着性が増し、インク35がベースフィルム34から離
れて被転写紙32に転写され、記録が行なわれる。
【0005】図10は、溶融型熱転写記録装置により記
録が行なわれた被転写紙の断面図である。図9に示した
ようにして記録が行なわれた被転写紙32の表面には、
インク35が転写されている。被転写紙32の表面が平
坦な場合には、図10(A)に示すように、良好な記録
が行なわれる。しかし、被転写紙32の表面平滑性が悪
いと、図10(B)に示すように、被転写紙32とイン
クの粘着性が十分に得られない部分が生じ、転写不良が
発生する。そのため、被転写紙32として表面平滑性の
良い合成紙を用いたり、平滑性の優れない普通紙では表
面に透明平滑層をあらかじめ塗るなどして用いている。
【0006】上述のように、カラー中間調記録を行なう
場合には、例えば、シアン、マゼンタ、イエローの3
色、あるいはこれにブラックを加えた4色を、任意の割
合で重ねてさまざまな色を表現している。したがって、
重ねていくインクは被転写紙の上に直接転写される場合
と、他の色の上に転写される場合がある。
【0007】図11は、溶融型熱転写記録装置によりカ
ラー記録が行なわれた際の一例を示す被転写紙の断面図
である。図中、37ないし39はそれぞれ違う色のイン
クである。例えば、上述のシアン、マゼンタ、イエロー
の3色を用いて記録を行なう場合を考える。1画素内に
印字する面積の割合を印字面積率と呼ぶことにする。イ
エローの印字面積率を10%、マゼンタの印字面積率を
50%、シアンの印字面積率を100%で表現する色が
あるとする。3色とも画素内の同じ位置から同じパター
ンで面積が増えるようにして印字を行なう。このとき、
イエロー、マゼンタ、シアンの順に理想的に印字された
状態を図9に示している。図9において、インク37が
イエロー、インク38がマゼンタ、インク39がシアン
を示している。イエローは全て被転写紙の上に転写され
るが、マゼンタの20%はイエローのインクの上に、そ
して、シアンの50%はマゼンタのインクの上に転写す
ることになる。
【0008】図12は、溶融型熱転写記録装置によりカ
ラー記録が行なわれた際の別の例を示す被転写紙の断面
図である。溶融型熱転写記録装置では、図11に示すよ
うに、複数の色のインクが重ねて記録される。このと
き、各色が良好に重ねて印字されれば、例えば、図11
や図12(A)に示すような状態で記録が行なわれる。
しかし、被転写紙32上のインクは、理想的にはIDF
から完全に転写される筈であるが、被転写紙32とID
F33の剥離の際に、ベースフィルム34とインクの粘
着性により一部分がIDF33に残ってしまう場合があ
る。このような部分では、一旦溶融したインクが再び固
化し、剥離される過程で、転写されたインクと残ったイ
ンクとで割れが起こり、転写されたインク表面は平滑に
はならない。そのため、図12(B)に示すように、イ
ンク37の表面が平滑にならない場合、その上に重ねら
れるインク38は、被記録紙32の表面が平滑でない場
合と同様、一部で転写不良が発生する。また、インクの
上に重ねられる場合、被記録紙32とインクの表面とで
はインクの付着力に違いがあり、転写不良を増加させて
いる。このような転写不良によって、色ズレなど、画質
が低下することになる。
【0009】安定した色を表現するためには各色の転写
特性が重要であり、たとえ表面の平滑性の良い被転写紙
を用いても、すでに転写されているインクの表面の状態
によっては、上述の図12(B)に示すように、上に重
ねるインクに転写不良が発生する。3または4色のイン
クを重ねるとすれば、この問題はそれぞれの色のインク
の重なり面で起きる。この問題は蓄熱の影響がなく、印
字面積率が低いときに問題になり、結果として色の再現
性が安定しないという問題がある。
【0010】形成画像の表面性を改善する方法として、
例えば、特開平3−197186号公報に記載されてい
るように、インクの転写から剥離までの時間を伸ばし、
インクを十分冷却してから剥離するという方法が提案さ
れている。ただし、この方法では機構が複雑になり、装
置のサイズも大きくなってしまうという問題がある。
【0011】また、例えば、特開昭63−293068
号公報に記載されているように、他の色の上に重ねて印
字を行なう場合に、発熱量を変化させる技術がある。し
かし、発熱量を変化させるための駆動回路が必要とな
る。また、特開昭63−312862号公報に記載され
ているように、重ねて印字する際の濃度低下を補償する
ため、重ねて印字する色の印字データを補正して印字を
行なうものもある。この技術では、印字された被転写紙
の表面は、上述の図12(B)に示すような状態のまま
であり、表面の平坦性は改善されておらず、色の再現性
は安定しない。
【0012】上述の熱転写記録装置以外でも、例えば、
インクジェット方式の記録装置等では、各色を重ねて記
録する場合に不都合が生じる。例えば、複数の色のイン
クを同じドットに吐出すると、着弾位置におけるインク
量が増加する。そのため、被記録紙に吸収され、乾燥す
るまでに、被記録紙の表面で広がり、にじみや濃度むら
などの不具合を生じることになる。
【0013】上述の特開昭59−76264号公報や特
開平5−77493号公報に記載されているように、各
色のドットを重ならないように記録することも考えられ
るが、この場合には1ドットを表現するための面積が大
きくなり、高密度の記録が行なえないという欠点があ
る。また、全面を一色で印字する場合には他の色の印字
領域が抜けてしまうため、その非印字部分によって全体
の濃度が低下し、高濃度の印字ができないという欠点も
ある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、特別な転写機構を備えるこ
となく、安定した記録特性を実現することのできるカラ
ー記録方法を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、複数の色を用いて印字を行なうカ
ラー記録方法において、1つの画素に対応して各色は同
一の領域を印字領域とし、該印字領域をマトリクス状に
分割し、分割された該マトリクスの個々のセルを所定の
パターンに従って順次埋めて行くことにより印字面積を
変え、中間調を表現するとともに、印字する色毎に前記
マトリクスを埋めて行く前記所定のパターンを異ならせ
たことを特徴とするものである。
【0016】請求項2に記載の発明においては、複数の
色を用いて印字を行なうカラー記録方法において、1つ
の画素に対応して各色は同一の領域を印字領域とし、該
印字領域を副走査方向に複数の部分領域に分割し、分割
された部分領域を所定の順序で順次埋めて行くことによ
り印字領域を変え、中間調を表現するとともに、印字す
る色毎に前記部分領域を埋めて行く前記所定の順序を異
ならせたことを特徴とするものである。
【0017】請求項3に記載の発明においては、複数の
色を用いて印字を行なうカラー記録方法において、1つ
の画素に対応して各色は同一の領域を印字領域とし、該
印字領域をマトリクス状に分割し、分割された該マトリ
クスの個々のセルをパターンに従って順次埋めて行くこ
とにより印字面積を変え、中間調を表現するとともに、
すでに記録を行なった色についてはその印字履歴を記憶
しておき、該印字履歴を参照しながらそれ以降に印字す
る色毎に前記マトリクスを埋めて行く前記パターンを決
定することを特徴とするものである。
【0018】前記パターンを決定する際には、請求項4
に記載の発明のように、あらかじめ1画素を埋めてゆく
パターンを複数用意しておき、該パターンの中から異な
る色がなるべく重ならないように前記パターンを決定す
ることができる。あるいは、請求項5に記載の発明のよ
うに、前色の前記印字履歴がないセルを優先的に埋めて
いくパターンとすることができる。
【0019】
【作用】本発明によれば、請求項1に記載の発明におい
て、1つの画素に対応して各色は同一の領域を印字領域
とし、各印字領域をマトリクス状に分割し、分割された
該マトリクスの個々のセルを所定のパターンに従って順
次埋めて行くことにより印字面積を変え、中間調を表現
するとともに、印字する色毎に前記マトリクスを埋めて
行く前記所定のパターンを異ならせて印字を行なうの
で、特に低階調領域で色の重なる確率が減り、結果とし
て、重ねて印字を行なうことによる印字不良の発生確率
が減り、安定した色再現を可能とすることができる。
【0020】また、請求項2に記載の発明においては、
印字領域をマトリクス状に分割する代わりに、副走査方
向に複数の部分領域に分割し、分割された部分領域を所
定の順序で順次埋めて行くことにより印字領域を変え、
中間調を表現するとともに、印字する色毎に前記部分領
域を埋めて行く前記所定の順序を異ならせ、色の重なる
確率を減らして、安定した色の再現を可能としている。
【0021】請求項3に記載の発明においては、印字領
域をマトリクス状に分割し、分割された該マトリクスの
個々のセルを順次埋めて行く際に用いるパターンを、す
でに記録を行なった色の印字履歴を参照して決定する。
これにより、各色の転写時に前色の転写状況を参照しな
がら各々異なるパターンで面積が増えるように印字する
ことができ、特に低階調領域で各色の印字領域が重なる
確率が減り、結果として転写不良の発生確率が減り、安
定した色再現が可能になる。このとき、請求項4に記載
の発明のように、複数のパターンを用意しておき、選択
的に用いたり、あるいは、請求項5に記載の発明のよう
に、前色の前記印字履歴がないセルを優先的に埋めてい
くように制御することによって、異なる色がなるべく重
ならないように印字して行くことができる。
【0022】
【実施例】図1は、本発明のカラー記録方法の第1の実
施例を実現するカラー記録装置の一例を示すブロック構
成図である。図中、1はフォトセンサ、2はA/D変換
部、3は色変換部、4はUCR・墨版発生部、5は印字
データ格納部、6は印字制御部、7はディザパターン決
定部、8は2値データ変換部、9はサーマルヘッド駆動
IC、10はサーマルヘッドである。図1には、カラー
記録装置の一例として、サーマルヘッドを用いた熱転写
型の記録装置を示している。
【0023】フォトセンサ1は、画像をレッド、グリー
ン、ブルーの各色毎に電気信号に変換して読み取る。A
/D変換部2は、フォトセンサ1で読み取った画像のア
ナログ信号を多値のデジタル信号に変換する。色変換部
3は、レッド、グリーン、ブルーの各色の信号から、シ
アン、マゼンタ、イエローの各色の信号に変換する。U
CR・墨版発生部4は、地色の除去を行ない、シアン、
マゼンタ、イエローの各色の信号からブラックの部分を
抽出し、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色
の印字データを作成する。印字データ格納部5は、シア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色の印字データ
をそれぞれ記憶する。
【0024】印字制御部6は、印字データ格納部5から
の印字データの読み出し、ディザパターン決定部7およ
びサーマルヘッド駆動IC9などの制御などを行なう。
ディザパターン決定部7は、各色毎に違うディザパター
ンを有しており、印字する色に合わせて、ディザパター
ンを2値データ変換部8へ送る。2値データ変換部8
は、与えられたディザパターンに従って、印字データ格
納部5から読み出される印字データの値に対応した2値
データを作成する。サーマルヘッド駆動IC9は、2値
データに従い、サーマルヘッド10に対して駆動信号を
送出する。サーマルヘッド10は、サーマルヘッド駆動
IC9により駆動されたドットに対応する発熱体が発熱
し、上述した図9に示すようにして、実際に被転写紙に
印字を行なう。
【0025】フォトセンサ1等から読み取られたデータ
R1,G1,B1は、A/D変換部2でデジタル信号の
データR2,G2,B2に変換され、色変換部3で印字
に利用するインクの色に対応したデータC1,M1,Y
1に色変換される。さらに、UCR・墨版発生部4を通
り、ブラックを含めた印字色に対応する印字データY
2,M2,C2,K2に変換され、印字データ格納部5
に蓄積される。続いて、各色の印字データD2は、2値
データ変換部8において、ディザパターン決定部7から
与えられるディザパターンD1にしたがって、一定の面
積を埋めるように2値データD3に変換される。サーマ
ルヘッド駆動IC9は、印字制御部6から印字開始イネ
ーブル信号S3が入ると、2値データD3が1になって
いるビットに対して論理積により印字エネルギーD4を
サーマルヘッド10に送り、実際の印字が行なわれる。
【0026】図2は、本発明の第1の実施例におけるデ
ィザマトリクスパターンの一例の説明図である。図2に
示したディザマトリクスパターンは、それぞれの色の1
画素を印字するための領域を4×4の16個のマトリク
スに分割し、各マトリクス内に記載した小さい番号から
順次印字領域を埋めることにより印字領域を増やして行
くことを示している。これにより、画素の濃度に合わせ
た印字を行なう。例えば、半分の面積を印字する場合に
は、1ないし8の分割された領域を印字することにな
る。図2(A)ないし図2(D)は、それぞれ違った順
序でマトリクスを埋めて行くように順序づけされてい
る。この4つのパターンを、それぞれ、イエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの各色に対応させることによ
り、低濃度部では、各色の印字領域がなるべく重ならな
いように印字を行なうことができる。もちろん、他のパ
ターンでもよいし、マトリクスの大きさも4×4に限ら
ない。
【0027】例えば、1色目のイエローの印字時には、
先ずイエローの印字開始信号S1が印字制御部6から印
字データ格納部5に送られて、イエローの印字データが
読み出されるとともに、印字回数計数信号S2がディザ
パターン決定部7に送られる。ディザパターン決定部7
には、使用する色に対応して、例えば、図2に示した4
種類のディザパターンが記憶されており、印字回数計数
信号S2を計数することにより決定されたディザパター
ンが読み出される。ここでは、1色目のイエローに対応
して、図2(A)に示したディザパターンが読み出さ
れ、このパターンにしたがって、2値データ変換部8で
イエローの印字データが2値データに変換され、サーマ
ルヘッド10に送られる。
【0028】次の2色目のマゼンタの印字でも、印字回
数計数信号S2がディザパターン決定部7に送られる
と、今度は図2(B)に示したディザパターンが選択さ
れて2値データ変換部8に送られる。2値データ変換部
8では、送られてきたディザパターンに従って、マゼン
タの印字データが2値データに変換され、サーマルヘッ
ド10に送られる。同様にして、シアンは図2(C)に
示したディザパターンに従って、ブラックは図2(D)
に示したディザパターンに従って、印字が行なわれる。
【0029】図2に示した例のように、1画素を16個
に分割した場合を基に、各色の重なり合いについて考察
する。全ての色が1から4レベルの範囲にあるときは、
各色とも同じディザマトリクスを用いていた従来技術で
は必ずインクの重なりが起きる。しかし、本発明では全
くなくなる。
【0030】また、それ以外でも、例えば、イエローが
6レベル、マゼンタが1レベル、シアンが4レベル、ブ
ラックが4レベルでも重なりはない。このように、多く
の色で重なりがなくなるかあっても1部分でのみ重なる
だけの場合が確率的に増加する。結果として、安定した
記録特性を保証できることから、高画質のカラー中間調
記録を得ることができる。
【0031】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。上述の第1の実施例では、各色ごとにディザパタ
ーンを決定しておき、そのパターンに応じて順次印字領
域を埋めている。しかし、これらのディザパターンを選
択的に用いることによって、さらに重なりを減少させる
ことが可能である。
【0032】図3は、本発明のカラー記録方法の第2の
実施例を実現するカラー記録装置の一例を示すブロック
構成図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を
付して説明を省略する。12は印字履歴記憶部である。
なお、図1(A)に示した部分は同一の構成でよいの
で、ここでは省略している。印字履歴記憶部12は、そ
れまでに印字したパターンを記憶する。ディザパターン
決定部7は、複数のディザパターンを有しており、印字
履歴記憶部12に記憶されている前色までの印字パター
ンからディザパターンを選択し、2値データ変換部8へ
送る。
【0033】図4は、本発明のカラー記録方法の第2の
実施例を説明するための具体的な印字パターンの説明図
である。図中、21は1画素に対応する印字領域、22
ないし25は各色により印字がなされた部分を示してい
る。ここでは、イエローによって印字された部分を2
2、マゼンタによって印字された部分を23、シアンに
よって印字された部分を24、ブラックによって印字さ
れた部分を25とする。具体例として、上述の第1の実
施例と同様に、4×4マトリクスで1画素を構成するも
のとし、階調を0レベルから16レベルまでとする。4
色の階調がイエローが6レベル、マゼンタが4レベル、
シアンが5レベル、ブラックが1レベルで転写される画
素を考える。また、ディザパターンとして、図2に示し
た4つのパターンがあらかじめ用意されているものとす
る。
【0034】例えば、1色目のイエローの印字時には、
まずイエローの印字開始信号S1が印字制御部6から印
字データ格納部5に送られて、イエローの印字データが
読み出される。それとともに、印字回数計数信号S2が
ディザパターン決定部7に送られ、また、印字履歴記憶
部12の情報が消去される。ディザパターン決定部7
は、1色目のパターン、例えば、図2(A)に示すディ
ザパターンを2値データ変換部8に送る。2値データ変
換部8は、イエローの印字データを2値データに変換
し、サーマルヘッド10に送る。1色目のイエローは、
階調が6レベルであるから、図2(A)に示したディザ
パターンの1ないし6の領域が印字され、図4(A)に
示すように記録される。また、同時にそのディザパター
ンを印字履歴部12に送り、印字履歴として記憶され
る。
【0035】次に、2色目のマゼンタの印字では、印字
回数係数信号S2がディザパターン決定部7に送られる
と、ディザパターン決定部7では、今度は印字履歴記憶
部12に記憶されている印字履歴の情報を参照し、すで
に印字されているイエローの印字領域と、マゼンタの印
字領域との重なりが最も少ないパターンを判断し、選択
する。2色目のマゼンタは階調が4レベルである。図2
(B)に示したディザパターンでは、すでに印字したイ
エローと重なりが発生するが、図2(C),(D)では
重なりが発生しない。そのため、2色目のマゼンタの印
字に用いるディザパターンとしては、図2(C)または
図2(D)に示したディザパターンが選択可能である。
ここでは、図2(C)に示したディザパターンを選択す
るものとする。
【0036】このようにして決定された2色目のディザ
パターンが2値データ変換部8に送られる。2値データ
変換部8では、送られてきた図2(C)に示したディザ
パターンに従って、マゼンタの印字データを2値データ
に変換し、サーマルヘッド10に送る。このようにし
て、図4(B)に示すように画素が埋まる。また、同時
にそのディザパターンを印字履歴記憶部12に送る。印
字履歴記憶部12は、先のイエローの印字で用いたディ
ザパターンと、今回のマゼンタの印字で用いたディザパ
ターンとの論理和のパターンを記憶する。これにより、
印字履歴としてイエローまたはマゼンタの少なくとも一
方が印字されている領域が記憶される。
【0037】同様にして、3色目のシアンでは、印字履
歴記憶部12に記憶されているイエローとマゼンタの印
字履歴を参照して、これらのパターンと重なりの少ない
パターンとして、図2(D)に示すディザパターンを選
択する。そして、選択したディザパターンを用いて3色
目のシアンの印字データを2値データに変換し、印字す
る。3色目のシアンの階調は5であるので、図4(C)
に示すように画素が埋まる。4色目のブラックも同様に
して、イエロー、マゼンタ、シアンの印字履歴を参照し
て図2(B)に示すディザパターンを選択し、2値デー
タへの変換および印字が行なわれる。最終的に、図4
(D)に示すように、4色が印字される。
【0038】このように、なるべく複数色が重ならない
ようなパターンを選択して用いるので、違う色が重なる
確率を減少させ、安定した色の再現を可能としている。
【0039】上述の説明では、ディザパターン決定部7
に図2に示した4つのディザパターンがあらかじめ設定
されているものとして説明したが、設定しておくディザ
パターンは図2に示した4パターンに限らず、適宜変更
可能である。また、設定しておくディザパターンの数
は、4つに限らず、これ以上のパターンを設定してお
き、適宜選択するように構成することもできる。
【0040】また、上述の例では、印字履歴記憶部12
にはそれまで印字した色の印字パターンの論理和を記憶
させたが、それぞれの色の印字パターンを記憶させ、例
えば、3重、4重に重ならないようなパターンを選択可
能に構成することもできる。
【0041】上述の第2の実施例では、ディザ方式を例
にあげ4種類のディザパターンから選択したが、ある順
序に従って、順次埋められていない部分から優先的に埋
めていくように構成してもよい。例えば、上述の実施例
と同様に4種類のインクを転写するときに、図2(A)
に示したディザパターンの印字順序を用い、イエローは
マトリクスの1から6を埋め、続くマゼンタは7から1
0を、シアンは11から15を、ブラックは16を埋め
る。ここでもし、4色の階調数がマトリクスの数を越え
る場合は、また、1から順に始めればよい。もちろん、
他の順序で埋めて行くようにしてもよい。このように構
成することによって、さらに各色の重なりを減少させる
ことが可能となる。
【0042】また、上述の実施例は、ディザ方式に限ら
ず、1画素の中の領域を順次埋めながら、面積変調を行
なう面積階調方式全般に応用することができる。
【0043】上述の実施例は、熱転写方式の記録装置に
限らず適用することができる。例えば、インクジェット
方式の記録装置においても、ディザパターンを用いて各
色の濃淡を表現し、フルカラーの印字を行なうことがで
きる。このとき、各画素における印字は、各色のドット
が重なるように行なわれる。このとき、上述のように、
使用する色に対応して、違うパターンのディザパターン
を用いることにより、なるべく複数の色が重ならないよ
うに印字を行なうことができる。これにより、発色性を
向上させるとともに、にじみやドットの大型化を防ぎ、
良好な画像を得ることができる。
【0044】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。この第3の実施例では、1画素の副走査方向の幅
を変調して面積を変える副走査分割法を用いた例を示し
ている。副走査分割法は、例えば、上述した特開昭60
−248074号公報、特開平3−219969号公報
等に記載されている。
【0045】図5は、本発明の第3の実施例における面
積変調の一例の説明図である。図中、21は1画素に対
応する印字領域、22ないし25は各色により印字がな
された部分を示している。この副走査分割法では、1画
素に対応する印字領域21を副走査方向と直交する方向
に分割し、分割された小領域を順次埋めて行くことによ
り、印字面積を変化させ、階調印字を行なうものであ
る。例えば、図5(A)ないし(C)に示すように、印
字領域の片側から順に印字領域が埋められていく。図5
(A)は1階調目を、図5(B)は半分の領域が埋めら
れた8階調目の状態を、さらに、図5(C)は全部の領
域が埋められた16階調目状態を表わしている。
【0046】このとき、サーマルヘッドの制御は、主走
査方向の1ラインの印字時間を、印字領域21の分割数
に対応した数で割り、階調数に対応した時間だけエネル
ギーを投入する。すなわち、図5(A)では、分割数を
nとしたとき、n分の1の時間だけエネルギーをサーマ
ルヘッドに投入し、図5(B)では2分の1の時間だけ
エネルギーを投入する。
【0047】このような副走査分割法においては、各色
の印字開始位置を色によってずらすことによって、各色
をなるべく重ならないように印字することが可能であ
る。例えば、図5(D)に示すように、印字開始位置を
1画素の副走査方向に4分の1ずつずらす。ここで、イ
エローによって印字された部分を22、マゼンタによっ
て印字された部分を23、シアンによって印字された部
分を24、ブラックによって印字された部分を25とす
る。濃度を0から16とし、例えば、1画素の印字デー
タにおいてイエローが2、マゼンタが3、シアンが1、
ブラックが4の濃度を有しているとき、図5(E)に示
すように、各色について重なりなく、1画素の印字が行
なわれる。このように、例えば、濃度の低い印字の場合
には、重ねて印字される確率を減少させることができる
ようになる。
【0048】図6は、本発明の第3の実施例における印
字開始位置の一例の説明図である。図5(E)では、各
色の印字される領域が1画素の印字領域21内に収まっ
ている。図6(A)に示すように、例えば、印字開始位
置が1画素の印字領域の先頭の場合には、印字データの
値に対応して印字幅を決定するだけで印字を行なうこと
ができる。例えば、図6(C)に示すように印字開始位
置を1画素の印字領域の1/2の位置とするとき、印字
データの値が1/2の濃度よりも薄い場合には、印字領
域の1/2の位置からそれぞれの印字データの値に対応
した幅で印字を行なえばよい。しかし、印字データの値
が1/2の濃度を超える場合には、1画素の印字領域を
はみ出してしまう。これを防ぐため、印字データの値が
1/2の濃度を超える場合には、印字開始位置を前にず
らして、1画素の印字領域に収まるようにしている。印
字開始位置を1/4、3/4ずらした場合も同様であ
り、図6(B),(D)に示したように、それぞれ、印
字データの値が3/4,1/4の濃度を越える場合に
は、印字開始位置を前にずらして1画素の印字領域に収
まるようにすればよい。
【0049】図7は、本発明のカラー記録方法の第3の
実施例を実現するカラー記録装置の一例を示すブロック
構成図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を
付して説明を省略する。11は副走査分割パターン決定
部である。図7に示した第3の実施例も、サーマルヘッ
ドを用いた熱転写型の記録装置を示している。なお、印
字データ格納部5までの構成は、図1(A)と同様であ
るので、図7では省略している。
【0050】副走査分割パターン決定部11は、1画素
の印字領域を副走査方向と直交する方向に分割し、分割
された各小領域を埋めて行くための印字開始位置を各色
毎に有している。印字制御部6から出力される印字回数
計数信号S2を受け、これに基づき印字色に対応した印
字開始位置変更信号E1を2値データ変換部8に送出す
る。2値データ変換部8は、印字開始位置変更信号E1
と、印字データ格納部5から読み出された印字データに
基づき、印字を開始する位置と印字データをサーマルヘ
ッド駆動IC9に送る。サーマルヘッド駆動IC9は、
2値データ変換部8から渡される印字開始位置と印字デ
ータの値に基づき、サーマルヘッド10を駆動して印字
を行なう。
【0051】一例として、2色目のマゼンタの場合につ
いて説明する。副走査分割パターン決定部11は、マゼ
ンタに対応した印字開始位置変更信号E1を2値データ
変換部8に与える。例えば、上述の図5で例として示し
たように、1/4だけずらした位置を印字開始位置とす
るように、印字開始位置変更信号E1が2値データ変換
部8に与えられたものとする。2値データ変換部8は、
マゼンタの印字データの値が最大濃度の3/4以下のと
きは、印字エネルギーの投入開始時間を1画素の1/4
だけ遅らせるようにサーマルヘッド駆動IC9にデータ
を送る。印字エネルギーの投入時間は、印字データの値
によって決定される。また、1画素の3/4以上を埋め
るときは、印字データの値に応じて、印字開始位置を前
にずらし、印字領域が画素をはみ出すことを防ぐ。
【0052】図8は、サーマルヘッド駆動IC9におけ
るパルス駆動方法の説明図である。サーマルヘッド駆動
IC9は、サーマルヘッド10に対する印字エネルギー
の投入をパルスにより行なうことができる。このとき、
印字幅はサーマルヘッド10に与えるパルス数に対応す
る。すなわち、印字データの値に対応した数のパルスを
サーマルヘッド10に与えることにより、印字データの
値に対応した印字幅により印字を行なうことができる。
【0053】例えば、上述のマゼンタの印字では、1/
4だけずらした位置を印字開始位置としている。そのた
め、図8(B)に示すように、最初の1/4の期間はパ
ルスは送出されない。そして、1/4だけ経過後に、印
字データの値に対応した数のパルスが送出される。この
とき、パルス数が全体の3/4を越える場合、図8
(E)に示すように、3/4を越える数だけ印字開始位
置を前にずらし、1画素の印字領域内にパルスが収まる
ように制御している。図8(B)ないし(E)に示した
ようなパルス制御を行なうことにより、図6(B)に示
した各1画素のパターンが印字されることになる。
【0054】また、3色目のときは最初にずらす位置を
1画素の1/2に設定し、4色目のときは3/4ずらす
ように設定すれば良い。3色目、4色目についても、そ
れぞれ、印字データの値が1/2,1/4を越える場合
には、印字開始位置を前にずらして、印字領域内に収ま
るように制御すればよい。
【0055】このように制御すれば、第1の実施例で示
したディザ方式の場合と同様、複数の色を重ねて印字す
る確率を減少させて、高品質の印字画像を得ることが可
能となる。
【0056】もちろん、上述の制御方法に限らず、例え
ば、印字データを参照し、印字される領域がなるべく重
ならないように、印字開始位置を決定すればよく、例え
ば、特定の色が濃い場合に、他の色の印字開始位置を前
後にずらすように構成することも可能である。あるい
は、第1の色に続く位置を第2の色の印字開始位置に、
第2の色に続く位置を第3の色の印字開始位置にすると
いうように、印字領域を印字データに応じて連続させる
方法も採用できる。この場合、連続した印字領域が画素
の領域をはみ出す場合には、上の位置に戻るように印字
データを参照して印字領域を設定すればよい。
【0057】なお、上述した実施例において、第1およ
び第2の実施例は、サーマルヘッドを用いた熱転写型ヘ
ッドや、インクジェット方式のヘッドをはじめ、各種の
ヘッドを用いた記録方法に適用できる。第3の実施例
は、細長い領域を印字するヘッドが適当であり、サーマ
ルヘッドを用いた熱転写型ヘッドに適した記録方法であ
るということができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、同一の1画素領域に複数の色を印字する場合
において、各色がなるべく重ならないように印字するこ
とができるので、安定した記録特性を保証し、高画質の
カラー中間調記録画像を得ることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカラー記録方法の第1の実施例を実
現するカラー記録装置の一例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】 本発明の第1の実施例におけるディザマトリ
クスパターンの一例の説明図である。
【図3】 本発明のカラー記録方法の第2の実施例を実
現するカラー記録装置の一例を示すブロック構成図であ
る。
【図4】 本発明のカラー記録方法の第2の実施例を説
明するための具体的な印字パターンの説明図である。
【図5】 本発明の第3の実施例における面積変調の一
例の説明図である。
【図6】 本発明の第3の実施例における印字開始位置
の一例の説明図である。
【図7】 本発明のカラー記録方法の第3の実施例を実
現するカラー記録装置の一例を示すブロック構成図であ
る。
【図8】 サーマルヘッド駆動IC9におけるパルス駆
動方法の説明図である。
【図9】 溶融型熱転写記録装置の一例を示す一部断面
図である。
【図10】 溶融型熱転写記録装置により記録が行なわ
れた被転写紙の断面図である。
【図11】 溶融型熱転写記録装置によりカラー記録が
行なわれた際の一例を示す被転写紙の断面図である。
【図12】 溶融型熱転写記録装置によりカラー記録が
行なわれた際の別の例を示す被転写紙の断面図である。
【符号の説明】
1…フォトセンサ、2…A/D変換部、3…色変換部、
4…UCR・墨版発生部、5…印字データ格納部、6…
印字制御部、7…ディザパターン決定部、8…2値デー
タ変換部、9…サーマルヘッド駆動IC、10…サーマ
ルヘッド、11…副走査分割パターン決定部、12…印
字履歴記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色を用いて印字を行なうカラー記
    録方法において、1つの画素に対応して各色は同一の領
    域を印字領域とし、該印字領域をマトリクス状に分割
    し、分割された該マトリクスの個々のセルを所定のパタ
    ーンに従って順次埋めて行くことにより印字面積を変
    え、中間調を表現するとともに、印字する色毎に前記マ
    トリクスを埋めて行く前記所定のパターンを異ならせた
    ことを特徴とするカラー記録方法。
  2. 【請求項2】 複数の色を用いて印字を行なうカラー記
    録方法において、1つの画素に対応して各色は同一の領
    域を印字領域とし、該印字領域を副走査方向に複数の部
    分領域に分割し、分割された部分領域を所定の順序で順
    次埋めて行くことにより印字領域を変え、中間調を表現
    するとともに、印字する色毎に前記部分領域を埋めて行
    く前記所定の順序を異ならせたことを特徴とするカラー
    記録方法。
  3. 【請求項3】 複数の色を用いて印字を行なうカラー記
    録方法において、1つの画素に対応して各色は同一の領
    域を印字領域とし、該印字領域をマトリクス状に分割
    し、分割された該マトリクスの個々のセルをパターンに
    従って順次埋めて行くことにより印字面積を変え、中間
    調を表現するとともに、すでに記録を行なった色につい
    てはその印字履歴を記憶しておき、該印字履歴を参照し
    ながらそれ以降に印字する色毎に前記マトリクスを埋め
    て行く前記パターンを決定することを特徴とするカラー
    記録方法。
  4. 【請求項4】 前記パターンを決定する際には、あらか
    じめ1画素を埋めてゆくパターンを複数用意しておき、
    該パターンの中から異なる色がなるべく重ならないよう
    に前記パターンを決定することを特徴とする請求項3に
    記載のカラー記録方法。
  5. 【請求項5】 前記パターンを決定する際には、前色の
    前記印字履歴がないセルを優先的に埋めていくパターン
    とすることを特徴とする請求項3に記載のカラー記録方
    法。
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JP6-119014 1994-05-31
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