JP2018126903A - 画像データ伝送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データと共にその解像度情報と画素毎の位置情報を高解像度の場合にも信号線の増加を抑えて伝送することのできる画像データ伝送装置を提供する。【解決手段】画像データ伝送部22は画像データを最高解像度でN(例えば4)画素分伝送する時間をタイムスロットとし、解像度が低いほど一のタイムスロットで伝送する画素数を少なくして、タイムスロット単位に解像度を3種類以上に切り替えて画像データを伝送する。付加情報伝送部23は画像データ伝送部22がタイムスロット単位の画像データを伝送する毎にそのタイムスロットで伝送される画像データの解像度を示す解像度情報とそのタイムスロットで伝送される各画素の印字位置の片寄りを示す位置情報を2Nビットで構成される付加情報にして伝送する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像データと、この画像データの解像度と、各画素の印字位置の片寄りを示す位置情報を伝送する画像データ伝送装置およびこれを含む画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置は、画像処理部で各種の画像処理を施して得たデジタルの画像データをPWM回路でアナログのPWM信号に変換し、該PWM信号を、画像形成中のレーザ光の走査タイミングに合わせて、PWM回路から、プリントヘッドのレーザーダイオード駆動回路に、アナログ伝送路を通じて伝送していた。
PWM信号は、図7(a)に示すように、1画素に対応する期間中のオン時間の長さ(デューティー比)によってその画素の濃度を表す。また、図7(b)に示すように、PWM信号のオン期間を1画素の期間の中央に配置するか、前寄りに配置するか、後よりに配置するかを制御することによって、対応する画素の印字位置を、中央、左寄り、右寄り、のように調整することができる。
このようなPWM信号の伝送は、低歪、低ノイズであることが要求されるが、従来は、図8に示すように、比較的長い伝送路を通じて伝送されていた。すなわち、レーザーダイオード駆動回路(LDドライバ)を搭載したLD基板はレーザ光の走査光学系やその他の機械的な要請からレーザ走査ユニットの近く(あるいはレーザ走査ユニットと一体にして)に配置される。一方、画像処理部が搭載された画像処理基板等は、装置内のスペース的な制限もあって、LD基板とは別の場所に設けられ、PWM回路は該画像処理基板(画像処理部の出力段)に設けられていた。そのため、PWM回路の出力するPWM信号は、装置内を引き回された比較的長い伝送路を通じてLD基板のLDドライバに伝送されていた。
しかし、高解像度化、高画質化に伴ってPWM信号における1画素の期間が短くなり、長い距離を伝送すると、波形のなまりや歪が大きく表れ、パルスの幅や位置によって各画素の濃度や印字位置を正しくLDドライバに伝達することが難しい。
そこで、下記特許文献1には、図9に示すように、PWM回路をLD基盤に配置し、画像処理基板側の画像処理部からLD基板側のPWM回路の間の比較的長い距離の伝送をデジタル信号で行う方式が開示されている。特許文献1では、画像情報から自然画/文字の画像種別により、文字画像の場合は600dpi、各画素3bit(高解像度低階調)で処理し、自然画像の場合は300dpi、各画素6bit(低解像度高階調)で処理し、画像の種別により解像度と階調を変化させて画像形成を行い、データ転送量を抑制している。
また、下記特許文献2では、所定の特性を有する連続する複数画素を1画素の画像データに変換して伝送することで、データ量を減少させつつ画質を維持する画像データの伝送方法が開示される。詳細には、連続する2画素分のデータの両方が印字ありの場合はパルス幅40%で中央印字、前側が印字ありで後側が印字なしの場合はパルス幅20%で左印字、前側が印字なしで後側が印字ありの場合はパルス幅20%で右印字、両方印字なしの場合はパルス幅0%で印字する。
特開平7−256936号公報 特開2003−136781号公報
特許文献1に開示の技術では、解像度の情報(切替信号)が1ビットであり、高解像度と低解像度にしか切り替えることができない。また、画素の印字位置を、中央、左寄り、右寄り、のように調整するための位置情報が画像処理部からPWM回路に伝達されないので、印字位置を細かく調整して、エッジ部の画像を滑らかにする、といったことができない。
一方、多段階の解像度情報、および、画素毎の位置情報を伝達する要請に応えるためであっても、信号線の増加を極力少なく抑えることが望まれる。なお、文字画像ではエッジ部を滑らかにするために印字位置の調整が望まれるが、文字画像の部分は高解像度であって画素数が多いので、画素毎の位置情報をPWM回路に伝達することは特に難しい。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、画像データと共にその解像度情報と画素毎の位置情報を高解像度の場合にも信号線の増加を抑えて伝送することのできる画像データ伝送装置およびこれを含む画像形成装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]デジタルの画像データを最高解像度でN画素分伝送する時間をタイムスロットとし、解像度が低いほど一のタイムスロットで伝送する画素数を少なくし、タイムスロット単位に解像度を3種類以上に切り替えて前記画像データを伝送可能な画像データ伝送部と、
前記画像データ伝送部が前記タイムスロット単位に画像データを伝送する毎に、そのタイムスロットで伝送される画像データの解像度を示す解像度情報とそのタイムスロットで伝送される各画素の印字位置の片寄りを示す位置情報を2Nビットで構成されるデジタルの付加情報にして伝送する付加情報伝送部と、
を備える、
ことを特徴とする画像データ伝送装置。
上記発明では、最高解像度でN画素を伝送する時間をタイムスロット(単位時間)に設定し、タイムスロット単位に解像度を変更可能とした。これにより、タイムスロットの倍数で1ラインを構成すれば、解像度を変更しても1ラインの長さが狂うといったことが防止される。また、タイムスロット毎に解像度情報と各画素の印字位置を示す位置情報を2Nビットの付加情報として伝送する。
[2]前記付加情報伝送部は、前記高解像度で画像データが伝送されるタイムスロットに対応する付加情報では、該付加情報を構成する2Nビットの内の所定の1ビットを第1の値にして前記高解像度で画像データが伝送されていることを示し、残りのビットで前記位置情報を示し、前記最高解像度より低い解像度で画像データが伝送されるタイムスロットに対応する付加情報では、前記2Nビットの内の前記所定の1ビットを前記第1の値と異なる値にしかつ別のビットを併用して該タイムスロットで伝送される画像データの解像度を示し、残りのビットで前記位置情報を示す、
ことを特徴とする[1]に記載の画像データ伝送装置。
上記発明では、最高解像度は一のタイムスロットで伝送する画素数が最大になるので、画素毎の印字位置を表す位置情報に使用可能なビット数が多くなるように、最高解像度であることを付加情報の1ビットのみで特定できるようにした。
[3]少なくとも最高解像度については、一のタイムスロットで伝送される画素の印字位置の組み合わせを登録したルックアップテーブルを設定し、前記付加情報のうち前記位置情報を示すビットは、前記ルックアップテーブルの参照アドレスを示す
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像データ伝送装置。
上記発明では、印字位置の組み合わせを登録したルックアップテーブルを使用することで、画素毎にビットを割り当てて印字位置を表す場合に比べて、位置情報の伝達に使用するビット数を削減することができる。
[4]画像データ伝送部は、前記タイムスロットで4画素の画像データを伝送する最高解像度、前記タイムスロットで2画素の画像データを伝送する中解像度、前記タイムスロットで1画素の画像データを伝送する低解像度、に解像度を切り替え可能であり、
前記最高解像度では前記残りのビットは7ビット、前記中解像度および低解像度では前記残りのビットは6ビットである、
ことを特徴とする[2]または[2]を引用する[3]に記載の画像データ伝送装置。
[5]電子写真方式の画像形成部のレーザーダイオード駆動回路へ出力されるPWM信号を生成するPWM回路に、前記PWM信号を生成するための情報として、前記画像データおよび前記位置情報を伝送する
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の画像データ伝送装置。
[6]電子写真方式の画像形成部、該画像形成部が有するレーザーダイオード駆動回路へ出力するPWM信号を生成するPWM回路、および、[5]に記載の画像データ伝送装置を有する画像形成装置。
本発明に係る画像データ伝送装置およびこれを含む画像形成装置によれば、画像データと共にその解像度情報と画素毎の位置情報を高解像度の場合にも信号線の増加を抑えて伝送することができ、高解像度のときも画素の印字位置を細かく調整してエッジ部を滑らかにすることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 画像処理基板およびLD基板の構成等を示すブロック図である。 画像データ伝送部が伝送するタイムスロット毎の画像データとそれに対応して付加情報伝送部が伝送する付加情報を示す波形図である。 PWM回路側に設けたデコード部が行う処理を示す流れ図である。 高解像度の場合に使用するLUTを示す図である。 中解像度の場合に使用するLUTを示す図である。 濃度および印字位置が異なる各種のPWM信号を示す図である。 PWM回路がLD基板側にある従来の画像処理基板とLD基板の構成を示す図である。 PWM回路が画像処理基板側にある従来の画像処理基板とLD基板の構成を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置5の概略構成を示す図である。画像形成装置5は、スキャナ部8で光学的に読み取って得た原稿画像を記録紙上に画像形成して出力するコピー機能、外部から入力された印刷データに基づく画像を記録紙上に画像形成して出力する印刷機能などを果たす。画像形成装置5の前段には、大量の記録紙を収容可能であって印刷の際に記録紙を1枚ずつ画像形成装置5に送り出す給紙装置6が接続されている。画像形成装置5の後段には、画像形成装置5から出力される記録紙に、折り、綴じ、穴あけなどの加工を施す機能や、印刷された記録紙を大量に収容する機能を果たす後処理装置7が接続されている。
画像形成装置5は、主走査方向とこれに直交する副走査方向に画素を配列した二次元画像を形成する。記録紙の搬送方向を副走査方向とする。画像形成装置5が有する電子写真方式の画像形成部は、無端で環状に掛け渡された所定幅の中間転写ベルト11と、この中間転写ベルト11上に、それぞれ単一色のトナー像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色別の4つの像形成部12Y、12M、12C、12Kと、中間転写ベルト11から転写されて記録紙上に形成されたトナー像を記録紙に加圧加熱して定着させる定着装置13等を備えている。
像形成部12Y、12M、12C、12Kは、使用されるトナーの色は異なるが互いに構造は同一である。像形成部12Y、12M、12C、12Kは、表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体としての円筒状の感光体ドラム14を有し、その周囲に帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置などを配置して備える。またレーザ素子であるレーザーダイオード(LD)、ポリゴンミラー、各種レンズおよびミラー等で構成されたレーザーユニット16を備えている。
各像形成部12Y、12M、12C、12Kにおいて、感光体ドラム14は図示省略の駆動部に駆動されて一定方向に回転し、帯電装置は感光体ドラム14を一様に帯電させ、レーザーユニット16は対応する色の画像データ(後述するパルス幅変調信号、PWM信号)に応じてオン/オフ制御されたレーザービームで感光体ドラム14を走査することによって感光体ドラム14の表面に静電潜像を形成する。
現像装置は、感光体ドラム14上の静電潜像をトナーによって顕像化する。感光体ドラム14の表面に形成されたトナー像は、中間転写ベルト11と接触する箇所で中間転写ベルト11に転写される。クリーニング装置は、転写後に感光体ドラム14の表面に残留するトナーをブレード等で擦って除去し回収する。
中間転写ベルト11は複数のローラに掛け渡すようにして巻回されて図中の矢印A方向に周回する。周回する過程で、Y、M、C、Kの順に各色の画像(トナー像)が像形成部12Y、12M、12C、12Kによって中間転写ベルト11上に重ね合わされてフルカラーのカラー画像が合成される。このカラー画像は、二次転写位置Dで中間転写ベルト11から記録紙に転写される。また、中間転写ベルト11に残ったトナーは二次転写位置Dの下流に設けたクリーニング装置17によって除去される。定着装置13は、記録紙の搬送路18の途中の二次転写位置Dより下流の位置に設けられている。
搬送路18は、給紙装置6から送り込まれた記録紙を搬送し、二次転写位置Dおよび定着装置13を通過させて、後段の後処理装置7へ排紙する機能を果たす。搬送路18は、搬送経路を形成する搬送ローラやガイドのほか、搬送ローラを駆動するモータなどで構成される。
画像形成装置5は、電気的な制御回路として、装置全体の動作を制御する全体制御部19、画像形成対象の画像に対して傾き補正や微小変倍、ディザスクリーン処理などを施す回路が搭載された画像処理基板20、レーザーユニット16のレーザーダイオード(LD)を駆動する回路が搭載されたLD基板30を備えている。LD基板30は各レーザーユニット16の近傍にそれぞれ配置されている。そのため、LD基板30は、全体制御部19や画像処理基板20から離れた場所に設置されている。画像処理基板20とLD基板30の間はデジタル信号の伝送路(信号線)で接続されている。
このほか画像形成装置5は、ユーザが原稿台にセットした原稿を読み取るスキャナ部8、ユーザからの操作の受け付けや各種画面の表示を行う操作パネル9などを備えている。
図2は、画像処理基板20およびLD基板30の構成等を示している。画像処理基板20は、画像形成対象の画像の画像データを加工して、該画像に対して傾き補正や微小変倍、ディザスクリーン処理などを施す画像処理部21と、画像処理部21から出力された画像データをLD基板30に送信する画像データ伝送部22と、画像データ伝送部22による画像データの伝送と並行して、画像データ伝送部22が伝送する画像データに対応する付加情報をLD基板30に送信する付加情報伝送部23の機能を果たす。画像データ伝送部22は、レーザーユニット16での走査に合わせて、そのラインの画像データをラインの先頭から末尾に向けて、順次、出力する。
画像処理部21は、画像の解析結果に基づいて画像の各部分の解像度を決定する。解像度の切り替えは、後述するタイムスロット単位に行う。すなわち、高解像度(最高解像度)の場合は4画素単位に、中解像度の場合は2画素単位に、低解像度の場合は1画素単位に、解像度を変更する。また、画像処理部21は、画素毎の印字位置を決定する。例えば、エッジ部が滑らかに印刷されるように各画素の印字位置を決定する。
画像データ伝送部22は、デジタルの画像データを最高解像度でN画素分伝送する時間をタイムスロットとし、解像度が低いほど一のタイムスロットで伝送する画素数を少なくして、タイムスロット単位に解像度を3種類以上に切り替えて画像データを伝送することができる。付加情報伝送部23は、画像データ伝送部22がタイムスロット単位の画像データを伝送する毎に、そのタイムスロットで伝送される画像データの解像度を示す解像度情報とそのタイムスロットで伝送される各画素の印字位置の片寄りを示す位置情報を2Nビットで構成されるデジタルの付加情報にして伝送する。
ここでは、画像データ伝送部22は、一のタイムスロットで4画素の画像データを伝送する高解像度(最高解像度)、一のタイムスロットで2画素の画像データを伝送する中解像度、一のタイムスロットで1画素の画像データを伝送する低解像度、に解像度を切り替えることができる。画像データは、高解像度では1画素当たり2ビット、中解像度では1画素当たり4ビット、低解像度では1画素当たり8ビットとなっており、ビット数に応じた階調を持つ。
付加情報伝送部23は、一のタイムスロットで8ビットの付加情報を送信する。該8ビットのうちの最上位ビットが「1」のとき、画像データが高解像度であることを示し、残りの7ビットで4画素分の位置情報を示す。8ビットの付加情報のうちの最上位ビットが「0」で上位から2ビット目が「1」のとき中解像度であることを示す。8ビットの付加情報のうちの最上位ビットが「0」で上位から2ビット目も「0」のとき低解像度であることを示す。中解像度および低解像度では下位の6ビットが位置情報の伝送に使用可能となる。付加情報伝送部23は画像処理部21が決定した解像度および印字位置に基づいて上記付加情報を生成する。
LD基板30は、画像処理基板20から受信した画像データおよび付加情報に基づいてデジタルの画像データをPWM信号(パルス幅変調信号)に変換するPWM回路31と、PWM回路31が生成したPWM信号に応じてレーザーユニット16のレーザーダイオードを駆動するレーザーダイオード駆動回路(LDドライバ)35から構成される。PWM信号は図7で説明したように、1ドットの期間中のパルス幅(デューティ比)で濃度を、パルスの位置で印字位置を表す。
PWM回路31は、画像処理基板20の付加情報伝送部23から受信した付加情報を解像度と、画素毎の印刷位置の情報にデコードするデコード部32の機能を備える。デコード部32は、付加情報の下位7ビットまたは6ビットを画素毎の印字位置を示す情報に変換するLUT(ルックアップテーブル)33を備えている。
PWM回路31は、画像処理基板20から受信した付加情報をデコードして得た結果(解像度、各画素の濃度、各画素の印字位置(位置情報)に基づいて画像データを処理して、該画像データに対応するPWM信号を生成する。
LDドライバ35は、PWM回路31から入力されるPWM信号に従ってレーザーダイオードを駆動する。なお、図2の中の破線で囲った部分が本発明に係る画像データ伝送装置としての役割を果たす。なお、図2では、YMCKの4色分の画像データを1つのLD基板30に伝送するようにまとめて記載したが、実際には、LD基板30は各色のレーザーユニット16に対応して設けてあり、それぞれ一色の画像データを扱う。画像処理基板20の画像データ伝送部22は、1つのLD基板30にはいずれか1色の画像データを送信する。
図3は、画像データ伝送部22が伝送するタイムスロット毎の画像データとそれに対応して付加情報伝送部23が伝送する付加情報を示している。高解像度の画像データを伝送するタイムスロットでは、1画素2ビットで4画素の画像データが伝送される。付加情報は最上位ビットが「1」であり、この1ビットで解像度が高解像度であることを示している。残りの7ビットで4画素分の位置情報を示す。
最高解像度は一のタイムスロットで伝送する画素数が最大になるので、画素毎の印字位置を表す位置情報に使用可能なビット数が多くなるように、最高解像度であることを付加情報の1ビットのみで特定できるようにした。
中解像度の画像データを伝送するタイムスロットでは、1画素4ビットで2画素の画像データが伝送される。付加情報は最上位ビットが「0」であり上位から2ビット目が「1」となる。残りの6ビットで2画素分の位置情報を示す。低解像度の画像データを伝送するタイムスロットでは、1画素8ビットで1画素の画像データが伝送される。付加情報は最上位ビットが「0」であり上位から2ビット目が「0」となる。残りの6ビットで1画素分の位置情報を示す。
画像データ伝送部22は、タイムスロット毎に解像度を変更して画像データを伝送することができ、付加情報伝送部23は画像データ伝送部22が伝送する画像データの解像度に応じた付加情報を生成して伝送する。タイムスロット単位でのみ解像度を変更可能にすることで、1ライン当たりのタイムスロット数を定めておけば、1ラインの途中で解像度を変更しても1ラインの長さが狂うといったことはない。
図4は、PWM回路31側に設けたデコード部32が行う処理を示している。デコード部32は、受信した付加情報の最上位ビットが「1」か否かを調べ(ステップS101)、最上位ビットが「1」ならば(ステップS101;Yes)、対応するタイムスロットで伝送されてきた画像データを、高解像度(2400dpi)の4画素として処理する(ステップS102)。
デコード部32は、受信した付加情報の最上位ビットが「0」で(ステップS101;No)、上位から2番目のビットが「1」ならば(ステップS103;Yes)、対応するタイムスロットで伝送されてきた画像データを、中解像度(1200dpi)の2画素として処理する(ステップS104)。
デコード部32は、受信した付加情報の最上位ビットが「0」で(ステップS101;No)、上位から2番目のビットが「0」ならば(ステップS103;No)、対応するタイムスロットで伝送されてきた画像データを、低解像度(600dpi)の1画素として処理する(ステップS105)。
図5は、高解像度の場合に使用するLUT33を示している。各画素の印字位置として 左、中央、右 の3種類を取り得るものとする。画素毎にビットを割り当てて、各画素3種類の印字位置を表すためには、画素毎に2ビットの位置情報が必要になり、4画素ならば合計で8ビットが必要になり、高解像度の場合に位置情報として使用可能な7ビットでは、不足する。
そこで、図5に示すようなLUT33を使用する。すなわち、4つの画素が取り得る印字位置の組み合わせを全て洗い出し、それぞれの組み合わせに対して固有のアドレスを与えてLUT33に登録する。組み合わせの数は、全部で3の4乗=81通りである。7ビットでは128個のアドレスがあるので十分足りる。
付加情報伝送部23は一のタイムスロットで伝送される4画素の各印字位置の組み合わせに対応したアドレスを付加情報の下位7ビットに載せて送信する。デコード部32は、付加情報の最上位ビットが「1」(解像度が高解像度)ならば、付加情報の下位7ビットをアドレス(参照アドレス)にして図5に示すLUT33を参照することで、4画素の各印字位置を取得する。PWM回路31は、デコード部32から通知された各画素の印字位置に従ってPWM信号のパルスの位置を調整する。
図6は、中解像度の場合に使用するLUT33を示している。中解像度の場合、位置情報として6ビットを使用できるので、32通りの印字位置の組み合わせに対応することができる。中解像度では一のタイムスロットで2画素の画像データを伝送するので、2画素で32通りを使用できる。そこで、高解像度の時よりも各画素の印字位置をより細かく設定する。ここで、各画素の印字位置として 左2、左1、中央、右1、右2 の5種類を設定する。印字位置の組み合わせの数は、5の2乗=25通りになる。
付加情報伝送部23はタイムスロットで伝送される2画素の各印字位置の組み合わせに対応したアドレスを付加情報の下位6ビットに載せて送信する。デコード部32は、付加情報の最上位ビットが「0」かつ上位から2ビット目が「1」(解像度が中解像度)ならば、付加情報の下位6ビットで図6に示すLUT33を参照して、2画素の各印字位置を取得する。PWM回路31は、デコード部32から通知された各画素の印字位置に従ってPWM信号のパルスの位置を調整する。
低解像の場合についても、中解像度と同様にすればよい。低解像度の場合、各画素の印字位置をより細かく設定することができる。
なお、中解像度の場合、前述のような印字位置の組み合わせで位置情報を伝達するのではなく、使用可能な6ビットを、2画素のそれぞれに3ビットずつ割り当てるようにしてもよい。3ビットで各画素8通りの印字位置を表すことができる。
このように、画像データ伝送部22は、デジタルの画像データを、最高解像度でN画素分伝送する時間をタイムスロットに設定し、解像度が低いほど一のタイムスロットで伝送する画素数を少なくして、タイムスロット単位に解像度を3種類以上に切り替えて伝送し、付加情報伝送部23は、画像データ伝送部22がタイムスロット単位に画像データを伝送する毎に、そのタイムスロットで伝送される画像データの解像度を示す解像度情報とそのタイムスロットで伝送される各画素の印字位置の片寄りを示す位置情報を2Nビットで構成されるデジタルの付加情報にして伝送することで、画像データと共にその解像度情報と画素毎の位置情報を高解像度の場合にも信号線の増加を抑えて伝送することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、最高解像度で4画素の画像データする伝送する時間をタイムスロットに設定したが、画素数はこれに限定されるものではない。たとえば、8画素としてもよい。また、解像度の種類を高解像度、中解像度、低解像度の3種類とする例を示したが、解像度の種類は4種類、5種類等であってもかまわない。
たとえば、タイムスロットを最高解像度で8画素を伝送する時間に設定すれば、各画素の印字位置を左、中央、右の3種類とした場合、印字位置の組み合わせは全部で3の8乗=6561通りになる。これは13ビットで表すことができるので、16ビットの付加情報のうち3ビットを解像度の表現に使うことが可能になり、最大で8種類の解像度を設定することができる。したがって、この場合、最上位ビットを「1」にして最高解像度を示すなど、最高解像度であることを特定の1ビットで表すようにする必要はない。
5…画像形成装置
6…給紙装置
7…後処理装置
8…スキャナ部
9…操作パネル
11…中間転写ベルト
12…像形成ユニット
13…定着装置
14…感光体ドラム
16…レーザーユニット
17…クリーニング装置
18…搬送路
19…全体制御部
20…画像処理基板
21…画像処理部
22…画像データ伝送部
23…付加情報伝送部
30…LD基板
31…PWM回路
32…デコード部
33…LUT
35…LDドライバ

Claims (6)

  1. デジタルの画像データを最高解像度でN画素分伝送する時間をタイムスロットとし、解像度が低いほど一のタイムスロットで伝送する画素数を少なくし、タイムスロット単位に解像度を3種類以上に切り替えて前記画像データを伝送可能な画像データ伝送部と、
    前記画像データ伝送部が前記タイムスロット単位に画像データを伝送する毎に、そのタイムスロットで伝送される画像データの解像度を示す解像度情報とそのタイムスロットで伝送される各画素の印字位置の片寄りを示す位置情報を2Nビットで構成されるデジタルの付加情報にして伝送する付加情報伝送部と、
    を備える、
    ことを特徴とする画像データ伝送装置。
  2. 前記付加情報伝送部は、前記最高解像度で画像データが伝送されるタイムスロットに対応する付加情報では、該付加情報を構成する2Nビットの内の所定の1ビットを第1の値にして前記最高解像度で画像データが伝送されていることを示し、残りのビットで前記位置情報を示し、前記最高解像度より低い解像度で画像データが伝送されるタイムスロットに対応する付加情報では、前記2Nビットの内の前記所定の1ビットを前記第1の値と異なる値にしかつ別のビットを併用して該タイムスロットで伝送される画像データの解像度を示し、残りのビットで前記位置情報を示す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像データ伝送装置。
  3. 少なくとも最高解像度については、一のタイムスロットで伝送される画素の印字位置の組み合わせを登録したルックアップテーブルを設定し、前記付加情報のうち前記位置情報を示すビットは、前記ルックアップテーブルの参照アドレスを示す
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像データ伝送装置。
  4. 画像データ伝送部は、前記タイムスロットで4画素の画像データを伝送する最高解像度、前記タイムスロットで2画素の画像データを伝送する中解像度、前記タイムスロットで1画素の画像データを伝送する低解像度、に解像度を切り替え可能であり、
    前記最高解像度では前記残りのビットは7ビット、前記中解像度および低解像度では前記残りのビットは6ビットである、
    ことを特徴とする請求項2または請求項2を引用する請求項3に記載の画像データ伝送装置。
  5. 電子写真方式の画像形成部のレーザーダイオード駆動回路へ出力されるPWM信号を生成するPWM回路に、前記PWM信号を生成するための情報として、前記画像データおよび前記位置情報を伝送する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像データ伝送装置。
  6. 電子写真方式の画像形成部、該画像形成部が有するレーザーダイオード駆動回路へ出力するPWM信号を生成するPWM回路、および、請求項5に記載の画像データ伝送装置を有する画像形成装置。
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