JPH08339109A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

Info

Publication number
JPH08339109A
JPH08339109A JP7168293A JP16829395A JPH08339109A JP H08339109 A JPH08339109 A JP H08339109A JP 7168293 A JP7168293 A JP 7168293A JP 16829395 A JP16829395 A JP 16829395A JP H08339109 A JPH08339109 A JP H08339109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
image
transfer material
image forming
gripper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7168293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Suda
正司 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7168293A priority Critical patent/JPH08339109A/ja
Publication of JPH08339109A publication Critical patent/JPH08339109A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚紙に対応でき、スループットが良好で、転
写材担持体の第1コピーが通常の白黒機なみで絶縁体を
介し転写することなく、像担持体を4個必要とせず、色
合わせも容易で4色の一括転写を必要としない画像形成
装置を得る。 【構成】 2つの感光ドラム1、11を配置し、現像装
置Y、C、M、Bkをそれぞれ2つずつ配設し、転写材
を把持搬送するグリッパ24、チェーン23を転写部を
走行するように設ける。又、転写材Pの搬送切替えガイ
ド32を設ける。1色又は2色の画像形成の場合は搬送
切替えガイド32により感光ドラム11の転写部に搬送
し、3色又は4色の場合は、感光ドラム1の転写部に搬
送し、グリッパ24及びチェーン23により、更に感光
ドラム11の転写部に搬送し、画像形成を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機やプリン
タ等とされる電子写真方式等の画像形成装置に関し、特
に、2色以上、主として4色のフルカラー画像の記録を
行なう多色画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いてフルカラー画像を
得る方法は、従来より各種提案されており、実用化され
ている主な方法としては、 1.転写ドラムに用紙を保持し、対向する感光ドラム等
の像担持体上にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラック
の各色を順次形成し、各色毎に4回転写することにより
4色重ね合わせたフルカラー画像を得る1ドラム方式、 2.4個の像担持体を有し、用紙を次々と像担持体に接
触、転写させることにより、4色重ね合わせたフルカラ
ー画像を得る4ドラム方式、 3.像担持体上に又は転写ドラムに4色の画像を順次形
成し、次いで用紙を接触して4色分を1回で転写する一
括転写方式等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、どの方
式においてもそれぞれ得失があり、決定版といえる方式
はなく、各種の方式でそれぞれ実用化されているのが現
状である。
【0004】1においては、転写ドラムに巻き付ける必
要上、厚紙への対応ができず、通常の白黒機に対して4
分の1のスループットである。又、転写ドラムの精度が
要求されるため高価となり、巻き付ける転写シートの耐
久性に難がある上、絶縁体を常に介して転写することに
なるので、画像性も安定し難い。更に、転写シートも寿
命があり、巻き付ける必要のない白黒(1色)複写時
も、絶縁体を介して転写するため、画質、ランニングコ
ストの面でも好ましくない。
【0005】2においては、消耗品である像担持体を4
個有するため、高価で、装置も大型化し、1色(通常は
黒)の画像を得るときにも4個の像担持体を通過させる
ため、1枚目のコピーは通常の白黒機に対し、倍以上の
時間がかかる。又、4色の色合わせ(レジストレーショ
ン)も困難であり、高価となる。
【0006】3においては、4色の画像形成や、4色の
一括転写中に欠落する画像が多くピクトリアルカラーの
用途に向いていない。
【0007】これらのうち、1、2に関しては、用紙の
保持方法として、グリッパで用紙先端を保持して転写を
行なう方法も行なわれているが、用紙のサイズに関係な
く、同一の枚数しかとれない。即ち、A3サイズでもA
4サイズでも単位時間にとれる枚数は同じである。
【0008】本発明の意図するところは、前述したカラ
ー画像形成装置の欠点をことごとく解消した新しいカラ
ー画像、及び白黒画像形成装置の提案にある。
【0009】従って、本発明の目的は、厚紙に対応で
き、スループットが良好で、転写材担持体の第1コピー
が通常の白黒機並で絶縁体を介して転写することなく、
像担持体を4個必要とせず、色合わせも容易で4色の一
括転写を必要としない画像形成装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
多色画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、2つの像担持体と、前記2つの像担持体のうち少な
くとも1つに対向配置された少なくとも2つの現像装置
とを有し、前記各像担持体の転写部に選択的に転写材を
導くことを特徴とする多色画像形成装置である。
【0011】上流の転写部へ転写材を導く場合は、転写
材先端を把持し、搬送する把持搬送手段により導き、更
に下流の転写部への移動を行なうことが好ましい。下流
の転写部へ転写材を導くガイド手段を有し、上流の転写
部を通らずに前記把持搬送手段の径路を横切って、下流
の転写部へ転写材を導く場合、前記把持搬送手段を非作
動とすることが好ましい。また、前記2つの像担持体に
対し、最初に現像する色はそれぞれイエロー及びマゼン
タであり、前記像担持体に潜像を形成する像露光手段
は、赤又は赤外のレーザ又はLEDであることが好まし
い。
【0012】また、転写材を把持し、搬送する2つの把
持搬送手段を有し、一方の前記把持搬送手段は、転写材
のサイズ及び/又は枚数により非作動とされることが好
ましい。前記把持搬送手段は、複数のスプロケット、こ
れらスプロケットに巻回されたチェーン、及び前記チェ
ーンに取付けられたグリッパを含むことが好ましい。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る多色画像形成装置を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0014】実施例1 本発明に係るカラー画像形成装置の実施例1について、
図1ないし図8を参照して説明する。
【0015】本実施例のカラー画像形成装置は、図1に
示すように、2個の像担持体である感光ドラム1、11
が矢印方向に回転自在に配置され、感光ドラム1の回り
に1次帯電器2、露光光学系3、イエロー現像器Y、1
次帯電器4、露光光学系5、シアン現像器C、転写帯電
器6、クリーナ7、前露光ランプ8を配置する。同様
に、下流に配置された感光ドラム11の回りには、上記
と同様に、1次帯電器12、露光光学系13、マゼンタ
現像器M、1次帯電器14、露光光学系15、シアン現
像器C、転写帯電器16、クリーナ17、前露光ランプ
18が配置され、更に転写帯電器16に隣接して下流側
に分離除電器19が配置されている。
【0016】感光ドラム1、11の下方には、転写材で
ある用紙Pを搬送するための無端搬送手段が設けられて
いる。この用紙の無端搬送手段は、両端に配置されたス
プロケット21、22、これらのスプロケット21、2
2に掛け渡されたチェーン23、及び用紙Pの上流の転
写部から下流の転写部への搬送を確実にするためにチェ
ーン23に固定されたグリッパ24を備えている。
【0017】又、下流側のスプロケット22の近傍に
は、転写が終了した用紙Pをチェーン23から分離する
爪ガイド26、入口ガイド27、転写画像を用紙に定着
する定着器28、定着済み用紙を排出するための排出ロ
ーラ29及び機外に設けられたトレイ30が配置されて
いる。
【0018】用紙Pの送給手段としては、用紙Pを収納
する用紙カセット36、用紙カセット内の用紙Pを1枚
ずつピックアップするピックアップローラ37、用紙を
搬送する搬送ローラ38、31、更に、用紙Pを上流の
スプロケット21側に送給する右ガイド25、像担持体
11の転写部に送給する左ガイド33、転写ガイド3
4、用紙の送給方向を右ガイド25か左ガイド33かの
いずれかに切換える切換えガイド32を備えている。
【0019】ここで、黒のみ又は赤黒の2色画像を得る
場合の画像形成工程について説明する。下流側の感光ド
ラム11側のみ動作させ、搬送ローラ38、31により
送られてきた用紙Pを切換えガイド32を点線位置側に
切換えて、左ガイド33、転写ガイド34を通過させ、
転写帯電器16にて、黒及びマゼンタの画像を転写し、
分離除電器19にて分離し、定着器28へ送られる。即
ちグリッパ24を使わずに用紙を送給し転写を行なう。
尚、感光ドラム11上への画像形成工程については、当
業者には周知であり、説明を省略する。
【0020】マゼンタは、理論的な桃色っぽい色より
も、赤に近い側の色調のトナーを使うことにより、赤黒
の2色画像を違和感のないものとすることも可能であ
る。下流側の感光ドラムに用紙を送るため、紙パスが短
い分、上流側の感光ドラムを使うより速く用紙が排出さ
れる。
【0021】図2により、別の画像形成方法について述
べる。ここでは、1次帯電器、露光光学系といった高価
なものを共同で使い、感光ドラム2回転でドラム上に2
色の画像を作成し、一括転写する。感光ドラムは1回の
(即ち2色分)画像形成後清掃を行なってもよいし、同
一画像なので、清掃せずに使い続けても構わない。クリ
ーナ7は、作像中は点線の位置、即ち感光ドラム1から
離隔されており、清掃時は実線の位置、即ち感光ドラム
1に接触した状態とする。
【0022】前述した2ドラムタイプのカラー複写の場
合、前後の色ズレ調整は、一方を固定しておき、他方を
微調整すればよいので、4ドラムタイプに比べ極めて短
時間に容易にできる。間隔の調整も同様である。
【0023】又、用紙を把持している長さは、転写帯電
器6、16の間だけなので紙径路による色ズレの発生す
る要因がほとんどない。これに比し、4ドラムでは3
倍、1ドラムでは8倍程度の長い間、用紙を把持せねば
ならず、色ズレが発生する機会はそれだけ増える。即
ち、画が悪いため実用性の低い一括転写タイプを除け
ば、2ドラムタイプが、用紙を把持している時間が最も
短い方法である。
【0024】尚、図1においては、グリッパ24によっ
て、2箇所の転写帯電器6、16の間を用紙を把持して
搬送方法を説明したが、アームにグリッパを保持してお
き、戻りの径路ははや戻しするといった機構を用いるこ
とも可能である。
【0025】ここで、感光ドラム上に2色の画像を形成
する際の色再現性について図3に示す模式図により説明
する。
【0026】画素の粗い場合、即ち200dpi(do
t/inch)程度の場合、同一箇所に画素のドットを
合わせて画像を作成しないと、合わないドットの色味が
見えてしまい、例えばマゼンタが本来のドットの位置か
らずれていると、例えば本来グレーであるべき画像が、
マゼンタっぽく見えてしまう。
【0027】しかし、画素が稠密の場合、例えば600
dpi程度以上になると、ドットマトリクスのテレビを
遠くから見る場合と同様に、本来、ドットの位置はブル
ー、グリーン、レッドが異なる位置で発光しているわけ
であるが、ある色がより強調されることはない。そこで
画像形成は、半画素ずらしを主走査、副走査共行なっ
て、図3に示す如く千鳥状に配置される。
【0028】このことにより、黒ののる領域と、マゼン
タののる領域が分離されるので、潜像形成時にお互いに
干渉することがなくなる。即ち、反転現像を行なうの
で、露光光学系により光が当たった領域を現像するた
め、予め1色目のある部分が次の画像形成の障害になる
ことはない。
【0029】更に先に現像されるトナーの色は、図1に
示した如く、上流側がイエロー、下流側がマゼンタとし
たため、赤〜赤外によるレーザーやLEDでの露光時に
はほとんどの光量がトナーを透過して感光ドラムに到達
するため、画素ずらしをなしとしても問題ないが、透過
しない光量を見越して半画素ずらしの量を400dpi
において、色味が問題となり始める4分の1画素程度の
ずらし量、即ち16μm程度のずらし量としても、画像
形成には支障ない(図4)。
【0030】更に、トナー濃度は、図3のX−X断面を
示した図5の模式図の如くなっており、裾野の部分はト
ナーが薄いため、より光の透過を阻害しないので4色一
括転写で問題となる潜像形成時のトナーによる光の遮光
は、2色の場合、上述したトナーの順序で画像を形成す
れば問題ない。更に、画素ずらしをすることによって問
題はほとんどなくなる。さらにいえば、今後増えること
が予想される600dpi、800dpiといった高精
細画像の場合、トナー径が小さくなるため、厚みもへる
ので、透過する露光光へのフィルター効果は更に下が
る。
【0031】次に、チェーン・グリッパ機構について図
6及び図7により、それらの構成及び作用について説明
する。
【0032】転写ガイド34の幅より外方の両側に、そ
れぞれ2組のスプロケット21、22を設け、それぞれ
チェーン23を巻回する。両側のチェーン23に掛け渡
されるようにグリッパ24が固定されており、複写時に
は、用紙先端を把持して搬送する。
【0033】最大用紙サイズをA3とした場合、チェー
ンの周長はA3の長さより少し長めに設定される。従来
はA4サイズの用紙をとるときも、単位時間にとれる枚
数はA3と同じになっていたが、本実施例では、A4サ
イズの用紙は、A3サイズの用紙の倍とれるように構成
されている。即ち、A3サイズの半分サイズの用紙を使
うときで、かつ2枚以上の複写をするときにのみ使用可
能とした第2のグリッパ124をグリッパ24の対向位
置に設ける構成とした。
【0034】2組のスプロケット21、22はそれぞれ
チェーン軸125、125により連結されており、2組
のスプロケット21、22の外側にはそれぞれチェーン
軸125、125にスプロケット121、122が固着
されて、更にスプロケット121、122にはそれぞれ
チェーン123が巻回されている。尚、チェーン123
の周長はチェーン23と同一である。
【0035】一方のスプロケット121を貫通して延び
るチェーン軸125の先端には、大プーリ131が固着
されている。チェーンの駆動手段であるモータ134の
シャフトにはプーリ132が固定されており、プーリ1
32及び大プーリ131にはタイミングベルト133が
巻回されている。
【0036】上述の如く、スプロケット21は、チェー
ン軸125に固定され、このスプロケットで移動される
グリッパ24はフルサイズとハーフサイズ即ちA3のと
きもA4のときの使うグリッパである。
【0037】また、大スプロケット131側のスプロケ
ット21、121間のチェーン軸125には、回転方向
を拘束するピン126a及び軸方向に移動可能な継手1
27aが設けられ、更に、継手127aのスプロケット
21への移動を規制する作動子128a、作動子128
aの継手127aとの嵌合を規制するバネ135a、及
び作動子128aが継手127aに嵌合するように作用
して継手127aとスプロケット21との係合を解除す
るソレノイド130aを備えている。
【0038】同様に、大スプロケット131の反対側の
スプロケット21、121間のチェーン軸125には、
ピン126b及び継手127bが設けられ、更に、継手
127bのスプロケット121への移動を規制する作動
子128b、作動子128bの継手127bとの嵌合を
規制するバネ135b、及び作動子128bが継手12
7bに嵌合するように作用して継手127bとスプロケ
ット121との係合を解除するソレノイド130bを備
えている。
【0039】A4サイズを複数枚複写する場合は、作動
子128aがバネ135aに引かれることにより、ピン
126a及び継手127aがスプロケット21に係合
し、チェーン23が回転駆動される。同時に、作動子1
28bがバネ135bに引かれることにより、ピン12
6b及び継手127bがスプロケット121に係合し、
チェーン123が回転駆動される。これにより、グリッ
パ24、124にそれぞれ把持された2枚のA4サイズ
の用紙が搬送される。
【0040】A3サイズを複写する場合は、グリッパ1
24は使わないのでソレノイド130bをオンしてスプ
ロケット121と継手127bとの係合を解除し、スプ
ロケット121への回転駆動を遮断し、チェーン123
の回転を停止する。このとき、上記作用によりチェーン
23のみが回転され、グリッパ24にA3サイズの用紙
を把持させ、複写を行なう。
【0041】上記の構成により、A4サイズのときはA
3サイズの倍の複写が可能である。尚、図7に示すよう
に、回転駆動が停止され退避しているグリッパ124
に、回転しているグリッパ23が干渉しないように、テ
ンションスプロケット136、137によって、チェー
ン23、123がそれぞれ内側、外側に移動するように
構成されている。
【0042】実施例2 次に、図8及び図9にて、本発明に係るチェーン・グリ
ッパ機構の実施例2について説明する。
【0043】スプロケット221、222にチェーン2
23が巻回され、A3、A4のときに使うグリッパ24
が固定されている。又、チェーン223には、グリッパ
24の対向位置にグリッパ押さえ228が取付けられた
グリッパ台224が固定されている。又、チェーン22
3の下方にはグリッパ124を保管するグリッパホルダ
229が装置本体に固定されており、更にグリッパホル
ダ229の近傍にはチェーン223の径路を上下方向に
変更するための、テンションスプロケット223が設け
られたアーム225、アーム225をその支点225a
の回りに回動させるカム226及びバネ226が配設さ
れている。
【0044】A4の複数枚の複写を行なう場合は、カム
226を回転させてアーム225をその支点225aの
回りに図中反時計回りに回動させ、テンションスプロケ
ット223を実線の位置に移動し、チェーン223の径
路を通常より下方を通るようにする。次いで、グリッパ
ホルダ229に保持されているグリッパ124を、回転
移動してきたグリッパ押さえ228によりグリッパ台2
24に固定する。この固定された時に、チェーン223
を停止させ、カム226を回動させその押圧を解除し、
バネ227によってテンションスプロケット223を一
点鎖線の位置に移動する。
【0045】これにより、グリッパ124はグリッパ押
さえ228と共にホルダ229から離れて上記一点鎖線
の位置に移動し、グリッパ24、124にそれぞれA4
サイズの用紙を把持することができ、A4の複数枚の複
写を行なうことができるようになる。
【0046】A3の複写を行なう場合には、グリッパ1
24をグリッパ台224に固定するのと逆の動作でグリ
ッパホルダ229にグリッパ124を保持させた後、チ
ェーン223を少し逆転させて、グリッパ押さえ228
とグリッパ台224の間からグリッパ124を抜けばよ
い。
【0047】尚、スプロケット222に取付けられたテ
ンションバネ230は、テンションスプロケット223
の位置に応じてスプロケット222にテンション力を与
えるものである。
【0048】上述した構成により、大サイズの半分のサ
イズの複写時には、倍の枚数の複写が単位時間に実行す
る。
【0049】尚、前出の図6においては、感光ドラム1
の幅が、グリッパを保持する前後のチェーンの幅の内側
にある場合について示したが、グリッパ部24をチェー
ンの外周の軌跡230より外側となるように構成すれ
ば、チェーンの幅より感光ドラム1の幅の方が大きくて
も構わない。図10に示すように、グリッパ24は、紙
押さえ241、紙押さえを図中、下方に常に押している
トーションバネ243、及び紙台242で構成され、カ
ム244で紙押さえ241を開いている間に、用紙を紙
台242と紙押さえ241の間に送り込み把持する。
尚、図中、紙押さえ241、即ち用紙の軌跡は一点鎖線
249となり、紙台242の中心部の軌跡は二点鎖線2
39の通りである。
【0050】又、上記実施例の説明においては、グリッ
パ等の把持手段の搬送を主にチェーンの回動による例に
て説明したが、タイミングベルトや前述したアームの往
復動等の公知の移送手段をも任意に選択できる。
【0051】更に、2個のグリッパによる実施例を示し
たが、更に多くのグリッパでも同様な構成にて実施可能
である。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による多色画像形成装置は、2つの像担持体と、前記2
つの像担持体のうち少なくとも1つに配置された少なく
とも2つの現像装置とを有し、前記各像担持体の転写部
に選択的に転写材を導くことにより、厚紙に対応でき、
スループットが良好で、転写材担持体の第1コピーが通
常の白黒機並で絶縁体を介して転写することなく、像担
持体を4個必要とせず、色合わせも容易で4色の一括転
写を必要としない。即ち、白黒や赤黒2色カラー時に
は、通常のモノクロ複写機と同じ速さで複写でき、転写
シートといったカラー特有の消耗部品がないため、ラン
ニングコストもモノクロ並であり、カラー複写時には、
2ドラムの間といった極短距離を直線状に転写材を軽く
把持して搬送するだけなので、色ズレが生じない上、グ
リッパ開放時のショックによる色ズレも発生しない。
又、複数のグリッパを転写材サイズに応じて任意使用可
能としたため、転写材サイズが半分ならば、大サイズの
倍の複写枚数が単位時間にとれ、サイズが同じならカラ
ーもモノクロも同一枚数がとれる。
【0053】又、カラーモノクロとも同一の転写条件、
即ち転写シート等を介さずに転写を行なうため、常に最
良の転写状態で転写が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の全体構成図であ
る。
【図2】図1の画像形成部の変形例を示す概略構成図で
ある。
【図3】2色の画素の重ね合わせの状態を示す模式図で
ある。
【図4】他の2色の画素の重ね合わせの状態を示す模式
図である。
【図5】図3の線X−Xに沿ったトナーの断面図であ
る。
【図6】図1の画像形成装置のチェーン・グリッパ機構
を示す平面図である。
【図7】図6のチェーン・グリッパ機構を側面からみた
説明図である。
【図8】本発明に係るチェーン・グリッパ機構の他の実
施例を示す説明図である。
【図9】図8のチェーン・グリッパ機構を概略的に示す
平面図である。
【図10】グリッパ機構の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1、11 感光ドラム(像担持体) 23、123 チェーン(搬送手段) 24、124 グリッパ(把持手段) 32 切替えガイド(ガイド手段) Y、C、M、Bk 現像装置 P 用紙(転写材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの像担持体と、前記2つの像担持体
    のうち少なくとも1つに対向配置された少なくとも2つ
    の現像装置とを有し、前記各像担持体の転写部に選択的
    に転写材を導くことを特徴とする多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上流の転写部へ転写材を導く場合は、転
    写材先端を把持し、搬送する把持搬送手段により導き、
    更に下流の転写部への搬送を行なうことを特徴とする請
    求項1の多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】 下流の転写部へ転写材を導くガイド手段
    を有し、上流の転写部を通らずに前記把持搬送手段の径
    路を横切って、下流の転写部へ転写材を導く場合、前記
    把持搬送手段を非作動とすることを特徴とする請求項2
    の多色画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記2つの像担持体に対し、最初に現像
    する色はそれぞれイエロー及びマゼンタであり、前記像
    担持体に潜像を形成する像露光手段は、赤又は赤外のレ
    ーザ又はLEDであることを特徴とする請求項1の多色
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 転写材を把持し、搬送する2つの把持搬
    送手段を有し、一方の前記把持搬送手段は、転写材のサ
    イズ及び/又は枚数により非作動とされることを特徴と
    する請求項1の多色画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記把持搬送手段は、複数のスプロケッ
    ト、これらスプロケットに巻回されたチェーン、及び前
    記チェーンに取付けられたグリッパを含むことを特徴と
    する請求項5の多色画像形成装置。
JP7168293A 1995-06-09 1995-06-09 多色画像形成装置 Pending JPH08339109A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7168293A JPH08339109A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 多色画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7168293A JPH08339109A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 多色画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08339109A true JPH08339109A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15865332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7168293A Pending JPH08339109A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 多色画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08339109A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7636534B2 (en) 2002-03-22 2009-12-22 Oce Printing Systems Gmbh Method and device for printing individual sheets with first and second printing groups and an inverter device
US7796906B2 (en) * 2006-03-15 2010-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having first and second image processing units and corresponding conveyance paths

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7636534B2 (en) 2002-03-22 2009-12-22 Oce Printing Systems Gmbh Method and device for printing individual sheets with first and second printing groups and an inverter device
US7796906B2 (en) * 2006-03-15 2010-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having first and second image processing units and corresponding conveyance paths

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002214943A (ja) 画像形成装置
JPH06258914A (ja) 画像形成装置
JPH0556507B2 (ja)
JPH08339109A (ja) 多色画像形成装置
JP3854762B2 (ja) 画像形成装置
JPH09204086A (ja) 多色画像形成装置
JPH07267424A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JPS6027029B2 (ja) 転写装置
JPS61205956A (ja) 画像形成装置
JP2556690B2 (ja) 画像形成装置
JP2556691B2 (ja) 転写装置
JP2591613B2 (ja) 転写装置
JPH02120870A (ja) カラー画像形成装置
JP2602258B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH04303858A (ja) 画像形成装置
JP4074749B2 (ja) 画像形成装置
JPS61295581A (ja) 多色画像形成装置
JPH0810370B2 (ja) 多重画像形成装置
JP2001042742A (ja) 画像形成装置
JPS63191169A (ja) カラ−画像形成装置
JPH068606Y2 (ja) 画像記録装置の転写紙搬送装置
JPS61252567A (ja) 転写装置
JPH07210008A (ja) 画像形成装置
JPS638665A (ja) 画像形成装置
JPH04147158A (ja) カラー画像形成装置