JPH0847810A - スローアウェイエンドミル - Google Patents
スローアウェイエンドミルInfo
- Publication number
- JPH0847810A JPH0847810A JP19152492A JP19152492A JPH0847810A JP H0847810 A JPH0847810 A JP H0847810A JP 19152492 A JP19152492 A JP 19152492A JP 19152492 A JP19152492 A JP 19152492A JP H0847810 A JPH0847810 A JP H0847810A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- cutting
- cutting edge
- shank
- end mill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
- B23C5/109—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft with removable cutting inserts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は縦送りと横送り切削を同時に行うス
ローアウェイエンドミルであり、特に高能率な切削工具
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明のスローアウェイエンドミルはスロー
アウェイチップを菱型状とし、チップの軸方向切り刃は
軸線に平行、径方向にはやや２゜〜１５゜傾けて使用
し、縦・横同時送りに対して両切り刃の作用により安定
した切削が得られるため、ビビリ、振動が減少するもの
である。
ローアウェイエンドミルであり、特に高能率な切削工具
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明のスローアウェイエンドミルはスロー
アウェイチップを菱型状とし、チップの軸方向切り刃は
軸線に平行、径方向にはやや２゜〜１５゜傾けて使用
し、縦・横同時送りに対して両切り刃の作用により安定
した切削が得られるため、ビビリ、振動が減少するもの
である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フライス用、特に小径
用のホルダー、スローアウェイチップに関するもので、
突っ込み、横送り、スパイラル切削等に適用される工具
に関する。
用のホルダー、スローアウェイチップに関するもので、
突っ込み、横送り、スパイラル切削等に適用される工具
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、工作物の外縁に達しない溝を製作
するには、それほど深くない孔開けをし、次いで送り方
向を変えて先の孔開け方向に直角方向に切削する型式の
ものが主流である。これ等は例えば調整ばねを受け入れ
る溝などがある。従って上記の切削工具の場合には、先
ず工作物の溝の一端に着座して孔開けし、ついで工具物
の溝の他方端へ向けて切削する。そこで再びそのシャン
クの軸線に直角に移動して溝の出発点へ向けて切削を繰
返している。
するには、それほど深くない孔開けをし、次いで送り方
向を変えて先の孔開け方向に直角方向に切削する型式の
ものが主流である。これ等は例えば調整ばねを受け入れ
る溝などがある。従って上記の切削工具の場合には、先
ず工作物の溝の一端に着座して孔開けし、ついで工具物
の溝の他方端へ向けて切削する。そこで再びそのシャン
クの軸線に直角に移動して溝の出発点へ向けて切削を繰
返している。
【０００３】しかしながら、従来工具では、孔開け作業
中に遂行される軸方向送り（孔開け深さ）は１ｍｍの数
１０分の１に限られる結果、上述の孔開け作業とその後
の切削を数回繰返さなければ溝はできなく、従って相当
な加工時間を要することとなる。
中に遂行される軸方向送り（孔開け深さ）は１ｍｍの数
１０分の１に限られる結果、上述の孔開け作業とその後
の切削を数回繰返さなければ溝はできなく、従って相当
な加工時間を要することとなる。
【０００４】
【発明が解決しようとする問題点】よって、加工時間の
短縮は、特に縦送りに多大な時間を要するため、この時
間の短縮のため、縦・横同時送りを行えるエンドミルを
検討した結果本発明に至ったものである。縦・横同時送
りは、ボールエンドミル等の倣い加工では良く行われて
いる切削方法であるが、スクエァーエンドミルでの、特
に溝削りではほとんど使用されていなかった。
短縮は、特に縦送りに多大な時間を要するため、この時
間の短縮のため、縦・横同時送りを行えるエンドミルを
検討した結果本発明に至ったものである。縦・横同時送
りは、ボールエンドミル等の倣い加工では良く行われて
いる切削方法であるが、スクエァーエンドミルでの、特
に溝削りではほとんど使用されていなかった。
【０００５】
【問題を解決するための手段】本発明の基本的な形状は
上記型式と同様であるが、軸方向送りを傾斜させて行う
ようチップの配置、形状等を検討し、製作費が安く、供
給容易で、さらにより深い孔開けを可能にし、加工時間
を短縮するスローアウェイエンドミルを提供することに
ある。
上記型式と同様であるが、軸方向送りを傾斜させて行う
ようチップの配置、形状等を検討し、製作費が安く、供
給容易で、さらにより深い孔開けを可能にし、加工時間
を短縮するスローアウェイエンドミルを提供することに
ある。
【０００６】そのため、図１に示すように、第１のＴＡ
チップは、シャンクの前端に配置され、その有効刃はシ
ャンクの外周から半径方向に、その軸線に向かってのび
て切り刃となり、さらにシャンクの軸線とわずかに重な
る部分では、さらに半径方向内方に傾斜させてのび、そ
の延びるにつれてわずかに軸方向後方に傾斜している。
第１のＴＡチップから外周に１８０°ずらして第２のＴ
Ａチップを配置し２枚刃とし効率をあげる構造としたも
のである。また、刃径が大きくなるにしたがい刃数を増
やすことも可能である。
チップは、シャンクの前端に配置され、その有効刃はシ
ャンクの外周から半径方向に、その軸線に向かってのび
て切り刃となり、さらにシャンクの軸線とわずかに重な
る部分では、さらに半径方向内方に傾斜させてのび、そ
の延びるにつれてわずかに軸方向後方に傾斜している。
第１のＴＡチップから外周に１８０°ずらして第２のＴ
Ａチップを配置し２枚刃とし効率をあげる構造としたも
のである。また、刃径が大きくなるにしたがい刃数を増
やすことも可能である。
【０００７】また、スローアウェイチップには、菱型及
び／または平行４辺形を使用することにより、半径方向
にその軸線を越えて２〜１５゜の傾斜角を付与し、さら
に半径方向内方に伸び、さらに延びるにつれてわずかに
軸方向後方に傾斜するよう配置している。２〜１５゜の
傾斜角としたのは、２゜未満では従来のエンドミルに設
けられているスカシ角と同様となり、また１５゜を越え
ると軸中心までの距離が長くなり切り刃が長く成りすぎ
るため上記範囲とした。それにより、傾斜切削を行うと
きには、底刃も同時に切削を行うため被削材に常時接触
しており、切削時のバランスがよく成り振動・ビビリ等
が減少する。横送りのみの場合には、通常と同様に切削
できる。
び／または平行４辺形を使用することにより、半径方向
にその軸線を越えて２〜１５゜の傾斜角を付与し、さら
に半径方向内方に伸び、さらに延びるにつれてわずかに
軸方向後方に傾斜するよう配置している。２〜１５゜の
傾斜角としたのは、２゜未満では従来のエンドミルに設
けられているスカシ角と同様となり、また１５゜を越え
ると軸中心までの距離が長くなり切り刃が長く成りすぎ
るため上記範囲とした。それにより、傾斜切削を行うと
きには、底刃も同時に切削を行うため被削材に常時接触
しており、切削時のバランスがよく成り振動・ビビリ等
が減少する。横送りのみの場合には、通常と同様に切削
できる。
【０００８】以上のように、本発明スローアウェイエン
ドミルは、回転中心部分での切削がスムーズに行われる
ため、従来よりも深い溝加工も１工程でなし得る。すな
わち本発明工具による溝の形成は、先ず所要の溝の１端
より他端に向かい縦・横同時に送りつつ切削し、他端に
達したらその工具を反転させ、同様に切削し、溝を完全
な深さまで切削したら、横送りのみとすることによって
成される。以下、実施例により詳細に説明する。
ドミルは、回転中心部分での切削がスムーズに行われる
ため、従来よりも深い溝加工も１工程でなし得る。すな
わち本発明工具による溝の形成は、先ず所要の溝の１端
より他端に向かい縦・横同時に送りつつ切削し、他端に
達したらその工具を反転させ、同様に切削し、溝を完全
な深さまで切削したら、横送りのみとすることによって
成される。以下、実施例により詳細に説明する。
【０００９】
【実施例】以下にこの発明を実施例に基づいて詳述す
る。シャンク１は、その前端に、超硬合金製のＴＡチッ
プを収納するチップ座２をもっている。ＴＡチップ３の
形状は菱型である。この菱型の各辺縁が切り刃を形成す
る。ＴＡチップ２の刃を参照番号４、５、６で示す。Ｔ
Ａチップ３の各刃に、軸方向にのびる切屑ポケット７を
設けるのが望ましい。ＴＡチップ３の各々に中心開口を
形成して、止めねじ８でシャンク１に固着する。
る。シャンク１は、その前端に、超硬合金製のＴＡチッ
プを収納するチップ座２をもっている。ＴＡチップ３の
形状は菱型である。この菱型の各辺縁が切り刃を形成す
る。ＴＡチップ２の刃を参照番号４、５、６で示す。Ｔ
Ａチップ３の各刃に、軸方向にのびる切屑ポケット７を
設けるのが望ましい。ＴＡチップ３の各々に中心開口を
形成して、止めねじ８でシャンク１に固着する。
【００１０】シャンク１の前端にＴＡチップ３を、その
有効刃がシャンク１の周囲からその軸線に向かって半径
方向にのび、その半径方向外端からその半径方向内端へ
は１５°傾斜させている。さらに前記軸線に重なる部分
では、図３に示すようなコーナ部に面取り刃５つけて回
転中心部分での切削を行うようにしてある。チップ座２
からシャンクの周囲に１８０°片寄っているもう１つの
チップ座内のシャンクの前端に、第２のＴＡチップ９
を、その有効刃１０、１１も第１のＴＡ同様に配置す
る。しかし、軸中心の切削はおこなわないので、ＴＡチ
ップはやや小さく、面取り刃は設けない。
有効刃がシャンク１の周囲からその軸線に向かって半径
方向にのび、その半径方向外端からその半径方向内端へ
は１５°傾斜させている。さらに前記軸線に重なる部分
では、図３に示すようなコーナ部に面取り刃５つけて回
転中心部分での切削を行うようにしてある。チップ座２
からシャンクの周囲に１８０°片寄っているもう１つの
チップ座内のシャンクの前端に、第２のＴＡチップ９
を、その有効刃１０、１１も第１のＴＡ同様に配置す
る。しかし、軸中心の切削はおこなわないので、ＴＡチ
ップはやや小さく、面取り刃は設けない。
【００１１】作業手順としては、本発明に係る切削工具
を縦・横同時に送ることにより、加工を行い、もし所望
の切削深さが第１のＴＡチップの軸方向切り刃長さより
も大きい場合には、第１のＴＡチップ２と同一半径上
に、それから軸方向にずらせて、第３のＴＡチップをそ
の有効刃をシャンクの軸線Ａに平行にして設置するか、
縦・横送りを数回繰り返すことにより行う。
を縦・横同時に送ることにより、加工を行い、もし所望
の切削深さが第１のＴＡチップの軸方向切り刃長さより
も大きい場合には、第１のＴＡチップ２と同一半径上
に、それから軸方向にずらせて、第３のＴＡチップをそ
の有効刃をシャンクの軸線Ａに平行にして設置するか、
縦・横送りを数回繰り返すことにより行う。
【００１２】縦・横同時送りを行うことによる効果は、
時間の短縮のみにとどまらず、図４に示すすように切削
抵抗を大きく変化させる。図４は切削速度１００ｍ／ｍ
ｉｎ、送り速度０．１ｍｍ／刃、傾斜角５゜、切り込み
深さ０〜３ｍｍで切削し切削抵抗を測定した結果を示
す。尚、一般切削は切り込み深さ３ｍｍとして行った。
図４より、切削の送り分力（送り方向に作用する分力）
は同様であるが、主分力（ホルダーの送り方向に直角に
作用する分力）が減少し、ほぼ同様な比率で背分力（ホ
ルダーの軸方向に作用する分力）が増加していることが
わかる。
時間の短縮のみにとどまらず、図４に示すすように切削
抵抗を大きく変化させる。図４は切削速度１００ｍ／ｍ
ｉｎ、送り速度０．１ｍｍ／刃、傾斜角５゜、切り込み
深さ０〜３ｍｍで切削し切削抵抗を測定した結果を示
す。尚、一般切削は切り込み深さ３ｍｍとして行った。
図４より、切削の送り分力（送り方向に作用する分力）
は同様であるが、主分力（ホルダーの送り方向に直角に
作用する分力）が減少し、ほぼ同様な比率で背分力（ホ
ルダーの軸方向に作用する分力）が増加していることが
わかる。
【００１３】すなわち、傾斜切削では、ホルダーは軸方
向に大きな力を受けるが、この分力はホルダーを単にア
ーバに押しつけるだけであり性能・寸法等への影響は少
ない。さらに、背分力の減少ははホルダーの倒れを小さ
くし、振動・ビビリの発生を抑え、それにより切り刃の
チッピング・欠け等を生じにくくなることを示してい
る。
向に大きな力を受けるが、この分力はホルダーを単にア
ーバに押しつけるだけであり性能・寸法等への影響は少
ない。さらに、背分力の減少ははホルダーの倒れを小さ
くし、振動・ビビリの発生を抑え、それにより切り刃の
チッピング・欠け等を生じにくくなることを示してい
る。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスローア
ウェイエンドミルは、菱型及び／または平行４辺形のＴ
Ａチップを使用することにより、縦・横同時送りを行う
ことにより切削効率を改善したものである。
ウェイエンドミルは、菱型及び／または平行４辺形のＴ
Ａチップを使用することにより、縦・横同時送りを行う
ことにより切削効率を改善したものである。
【図１】図１は本発明の一実施例の側面図である。
【図２】図２は図１の要部拡大図である。
【図３】図３は本発明のスローアウェイチップの説明図
である。
である。
【図４】図４は切削抵抗の測定結果を示す説明図であ
る。
る。
１ シャンク ２ チップ座 ３ ＴＡチップ（親刃） ４ ＴＡチップの切り刃（径方向） ５ ＴＡチップの切り刃（面取り刃） ６ ＴＡチップの切り刃（軸方向） ７ 切り屑ポケツト ８ 止めネジ ９ ＴＡチップ（子刃）
Claims (2)
- 【請求項１】 先端と外周に切り刃をもつシャンク付き
ＴＡエンドミルにおいて、前記切り刃を菱型及び／また
は平行４辺形のスローアウェイチップに設けられた切り
刃とし、第１のＴＡチップをシャンクの前端に、その有
効刃がシャンクの外周から軸・半径方向に延び、軸方向
には軸線に平行、半径方向にはその軸線を越えて２〜１
５゜の傾斜角にて半径方向内方に伸び、さらに延びるに
つれてわずかに軸方向後方に傾斜するよう配置し、第２
のＴＡチップを第１のチップから外周に１８０°かたよ
らせ第１のチップと配置させていることを特徴とするス
ローアウェイエンドミル。 - 【請求項２】 前記第１のＴＡチップの回転中心にセッ
トされるコーナに面取り刃がつけられていることを特徴
とする請求項１記載のスローアウェイエンドミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19152492A JP3183716B2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | スローアウェイエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19152492A JP3183716B2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | スローアウェイエンドミル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0847810A true JPH0847810A (ja) | 1996-02-20 |
| JP3183716B2 JP3183716B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=16276100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19152492A Expired - Fee Related JP3183716B2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | スローアウェイエンドミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3183716B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10156616A (ja) * | 1996-12-05 | 1998-06-16 | Hitachi Tool Eng Co Ltd | スローアウェイ式ラジアスエンドミル |
| US6068505A (en) * | 1997-12-26 | 2000-05-30 | The Whitaker Corporation | Electrical contact for flexible flat cable |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP19152492A patent/JP3183716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10156616A (ja) * | 1996-12-05 | 1998-06-16 | Hitachi Tool Eng Co Ltd | スローアウェイ式ラジアスエンドミル |
| US6068505A (en) * | 1997-12-26 | 2000-05-30 | The Whitaker Corporation | Electrical contact for flexible flat cable |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3183716B2 (ja) | 2001-07-09 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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