JPH084263A - 直貼り用床板 - Google Patents
直貼り用床板Info
- Publication number
- JPH084263A JPH084263A JP15932694A JP15932694A JPH084263A JP H084263 A JPH084263 A JP H084263A JP 15932694 A JP15932694 A JP 15932694A JP 15932694 A JP15932694 A JP 15932694A JP H084263 A JPH084263 A JP H084263A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- floor board
- floor
- base plate
- woody base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 木質基板に波打ち等が発生しない直貼り用床
板を提供する。 【構成】 裏面に略平行な複数の溝１２が形成された木
質基板１３の裏面に、熱収縮性シート１４を介してシー
ト材１５が加熱・貼着されている。
板を提供する。 【構成】 裏面に略平行な複数の溝１２が形成された木
質基板１３の裏面に、熱収縮性シート１４を介してシー
ト材１５が加熱・貼着されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、戸建住宅や集合住宅等
で使用される直貼り用床板に関する。
で使用される直貼り用床板に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の直貼り用床板７０は、図３に示す
ように中心の薄い木質基板７１が水分の吸収あるいは放
出により反りが発生するので、この反りを防止するため
に木質基板７１の下面に突板７２と同等の裏打ち材７３
を貼着してバランスをとっていた。
ように中心の薄い木質基板７１が水分の吸収あるいは放
出により反りが発生するので、この反りを防止するため
に木質基板７１の下面に突板７２と同等の裏打ち材７３
を貼着してバランスをとっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この直
貼り用床板７０は、反りを防止することはできたが、部
分的な圧締ムラによって図３の２点鎖線で示すように木
質基板７１に波打ちが発生していた。従って、施工時に
平滑に床面を仕上げられず、また、施工後も床板同志に
突き上げが発生するという問題があった。本発明はこの
ような事情に鑑みなされたもので、木質基板に波打ち等
が発生しない直貼り用床板を提供することを目的とす
る。
貼り用床板７０は、反りを防止することはできたが、部
分的な圧締ムラによって図３の２点鎖線で示すように木
質基板７１に波打ちが発生していた。従って、施工時に
平滑に床面を仕上げられず、また、施工後も床板同志に
突き上げが発生するという問題があった。本発明はこの
ような事情に鑑みなされたもので、木質基板に波打ち等
が発生しない直貼り用床板を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載の直貼り用床板は、裏面に略平行な複数の溝が形成
された木質基板の裏面に、熱収縮性シートを介してシー
ト材が加熱・貼着されて構成されている。
記載の直貼り用床板は、裏面に略平行な複数の溝が形成
された木質基板の裏面に、熱収縮性シートを介してシー
ト材が加熱・貼着されて構成されている。
【０００５】
【作用】請求項１記載の直貼り用床板においては、木質
基板の裏面に略平行な複数の溝が形成されているので、
木質基板は柔軟性を有する。そして、該木質基板の裏面
に、熱収縮性シートを介してシート材が加熱・貼着され
ると、熱収縮性シートが加熱によって収縮することによ
り木質基板は引っ張られて直貼り用床板全体が弓なりに
反る。
基板の裏面に略平行な複数の溝が形成されているので、
木質基板は柔軟性を有する。そして、該木質基板の裏面
に、熱収縮性シートを介してシート材が加熱・貼着され
ると、熱収縮性シートが加熱によって収縮することによ
り木質基板は引っ張られて直貼り用床板全体が弓なりに
反る。
【０００６】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図１は本発明の一実施例に係る直貼り用床
板の製造工程の概略説明図、図２は直貼り用床板を床下
地に置いた状態を示す正面図である。
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図１は本発明の一実施例に係る直貼り用床
板の製造工程の概略説明図、図２は直貼り用床板を床下
地に置いた状態を示す正面図である。
【０００７】図１（Ｃ）に示す本発明の一実施例に係る
直貼り用床板１０は、表面に化粧シート１１が貼着さ
れ、裏面に略平行な複数の溝１２が形成された木質基板
１３の裏面に、熱収縮性シート１４を介してシート材１
５が加熱・貼着されている。前記化粧シート１１は、突
板、合成樹脂シート、化粧紙等からなっている。前記木
質基板１３は、合板、パーティクルボード又は繊維板等
からなって、底面には柔軟性を持たせるために前後方向
に２５〜５０ｍｍ程度のピッチで、幅が１ｍｍ程度、深
さが木質基板１３の厚みの１／２〜１／３程度の平行な
溝１２が複数形成されている。前記熱収縮性シート１４
は、ポリエステル、ポリスチレン、ポリプロピレン、塩
化ビニリデン、架橋ポリエチレン等からなり、厚みが
０．２５〜１．０ｍｍ程度である。なお、熱収縮性シー
ト１４は熱収縮率が１０〜８０％の範囲のものを使用す
る。熱収縮率が１０％以下では木質基板１３に反りを生
じさせるに足りず、熱収縮率が８０％以上では木質基板
１３の反りが大きすぎる。前記シート材１５は、塩化ビ
ニル樹脂、ゴム、発泡プラスチックフォーム、不織布等
からなっている。
直貼り用床板１０は、表面に化粧シート１１が貼着さ
れ、裏面に略平行な複数の溝１２が形成された木質基板
１３の裏面に、熱収縮性シート１４を介してシート材１
５が加熱・貼着されている。前記化粧シート１１は、突
板、合成樹脂シート、化粧紙等からなっている。前記木
質基板１３は、合板、パーティクルボード又は繊維板等
からなって、底面には柔軟性を持たせるために前後方向
に２５〜５０ｍｍ程度のピッチで、幅が１ｍｍ程度、深
さが木質基板１３の厚みの１／２〜１／３程度の平行な
溝１２が複数形成されている。前記熱収縮性シート１４
は、ポリエステル、ポリスチレン、ポリプロピレン、塩
化ビニリデン、架橋ポリエチレン等からなり、厚みが
０．２５〜１．０ｍｍ程度である。なお、熱収縮性シー
ト１４は熱収縮率が１０〜８０％の範囲のものを使用す
る。熱収縮率が１０％以下では木質基板１３に反りを生
じさせるに足りず、熱収縮率が８０％以上では木質基板
１３の反りが大きすぎる。前記シート材１５は、塩化ビ
ニル樹脂、ゴム、発泡プラスチックフォーム、不織布等
からなっている。
【０００８】次に、直貼り用床板１０を製造する方法に
ついて説明する。先ず、図１（Ａ）に示すように木質基
板１３の表面に化粧シート１１を貼着する。そして、木
質基板１３の底面の前後方向に２５〜５０ｍｍ程度のピ
ッチで、幅が１ｍｍ程度、深さが木質基板１３の厚みの
１／２〜１／３程度の平行な溝１２を複数形成する。こ
の場合、木質基板１３は下方に弓なりに反る。そして、
図１（Ｂ）に示すように木質基板１３の底面に熱収縮性
シート１４を貼着し、更に、該熱収縮性シート１４の下
面にシート材１５を貼着して直貼り用床板１０を形成す
る。そして、該直貼り用床板１０を、１００〜１８０℃
程度の温度、０．５〜１．０ｋｇ／ｃｍ2 程度の圧力で
２０〜４０分程度ホットプレスにかける。そして、所定
時間の後に、直貼り用床板１０をホットプレスから取り
出すと、図１（Ｃ）に示すように熱収縮性シート１４が
収縮して木質基板１３が引っ張られて直貼り用床板１０
全体が上方に弓なりに反る。このようにして製造された
直貼り用床板１０を使用する場合には、図２に示すよう
に直貼り用床板１０を床下地１６に置くと直貼り用床板
１０の自重で床下地１６に柔軟に馴染み、従来のように
床板同志に突き上げ等が発生することはない。
ついて説明する。先ず、図１（Ａ）に示すように木質基
板１３の表面に化粧シート１１を貼着する。そして、木
質基板１３の底面の前後方向に２５〜５０ｍｍ程度のピ
ッチで、幅が１ｍｍ程度、深さが木質基板１３の厚みの
１／２〜１／３程度の平行な溝１２を複数形成する。こ
の場合、木質基板１３は下方に弓なりに反る。そして、
図１（Ｂ）に示すように木質基板１３の底面に熱収縮性
シート１４を貼着し、更に、該熱収縮性シート１４の下
面にシート材１５を貼着して直貼り用床板１０を形成す
る。そして、該直貼り用床板１０を、１００〜１８０℃
程度の温度、０．５〜１．０ｋｇ／ｃｍ2 程度の圧力で
２０〜４０分程度ホットプレスにかける。そして、所定
時間の後に、直貼り用床板１０をホットプレスから取り
出すと、図１（Ｃ）に示すように熱収縮性シート１４が
収縮して木質基板１３が引っ張られて直貼り用床板１０
全体が上方に弓なりに反る。このようにして製造された
直貼り用床板１０を使用する場合には、図２に示すよう
に直貼り用床板１０を床下地１６に置くと直貼り用床板
１０の自重で床下地１６に柔軟に馴染み、従来のように
床板同志に突き上げ等が発生することはない。
【０００９】なお、本実施例においては、ホットプレス
を使用したが、コールドプレスで木質基板に熱収縮性シ
ート及びシート材を貼着した後、ドライヤー等により熱
を加えて直貼り用床板に反りを生じさせるようにしても
よい。また、本実施例においては、シート材を一枚設け
たが、異なるシート材を複数重ねて貼着することにより
防音性能を付与することもできる。
を使用したが、コールドプレスで木質基板に熱収縮性シ
ート及びシート材を貼着した後、ドライヤー等により熱
を加えて直貼り用床板に反りを生じさせるようにしても
よい。また、本実施例においては、シート材を一枚設け
たが、異なるシート材を複数重ねて貼着することにより
防音性能を付与することもできる。
【００１０】
【発明の効果】請求項１記載の直貼り用床板は、裏面に
略平行な複数の溝が形成された木質基板の裏面に、熱収
縮性シートを介してシート材が加熱・貼着されているの
で、常に全体が上方に弓なりに反った床板が得られる。
従って、施工時には直貼り用床板は床下地に馴染じみ、
床板間に突き上げ等が発生することがない。
略平行な複数の溝が形成された木質基板の裏面に、熱収
縮性シートを介してシート材が加熱・貼着されているの
で、常に全体が上方に弓なりに反った床板が得られる。
従って、施工時には直貼り用床板は床下地に馴染じみ、
床板間に突き上げ等が発生することがない。
【図１】本発明の一実施例に係る直貼り用床板の製造工
程の概略説明図である。
程の概略説明図である。
【図２】直貼り用床板を床下地に置いた状態を示す正面
図である。
図である。
【図３】従来例に係る直貼り用床板の正面図である。
１０ 直貼り用床板 １１ 化粧シート １２ 溝 １３ 木質基板 １４ 熱収縮性シート １５ シート材 １６ 床下地
Claims (1)
- 【請求項１】 裏面に略平行な複数の溝が形成された木
質基板の裏面に、熱収縮性シートを介してシート材が加
熱・貼着されていることを特徴とする直貼り用床板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15932694A JPH084263A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 直貼り用床板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15932694A JPH084263A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 直貼り用床板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH084263A true JPH084263A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15691372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15932694A Pending JPH084263A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 直貼り用床板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084263A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11172904A (ja) * | 1997-12-12 | 1999-06-29 | Eidai Co Ltd | 建築用化粧板 |
| WO2013036197A1 (en) * | 2011-09-09 | 2013-03-14 | Välinge Flooring Technology AB | Panel forming |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP15932694A patent/JPH084263A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11172904A (ja) * | 1997-12-12 | 1999-06-29 | Eidai Co Ltd | 建築用化粧板 |
| WO2013036197A1 (en) * | 2011-09-09 | 2013-03-14 | Välinge Flooring Technology AB | Panel forming |
| US9757928B2 (en) | 2011-09-09 | 2017-09-12 | Ceraloc Innovation Ab | Method for producing a panel with a wood based core and a surface layer comprising a thermosetting resin |
| US20170334184A1 (en) * | 2011-09-09 | 2017-11-23 | Ceraloc Innovation Ab | Panel forming |
| US11130325B2 (en) | 2011-09-09 | 2021-09-28 | Ceraloc Innovation Ab | Panel forming |
| US20220032594A1 (en) * | 2011-09-09 | 2022-02-03 | Ceraloc Innovation Ab | Panel forming |
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