JPH08339221A - ロボットの軌跡制御方法 - Google Patents

ロボットの軌跡制御方法

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JPH08339221A
JPH08339221A JP14662295A JP14662295A JPH08339221A JP H08339221 A JPH08339221 A JP H08339221A JP 14662295 A JP14662295 A JP 14662295A JP 14662295 A JP14662295 A JP 14662295A JP H08339221 A JPH08339221 A JP H08339221A
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Kenichi Kawada
健一 河田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続する複数の経路の長短に拘らず、各経路
の速度を一定に保持したままでかなり高精度の軌跡制御
を達成する。 【構成】 連続する複数の経路からなる移動経路の前後
に、加速時間と等しい時間の静止期間を設定し、加速時
間と等しい時間を始点側から終点側に順次移動させ、各
時点において加速時間と等しい時間に対応する目標位置
の平均値を得て新たな目標位置とし、この新たな目標位
置に基づいてロボットを移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はロボットの軌跡制御方
法に関し、さらに詳細にいえば、複数の経路上を移動す
るに当って、ロボットの各経路間における運動の円滑化
を図るための軌跡制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ロボットの軌跡制御方法とし
て、複数の経路上を移動させるに当って、図4に示すよ
うに、各経路に対応させて個別に移動計画を作成し、作
成された複数の移動計画を合成することにより複数の経
路全体としての移動計画を作成してロボットを制御する
方法が最も簡単な方法として提案されている。
【0003】この方法は、各経路ごとに移動計画を作成
して単純に合成するだけであるから、制御が簡単である
とともに、確実に移動目標点を通過させることができる
が、各経路ごとに加速、減速が行われるのであるから、
経路の数に応じた停止点が生じ、ロボットのスムーズな
移動を達成することができない。このような不都合を解
消させることを目的とした軌跡制御方法として、特開昭
64−26911号公報に記載された方法が提案されて
いる。
【0004】この方法は、各経路における加減速に要す
る時間を互いに等しくしておき、各経路の減速期間と次
の経路の加速期間とを重ね合わせることにより(図5参
照)、各経路の目的地点(または出発地点)においてロ
ボットを停止させることなく、全ての経路からなる移動
経路の始点から終点に至る移動計画を作成してロボット
を制御することができる。また、この場合には、前の経
路の減速と同時に次の経路の加速が行われるのであるか
ら、目標地点を通過することができない可能性が高い
が、目標地点に対するずれは余り大きくないので、特に
不都合とはならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭64−2691
1号公報に記載された方法を採用する場合であっても、
何れかの経路の長さが著しく短い場合には、この経路に
おいて、加速が終了する前に減速が開始されることにな
ってしまい、前の経路と次の経路とにおける加減速に要
する時間を等しくすることが不可能になってしまう。ま
た、加速度を小さくすることにより加減速に要する時間
を等しく設定することは可能であるが、この場合には、
重ね合わせの結果として得られる移動計画において、長
さが著しく短い経路と長さが十分に長い経路との間でロ
ボットの移動速度が大きく異なってしまうという不都合
がある(図6参照)。
【0006】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、複数の経路からなる移動経路上を移動す
るようにロボットを制御するに当って、長さが著しく短
い経路が存在している場合であっても、ロボットの移動
速度を余りばらつかせることなく、スムーズな移動を達
成することができる軌跡制御方法を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のロボットの軌
跡制御方法は、先の経路の目標地点と次の経路の出発地
点とを共有する2つの経路を順次組合せてなる複数の経
路上を移動するロボットの軌跡を行うに当って、出発地
点および/または目標地点間を直線で補間するととも
に、1番目の経路の前および最後の経路の後に加速時間
と等しい時間の静止期間を設定し、各時刻におけるロボ
ットの目標位置として、その時刻を含む所定期間の目標
位置の平均位置を採用し、採用された目標位置に基づい
て定まる軌跡上をロボットが移動するように制御する方
法である。
【0008】請求項2のロボットの軌跡制御方法は、各
時刻におけるロボットの目標位置として、その時刻を含
む所定期間の目標位置の平均位置を採用するに当って、
所定期間の目標位置に所定の重み付けを与えた状態で平
均位置を得る方法である。ここで、重み付けとしては、
三角形パターン、正弦波パターンなどが例示できる。
【0009】
【作用】請求項1のロボットの軌跡制御方法であれば、
先の経路の目標地点と次の経路の出発地点とを共有する
2つの経路を順次組合せてなる複数の経路上を移動する
ロボットの軌跡を行うに当って、出発地点および/また
は目標地点間を直線で補間するとともに、1番目の経路
の前および最後の経路の後に加速時間と等しい時間の静
止期間を設定し、各時刻におけるロボットの目標位置と
して、その時刻を含む所定期間の目標位置の平均位置を
採用し、採用された目標位置に基づいて定まる軌跡上を
ロボットが移動するように制御するのであるから、各経
路の長短に拘らずスムーズに目標位置を変化させること
ができ、この目標位置に基づいて定まる軌跡上における
ロボットのスムーズな動作を達成することができる。も
ちろん、この軌跡制御方法を採用した場合には、所定期
間の目標位置の平均位置を目標位置として採用するので
あるから、目標位置を通過しないが、目標位置に対する
ずれは余り大きくないので、特に不都合とはならない。
また、用途を限定することにより、このずれは全く問題
にならない。
【0010】請求項2のロボットの軌跡制御方法であれ
ば、各時刻におけるロボットの目標位置として、その時
刻を含む所定期間の目標位置の平均位置を採用するに当
って、所定期間の目標位置に所定の重み付けを与えた状
態で平均位置を得るのであるから、重み付けに対応させ
てロボットの加減速パターンを得ることができ、用途に
応じて最適の加減速パターンでロボットを移動させるこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によってこの発
明の実施例を詳細に説明する。図1はこの発明のロボッ
トの軌跡制御方法の一実施例を説明するフローチャート
である。なお、以下の説明は、ロボットを等速で移動さ
せることを前提としている。また、ロボットの移動と
は、例えば、ロボットのアーム手先などの移動を意味し
ている。
【0012】始終点間において経由すべき点が設定され
た場合に、ステップSP1において、設定された点間を
直線で結ぶとともに、設定された点間の距離を計算し、
各距離を設定速度で除算することにより各区間(設定さ
れた点で規定される区間)の移動所要時間を求める。ス
テップSP2において、加速時間ta(例えば、設定速
度を前回の加速度で除算した値)を得、移動開始時刻t
sの前、移動終了時刻tfの後にそれぞれ時間taの静
止期間を設定する(図2参照)。その後、ステップSP
3において、時間taの領域を、その左端が時刻0に一
致する状態から、その右端が時刻tfに一致する状態ま
で順次移動させ、各時点における目標位置を、時間ta
の領域に対応する折れ線上の座標値の平均値として算出
する。そして、ステップSP4において、算出された目
標位置に基づいてロボットを移動させる移動計画を作成
し、ロボットの軌跡制御を行う。
【0013】以上の軌跡制御を行うことにより、ロボッ
トの目標位置は図3に示すとおりになる。なお、図2、
図3はX座標値の時間的変化のみを示しており、X座標
方向の速度は等速ではないが、図示しないY座標方向の
速度を考慮することにより、始終点間における等速移動
が達成されている。また、生成された経路は設定された
経由点を通らないが、このずれは余り大きくないので不
都合とはならない。また、用途を限定することによりこ
のずれは全く問題にならない。
【0014】特に、ロボットが高速化されれば、特開昭
64−26911号公報に記載された方法を採用した場
合に、加速が完了する前に減速が開始されることになる
経路が増加するのであり、しかもロボットは高速化の傾
向が強いのであるから、この方法を採用することによ
り、ロボットの高速移動を損なうことなく、かなり高精
度の軌跡制御を達成することができる。
【0015】以上の実施例においては、目標位置を算出
するに当って、時間taの領域に対応する折れ線上の座
標値の単純平均値を算出しているが、単純平均値に代え
て、三角形状の重み付けを与えた状態で平均値を算出す
るようにしてもよい。この場合には、加速度パターンが
三角形状になり、静止時の残留振動を防止できるととも
に、ロボットのダメージを抑制することができる。ま
た、正弦波状の重み付けを与えた状態で平均値を算出す
るようにしてもよく、この場合には高周波の非線形振動
成分を大幅に低減することができる。その他の重み付け
パターンを採用することももちろん可能である。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明は、各経路の長短に拘ら
ずスムーズに目標位置を変化させることができ、この目
標位置に基づいて定まる軌跡上におけるロボットのスム
ーズな動作を達成することができるという特有の効果を
奏する。請求項2の発明は、重み付けに対応させてロボ
ットの加減速パターンを得ることができ、用途に応じて
最適の加減速パターンでロボットを移動させることがで
きるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のロボットの軌跡制御方法の一実施例
を説明するフローチャートである。
【図2】各区間を等速で移動する計画を行い、かつその
前後に静止期間を設定した状態を示す図である。
【図3】図1の軌跡制御を行った場合における目標位置
を示す図である。
【図4】従来方法による移動計画を示す図である。
【図5】他の従来方法による移動計画を示す図である。
【図6】他の従来方法による不都合を説明する図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先の経路の目標地点と次の経路の出発地
    点とを共有する2つの経路を順次組合せてなる複数の経
    路上を移動するロボットの軌跡制御方法であって、出発
    地点および/または目標地点間を直線で補間するととも
    に、1番目の経路の前および最後の経路の後に加速時間
    と等しい時間の静止期間を設定し、各時刻におけるロボ
    ットの目標位置として、その時刻を含む所定期間の目標
    位置の平均位置を採用し、採用された目標位置に基づい
    て定まる軌跡上をロボットが移動するように制御するこ
    とを特徴とするロボットの軌跡制御方法。
  2. 【請求項2】 各時刻におけるロボットの目標位置とし
    て、その時刻を含む所定期間の目標位置の平均位置を採
    用するに当って、所定期間の目標位置に所定の重み付け
    を与えた状態で平均位置を得る請求項1に記載のロボッ
    トの軌跡制御方法。
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