JPH08337863A - 溶融金属めっきのワイピング方法及び装置 - Google Patents
溶融金属めっきのワイピング方法及び装置Info
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- JPH08337863A JPH08337863A JP7143415A JP14341595A JPH08337863A JP H08337863 A JPH08337863 A JP H08337863A JP 7143415 A JP7143415 A JP 7143415A JP 14341595 A JP14341595 A JP 14341595A JP H08337863 A JPH08337863 A JP H08337863A
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- molten metal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空中ポットを用いて鋼板を溶融金属めっきす
る場合、酸化ドロスの発生を防止し、不めっき等の発生
を防止する。 【構成】 鋼板１が溶融金属浴３に浸漬しながら矢印７
方向に引抜かれる空中ポット２の上方の空間を被覆する
シールボックス５を設け、非酸化性ガス１０を噴射する
ワイパ６を設ける。溶融金属浴３の上面に近接する部位
に、鋼板１の表面との間にラビリンス構造８を設けてシ
ールする。非酸化性のガス１０は、鋼板１上に施された
めっき厚みを調整し、シールボックス５内の雰囲気を常
に非酸化性に保ち、酸化ドロスが発生しない。
る場合、酸化ドロスの発生を防止し、不めっき等の発生
を防止する。 【構成】 鋼板１が溶融金属浴３に浸漬しながら矢印７
方向に引抜かれる空中ポット２の上方の空間を被覆する
シールボックス５を設け、非酸化性ガス１０を噴射する
ワイパ６を設ける。溶融金属浴３の上面に近接する部位
に、鋼板１の表面との間にラビリンス構造８を設けてシ
ールする。非酸化性のガス１０は、鋼板１上に施された
めっき厚みを調整し、シールボックス５内の雰囲気を常
に非酸化性に保ち、酸化ドロスが発生しない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板の溶融金属めっき
のワイピング方法に関する。
のワイピング方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】溶融金属めっき鋼板又は合金化溶融溶融
金属めっき鋼板の製造においては、めっき槽から引き上
げた鋼板のめっき厚みを均一にするために、ガスワイピ
ングを行う。この場合、ワイピングガスとして酸化性の
ガス、例えば空気を用いると、溶融金属の一部と反応し
て酸化ドロスを生じる。
金属めっき鋼板の製造においては、めっき槽から引き上
げた鋼板のめっき厚みを均一にするために、ガスワイピ
ングを行う。この場合、ワイピングガスとして酸化性の
ガス、例えば空気を用いると、溶融金属の一部と反応し
て酸化ドロスを生じる。
【０００３】近時、鋼板のめっき技術として、空中ポッ
トと称する溶融金属保持容器を用い、この容器を貫通し
て鋼板を下から上に通過させて溶融金属浴中に浸漬さ
せ、上方に引き抜くことによって、鋼板を溶融金属めっ
き浴中に短時間浸漬してめっきを施す技術が開発されて
いる。このような浸漬技術では、溶融金属保持容器の容
量が従来に比べて非常に小さくなる。従って、上記酸化
ドロスが少量発生しても、これが小さな空中ポット内に
充満し、鋼板に巻き込まれ、不めっきが発生したり、め
っき密着性を害したりするおそれがある。
トと称する溶融金属保持容器を用い、この容器を貫通し
て鋼板を下から上に通過させて溶融金属浴中に浸漬さ
せ、上方に引き抜くことによって、鋼板を溶融金属めっ
き浴中に短時間浸漬してめっきを施す技術が開発されて
いる。このような浸漬技術では、溶融金属保持容器の容
量が従来に比べて非常に小さくなる。従って、上記酸化
ドロスが少量発生しても、これが小さな空中ポット内に
充満し、鋼板に巻き込まれ、不めっきが発生したり、め
っき密着性を害したりするおそれがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な空中ポットを用いる際に特に問題となる酸化ドロスの
発生を防止し、溶融金属めっき鋼板の品質低下を防止す
る技術を提供することを目的とする。
な空中ポットを用いる際に特に問題となる酸化ドロスの
発生を防止し、溶融金属めっき鋼板の品質低下を防止す
る技術を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼板を溶融金
属中に下から上に貫通して浸漬させ上方へ引き上げて溶
融金属めっきするに当たり、溶融金属浴の上側界面上空
間を被覆し、この被覆した空間内又はこの空間からの鋼
板の出口側壁部位置の鋼板に、非酸化性のワイピングガ
スを噴射することを特徴とする溶融金属めっきのワイピ
ング方法である。
属中に下から上に貫通して浸漬させ上方へ引き上げて溶
融金属めっきするに当たり、溶融金属浴の上側界面上空
間を被覆し、この被覆した空間内又はこの空間からの鋼
板の出口側壁部位置の鋼板に、非酸化性のワイピングガ
スを噴射することを特徴とする溶融金属めっきのワイピ
ング方法である。
【０００６】この場合に、前記被覆した空間内の溶融金
属浴上面に近接する部位に、鋼板表面との間にラビリン
ス構造を設けてシールしてワイピングすると好適であ
り、また、前記被覆した空間内又は空間からの鋼板の出
口側壁部位置に代わり、被覆した空間からの鋼板の出口
直近の大気側位置の鋼板に非酸化性のワイピングガスを
噴射すると共に、前記被覆した空間内に非酸化性のガス
を吹込むこととしてもよい。
属浴上面に近接する部位に、鋼板表面との間にラビリン
ス構造を設けてシールしてワイピングすると好適であ
り、また、前記被覆した空間内又は空間からの鋼板の出
口側壁部位置に代わり、被覆した空間からの鋼板の出口
直近の大気側位置の鋼板に非酸化性のワイピングガスを
噴射すると共に、前記被覆した空間内に非酸化性のガス
を吹込むこととしてもよい。
【０００７】さらに前記ラビリンスを通って微少ガス流
れを形成すると、溶融金属浴上面を不活性雰囲気に確実
に保つことができる。上記方法を好適に実施することが
できる本発明の装置は、溶融金属保持量が３００ｋｇ以
下の空中ポットと、この空中ポットの上方空間を被覆す
るシールボックスと、シールボックスに開口した鋼板通
過用の開口幅が５〜４０ｍｍであるシールボックスの鋼
板出口と、シールボックス内又はシールボックスの鋼板
出口近傍に配設され非酸化性ガスを噴出するガスワイパ
とを備えたことを特徴とする溶融金属めっきのワイピン
グ装置である。
れを形成すると、溶融金属浴上面を不活性雰囲気に確実
に保つことができる。上記方法を好適に実施することが
できる本発明の装置は、溶融金属保持量が３００ｋｇ以
下の空中ポットと、この空中ポットの上方空間を被覆す
るシールボックスと、シールボックスに開口した鋼板通
過用の開口幅が５〜４０ｍｍであるシールボックスの鋼
板出口と、シールボックス内又はシールボックスの鋼板
出口近傍に配設され非酸化性ガスを噴出するガスワイパ
とを備えたことを特徴とする溶融金属めっきのワイピン
グ装置である。
【０００８】
【作用】本発明では、めっき附着後、ワイピングを行う
溶融金属浴の上側界面上の空間を覆う被覆した空間（シ
ールボックス）を設け、この空間内で、非酸化性ガス、
例えば窒素ガスでワイピングを行う。従って、この被覆
空間内は非酸化性雰囲気となり、酸化ドロスを発生しな
い。被覆空間内が非酸化性のワイピングガスによって加
圧され、溶融金属浴上面を押し下げる作用を生じる。こ
のため、被覆した空間内の溶融金属浴上面に近接する部
位に、ラビリンスを設け、シールボックス内の無用なガ
ス流動とこれに伴う圧力変動を軽減するとともに、溶融
金属浴上面に掛る圧力を減少させるようにする。さらに
ラビリンスによる圧力降下を確実に得るために、ラビリ
ンスを通って微少量のガスを流動させる。本発明では、
酸化ドロスの発生及び溶融金属浴への侵入を防止するの
で、鋼板のめっきの品質の低下を招かない。
溶融金属浴の上側界面上の空間を覆う被覆した空間（シ
ールボックス）を設け、この空間内で、非酸化性ガス、
例えば窒素ガスでワイピングを行う。従って、この被覆
空間内は非酸化性雰囲気となり、酸化ドロスを発生しな
い。被覆空間内が非酸化性のワイピングガスによって加
圧され、溶融金属浴上面を押し下げる作用を生じる。こ
のため、被覆した空間内の溶融金属浴上面に近接する部
位に、ラビリンスを設け、シールボックス内の無用なガ
ス流動とこれに伴う圧力変動を軽減するとともに、溶融
金属浴上面に掛る圧力を減少させるようにする。さらに
ラビリンスによる圧力降下を確実に得るために、ラビリ
ンスを通って微少量のガスを流動させる。本発明では、
酸化ドロスの発生及び溶融金属浴への侵入を防止するの
で、鋼板のめっきの品質の低下を招かない。
【０００９】本発明の空中ポットは、とくに溶融金属保
持量３００ｋｇ以下のものに適用する。３００ｋｇを越
える容器では、酸化ドロスの影響が少ない。下限は、操
業可能な容量で制限され、実用的には３ｋｇ程度であ
る。また、空中ポットの上方空間を被覆するシールボッ
クスに開口した鋼板通過用の開口幅は、５ｍｍ未満では
鋼板に反りが生じたとき鋼板がシールボックスと接触す
るおそれがあるので５ｍｍ以上とする。４０ｍｍを越え
ると、空気の進入量が増加するので、制限する。非酸化
性ガスを噴出するガスワイパは、シールボックス内に設
けると良いが、シールボックスから鋼板が出る出口の位
置、又はこの出口の直近の外気側としても良い。外気側
に設けた場合は、シールボックス内の非酸化性ガスの充
満を保証するために、非酸化性ガスを吹込むとよい。
持量３００ｋｇ以下のものに適用する。３００ｋｇを越
える容器では、酸化ドロスの影響が少ない。下限は、操
業可能な容量で制限され、実用的には３ｋｇ程度であ
る。また、空中ポットの上方空間を被覆するシールボッ
クスに開口した鋼板通過用の開口幅は、５ｍｍ未満では
鋼板に反りが生じたとき鋼板がシールボックスと接触す
るおそれがあるので５ｍｍ以上とする。４０ｍｍを越え
ると、空気の進入量が増加するので、制限する。非酸化
性ガスを噴出するガスワイパは、シールボックス内に設
けると良いが、シールボックスから鋼板が出る出口の位
置、又はこの出口の直近の外気側としても良い。外気側
に設けた場合は、シールボックス内の非酸化性ガスの充
満を保証するために、非酸化性ガスを吹込むとよい。
【００１０】
【実施例】図１は本発明の実施例を説明する模式的縦断
面図である。めっきすべき鋼板１は、空中ポット２中に
保持された溶融金属浴３中を下方から上方に向かって貫
通、浸漬しながら矢印７方向に引抜かれる。空中ポット
２の下部開口１１から溶融金属浴が漏洩しないように、
例えば磁気シール装置４が設けられており、溶融金属浴
２を空中ポット２内に保持している。
面図である。めっきすべき鋼板１は、空中ポット２中に
保持された溶融金属浴３中を下方から上方に向かって貫
通、浸漬しながら矢印７方向に引抜かれる。空中ポット
２の下部開口１１から溶融金属浴が漏洩しないように、
例えば磁気シール装置４が設けられており、溶融金属浴
２を空中ポット２内に保持している。
【００１１】空中ポット２の上方には、溶融金属浴３の
上側界面の上の空間を被覆するシールボックス５が設け
られている。このシールボックス５内の鋼板１の外面
に、非酸化性のワイピングガス１０を噴射するワイパ６
が設けられている。ワイパの噴射ガス圧力は２０００ｍ
ｍＡｑ程度である。シールボックス５内の溶融金属浴３
の上面にこの圧力が直接作用しないように、溶融金属浴
に近接する部位に、鋼板１の表面との間にラビリンス構
造８を設けてシールしている。このため溶融金属浴３の
上面の圧力は１００ｍｍＡｑ程度となる。鋼板１の外面
にワイパ６によって噴射された非酸化性のワイピングガ
ス１０は、鋼板１上に施されためっき厚みを調整し、排
気９となってシールボックス５から排出される。従っ
て、シールボックス５内の雰囲気は常に非酸化性に保た
れ、酸化ドロスを発生しない。また、シールボックス５
内の溶融金属浴の上面側近傍にはラビリンス８を設け、
ラビリンス８の最下端に、図１に示すように、微小開口
１２を設け、ラビリンス８の隙間を通って下向に微量の
ガス１３を流動させて排出するようにしておくと、溶融
金属浴３の上面も、常に非酸化性ガス雰囲気に保たれ
る。また、ラビリンス８を通って流れる微量のガス１３
によって圧力降下を生じ、シール性能が高くなるので好
ましい。
上側界面の上の空間を被覆するシールボックス５が設け
られている。このシールボックス５内の鋼板１の外面
に、非酸化性のワイピングガス１０を噴射するワイパ６
が設けられている。ワイパの噴射ガス圧力は２０００ｍ
ｍＡｑ程度である。シールボックス５内の溶融金属浴３
の上面にこの圧力が直接作用しないように、溶融金属浴
に近接する部位に、鋼板１の表面との間にラビリンス構
造８を設けてシールしている。このため溶融金属浴３の
上面の圧力は１００ｍｍＡｑ程度となる。鋼板１の外面
にワイパ６によって噴射された非酸化性のワイピングガ
ス１０は、鋼板１上に施されためっき厚みを調整し、排
気９となってシールボックス５から排出される。従っ
て、シールボックス５内の雰囲気は常に非酸化性に保た
れ、酸化ドロスを発生しない。また、シールボックス５
内の溶融金属浴の上面側近傍にはラビリンス８を設け、
ラビリンス８の最下端に、図１に示すように、微小開口
１２を設け、ラビリンス８の隙間を通って下向に微量の
ガス１３を流動させて排出するようにしておくと、溶融
金属浴３の上面も、常に非酸化性ガス雰囲気に保たれ
る。また、ラビリンス８を通って流れる微量のガス１３
によって圧力降下を生じ、シール性能が高くなるので好
ましい。
【００１２】図２は、シールボックス５の鋼板出口の直
近の大気側に、すなわち、シールボックスの外部に非酸
化性のガスを噴射する例を示したものである。シールボ
ックス５の鋼板出口がワイピングガスでシールされるの
で、シールボックス内には空気が浸入しない。しかし、
シールボックス内を完全に非酸化性ガス雰囲気に保つた
めに、非酸化性ガス吹込管１５から非酸化性ガス１６を
吹込むとよい。
近の大気側に、すなわち、シールボックスの外部に非酸
化性のガスを噴射する例を示したものである。シールボ
ックス５の鋼板出口がワイピングガスでシールされるの
で、シールボックス内には空気が浸入しない。しかし、
シールボックス内を完全に非酸化性ガス雰囲気に保つた
めに、非酸化性ガス吹込管１５から非酸化性ガス１６を
吹込むとよい。
【００１３】次に、図１に示す実施例において、内容積
６リットルの空中ポットを用い、その上方をシールボッ
クスで被覆し、シールボックスの鋼板出口寸法を２００
０ｍｍ×１０ｍｍとし、シールボックス内の鋼板に２０
００ｍｍＡｑの噴射圧力で窒素ガスワイピングを行った
ところ、ポット内の酸素が、従来２０％程度あったもの
が、０．４％以下まで低下したため鋼板のめっき密着性
が向上した。デュポン衝撃試験によれば、従来の空気ワ
イピングで２０〜８０％のめっき剥離を生じていたもの
が、シールボックスを用いない窒素ガスワイピングによ
り剥離が１０％に低下し、本実施例のシールボックスを
用いた窒素ガスワイピングにより０％となった。これに
より空中ポットによるめっき技術を使用する場合の工業
的な生産が現実に可能となった。
６リットルの空中ポットを用い、その上方をシールボッ
クスで被覆し、シールボックスの鋼板出口寸法を２００
０ｍｍ×１０ｍｍとし、シールボックス内の鋼板に２０
００ｍｍＡｑの噴射圧力で窒素ガスワイピングを行った
ところ、ポット内の酸素が、従来２０％程度あったもの
が、０．４％以下まで低下したため鋼板のめっき密着性
が向上した。デュポン衝撃試験によれば、従来の空気ワ
イピングで２０〜８０％のめっき剥離を生じていたもの
が、シールボックスを用いない窒素ガスワイピングによ
り剥離が１０％に低下し、本実施例のシールボックスを
用いた窒素ガスワイピングにより０％となった。これに
より空中ポットによるめっき技術を使用する場合の工業
的な生産が現実に可能となった。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、小さい容量の溶融金属
浴を用いる空中ポット方式の鋼板のめっき工程におい
て、酸化ドロスの発生を完全に防止することができ、鋼
板のめっき品質の低下を招来する原因を完全に排除する
ことができ、めっき鋼板の品質の劣化を防止することが
できる。
浴を用いる空中ポット方式の鋼板のめっき工程におい
て、酸化ドロスの発生を完全に防止することができ、鋼
板のめっき品質の低下を招来する原因を完全に排除する
ことができ、めっき鋼板の品質の劣化を防止することが
できる。
【図１】実施例の空中ポットの模式的縦断面図である。
【図２】別の実施例の空中ポットの模式的縦断面図であ
る。
る。
１ 鋼板 ２ 空中ポット ３ 溶融金属浴 ４ 磁気シール
装置 ５ シールボックス ６ ワイパ ７ 矢印 ８ ラビリンス ９ 排気 １０ 非酸化性ガ
ス １１ 下部開口 １２ 微小開口 １３ ガス １４ 鋼板出口 １５ 非酸化性ガス吹込管 １６ 非酸化性ガ
ス
装置 ５ シールボックス ６ ワイパ ７ 矢印 ８ ラビリンス ９ 排気 １０ 非酸化性ガ
ス １１ 下部開口 １２ 微小開口 １３ ガス １４ 鋼板出口 １５ 非酸化性ガス吹込管 １６ 非酸化性ガ
ス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仁藤 隆嗣 千葉県千葉市中央区川崎町１番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 加藤 千昭 千葉県千葉市中央区川崎町１番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 多田 雅彦 千葉県千葉市中央区川崎町１番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内
Claims (5)
- 【請求項１】 鋼板を溶融金属中に下から上に貫通して
浸漬させ上方へ引き上げて溶融金属めっきするに当た
り、溶融金属浴の上側界面上空間を被覆し、該被覆した
空間内又は該空間からの鋼板の出口側壁部位置の鋼板
に、非酸化性のワイピングガスを噴射することを特徴と
する溶融金属めっきのワイピング方法。 - 【請求項２】 前記被覆した空間内の溶融金属浴上面に
近接する部位に、鋼板表面との間にラビリンス構造を設
けてシールすることを特徴とする請求項１記載の溶融金
属めっきのワイピング方法。 - 【請求項３】 前記被覆した空間内又は該空間からの鋼
板の出口側壁部位置に代わり、被覆した空間からの鋼板
の出口直近の大気側位置の鋼板に非酸化性のワイピング
ガスを噴射すると共に、前記被覆した空間内に非酸化性
のガスを吹込むことを特徴とする請求項１記載の溶融金
属めっきのワイピング方法。 - 【請求項４】 前記ラビリンスを通って微少ガス流れを
形成することを特徴とする請求項２または３記載の溶融
金属めっきのワイピング方法。 - 【請求項５】 溶融金属保持量が３００ｋｇ以下の空中
ポットと、該空中ポットの上方空間を被覆するシールボ
ックスと、該シールボックスに開口した鋼板通過用の開
口幅が５〜４０ｍｍであるシールボックスの鋼板出口
と、該シールボックス内又はシールボックスの鋼板出口
近傍に配設され非酸化性ガスを噴出するガスワイパとを
備えたことを特徴とする溶融金属めっきのワイピング装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14341595A JP3475576B2 (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 溶融金属めっきのワイピング方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14341595A JP3475576B2 (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 溶融金属めっきのワイピング方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08337863A true JPH08337863A (ja) | 1996-12-24 |
| JP3475576B2 JP3475576B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=15338239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14341595A Expired - Fee Related JP3475576B2 (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 溶融金属めっきのワイピング方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3475576B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008095129A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Nippon Steel Corp | ガスワイピング装置 |
| KR101461746B1 (ko) * | 2012-12-21 | 2014-11-14 | 주식회사 포스코 | 무산화 가스 와이핑 장치 |
| CN114231877A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-03-25 | 武汉钢铁有限公司 | 一种热镀锌气刀刀体结构 |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP14341595A patent/JP3475576B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008095129A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Nippon Steel Corp | ガスワイピング装置 |
| KR101461746B1 (ko) * | 2012-12-21 | 2014-11-14 | 주식회사 포스코 | 무산화 가스 와이핑 장치 |
| CN114231877A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-03-25 | 武汉钢铁有限公司 | 一种热镀锌气刀刀体结构 |
| CN114231877B (zh) * | 2021-12-24 | 2024-01-16 | 武汉钢铁有限公司 | 一种热镀锌气刀刀体结构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3475576B2 (ja) | 2003-12-08 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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