JPH08373B2 - マニピュレータ - Google Patents

マニピュレータ

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JPH08373B2
JPH08373B2 JP5162693A JP5162693A JPH08373B2 JP H08373 B2 JPH08373 B2 JP H08373B2 JP 5162693 A JP5162693 A JP 5162693A JP 5162693 A JP5162693 A JP 5162693A JP H08373 B2 JPH08373 B2 JP H08373B2
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幸一 船矢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンドの絶対位置・姿
勢を制御することが可能なマニピュレータに関する。ま
た、本発明は、人間の手先位置・姿勢を計測しながら手
先に力感覚を伝達する、力帰還型の3次元位置・姿勢入
力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来マニピュレータは、水平多関節型及
び垂直多関節型及び極座標型及び円筒座標型を主とする
多関節タイプ、パラレルリンクタイプ、及びパンタグラ
フ型を始とする平行リンクタイプに大別される。
【0003】多関節タイプのマニピュレータでは、アク
チュエータ及びリンクを床面固定部より直列に連結して
構造を構成し、その床面固定部とは反対の一端にハンド
を取り付けて作業を行わせる。
【0004】パラレルリンクタイプでは、複数の多関節
タイプのマニピュレータの端点をハンド部となる単一の
リンクに接合し、複数の多関節マニピュレータの姿勢に
応じて同ハンド部の位置・姿勢を制御する。
【0005】平行リンクタイプでは、リンクを平行四辺
形状に接合することにより、より制御し易いマニピュレ
ータ機構を実現する。その代表例であるパンタグラフ構
造は、機構の床面固定部に設定されたxyz方向移動用
アクチュエータの移動量を拡大してハンド部へ伝える役
割を担う。(例えばShin−Ming Songan
d Jong−Kil Lee,“The Mecha
nical Effciancy and Kinem
atics of PantographType M
anipulators,1989 Proceedi
ngs of 1988 IEEE Internat
ional Conferenceof Roboti
cs and Automation)。
【0006】また、このパンタグラフ機構を複数用いた
マニピュレータも考案されている(例えば特開昭63−
8805号公報)。同じマニピュレータではベース部で
のアクチュエータのxyz方向移動をパンタグラフ機構
を複数用いることによって効率的に拡大してハンド部へ
伝える。
【0007】図4は従来のパンタグラフ型マニピュレー
タの例である。同図によると、パンタグラフ機構401
の第1接点402にz軸方向に回転軸を持つ回転ジョイ
ント403を接合する。このとき、回転ジョイント40
3の回転軸が第1接点402を通過するように配置す
る。回転ジョイント403をx軸方向に移動可能な直動
機構404に接合し、第2接点405をz軸方向に回転
軸を持つ回転ジョイント406に接合する。このとき、
回転ジョイント406の回転軸が第2接点405を通過
するよう配置する。回転ジョイント406をz軸方向に
移動可能な直動機構407に接合し、直動機構407を
y軸方向に移動可能な直動機構408を接合することに
よって、第3接点409をハンド部とするマニピュレー
タが得られる。
【0008】以上の構成のマニピュレータでは、第3接
点409のx方向移動量px 4 0 9は直動機構404の
移動量q4 0 4 によって、以下の式に従って制御され
る。
【0009】px 4 0 9 =rx 4 0 4 ただし、rx はパンタグラフ機構の形状に依存する比例
係数である。第3接点409のy方向移動量py 4 0 9
は直動機構408の移動量q4 0 8 によって、以下の式
に従って制御される。
【0010】py 4 0 9 =ry 4 0 8 ただし、ry はパンタグラフ機構の形状に依存する比例
係数である。第3接点409のzの方向移動量p
z 4 0 9 は直動機構407移動量q4 0 7 によって、以
下の式に従って制御される。
【0011】pz 4 0 9 =rz 4 0 7 ただし、rz はパンタグラフ機構の形状に依存する比例
係数である。
【0012】従って、直動機構404によってx軸方向
移動量が、直動機構408によってy軸方向移動量が、
直動機構407によってz軸方向移動量が制御可能なマ
ニピュレータが得られる。
【0013】人間の手先位置・姿勢を計測する3次元位
置・姿勢入力装置において、手先に力感覚を伝達する力
帰還タイプの入力装置は、機構的にはマニピュレータと
同じ原理に基づいており、やはり上記のタイプに大別さ
れる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】平行リンクタイプ、特
にパンタグラフ機構でハンド部を移動させる場合には、
動作範囲、可搬重量、キネマティックス演算の容易さ、
関節間の機構学的・力学的干渉の観点からは優れた性能
が得られる反面、ハンドの姿勢をも制御しようとすると
機構が複雑となる欠点が存在する。この結果、マニピュ
レータのハンド姿勢まで制御しようとすると、本来の機
構面での有利性が失われる。
【0015】力帰還型の3次元位置・姿勢入力装置で
は、その機構が上記マニピュレータと原理的に同じであ
るため、動作範囲、可搬重量、キネマティックス演算の
容易さ、関節間の機構学的・力学的干渉等で問題点が存
在した。
【0016】本発明の目的は、マニピュレータハンドの
位置のみならず姿勢をも制御可能とすることによって、
従来のパンタグラフ機構の有利性を保ったまま、ハンド
の姿勢も容易なキネマティックス演算で制御可能なマニ
ピュレータ、及び力帰還型の3次元位置・姿勢入力装置
を実現することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のマニピュレータ
は、互いに平行な配置をとる複数パンタグラフ機構と、
前記複数パンタグラフ機構の出力部に、複数回転ジョイ
ントと複数リンクを介して前記複数パンタグラフ機構を
結ぶハンドリンクと、前記ハンドリンクに接続されたハ
ンドと、前記複数パンタグラフ機構のそれぞれの第1駆
動入力部に複数回転ジョイントと複数リンクを介して前
記複数パンタグラフ機構を結ぶ第1リンクと、前記複数
パンタグラフ機構のそれぞれの第2駆動入力部に複数回
転ジョイントと複数リンクを介して前記複数パンタグラ
フ機構を結ぶ第2リンクと、各々の回転軸が一点で垂直
に交わる複数モータで構成され、一方は前記第1リンク
に接合され、他方は前記第2リンクに接合された、同じ
軸構成を持つ2つのハンド姿勢制御部と、前記ハンド姿
勢制御部の下部にハンドの位置制御を行う複数アクチュ
エータとを有することを特徴とする
【0018】
【作用】回転ジョイントとリンクで複数パンタグラフ機
構の第1駆動入力部間、さらには第2駆動入力部間を結
ぶ。各パンタグラフ機構間を結ぶ第1リンクおよび第2
リンクに、各軸のモータの回転軸が一点で交わるように
し、モータの位置を第1リンクと第2リンク間で同一に
配置した姿勢制御機構を取り付ける。ハンドの姿勢制御
は次のように行われる。
【0019】ハンドのx軸方向の回転は複数のx軸回転
のモータを用いることにより、モータの回転軸を中心
に、リンクに接続されたパンタグラフ機構ごと回転を与
えることによって得られる。
【0020】ハンドのy軸方向の回転は複数のy軸回転
のモータを用いることにより、第1リンク、第2リンク
がy軸回転のモータの軸を中心に傾く。これにより、パ
ンタグラフ機構の出力部に釣り下げられたハンドリンク
がハンドの付け根を中心にモータと同じ回転角度だけ傾
くことによって得られる。
【0021】ハンドのz軸方向の回転は複数のz軸回転
のモータを用いることにより、z軸を中心に第1リン
ク、第2リンクが回転する。これにより、パンタグラフ
機構の出力部に釣り下げられたハンドリンクがハンドの
付け根を中心にモータと同じ回転角度だけ回転すること
によって得られる。
【0022】
【実施例】図3は本発明によるマニピュレータの構成要
素となるパンタグラフ機構の例である。同図に従い、リ
ンク301及びリンク302及びリンク303及びリン
ク304が平行四辺形を形成するように、リンク301
の一端とリンク302の一端を回転ジョイント305で
接合し、リンク301の途中とリンク303の一端を回
転ジョイント306で接合し、リンク302の途中とリ
ンク304の一端を回転ジョイント307で接合し、リ
ンク303の他端を回転ジョイント309に接合し、リ
ンク304の他端を回転ジョイント309で接合し、回
転ジョイント309と回転ジョイント310を接合す
る。リンク301の他端に回転ジョイント308を接合
して第1接点とし、回転ジョイント309及び回転ジョ
イント310の接合部を第2接点とし、リンク302の
他端311を第3接点とし、第1接点及び第2接点及び
第3接点が一直線上にくるように配置することにより、
パンタグラフ機構が得られる。すなわち、第1接点及び
回転ジョイント305及び第3接点のなす三角形とが常
に相似となり、第3接点を第1接点及び第2接点によっ
て制御するパンタグラフ機構が得られる。
【0023】ここで第1接点、第2接点、第3接点を通
る直線の方向をx軸方向とする。x軸の垂直上向き方向
をz軸、のこりのx軸とz軸に垂直な方向をy軸とす
る。パンタグラフ機構と各軸との関係は図1、図2とも
同様とする。
【0024】図1に本発明におけるパンタグラフ機構の
一実施例を示す。同じリンク長の3つのパンタグラフ機
構101、102、及び103を設置する。この時、パ
ンタグラフ機構101の第1接点104及びパンタグラ
フ機構102の第1接点105及びパンタグラフ機構1
03の第1接点106が作る三角形と、パンタグラフ機
構101の第2接点123及びパンタグラフ機構102
の第2接点124及びパンタグラフ機構103の第2接
点125が作る三角形と、パンタグラフ機構101の第
3接点140及びパンタグラフ機構102の第3接点1
41及びパンタグラフ機構103の第3接点142が作
る三角形とが、全て合同で、平行移動によって互いに重
ね合わせることが可能であるように各々のパンタグラフ
機構を配置する。
【0025】パンタグラフ機構101の第1接点104
をリンク107に接合し、パンタグラフ機構102の第
1接点105をリンク108に接合し、パンタグラフ機
構103の第1接点106をリンク109に接合し、リ
ンク107をz軸方向に回転軸を持つ回転ジョイント1
10に接合し、リンク108をz軸方向に回転軸を持つ
回転ジョイント111に接合し、リンク109をz軸方
向に回転軸を持つ回転ジョイント112に接合し、回転
ジョイント110及び回転ジョイント111及び回転ジ
ョイント112を第1リンク113に接合する。この
時、回転ジョイント110の回転軸はパンタグラフ機構
101の第1接点104を通過し、回転ジョイント11
1の回転軸はパンタグラフ機構102の第1接点105
を通過し、回転ジョイント112の回転軸はパンタグラ
フ機構103の第1接点106を通過するように各々の
回転ジョイントを配置する。
【0026】第1リンク113をx軸方向に回転軸を持
つ回転モータ114の回転部に接合し、回転モータ11
4のベース部をリンク115に接合し、リンク115を
y軸方向に回転を持つ回転モータ116の回転部に接合
し、回転モータ116のベース部をリンク117に接合
し、リンク117をz軸方向に回転軸を持つ回転モータ
118の回転部に接合し、回転モータ118のベース部
をx方向に移動可能でアクチュエータ120によって駆
動される直動機構119に接合し、直動機構119をy
方向に移動可能でアクチュエータ122によって駆動さ
れる直動機構121に接合する。回転モータ114の回
転軸と回転モータ116の回転軸と回転モータ118の
回転軸は一点で交わるように配置する。
【0027】パンタグラフ機構1の第2接点123をリ
ンク126に接合し、パンタグラフ機構102の第2接
点124をリンク127に接合し、パンタグラフ機構1
03の第2接点125をリンク128に接合し、リンク
126をz軸方向に回転軸を持つ回転ジョイント129
に接合し、リンク127をz軸方向に回転軸を持つ回転
軸ジョイント130に接合し、リンク128をz軸方向
に回転軸を持つ回転ジョイント131に接合し、回転ジ
ョイント129及び回転ジョイント130及び回転ジョ
イント131を第2リンク132に接合する。この時、
回転ジョイント129の回転軸はパンタグラフ機構10
1の第2接点123を通過し、回転ジョイント130の
回転軸はパンタグラフ機構102の第2接点124を通
過し、回転ジョイント131の回転軸はパンタグラフ機
構103の第1接点125を通過するように各々の回転
ジョイントを配置する。
【0028】第2リンク132をx軸方向に回転軸を持
つ回転モータ133の回転に接合し、回転モータ133
のベース部をリンク134に接合し、リンク134をy
軸方向に回転軸を持つ回転モータ135の回転部に接合
し、回転モータ135のベース部をリンク136に接合
し、リンク136をz軸方向に回転軸を持つ回転モータ
137の回転部に接合し、回転モータ137のベース部
をz方向に移動可能でアクチュエータ139によって駆
動される直動機構138に接合する。回転モータ133
の回転軸と回転モータ135の回転軸と回転モータ13
7の回転軸は一点で交わるように配置する。
【0029】パンタグラフ機構1の第3接点140をリ
ンク143に接合し、パンタグラフ機構102の第3接
点141をリンク144に接合し、パンタグラフ機構1
03の第3接点142をリンク145に接合し、リンク
143をz軸方向に回転軸を持つ回転ジョイント146
接合し、リンク144をz軸方向に回転軸を持つ回転
ジョイント147に接合し、リンク145をz軸方向に
回転軸を持つ回転ジョイント148に接合し、回転ジョ
イント146及び回転ジョイント147及び回転ジョイ
ント148をハンドリンク149に接合し、ハンドリン
ク149にハンド150を接合する。
【0030】回転モータ114及び回転モータ116及
び回転モータ118の3つの回転軸の交点とパンタグラ
フ機構101の第1接点104とパンタグラフ機構10
2の第1接点105とパンタグラフ機構103の第1接
点106とで形成される三角錐、並びに回転モータ13
3及び回転モータ135及び回転モータ137の3つの
回転軸の交点とパンタグラフ機構101の第2接点12
3とパンタグラフ機構102の第2接点124とパンタ
グラフ機構103の第2接点125とで形成される三角
錐並びにハンド150とパンタグラフ機構101の第3
接点140とパンタグラフ機構102の第3接点141
とパンタグラフ機構103の第3接点142とで形成さ
れる三角錐は、全て合同で、平行移動によって重ね合わ
せ可能な姿勢にあるように各々モータ及び第1リンク1
13、第2リンク132、ハンドリンク149を配置す
る。
【0031】以上で構成されるマニピュレータでは、ハ
ンド150のx軸回りの回転角φx1 5 0 は回転モータ
114の回転角q1 1 4 及び回転モータ133の回転角
13 3 によって、以下の式にしたがって制御される。
【0032】φx 1 5 0 =q1 4 4 =q1 3 3 ただし、回転モータ114の回転角q1 4 4 及び回転モ
ータ133の回転角q13 3 は常に等しくなるように制
御する。ハンド150のy軸回りの回転角φy 15 0
回転モータ116の回転角q1 1 6 及び回転モータ13
5の回転角q1 35 によって、以下の式にしたがって制
御される。
【0033】φy 1 5 0 =q1 1 6 =q1 3 5 ただし、回転モータ116の回転角q1 1 6 及び回転モ
ータ135の回転角q13 5 は常に等しくなるように制
御する。ハンド150のz軸回り回転角φz 1 50 は回
転モータ118の回転角q1 1 8 及び回転モータ137
の回転角q1 3 7によって、以下の式にしたがって制御
される。
【0034】φz 1 5 0 =q1 1 8 =q1 3 7 ただし、回転モータ118の回転角q1 1 8 及び回転モ
ータ137の回転角q13 7 は常に等しくなるように制
御する。ハンド150のx軸方向移動量px 1 50 は直
動機構119の移動量q1 1 9 によって以下の式に従っ
て制御される。
【0035】px 1 5 0 =rx 1 1 9 ただし、rx はパンタグラフの形状から決まる比例係数
である。ハンド150のy軸方向移動量py 1 5 0 は直
動機構121の移動量q1 2 1 によって以下の式に従っ
て制御される。
【0036】 py150=ry121 ただし、ry はパンタグラフの形状から決まる比例係数
である。ハンド150のz軸方向移動量pz150は直動機
構138の移動量q138 によって以下の式に従って制御
される。 pz150=rz138 ただし、rz はパンタグラフの形状から決まる比例係数
である。
【0037】従って、ベース部の設定された回転モータ
114及び回転モータ116及び回転モータ118及び
回転モータ133及び回転モータ135及び回転モータ
137及びアクチュエータ120及びアクチュエータ1
22及びアクチュエータ139によってハンド部のx、
y、z軸回りの回転角及びx、y、z方向移動量を軸間
の干渉なく制御可能なマニピュレータ機構が得られる。
【0038】図2に本発明におけるパンタグラフ機構の
第2の実施例を示す。同じリンク長の2つのパンタグラ
フ機構201及び202を配置する。このとき、パンタ
グラフ機構201の第1接点203及びパンタグラフ機
構202の第1接点204のなす線分と、パンタグラフ
機構201の第2接点216及びパンタグラフ機構20
2の第2接点217のなす線分と、パンタグラフ機構2
01の第3接点231及びパンタグラフ機構202の第
3接点232のなす線分とが、全て同じ長さで、平行な
位置関係にあるように配置する。
【0039】パンタグラフ機構201の第1接点203
にリンク205を接合、パンタグラフ機構202の第1
接点204にリンク206を接合する、リンク205に
z軸方向に回転軸を持つ回転ジョイント207を接合、
リンク206にz軸方向に回転軸を持つ回転ジョイント
208を接合、回転ジョイント207と回転ジョイント
208を第1リンク209で接合する。このとき、回転
ジョイント207の回転軸はパンタグラフ機構201の
第1接点203を通過し、回転ジョイント208の回転
軸はパンタグラフ機構202の第1接点204を通過す
るよう各々の回転ジョイントを設置する。
【0040】第1リンク209をx軸方向に回転軸を持
つ回転モータ210の回転部に接合、回転モータ210
のベースをリンク211に接合、リンク211をz方向
に回転軸を持つ回転モータ212の回転部に接合、回転
モータ212をリンク213に接合、リンク213をx
方向に移動可能でアクチュエータ215によって駆動さ
れる直動機構214に接合する。この時、回転モータ2
12の回転軸と回転モータ210の回転軸が一点で交わ
るようにそれぞれのモータを配置する。
【0041】パンタグラフ機構201の第2接点216
にリンク218を接合、パンタグラフ202の第2接点
217にリンク219を接合、リンク218をz軸方向
に回転軸を持つ回転ジョイント220に接合、リンク2
19をz軸方向に回転軸を持つ回転ジョイント221に
接合、回転ジョイント220及び回転ジョイント221
を第2リンク222で接合する。このとき、回転ジョイ
ント220の回転軸はパンタグラフ機構201の第2接
点216を通過し、回転ジョイント221の回転軸はパ
ンタグラフ機構202の第2接点217を通過するよう
に各々の回転ジョイントを設置する。
【0042】第2リンク222をx軸方向に回転軸を持
つ回転モータ223の回転部に接合、回転モータ223
のベース部をリンク224に接合、リンク224をz軸
方向に回転軸を持つ回転モータ225の回転部に接合、
回転モータ225のベース部をリンク226に接合、リ
ンク226をz軸方向に移動可能でアクチュエータ22
8によて駆動される直動機構227に接合、直動機構2
27をy方向い移動可能でアクチュエータ230によっ
て駆動される直動機構229に接合する。この時、回転
モータ232の回転軸モータ225の回転軸が一点で交
わるようにそれぞれのモータ配置する。
【0043】パンタグラフ機構201の第3接点231
にリンク233を接合、パンタグラフ機構202の第3
接点232にリンク234を接合、リンク233にz軸
方向に回転軸を持つ回転ジョイント235を接合、リン
ク234にz軸方向に回転軸を持つ回転ジョイント23
6を接合、回転ジョイント235及び回転ジョイント2
36をハンドリンク237で接合、ハンドリンク237
にハンド238を接合する。 回転モータ210及び回
転モータ212の二つの回転軸の交点とパンタグラフ機
構201の第1接点203とパンタグラフ機構202の
第1接点204のなす三角形、並びに回転モータ223
及び回転モータ225の二つの回転軸の交点とパンタグ
ラフ機構201の第2接点216とパンタグラフ機構2
02の第2接点217のなす三角形、並びにハンド23
8とパンタグラフ機構201の第1接点203とパンタ
グラフ機構202の第1接点204のなす三角形が全て
合同で、平行移動によって互いに重ねあわすことが可能
なように各々のモータ配置する。また、x軸回転のモー
タの軸線上にハンドとリンクの接点があるようにハンド
部を配置する。
【0044】以上の構成によるマニピュレータでは、ハ
ンド238のx軸回りの回転角φx2 3 8 は回転モータ
210の回転角q2 1 0 及び回転モータ223の回転角
22 3 によって、以下の式にしたがって制御される。
【0045】φx 2 3 8 =q2 1 0 =q2 2 3 ただし、回転モータ210の回転角q2 1 0 及び回転モ
ータ223の回転角q2 2 3 は常に等しくなるように制
御する。ハンド238のz軸回りの回転角φz2 3 8
回転モータ212の回転角q2 1 2 及び回転モータ22
5の回転角q22 5 によって、以下の式にしたがって制
御される。
【0046】φz 2 3 8 =q2 1 2 =q2 2 5 ただし、回転モータ212の回転角q2 1 2 及び回転モ
ータ225の回転角q22 5 は常に等しくなるように制
御する。ハンド238x軸方向移動量px 2 3 8は直動
機構214の移動量q2 1 4 によって以下の式に従って
制御される。
【0047】px 2 3 8 =rx 2 1 4 ただし、rx はパンタグラフの形状から決まる比例係数
である。ハンド238のy軸方向移動量py 2 3 8 は直
動機構229の移動量q2 2 9 によって以下の式に従っ
て制御される。
【0048】py 2 3 8 =ry 2 2 9 ただし、ry はパンタグラフの形状から決まる比例係数
である。ハンド238のz軸方向移動量pz 2 3 8 は直
動機構227の移動量q2 2 7 によって以下の式に従っ
て制御される。
【0049】pz 2 3 8 =rz 2 2 7 ただし、rz パンタグラフの形状から決まる比例係数で
ある。
【0050】以上によってパンタグラフ機構のベース部
に設定された回転モータ210及び回転モータ212及
び回転モータ及び223及び回転モータ225及びアク
チュエータ215及びアクチュエータ228及びアクチ
ュエータ230によってハンド部のx、z軸回りの回転
角x、y、z方向移動量を軸間の干渉なく制御可能なマ
ニピュレータ機構が得られる。
【0051】上記の、本発明の第1実施例及び第2の実
施例において、x軸方向の直動機構及びy軸方向の直動
機構及びz軸方向の直動機構の各々を、パンタグラフの
第1リンクの側、或いは第2リンクの側の、どちらの側
に、どの組み合わせで配置しても同様の効果が得られる
ことは明らかである。さらには第1リンクあるいは第2
リンクの側の一方にx、y、z軸方向の直動機構を集中
させ、他方を固定させた配置をとってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、平行に
設定された複数のパンタグラフ機構を用いることによ
り、床面固定部に設置されたアクチュエータで手先位置
のみならず姿勢をも制御することが可能なマニピュレー
タを実現する。従来のパンタグラフ機構で手先姿勢を制
御しようとすると、姿勢制御アクチュエーア・機構をパ
ンタグラフ機構の先端に取り付けねばならず、機構部が
複雑になり、ハンド部での可搬重量も減るため、パンタ
グラフ機構を使うことの有利性が失われた。
【0053】これに対して、本発明では床面固定部に設
置されたアクチュエータでハンドの位置・姿勢を制御す
るため、従来のパンタグラフ機構に比してアクチュエー
タの負荷が少なくて済み、また、ハンド姿勢のキネマテ
ィックス演算も容易となる。ハンド部の移動については
平行移動と回転移動が別々のアクチュエータによって制
御されるため、機構学的・力学的な干渉も少なくて済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマニピュレータの第1実施例を説
明する図である。
【図2】本発明によるマニピュレータの第2実施例を説
明する図である。
【図3】パンタグラフ機構を説明する図である。
【図4】従来のパンタグラフ機構を用いたマニピュレー
タを説明する図である。
【符号の説明】
101 パンタグラフ機構 102 パンタグラフ機構 103 パンタグラフ機構 104 第1接点 105 第1接点 106 第1接点 107 リンク 108 リンク 109 リンク 110 回転ジョイント 111 回転ジョイント 112 回転ジョイント 113 第1リンク 114 回転モータ 115 リンク 116 回転モータ 117 リンク 118 回転モータ 119 直動機構 120 アクチュエータ 121 直動機構 122 アクチュエータ 123 第2接点 124 第2接点 125 第2接点 126 リンク 127 リンク 128 リンク 129 回転ジョイント 130 回転ジョイント 131 回転ジョイント 132 第2リンク 133 回転モータ 134 リンク 135 回転モータ 136 リンク 137 回転モータ 138 直動機構 139 アクチュエータ 140 第3接点 141 第3接点 142 第3接点 143 リンク 144 リンク 145 リンク 146 回転ジョイント 147 回転ジョイント 148 回転ジョイント 149 ハンドリンク 150 ハンド 201 パンタグラフ機構 202 パンタグラフ機構 203 第1接点 204 第1接点 205 リンク 206 リンク 207 回転ジョイント 208 回転ジョイント 209 第1リンク 210 回転モータ 211 リンク 212 回転モータ 213 リンク 214 直動機構 215 アクチュエータ 216 第2接点 217 第2接点 218 リンク 219 リンク 220 回転ジョイント 221 回転ジョイント 222 第2リンク 223 回転モータ 224 リンク 225 回転モータ 226 リンク 227 直動機構 228 アクチュエータ 229 直動機構 230 アクチュエータ 231 第3接点 232 第3接点 233 リンク 234 リンク 235 回転ジョイント 236 回転ジョイント 237 ハンドリンク 238 ハンド 301 リンク 302 リンク 303 リンク 304 リンク 305 回転ジョイント 306 回転ジョイント 307 回転ジョイント 308 回転ジョイント 309 回転ジョイント 310 回転ジョイント 311 第3接点 401 パンタグラフ機構 402 第1接点 304 回転ジョイント 404 直動機構 405 第2接点 406 回転ジョイント 407 直動機構 408 直動機構 409 第3接点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な配置をとる複数パンタグラ
    フ機構と、 前記複数パンタグラフ機構の出力部に、複数回転ジョイ
    ントと複数リンクを介して前記複数パンタグラフ機構を
    結ぶハンドリンクと、 前記ハンドリンクに接続されたハンドと、 前記複数パンタグラフ機構のそれぞれの第1駆動入力部
    に複数回転ジョイントと複数リンクを介して前記複数パ
    ンタグラフ機構を結ぶ第1リンクと、 前記複数パンタグラフ機構のそれぞれの第2駆動入力部
    に複数回転ジョイントと複数リンクを介して前記複数パ
    ンタグラフ機構を結ぶ第2リンクと、各々の回転軸が一点で垂直に交わる複数モータで構成さ
    れ、一方は前記第1リンクに接合され、他方は前記第2
    リンクに接合された、同じ軸構成を持つ2つのハンド姿
    勢制御部と、 前記ハンド姿勢制御部の下部にハンドの位置制御を行う
    複数アクチュエータとを有することを特徴とするマニピ
    ュレータ。
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