JPH08409Y2 - ダイアフラム - Google Patents

ダイアフラム

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JPH08409Y2
JPH08409Y2 JP6238390U JP6238390U JPH08409Y2 JP H08409 Y2 JPH08409 Y2 JP H08409Y2 JP 6238390 U JP6238390 U JP 6238390U JP 6238390 U JP6238390 U JP 6238390U JP H08409 Y2 JPH08409 Y2 JP H08409Y2
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JP
Japan
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diaphragm
welding
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backing plate
backing
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秋夫 中島
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、角型鋼管柱等の中空断面材の内部に設けら
れるダイアフラムに係り、特に住宅ユニットの柱等に利
用できる。
〔背景技術〕
従来より、ユニット住宅を構成する住宅ユニット等で
は、柱と梁との接続部分の強度を高めるために柱の内部
にダイアフラムを設けることがある。第4図に示すよう
に、従来のダイアフラム40は、端縁部41が斜めの開先
(グルーブ)となるようにガス切断あるいは機械切削等
で加工された1枚のプレート42で構成されている。
このダイアフラム40は角型鋼管の柱43の内部に溶接固
定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、ダイアフラム40の溶接強度はそのルート間
隔で設定され、通常ルート間隔を大きくすると溶接強度
も高くなる。
しかしながら、ダイアフラム40には溶接時に溶融金属
が裏に抜け落ちるのを防止するため、その端面に柱43の
内面に略接触していわゆる裏当てとなる裏当て部44を設
けなければならない。このため、裏当て部44を有しかつ
ルート間隔が大きくなるように、例えば図中二点鎖線で
示す加工線45に沿って切削加工することは極めて困難で
あるという問題があった。
本考案の目的は、裏当てを有しかつルート間隔の大き
さを容易に設定できるダイアフラムを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のダイアフラムは、中空断面材の内部に設けら
れてその剛性を高めるダイアフラムであって、前記中空
断面材の内部に略嵌合する裏当てプレートと、この裏当
てプレートの一面に固定されるとともに、前記中空断面
材の断面方向の寸法が裏当てプレートよりも一回り小さ
く形成されかつ端縁部が開先加工された溶接プレートと
で構成されることを特徴とする。
〔作用〕
このような本考案においては、中空断面材の内面に略
嵌合する裏当てプレートと、この裏当てプレートよりも
一回り小さい溶接プレートとでダイアフラムを構成した
ので、溶接プレートの端縁部、裏当てプレートおよび中
空断面材の内面に囲まれた部分が開先となり、端縁部お
よび内面間がルート間隔となる。
このため、溶接プレートの裏当てプレートに対する大
きさを適宜変更すればルート間隔も変更され、また裏当
てプレートが溶接時の裏当てとして作用する。
すなわち、本考案は、ダイアフラムを裏当てプレート
と溶接プレートとの2枚のプレートで構成し、様々な大
きさの溶接プレートを用いることで、切削加工等を行わ
ずにルート間隔の大きさを容易に設定可能とするもので
ある。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図には、本考案のダイアフラム1が
固定された角型鋼管製の柱2の端部が示されている。
ダイアフラム1は、第3図にも示すように、柱2の内
面に略嵌合するような大きさおよび形状で形成された裏
当てプレート3と、この裏当てプレート3の一面に固定
された溶接プレート4とで構成される。溶接プレート4
は、裏当てプレート3の一面に沿った方向、つまり柱2
の断面方向の寸法l1,l2がそれぞれ裏当てプレート3の
寸法L1,L2よりも小さく、つまり一回り小さく形成され
ている。但し、厚さt1は裏当てプレート3の厚さT1
りも厚くされている。
柱2の側壁2Aには、各々貫通孔5が形成されている。
この貫通孔5は、ダイアフラム1が設けられる位置、つ
まり柱2の端部から所定長さ離れた位置に形成されてい
る。
また、柱2の端部には、略L字形に折曲された4枚の
裏当て板10が柱2の内面の各角部に合わせて固定され、
この裏当て板10を介して端部プレート11が柱2に溶接固
定されている。
このような本実施例では、裏当てプレート3および溶
接プレート4でダイアフラム1を形成し、このダイアフ
ラム1をマグネット等の治具で支持しながら柱2内の貫
通孔5の部分まで挿入する。この状態で、柱2の表面側
から貫通孔5に溶接トーチや溶接棒等を当てて裏当てプ
レート3を柱2に仮付け溶接する。
次に、ダイアフラム1を支持していた治具を取り外
し、柱2の端部から内部に溶接トーチ等を入れて溶接プ
レート4、裏当てプレート3および柱2で構成される略
レ形の開先12部分を本溶接してダイアフラム1を柱2に
固定する。
さらに、端部プレート11を固定する場合には、柱2に
裏当て板10を点付溶接した後、端部プレート11を溶接固
定する。
このような本実施例によれば、ダイアフラム1を裏当
てプレート3および溶接プレート4で構成したので、特
別な加工をしなくとも溶接プレート3の大きさを適宜選
択するだけでルート間隔の大きさを設定することができ
る。すなわち、溶接プレート4の大きさを変えればルー
ト間隔も変更できるので、必要とする溶接強度等に応じ
て適宜な大きさの溶接プレート4でダイアフラム1を形
成すれば極めて容易にルート間隔を設定できる。
また、裏当てプレート3と溶接プレート4とを別体と
したので、従来のようにルート間隔を広げるための切削
加工等が不要となり、ルート間隔に応じて選択された溶
接プレート4の開先加工のみを行えばよいので作業が簡
易となって作業性や生産性を向上できる。
さらに、裏当てプレート3は柱2の内部に略嵌合され
るので、溶接時には裏当てとして作用し、裏当て金等を
別個用意する必要がなく、部品点数が少なくなり、その
取扱いも容易となる。
また、ダイアフラム1の裏当てプレート3を柱2の貫
通孔5を利用して仮付けしているので、ダイアフラム1
の本溶接時にはマグネット等のダイアフラム1を支持す
る治具を取り外すことができ、溶接トーチ等の邪魔とな
ることがないので溶接作業を容易にできる。
さらに、ダイアフラム1の仮付けも柱2の貫通孔5を
利用して柱2の表面側から行え、治具に干渉されないの
で作業性を向上できる。
また、裏当てプレート3を仮付けするための貫通孔5
は極めて小さいものでよいので、柱2の強度が低下する
ことがなく、かつ適宜表面を研削仕上げすれば殆ど目立
たなくなり外観を損なうこともない。
なお、本考案は前述の実施例に限定されるものではな
く、本考案の目的を達成できる範囲での変形、改良等は
本考案に含まれるものである。
例えば、前記実施例では、溶接プレート4の端部を斜
めに切欠いていわゆるレ形の開先12としていたが、例え
ばJ形などの他の形状の開先としてもよい。また、裏当
てプレート3に対する溶接プレート4の大きさは、ルー
ト間隔や開先深さ等に応じて適宜設定すればよい。
さらに、前記実施例では裏当てプレート3を貫通孔5
を介して柱2に仮付けしてから本溶接を行っていたが、
柱2に貫通孔5を設けずにマグネット等の治具でダイア
フラム1を支持しながらダイアフラム1の本溶接を行っ
てもよい。但し、前記実施例のように仮付けすれば本溶
接時には治具が必要なくなるので、治具が溶接作業の邪
魔とならず、作業性を向上できるという利点がある。
また、本考案はユニット住宅の柱に限らず、角型ある
いは丸型等の中空断面を備える中空断面材の内部に設け
られるダイアフラムに広範に利用することができる。な
お、裏当てプレート3および溶接プレート4の形状や大
きさは中空断面材の断面形状や大きさに合わせて形成す
ればよい。
〔考案の効果〕
このような本考案のダイアフラムによれば、裏当てを
有しかつルート間隔の大きさを容易に設定できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案のダイアフラムが設けられ
た柱の端部を示す断面図および分解斜視図、第3図は前
記実施例のダイアフラムを示す斜視図、第4図は従来例
を示す断面図である。 1……ダイアフラム、2……柱、3……裏当てプレー
ト、4……溶接プレート、5……貫通孔、12……開先。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空断面材の内部に設けられてその剛性を
    高めるダイアフラムであって、前記中空断面材の内部に
    略嵌合する裏当てプレートと、この裏当てプレートの一
    面に固定されるとともに、前記中空断面材の断面方向の
    寸法が裏当てプレートよりも一回り小さく形成されかつ
    端縁部が開先加工された溶接プレートとで構成されるこ
    とを特徴とするダイアフラム。
JP6238390U 1990-06-13 1990-06-13 ダイアフラム Expired - Fee Related JPH08409Y2 (ja)

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JPH0420519U JPH0420519U (ja) 1992-02-20
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