JPH084187A - 鉄骨構造物の勾配屋根構造 - Google Patents
鉄骨構造物の勾配屋根構造Info
- Publication number
- JPH084187A JPH084187A JP16468894A JP16468894A JPH084187A JP H084187 A JPH084187 A JP H084187A JP 16468894 A JP16468894 A JP 16468894A JP 16468894 A JP16468894 A JP 16468894A JP H084187 A JPH084187 A JP H084187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- steel
- beams
- main
- hangers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小屋梁の構成部材点数と加工手間が減少し、
部材規格の統一化による生産性の向上とコストダウンが
可能である、鉄骨構造物の勾配屋根構造を提供する。 【構成】 鉄骨構造物の勾配屋根の小屋組において、小
屋梁を水平に配置し、該小屋梁間に母屋材を架設し、該
母屋材に複数の支持金物を介して屋根材を取り付け、該
支持金物の高さを増減することによって該屋根材に勾配
を与える。
部材規格の統一化による生産性の向上とコストダウンが
可能である、鉄骨構造物の勾配屋根構造を提供する。 【構成】 鉄骨構造物の勾配屋根の小屋組において、小
屋梁を水平に配置し、該小屋梁間に母屋材を架設し、該
母屋材に複数の支持金物を介して屋根材を取り付け、該
支持金物の高さを増減することによって該屋根材に勾配
を与える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、切妻屋根や片流れ屋根
等の勾配が与えられた鉄骨構造物の屋根構造に関するも
のである。
等の勾配が与えられた鉄骨構造物の屋根構造に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】図５に示したように切妻屋根とした従来
の鉄骨構造物の骨組は、主体構造物１の柱２，２との間
で山形ラーメンを形成する小屋梁３によって構成され
る。屋根材４は該小屋梁３，３間に架設した母屋材５，
５に直接支持され、固着具６によって取り付けられてい
る。屋根勾配は小屋梁３自体に角度をつけることによっ
て与えられている。
の鉄骨構造物の骨組は、主体構造物１の柱２，２との間
で山形ラーメンを形成する小屋梁３によって構成され
る。屋根材４は該小屋梁３，３間に架設した母屋材５，
５に直接支持され、固着具６によって取り付けられてい
る。屋根勾配は小屋梁３自体に角度をつけることによっ
て与えられている。
【０００３】また、図６に示したように片流れ屋根とし
た従来の鉄骨構造物の骨組は、主体構造物１の柱２，２
との間で変形門形ラーメンを形成する小屋梁３によって
構成される。屋根材４は該小屋梁３，３間に架設した母
屋材５，５に直接支持され、固着具６によって取り付け
られている。屋根勾配は小屋梁３自体に角度をつけるこ
とによって与えられている。
た従来の鉄骨構造物の骨組は、主体構造物１の柱２，２
との間で変形門形ラーメンを形成する小屋梁３によって
構成される。屋根材４は該小屋梁３，３間に架設した母
屋材５，５に直接支持され、固着具６によって取り付け
られている。屋根勾配は小屋梁３自体に角度をつけるこ
とによって与えられている。
【０００４】しかしながら、このような構造の切妻屋根
では、小屋梁に勾配をつけるために柱や小屋梁、その他
小屋面の小梁の取り合いが部材を斜めに切断する作業及
び斜めに溶接する作業が必要となることから、複雑とな
り、加工手間及び組立手間が多くかかっている。
では、小屋梁に勾配をつけるために柱や小屋梁、その他
小屋面の小梁の取り合いが部材を斜めに切断する作業及
び斜めに溶接する作業が必要となることから、複雑とな
り、加工手間及び組立手間が多くかかっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、小屋梁の構成部材点数と加工手間が減少し、部
材規格の統一化による生産性の向上とコストダウンが可
能である、鉄骨構造物の勾配屋根構造を提供することで
ある。
目的は、小屋梁の構成部材点数と加工手間が減少し、部
材規格の統一化による生産性の向上とコストダウンが可
能である、鉄骨構造物の勾配屋根構造を提供することで
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では、鉄骨構造物
の勾配屋根の小屋組において、小屋梁を水平に配置し、
該小屋梁間に母屋材を架設し、該母屋材に複数の支持金
物を介して屋根材を取り付け、該支持金物の高さを増減
することによって該屋根材に勾配を与える。
の勾配屋根の小屋組において、小屋梁を水平に配置し、
該小屋梁間に母屋材を架設し、該母屋材に複数の支持金
物を介して屋根材を取り付け、該支持金物の高さを増減
することによって該屋根材に勾配を与える。
【０００７】
【作用】屋根勾配が異なるいずれの鉄骨構造物において
も、複数本の小屋梁は主体構造物の柱や耐力壁に水平に
接合され、小屋梁間に所要の間隔で掛け渡して固着した
複数本の母屋材には、支持金物が固着される。この支持
金物の高さは、各母屋材ごとに順次増減させられる。
も、複数本の小屋梁は主体構造物の柱や耐力壁に水平に
接合され、小屋梁間に所要の間隔で掛け渡して固着した
複数本の母屋材には、支持金物が固着される。この支持
金物の高さは、各母屋材ごとに順次増減させられる。
【０００８】このようにして鉄骨構造物の妻方向にとっ
た垂直面内において各支持金物の上端を結んだ直線が、
前記小屋梁に対して傾斜するため、支持金物の該上端に
固着した屋根材には所要の勾配が与えられる。
た垂直面内において各支持金物の上端を結んだ直線が、
前記小屋梁に対して傾斜するため、支持金物の該上端に
固着した屋根材には所要の勾配が与えられる。
【０００９】
【実施例】図１に示した実施例では、勾配屋根は切妻屋
根であり、Ｈ形鋼等よりなる小屋梁１３は、主体構造物
１１の柱１２，１２から水平に接合されている。この小
屋梁１３と柱１２との接合は、適当な接合金具を用いた
ボルト接合や溶接によって行われる。
根であり、Ｈ形鋼等よりなる小屋梁１３は、主体構造物
１１の柱１２，１２から水平に接合されている。この小
屋梁１３と柱１２との接合は、適当な接合金具を用いた
ボルト接合や溶接によって行われる。
【００１０】形鋼よりなる母屋材１５は、主体構造物１
１の大きさに対応して複数本使用され、妻方向に適当な
間隔を置いて小屋梁１３にボルト接合や溶接によって固
着されている。支持金物１７の高さは、母屋材１５ごと
に順次変えてあるが、同一の母屋材１５においては、主
体構造物１１の棟方向に沿って同一高さになっている。
屋根材１４は締結ビス等の固着具１６によって母屋材１
５に取り付けられている。
１の大きさに対応して複数本使用され、妻方向に適当な
間隔を置いて小屋梁１３にボルト接合や溶接によって固
着されている。支持金物１７の高さは、母屋材１５ごと
に順次変えてあるが、同一の母屋材１５においては、主
体構造物１１の棟方向に沿って同一高さになっている。
屋根材１４は締結ビス等の固着具１６によって母屋材１
５に取り付けられている。
【００１１】図２に示した実施例では、勾配屋根は片流
れ屋根であり、Ｈ形鋼等よりなる小屋梁１３は、主体構
造物１１の柱１２，１２から水平に接合されている。こ
の小屋梁１３と柱１２との接合は、ボルト接合や溶接に
よって行われる。
れ屋根であり、Ｈ形鋼等よりなる小屋梁１３は、主体構
造物１１の柱１２，１２から水平に接合されている。こ
の小屋梁１３と柱１２との接合は、ボルト接合や溶接に
よって行われる。
【００１２】形鋼よりなる母屋材１５は、主体構造物１
１の大きさに対応して複数本使用され、妻方向に適当な
間隔を置いて小屋梁１３にボルト接合や溶接によって固
着されている。支持金物１７の高さは、母屋材１５ごと
に順次変えてあるが、同一の母屋材１５においては、主
体構造物１１の棟方向に沿って同一高さになっている。
屋根材１４は締結ビス等の固着具１６によって母屋材１
５に取り付けられている。
１の大きさに対応して複数本使用され、妻方向に適当な
間隔を置いて小屋梁１３にボルト接合や溶接によって固
着されている。支持金物１７の高さは、母屋材１５ごと
に順次変えてあるが、同一の母屋材１５においては、主
体構造物１１の棟方向に沿って同一高さになっている。
屋根材１４は締結ビス等の固着具１６によって母屋材１
５に取り付けられている。
【００１３】図３は支持金物の一例を示しており、支持
金物１７は上下の波形帯鋼板１７ａ，１７ｂと、それら
の波頭部間に溶接された裏打ち帯鋼板１７ｃとで構成さ
れ、母屋材１５の長さ方向、すなわち主体構造物１１の
棟方向に沿って配置される。波形屋根材１４の波頭部に
入り込む上側の波形帯鋼板１７ａの波頭部には、ワンサ
イドボルト等の固着具１６が締め込まれるボルト穴１８
を設けてある。上側の波形帯鋼板１７ａの波底部には波
形屋根材１４の波底部が入り込み、屋根材１４を安定に
支持している。下側の波形帯鋼板１７ｂの波底部は母屋
材１５にボルト接合または溶接されている。この支持金
物１７の高さは、波形帯鋼板１７ａ，１７ｂの波高を増
減したり、下側の波形帯鋼板１７ｂを除去することによ
って変更される。
金物１７は上下の波形帯鋼板１７ａ，１７ｂと、それら
の波頭部間に溶接された裏打ち帯鋼板１７ｃとで構成さ
れ、母屋材１５の長さ方向、すなわち主体構造物１１の
棟方向に沿って配置される。波形屋根材１４の波頭部に
入り込む上側の波形帯鋼板１７ａの波頭部には、ワンサ
イドボルト等の固着具１６が締め込まれるボルト穴１８
を設けてある。上側の波形帯鋼板１７ａの波底部には波
形屋根材１４の波底部が入り込み、屋根材１４を安定に
支持している。下側の波形帯鋼板１７ｂの波底部は母屋
材１５にボルト接合または溶接されている。この支持金
物１７の高さは、波形帯鋼板１７ａ，１７ｂの波高を増
減したり、下側の波形帯鋼板１７ｂを除去することによ
って変更される。
【００１４】図４は支持金物の別の例を示しており、支
持金物１７は垂直材１７ｄと水平材１７ｅおよび斜材１
７ｆによって細長箱状に組立て構成されており、波形屋
根材１４の波頭部に入り込む上端部の定着板１７ｇに
は、ワンサイドボルト等の固着具１６が締め込まれるボ
ルト穴１８を設けてある。支持金物１７の下端部の定着
板１７ｈは、母屋材１５にボルト接合または溶接されて
いる。この支持金物１７の高さは、垂直材１７ｄの長さ
を増減することよって変更される。なお、小屋梁１３、
屋根材１４、母屋材１５、固着具１６および支持金物１
７の形状構造は図示のものに限定されず、それに託され
る機能を満足する範囲内において種々変更することがで
きる。
持金物１７は垂直材１７ｄと水平材１７ｅおよび斜材１
７ｆによって細長箱状に組立て構成されており、波形屋
根材１４の波頭部に入り込む上端部の定着板１７ｇに
は、ワンサイドボルト等の固着具１６が締め込まれるボ
ルト穴１８を設けてある。支持金物１７の下端部の定着
板１７ｈは、母屋材１５にボルト接合または溶接されて
いる。この支持金物１７の高さは、垂直材１７ｄの長さ
を増減することよって変更される。なお、小屋梁１３、
屋根材１４、母屋材１５、固着具１６および支持金物１
７の形状構造は図示のものに限定されず、それに託され
る機能を満足する範囲内において種々変更することがで
きる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明の鉄骨構造物の勾配
屋根構造では、小屋梁を水平に配置し、該小屋梁間に架
設した母屋材に複数の支持金物を介して屋根材を取り付
け、該支持金物の高さを増減することによって屋根に勾
配を与えるので、小屋梁の構成部材点数と加工手間が減
少するものであり、小屋梁の部材規格の統一化によっ
て、様々な勾配の屋根を有する鉄骨構造物の構築が生産
性高く行なえ、コストダウンが可能である。
屋根構造では、小屋梁を水平に配置し、該小屋梁間に架
設した母屋材に複数の支持金物を介して屋根材を取り付
け、該支持金物の高さを増減することによって屋根に勾
配を与えるので、小屋梁の構成部材点数と加工手間が減
少するものであり、小屋梁の部材規格の統一化によっ
て、様々な勾配の屋根を有する鉄骨構造物の構築が生産
性高く行なえ、コストダウンが可能である。
【図１】本発明の一実施例に係る鉄骨構造物の勾配屋根
構造を示す概略的な正面図であり、勾配屋根は切妻屋根
となっている。
構造を示す概略的な正面図であり、勾配屋根は切妻屋根
となっている。
【図２】本発明の別の実施例に係る鉄骨構造物の勾配屋
根構造を示す概略的な正面図であり、勾配屋根は片流れ
屋根となっている。
根構造を示す概略的な正面図であり、勾配屋根は片流れ
屋根となっている。
【図３】前記勾配屋根構造に使用される支持金物の一例
を示し、鉄骨構造物を棟方向と直角の方向から見た時の
右側面図である。
を示し、鉄骨構造物を棟方向と直角の方向から見た時の
右側面図である。
【図４】前記勾配屋根構造に使用される支持金物の別の
例を示し、鉄骨構造物を棟方向と直角の方向から見た時
の右側面図である。
例を示し、鉄骨構造物を棟方向と直角の方向から見た時
の右側面図である。
【図５】従来の鉄骨構造物の勾配屋根構造を示す概略的
な正面図であり、勾配屋根は切妻屋根となっている。
な正面図であり、勾配屋根は切妻屋根となっている。
【図６】従来の鉄骨構造物の勾配屋根構造を示す概略的
な正面図であり、勾配屋根は片流れ屋根となっている。
な正面図であり、勾配屋根は片流れ屋根となっている。
１ 主体構造物 ２ 柱 ３ 小屋梁 ４ 屋根材 ５ 母屋材 ６ 固着具 １１ 主体構造物 １２ 柱 １３ 小屋梁 １４ 屋根材 １５ 母屋材 １６ 固着具 １７ 支持金具 １８ ボルト穴
Claims (1)
- 【請求項１】 鉄骨構造物の勾配屋根の小屋組におい
て、小屋梁を水平に配置し、該小屋梁間に母屋材を架設
し、該母屋材に複数の支持金物を介して屋根材を取り付
け、該支持金物の高さを増減することによって該屋根材
に勾配を与えることを特徴とする鉄骨構造物の勾配屋根
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16468894A JPH084187A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 鉄骨構造物の勾配屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16468894A JPH084187A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 鉄骨構造物の勾配屋根構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH084187A true JPH084187A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15797972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16468894A Withdrawn JPH084187A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 鉄骨構造物の勾配屋根構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084187A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106284639A (zh) * | 2015-06-05 | 2017-01-04 | 中冶天工（天津）装备制造有限公司 | 一种结构稳定的模块化组装房屋 |
| CN108678257A (zh) * | 2018-06-11 | 2018-10-19 | 中建局集团建设发展有限公司 | 一种大角度斜屋面钢结构及其施工方法 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP16468894A patent/JPH084187A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106284639A (zh) * | 2015-06-05 | 2017-01-04 | 中冶天工（天津）装备制造有限公司 | 一种结构稳定的模块化组装房屋 |
| CN106284639B (zh) * | 2015-06-05 | 2023-08-08 | 中冶天工（天津）装备制造有限公司 | 一种结构稳定的模块化组装房屋 |
| CN108678257A (zh) * | 2018-06-11 | 2018-10-19 | 中建局集团建设发展有限公司 | 一种大角度斜屋面钢结构及其施工方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH084187A (ja) | 鉄骨構造物の勾配屋根構造 | |
| JPH0645949B2 (ja) | 小屋組 | |
| JP2837802B2 (ja) | 屋根構造および軒部屋根ユニット | |
| JP2675758B2 (ja) | 柱コーナカバー | |
| JPH02213546A (ja) | 屋根構造 | |
| JPH0579117A (ja) | 寄棟屋根における屋根パネルの支持金具 | |
| JPH028450A (ja) | 屋根パネル | |
| JPH07286394A (ja) | 屋根パネル設置構造 | |
| JPS5834882Y2 (ja) | ベランダ、バルコニ−等の組立て構造 | |
| JPH0515859B2 (ja) | ||
| JP4585676B2 (ja) | 屋根の支持構造 | |
| JPH07166630A (ja) | 登り梁の支持構造 | |
| JPH0544287A (ja) | 屋根パネル支持構造 | |
| JP2510351B2 (ja) | 建物の屋根及びその構築方法 | |
| JPS5934641Y2 (ja) | テラス用屋根の取付装置 | |
| JP2535657B2 (ja) | 建築構造体 | |
| JPH0411144A (ja) | 小屋組構造 | |
| JPH062367A (ja) | 大型建築物 | |
| JPH0544493B2 (ja) | ||
| JPH10159232A (ja) | 屋根パネルと妻壁パネルの連結構造 | |
| JPH0431537A (ja) | 屋根構造 | |
| JPH0219264B2 (ja) | ||
| JPH10152885A (ja) | 屋根の架構構造 | |
| JPH04285242A (ja) | 棟の構造 | |
| JPH0921213A (ja) | 屋根構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |