JPH0683416A - 小図形加工ユニットを有したロボットの制御装置 - Google Patents

小図形加工ユニットを有したロボットの制御装置

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JPH0683416A
JPH0683416A JP4237318A JP23731892A JPH0683416A JP H0683416 A JPH0683416 A JP H0683416A JP 4237318 A JP4237318 A JP 4237318A JP 23731892 A JP23731892 A JP 23731892A JP H0683416 A JPH0683416 A JP H0683416A
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JP
Japan
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small
robot
axis
tip
compass
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Application number
JP4237318A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sonehara
弘 曽根原
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小図形加工ユニットの使い勝手が向上する制御
装置を提供する。 【構成】小図形の一部を途中に有した経路に沿ってツー
ル先端を移動させる場合に、小図形の始点に至るまでの
経路においては、該経路に沿ってツール先端が移動する
ように、かつツール先端が小図形の始点に位置された際
に小図形加工ユニットの基準位置が小図形の回転中心位
置に位置されるようにロボット各軸およびツール駆動軸
が駆動制御される。そして小図形の始点から終点に至る
までの経路においては、ツール先端が前記小図形を描く
ようにツール駆動軸が駆動制御される。そして、小図形
の終点以後の経路においては、該経路に沿ってツール先
端が移動するようにロボット各軸およびツール駆動軸が
駆動制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラズマト−チやレ
−ザト−チなどのツ−ルを把持して小円等の小図形を切
断加工等する小図形加工ユニットを有したロボットに関
し、特にロボット各軸の動きと小図形加工ユニットのツ
ール駆動軸の動きとを同期させて、連続作業を行うよう
にした小図形加工ユニットを有したロボットの制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、***切断加工等の加工を行う
***切断加工用ロボットにおいては、多自由度のロボッ
トア−ムの先端に***切断加工ユニットを取付け、この
***切断加工ユニットにプラズマト−チやレ−ザト−チ
などの切断加工用ツ−ルを把持させ、***切断加工ユニ
ット内に設けた駆動機構によってツ−ルを駆動すること
により、ツ−ルに所望の軌跡を描画させて切断加工を行
うようにしている。
【0003】この種の発明としては、特開昭63−23
5073号公報がある。この発明では、多自由度のロボ
ットア−ム先端にロボットア−ムの各軸の動きとは独立
して駆動される2重偏心構造の***切断加工ユニットが
設けられている。しかして、ロボットの各軸を駆動する
ことにより加工ユニットの基準位置がワ−ク上の加工す
べき所定位置に位置決めされる。そして、例えば小円の
切断加工を行う場合においては、ロボット各軸を動かさ
ずに加工すべき円の半径デ−タに基づき***切断加工ユ
ニットに把持されたツ−ルの先端が、***切断加工ユニ
ットのツール駆動軸により上記基準位置を回転中心とし
て回転され、小円の切断加工が行われるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の発明では、ロボ
ットの各軸の動きとは独立して低慣性の***切断加工ユ
ニットのツール駆動軸によりツール先端が移動可能なこ
とから、確かに、小円等の***を高精度かつ迅速に切断
加工できるという利点はあるが、この発明の加工範囲は
***切断加工ユニットのツール駆動軸の動きによって限
定される2次元平面範囲内での円、四角、長円等の描画
に限定され、***切断加工ユニットの使い方も上記に限
定されるという不具合があった。この発明はこうした実
情に鑑みてなされたものであり、***切断加工ユニット
等小図形加工ユニットの描画する軌跡とロボットア−ム
の描画する軌跡とを複合させて連続作業を行うことがで
き、小図形加工ユニットの使い勝手が向上するロボット
の制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、ロボットのアーム先端に、ツールを
有した小図形加工ユニットが取り付けられ、前記ロボッ
トの各軸を駆動制御することにより前記小図形加工ユニ
ットの基準位置をワーク上の所定経路に沿って移動させ
るとともに、前記小図形加工ユニットのツール駆動軸を
駆動制御することにより前記ツールの先端を前記基準位
置を回転中心として回転させ所定形状の小図形をワーク
上に描かせるようにした小図形加工ユニットを有したロ
ボットの制御装置において、前記小図形の一部を途中に
有した経路に沿って前記ツール先端を移動させる場合
に、前記小図形の始点に至るまでの経路においては、該
経路に沿って前記ツール先端が移動するように、かつ前
記ツール先端が前記小図形の始点に位置された際に前記
小図形加工ユニットの基準位置が前記小図形の回転中心
位置に位置されるように前記ロボット各軸および前記ツ
ール駆動軸を駆動制御し、前記小図形の始点から終点に
至るまでの経路においては、前記ツール先端が前記小図
形を描くように前記ツール駆動軸を駆動制御し、前記小
図形の終点以後の経路においては、該経路に沿って前記
ツール先端が移動するように前記ロボット各軸および前
記ツール駆動軸を駆動制御するようにしている。
【0006】
【作用】この発明の構成によれば、小図形の一部を途中
に有した経路に沿ってツール先端を移動させる場合に、
小図形の始点に至るまでの経路においては、該経路に沿
ってツール先端が移動するように、かつツール先端が小
図形の始点に位置された際に小図形加工ユニットの基準
位置が小図形の回転中心位置に位置されるようにロボッ
ト各軸およびツール駆動軸が駆動制御される。そして小
図形の始点から終点に至るまでの経路においては、ツー
ル先端が前記小図形を描くようにツール駆動軸が駆動制
御される。そして、小図形の終点以後の経路において
は、該経路に沿ってツール先端が移動するようにロボッ
ト各軸およびツール駆動軸が駆動制御される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明に係わる実施
例について説明する。
【0008】図1は、実施例の***加工用ロボットの構
成を概念的に示したものである。この***加工用ロボッ
ト1は、多軸多関節(ここでは、6軸構造とする)を有
しており、ロボット1の先端ア−ム1aには手首1bが
配設されており、この手首1bには、切断加工用ト−チ
3を把持した2重偏心構造の***切断加工ユニット2が
取り付けられている。なお、ロボット1の各軸(以下、
ロボット軸という)は図3に示すモ−タM1からM6に
よって駆動され、***切断加工ユニット2の図2に示す
コンパス回転軸13およびコンパス半径軸11(以下、
総称してコンパス軸という)はモ−タVおよびモ−タW
によって駆動される。
【0009】図2は、この***切断加工ユニット2の駆
動系の模式図である。モ−タVのコンパス回転軸13に
は歯車Z3が固着され、この歯車Z3に歯車Z4が噛合
している。歯車Z4はコンパス中心位置Cを中心にして
回転するように支持され、またこの歯車Z4にはその内
側に軸受14を介して歯車Z2が支承されている。一
方、モ−タWのコンパス半径軸11には歯車Z5が固着
され、この歯車Z5に歯車Z6が噛合している。この歯
車Z6には駆動軸12が固着され、この駆動軸12の反
対側には歯車Z1が固着され、さらにこの歯車Z1に歯
車Z2が噛合している。この歯車Z1はコンパス中心位
置Cを中心にして回転するが、歯車Z2はこのコンパス
中心位置Cよりd1だけ偏心した軸Cgを中心にして回
転する。また歯車Z2には、ト−チ3が軸Cgから距離
d2だけ隔てて取り付けられている。
【0010】ここで、コンパス中心位置Cとト−チ3の
先端位置Pとの距離をrとすると、モ−タWを駆動させ
ることにより歯車Z5と、歯車Z6と、歯車Z1と、歯
車Z2とが回転し、これにより上記距離rが変化する。
そして、所定半径rの状態でモ−タVを駆動させるとコ
ンパス中心位置Cを中心にして歯車Z4が回転し、さら
にト−チ3が回転する。
【0011】しかし、歯車Z4には軸受14を介して歯
車Z2が回転自在に支持されているので、半径rの円を
描画する場合は歯車Z4が回転したときに半径rが変化
しないようにモ−タWを逆回りに同期回転させる連れ回
り補正が行なわれる。
【0012】また、円以外の任意の形状(四角、長円、
円角)を描画するときには、モ−タVとモ−タWとの同
期速度を適宜変更し、モ−タVによる回転に伴ってモ−
タWの回転により決まる半径rを変化させれば任意の形
状(四角、長円、円角)を描画することができる。
【0013】図3は、この実施例のロボット軸およびコ
ンパス軸の制御構成図を示すものであり、演算制御装置
4は、サ−ボアンプAMPv、AMPW 、AMP1から
AMP6を介して接続されるコンパス軸駆動用モ−タV
とWおよびロボット軸駆動用モ−タM1からM6のそれ
ぞれに制御信号を出力して各モ−タの駆動制御を行うと
ともに、入力される切断パタ−ンデ−タにしたがって切
断軌跡を算出するため演算を行ない、これにより***加
工用ロボットの切断軌跡制御を行うものである。なお、
この切断パタ−ンデ−タは以下のようなパラメ−タで構
成される。
【0014】 以下、この演算制御装置4の切断軌跡制御について説明
する。
【0015】この演算制御装置4は、ト−チ3の先端位
置Pとコンパス中心位置Cとの差を座標位置(x、y)
で求め、コンパス中心位置Cを補正することにより、ロ
ボット軸の補間動作とコンパス軸動作とを同期して駆動
制御を行うものである。その補間方法および補間動作の
基本的な考え方について図4および図5を用いて説明す
る。
【0016】まず、図4により演算制御装置4へのティ
−チング処理におけるロボットア−ム先端の中心位置の
補間方法について説明する。この演算制御装置4へのテ
ィ−チングにおいては、コンパス軸を制御するコンパス
言語は、単独描画用と前後ステップとのオ−バ−ラップ
用の2種類設けられている。また、演算制御装置4のワ
−クエリアには、各軸の動作目標値位置を記憶するコン
パス動作目標値テ−ブルが設けられ、上述のパラメ−タ
の入力により生成される切断軌跡をこのテ−ブルに記憶
させる。
【0017】以下、ステップl,m,nの場合における
演算制御装置4へのティ−チング処理について説明す
る。
【0018】ステップl,m,nのティ−チング処理
は、演算制御装置4へステップl,m,nの前ステップ
l−1,m−1,n−1とステップl,m,nの後ステ
ップl+1,m+1,n+1とを連続してティ−チング
した後にステップl,m,nのティ−チングが行われ
る。このときのステップl−1,m−1,n−1および
ステップl+1,m+1,n+1のティ−チング処理
は、ト−チ3の先端位置Pをコンパス中心位置Cに固定
させた状態で行われる。
【0019】そして、ステップl,m,nが演算制御装
置4へオ−バ−ラップ用言語で追加ティ−チングされ、
その後ステップl−1,m−1,n−1とステップl+
1,m+1,n+1とステップl,m,nとによる下記
の合成処理が行われる。
【0020】なお、図4(a)、(b)、(c)は、そ
れぞれ異なるケ−スを示す。
【0021】ここで、ステップl−1,m−1,n−1
とステップl+1,m+1,n+1との境界座標をaと
し、ステップl,m,nの中心座標をOとし、この境界
座標aと中心座標Oとの距離をxとし,さらに図形の長
辺の長さの半分の値もしくは半径の値をyとする。
【0022】図4(a)は、x≧yの場合のケ−スであ
り、この場合には同図の実線部で軌跡を描画するように
する。すなわち、ステップl−1とステップl+1では
ロボット軸とコンパス軸とを含めた補間移動を行わせ、
ステップlではロボット軸を停止させコンパス軸のみの
移動を行わせる。
【0023】図4(b)は、x=0の場合のケ−スであ
り、この場合には同図の実線部で軌跡を描画するように
する。つまり、ステップm−1とステップm+1ではロ
ボット軸とコンパス軸とを含めた補間移動を行わせ、ス
テップmではロボット軸を停止させコンパス軸のみの移
動を行わせる。
【0024】図4(c)は、x<yの場合のケ−スであ
り、この場合には同図の実線部で軌跡を描画するように
する。つまり、ステップn−1とステップn+1ではロ
ボット軸とコンパス軸とを含めた補間移動を行わせ、ス
テップnではロボット軸を停止させコンパス軸のみの移
動を行わせる。
【0025】なお、上記図4(a)、(b)、(c)の
ケ−スの使い分けおよび実行軌跡の決定は、演算制御装
置4へのステップl,m,nの入力時に行われる。
【0026】次に、演算制御装置4によるロボット軸お
よびとコンパス軸の補間動作について図5(a)、
(b)、(c)を用いて説明する。なお、図5(a)、
(b)、(c)は、上記図4(a)、(b)、(c)に
それぞれ対応した補間動作を示すものである。
【0027】図5(a)において、ステップl−1の開
始座標Dと,ステップl+1の最終座標Eとステップl
の中心座標Oとすると、まず、ステップl−1の開始座
標Dからステップlの軌跡開始座標Aに向かってのトー
チ3の先端位置Pの移動は、ロボット軸による直線移動
で行われる。また、ステップl−1の開始座標Dからス
テップlの中心座標Oまでのコンパス中心位置Cの移動
は、ロボット軸による直線補間で行われる。すなわち、
コンパス中心位置Cは最終的にステップlの中心座標O
に位置することになる。そして、このコンパス中心位置
Cからステップlの軌跡開始座標Aに向かってのト−チ
3の先端位置Pの移動は、コンパス軸による直線移動で
行われる。これらの移動は同期して行われ、コンパス中
心位置Cのステップl−1の開始座標Dからステップl
の中心座標Oまでの移動と、ト−チ3の先端位置Pのコ
ンパス中心位置Cからステップlの軌跡開始座標Aまで
の移動とは、ト−チ3の先端位置Pをy軸方向に関して
移動しないように合成して動くように制御される。
【0028】図5(b)において、ステップm−1の開
始座標Dと,ステップm+1の最終座標Eとステップm
の中心座標Oとすると、まず、ステップm−1の開始座
標Dからステップmの軌跡開始座標Aに向かってのトー
チ3先端位置Pの移動は、ロボット軸による直線移動で
行われ、またステップm−1の開始座標Dからステップ
mの中心座標Oまでのコンパス中心位置Cの移動は、ロ
ボット軸による直線補間で行われ、コンパス中心位置C
は最終的にステップmの中心座標Oに位置することにな
る。そして、このコンパス中心位置Cからステップmの
軌跡開始座標Aに向かってのト−チ3の先端位置Pの移
動は、コンパス軸による直線移動で行われる。これらの
移動は同期して行われ、コンパス中心位置Cのステップ
m−1の開始座標Dからステップmの中心座標Oまでの
移動と、ト−チ3の先端位置Pのコンパス中心位置Cか
らステップmの軌跡開始座標Aまでの移動とは、ト−チ
3の先端位置Pをx軸方向に関して移動しないように合
成して動くように制御される。
【0029】すなわち、ステップm−1の開始座標Dと
ステップmの中心座標Oとの間のロボット軸によるを直
線補間の動きとコンパス軸によるト−チ3の先端位置P
のコンパス中心位置Cからステップmの軌跡開始座標A
への直線移動の動きを同一にして相殺させる。
【0030】図5(c)において、ステッn−1の開始
座標Dと,ステップn+1の最終座標Eとステップnの
中心座標Oとすると、まず、ステップn−1の開始座標
Dからステップnの軌跡開始座標Aに向かってのトーチ
3の先端位置Pの移動は、ロボット軸による直線移動で
行われ、またステップn−1の開始座標Dからステップ
nの中心座標Oまでのコンパス中心位置Cの移動は、ロ
ボット軸による直線補間で行われ、コンパス中心位置C
は最終的にステップmの中心座標Oに位置することにな
る。そして、このコンパス中心位置Cからステップnの
軌跡開始座標Aに向かってのト−チ3の先端位置Pの移
動は、コンパス軸による直線移動で行われる。これらの
移動は同期して行われ、この際のト−チ3の先端位置P
をx軸方向およびy軸方向に関して移動しないように合
成して動くように制御する。すなわち、ステップn−1
の開始座標Dとステップnの中心座標Oとの間のロボッ
ト軸によるを直線補間の動きとコンパス軸によるト−チ
3の先端位置Pのコンパス中心位置Cからステップnの
軌跡開始座標Aへの直線移動の動きを同一にして相殺さ
せる。
【0031】上記補間方法に基づいたこの実施例の演算
制御装置4の動作手順について図6および図7のフロ−
チャ−トを参照して説明する。
【0032】図6に示す演算制御装置4へのティ−チン
グ処理は、まずステップl−1,m−1,n−1とステ
ップl+1,m+1,n+1とを連続してティ−チング
が行われる。このとき、ロボット軸によってコンパス中
心位置Cが所定の位置になるようにロボット軸の設定が
行われる。すなわち、ロボットア−ム先端の中心位置と
コンパス中心位置Cとト−チ3の先端位置Pとは一致し
た位置に設定される(ステップ101)。
【0033】そして、ステップl、m、nのティ−チン
グが行われる。ここではステップl、m、nの切断パタ
−ンデ−タに応じたパラメ−タ(例えばv,L等)の数
値入力が行われ(ステップ102)、この数値入力によ
り演算制御装置4は、ト−チ3の先端位置Pの目標座標
の演算(描画軌跡の生成)を行ない、この演算結果を演
算制御装置4に設けられたコンパス動作目標値テ−ブル
に記憶する(ステップ103)。
【0034】次に、演算制御装置4は、ステップl、
m、nとこの前ステップl−1,m−1,n−1と後ス
テップl+1,m+1,n+1との交点座標a、接点座
標AおよびBを求める演算を行う(ステップ104)。
この演算結果、ステップl−1,m−1,n−1とステ
ップl+1,m+1,n+1との交点座標をaとし、ス
テップl−1,m−1,n−1の最終目標座標をAと
し、またステップl+1,m+1,n+1の開始座標を
Bとする(ステップ105)。演算制御装置4は、この
最終目標座標Aおよび開始座標Bを上記コンパス動作目
標値テ−ブルに記憶して(ステップ106)ティ−チン
グ処理を終了する。
【0035】次に、上記ティ−チングが行われた演算制
御装置4による運転動作について、図5および図7を用
いて説明する。
【0036】まず、演算制御装置4は、上記コンパス動
作目標値テ−ブルに記憶したステップl−1,m−1,
n−1の動作を開始点Dからステップl−1,m−1,
n−1の最終目標座標Aへ向かって実行開始するようコ
ンパス軸を駆動するモ−タVとモ−タWおよびロボット
軸を駆動するモ−タM1からM6に駆動信号を出力する
(ステップ201)。すると、モ−タM1からM6が駆
動され、またロボット軸がモ−タM1からM6によって
駆動され、これによってトーチ3の先端位置Pがステッ
プl−1,m−1,n−1の最終目標座標Aへ向かって
直線移動される(ステップ202)。これと同時にこの
ロボット軸によってコンパス中心位置Cがステップl、
m、nのティ−チングした中心座標Oへ直線補間される
(ステップ203)。また、同時にモ−タVおよびモ−
タWが駆動され、コンパス軸がモ−タVおよびモ−タW
によって駆動される。これによりト−チ3の先端位置P
がコンパス中心位置Cからステップl−1,m−1,n
−1の最終目標座標Aへ向かって直線移動される(ステ
ップ204)。
【0037】このステップ202からステップ204ま
での動作はそれぞれ並行して実行され、コンパス中心位
置Cはステップl−1,m−1,n−1の開始座標Dか
らステップl、m、nのティ−チングした中心座標Oに
移動し、ト−チ3の先端位置Pはステップl−1,m−
1,n−1開始座標Dからの最終目標座標Aまで直線移
動して切断軌跡を描画する。
【0038】次に、演算制御装置4は、上記コンパス動
作目標値テ−ブルに記憶したステップl、m、nの動作
を実行開始するよう上記各モ−タV、W、M1からM6
に駆動および停止信号を出力する(ステップ205)。
すると、ロボット軸を駆動するモ−タM1からM6が停
止され、これによってロボット軸が停止され、コンパス
中心位置Cはステップl、m、nのティ−チングした中
心座標Oに固定される。一方モ−タVおよびWは駆動さ
れ、コンパス軸がモ−タVおよびモ−タWによって駆動
される。すると、ト−チ3の先端位置Pは、ステップl
−1,m−1,n−1の最終目標座標Aからステップl
+1,m+1,n+1の開始座標Bまでのコンパス動作
目標値テ−ブルに記憶されたステップl、m、nの切断
軌跡に基づいた切断軌跡を描画する(ステップ20
6)。
【0039】さらに、演算制御装置4は、上記コンパス
動作目標値テ−ブルに記憶した次のステップl+1,m
+1,n+1の動作を開始座標Bより最終目標座標Eへ
向かって実行開始するよう上記各モ−タV、W、M1か
らM6に駆動信号を出力する(ステップ207)。する
と、モ−タM1からM6が駆動され、ロボット軸がモ−
タM1からM6によって駆動され、トーチ3の先端位置
Pがステップl+1,m+1,n+1の最終目標座標E
へ向かって直線移動され(ステップ208)、さらにロ
ボット軸によってコンパス中心位置Cがステップl+
1,m+1,n+1の開始座標Bへ直線補間される(ス
テップ209)。また同時にモ−タVおよびモ−タWが
駆動され、コンパス軸がモ−タVおよびモ−タWによっ
て駆動され、ト−チ3の先端位置Pがコンパス中心位置
Cへ向かって直線移動される(ステップ210)。
【0040】このステップ208からステップ210ま
での動作はそれぞれ並行して実行され、コンパス中心位
置Cは、ステップl、m、nのティ−チングした中心座
標Oからステップl+1,m+1,n+1の最終目標座
標Eに移動し、ト−チ3の先端位置Pはステップl+
1,m+1,n+1の開始座標Bから最終目標座標Eま
で直線移動して切断軌跡を描画する。このようにして、
基準位置が変わるステップl−1,m−1,n−1とス
テップl、m、nとステップl+1,m+1,n+1と
の軌跡をト−チ3によって連続して描画することができ
る。
【0041】なお、実施例では切断加工を行うロボット
に適用した場合を想定して説明したが、これに限定され
ることなくシーリング作業等の任意の作業を行うロボッ
トに適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、***切断加工ユニット等小図形加工ユニットの描画
する軌跡とロボットア−ムの描画する軌跡とを複合させ
て連続作業を行うようにしたので、小図形加工ユニット
の使い勝手が飛躍的に向上するとともに、ロボットの作
業性が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係る小図形加工ユニットを有
したロボットの構成を示す斜視図である。
【図2】図2は実施例の***切断加工ユニットの駆動系
の構成を示す模式図である。
【図3】図3は実施例のロボットにおけるロボット軸お
よびコンパス軸を制御する装置の構成を示すブロック図
である。
【図4】図4は実施例におけるティ−チング処理を説明
するために図である。
【図5】図5は実施例のロボットのロボット軸およびコ
ンパス軸の補間動作を説明するために用いた図である。
【図6】図6は実施例の演算制御装置のティ−チング処
理手順を示したフロ−チャ−トである。
【図7】図7は実施例の演算制御装置によるロボット軸
およびコンパス軸の制御手順を示したフロ−チャ−トで
ある。
【符号の説明】
1 ロボットア−ム 2 ***切断加工ユニット 3 ト−チ 4 演算制御装置 C コンパス中心位置 P ト−チの先端位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットのアーム先端に、ツールを有し
    た小図形加工ユニットが取り付けられ、前記ロボットの
    各軸を駆動制御することにより前記小図形加工ユニット
    の基準位置をワーク上の所定経路に沿って移動させると
    ともに、前記小図形加工ユニットのツール駆動軸を駆動
    制御することにより前記ツールの先端を前記基準位置を
    回転中心として回転させ所定形状の小図形をワーク上に
    描かせるようにした小図形加工ユニットを有したロボッ
    トの制御装置において、 前記小図形の一部を途中に有
    した経路に沿って前記ツール先端を移動させる場合に、 前記小図形の始点に至るまでの経路においては、該経路
    に沿って前記ツール先端が移動するように、かつ前記ツ
    ール先端が前記小図形の始点に位置された際に前記小図
    形加工ユニットの基準位置が前記小図形の回転中心位置
    に位置されるように前記ロボット各軸および前記ツール
    駆動軸を駆動制御し、 前記小図形の始点から終点に至るまでの経路において
    は、前記ツール先端が前記小図形を描くように前記ツー
    ル駆動軸を駆動制御し、 前記小図形の終点以後の経路においては、該経路に沿っ
    て前記ツール先端が移動するように前記ロボット各軸お
    よび前記ツール駆動軸を駆動制御するようにした小図形
    加工ユニットを有したロボットの制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004174709A (ja) * 2002-11-26 2004-06-24 Kuka Roboter Gmbh 工作物を加工するための方法および装置
CN100413655C (zh) * 2004-04-07 2008-08-27 陈炯 管内机器人
US9314873B2 (en) * 2011-03-21 2016-04-19 Electronics And Computer Highlights Apparatus for laser working of flat elements

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