JPH0840672A - 液圧式エレベータの懸架装置 - Google Patents

液圧式エレベータの懸架装置

Info

Publication number
JPH0840672A
JPH0840672A JP7146973A JP14697395A JPH0840672A JP H0840672 A JPH0840672 A JP H0840672A JP 7146973 A JP7146973 A JP 7146973A JP 14697395 A JP14697395 A JP 14697395A JP H0840672 A JPH0840672 A JP H0840672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
rope
piston
pulley
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7146973A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3734851B2 (ja
Inventor
Urho Heikkinen
ヘイッキネン ウルホ
Raimo Pelto-Huikko
ペルト−フイッコ ライモ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kone Corp
Original Assignee
Kone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kone Corp filed Critical Kone Corp
Publication of JPH0840672A publication Critical patent/JPH0840672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3734851B2 publication Critical patent/JP3734851B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/04Driving gear ; Details thereof, e.g. seals
    • B66B11/08Driving gear ; Details thereof, e.g. seals with hoisting rope or cable operated by frictional engagement with a winding drum or sheave
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B9/00Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B9/04Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures actuated pneumatically or hydraulically

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液圧式エレベータの迅速かつ簡単な設置が可
能で、高い巻上げ高を有利に用いることができる液圧式
エレベータの懸架装置を達成。 【構成】 液圧式エレベータの懸架装置において、ピス
トン(7) の上端部に取り付けた通常の方向転換プーリ
(8) の他に、この装置は、追加の方向転換プーリ(9) を
シリンダ(5) の下端部に配している。エレベータロープ
(3) の第1の端部(10)は、エレベータのカーフレーム
(4,15,19) 内のロープ係留部(11)に固定され、ここから
ロープは、ピストンの上端部の方向転換プーリ(8) を越
えて追加の方向転換プーリ(9) へ送られ、追加の方向転
換プーリからロープはさらに、ピストン(7) の上端部と
共動するアダプタ(13)へ送られる。ロープの他端部(12)
は上記アダプタ(13)に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータカーと、こ
のエレベータカーを支持しているカーフレームと、この
カーフレームが少なくとも1本のエレベータロープによ
って動かされて走行する実質的に垂直なガイドレール
と、液圧シリンダと、エレベータロープ用の方向転換プ
ーリを上端部に有するピストンとを含む液圧式エレベー
タの懸架装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、従来の液圧式エレベータは、エレ
ベータカーがリュックサックに似た支持フレームに取り
付けられているリュックサック型エレベータとして実現
されている。その懸架については、これらのエレベータ
は直動式、または間接作動式のいずれかである。コスト
高の入子式シリンダが付いていない普通の構造の直動式
エレベータは、エレベータを1、2階だけに使用する低
層建物にのみ適用できる。それゆえに、ほとんどの液圧
式エレベータは間接作動式の懸架を採用している。この
ようなエレベータは通常、3.5 〜15m の巻上げ高を有
し、これは2〜6階に相当する。最高巻上げ高は約20m
である。間接作動式エレベータでは、固定柱に取り付け
られている巻上ロープは、ピストンの上部に取り付けら
れている方向転換プーリを通過し、さらにエレベータカ
ーを支持しているカーフレームへ送られる。このローピ
ングによって、エレベータカーの走程はピストンのスト
ロークの2倍に等しくなり、このため、この種の懸架を
2:1 懸架と称している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この広く使用
されている懸架方式には重大な欠点がある。先ず、シリ
ンダ(およびその中のピストン)の長さが少なくとも全
巻上げ高の半分に等しいため、このような長いシリンダ
をエレベータシャフト内へ持ち込む時に困難をきたす。
シリンダは通常、シャフト内へそのドア開口部から持ち
込み、その場合、シリンダはせいぜいガイドレールバー
とほぼ同じ長さ、すなわち約5mである。これによって、
巻上げ高は、4階に相当する10m までに制限される。
【0004】もっと高い巻上げ高を達成しなければなら
ない場合、シリンダをシャフトの頂上部からシャフト内
へ巻き上げる必要がある。しかし、これは、建築工事の
初期段階でのみ可能であり、シリンダのシャフト内への
搬入と巻上げをそれ相応に計画する必要がある。これに
よって余分な作業と経費が生ずる。さらに、建築工事中
はシリンダをシャフト内で保護しなければならず、これ
は常に多少なりとも他の作業の障害となる。
【0005】巻上げ高が高い場合に適用される他の解決
策は、伸張式シリンダを用いることである。この場合、
シリンダは2つの部分からなり、これらはシャフト内で
結合するだけである。しかし、そのネジ付き継手のた
め、シリンダは継手なしのものより厚手の管で作らなけ
ればならない。この継手のため、シリンダ製作ととくに
その最終研削は、個々のエレベータおよびシリンダに固
有の、費用のかかる仕事になる。シリンダの検査にもま
た特殊な設備が必要であり、狭くて汚れた場所でシリン
ダ部分を接続したり、シリンダを設置したりすることは
困難であり、費用がかかる。接合シリンダは、接合なし
のものの少なくとも1.5 倍のコストになる。
【0006】2:1 懸架の場合における他の制限は、シリ
ンダをシャフト内へ搬入する問題に加えて、巻上げ高が
高くなるとピストンチューブが座屈する危険である。こ
れによって巻上げ高が制限され、ピストンチューブの壁
の厚さを増加する必要がある。しかし、これによってピ
ストンの重量が増し、そのためシリンダの有効巻上げ能
力が減少する。さらにこれは、その材料コストのため、
費用のかかる解決策である。座屈問題を解消する他の方
法は、座屈を防止するために補強材を使用することであ
るが、これもまたコストの追加となる。
【0007】本発明は、液圧式エレベータの迅速かつ簡
単な設置が可能で、高い巻上げ高を有利に用いることが
できる液圧式エレベータの懸架装置を達成することを目
的とする。さらに、上述の公知の解決策の欠点が解消さ
れる。
【0008】
【課題を解決するための手段】これを達成するために、
本発明の懸架装置は、少なくとも1つの追加の方向転換
プーリを有し、この追加の方向転換プーリには、ピスト
ンの上端部にある方向転換プーリから来ているエレベー
タロープが巻回してその取付け点へ送られることを特徴
とする。
【0009】本発明の他の実施例は、その従属請求項に
示す構成要件を特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、液圧式エレベータの懸架装置
において、ピストンの上端部に取り付けた通常の方向転
換プーリの他に、この装置は、追加の方向転換プーリを
シリンダの下端部に配している。エレベータロープの第
1の端部は、エレベータのカーフレーム内のロープ係留
部に固定され、ここからロープは、ピストンの上端部の
方向転換プーリを越えて追加の方向転換プーリへ送ら
れ、追加の方向転換プーリからロープはさらに、ピスト
ンの上端部と共動するアダプタへ送られる。ロープの他
端部は上記アダプタに取り付けられている。
【0011】
【実施例】次に図面を参照して本発明をその実施例の1
つを挙げて詳細に説明する。
【0012】図1は、エレベータシャフトの上端部を横
から見た図である。エレベータおよびシャフト装置のう
ち、本発明に関して基本的かつ最も重要な構成要素だけ
を示す。エレベータカー1は、カーフレーム4、15、1
9、23とともに、シャフト底部に固定されている垂直ガ
イドレール2に沿って走行する。さらに、このガイドレ
ールは、シャフト壁に互いに一定の間隔で配置されてい
るレール固定ブラケット14によって保持されている。エ
レベータカーの懸架はいわゆるリュックサック式であ
る。リュックサック式とは、ここでは、エレベータカー
がガイドレール2によって直接支持されているのではな
く、ガイドレールに沿って動くカーフレームによって直
接支持され、このカーフレームは、エレベータシャフト
の第1の側壁(図2と図6では、見る側の取り去った
壁、また図6と図7では、下端部の取り去った壁)の近
くに配されている底部ビーム4と、それぞれの第1の端
部が上述の底部ビーム4の両端部に取り付けられ底部ビ
ームからエレベータシャフトの第2の側壁へ向かう実質
的に水平な複数の支持ビーム19とを有していることを意
味する。これら支持ビーム19間の距離は、ガイドレール
2間の距離よりも適度に短くなっている。これら支持ビ
ームの他端は、エレベータカーの高さを適度に越える高
さまで上方へ伸びている実質的に直立した垂直ビーム15
の下端部に取り付けられている。これら垂直ビームの上
端部は互いに、実質的にエレベータカーより上に配され
ている高架ビーム23によって接続され、エレベータカー
はその上部でこの高架ビーム23に固定されている。ドア
開口部16の方向から見られるように、同図に示す装置中
の垂直ビーム15と支持ビーム19は左向きのL字形のカー
支持体を形成し、エレベータカーは支持ビーム19上に取
り付けられている。カーフレームはガイドレール上に、
エレベータカーの方に面しているガイド面上を走行する
ガイドローラ18によって支持されている。同様に、カー
フレームの上端部にはガイドローラ17があり、これは、
下部ガイドローラに対して反対側のガイド面に沿って走
行する。この配列によって、カーフレームがガイドレー
ルから横転することが防止される。
【0013】液圧シリンダ5はその下端部で、直接、エ
レベータガイドレール2にシリンダサポータ6によって
固定して取り付けられ、シリンダサポータ6にはシリン
ダを支える突出基盤34が設けられている。この方式で
は、通常、液圧シリンダの下部からシャフトの底部に伸
びる非常に長い、かつ費用のかかる別個の支持柱を使用
する必要がないる。レール固定ブラケット14と同様に、
シリンダサポータ6はガイドレールにレールクリップと
ボルトによって取り付けられている。シリンダの力は、
ガイドレールによってシャフトの底部に伝えられる。
【0014】シリンダサポータを垂直にガイドレールで
支持するために、図3、4および5に示す保持装置26が
用いられている。この保持装置のフレームは、中空のく
さび形で上方先細のソケット22、27、41と、ソケットを
留めている補強材20、21と、ソケットの下端部の支持バ
ー36とからなり、ガイドレールの後部の周辺に配置され
て、ガイドレール間にエレベータ用の自由空間を残すよ
うにしている。フレームと補強材20、21は、ガイドレー
ルに面している側で開放されていて、ガイドレールの後
部が保持装置のフレームに内側にあるので、レールの案
内部は外側に残る。以上から分かるように、フレームは
実質的に矩形のC字形をしていて、その中において、傾
斜した後部壁22が真直ぐな側壁41のそれぞれに対して各
エッジで垂直を成している。各側壁の前部エッジから始
まって、わずかに外側に向いた姿勢の狭い前部壁27があ
り、この2つの前部壁は実質的に互いに向き合ってい
る。したがって、前部壁は側壁に対して正確に垂直では
なく、前部壁の傾斜はガイドレールの後部の傾斜に対応
している。前部壁の間には上述のC形フレームの開口部
が残っていて、その開口部はフレームの全高を通って伸
び、その開口部を通してイドレールの案内部が保持装置
のフレームの内側から突き出ている。
【0015】2つの側壁を接続している保持装置の底部
にある支持バー36には、その中央部に締付けネジ37用の
ネジ付き穴が設けられている。さらに、このネジ付き穴
の両側には、ウエッジ39を外すためのネジ38用のネジな
し穴が1つある。保持装置のフレームの内側に配置され
ているウエッジ39には、同様に、レリーズネジ用のネジ
付き穴が設けられている。ウエッジ39自体は、フレーム
の内側の空間の幅とほとんど等しい幅の部材であり、そ
の横の寸法は上方へ向けて先細りになっている。このウ
エッジはフレームの傾斜後部壁22とガイドレールの後部
の裏面との間に取り付けられている。ウエッジの垂直前
面は、ガイドレールの後部の裏面に押し付けられ、垂直
前面には、2つの平行な切込みが設けられている。それ
ぞれの切込みは歯付きアレスタ40を収容し、その歯は、
ウエッジを締付けネジ37によって所定の位置に締め付け
ると、ガイドレールの後部の裏面に対して押し付けられ
る。
【0016】1つの保持装置26が各ガイドレールに設け
られている。保持装置をガイドレールに固定した後は、
シリンダサポータ6を保持装置上へ降ろすことができ
る。シリンダ自体はネジによってシリンダサポータの突
出基盤34上へ固定される。シリンダ、サポータおよび保
持装置を、例えば設置または修理作業中に持ち上げなけ
ればならない場合、ウエッジはその締付け状態からレリ
ーズネジ38によって解放される。この方式によれば、シ
リンダを無段階的にエレベータシャフト内で正しい高さ
に取り付けることが容易になり、さらに上述のような別
個の支持柱の必要がなくなる。
【0017】シリンダの下端部には追加の方向転換プー
リ9があり、これは、ラグ35に回転可能に取り付けられ
て、水平および垂直方向に動くことができない。シリン
ダは、その上端部でバンド32またはそれと同等のもので
保持され、これは次に、ガイドレールにレール固定ブラ
ケット14と同じ方法で固定されている。
【0018】シリンダの内側にはピストン7があり、こ
れには、ピストンの上端部に取り付けられた方向転換プ
ーリ装置が設けられている。このプーリ装置は、フレー
ム25と、その上部に装着された滑りガイド24とを各ガイ
ドレール2に一つずつ有している。フレームの下部に
は、水平に調節可能なアダプタ13が取り付けられ、それ
に対して、平行なエレベータロープ3の他端部12が固定
されている。このアダプタによって、ロープを様々な大
きさのシリンダに取り付けて、ロープ力の作用をピスト
ンに対して容易に集中させることができるようにしてい
る。さらに、方向転換プーリ8がフレームに回転可能に
取り付けられている。ピストンが垂直に動くに従って、
ガイド24がレール2に沿って摺動し、ピストンの上端部
を安定に水平に保つ。
【0019】エレベータロープ3の第1の端部はカーフ
レームのロープ係留部11に取り付けられ、この係留部か
ら、ピストン7に取り付けられている方向転換プーリ8
を介し、シリンダ5の下端部で追加の方向転換プーリ9
を巻回し、さらにピストンの方向転換プーリ装置に取り
付けられているアダプタ13まで送られる。この懸架から
わかるように、ピストンが1単位の距離を動くと、エレ
ベータカーが3単位の距離を動くので、この懸架を3:1
懸架と称することができる。
【0020】本発明の解決策の本質的な特徴は、ピスト
ンの上端部上の方向転換プーリ9とアダプタ13上のロー
プ取付け点の相対的位置を選択して、それらからピスト
ン端部に伝わる力の合力がピストン7の端部に完全に中
心的に、曲げモメントの発生なくして加わるようにして
いることにある。したがって、方向転換プーリ8はピス
トン7上に水平に偏心して配置され、アダプタ13上のロ
ープ取付け点は、方向転換プーリ8の中央線に対してピ
ストン7の中央線の反対側に水平に位置している。また
重要なことは、シリンダの底部端における追加方向転換
プーリ9の直径がピストンの上部における方向転換プー
リ8より小さいことである。さらに、下端部における追
加の方向転換プーリ9は、シリンダの中央線に対して水
平に偏心して位置している。この両方向転換プーリに関
して、偏心方向は同じである。カーフレーム上のロープ
係留部11の位置は、追加の方向転換プーリ9からアダプ
タ13のロープ取付け点へ走行するロープから係留部が充
分に水平に離れて位置するるように選択されている。こ
の間隔は、エレベータが走行中、充分と考えられている
間隔でロープ係留部11が追加の方向転換プーリ9を通過
すれば、充分である。このような通過を行なっているた
め、下端部における追加の方向転換プーリ9が上端部に
おける方向転換プーリ8よりも小さい直径を有すべきこ
とと、上述のように偏心的に装着すべきこととが、極め
て大切である。
【0021】本発明の様々な実施例は上述の例に限定さ
れることはなく、特許請求の範囲内で改変することがで
きることは、当業者に明らかである。したがって、例え
ば、より高い巻上げ高の観点から、上述の懸架比を用い
ないで、懸架比率を4:1 にすることがあり得るが、これ
は図6および図7に示すエレベータの場合である。この
場合、エレベータロープの経路および取付け点は3:1 懸
架とは異なる。さらに、方向転換プーリが1個でなく、
ピストンの上端部に2つの方向転換プーリを横に並べて
設けている。3:1 懸架の場合におけるように、ロープの
第1の端部はカーフレーム内のロープ係留部11に取り付
けられ、そこからロープは、ピストンの上端部上に取り
付けられている第1の方向転換プーリ28を通り、シリン
ダ5の下端部において追加の方向転換プーリ9を巻回
し、さらにピストンの上端部の第2の方向転換プーリ29
まで送られ、次にシリンダの下端部の取付け台上の係留
部30まで下降する。この懸架では、すべての方向転換プ
ーリ9、28および29は、シリンダ5およびピストン7の
中央線に対して中心に位置している。さらに、上端部の
第2の方向転換プーリ29は、上端部の第1の方向転換プ
ーリ28より小さい直径を有している。
【0022】4:1 懸架は3:1 懸架と同じ利点を生じ、5m
シリンダ長によって22m の巻上げ高が達成可能である。
これは、現在実現されているエレベータ、例えば機械室
を下方に備えた、いわゆる側面駆動のロープ駆動式エレ
ベータなどのあらゆる範囲のエレベータをカバーするの
に充分である。現在、この種のエレベータは液圧式エレ
ベータと直接競合する。4:1 または3:1 懸架を用いる場
合、必然的により大きなシリンダ力が必要になり、した
がってシリンダの大きさが増す。しかし、このことは、
不利ではない。なぜならば、上述したように、本発明に
よれば、座屈の危険のない短いシリンダを提供し、した
がって様々な大きさのシリンダを多数用意する必要がな
い。これによって、シリンダの大きさが増大してコスト
が増加するより以上に経費節減になるからである。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、次の利点がある。すな
わち、シリンダの輸送と取扱いに最適なシリンダの長さ
(約5m)を用い、現行の2:1 懸架の場合におけるより1.
5 倍または2倍にもなる巻上げ高、すなわち約15〜22m
の高さを達成できる。これは、液圧式エレベータの適用
範囲を、費用のかかる繊細な接合シリンダを用いずに、
より高い巻上げ高を扱えるように実質的に拡張できるこ
とを意味している。更なる利点は、短いシリンダを用い
るため、ピストンの座屈がもはや寸法決めの致命的な要
因にならず、ピストンを常に圧力に応じて寸法決めする
ことにある。これは、例えば、各ピストンの寸法ごとに
1種類のピストンチューブ壁厚のみしか必要とせず、し
たがって様々なシリンダアセンブリの必要数が減ること
を意味する。このことは、製造技術とロジスティックス
の点で極めて重要な利点である。本発明の懸架装置によ
れば、最大シリンダ長がたったの5.5mであり、シリンダ
がエレベータガイドレールに直接取り付けわれているシ
リンダ系を用いることが可能であり、様々な長さ、例え
ば0.25m 刻みで一連のシリンダを生産できる。現在、シ
リンダは、3mから11m までの様々な長さの各エレベータ
について個別に、ある幅を持って製造しなければならな
い。このため、現行の装置には、全体的に製造の合理化
と配送過程に問題がある。液圧式エレベータの全体的に
拡大した巻上げ高の範囲は、今や次の方式を使用して最
適に実現することができる。
【0024】巻上げ高 H ≦ 3.5m 懸架 1:1 H ≦ 11m 懸架 2:1(現行) H ≦ 16.5m 懸架 3:1 H ≦ 22m 懸架 4:1 さらに他の利点は、ピストンチューブの重さが、壁厚と
チューブ長が減るために最小限度になるので、従来から
の公知の解決策におけるよりも大きなエレベータの有効
負荷が達成できることにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータシャフトの上端部における3:1 懸架
装置の側面図である。
【図2】同懸架装置の上面を簡略化した形で示す図であ
る。
【図3】シリンダ保持装置をガイドレールの一方の端部
から見た図である。
【図4】シリンダ保持装置をガイドレールの片側から見
た図である。
【図5】シリンダ保持装置のフレームの上面斜視図であ
る。
【図6】本発明により提供される4:1 懸架装置を簡略化
した形で示す上面図である。
【図7】同懸架装置をエレベータの片側から見た図であ
る。
【符号の説明】
1 エレベータカー 2 ガイドレール 3 エレベータロープ 4,15,19 カーフレーム 5 液圧シリンダ 7 ピストン 8,28 方向転換プーリ 9 追加の方向転換プーリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータカーと、該エレベータカーを
    支持しているカーフレームと、該カーフレームが少なく
    とも1本のエレベータロープによって動かされて走行す
    る実質的に垂直なガイドレールと、液圧シリンダと、エ
    レベータロープ用の方向転換プーリを上端部に有するピ
    ストンとを含む液圧式エレベータの懸架装置において、
    該懸架装置は、少なくとも1つの追加の方向転換プーリ
    を有し、該追加の方向転換プーリには、前記ピストンの
    上端部にある方向転換プーリから来ているエレベータロ
    ープが巻回してその取付け点へ送られることを特徴とす
    る液圧式エレベータの懸架装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、それぞ
    れのエレベータロープの第1の端部は前記エレベータの
    カーフレーム内のロープ係留手段に固定され、そこから
    該ロープは、前記ピストンの上端部の方向転換プーリを
    通って前記液圧シリンダの下端部に配されている前記追
    加の方向転換プーリへ送られ、該追加の方向転換プーリ
    から前記ロープはさらに、前記ピストンの上端部と共動
    するアダプタへ送られ、該ロープの他端部は前記アダプ
    タに取り付けられていることを特徴とする液圧式エレベ
    ータの懸架装置。
  3. 【請求項3】 請求項2または3に記載の装置におい
    て、各エレベータロープの前記他端部の取付け点のアダ
    プタ上の位置、および前記方向転換プーリの前記ピスト
    ンの上端部上の該ピストンの中心線に対する水平方向の
    位置は、該ピストンに対して前記エレベータロープによ
    り加わる力ができる限り中心的になるように選択されて
    いることを特徴とする液圧式エレベータの懸架装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の装置にお
    いて、前記追加の方向転換プーリの前記シリンダの下端
    部での直径は、該方向転換プーリの前記ピストンの上端
    部での直径より小さく、該追加の方向転換プーリ、前記
    ロープの第1の端部の係留手段および前記アダプタの相
    対的水平位置は、該係留手段がエレベータカーの移動
    中、前記追加の方向転換プーリを充分な隙間で通過でき
    るように選択されていることを特徴とする液圧式エレベ
    ータの懸架装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置において、各エレ
    ベータロープの第1の端部は前記エレベータのカーフレ
    ーム内のロープ係留手段に固定され、そこから該ロープ
    は、前記ピストンの上端部上の方向転換プーリを越えて
    前記液圧シリンダの下端部に配されている前記追加の方
    向転換プーリへ送られ、該追加の方向転換プーリから該
    ロープはさらに、前記ピストンの上端部上の第2の方向
    転換プーリを巻回して固定点へ送られ、該固定点には、
    前記ロープの他方の端部が取り付けられていることを特
    徴とする液圧式エレベータの懸架装置。
JP14697395A 1994-06-14 1995-06-14 液圧式エレベータの懸架装置 Expired - Lifetime JP3734851B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI942820 1994-06-14
FI942820A FI100962B (fi) 1994-06-14 1994-06-14 Hydraulihissin ripustusjärjestely

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0840672A true JPH0840672A (ja) 1996-02-13
JP3734851B2 JP3734851B2 (ja) 2006-01-11

Family

ID=8540914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14697395A Expired - Lifetime JP3734851B2 (ja) 1994-06-14 1995-06-14 液圧式エレベータの懸架装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5653311A (ja)
EP (1) EP0687644B1 (ja)
JP (1) JP3734851B2 (ja)
CN (1) CN1053162C (ja)
AT (1) ATE212948T1 (ja)
BR (1) BR9502805A (ja)
DE (1) DE69525285T2 (ja)
ES (1) ES2171173T3 (ja)
FI (1) FI100962B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2750687B1 (fr) * 1996-07-02 1998-11-06 Kadoche Emile Dispositif d'entrainement pour ascenseur
US5901814A (en) * 1996-10-28 1999-05-11 Otis Elevator Company Hydraulic elevator having a counterweight
US6085872A (en) * 1998-03-25 2000-07-11 Thyssen Elevator Holding Corporation Roped hydraulic elevator
US6179094B1 (en) 1998-04-24 2001-01-30 Montgomery Kone, Inc. Hydraulic elevator with plunger brakes
SG75168A1 (en) * 1998-05-08 2000-09-19 Inventio Ag Hydraulic elevator
US6659231B2 (en) * 2002-03-12 2003-12-09 Inventio Ag Self-balancing synchronization assembly for a hydraulic elevator
KR100860935B1 (ko) * 2004-06-07 2008-09-29 오티스 엘리베이터 컴파니 기계실이 없는 엘리베이터 시스템
WO2013182209A1 (en) 2012-06-05 2013-12-12 Soliman Mohamed Abdel Hameed Abdel Alleem Mohamed Advanced roped hydraulic elevator with and without counterweight for all heights and speeds.
WO2017017486A1 (en) 2015-07-27 2017-02-02 Otis Elevator Company Absorber for elevator system rail
CN105197735A (zh) * 2015-10-23 2015-12-30 北京安泰鸿源电梯设计有限公司 一种轿厢***
CN106956996A (zh) * 2017-05-05 2017-07-18 四川泰升液压电梯制造有限公司 一种液压提速电梯

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2627943A (en) * 1951-11-29 1953-02-10 Shepard Co Lewis Lifting mechanism
DE1531106A1 (de) * 1967-08-10 1969-08-07 Haushahn Maschinenfabrik C Hydraulisch betriebener Aufzug
GB1438727A (en) * 1973-12-10 1976-06-09 Sims A F Hydraulically operated building hoist
US4333549A (en) * 1980-06-25 1982-06-08 Otis Elevator Company Car blocking apparatus
JPS63106289A (ja) * 1986-10-22 1988-05-11 株式会社日立製作所 流体圧エレベ−タ
JPH02261790A (ja) * 1989-03-31 1990-10-24 Toshiba Corp 間接式油圧エレベータ
JPH038686A (ja) * 1989-06-05 1991-01-16 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置
DE4034564A1 (de) * 1990-10-26 1992-04-30 Bautzen Waggonbau Gmbh Stuetzlager fuer eine hubeinrichtung, insbesondere fuer reisezug- und gepaeckwagen
JP3008686U (ja) 1994-09-07 1995-03-20 ワン,ミン−ツァン ゴルフ・バッグの支持用フレーム

Also Published As

Publication number Publication date
DE69525285D1 (de) 2002-03-21
EP0687644A2 (en) 1995-12-20
FI942820A0 (fi) 1994-06-14
CN1118764A (zh) 1996-03-20
FI942820A (fi) 1995-12-15
ES2171173T3 (es) 2002-09-01
JP3734851B2 (ja) 2006-01-11
DE69525285T2 (de) 2002-08-14
EP0687644A3 (en) 1996-07-31
CN1053162C (zh) 2000-06-07
ATE212948T1 (de) 2002-02-15
EP0687644B1 (en) 2002-02-06
BR9502805A (pt) 1996-01-23
US5653311A (en) 1997-08-05
FI100962B (fi) 1998-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6851519B2 (en) Elevator with drive unit mounted in a superior lateral section of the elevator hoistway
AU671526B2 (en) Compensation and rope elongation arrangement
US6234276B1 (en) Traction type elevator having cable hitches securing cable ends to guide rails
US20020000348A1 (en) Traction sheave elevator
US6435316B1 (en) Rope support device for elevator
US6848543B2 (en) Single wall interface traction elevator
EP1547959A2 (en) Mounting for an elevator traction machine
US20070181384A1 (en) Method of Mounting a Support Means of an Elevator Car to an Elevator Car and to an Elevator Shaft as well as an Elevator Installation and a Support Means which are Mounted by Means of this Method
US20070102245A1 (en) Elevator device
JPH11310372A (ja) エレベータ装置
JP3734851B2 (ja) 液圧式エレベータの懸架装置
US7493989B2 (en) Elevator suspension arrangement
US6012554A (en) Elevator guide rail
KR20050095600A (ko) 엘리베이터 기계, 도르래, 및 종결부를 위한 일체화된지지체
US20070227832A1 (en) Elevator roping arrangement
JP4034638B2 (ja) エレベータの乗りかご保持装置
JPH0881155A (ja) 油圧エレベータの主ロープ長さ調整装置
JP2846614B2 (ja) エレベータのカウンターレール芯出し装置
JP3297345B2 (ja) 工事用エレベータのガバナロープ繰出し方法
JP2538229Y2 (ja) 斜行エレベータの張り車装置
JPH04260584A (ja) エレベータのガイドレール吊上げ装置
JP2001122556A (ja) エレベータのロープ掛け方法
JPH0834584A (ja) エスカレータトラスの搬出方法
JP2001089050A (ja) エレベーター
JPH11322231A (ja) 工事用エレベータ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131028

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term