JPH10202573A - ロボットアーム装置 - Google Patents

ロボットアーム装置

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JPH10202573A
JPH10202573A JP427597A JP427597A JPH10202573A JP H10202573 A JPH10202573 A JP H10202573A JP 427597 A JP427597 A JP 427597A JP 427597 A JP427597 A JP 427597A JP H10202573 A JPH10202573 A JP H10202573A
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JP
Japan
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link mechanism
link
robot arm
rear end
rotary
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JP427597A
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English (en)
Inventor
Hiroki Kobayashi
弘樹 小林
Yuichi Murase
有一 村瀬
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所要の剛性を保持しながら軽量化が図られたロ
ボットアーム装置を提供する。 【解決手段】互いに同じ長さである2本のリンク13,
14を、第1の回転ジョイント15で直列に連結して第
1のリンク機構を構成し、リンク13,14と同一の長
さである2本のリンク16,17を、第1の回転ジョイ
ント15が有する回転軸の方向と同一方向の回転軸を有
する第2の回転ジョイント18で直列に連結して第2の
リンク機構を構成し、後端部連結体19を、回転ジョイ
ント15,18が有する回転軸の方向と同一方向の回転
軸を有する第3,第4の回転ジョイント20,21で、
第1のリンク機構11の後端部および第2のリンク機構
12の後端部にそれぞれ連結し、ハンド22を、回転ジ
ョイント15,18,20,21が有する回転軸の方向
と同一方向の回転軸を有する第5,第6の回転ジョイン
ト23,24で第1のリンク機構11の先端部および第
2のリンク機構12の先端部にそれぞれ連結し、回転ジ
ョイント15,18,20に、それぞれモータ25,2
6,27を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、関節機能を備えた
ロボットアーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、製品の組立てや加工にロボッ
トアーム装置が用いられている。最近では、製品の組立
てや加工だけではなく、宇宙空間での作業や、病人介護
補助作業へのロボットアーム装置の利用が注目されてい
る。従来のロボットアーム装置として、直列に順次回転
ジョイントで連結された棒状のリンクを有するリンク機
構の先端部に、作業対象物を自在に把持するハンドが回
転ジョイントで連結され、各回転ジョイントにそれぞれ
1つづつモータを備えてたロボットアーム装置が知られ
ており、このようなロボットアーム装置では、モータを
駆動して隣接するリンクどうしの角度を変化させハンド
の移動が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなロボットア
ーム装置を構成するにあたっては、作業対象物や作業環
境に応じて、リンクの長さやモータのトルク、更には、
そのロボットアーム装置の剛性等が考慮された構成がな
されるが、所定の剛性を得ようとすると、ある程度太
い、重量の大きなリンクを採用する必要があり、モータ
は作業対象物のみでなくリンク機構自体も動かす必要が
あるため、重量の大きなリンクを採用するとそれに伴な
ってトルクの大きなモータを採用する必要があり、全体
の重量が増大し、そのロボットアーム装置を稼動させる
ための電力も増大してしまうという問題がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、所要の剛性を
保持しながら軽量化が図られたロボットアーム装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のロボットアーム装置は、 (1)所定の方向の第1の回転軸を有する第1の回転ジ
ョイントで直列に連結された2本のリンクを有する第1
のリンク機構 (2)上記所定の方向に対し同一の方向の第2の回転軸
を有する第2の回転ジョイントで直列に連結された2本
のリンクを有する第2のリンク機構 (3)上記所定の方向に対しいずれも同一の方向の第3
および第4の回転軸をそれぞれ有する第3および第4の
回転ジョイントで上記第1のリンク機構の後端部および
上記第2のリンク機構の後端部にそれぞれ連結されてな
る後端部連結体 (4)上記所定の方向に対しいずれも同一の方向の第5
および第6の回転軸をそれぞれ有する第5および第6の
回転ジョイントで上記第1のリンク機構の先端部および
上記第2のリンク機構の先端部にそれぞれ連結されてな
る先端部連結体 (5)上記第1から第4までの回転ジョイントのうちの
いずれか3つの回転ジョイントにそれぞれ1つずつ連結
された合計3つのモータとを備えたことを特徴とする。
【0006】本発明のロボットアーム装置は、先端部連
結体と後端部連結体との間が第1のリンク機構と第2の
リンク機構との2本のリンク機構でつながれた構成を有
しているため、1本のリンク機構からなる従来のロボッ
トアーム装置と比較して、第1のリンク機構と第2のリ
ンク機構との並ぶ方向の剛性が向上する。従って、同一
の剛性を保持するように構成された本発明のロボットア
ーム装置と従来のロボットアーム装置とを比較すると、
本発明のロボットアーム装置の方では軽量化が図られ
る。
【0007】ここで本発明のロボットアーム装置が、上
記3つのモータに代え、上記第1から第6までの回転ジ
ョイントのうちのいずれか2つの回転ジョイントにそれ
ぞれ1つずつ連結された合計2つのモータを備えるとと
もに、上記第1の回転ジョイントで連結された第1のリ
ンク機構の先端のリンクと上記先端部連結体との角度
と、上記第2の回転ジョイントで連結された第2のリン
ク機構の先端のリンクと上記先端部連結体との角度を互
いに一定の角度差に保つ連結機構を備えてもよい。
【0008】このような連結機構を備えると、自由度の
制限を受けるものの実用上大きな問題はなく、一方、回
転ジョイントに連結されるモータの数を3つから2つに
減らすことができるため、ロボットアーム装置の制御が
簡単になるとともに、ロボットアーム装置のさらなる軽
量化が図られる。ここで、本発明のロボットアーム装置
が、 (1)上記所定の方向に対し同一方向の第7の回転軸を
有する第7の回転ジョイントで直列に連結されるととも
に、後端部および先端部が上記所定の方向に対しいずれ
も同一方向の第8および第9の回転軸を有する第8およ
び第9の回転ジョイントでそれぞれ上記後端部連結体お
よび上記先端部連結体に連結されてなる、上記第1のリ
ンク機構に対し上記所定の方向に所定の距離隔ててこの
第1のリンク機構に平行に配置された第3のリンク機構 (2)上記所定の方向に対し同一方向の第10の回転軸
を有する第10の回転ジョイントで直列に連結されると
ともに、後端部および先端部が上記所定の方向に対しい
ずれも同一方向の第11および第12の回転軸を有する
第11および第12の回転ジョイントでそれぞれ上記後
端部連結体および上記先端部連結体に連結されてなる、
上記第2のリンク機構に対し上記所定の方向に所定の距
離隔ててこの第2のリンク機構に平行に配置された第4
のリンク機構 を備えることが好ましい。
【0009】このようにリンク機構を互いに平行に配置
してロボットアーム装置を構成すると、第1のリンク機
構と第2のリンク機構とが並ぶ方向のみでなく、それと
直角の方向の剛性も向上する。ここで本発明のロボット
アーム装置が、所定の方向の第1の回転軸を有する第1
の回転ジョイントで直列に連結された2本のリンクを有
する第1のリンク機構と、上記所定の方向に対し同一の
方向の第2の回転軸を有する第2の回転ジョイントで直
列に連結された2本のリンクを有する第2のリンク機構
と、上記所定の方向に対しいずれも同一の方向の第3お
よび第4の回転軸をそれぞれ有する第3および第4の回
転ジョイントで上記第1のリンク機構の後端部および前
記第2のリンク機構の後端部にそれぞれ連結されてなる
後端部連結体と、上記所定の方向に対しいずれも同一の
方向の第5および第6の回転軸をそれぞれ有する第5お
よび第6の回転ジョイントで上記第1のリンク機構の先
端部および上記第2のリンク機構の先端部にそれぞれ連
結されてなる先端部連結体とを備えたロボットアーム機
構複数を、先端側のロボットアーム機構の後端部連結体
を後端側のロボットアーム機構の先端部連結体として順
次直列に連結されてなることが効果的である。
【0010】このように、ロボットアーム機構を順次直
列に連結すると自由度の極めて大きなロボットアーム装
置が構成される。このような自由度の大きなロボットア
ーム装置を構成すると、例えば、ロボットアーム装置の
正面に障害物が存在しても、ロボットアーム装置から障
害物によって死角になる部分に、順次直列に連結された
ロボットアーム機構の先端部を移動させることもでき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の第1実施形態のロボットア
ーム装置を示す図である。ロボットアーム装置10は、
第1のリンク機構11および第2のリンク機構12を備
えている。第1のリンク機構11は、互いに同じ長さで
ある2本のリンク13,14を有し、これら2本のリン
ク13,14は、図1が示される紙面に対し垂直に延び
る回転軸を有する第1の回転ジョイント15で直列に連
結されている。また第2のリンク機構12は、リンク1
3,14と同一の長さである2本のリンク16,17を
有しており、これら2本のリンク16,17は、第1の
回転ジョイント15が有する回転軸の方向と同一方向の
回転軸を有する第2の回転ジョイント18で直列に連結
されている。第1のリンク機構11の後端部および第2
のリンク機構12の後端部は互いに所定距離隔てて、そ
れぞれ上述した回転ジョイントが有する回転軸の方向と
同一方向の回転軸を有する第3,第4の回転ジョイント
20,21で後端部連結体19に連結されている。ま
た、第1のリンク機構11の先端部および第2のリンク
機構12の先端部は、第1のリンク機構11の後端部と
第2のリンク機構12の後端部との間の距離と同一距離
隔てて、それぞれ上述した回転ジョイントが有する回転
軸の方向と同一方向の回転軸を有する第5,第6の回転
ジョイント23,24で、作業対象物を自在に把持す
る、本発明にいう先端部連結体の一例であるハンド22
に連結されている。また、回転ジョイント15,18,
20には、それぞれモータ25,26,27が連結され
ている。また、ロボットアーム装置10は、モータ2
5,26,27を駆動してハンド22の位置を調節する
とともに、作業対象物を把持するようにハンド22を駆
動させるリンク・ハンド制御部(図示せず)を備えてい
る。
【0012】このように構成されたロボットアーム装置
10には、3つのモータ25,26,27が備えられ、
リンク・ハンド制御部の命令により3つのモータ25,
26,27が駆動されると、ハンド22は所望の位置に
移動する。このロボットアーム装置10は、第1から第
6までの回転ジョイント15,18,20,21,2
3,24のうちのいずれか3つの回転ジョイントにそれ
ぞれ1つずつ連結された合計3つのモータを備えると、
ハンド22を所望の位置に移動させることができる。
【0013】以下に、ロボットアーム装置10のモータ
を駆動させたときの、第5の回転ジョイント23と第6
の回転ジョイント24との中点の位置、およびハンド2
2の向きを示す。図1に示すロボットアーム装置10の
回転ジョイント20,25,23,21,18,24の
位置を、それぞれ点A,B,C,D,E,Fとし、点A
と点Dとの中点を原点O、点Cと点Fとの中点を点Mと
する。また、原点Oから点Aに向かう方向をy軸とし、
原点Oからy軸に対して垂直に図1の右側に向かう方向
をx軸とすると、点Oから点Cに向かうベクトル(ベク
トルOC)、点Oから点Fに向かうベクトル(ベクトル
OF)は以下のように表わせる。
【0014】
【数1】
【0015】点Mの座標を(x,y)とすると、
(1)、(2)式より(x,y)は以下のように表わせ
る。
【0016】
【数2】
【0017】また、ハンド22の向く方向を矢印Wで表
わし、この矢印Wとx軸とのなす角をθとすると、
(1)、(2)式よりθは以下のように表わせる。
【0018】
【数3】
【0019】従って、第5の回転ジョイント23と第6
の回転ジョイント24との中点の座標は(3)式で表わ
され、ハンド22の向きは(4)式で表わされる。この
ように構成されたロボットアーム装置10では、ハンド
22はxy平面内を移動し、点Mの座標(x,y)をあ
る座標点に固定しても、∠BCFおよび∠CFEの値を
変化させるとtanθの値も変化する。つまり、ハンド
22が2次元的に移動するとともに、点Mの座標が固定
されてもハンド22の向きを調節できるロボットアーム
装置が構成される。
【0020】このように、ロボットアーム装置10は、
ハンド22と後端部連結体19との間が、第1のリンク
機構11と第2のリンク機構12との2本のリンク機構
でつながれているため、第1のリンク機構11と第2の
リンク機構12との並ぶ方向の剛性が向上する。尚、ロ
ボットアーム装置10では、モータは、第1,第2,第
3の回転ジョイント15,18,20に連結されている
が、合計3つのモータを連結するのであれば、モータは
どの回転ジョイントに連結されてもよい。
【0021】図2は、本発明の第2実施形態のロボット
アーム装置を示す図である。図1に示す実施形態と同一
の構成要素には図1に付した符号と同一の符号を付して
示し、図1に実施形態との相違点のみについて説明す
る。図2に示すロボットアーム装置200では、第1の
リンク機構11のリンク13と第2のリンク機構12の
リンク16が交差するとともに、第1のリンク機構11
のリンク14と第2のリンク機構17のリンクが交差し
ている。
【0022】このようにリンクを交差させると、ロボッ
トアーム装置がコンパクトに構成される。図3は、本発
明の第3実施形態のロボットアーム装置を示す図であ
る。図1に示す実施形態と同一の構成要素には図1に付
した符号と同一符号を付して示し、図1に示す実施形態
との相違点のみについて説明する。
【0023】図3に示すロボットアーム装置30は、図
1に示すロボットアーム装置10の回転ジョイントに連
結された3つのモータ25,26,27に代え、第3,
第4の回転ジョイント20,21にそれぞれ1つずつ連
結されたモータ31,32を備えている。また、図3に
示すハンド22の、ロボットアーム装置30が示されて
いる側とは反対側に、第1の回転ジョイント15で連結
された第1のリンク機構11のリンク14とハンド22
との角度αと、第2の回転ジョイント18で連結された
第2のリンク機構12のリンク17とハンド22との角
度βを同一の角度に保つギア33が取り付けられてい
る。
【0024】以下に、このロボットアーム装置30のモ
ータを駆動させたときの、第5の回転ジョイント23と
第6の回転ジョイント24との中点の位置およびハンド
22の向きを示す。図3に示すロボットアーム装置30
の回転ジョイント20,15,23,21,18,24
の位置を、それぞれ点A,B,C,D,E,Fとし、点
Aと点Dとの中点を原点O、点Cと点Fとの中点を点M
とする。また、原点Oから点Aに向かう方向をy軸と
し、原点Oからy軸に対して垂直に図3の右側に向かう
方向をx軸とすると、点Oから点Cに向かうベクトル
(ベクトルOC)、点Oから点Fに向かうベクトル(ベ
クトルOF)は以下のように表わせる。
【0025】
【数4】
【0026】ここで、
【0027】
【数5】
【0028】、および
【0029】
【数6】
【0030】とおくと、(5)式、(6)式は、以下の
ように表わすことができる。
【0031】
【数7】
【0032】点Mの座標を(x,y)とすると(7)、
(8)式より、(x,y)は以下のように表わせる。
【0033】
【数8】
【0034】また、ハンド22の向く方向を矢印Wで表
わし、この矢印Wとx軸とのなす角をθとすると、
(7)、(8)式よりθは以下のようにあらわせる。
【0035】
【数9】
【0036】従って、第5の回転ジョイント23と回転
ジョイント24との中点の座標は(9)式で表わされ、
ハンド22の向きは(10)式で表わすことができる。
このように構成されたロボットアーム装置30は、中点
の座標が決まるとハンド22の向きも決まるため、図
1、図2に示すロボットアーム装置と比較して、自由度
の制限を受けるものの実用上大きな問題はなく、一方、
このロボットアーム装置30は、リンク14とハンド2
2との角度αと、リンク17とハンド22との角度βと
を互いに同一の角度に保つギア33を備えているため、
2つのモータ31,32でハンド22を所望の位置に移
動させることができ、図1、図2に示すロボットアーム
装置と比較すると、モータの数が1個削減される。従っ
て、ロボットアーム装置の制御が簡単になるとともに、
ロボットアーム装置のさらなる軽量化が図られる。
【0037】尚、このロボットアーム装置30では、リ
ンク14とハンド22との角度αと、リンク17とハン
ド22との角度βは同一の角度に保たれるが、リンク1
4とハンド22との角度αと、リンク17とハンド22
との角度βを互いに一定の角度差に保つのであれば、角
度αと角度βとは異なっていてもよい。図4は、本発明
の第4実施形態のロボットアーム装置を示す図である。
【0038】図3に示す実施形態と同一の構成要素に
は、図3に付した符号と同一符号を付して示し、図3に
示す実施形態との相違点のみについて説明する。図4に
示すロボットアーム装置40では、リンク14の先端部
とリンク16の先端部とが、第1から第4の回転ジョイ
ント15,18,20,21が有する回転軸の方向と同
一方向の回転軸を有する第7の回転ジョイント41で、
互いに連結されるとともに、ハンド42に連結されてい
る。
【0039】また、ロボットアーム装置40は、第3の
リンク機構46を備えており、この第3のリンク機構4
6は、互いに同じ長さである2本のリンク44,45を
有し、これら2本のリンク44,45は、図4が示され
る紙面に対し垂直の回転軸を有する第8の回転ジョイン
ト43で直列に連結されている。この第3のリンク機構
46のリンク44,45の先端部は、それぞれ第8の回
転ジョイント43が有する回転軸の方向と同一方向の回
転軸を有する第9,第10の回転ジョイント47,48
でリンク14,16の中央部に連結されている。また、
ロボットアーム装置40には、直線状のスライダ49が
備えられており、このスライダ49には、このスライダ
49の延びる方向と同一方向に延びるように直線状の隙
間49aが形成されている。このスライダ49の先端部
は、第7の回転ジョイント41でハンド42、リンク1
4、リンク16に連結され、第3のリンク機構46の、
第8のジョイント43で連結された部分が、このスライ
ダ49の隙間49aをスライドするように、この第8の
ジョイント43でスライダ49に連結されている。
【0040】このように構成されたロボットアーム装置
40は、スライダ49とリンク14とのなす角と、スラ
イダ49とリンク16とのなす角が同一になるように構
成されており、ハンド42は、図4が示される紙面に平
行な面内を移動する。図5は、本発明の第5実施形態の
ロボットアーム装置を示す斜視図である。図5に示すロ
ボットアーム装置50は、図2に示すようにリンクが交
差する第1,第2のリンク機構11,12のペアを2組
用意し、これら2組のペアどうしを、これら2組のペア
を構成する回転ジョイントの回転軸が同一方向であっ
て、かつ互いに平行に所定の距離隔てるように配置し、
各リンク機構の後端部および先端部を、これらリンク機
構を構成する回転ジョイントが有する回転軸と同一方向
の回転軸を有する回転ジョイントで、それぞれ図5に示
す後端部連結体51および先端部連結体52に連結して
構成されたものである。
【0041】このように構成されたロボットアーム装置
50では、リンク機構が互いに平行に配置されているた
め、第1のリンク機構と第2のリンク機構とが並ぶ方向
のみでなく、それと直角の方向の剛性がさらに向上す
る。図6は、本発明の第6実施形態のロボットアーム装
置と、このロボットアーム装置の正面に位置する障害物
とを示す図である。
【0042】図6に示すロボットアーム装置60は、図
5に示すロボットアーム装置50複数が、先端側のロボ
ットアーム装置の後端部連結体を後端側のロボットアー
ム装置の先端部連結体に順次直列に、かつ各ロボットア
ーム装置のリンク機構が折りたたまれた際に各ロボット
アーム装置が有するリンクの延びる方向が順次垂直に交
わるように取り付けられて構成されており、このロボッ
トアーム装置60の後端部は、壁61に取り付けられて
いる。
【0043】このように構成されたロボットアーム装置
60では、このロボットアーム装置60の正面に存在す
る障害物62により、このロボットアーム装置60から
死角になる部分にも、このロボットアーム装置60の先
端部を移動させることができ、ロボットアーム装置の作
業範囲が広がる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロボット
アーム装置によれば、所要の剛性を保持しながら軽量化
が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のロボットアーム装置を
示す図である。
【図2】本発明の第2実施形態のロボットアーム装置を
示す図である。
【図3】本発明の第3実施形態のロボットアーム装置を
示す図である。
【図4】本発明の第4実施形態のロボットアーム装置を
示す図である。
【図5】本発明の第5実施形態のロボットアーム装置を
示す斜視図である。
【図6】本発明の第6実施形態のロボットアーム装置
と、このロボットアーム装置の正面に位置する障害物と
を示す図である。
【符号の説明】
10,200,30,40,50,60 ロボットアー
ム装置 11,12,46 リンク機構 13,14,16,17,44,45 リンク 15,18,20,21,23,24,43,47,4
8 回転ジョイント 19 後端部連結体 22,42 ハンド 25,26,27,31,32 モータ 33 ギア 49 スライダ 49a 隙間 61 壁 62 障害物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向の第1の回転軸を有する第1
    の回転ジョイントで直列に連結された2本のリンクを有
    する第1のリンク機構と、 前記所定の方向に対し同一の方向の第2の回転軸を有す
    る第2の回転ジョイントで直列に連結された2本のリン
    クを有する第2のリンク機構と、 前記所定の方向に対しいずれも同一の方向の第3および
    第4の回転軸をそれぞれ有する第3および第4の回転ジ
    ョイントで前記第1のリンク機構の後端部および前記第
    2のリンク機構の後端部にそれぞれ連結されてなる後端
    部連結体と、 前記所定の方向に対しいずれも同一の方向の第5および
    第6の回転軸をそれぞれ有する第5および第6の回転ジ
    ョイントで前記第1のリンク機構の先端部および前記第
    2のリンク機構の先端部にそれぞれ連結されてなる先端
    部連結体と、 前記第1から第6までの回転ジョイントのうちのいずれ
    か3つの回転ジョイントにそれぞれ1つずつ連結された
    合計3つのモータとを備えたことを特徴とするロボット
    アーム装置。
  2. 【請求項2】 前記3つのモータに代え、前記第1から
    第4までの回転ジョイントのうちのいずれか2つの回転
    ジョイントにそれぞれ1つずつ連結された合計2つのモ
    ータを備えるとともに、前記第1の回転ジョイントで連
    結された第1のリンク機構の先端のリンクと前記先端連
    結体との角度と、前記第2の回転ジョイントで連結され
    た第2のリンク機構の先端のリンクと前記先端部連結体
    との角度を互いに一定の角度差に保つ連結機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のロボットアーム装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の方向に対し同一方向の第7の
    回転軸を有する第7の回転ジョイントで直列に連結され
    るとともに、後端部および先端部が前記所定の方向に対
    しいずれも同一方向の第8および第9の回転軸を有する
    第8および第9の回転ジョイントでそれぞれ前記後端部
    連結体および前記先端部連結体に連結されてなる、前記
    第1のリンク機構に対し前記所定の方向に所定の距離隔
    ててこの第1のリンク機構に平行に配置された第3のリ
    ンク機構と、 前記所定の方向に対し同一方向の第10の回転軸を有す
    る第10の回転ジョイントで直列に連結されるととも
    に、後端部および先端部が前記所定の方向に対しいずれ
    も同一方向の第11および第12の回転軸を有する第1
    1および第12の回転ジョイントでそれぞれ前記後端部
    連結体および前記先端部連結体に連結されてなる、前記
    第2のリンク機構に対し前記所定の方向に所定の距離隔
    ててこの第2のリンク機構に平行に配置された第4のリ
    ンク機構とを備えたことを特徴とする請求項1記載のロ
    ボットアーム装置。
  4. 【請求項4】 所定の方向の第1の回転軸を有する第1
    の回転ジョイントで直列に連結された2本のリンクを有
    する第1のリンク機構と、前記所定の方向に対し同一の
    方向の第2の回転軸を有する第2の回転ジョイントで直
    列に連結された2本のリンクを有する第2のリンク機構
    と、前記所定の方向に対しいずれも同一の方向の第3お
    よび第4の回転軸をそれぞれ有する第3および第4の回
    転ジョイントで前記第1のリンク機構の後端部および前
    記第2のリンク機構の後端部にそれぞれ連結されてなる
    後端部連結体と、前記所定の方向に対しいずれも同一の
    方向の第5および第6の回転軸をそれぞれ有する第5お
    よび第6の回転ジョイントで前記第1のリンク機構の先
    端部および前記第2のリンク機構の先端部にそれぞれ連
    結されてなる先端部連結体とを備えたロボットアーム機
    構複数が、先端側のロボットアーム機構の後端部連結体
    を後端側のロボットアーム機構の先端部連結体として順
    次直列に連結されてなることを特徴とするロボットアー
    ム装置。
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