JPH084492Y2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JPH084492Y2
JPH084492Y2 JP1989016415U JP1641589U JPH084492Y2 JP H084492 Y2 JPH084492 Y2 JP H084492Y2 JP 1989016415 U JP1989016415 U JP 1989016415U JP 1641589 U JP1641589 U JP 1641589U JP H084492 Y2 JPH084492 Y2 JP H084492Y2
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JP
Japan
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surface plate
adhesive
base material
height
protrusion
Prior art date
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JP1989016415U
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JPH02107626U (ja
Inventor
竹男 四宮
三郎 東富
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は浴室ユニット等の壁パネルとして使用される
建築用パネルに関するものである。
[従来の技術] 従来、浴室ユニット等の壁パネルとして多く使用され
ている建築用パネルとしては第4図に示されるように角
パイプ等の下地フレーム1に無機質板等の下地材12をビ
ス等の固着具13によって固着し、この下地材12にタイル
等の表面板2を隣合うように整列状態に接着剤7にて固
着してパネル化されたものであった。
[考案が解決しようとする課題] しかし上述のような従来例にあっては、表面板2を隣
合うように整列状態に配置した場合、上下左右の表面板
2の目地寸法がずれやすく、このため、目地部分3の位
置決めを行うための治具が必要であり、また、接着剤7
にて下地材12に固着する場合、接着剤7の厚み精度が不
均一になりやすく、製造された建築用パネルの厚み精度
が悪いものであり、また、このように接着剤7の厚みが
不均一であるため、接着剤7による接着強度が不均一と
なるものであり、接着剤7による固着の時間にばらつき
が生じることとなり、接着剤7による接着の作業性が低
下することとなり、生産性が悪いという問題があった。
本考案は上記問題点を解決しようとするものであり、
その目的とするところは、下地基材の十分な強度が得ら
れると共に、表面板の目地ずれを防止し、接着剤の厚み
精度を向上させて接着剤による接着の作業性を向上さ
せ、生産性を向上させることができる建築用パネルを提
供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における建築用パ
ネルは、縦片20の上下両端から両側方に横片9を夫々突
出させてI型に形成された下地基材1上に複数枚の表面
板2を整列状態に配設し、各表面板2を上記I型に形成
された下地基材1の上端で支持し、隣合う表面板2間の
目地部分3に対応するように上記縦片20の直上に表面板
2よりも高さの低い表面板位置決め用突起4を突設し、
この表面板位置決め用突起4を隣合う表面板2間の目地
部分3に位置させると共に、表面板位置決め用突起4の
両側方に表面板位置決め用突起4よりも低い高さで、表
面板2の端部下面に当接される段部8を夫々形成し、上
側の横片9上に段部8の高さと略同じ高さで、表面板2
の下面に当接される支持突起5を突設し、表面板位置決
め用突起4の段部8と支持突起5との間に接着剤充填用
の接着剤充填部6を形成したものである。
[作用] 隣合う表面板2間の目地部分3に対応するように下地
基材1に表面板位置決め用突起4を突設し、この表面板
位置決め用突起4を隣合う表面板2間の目地部分3に位
置させてあることによって、隣合う表面板2の目地部分
3は隣合う表面板2間の目地部分3に表面板位置決め用
突起4が位置していることにより、表面板2の位置決め
がなされると共に目地巾は表面板位置決め用突起4によ
って一定に決められることとなり、隣合う表面板2の目
地巾がばらつくということがない。ここで、下地基材1
は縦片20の上下両端から両側方に横片9を夫々突出させ
てI型に形成されているので、I型に形成された単一の
下地基材1の上端で表面板2を支持することで、表面板
2からの荷重が下地基材1の縦片20で受け止められて横
片9への負担が軽減されるので、下地基材1を縦片20の
両側方が夫々開放されたI型に形成したにもかかわらず
下地基材1の十分な強度が得られ、表面板2の支持強度
のアップを図りつつ、表面板位置決め用突起4により一
定の目地幅を確保できるものであり、さらに表面板位置
決め用突起4の段部8と支持突起5との間の接着剤充填
用の接着剤充填部6を形成したことによって、表面板2
の下面と下地基材1との間に設けられる接着剤7の厚み
が決められることとなり、接着剤7の厚みが均一となっ
て接着剤7による接着強度が一定となり接着剤7による
固着時の作業性が向上し、生産性が向上する。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示すものである。この建
築用パネルはアルミ押し出し成形品の下地基材1と、タ
イル、無機質系化粧板、FRP化粧板、人造石等の表面板
2とにより主体を構成してあり、格子状に配置された下
地基材1上に複数枚の表面板2を隣合うように整列状態
に配設して形成してある。格子状に形成された下地基材
1は第3図に示されるように外周枠となる端部用下地基
材1aと中央部に位置する中央部用下地基材1bとにより構
成してある。この中央部用下地基材1bは縦片20の上下両
端から両側方に横片9を夫々突出させてI型に形成して
あり、上部には隣合う表面板2間の目地部分3に対応す
るように表面板2よりも高さの低い表面板位置決め用突
起4を突設してある。この表面板位置決め用突起4は、
第1図に示すように、表面板2の高さよりも低い高さで
地基材の縦片20の直上に突設されている。表面板位置決
め用突起4の側部には切欠を設けて表面板位置決め用突
起4よりも高さが低い段部8を形成してあり、この段部
8に隣合う表面板2の端部下面を載置して隣合う表面板
2間の目地部分3に表面板位置決め用突起4が位置する
ようにしてある。中央部用下地基材1bの上部には両側方
に向けて横片9を突設してあり、この横片9には表面板
位置決め用突起4よりも低く、表面板2の下面に当接さ
れる支持突起5を突設してある。このとき、支持突起5
の高さは上記段部8の高さとほぼ同一高さとしてあり、
中央部用下地基材1b上に表面板2を載置した場合には表
面板2の端部下面を段部8と支持突起5とによって支持
することができるようにしてある。そして支持突起5と
表面板位置決め用突起4の段部8との間には接着剤7に
て中央部用下地基材1bに表面板2を固着するための接着
剤充填部6を形成してあり、表面板2はこの接着剤充填
部6に充填された接着剤7にて固着されるようにしてあ
る。略コ字状に形成された端部用下地基材1aは横片9の
上部外周に表面板2の端部を位置決めする立ち上げ片10
を立設してあり、横片9上には複数箇所に支持突起5を
突設してある。そして端部用下地基材1aに固着される表
面板2は側端部を立ち上げ片10に当接すると共に支持突
起5間の接着剤充填部6に充填された接着剤7にて固着
されるようにある。11は目地部分3に位置する表面板位
置決め用突起4を埋めるようにして目地部分3に充填さ
れた目地剤である。
しかして下地基材1に表面板2を固着するにあたって
は、第2図に示されるように下地基材1の接着剤充填部
6に接着剤7を充填し、表面板2を表面板位置決め用突
起4で仕切られた枠内にセットし、接着剤7の加圧、養
生を行うと共に隣合う表面板2間の目地部分3に位置す
る表面板位置決め用突起4を埋めるようにして目地部分
3に目地剤11を充填し、パネル化する。このように表面
板位置決め用突起4を隣合う表面板2間の目地部分3に
位置させるようにして表面板位置決め用突起4にて仕切
られた枠内に表面板2をセットするようにしてあること
により、表面板2は目地部分3に位置される表面板位置
決め用突起4の存在によって位置ずれするということが
なく、隣合う表面板2の目地巾の寸法が一定となるもの
であり、表面板2の位置決め用の治具も不必要であり、
目地巾が一定となった建築用パネルを製造することがで
きる。また、表面板2は端部下面を段部8に載置すると
共に支持突起5に載置されていることによって、横片9
と表面板2の下面との間の隙間寸法が一定となり、した
がって、接着剤充填部6の厚み寸法も一定となるもので
あり、接着剤充填部6に充填された接着剤7の厚みも一
定となり、接着剤7による接着強度が一定となり、接着
強度の精度が向上し、このように接着強度が一定となる
ことによって、接着剤7による表面板2の固着の作業性
が向上することとなり生産性が向上するものである。こ
のとき、接着剤7としては、表面板2と下地基材1の
熱、水分等による寸法変化の差によって発生する内部応
力を緩和、吸収し、反り、剥離等を防止するためエポキ
シ系、変性シリコーン系等の弾性系接着剤を用いるのが
望ましい。
[考案の効果] 本考案は叙述のように縦片の上下両端から両側方に横
片を夫々突出させてI型に形成された下地基材上に複数
枚の表面板を整列状態に配設し、各表面板を上記I型に
形成された下地基材の上端で支持し、隣合う表面板間の
目地部分に対応するように下地基材の縦片の直上に表面
板よりも高さの低い表面板位置決め用突起を突設し、こ
の表面板位置決め用突起を隣合う表面板間の目地部分に
位置させると共に、表面板位置決め用突起の両側方に表
面板位置決め用突起よりも低い高さで、表面板の端部下
面に当接される段部を夫々形成し、上側の横片上に段部
の高さと略同じ高さで、表面板の下面に当接される支持
突起を突設したものであり、このようにI型に形成され
た単一の下地基材の上端で表面板を支持することで、表
面板からの荷重が下地基材の縦片で受け止められ、横片
への負担が軽減されるので、下地基材を縦片の両側方が
夫々開放されたI型に形成したにもかかわらず下地基材
の十分な強度が得られ、下地基材に曲げや傾きが生じる
心配がなく、表面板の支持強度アップを図りつつ、表面
板位置決め用突起によって表面板間の目地幅を一定に確
保できるものであり、さらに表面板位置決め用突起の段
部と支持突起との間に接着剤充填用の接着剤充填部を形
成してあるので、支持突起が表面板の下面に当接するこ
とによって、表面板の下面と下地基材との間に設けられ
る接着剤の厚みが決められることとなり、接着材の厚み
が均一なって接着剤による接着強度が一定となり接着精
度が向上し、接着剤による固着時の作業性が向上し、生
産性が向上するものであり、特に支持突起の高さを表面
位置決め用突起と同じ高さとしたことで、表面板の目地
部分の両側方での表面高さが同じ高さに支持される結
果、表面板(建築用パネル)の施工作業のスピードアッ
プと施工信頼性の向上が図られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の部分拡大断面図、第2図は
同上の表面板を接着する前の下地基材と表面板の断面
図、第3図(a)(b)は同上の一部切欠した上面図、
側断面図、第4図は従来例の部分拡大断面図であって、
1は下地基材、2は表面板、3は目地部分、4は表面板
位置決め用突起、5は支持突起、6は接着剤充填部、9
は横片、20は縦片である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−97747(JP,A) 実開 昭62−155147(JP,U) 実開 昭60−84633(JP,U) 実開 昭48−52317(JP,U) 実開 昭59−168421(JP,U) 実開 昭63−85717(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦片の上下両端から両側方に横片を夫々突
    出させてI型に形成された下地基材上に複数枚の表面板
    を整列状態に配設し、各表面板を上記I型に形成された
    下地基材の上端で支持し、隣合う表面板間の目地部分に
    対応するように下地基材の縦片の直上に表面板よりも高
    さの低い表面板位置決め用突起を突設し、この表面板位
    置決め用突起を隣合う表面板間の目地部分に位置させる
    と共に、表面板位置決め用突起の両側方に表面板位置決
    め用突起よりも低い高さで、表面板の端部下面に当接さ
    れる段部を夫々形成し、上側の横片上に段部の高さと略
    同じ高さで、表面板の下面に当接される支持突起を突設
    し、表面板位置決め用突起の段部と支持突起との間に接
    着剤充填用の接着剤充填部を形成して成る建築用パネ
    ル。
JP1989016415U 1989-02-15 1989-02-15 建築用パネル Expired - Lifetime JPH084492Y2 (ja)

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JPH02107626U JPH02107626U (ja) 1990-08-27
JPH084492Y2 true JPH084492Y2 (ja) 1996-02-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6004863B2 (ja) * 2012-09-24 2016-10-12 テイ・エス テック株式会社 シートのフレーム

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