JPH068026A - エンドミルによる切削方法 - Google Patents

エンドミルによる切削方法

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JPH068026A
JPH068026A JP19152592A JP19152592A JPH068026A JP H068026 A JPH068026 A JP H068026A JP 19152592 A JP19152592 A JP 19152592A JP 19152592 A JP19152592 A JP 19152592A JP H068026 A JPH068026 A JP H068026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
tool
groove
laterally
milling cutter
Prior art date
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Pending
Application number
JP19152592A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Nagamori
信幸 長森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tool Engineering Ltd filed Critical Hitachi Tool Engineering Ltd
Priority to JP19152592A priority Critical patent/JPH068026A/ja
Publication of JPH068026A publication Critical patent/JPH068026A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は縦送りと横送り切削を同時に行うス
ローアウェイエンドミルであり、特に高能率な切削工具
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明のスローアウェイエンドミルはスロー
アウェイチップを菱型状とし、チップの軸方向切り刃は
軸線に平行、径方向にはやや2゜〜15゜傾けて使用
し、縦・横同時送りに対して両切り刃の作用により安定
した切削が得られるため、ビビリ、振動が減少するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フライス用、特にホル
ダー、スローアウェイチップに関するもので、スパイラ
ル切削加工、ポケット加工等に適用される加工方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作物の外縁に達しない溝を製作
するには、それほど深くない孔開けをし、次いで送り方
向を変えて先の孔開け方向に直角方向に切削する型式の
ものが主流である。これ等は例えば調整ばねを受け入れ
る溝などがある。この方法では先ず工作物の溝の一端に
着座して孔開けし、ついで工具物の溝の他方端へ向けて
切削する。そこで再びそのシャンクの軸線に直角に移動
して溝の出発点へ向けて切削を繰返している。
【0003】しかしながら、従来工具では、孔開け作業
中に遂行される軸方向送り(孔開け深さ)は1mmの数
10分の1に限られる結果、上述の孔開け作業とその後
の切削を数回繰返さなければ溝はできなく、従って相当
な加工時間を要することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】よって、加工時間の
短縮は、特に縦送りに多大な時間を要するため、この時
間を短縮するため、縦・横同時送りを行える切削方法を
検討した結果本発明に至ったものである。縦・横同時送
りは、ボールエンドミル等の倣い加工では良く行われて
いる切削方法であるが、スクエァーエンドミルでの、特
に溝削り等ではほとんど使用されていなかった。その理
由の1つに、このタイプのスローアウェイ工具において
は、正3角形のチップが多用され、外周切り刃を主とし
た切削が採られているためである。
【0005】
【問題を解決するための手段】そのため、本発明の切削
方法は、横方向送りを傾斜させて行うようチップを配置
したスローアウェイ工具を使用して、横方向送りを傾斜
させて行う切削方法を提供することにある。本発明の切
削方法では、回転中心部分での切削がスムーズに行われ
るため、従来よりも深い溝加工を1工程でなし得る。す
なわち溝の形成は、先ず所要の溝の1端より他端に向か
い縦・横同時に送りつつ切削し、他端に達したらその工
具を反転させ、同様に切削し、溝を完全な深さまで切削
したら、横送りのみとすることによって成される。
【0006】まて、傾斜切削する角度を1〜45゜とし
たのは、1゜未満では従来のエンドミルよる切削方法と
大差なく、また45゜を越えると干渉等の問題が発生し
やすく、工具突き出し量等の問題があるため上記範囲と
した。傾斜切削を行うときには、底刃も同時に切削を行
うため被削材に常時接触しており、切削時のバランスが
よく成り振動・ビビリ等が減少する。横送りのみの場合
には、通常と同様に切削できる。以下、実施例により詳
細に説明する。
【0007】
【実施例】以下にこの発明を実施例に基づいて詳述す
る。図1は、本願発明に係わる切削方法の1例を示す。
図1は止まり溝を傾斜切削する場合を示すが、1端よ
り、数度傾斜させて送りつつ止まり側へ送り、止まり側
で反転しもとの位置へ切削しつつ戻り、同様の操作を繰
り返すことにより溝加工を行うものである。図2・図3
には、同加工に使用するエンドミルを示し、シャンク1
は、その前端に、超硬合金製のTAチップを収納するチ
ップ座2をもっている。TAチップ3の形状は菱型であ
る。この菱型の各辺縁が切り刃を形成する。
【0008】シャンク1の前端にTAチップ3を、その
有効刃がシャンク1の周囲からその軸線に向かって半径
方向にのび、その半径方向外端からその半径方向内端へ
は10°傾斜させている。さらに前記軸線に重なる部分
では、コーナ部に面取り刃をつけて回転中心部分での切
削を行うようにしてある。チップ座2からシャンクの周
囲に180°片寄っているもう1つのチップ座内のシャ
ンクの前端に、第2のTAチップを、その有効刃も第1
のTAチップ同様に配置する。しかし、軸中心の切削は
おこなわないので、TAチップはやや小さく、面取り刃
は設けていない。
【0009】手順としては、本発明に係る切削工具を縦
・横同時に送ることにより、加工を行い、もし所望の切
削深さが第1のTAチップの軸方向切り刃長さよりも大
きい場合には、第1のTAチップ2と同一半径上に、そ
れから軸方向にずらせて、第3のTAチップをその有効
刃をシャンクの軸線Aに平行にして設置するか、縦・横
送りを数回繰り返すことにより行う。
【0010】縦・横同時送りを行うことによる効果は、
時間の短縮のみにとどまらず、図4に示すすように切削
抵抗を大きく変化させる。図4は切削速度100m/m
in、送り速度0.1mm/刃、傾斜角5゜、切り込み
深さ0〜3mmで切削し切削抵抗を測定した結果を示
す。尚、一般切削は切り込み深さ3mmとして行った。
図4より、切削の送り分力(送り方向に作用する分力)
は同様であるが、主分力(ホルダーを送り方向に直角に
作用する分力)が減少し、ほぼ同様な比率で背分力(ホ
ルダーの軸方向に作用する分力)が増加していることが
わかる。
【0011】すなわち、傾斜切削では、ホルダーは軸方
向に大きな力を受けるが、この分力はホルダーを単にア
ーバに押しつけるだけであり性能・寸法等への影響は少
ない。さらに主分力の減少は、ホルダーの倒れを小さく
するものであり、振動・ビビリの発生を抑え、それによ
り切り刃のチッピング・欠け等を減少させる効果もあ
る。溝削りの例を用いて説明したが、本願の方法は肩削
り、特に大径孔を拡大するときのスパイラル加工、ポケ
ット加工、倣い加工等にも使用できることは言うまでも
ない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の切削方法
は、外周刃・底刃に切り刃を設けたスローアウェイエン
ドミルを使用して、1゜〜45゜傾斜させて、縦・横同
時送りを行うことにより切削効率を改善したものであ
る。また、傾斜切削により切削抵抗は軸方向に増大し、
主分力を減少するため、倒れを少なくし、安定した切削
状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の傾斜切削の加工例を示す説明図
である。
【図2】図2は図1の加工を行うスローアウェイ工具の
例を示す。
【図3】図3は図2の要部説明図である。
【図4】図4は傾斜切削時の切削抵抗を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 シャンク 2 チップ座 3 TAチップ(親刃) 7 切り屑ポケツト 8 止めネジ 9 TAチップ(子刃)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端と外周に切り刃をもつシャンク付き
    フライス工具を用いて、溝削り、及び/または肩削りに
    おいて、工具を傾斜移動させ縦・横同時に送ることを特
    徴とするエンドミルによる切削方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の切削方法において縦・横
    同時送りの傾斜を1゜〜45゜の角度で行うことを特徴
    とするエンドミルの切削方法。
JP19152592A 1992-06-25 1992-06-25 エンドミルによる切削方法 Pending JPH068026A (ja)

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