JPH0846818A - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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Publication number
JPH0846818A
JPH0846818A JP6176491A JP17649194A JPH0846818A JP H0846818 A JPH0846818 A JP H0846818A JP 6176491 A JP6176491 A JP 6176491A JP 17649194 A JP17649194 A JP 17649194A JP H0846818 A JPH0846818 A JP H0846818A
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JP
Japan
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circuit
input
signal
synchronization signal
synchronization
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Application number
JP6176491A
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English (en)
Inventor
Hideaki Sasaki
英昭 佐々木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの発振器からのクロックによって、入力
同期信号の種類の判定および入力同期信号に同期したク
ロックを発生する。 【構成】 入力同期信号は、PLL20に入力され、発
振回路26が同期したシステムクロックを発生する。こ
こで、発振回路26は、リセット後しばらくの間、所定
の一定周波数のシステムクロックを発生する。そこで、
入力同期信号検出・同期ロックモニタ30は、この一定
周波数のシステムクロックを用いて、入力同期信号の周
期を検出し、これにより入力同期信号の種類を判定す
る。そして、この判定が終わった後は、PLL20にお
ける分周回路24の分周比を判定した種類に応じたもの
に設定する。このため、入力同期信号に同期したシステ
ムクロックを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種類の方式の映像
信号における同期信号を受入れ、これに応じたクロック
を発生する映像信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア時代を迎え、映像信号処
理においてデジタル信号処理が採用されるようになって
きている。そして、デジタル信号処理では、その処理の
ために入力映像信号に同期したクロックが必要である。
そこで、通常の場合PLL(フェーズ・ロックド・ルー
プ)等を設け、入力同期信号に同期したクロックを生成
している。
【0003】一方、映像信号には、各種のものがある。
例えば、テレビジョン信号には、日本等で利用されてい
るNTSC方式の他に、PAL、SECAM等の方式が
あり、パソコンでは、従来のテレビジョン信号とは異な
る様々な画面モードを達成するための映像信号が利用さ
れている。
【0004】ここで、映像信号処理回路は、複数の方式
の映像信号に対応できれば、それだけ汎用性が増す。こ
のため、映像信号処理回路は、複数方式に対応できるこ
とが望ましい。ところが、各方式の同期信号はその周期
がかなり異なるため、PLLだけで複数方式の同期信号
に対応するクロックを発生するのは困難である。
【0005】そこで、従来の映像信号処理回路では、図
5に示すように、入力同期信号の種類の判定を行う入力
同期信号検出回路10を設け、この入力同期信号検出回
路10の検出結果に応じて、PLL20の各種条件を設
定して、PLL20において入力同期信号に同期したク
ロックを生成していた。
【0006】すなわち、PLL20は、位相比較回路2
2、分周回路24および発振回路26からなり、入力同
期信号検出回路10の検出結果に基づいて、分周回路2
4における分周比をセットし、また発振回路26の発振
素子や容量等の値を切換え制御することで、発振回路2
6から出力される映像処理用クロックの発振周波数を入
力同期信号に同期したものに制御する。
【0007】また、入力同期信号検出回路10は、入力
同期信号の周期を入力同期信号検出クロックをカウント
することにより検出する。ここで、このような入力同期
信号の周期を求めるためには、一定の周波数のクロック
が必要である。一方、映像信号処理回路では、そのクロ
ックとして発振回路26から出力される入力同期信号に
同期したクロック(映像処理用クロック)を用いるが、
発振回路26の発振周波数は、入力同期信号検出回路1
0における検出結果が得られないと安定しないものであ
り、入力同期信号に同期して始めて安定したクロックを
出力できるものである。しかしながら従来は、入力同期
信号の検出とPLL20によるクロックの生成が同時に
処理されていたので、この発振回路26の出力は、入力
同期信号検出クロックとして使用することができなかっ
た。そこで、入力同期信号検出クロックとして、他のク
ロックが必要である。
【0008】このためには、他の発振回路を設ければよ
いが、動作初期の入力同期信号の検出だけのために専用
の発振回路を設けるのは現実的でない。そこで、通常の
場合は、入力同期信号検出クロックは、他の回路から供
給を受けていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、他の回路から
クロックの供給を受けるということは、回路が2種類の
クロックで動作するものに分けられることになり、シス
テムが複雑になる。また、他の回路から受けるクロック
のための配線の引き回し等が必要であり、回路自体が複
雑になる。さらに、2種類のクロックが存在すると、こ
れがノイズ発生の原因にもなる。
【0010】また、通常PLL20により発生されるク
ロックにより動作する映像信号処理回路が1つの半導体
集積回路としてまとめられ、この場合入力同期信号検出
回路も同一の半導体集積回路内に収容される。そして、
この構成であると、半導体集積回路は、他の回路からの
クロックの供給を受けるために、専用の端子が必要にな
るという問題もある。
【0011】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、入力同期信号に同期した
クロックを発生するための発振回路からのクロックを利
用して入力同期信号の種類の判定を行うことができる映
像信号処理回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数種類の同
期信号による映像信号を処理する映像信号処理回路であ
って、入力同期信号と基準信号の位相差を出力する位相
比較回路と、初期設定時には予め設定された周波数のシ
ステムクロックを出力し動作時には位相比較回路で得ら
れた誤差信号に応じてシステムクロックの周波数が変更
される発振回路と、発振回路からのシステムクロックを
所定の分周比で分周し基準信号を生成し基準信号を位相
比較器に供給する分周回路と、入力同期信号の周期をシ
ステムクロックをカウントすることにより検出し入力同
期信号の種類を判別する判別手段と、この判別手段によ
り入力同期信号の種類が判別できた場合にその種類に応
じて分周回路における分周比をセットすると共に発振回
路における発振を位相比較回路からの誤差信号に応じて
変化するように制御する制御手段とを有し、入力同期信
号の種類の判定後、発振回路の発振周波数を入力同期信
号に同期ロックすることを特徴とする。
【0013】また、本発明は、上記判別手段は、入力同
期信号のエッジを切り出しこのエッジに対応したエッジ
パルスを出力するエッジ切り出し手段と、上記エッジ切
り出し手段からのエッジパルスによってリセットされシ
ステムクロックをカウントするカウンタと、カウンタの
カウント値をデコードし同期信号の種類に応じた出力線
にパルスを発生するデコーダと、このデコーダの出力パ
ルスと上記エッジパルスの論理演算から両者の同期状態
を検出する同期状態検出手段とを有し、上記同期状態検
出手段において検出した同期はずれの状態が所定期間継
続した場合に発振回路の初期設定をやり直す共に判別手
段における判別および制御手段における分周比のセット
をやり直すことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、リセット後、電源立ち上げ時
等の初期設定時には、発振回路が予め設定された一定周
波数のシステムクロックを出力する。そして、この一定
周波数のシステムクロックをカウントすることによって
入力同期信号の周期を検出し、検出した周期に基づい
て、入力同期信号の種類を判定する。また、この判定が
終わった場合には、得られた入力同期信号の種類に従
い、分周回路の分周比を決定することで、発振器の発振
周波数を同期ロックすることができる。
【0015】このように、1つの発振器をまず入力同期
信号の種類判定のためのクロックとして用い、種類判定
が終了した時には同期ロックする。そこで、外部から他
のクロックを供給してもらう必要がない。
【0016】また、入力同期信号の1周期とシステムク
ロックのカウントによる1周期がずれた状態が継続され
た場合には、これを検出し、発振回路をリセットすると
共に、判別手段における判別、制御手段における分周比
のセットをやり直す。従って、判定の誤り、一旦同期ロ
ックした後における同期外れ時にリセットすることがで
きる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は、実施例の全体構成を示すブロッ
ク図であり、従来例と同様に入力同期信号検出回路10
およびPLL20からなっており、PLL20は、位相
比較回路22、分周回路24、発振回路26からなって
いる。そして、本実施例の入力同期信号検出回路10
は、PLL20の発振回路26から出力されるシステム
クロックを利用して入力同期信号の種類を判定する。
【0018】入力同期信号検出回路10には、入力同期
信号検出・同期ロックモニタ30が設けられており、入
力同期信号の種類の判定およびその後の同期ロック状態
の監視が行われる。そこで、この入力同期信号検出・同
期ロックモニタ30には、入力同期信号および発振回路
26からのシステムクロックが供給されている。
【0019】入力同期信号検出回路10における入力同
期信号についての種類の判定結果は3ビットのデータと
して、メモリ32に供給され記憶される。そして、メモ
リ32の記憶内容に応じて、分周回路24における分周
比がセットされ、PLL20が通常の同期ロック動作を
行う。また、入力同期信号検出・同期ロックモニタ30
からは同期外れ状態を示すUNLOCK信号が出力さ
れ、これがスイッチSWを介しオアゲート34に供給さ
れている。このオアゲート34には、システムリセット
信号も供給されており、このオアゲート34からの出
力、すなわちUNLOCK信号またはシステムリセット
に基づいて、回路がリセットされ、初期設定が行われ
る。
【0020】さらに、入力同期信号検出回路10には、
シーケンスコントローラ36が設けられ、メモリ32へ
の検出結果の書き込み、スイッチSWのオンオフおよび
入力同期信号検出・同期ロックモニタ30のモード切換
えを制御する。なお、オアゲート34の出力は、入力同
期信号検出・同期ロックモニタ30、メモリ32、シー
ケンスコントローラ36のリセット端子に供給されるよ
うになっている。さらに、PLL20の分周回路24、
発振回路26にもこのオアゲート34の出力が供給され
ており、これら回路のリセットも同時に行われる。この
場合、分周回路24はリセットによって、分周比が初期
設定の値にセットされ、また発振回路26は発振周波数
が初期設定の周波数にセットされる。
【0021】次に、本実施例の動作について、図2のタ
イミングチャートに基づいて説明する。まず、電源立ち
上げ時には、システムリセット信号がHになり、オアゲ
ート34からHが出力される。これによって、入力同期
信号検出・同期ロックモニタ30、シーケンスコントロ
ーラ36、メモリ32、分周回路24、発振回路26な
どがリセットされる。従って、入力同期信号検出・同期
ロックモニタ30の出力である検出結果は適当な値、例
えば0にリセットされ、またUNLOCK信号がHにリ
セットされる。また、シーケンスコントローラ36がリ
セットされ、モード切換え信号がL、スイッチSWがオ
フ、メモリ32のライトイネーブルWEがLにリセット
される。
【0022】この状態で、入力同期信号検出・同期ロッ
クモニタ30は、リセットを終了し、入力同期信号検出
モードになる。入力同期信号検出・同期ロックモニタ3
0は、イニシャル設定状態(予め設定された一定周波
数)のシステムクロックを利用して入力同期信号の周期
を検出し、入力同期信号の種類、例えばNTSC,PA
L等の別を検出する。そして、この検出が終わると、入
力同期信号の検出結果の出力が開始される。また、この
検出結果の出力が始まって少し経った時点でシーケンス
コントローラ36は、カウントアップを開始する。そし
て、シーケンスコントローラ36は所定時間経過後にメ
モリ32にライト入力同期信号としてHを供給する。こ
れによってメモリ32に入力同期信号検出・同期ロック
モニタ30の出力結果である入力同期信号の種類につい
てのデータが記憶される。
【0023】メモリ32は、リセット信号が入力される
まで、この値を保持する。そして、このメモリ32の値
は、分周回路24に供給され、入力同期信号の種類に応
じた分周比がセットされ、PLL20が入力同期信号と
同期ロックする動作を開始する。従って、発振回路26
の出力するシステムクロックは、入力映像信号に同期し
たクロックになる。なお、必要によっては、発振回路2
6における発振素子や容量などをメモリ32からの信号
によって切換えてもよい。また、このメモリ32が検出
結果を保持するまでは、位相比較回路22がその誤差出
力を0として、発振回路26の発振周波数を予め設定さ
れた周波数のシステムクロックに維持すると良い。
【0024】シーケンスコントローラ36には、PLL
20の同期ロックの動作が開始して、その同期がロック
するのに十分な時間が設定されており、このタイミング
で、モード切換え信号をHにする。これによって、入力
同期信号検出・同期ロックモニタ30は、同期ロックモ
ニタモードになる。また、上述の同期ロック動作に入る
ことで、入力同期信号検出・同期ロックモニタ30に入
力されるシステムクロックも入力映像信号同期クロック
に切換えられるが、すでに入力同期信号の種類は分かっ
ており、この種類に応じた入力映像信号同期クロックの
周期も分かっているため、入力映像信号同期クロックの
所定数のカウントと入力同期信号の周期が同期したもの
になる。
【0025】そして、入力同期信号検出・同期ロックモ
ニタ30では、その動作が落ち着くと、UNLOCK信
号をLにする。シーケンスコントローラ36は、通常U
NLOCK信号がLになる時間が経過した後、スイッチ
SWをオンにセットする。これによって、UNLOCK
信号の状態が、各回路に供給されるようになる。ここ
で、入力同期信号検出・同期ロックモニタ30において
検出された入力同期信号の種類が正しければ、メモリ3
2に正しい値がセットされ、PLL20が正しく同期す
るため、UNLOCK信号はHにならず、通常の同期ロ
ックが達成される。これによってシーケンスコントロー
ラ36の仕事は終了する。
【0026】一方、入力同期信号検出・同期ロックモニ
タ30において検出された入力同期信号の種類がもし誤
りであった場合には、UNLOCK信号は、Lになら
ず、スイッチSWがオンされた時にシステムリセットが
かかり、上述と同様の動作が繰り返され、入力同期信号
の種類の判定がやり直される。
【0027】さらに、同期ロックモードに移った後、何
等かの原因で、同期ロックが外れ、入力同期信号と発振
回路26の出力信号のクロックの同期がとれなくなった
場合には、これが入力同期信号検出・同期ロックモニタ
30によって検出され、UNLOCK信号がHになる。
そこで、このUNLOCK信号のHがオアゲート34か
ら出力され、システムリセットがかかる。
【0028】このようにして、システムリセット時に、
入力同期信号検出回路10は、まずPLL部20からの
リセットによって、発振周波数が所定の初期値にセット
されたシステムクロックによって、入力同期信号の種類
を判定する。そして、この種類の判定が終わった後同期
ロック動作を開始する。従って、外部からクロックをも
らうことなく、入力同期信号の種類の判定を行うことが
できる。また、同期がとれなかった場合には、入力同期
信号検出・同期ロックモニタ30からのUNLOCK信
号がHになるため、システムをリセットし、入力同期信
号の検出からやり直すことができる。
【0029】次に、入力同期信号検出・同期ロックモニ
タ30の具体的構成およびその動作について、図3およ
び図4に基づいて説明する。入力同期信号は、システム
クロックにより、入力同期信号のダウンエッジを切り出
すダウンエッジ切り出し回路40に供給される。このダ
ウンエッジ切り出し回路40は、例えばワンショット回
路が利用され、入力同期信号が立ち下がった場合に、シ
ステムクロックの1クロックだけHのパルスを出力す
る。
【0030】このダウンエッジ切り出し回路40の出力
は、スイッチ42を介し、DFF(D型フリップフロッ
プ)44に供給される。ここで、スイッチ42は、上述
のシーケンスコントローラ36からのモード切換え信号
によって切換えられ、リセット後のモード切換え信号が
Lの期間は、ダウンエッジ切換え回路40の出力を選択
する。また、DFF44は、システムクロックによって
スイッチ42からの信号を取り入れる。そこで、DFF
44は、ダウンエッジ切り出し回路40の出力における
Hをシステムクロックの1クロック分遅れて出力するこ
とになる。
【0031】そして、このDFF44の出力は、オアゲ
ート46を介し、カウンタ48のリセット端Rに入力さ
れている。また、このカウンタ48のクロック入力端C
LKには、システムクロックが入力されており、カウン
タ48は、オア回路46からのHの入力の間(リセット
とリセットの間)にシステムクロックをカウントアップ
する。
【0032】この例では、カウンタ48は10ビットの
カウンタであり、各ビット線はデコーダ50に入力され
ている。ここで、種々の方式の同期信号の周期(ダウン
エッジの間隔)は予め分かっており、また初期設定され
るシステムクロックの周期も分かっている。このため、
それぞれの方式の同期信号の周期がシステムクロックの
幾つに対応するかは予め分かっている。そこで、このデ
コーダ50は、8つの方式について、カウンタ50のカ
ウント値(0〜210のカウント値)がその周期に対応す
るカウント値になったときに8つの出力線の中の対応す
る1つの出力線にHを出力する。
【0033】デコーダ50の8つの出力線は、8ビット
のDFF52に供給されている。このDFF52のクロ
ック端子CLKには、DFF54を介し、スイッチ42
の出力が供給されている。一方、このDFF54のクロ
ック端子には、システムクロックが反転されて供給され
ている。システムクロックが反転されると、Hのタイミ
ングがシステムクロックの1/2クロック分ずれる。従
って、DFF44とDFF54は、同一の入力信号を1
/2クロックずれて取り込むことになる。
【0034】上述したように、DFF44は、ダウンエ
ッジ切り出し回路40のHを1クロック分進んだ時に取
り込む(1クロック期間のHが立ち下がる瞬間に取り込
む)。ところが、ダウンエッジ切り出し回路40のHが
1/2クロック進んだ時に反転されたシステムクロック
が立ち上がって、そのときにDFF54がHを取り込
む。従って、DFF54は、DFF44よりシステムク
ロックの1/2クロックだけ先にHを出力することにな
る。従って、カウンタ48のカウント内容がクリアされ
る直前(1/2クロック前)にデコーダ50のデコード
結果がDFF52に取り込まれる。
【0035】入力同期信号がデコーダ50が前提として
いる8つの方式の内の1つであれば、その1周期におけ
るカウンタのカウント値は予め定められている値に達
し、その時にデコーダ50の対応する出力線がHにな
る。そこで、どの出力線がHかという情報がDFF52
にラッチされることになる。
【0036】DFF52には、デコーダ54が接続され
ており、DFF52から入力される8本の出力線のどの
線がHであるかとの情報を3ビットのデジタルデータ
(23=8)として出力する。従って、この3ビットの
情報検出結果として入力同期信号検出・同期ロックモニ
タ30から出力され、これが例えばメモリ32に記憶さ
れる。
【0037】また、デコーダ50の出力およびデコーダ
54の出力は、スイッチ56に供給される。このスイッ
チ56は、デコーダ54から供給される3ビットのデー
タによってデコーダ50の出力線の内、どの線がDFF
52にラッチされた際にHであったかを認識し、この線
を選択して出力する。従って、スイッチ56からデコー
ダ50の1クロックだけHになる信号が出力される。そ
して、このスイッチ56の出力は、スイッチ42の他の
入力端に入力される。
【0038】上述のように、ダウンエッジ切り出し回路
40の出力もスイッチ42に入力されており、このスイ
ッチ42は、シーケンスコントローラ36からのモード
切換え信号によって、切換えられる。すなわち、図2に
おいて、入力同期信号検出・同期ロックモニタ30が同
期ロックモニタモードに移行した際にダウンエッジ切り
出し回路40の出力に代えて、スイッチ56の出力を採
用するように切換える。これによって、カウンタ48が
所定のカウント値になった場合に、デコーダ50、スイ
ッチ56からHが出力され、カウンタ48がリセットさ
れる動作を繰り返すことになる。
【0039】ここで、システムクロックが入力映像信号
同期同期クロックに変った時に、そのクロック周期が変
る。一般的には、このとき変るのは、分周回路24の分
周比であり、発振回路26の発信周波数の変更は少な
く、カウンタのカウント値に対する影響は少ない。従っ
て、システムクロックが入力映像信号信号同期クロック
に変化しても問題はない。しかし、発信回路の発信素子
や容量等を変更した場合には、カウンタ48におけるカ
ウント値にも影響がでる。
【0040】そこで、このような場合には、シーケンス
コントローラ36が、入力同期信号検出・同期ロックモ
ニタ30から供給される検出結果のデータ基づいて、デ
コーダ50におけるカウンタ48のデコード値を変更す
る。すなわち、検出された方式の入力同期信号の周期を
そのときの入力映像信号同期クロックでカウントしたカ
ウント値により、デコードするようにデコーダ50を切
換える。これによって、入力同期信号の周期とデコーダ
50からHが出力されるタイミングが同期されることに
なる。なお、このような切換えが行われた直後には、若
干同期しない期間が生まれるかも知れないが、図2に示
すように所定期間後に同期ロックモニタモードに移行し
た際には、同期したものになっている。
【0041】また、ダウンエッジ切り出し回路40の出
力と、スイッチ56の出力は、アンドゲート58に入力
される。そこで、両者がHの場合に、このアンドゲート
58からHが出力される。すなわち、入力同期信号の1
周期と、カウンタ48でカウントした1周期が同一であ
れば、アンドゲート58への入力は両者共Hであり、こ
のアンドゲート58の出力によって、同期状態を監視す
ることができる。
【0042】そこで、このアンドゲート58の出力は、
アップダウンカウンタ60のアップダウン端子に入力さ
れる。また、アンドゲート58へ入力される前のスイッ
チ56の出力がDFF62を介し、アップダウンカウン
タ60のクロック入力端CLKに入力されている。DF
F62は、DFF44と同様に、1水平期間に1回、シ
ステムクロックに対し1周期遅れてHを出力する。従っ
て、アンドゲート58がHを出力している時にDFF6
2の出力が立ち上がれば、アップダウンカウンタ60は
アップカウントし、アンドゲート58の出力がLの時に
DFF62の出力が立ち上がれば、アップダウンカウン
タ60はダウンカウントする。
【0043】そして、このアップダウンカウンタ60の
出力は、デコーダ64に入力されており、デコーダ64
がアップダウンカウンタ60のカウント値に応じて、U
NLOCK信号としてHまたはLを出力する。この例に
おいて、アップダウンカウンタは、4ビットのカウンタ
であり、カウント値は、カウントダウンすることによっ
て0、カウントアップすることによって15になる。
【0044】デコーダ64は、カウント値が8以上の時
にL、7以下の時にHを出力するように設定されてい
る。これによって、入力同期信号と、カウンタ48の出
力が同期している場合には、アンドゲート58からHが
出力され、この状態でアップダウンカウンタ60がカウ
ントアップし、これが8回継続すれば、UNLOCK信
号がLになる。同期状態が良ければ、アップダウンカウ
ンタ60はさらにカウントアップし、カウント値15に
なっている。
【0045】ここで、何等かの原因で、同期がとれなく
なった場合には、アンドゲート58からHが出なくな
り、アップダウンカウンタ60はダウンカウントを開始
し、8回以上継続すれば、アップダウンカウンタ60の
カウント値は7以下になり、UNLOCK信号がHにな
り、システムリセットがかかる。
【0046】このように、アップダウンカウンタ60を
用い、同期状態を監視するため、1度の同期はずれなど
ですぐにリセットされることがなく安定した動作が達成
される。また、メモリ32に記憶された検出結果が誤っ
ていた時には、アンドゲート58からHは出力されず、
信号はUNLOCKはHのままになる。そこで、スイッ
チSWをオンしたときにすぐにリセットがかかる。
【0047】なお、この例では、アップダウンカウンタ
60は、アンドゲート58の出力がHとなる確率が5割
を越えることでアップカウント、5割未満でダウンカウ
ントになるが、他の方法でも良い。
【0048】このように、本実施例によれば、発振回路
26の初期出力であるシステムクロックを利用して、入
力同期信号の周期をカウントし、入力同期信号の種類を
判定する。従って、他の回路からクロックの供給を受け
る必要がない。また、カウンタ48を利用して、同期状
態をモニターすることができるため、同期はずれの際に
確実なリセットが行える。さらに、同期はずれの検出に
アップダウンカウンタ60を利用し、判定に幅を持たせ
たため、安定した動作が得られる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リセット後、電源立ち上げ時等の初期設定時には、発振
回路が予め設定された一定周波数のシステムクロックを
出力する。そして、この一定周波数のシステムクロック
をカウントすることによって入力同期信号の周期を検出
し、検出した周期に基づいて、入力同期信号の種類を判
定する。また、この判定が終わった場合には、得られた
入力同期信号の種類に従い、分周回路の分周比を決定す
ることで、発振器の発振周波数を同期ロックすることが
できる。
【0050】このように、1つの発振器をまず入力同期
信号の種類判定のためのクロックとして用い、種類判定
が終了した時には同期ロックする。そこで、外部から他
のクロックを供給してもらう必要がない。このため、他
のクロックのための配線の引き回し等が不要であり、シ
ステムが簡略化でき、またノイズ発生のおそれを少なく
なる。また、1つの半導体集積回路としてまとめた場合
にも、他の回路からのクロックの供給を受けるために端
子も不要となる。
【0051】また、入力同期信号の1周期とシステムク
ロックのカウントによる1周期がずれた状態が継続され
た場合には、これを検出し、発振回路をリセットすると
共に、判別手段における判別、制御手段における分周比
のセットをやり直す。従って、判定の誤り、一旦同期ロ
ックした後における同期外れ時にリセットすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】入力同期信号検出・同期ロックモニタ30同期
モニタの構成を示すブロック図である。
【図4】実施例の各部のパルス波形を示す図である。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 入力同期信号検出回路 20 PLL 22 位相比較回路 24 分周回路 26 発振回路 30 入力同期信号検出・同期ロックモニタ 32 メモリ 36 シーケンスコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の同期信号により映像信号を処
    理する映像信号処理回路であって、 入力同期信号と基準信号の位相差を出力する位相比較回
    路と、 初期設定時には、予め設定された周波数のシステムクロ
    ックを出力し、動作時には位相比較回路で得られた誤差
    信号に応じてシステムクロックの周波数が変更される発
    振回路と、 発振回路からのシステムクロックを所定の分周比で分周
    し、基準信号を生成し、基準信号を位相比較器に供給す
    る分周回路と、 入力同期信号の周期をシステムクロックをカウントする
    ことにより検出し、入力同期信号の種類を判別する判別
    手段と、 この判別手段により入力同期信号の種類が判別できた場
    合に、その種類に応じて、分周回路における分周比をセ
    ットすると共に、発振回路における発振を位相比較回路
    からの誤差信号に応じて変化するように制御する制御手
    段と、 を有し、 入力同期信号の種類の判定後、発振回路の発振周波数を
    入力同期信号に同期ロックすることを特徴とする映像信
    号処理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回路において、 上記判別手段は、 入力同期信号のエッジを切り出し、このエッジに対応し
    たエッジパルスを出力するエッジ切り出し手段と、 上記エッジ切り出し手段からのエッジパルスによってリ
    セットされ、システムクロックをカウントするカウンタ
    と、 カウンタのカウント値をデコードし、同期信号の種類に
    応じた出力線にパルスを発生するデコーダと、 このデコーダの出力パルスと、上記エッジパルスの論理
    演算から、両者の同期状態を検出する同期状態検出手段
    と、 を有し、 上記同期状態検出手段において検出した同期はずれの状
    態が所定期間継続した場合に、発振回路の初期設定をや
    り直す共に、判別手段における判別および制御手段にお
    ける分周比のセットをやり直すことを特徴とする映像信
    号処理回路。
JP6176491A 1994-07-28 1994-07-28 映像信号処理回路 Pending JPH0846818A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200383A (ja) * 1998-08-07 2010-09-09 Thomson Consumer Electronics Inc 水平周波数信号発生器、同期回路、およびビデオ表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010233248A (ja) * 1998-08-07 2010-10-14 Thomson Consumer Electronics Inc 水平周波数信号発生器、同期回路、およびビデオ表示装置

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