JPH08331401A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH08331401A
JPH08331401A JP7139114A JP13911495A JPH08331401A JP H08331401 A JPH08331401 A JP H08331401A JP 7139114 A JP7139114 A JP 7139114A JP 13911495 A JP13911495 A JP 13911495A JP H08331401 A JPH08331401 A JP H08331401A
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JP
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color image
color
image
pixel
signal
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JP7139114A
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Inventor
Takafumi Nakajima
啓文 中島
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Color Image Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品位なカラー画像が形成できるカラー画像
形成装置を提供する。 【構成】 RGB輝度信号からYMCK濃度信号に色変
換された各画素に対応する解像度300dpiの多値画
像信号に関し、エッジ検出を行ない、そのエッジ部をス
ムージング処理回路253ではスムージングし、また、
エッジ強調回路253aでは強調処理を施す。一方、各
画素の濃度値から、その画素が階調性を重視すべき画素
であるか或いは解像度を重視すべき画素であるかを判別
し、その判別結果に従って、階調性を重視すべき画素は
スムージング処理が施された画像信号が出力されてPW
M変調され、一方、解像度を重視すべき画素はエッジ強
調され解像度が600dpiの画像信号が出力され、そ
のエッジの状態に従って画素の成長方式が考慮されたP
WM変調がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像形成装置に関
し、特に、像担持体上に順次形成される複数のカラー可
視像を転写材上に順次重ねて転写してカラー画像を形成
するカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータシステムの出力装置
として電子写真方式に従うレーザビームプリンタ等の情
報記録装置が広く使われるようになってきた。これらの
情報記録装置はその高画質、静粛性、及び、高速性等の
多くのメリットによりデスクトップパブリッシング(D
TP)の分野を急速に拡大させる要因となってきた。
【0003】更に、最近には電子写真方式のカラープリ
ンタも開発され、ホストコンピュータやプリンタの画像
生成部であるコントローラ等の高性能化により従来から
のモノクロ印刷のみならず、カラー画像を印刷すること
が実用化され普及しつつある。このようなカラープリン
タによって階調性のあるフルカラー画像を印刷する方法
としては、ディザ法、濃度パターン法、誤差拡散法等い
くつかの手法があるが、特にレーザビームプリンタにお
いては比較的容易にレーザビームの走査方向(主走査方
向)の解像度を変えることができるという特徴があり、
例えば、画像データの濃度レベルに応じてレーザダイオ
ードの駆動パルス幅を変化させることにより濃淡を表現
するパルス幅変調方式、いわゆるPWM方式も採用され
ている。
【0004】一方、電子写真方式を用いたモノクロのレ
ーザビームプリンタにおいては、文字や図形のエッジを
検出して滑らかにするスムージング処理等の高画質化技
術を取り入れて画質の向上を図ることが一般的になって
きている。又、プリンタ機構部であるプリンタエンジン
の解像度も以前の標準であった240dpi(ドット/
インチ)や300dpiに代わって480dpiや60
0dpiの高解像度のものが開発実用化されており、こ
れにスムージング処理技術を組み合わせることにより画
像品質も以前と比較して飛躍的に向上してきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
レーザビームプリンタにおいては、画像データが多値で
あり、更にこの多値画像データの各色成分データに基づ
いて生成したマゼンタ、シアン、イエロ、ブラックの4
色のトナーによる像を重ねることによって1枚のカラー
画像を再現するため、モノクロプリンタで用いているス
ムージング処理技術をそのまま適用することができず、
特に、PWM方式を用いて形成画素が所定領域の中心よ
り濃度値に従って大きくなる(中央成長)ように制御す
る場合、モノクロプリンタでスムージング処理技術を適
用して得られる出力画像の品質に比べ品質が劣化すると
いう問題点があった。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、高画質のカラー画像を形成することができるカラー
画像形成装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカラー画像形成装置は、以下のような構成
からなる。即ち、パルス幅変調によって変調されたビー
ム光で感光ドラム上を走査することによって順次形成さ
れる複数の色成分の可視像を転写材上に順次重ねて転写
してカラー画像を形成する画像形成装置であって、外部
装置から画像情報を入力する入力手段と、前記入力画像
情報に基づいて、前記複数の色成分の第1の色画像情報
を生成する画像情報生成手段と、前記第1の色画像情報
を圧縮して格納する記憶手段と、前記記憶手段に格納さ
れた圧縮色画像情報を伸張する伸張手段と、前記伸張さ
れた色画像情報を、複数色の記録剤各々に対応して1ペ
ージ分の第2の色画像情報に変換する色変換手段と、前
記第2の色画像情報に基づいて、形成画像のエッジ部を
スムージングするとともに、前記パルス幅変調による画
素の成長方式を制御する制御信号を生成するスムージン
グ手段と、前記第2の色画像情報に基づいて、形成画像
のエッジ部を強調するエッジ強調手段と、前記制御信号
に従って、前記パルス幅変調による画素の成長方式を制
御しながら、前記エッジ部がスムージングされた第2の
色画像情報、或いは、前記エッジ部が強調された第2の
色画像情報によってパルス幅変調されたビーム光で前記
感光ドラムを走査して、前記複数色の記録剤各々に対応
して画像形成を行なう第1画像形成手段と、前記転写材
に前記複数色の記録剤各々に対応して形成された複数の
画像を多重転写してカラー画像を形成する第2画像形成
手段とを有することを特徴とするカラー画像形成装置を
備える。
【0008】
【作用】以上の構成により本発明は、外部装置から入力
された画像情報に基づいて、複数の色成分の第1の色画
像情報を生成し、これを圧縮して記憶手段に格納し、画
像形成の際には、記憶手段に格納された圧縮色画像情報
を伸張し、その伸張された色画像情報を、複数色の記録
剤各々に対応して1ページ分の第2の色画像情報に変換
し、その第2の色画像情報に基づいて、形成画像のエッ
ジ部をスムージングするとともに、パルス幅変調による
画素の成長方式を制御する制御信号を生成し、また、そ
の第2の色画像情報に基づいて、形成画像のエッジ部を
強調し、その生成された制御信号に従って、パルス幅変
調による画素の成長方式を制御しながら、エッジ部がス
ムージングされた第2の色画像情報、或いは、エッジ部
が強調された第2の色画像情報によってパルス幅変調さ
れたビーム光で感光ドラムを走査して、複数色の記録剤
各々に対応して画像形成を行なうよう動作する。
【0009】
【実施例】以下添付図面を参照して、本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。図1は本発明の代表的な実施例
である解像度が600dpiのカラーレーザビームプリ
ンタ(以下、プリンタという)を画像出力装置として用
いた情報処理システム(以下、システムという)の構成
概略を示すブロック図である。
【0010】図1に示すように、システムはプリンタ1
0とカラー画像データを生成する外部ホストコンピュー
タ(以下、ホストという)20で構成される。また、プ
リンタ10は、ホスト20から送られるプリンタ言語で
記述されたコードデータやイメージデータを受信し、こ
れらの受信データに基づいて1ページ分のマゼンタ
(M)、シアン(C)、イエロ(Y)、ブラック(K)
成分の多値画像データを生成するビデオコントローラ
(以下、コントローラという)200と、入力多値画像
データに応じて変調したレーザビームで感光ドラム上に
走査することにより潜像を形成し、これを記録紙に転写
した後定着させる一連の電子写真プロセスによる記録を
行なうプリンタエンジン(以下、エンジン」という)1
00より構成される。また、ビデオコントローラ200
とプリンタエンジン100はインタフェース信号線30
0によって接続されている。
【0011】次に、ビデオコントローラ200とプリン
タエンジン100との間で交信される主なインタフェー
ス信号について説明する。/RDY信号は、コントロー
ラ200に対してエンジン100から送出され、エンジ
ン100が後述する/PRNT信号を受信すればいつで
もプリント動作を開始できる状態、または、プリント動
作を継続できる状態にあることを示す信号である。
【0012】/PRNT信号は、エンジン100に対し
てコントローラ200から送出され、プリント動作の開
始、または、プリント動作の継続を指示する信号であ
る。/TOP信号は、コントローラ200に対してエン
ジン100から送出され、後述する感光ドラムの回転方
向(副走査方向)の同期信号である。/LSYNC信号
は、コントローラ200に対してエンジン100から送
出され、レーザ光の走査方向(主走査方向)の同期信号
である。
【0013】/VDO7〜/VDO0信号は、エンジン
100に対してコントローラ200から送出され、エン
ジン100が印刷すべき画像濃度情報を示す画像信号で
ある。なお、/VDO7が最上位ビット(MSB)、/
VDO0が最下位ビット(LSB)の8ビットで表わさ
れ、エンジン100は、/VDO7〜/VDO0信号が
“00(H:16進表示)”の値を示す場合、現像中の
トナー色の最大濃度で印刷し、“FF(H:16進表
示)”の値を示す場合には印刷しない。
【0014】/IMCHR信号は、エンジン100に対
してコントローラ200から送出される画像属性を示す
信号である。IMCHR信号が“ロー(真)”レベルで
あるときは、階調性を重視する画像であることを示し、
一方、“ハイ(偽)”レベルであるときは、解像度を重
視する画像であることを示す。エンジン100では、/
IMCHR信号が“真”であるときは、PWMによって
形成される画像の画素密度或いは解像度を200dpi
として印刷を行ない、/IMCHR信号が“偽”である
ときは、PWMによって形成される画像の画素密度或い
は解像度を600dpiとして印刷を行なう。
【0015】VCLK信号は、エンジン100に対して
コントローラ200から送出される画像信号(/VDO
7〜/VDO0)及び画像属性信号(/IMCHR)の
転送クロック信号である。コントローラ200はVCL
K信号の立ち上がりエッジに同期して、/VDO7〜/
VDO0信号、及び、/IMCHR信号を送出する。P
WMCON信号は、PWMによる画像形成において各画
素に対応するドット像の成長方式を切り替える信号(ド
ット像成長方式切替信号)であり、中央成長、右成長、
左成長を切り替える。ここで、中央成長、右成長、左成
長とは各々、PWM方式を用いて形成される各画素が所
定領域の中心、やや右寄り、やや左寄りより濃度値に従
って大きくなるように制御する制御方式のことである。
【0016】次に、プリンタ10におけるカラー画像形
成過程を説明する。図2はコントローラ200の構成と
コントローラ200とエンジン100との間で交信され
る主なインタフェース信号とを示すブロック図である。
図2において、201はホスト20との通信を行い、プ
リンタ20に固有の言語で記述されたコードデータやイ
メージデータを受信するホストインタフェース、202
はコントローラ200の全体を制御するCPU、203
はCPU202の制御プログラムやフォントデータ等を
格納するROM、204はCPU202が種々の制御処
理を実行するに当たり作業領域として用いられるRA
M、205はRGB各8ビットの多値画像情報を圧縮、
伸張する機能を有する圧縮伸張回路、206は圧縮伸張
回路205で圧縮された印刷1ページ分のRGB多値画
像データを格納するページメモリである。
【0017】また、207は圧縮伸張回路205で伸張
されたRGB多値画像情報をエンジン100の印刷トナ
ー色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロ
(Y)、ブラック(Bk)の多値画像情報に変換し、さ
らに、解像度600dpiのスムーズ化された情報に変
換し、画像属性信号(/IMCHR)を生成する機能を
有する画像処理部、208はエンジン100とのインタ
フェース回路となるプリンタインタフェース、209は
オペレータによりプリンタに対する各種設定を直接行な
う操作パネル、210はコントローラ200内の各構成
要素間のデータのやり取りを行なうデータバスである。
【0018】以上のような構成において、ホストインタ
フェース201から入力したコードデータは、所定の描
画アルゴリズムによって、解像度が300dpi、各画
素各色成分が8ビットの文字、図形、或いは、イメージ
の多値画像データに展開される。展開されたRGBの画
像データは圧縮信号回路206で圧縮される。圧縮伸張
回路205は、例えばJPEGアルゴリズムにより入力
画像データを圧縮し、プリント動作時にはまた圧縮した
データをリアルタイムに伸張しながら出力することがで
きる。圧縮された画像データはページメモリ206に格
納される。
【0019】このようにして1ページ分の圧縮画像デー
タがページメモリ206に準備できると、コントローラ
200はエンジン100からの/RDY信号が“真”で
あれば、/PRNT信号を“真”にして、エンジン10
0に対して印刷動作の開始を指示する。次に、図3〜図
4を参照して、エンジン100における画像形成動作を
説明する。
【0020】プリンタエンジン100は、/PRNT信
号を受け取ると、駆動モータ(不図示)により、感光ド
ラム106及び転写ドラム108を図3に示す矢印方向
に回転させ、続いて、ローラ帯電器109によって、感
光ドラム106の表面を所定の電位に均一に帯電させ
る。次に、給紙ローラ111によって、記録用紙カセッ
ト110から記録用紙128を転写ドラム108に給紙
する。転写ドラム108は、中空の支持体上に誘電体シ
ートを張ったもので、感光ドラム106と同速で矢印方
向に回転する。
【0021】さて、転写ドラム108に記録用紙128
が供給されると、転写ドラムの支持体上に設けられたグ
リッパ112によって記録用紙128が保持され、吸着
ローラ113及び吸着用帯電器114により記録用紙1
28を転写ドラム108に吸着させる。同時に、現像器
の支持体115を回転させて、支持体115に支持され
た4つの現像器116M、116C、116Y、116
Bkのうち、第1のトナーであるマゼンタ(M)のトナ
ーが入った現像器116Mを感光ドラム106に対向さ
せる。なお、116Cはシアン(C)のトナーが入った
現像器、116Yはイエロ(Y)のトナーが入った現像
器、116Bkはブラック(K)のトナーが入った現像
器である。
【0022】一方、エンジン100は、転写ドラム10
6に吸着された記録用紙128の先端を検出器117に
よって検出し、所定のタイミングで垂直同期信号/TO
Pを発生し、これをコントローラ200に送出する。コ
ントローラ200は印刷ページに対する最初の/TOP
信号を受け取ると、ページメモリ206に格納されてい
る圧縮画像データの読出しを開始する。読み出されるデ
ータは圧縮伸張回路205で元々のRGB各8ビット、
計24ビットの画像データにリアルタイムで伸張され、
画像処理部207に入力される。
【0023】画像処理部207では解像度300dpi
のRGB各8ビットの入力画像データから第1の印刷色
であるマゼンタのデータが解像度300dpi、各画素
8ビットで生成され、更に、解像度600dpi、各画
素8ビットのスムーズ化されたデータに変換され、ある
いはエッジ強調されると同時に、各画素に対する画像属
性信号/IMCHRおよび、PWMの成長方式を切り替
えるPWMCON信号が生成される。画像処理部207
における処理の詳細については後述する。このようにし
て生成された解像度600dpiの画像データは、画像
信号(/VDO7〜/VDO0)として画像属性信号
(/IMCHR)と共にVCLK信号に同期してエンジ
ン100に送出される。
【0024】コントローラ200より出力された/VD
O7〜/VDO0信号及び/IMCHR信号は、図4に
示すように、パルス幅変調回路101に入力され、その
濃度レベルに応じたパルス幅のレーザ駆動信号(VD
O)となる。図5は、パルス幅変調回路101の内部構
成を示すブロック図である。図5において、129はト
グルバッファ構成をし、独立したクロックによって書き
込みと読み出しを同時に行なうことが可能なラインメモ
リ、130は水平同期信号(/HSYNC)に同期した
パターンクロック信号(PCLK)及びPCLKを1/
3分周したクロック信号(1/3PCLK)を生成する
クロック発生回路である。ここで、パターンクロック信
号(PCLK)は、解像度600dpiの画素1ドット
に対応する周期を有するクロック信号である。また、1
31はγ変換回路、132はD/A変換回路、133は
位相制御回路、134〜135、140〜141は三角
波発生回路、136〜137、142〜143はコンパ
レータ、138と144はセレクタ、139と145は
Dフリップフロップである。
【0025】次に、以上の構成のパルス幅変調回路10
1の動作を説明する。まず、主走査方向1ライン分の画
像信号(/VDO7〜/VDO0)及び画像属性信号
(/IMCHR)及びドット像成長方式切替信号(PW
MCON)がクロック信号(VCLK)によりラインメ
モリ129に書き込まれる。第1ラインの書き込みが完
了すると、次ラインの水平同期信号(/HSYNC)に
従ってラインメモリ129の書き込みのバンクが切り替
えられ、次の第2ラインの信号が書き込みが行われると
同時に、既に書き込まれている第1ラインのデータがパ
ターンクロック信号(PCLK)により読み出される。
【0026】その読み出された画像信号(/VDO7〜
/VDO0)及び画像属性信号(/IMCHR)はγ補
正回路131に入力される。γ補正回路131では、画
像信号(/VDO7〜/VDO0)に対し、/IMCH
R信号で指定されるPWMの解像度に応じてエンジン1
00のプロセス条件に最適なγ変換を行なう。γ変換さ
れた8ビットの画像信号(/VDO7〜/VDO0)
は、その値に応じてD/A変換回路132でアナログ電
圧に変換され、アナログビデオ信号(AVD)となる。
このとき、D/A変換回路132は、画像信号(/VD
O7〜/VDO0)の値が“00(H)”で最小電圧を
発生し、一方、“FF(H)”で最大電圧を発生する。
アナログビデオ信号(AVD)はコンパレータ136〜
137、142〜143の負(−)入力端子に入力され
る。
【0027】一方、コンパレータ136〜137、14
2〜143の正(+)入力端子にはそれぞれ三角波発生
回路134の出力(TRI1-C)、三角波発生回路135の出
力(TRI2)、三角波発生回路140の出力(TRI1-R)、三角
波発生回路141の出力(TRI1-L)が入力されている。三
角波発生回路134、135はそれぞれ三角波をパター
ンクロック信号(PCLK)に同期した三角波を発生す
るが三角波発生回路135は入力クロックが1/3PC
LKであるため、出力される三角波信号(TRI2)の周期は
1/3PCLKと等しく、即ち、三角波発生回路134
の出力(TRI1-C)の周期の3倍となる。また、三角波発生
回路140、141はそれぞれノコギリ波信号(TRI1-
R)、逆ノコギリ波信号(TRI1-L)をパターンクロック信号
(PCLK)と同じ周期で出力する。
【0028】次に、コンパレータ136〜137、14
2〜143では、アナログビデオ信号(AVD)と三角
波信号(TRI1-C,TRI2,TRI1-R,TRI1-L)の電圧レベルが比
較され、それぞれ、パルス幅変調信号(PWM1-C,PWM2,PWM
1-R,PWM1-L)が得られる。従って、パルス幅変調信号(PW
M1-C,PWM1-R,PWM1-L)によって形成される画像の解像度
は600dpi、パルス幅変調信号(PWM2)によって形成
される画像の解像度は200dpiである。
【0029】さらに、パルス幅変調信号(PWM1-C,PWM1-
R,PWM1-L)は、セレクタ144に入力されPWMCON
信号に従って選択される。即ち、PWMCON信号(2
ビット)の値が各ビットについて“00”のときは、P
WM1−Cが選択され、“01”のときはPWM1−R
が選択され、“10”のときはPWM−Lが選択され
る。このようにして選択されたパルス幅変調信号(PWM1
-C, PWM1-R, PWM1-Lのいづれか)と、コンパレータ13
7から出力されるパルス幅変調信号PWM2はセレクタ
138に入力され、画像属性信号(/IMCHR)に従
って選択される。即ち、/IMCHRが“ロー(L)レ
ベル(真)”のときは階調性表現において優れるパルス
幅変調信号PWM2が選択される。また、/IMCHR
が“ハイ(H)レベル(偽)”のときは解像度表現にお
いて優れるパルス幅変調信号(PWM1-C, PWM1-R, PWM1-L
のいづれか)が選択される。
【0030】選択された信号はレーザ駆動信号VDOと
して、図4に示すレーザドライバ102に送出される。
画像の現像時(詳細は後述)において、レーザ駆動信号
VDOのパルス幅に応じて画像の濃淡が再現される。以
上説明したパルス幅変調回路101が扱う種々の信号を
タイミングチャートを図6に示す。
【0031】次に、再び図4に戻り画像形成プロセスに
ついて説明する。レーザ駆動信号(VDO)に応じて駆
動される光学ユニット118に内蔵されたレーザダイオ
ード103からのレーザビーム127は、モータ(不図
示)により矢印方向に回転駆動される回転多面鏡104
で偏向され、光路上に配置された結像レンズ105を経
て、感光ドラム106上を主走査方向に走査し、感光ド
ラム106上に潜像を形成する。このとき、ビームディ
テクタ(BD)107はレーザビームの走査開始点を検
出し、この検出信号から主走査方向の画像書き出しタイ
ミングを決定するための水平同期信号である/LSYN
C信号が生成される。
【0032】以上述べた主走査方向の動作が繰り返され
て1ページ分のマゼンタ(M)の潜像が感光ドラム10
6上に形成される。なお、パターンクロック信号(PC
LK)の位相が各主走査方向において同じ場合、形成さ
れる画像が副走査方向につながり、特に、解像度200
dpiでの画像形成時、縦すじとなって目立ってしま
う。そこで、図5に示した位相制御回路133によって
各ライン毎にパターンクロック信号(PCLK)の位相
をクロック1周期の範囲内でずらすことにより、これを
防止している。
【0033】ここで、再び図3に戻って画像形成プロセ
スを説明する。感光ドラム106上に形成された潜像
は、マゼンタ(M)のトナーが入った現像器116Mに
よって現像され、マゼンタ(M)のトナー像となる。こ
のマゼンタ(M)のトナー像は、転写用帯電器119に
より、回転する転写ローラ108に吸着されている記録
用紙128に転写される。この際、転写されずに感光ド
ラム106上に残ったトナーはクリーナ125によって
除去される。以上の動作により、記録用紙128上に1
ページ分のマゼンタ(M)のトナー像が形成される。
【0034】次に、現像器の支持体115を回転させ
て、第2のトナーであるシアン(C)のトナーが入った
現像器116Cを感光ドラム106に対向させる。続い
て、マゼンタ(M)の画像形成時と同様に、転写ローラ
108に吸着されたまま回転する記録用紙128の先端
を検出器117で検出し、垂直同期信号(/TOP)を
発生してコントローラ200に送出する。これを受けて
コントローラ200はページメモリ206から圧縮画像
データを読みだして、圧縮伸張回路205で元々のRG
B各色成分8ビットの画像データにリアルタイムで伸張
し、画像処理部207に入力する。画像処理部207で
はRGB、各8ビットの入力画像データから第2の印刷
色であるシアン(C)のデータ及び画像属性信号(/I
MCHR)が生成される。
【0035】以下、同様の動作により、記録用紙128
上にはマゼンタ(M)のトナー像に重ねてシアン(C)
のトナー像が転写される。更に、同様にして第3のトナ
ーであるイエロ(Y)、第4のトナーであるブラック
(K)のトナー像が記録用紙128上に重ねて転写さ
れ、フルカラーのトナー像となる。
【0036】このようにして4色のトナー像が全て転写
された記録用紙128は、分離帯電器120を経て、分
離爪121よって転写ドラム108から剥がされ、搬送
ベルト122により定着器123に供給される。また、
このとき、転写ドラムクリーナ126によって転写ドラ
ム表面の清掃が行なわれる。記録用紙上のトナー像は定
着器123で加熱、加圧されることによって熔融固着さ
れ、最終的なカラー出力画像となる。そして記録の終了
した記録用紙は排紙トレイ124に排紙される。
【0037】次に、画像処理部207における処理を詳
細に説明する。図7は画像処理部207の構成を示すブ
ロック図である。図7において、251は白背景に描か
れた黒単色の文字あるいは図形を検出する黒文字検出回
路、252は色信号変換回路、253はスムージング処
理回路、253aはエッジ処理回路、253bはセレク
タである。
【0038】以下、各ブロックについて説明する。図8
は黒文字検出回路251の構成を示すブロック図であ
る。プリンタ10においては、通常はマゼンタ(M)、
シアン(C)、イエロ(Y)、ブラック(K)のトナー
を記録用紙に重ねて転写することによって黒色(または
グレー)を再現する。これは、黒色をブラック(K)ト
ナー1色で再現した場合、周囲に比べて黒の部分の濃度
が低下してしまうため、特に、写真等の自然画像では不
自然な画像となってしまうのを防止するためである、し
かしながら、白背景に描かれた黒単色の文字あるいは図
形の場合は、複数色のトナーを重ねると各色のトナー像
転写時の微小なずれの影響で、画像のエッジ部分が他の
色で縁取りされたようになってしまい画質の低下を招い
てしまうことがある。しかしながら、このような場合
は、周囲との濃度差を考慮する必要はないので、ブラッ
ク(K)トナー1色による印刷の方が好ましい。このた
め、黒文字検出回路251では白背景に描かれた黒単色
の文字あるいは図形を検出し、黒文字検出信号(BLA
CK)を出力する。
【0039】さて、黒文字検出回路251には、圧縮伸
張回路205で伸張された解像度300dpi、各画素
各色成分8ビットのRGB画像信号が転送クロック(1
/2VCLK)に同期して入力される。図8において、
254は各画素が黒(グレーを含む)であることを検出
し、検出信号(GRAY)を出力するグレー検出回路で
ある。具体的には、RGB画像信号に関し、R=G=B
≠FF(H)である場合(黒或いはグレー)を検出す
る。検出信号(GRAY)は、AND回路256を介し
てJK−フリップフロップ259のJ入力端子に、ま
た、インバータ(NOT)回路257を介してJK−フ
リップフロップ259のK入力端子に入力される。
【0040】また、255は画素のデータが白であるこ
とを検出し、検出信号(WHITE)を出力する白検出
回路である。具体的には、RGB画像信号に関し、R=
G=B=FF(H)の場合(白)を検出する。検出信号
(WHITE)はD−フリップフロップ258でクロッ
ク信号(1/2VCLK)の1周期だけ遅延され、AN
D回路256に入力される。
【0041】このように構成することにより、AND回
路256では主走査方向に隣接する画素のデータが白か
ら黒(グレー)に変化した箇所でJK−フリップフロッ
プ259のJ入力がセットされ、次のクロックにより検
出信号(BLACK)が“ロー(真)”となる。一方、
グレー検出回路254において、その画素のRGB画像
信号がR=G=B以外の値になったとき、JK−フリッ
プフロップ259のK入力がセットされ、次のクロック
により検出信号(BLACK)は“ハイ(偽)”とな
る。
【0042】このようにして生成された黒文字検出信号
(BLACK)は、タイミングを合わせるためにD−フ
リップフロップ群260で1クロック遅延されたRGB
画像信号と共に転送クロック(1/2VCLK)に同期
して出力される。次に、RGB画像信号及び黒文字検出
信号(BLACK)は、色信号変換回路252に入力さ
れる。色信号変換回路252では入力RGB画像信号
を、各色成分(マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロ
(Y)、ブラック(K))が8ビットの画像濃度データ
(/D7〜/D0)に変換する。この変換は、各々色成
分に対する垂直同期信号(/TOP信号)に同期して、
1枚の出力画像に対してM、C、Y、Kの順(面順次)
に行なわれる。このとき、データがR=G=Bである画
素に対しては、黒文字検出信号(BLACK)が“真”
であるときはブラック(K)トナー1色のデータに変換
し、それ以外のときはM、C、Y、Bkのトナーを組み
合わせたデータに変換する。ただし、黒文字処理指定信
号(BKOFF)が“ロー(真)”レベルのときは、黒
文字検出信号(BLACK)の値にかかわらず、M、
C、Y、Bkのトナーを組み合わせたデータに変換す
る。
【0043】続いて、変換されたM、C、Y、Kの各色
成分で構成される解像度300dpi、各画素8ビット
の画像濃度データ(/D7〜/D0)はスムージング回
路253に入力される。スムージング回路253では、
解像度300dpiの入力画像濃度データを解像度60
0dpiのスムージング化されたデータに変更し、更
に、画像属性信号(/IMCHR)を生成する。
【0044】図9はスムージング回路253の構成を示
すブロック図、また、図10はスムージング回路253
に含まれる7つの2値化回路(構成は共通)の構成を示
すブロック図である。図9において、301〜309は
ラインメモリ(LM)で、面順次にM、C、Y、K各色
成分8ビットの画像データ(/D7〜/D0)をスムー
ジング処理のために一時記憶する。このうち、ラインメ
モリ(LM)301〜306は/D7〜/D0の8ビッ
トを、また、ラインメモリ(LM)307〜309は後
述する2ビットの2値化信号をそれぞれ解像度300d
piで主走査方向に1ライン分記憶可能な容量を有す
る。310はラインメモリ(LM)301〜309の書
き込みや読みだしのタイミング制御や同期クロック信号
の生成等スムージング処理回路全体の動作を制御する制
御回路、311は2つの入力AまたはBのうち一方を選
択して出力端子(Y)に出力するセレクタ群、316a
〜316gは8ビットの入力画像データに基づいて2ビ
ットの2値化データ(LIGHT及びDARK)を生成
する2値化回路である。
【0045】2値化回路316a〜316gは、図10
に示すように、M、C、Y、K各色成分8ビットの画像
データ(/D7〜/D0)を入力し、インバータ333
でその値を反転し、インバータ333の出力各ビットを
8ビットのデジタル比較器331のQ入力端子(Q)
と、8ビットのデジタル比較器332のP入力端子
(P)に入力する。比較器331では、反転された画像
信号とP入力端子に入力された所定の閾値(“0F
(H)”)が比較され、P>Qであれば、2ビットの2
値化データのLIGHTビットが“ハイ”となり、その
画像データが淡い色であることを示す。一方、比較器3
32では、反転された画像信号とQ入力端子に入力され
た所定の閾値(“F0(H)”)が比較され、P>Qで
あれば、2ビットの2値化データのDARKビットが
“ハイ”となり、その画像データが濃い色であることを
示す。
【0046】また、312はスムージング処理の際、注
目画像(M)の周囲9ドット×9ラインの画素の二値化
データを参照するために画像データを主走査方向にシフ
トしながら出力するシフトレジスタ群、314はシフト
レジスタ群312からのデータに基づいて注目画素
(M)の画像データを変換し、エンジン100に解像度
600dpi、各画素8ビットの画像信号(/VDO7
〜/VDO0)を出力するスムージング論理回路であ
る。また、スムージング論理回路314では、画像属性
信号(/IMCHR)及びPWMCON信号の生成も行
われ、画像信号(/VDO7〜/VDO0)と共に出力
される。さらに、313はトグル・フリップフロップ回
路、315はAND回路である。
【0047】このような構成において、既に説明したよ
うに解像度300dpiで展開されたM、C、Y、K各
色成分8ビットの画像濃度データ(/D7〜/D0)
は、制御回路310で生成される解像度300dpiの
画像クロック信号(1/2VCLK)に同期してスムー
ジング処理回路253に取り込まれる。又、ラインメモ
リ(LM)303〜305の出力EG3、EG4、EG
5は、後述するエッジ強調回路253aに入力する。
【0048】以下、スムージング処理回路253におけ
る処理を詳細に説明する。コントローラ200内部では
水平同期信号(/LSYNCB)として、エンジン10
0からの/LSYNC信号を1ラインおきに間引いた信
号を用いる。即ち、コントローラ200は解像度300
dpiのコントローラとして動作する。また、セレクタ
253bはエンジン100からの水平同期信号(/LS
YNC)を入力する毎に、即ち、エンジン100の主走
査方向1ライン毎に入力が切り替わり、形成画像の奇数
ラインを印刷する時にはA入力を、偶数ラインを印刷す
る時にはB入力を選択する。
【0049】前述のように、コントローラ200からエ
ンジン100に対して/PRNT信号出力後、最初の垂
直同期信号(/TOP)に同期して、第1トナー色のマ
ゼンタ(M)に対応した解像度300dpi、各画素8
ビットの画像データ(/D7〜/D0)は、解像度30
0dpiに対応する画像クロック信号(1/2VCL
K)に同期して1ライン毎にスムージング処理回路25
3に入力される。スムージング処理回路253に入力さ
れたマゼンタ(M)に対応した第1ライン目のデータ
は、セレクタ311を介して2値化回路316aに入力
される。
【0050】2値化回路316aでは、入力多値データ
を所定の閾値と比較することにより2値化が行われる。
即ち、8ビットの入力画像データ(/D7〜/D0)は
インバータ(NOT)回路33を介して比較器331の
Q入力端子(Q)及び比較器332のP入力端子(P)
に入力され、比較器331ではP入力端子(P)に予め
設定されている所定の閾値“0F(H)”と入力画像デ
ータとの比較が行なわれる。ここでは反転された画像デ
ータの値が“00(H)”のとき最低濃度、また“FF
(H)”のとき最高濃度であることを示す。従って、比
較器331の出力が“ハイ(H)”となるのは画像デー
タの値が閾値“0F(H)”よりも低濃度を示す場合で
ある。比較器331の比較結果の出力は、その画素が低
濃度であることを示す信号(LIGHT)として出力さ
れる。
【0051】一方、比較器332ではQ入力端子(Q)
に予め設定されている所定の閾値“F0(H)”と、入
力画像データとの比較が行われる。従って、比較器33
2の出力が“ハイ(H)”となるのは反転された画像デ
ータの値が“F0H”よりも高濃度を示す場合である。
比較器332の比較結果の出力は、その画素が高濃度で
あることを示す信号(DARK)として出力される。
【0052】2値化回路316b〜316gも2値化回
路316aと同様に構成され、同様な動作をする。2値
化回路316aの出力信号(DARK及びLIGHT)
の2ビットは、シフトレジスタ群312の第1ライン目
のシフトレジスタ312aに入力される。また、これと
同時に、第1ライン目の画像データ(/D7〜/D0)
がラインメモリ(LM)301に書き込まれる。
【0053】次に、エンジン100から主走査方向に第
2ライン目の水平同期信号(/LSYNC)がスムージ
ング処理回路253に入力されると、セレクタ311の
入力がB側に切り替わる。従って、ラインメモリ(L
M)301から読み出される第1ライン目のデータ(L
1)は再びラインメモリ(LM)301の同じアドレス
に再び書き込まれると同時に、2値化回路316aで2
値化されてシフトレジスタ群312の第1ライン目のシ
フトレジスタ312aに入力される。この時、コントロ
ーラ内部には水平同期信号(/LSYNCB)が送られ
ないため、画像データの出力は行なわれない。
【0054】更に、エンジン100から主走査方向に第
3ライン目の水平同期信号(/LSYNC)がスムージ
ング処理回路253に入力されると、セレクタ311の
入力が再びA側に切り替わる。このときコントローラ内
部からは第2ライン目の水平同期信号(/LSYNC
B)が送られてくるように見えるので、これに同期して
解像度300dpiで展開された第2ライン目の画像デ
ータを画像メモリ206から読み出す。読み出された画
像データは、マゼンタ(M)の8ビットデータに変換さ
れて画像クロック信号(VCLK)に同期してスムージ
ング処理回路253に入力される。
【0055】この第2ライン目のデータ(L2)の入力
と同時に、ラインメメモリ(LM)301に格納されて
いた第1ライン目の同じ位置のデータが読み出される。
そして、入力した第2ライン目のデータ(L2)はセレ
クタ311を通ってラインメモリ(LM)301に、ま
た、ラインメモリ(LM)301から読み出された第1
ライン目のデータ(L1)はラインメモリ(LM)30
2の同じアドレスに書き込まれる。同時に第2ライン目
のデータ(L2)は2値化回路316aに、第1ライン
目のデータ(L1)は2値化回路316bで既に説明し
た2値化処理が行われ、それぞれ2ビットの2値化信号
がシフトレジスタ群312の第1ライン及び第2ライン
目のシフトレジスタ312a、312bに入力される。
【0056】このようにして、各ラインメモリ(LM)
301〜309には解像度300dpiで展開された同
じラインの画像データの書き込みと読み出しがシフトし
ながら2度づつ行なわれていく。このような動作によっ
て、ラインメモリ(LM)301〜306までは画像濃
度信号(/D7〜/D0)の8ビットが格納されるが、
ラインメモリ(LM)307〜309には2値化回路で
2値化された2ビットの信号(LIGHT及びDAR
K)のみが格納される。
【0057】以上のようにして、シフトレジスタ312
には連続する解像度300dpiの9ライン分のデータ
が入力されることになる。そして、シフトレジスタ31
2からは注目画素(M)の周囲9ドット×9ラインの計
81画素のデータが出力される。この出力データは、注
目画素(M)及びMの右、下、右斜め下に隣接する3画
素の計4画素に関しては、画像濃度信号8ビット(/D
7〜/D0)及び2値化信号の2ビット(LIGHT及
びDARK)の計10ビット、それ以外の画素に関して
は2値化信号(LIGHT及びDARK)のみの2ビッ
トである。
【0058】上記81画素のデータはスムージング論理
回路314に入力され、スムージング論理回路314で
は、図11に示すように、解像度300dpiで展開さ
れた注目画素(M)の周辺の画素を参照して画像の特徴
を検出し、注目画素(M)の画像データを高画質化され
た解像度600dpiの4つのデータ(M1、M2、M
3、M4)に変換する。
【0059】図12はスムージング論理回路314の概
略構成を示すブロック図である。まず始めに、エッジス
ムージング回路321における動作論理について説明す
る。エッジスムージング回路321は、シフトレジスタ
群312の出力データを所定の複数のビットマップパタ
ーンと照合することによりスムージング変換を行なう。
このビットマップパターンは、注目画素(M)及びその
周辺画素が画像のエッジを形成していることを検出する
ために用いるものであり、その一例を図13に示す。な
お、図13の3つの例(図13(a)、図13(b)、
図13(c))の9×9画素マトリックスにおいて、主
走査方向にも副走査方向にもちょうど真ん中の画素を注
目画素(M)とする。図13において、“●”は2値化
信号のDARKが“ハイ(真)”であることを示し、ま
た“○”は2値化信号のLIGHTが“ハイ(真)”で
あることを示している。その他の“●”、“○”いずれ
でもない画素はどのようなデータでも構わない。
【0060】例えば、図13(a)の330のような場
合は、注目画素(M)は水平(主走査方向)に近い斜線
の一部かつ高濃度側の変化点であると見なし、PWMC
ON信号の値を“01”とし、スムージング処理を行な
う。これによって、得られる解像度600dpiのデー
タ(M1、M2、M3、M4)によって、図13(a)
の331に示すように、M2に対応する画素が右成長す
るようにパルス幅変調を行なう。
【0061】また、図13(b)の340のような場合
は、注目画素(M)は水平に近い斜線の一部かつ低濃度
側の変化点であると見なし、PWMCON信号の値を
“01”とし、スムージング処理を行なう。これによっ
て、得られる解像度600dpiのデータ(M1、M
2、M3、M4)によって、図13(b)の341に示
すように、M3及びM4に対応する画素が右成長するよ
うにパルス幅変調を行なう。
【0062】更に、図13(c)の350のような場合
は、注目画素(M)は水平に近い斜線の一部かつ高濃度
側であり、変化点から1画素離れているので、PWMC
ON信号の値を“01”とし、スムージング処理を行な
う。これによって、得られる解像度600dpiのデー
タ(M1、M2、M3、M4)によって、図13(c)
の351に示すように、M4に対応する画素が右成長す
るようにパルス幅変調を行なう。
【0063】また、注目画素(M)が垂直(副走査方
向)に近い斜線の一部である場合のビットマップパター
ンも用意されており、これと一致したとき、同様にデー
タ変換を行なってスムージング処理を実行する。このよ
うに注目画素(M)のデータはこのような多数のビット
マップパターンと照合され、一致した場合にはその画素
についてPWM制御による画素の成長方式を変更する。
これに対して、ビットマップパターンと一致するパター
ンがなかった場合は、PWMCON信号は“00”とな
り、中央成長のPWMによる解像度600dpiの画像
形成が行なわれる。
【0064】さて、エッジスムージング回路321にお
ける変換実行制御は、ESON信号によって指定でき、
ESON信号が“偽”のときはエッジスムージング回路
321からは注目画素(M)の元々の画像濃度データ
(/D7〜/D0)がそのまま出力される。従って、こ
の場合は、解像度300dpiのデータを主走査方向、
副走査方向共に単純2倍に拡大したデータとして出力さ
れる。
【0065】なお、2ビットの2値化信号(DARK及
びLIGHT)は、OR回路324で論理和がとられ、
その演算結果は画像属性信号(/IMCHR)として出
力される。即ち、注目画素(M)に関する2ビットの2
値化信号(LIGHT及びDARK)はOR回路324
に入力され、その2ビットの2値化信号のいずれかのビ
ットが“真”である画素については、/IMCHRを
“ハイ(偽)”に、また、それ以外の画素については/
IMCHRを“ロー(真)”として生成する。
【0066】以上のようにして得られる画像を図14に
模式的に示す。図14(a)は解像度300dpiで展
開された元々の画像データを示し、図14(b)はエッ
ジスムージング回路321で変換されたデータに基づい
て形成される画像を表している。また、図14におい
て、格子の1マスは解像度300dpiにおける画素を
示している。図14(b)に示すように、エッジの近傍
に小ドットを付加すると、電子写真プロセスの特性上、
この小ドットの部分がぼけることによって点線で示すよ
うな滑らかな画像が得られる。このように、元々の画像
データが解像度300dpiであっても、スムージング
処理部で解像度600dpiのデータに変換することに
よって滑らかなエッジ画像が得られる。なお、図14で
は画像の高濃度部(黒)の濃度値が“00(H)”、低
濃度部(白)の濃度値が“FF(H)”である。
【0067】図15はエッジ強調回路253aの構成を
示すブロック図である。図15に示すように、スムージ
ング処理回路253からの出力EG3、EG4、EG5
の各8ビットデータは、シフトレジスタ361〜363
によって、3×3画素の空間に展開されエッジ強調演算
回路364に入力される。そして、図16(a)〜図1
6(d)に示すように、エッジ強調演算回路364は各
画素を重み付けして注目画素(M)に関するエッジ強調
演算を実行し、その結果をセレクタ253bへ出力す
る。又、2ビットのEGCON信号によりそれぞれエッ
ジの強調の強さをコントロールすることができる。即
ち、表1に示すように、EGCON信号の値に従って、
4段階にエッジ強調の程度を制御する。
【0068】
【表1】 以上説明したエッジスムージング論理回路321で変換
されたデータ及びエッジ強調回路253aで変換された
データはセレクタ253bに入力される。セレクタ25
3bの選択信号としては画像属性信号(/IMCHR)
が用いられる。ここで、/IMCHRが“偽”である画
素に対してはエッジスムージング回路321で変換され
たデータが選択され、一方、/IMCHRが“真”であ
る画素に対してはエッジ強調回路253aで演算された
データが選択される。このようにして選択された解像度
600dpi、各画素8ビットのデータは、画像信号
(/VDO7〜/VDO0)として画像クロック(VC
LK)に同期して画像属性信号(/IMCHR)と共に
エンジン100に送出される。
【0069】ページメモリ205から読み出され、色信
号変換回路252で変換されてスムージング論理回路3
14に入力する各色成分毎の解像度300dpiの画像
データを主走査方向に第1ラインより順にL1、L2、
…としたとき、ラインメモリ(LM)301〜309に
画像データがセットされるタイミングを図17に示す。
なお、図17において、LM301〜LM309は各
々、ラインメモリ301〜309から読み出されるデー
タを示している。
【0070】以上のようにして、解像度600dpiの
画像データに変換された画像信号を入力したエンジン1
00では、前述のように電子写真プロセスによる画像形
成が行われる。そして、マゼンタ(M)データに関し、
1ページ分の画像形成が完了すると、続いて、シアン
(C)、イエロ(Y)、ブラック(K)の順に各色毎に
同様の処理が行なわれ、フルカラーの画像形成が完了す
る。
【0071】従って本実施例に従えば、プリンタ10の
コントローラ200は解像度300dpiのカラー多値
画像データを生成し、これを圧縮してページメモリ20
6に格納し、画像印刷時には圧縮されたデータを伸張
し、その伸張された画像データを画像属性に従って画像
処理部207で解像度600dpiのスムージング化し
た画像データ、或いは、エッジ強調を施した画像データ
に変換して画像形成することができる。特に、エッジ強
調回路のための特別なメモリを準備することなくエッジ
強調が行なわれるので、安価に回路を構成でき、また、
スムージング処理では検出されたエッジの場所や方向に
従って、PWMによる画素の成長方式を切り替えて画像
形成を行なうので、非常に高品位な画像を得ることがで
きる。
【0072】なお、以上説明したスムージング及びエッ
ジ強調処理はあくまで一例であり、他にも様々な処理が
考えられることは言うまでもない。また、本実施例では
マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロ(Y)、ブラッ
ク(K)の4つの色成分の画像空間に対して同じ変換方
法を適用する例を説明したが、本発明はこれによって限
定されるものではない。例えば、各色毎に視覚特性も異
なるので、その色成分毎に変換論理を変えてもよく、そ
の場合はコントローラで現在処理中の色を示す信号をス
ムージング処理部に入力して論理を切り換えるようにす
ればよい。更に、複数の変換論理を用意しておき、環境
等に応じてユーザが選択可能にするように装置を構成す
ることもできる。
【0073】
【他の実施例】前述の実施例では、ページメモリに展開
された解像度300dpiの多値画像データをスムージ
ング処理回路で解像度600dpiのデータに変換し、
スムージング論理回路で生成されるPWMCON信号で
PWMによる画素の成長方向を指定して、画像属性信号
(/IMCHR)が“偽”である画素は解像度600d
piでパルス幅変調を行ない画像形成を行なう例を説明
したが、本実施例では、スムージング論理回路でPWM
による画素の成長方向を指定するPWMCON信号の代
わりに、後述する/S−PCON信号を発生し、画像属
性信号(/IMCHR)が“偽”であり、/S−PCO
N信号が“偽”の場合は、多値画像濃度信号ではなく、
主走査方向に解像度2400dpiでレーザ光をON/
OFF制御するため画像信号を発生させる場合について
説明する。
【0074】従って、本実施例はエッジスムージング処
理の変換アルゴリズムと、画像属性信号(/IMCH
R)が“偽”である場合に、パルス幅変調回路での処理
が前述の実施例とは異なる。その他の部分は、前述の実
施例と共通の装置構成を用いることができる。図18は
本実施例に従うパルス幅変調回路101の構成を示すブ
ロック図である。図18において、前述の実施例と共通
の構成要素には同じ参照番号を付し、その説明は省略す
る。この構成を前述の実施例(図4)と比較すれば、入
出力データにおいて、コントローラ200から入力され
るPWMCON信号がS−PCON信号になっている。
【0075】図18において、160は4→1パラレル
−シリアル変換回路、161aは前述の実施例と同様に
PCLK、1/3PCLKの他、PCLKの4倍の周波
数のクロック信号(4PCLK)を出力するクロック発
生回路である。さて、本実施例でもコントローラ200
において、前述の実施例と同様に、注目画素(M)を中
心とする主走査方向9ドット×副走査方向9ラインの計
81画素のデータがスムージング処理回路253のスム
ージング論理回路314に入力される。入力される画像
データは注目画素(M)及びMの右、下、右斜め下に隣
接する3画素の計4画素に関しては、多値画像データ
(/D7〜/D0)及び2値化信号(LIGHT及びD
ARK)の計10ビット、それ以外の画素に関しては2
値化信号(LIGHT及びDARK)の計2ビットであ
る。
【0076】スムージング論理回路314のエッジスム
ージング回路321では、図19に示すように、注目画
素(M)の周辺の画素を参照して画像のエッジを検出
し、エッジがスムースになるように注目画素(M)の画
像データを主走査方向には画素密度を8倍、副走査方向
には画素密度を2倍にした16個の2値データ(M1
a、M1b、M1c、M1d、M1e、M1f、M1
g、M1h、M2a、M2b、M2c、M2d、M2
e、M2f、M2g、M2h)に変換する。従って、変
換後のデータの主走査方向の画素密度は2400dpi
に、副走査方向の画素密度は600dpiになる。この
変換は、前述の実施例同様、シフトレジスタ群312の
出力データを所定の複数のビットマップパターンと照合
することにより行なわれる。その一例を図20に示す。
【0077】図20(a)及び図20(b)は各々、エ
ッジ部分となる解像度300dpiでの注目画素(9×
9画素マトリックスの中心)が主走査方向に2400d
pi、副走査方向に600dpiに解像度変換されて、
その各画素にPWMによってどのように画像が形成され
るかを示す図である。変換後のデータは、エンジン10
0の奇数ライン印刷時にM1a〜M1hを、偶数ライン
印刷時にはM2a〜M2hを送出する。この際、信号線
として画像データ線(/VDO7〜/VDO0)の上位
4ビットを用い、解像度600dpiで主走査方向の奇
数ドット目にM1a〜M1d(M2a〜M2d)を、偶
数ドット目にM1e〜M1h(M2e〜M2h)を割り
当てて送出する。そして、/S−PCON信号及び画像
属性信号(/IMCHR)と共に画像クロック(VCL
K)に同期してエンジン100に送出される。
【0078】このようにエンジン100に入力された画
像信号はパルス幅変調回路101に入力され、ラインメ
モリ129を介して上位4ビットの/VDO7〜/VD
O4がパラレル−シリアル変換回路160に入力され
る。パラレル−シリアル変換回路160ではこれら4ビ
ットのパラレルデータを、クロック発生回路161aで
生成したクロック信号(4PCLK)に同期してシリア
ルデータ(SVDO)に変換する。このシリアルデータ
(SVDO信号)はセレクタ138を介してレーザ駆動
信号(VDO)としてレーザドライバ102に送出さ
れ、画像形成が行われる。このとき、画像属性信号(/
IMCHR)が“真”である場合は、前述の実施例と同
様に解像度200dpiでPWMを行ない、記録用紙に
対して多色(重)転写が行なわれる。一方、ビットパタ
ーンと照合し一致するパターンがなかった場合は、/S
−PCON信号は“真”となり、解像度600dpiで
PWMを行ない画像形成する。
【0079】図21及び図22に本実施例によるエッジ
部分の形成画像の模式図を示す。図21は主走査方向に
傾いた斜線の画像であり、図22は副走査方向に傾いた
斜線の画像である。図21、図22とも、(a)がスム
ージングとエッジ強調を行なう前の解像度300dpi
の画像データを表し、(b)がスムージングとエッジ強
調を行なった後の画像データを表している。
【0080】従って本実施例に従えば、スムージング変
換時には主走査方向に画素を2400dpi、副走査方
向には画素を600dpi単位で自由にその位置を制御
することができるので、特に、斜線に対する画像再現品
位が著しく向上し、カラープリンタでもモノクロプリン
タ同様の高品位な画像を出力できる。尚、本発明は、複
数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、
1つの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発
明はシステム或は装置にプログラムを供給することによ
って達成される場合にも適用できることはいうまでもな
い。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
部装置から入力された画像情報に基づいて、複数の色成
分の第1の色画像情報を生成し、これを圧縮して記憶手
段に格納し、画像形成の際には、記憶手段に格納された
圧縮色画像情報を伸張し、その伸張された色画像情報
を、複数色の記録剤各々に対応して1ページ分の第2の
色画像情報に変換し、その第2の色画像情報に基づい
て、形成画像のエッジ部をスムージングするとともに、
パルス幅変調による画素の成長方式を制御する制御信号
を生成し、また、その第2の色画像情報に基づいて、形
成画像のエッジ部を強調し、その生成された制御信号に
従って、パルス幅変調による画素の成長方式を制御しな
がら、エッジ部がスムージングされた第2の色画像情
報、或いは、エッジ部が強調された第2の色画像情報に
よってパルス幅変調されたビーム光で感光ドラムを走査
して、複数色の記録剤各々に対応して画像形成を行なう
よう動作するので、高品位な画像形成を行なうことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例である解像度が600
dpiのカラーレーザビームプリンタを画像出力装置と
して用いた情報処理システムの構成概略を示すブロック
図である。
【図2】コントローラ200の構成とコントローラ20
0とエンジン100との間で交信される主なインタフェ
ース信号とを示すブロック図である。
【図3】プリンタエンジン100の構成を示す側断面図
である。
【図4】光学ユニット118によって発光するパルス幅
変調されたレーザ光が感光ドラムを走査する様子を示す
図である。
【図5】パルス幅変調回路101の構成を示すブロック
図である。
【図6】図5に示すパルス幅変調回路101が用いる種
々の信号のタイムチャートである。
【図7】画像処理部207の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】黒文字検出回路251の構成を示すブロック図
である。
【図9】スムージング処理回路253の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】2値化回路316a〜316gの構成を示す
ブロック図である。
【図11】画像データの解像度変換を説明する図であ
る。
【図12】スムージング論理回路314の構成を示すブ
ロック図である。
【図13】スムージング処理によるエッジ付近の注目画
素の解像度変換の例を示す図である。
【図14】スムージング処理によって得られた形成画像
の模式図である。
【図15】エッジ強調回路253aの構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】エッジ強調処理の重み付け係数の例を示す図
である。
【図17】スムージング処理に係わる各種信号のタイム
チャートである。
【図18】他の実施例に従うパルス幅変調回路101の
構成を示すブロック図である。
【図19】他の実施例に従う画像データの解像度変換を
説明する図である。
【図20】他の実施例に従うスムージング処理によるエ
ッジ付近の注目画素の解像度変換の例を示す図である。
【図21】他の実施例に従うエッジスムージング処理後
の形成画像の模式図である。
【図22】他の実施例に従うエッジスムージング処理後
の形成画像の模式図である。
【符号の説明】
10 カラーレーザビームプリンタ 20 ホストコンピュータ 100 プリンタエンジン 101 パルス幅変調回路 102 レーザドライバ 104 回転多面鏡 105 結像レンズ 106 感光ドラム 107 ビームディテクタ 129 ラインメモリ 130、161a クロック発生回路 131 γ補正回路 132 D/Aコンバータ 133 位相制御回路 134、135、140、141 三角波発生回路 136、137、142、143 比較器 138、144 セレクタ 139、145 D−フリップフロップ 160 パラレル−シリアル変換器 200 ビデオコントローラ 201 ホストインタフェース 202 CPU 203 ROM 204 RAM 205 圧縮伸張回路 206 ページメモリ 207 画像処理部 208 プリンタインタフェース 251 黒文字検出回路 252 色信号変換回路 253 スムージング処理回路 253a エッジ強調回路 253b セレクタ 301〜309 ラインメモリ 310 制御回路 311 セレクタ 312 シフトレジスタ群 314 スムージング論理回路 316a〜316g 2値化回路 321 エッジスムージング回路 361〜363 シフトレジスタ 364 エッジ強調演算回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス幅変調によって変調されたビーム
    光で感光ドラム上を走査することによって順次形成され
    る複数の色成分の可視像を転写材上に順次重ねて転写し
    てカラー画像を形成する画像形成装置であって、 外部装置から画像情報を入力する入力手段と、 前記入力画像情報に基づいて、前記複数の色成分の第1
    の色画像情報を生成する画像情報生成手段と、 前記第1の色画像情報を圧縮して格納する記憶手段と、 前記記憶手段に格納された圧縮色画像情報を伸張する伸
    張手段と、 前記伸張された色画像情報を、複数色の記録剤各々に対
    応して1ページ分の第2の色画像情報に変換する色変換
    手段と、 前記第2の色画像情報に基づいて、形成画像のエッジ部
    をスムージングするとともに、前記パルス幅変調による
    画素の成長方式を制御する制御信号を生成するスムージ
    ング手段と、 前記第2の色画像情報に基づいて、形成画像のエッジ部
    を強調するエッジ強調手段と、 前記制御信号に従って、前記パルス幅変調による画素の
    成長方式を制御しながら、前記エッジ部がスムージング
    された第2の色画像情報、或いは、前記エッジ部が強調
    された第2の色画像情報によってパルス幅変調されたビ
    ーム光で前記感光ドラムを走査して、前記複数色の記録
    剤各々に対応して画像形成を行なう第1画像形成手段
    と、 前記転写材に前記複数色の記録剤各々に対応して形成さ
    れた複数の画像を多重転写してカラー画像を形成する第
    2画像形成手段とを有することを特徴とするカラー画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の色画像情報は、R(レッ
    ド)、G(グリーン)、B(ブルー)成分で構成される
    輝度情報であることを特徴とする請求項1に記載のカラ
    ー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の色画像情報は、C(シア
    ン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)、K(ブラック)
    成分で構成される濃度情報であることを特徴とする請求
    項1に記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画素の成長方式には、前記感光ドラ
    ム上或いは前記転写材上において、各画素の所定の領域
    の中央から、前記濃度情報の濃度値に従ってトナー像が
    大きくなる中央成長と、前記所定の領域のやや右を中心
    にして前記濃度情報の濃度値に従ってトナー像が大きく
    なる右寄り成長と、前記所定の領域のやや左を中心にし
    て前記濃度情報の濃度値に従ってトナー像が大きくなる
    左寄り成長とが含まれることを特徴とする請求項1に記
    載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記スムージング手段は、前記第2の色
    画像情報が有する画素密度より高い画素密度に解像度変
    換する変換手段を有することを特徴とする請求項1に記
    載のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記変換手段は、前記ビーム光の走査方
    向を第1の方向、前記第1の方向に垂直の方向を第2の
    方向としたとき、前記第1の方向に関し、解像度をm倍
    に、前記第2の方向に関し、n倍に画像の画素密度を増
    やすことを特徴とする請求項5に記載のカラー画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第1画像形成手段は、前記第2の色
    画像情報が表す各画素の濃度値を第1及び第2の閾値と
    比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果に従って、前記各画素が高
    濃度画素であるか、低濃度画素であるか、或いは、中間
    濃度画素であるかを判別する判別信号を生成する判別信
    号生成手段と、 前記判別信号に従って、前記エッジ部がスムージングさ
    れた第2の色画像情報、或いは、前記エッジ部が強調さ
    れた第2の色画像情報を選択する選択手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記エッジ部の強調や前記エッジ部のス
    ムージングを抑止するよう指示する指示手段をさらに有
    することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 前記指示手段は、前記エッジ部の強調の
    程度を段階的に切り替えることができることを特徴とす
    る請求項8に記載のカラー画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の色画像情報から各画素が無
    彩色画素であるか、或いは、有彩色画素であるかを判別
    する判別手段をさらに有することを特徴とする請求項1
    に記載のカラー画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記判別手段による判別結果に従っ
    て、無彩色画素については黒色の記録材を用いて画像形
    成を行なうよう制御することを特徴とする請求項10に
    記載のカラー画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記エッジ部の強調や前記エッジ部の
    スムージングは、前記第2の色画像情報の各色成分に渡
    って同じ処理を施すことを特徴とする請求項1に記載の
    カラー画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記エッジ部の強調や前記エッジ部の
    スムージングは、前記第2の色画像情報の各色成分毎に
    異なる処理を施すことを特徴とする請求項1に記載のカ
    ラー画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11275355A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Hitachi Ltd 画像形成方法および装置
JP2000295485A (ja) * 1999-04-01 2000-10-20 Seiko Epson Corp 印刷用画像処理装置
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JP2018126903A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 コニカミノルタ株式会社 画像データ伝送装置および画像形成装置

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