JPH08330944A - 半導体デバイス - Google Patents

半導体デバイス

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JPH08330944A
JPH08330944A JP6453696A JP6453696A JPH08330944A JP H08330944 A JPH08330944 A JP H08330944A JP 6453696 A JP6453696 A JP 6453696A JP 6453696 A JP6453696 A JP 6453696A JP H08330944 A JPH08330944 A JP H08330944A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、いわゆるPLD,FPGA等と呼
ばれる、完成した製品に所定のデータを書き込むことに
よって所望の回路動作を実現する半導体デバイスに関
し、書込みを容易化する。 【解決手段】 アンチヒューズ31に、そのアンチヒュ
ーズ31を遮断状態から書込状態へと変化させる書込用
電流を供給する書込モードと、上記アンチヒューズに、
そのアンチヒューズの状態をセンスするためのセンス用
電流を供給するセンスモードと、書込みが行なわれた上
記アンチヒューズに、追加書込みを行なうための追加書
込用電流を供給する追加書込モードとに切替自在な定電
流回路を備えた。書込みモードにおいてはPMOSトラ
ンジスタ401,37からなるミラー回路でアンチヒュ
ーズ31に電流を流し絶縁破壊をコンパレータ42で検
知した後所定時間経過前は大きな電流を流し、所定時間
経過後小さい電流に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるPLD、
FPGA等と呼ばれる、完成した製品に所定のデータを
書き込むことによって所望の回路動作を実現することの
できる半導体デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PLD、FPGA等と呼ばれるプ
ログラマブルな半導体デバイスが広く使われるようにな
ってきている。このようなプログラマブルな半導体デバ
イスは製品完成後にプログラミングデータを書き込むこ
とによって、所望の回路配線が完成し所望の回路動作が
実現することから、特に少量多品種の用途に向いてい
る。
【0003】このような半導体デバイスにおける、書込
みデータに応じた回路配線を実現する方式にも種々の方
式があるが、そのうちの1つに、回路配線の途中にヒュ
ーズを備えておき、そのヒューズを溶断させるか否かに
より所望の回路配線を実現する方式がある。また近年で
はヒューズに代わり、いわゆるアンチヒューズを用いる
方式が注目されてきている。アンチヒューズとは、通常
の動作電圧よりも高い電圧が印加されると、それまで絶
縁状態(以下、「オフ状態」と称する)にあったもの
が、絶縁破壊等により導通状態(以下、「オン状態」と
称する)に遷移する素子をいい、いわゆるビアホール1
つ分等極めて小さな寸法で半導体集積回路内に作り込む
ことができ、ヒューズよりも高集積化に適する素子とし
て注目されている。
【0004】アンチヒューズへのデータ書込み方式につ
いて、例えば特開平3−225864号公報に1つの提
案がある。この提案の書込み方式は、PROMに備えら
れたワード線とビット線間に所定の電圧を印加してその
PROMの拡散層上に形成されたアンチヒューズをオフ
状態からオン状態へと変化させるという定電圧書込み方
式である。
【0005】アンチヒューズへのデータ書込み方式につ
いて、欧州特許公開0626726号公報にも1つの提
案がある。このデータ書込み方式は、アンチヒューズを
備えた各配線ブロック毎に、そのブロック内のアンチヒ
ューズに定電圧を加えて書込みを行ない、その後そのア
ンチヒューズにセンス電流を流して書込まれているか否
かをチェックし、書込済なら追加書込みを行うという方
式のものである。
【0006】さらに、PCT/US92/06206号
公報,USP5243226号公報,USP53025
46号公報には、やはり定電圧書込み方式を採用し、書
込電圧を印加する前にアンチヒューズにつながる配線要
素を中間電位にプリチャージする技術や、書込みを行な
った後その書込時に印加した電圧の方向とは逆方向に電
圧を印加してオン状態に移行したアンチヒューズのオン
抵抗を小さくする技術が開示されており、また特表平6
−506098号公報,PCT/US92/01994
号公報,USP5313119号公報には、やはり定電
圧書込み方式を採用し、書き込むべきアンチヒューズに
だけ高い書込電圧を印加し、他のアンチヒューズには中
間電位を印加する技術が開示されている。
【0007】この定電圧書込み方式については、上記以
外にも、文献「IEEE 1994CUSTOM IN
TEGRATED CIRCUITS CONFERE
NCE 9.3 Programming Antif
use in Crosspoint’s FPGA」
の中で、各FPGAメーカ(Actel,Quickl
ogic Crosspoint)による定電圧書込み
方式が紹介されている。
【0008】この定電圧書込方式の問題点の1つは、ア
ンチヒューズに定電圧を印加してそのアンチヒューズを
オフ状態からオン状態に変化させている点にある。オフ
状態にあったアンチヒューズが絶縁破壊等によりオン状
態に遷移すると抵抗値が小さくなるため、過大な電流が
比較的長時間(例えば1〜10msec)流れ、従って
過大な発熱によりアンチヒューズの抵抗値が大きくばら
つき、さらに溶断を生じて再度オフ状態となってしまう
場合もある。例えば、本発明者らの実験によると、0.
1〜20mAの範囲内で電流がクランプされた定電圧書
込み方式の場合、そのアンチヒューズの抵抗値は40Ω
〜1KΩの範囲内でばらついており、遅延時間やタイミ
ングスキュー等が大きくなるため高速駆動用のPROM
やPLD等の半導体デバイスへの適用は困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このオン抵抗のばらつ
きや溶断の発生を防止するため、アンチヒューズへの書
込みを定電流により行なうことが考えられる。アンチヒ
ューズについて定電流書込み方式を採用した例は見あた
らないが、ヒューズを記憶素子として用いたプログラマ
ブルリードオンリメモリ(PROM)については、その
ヒューズに定電流で書き込みを行なう例がある(「NE
C データブック ICメモリ」 1989/1990
日本電気株式会社半導体応用技術本部編集 日本電気
株式会社半導体マーケティング本部発行 参照)。
【0010】しかし、ここに提案されている定電流書込
み方式は、定電圧源から比較電圧を作り、一方、ヒュー
ズへの流入電流を電圧に変換し、その電圧を上記比較電
圧と比較して電流を制御し、かつその流入電流が一定値
以上にならないようクランプするという複雑な制御回路
を外付けする必要があり、1ビットずつしか書き込みを
行なうことができず書込みに時間がかかり、しかも特殊
な書込み方式であることから書込みにあたって専用のP
ROMライタを必要としている。この従来のPROMの
ヒューズへの書込み方式を、そのままPLD等の半導体
デバイスのアンチヒューズへの書込みに適用しようとす
ると、複雑な制御回路を外付けすることのほか、その半
導体デバイス側にも書込用定電圧電源端子に加えて、定
電流電源端子が必要となり、またこの定電流電源端子は
並列書込み数と同一数だけ必要となる。
【0011】また、アンチヒューズへの書込みを定電流
で行なう方式を採用したとしても、例えば一定時間幅の
定電流パルスで書込みを行うといった単純な方式では、
やはり、オン抵抗の大きなばらつきを避けることができ
ない。本発明は、上記事情に鑑み、アンチヒューズを備
えたプログラマブルな半導体デバイスであって、そのア
ンチヒューズに、そのアンチヒューズのオン抵抗が安定
的に低い抵抗値となるように書き込むことのできる半導
体デバイスを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の半導体デバイスは、互いに交差する第1の信
号線および第2の信号線と、これら第1の信号線と第2
の信号線との交点に配置されたアンチヒューズとを備
え、遮断状態にあるアンチヒューズに電力を供給してア
ンチヒューズを固定的な導通状態に遷移させる書込みを
上記交点に配置されたアンチヒューズについて行なうか
否かに応じて異なる回路動作が実現される半導体デバイ
スにおいて、上記アンチヒューズに定電流を供給すべく
アンチヒューズの抵抗値により変化する、所定電圧以下
の電圧をアンチヒューズに印加する定電流回路と、上記
アンチヒューズに電流が流れ始めたか否かを検知する検
知回路とを備え、上記定電流回路が、上記検知回路によ
りアンチヒューズに電流が流れ始めたことが検知された
後所定時間経過前はそのアンチヒューズに所定の第1の
定電流を供給し、所定時間経過時にそのアンチヒューズ
への電流の供給を停止するものであることを特徴とす
る。
【0013】また、上記目的を達成する本発明の第2の
半導体デバイスは、互いに交差する第1の信号線および
第2の信号線と、これら第1の信号線と第2の信号線と
の交点に配置されたアンチヒューズとを備え、遮断状態
にあるアンチヒューズに電力を供給してアンチヒューズ
を固定的な導通状態に遷移させる書込みを上記交点に配
置されたアンチヒューズについて行なうか否かに応じて
異なる回路動作が実現される半導体デバイスにおいて、
上記アンチヒューズに定電流を供給すべくアンチヒュー
ズの抵抗値により変化する、所定電圧以下の電圧をアン
チヒューズに印加する定電流回路と、上記アンチヒュー
ズに電流が流れ始めたか否かを検知する検知回路とを備
え、上記定電流回路が、上記検知回路によりアンチヒュ
ーズに電流が流れ始めたことが検知された後所定時間経
過前はそのアンチヒューズに所定の第1の定電流を供給
するとともに、所定時間経過時に第1の定電流よりも小
さい第2の定電流に切り換えて第2の定電流を上記アン
チヒューズに供給するものであることを特徴とする。
【0014】ここで、上記第1の半導体デバイスないし
第2の半導体デバイスにおいて、上記検知回路が、アン
チヒューズの一端の電圧ないしその電圧に対応する電圧
と所定の基準電圧とを比較するコンパレータであること
が好ましい。アンチヒューズに通常の動作電圧よりも高
い電圧を印加すると、アンチヒューズが絶縁破壊され
た、その直後のフィラメント(絶縁破壊により形成され
た電流の流路)の断面積はまだ小さいため、電流密度は
大きく(例えば約109 A/cm2 )、アンチヒューズ
の電極の金属原子(例えばAl)をフィラメントに多く
押し出すことができ、その効果は電流密度の累乗(2〜
3乗)に比例すると予測される(これをエレクトロ・マ
イグレーション「Electro Migratio
n」といい、その電流をEM電流という)。このEM電
流による発熱でアンチヒューズの両端の電極の金属が融
解され合金が形成される。しかし、このEM電流を長時
間流し続けると過大な発熱によりフィラメントにストレ
スが残りアンチヒューズの抵抗値が大きくばらつき、さ
らに溶断を生じて再度オフ状態となってしまう場合もあ
る。
【0015】そこで、所定時間経過後、EM電流よりも
小さい定電流(EM電流に対してMT(Melted)
電流という)に切り換えるか、もしくはMT電流を流す
ことなく遮断することにより、安定した電極の金属の融
解が行われ合金が形成される。一方、アンチヒューズに
ある一定の電圧を印加しても、その電圧の印加を開始し
た時点から絶縁破壊が生じるまでの間の時間は、そのア
ンチヒューズにより大きくばらつく。
【0016】本発明の上記の第1の半導体デバイスおよ
び第2の半導体デバイスは、上記の観点に基づいてなさ
れたものであり、検知回路によりアンチヒューズに電流
が流れ始めたことが検知された後、所定時間経過前はア
ンチヒューズに定電流回路により第1の定電流を流し、
その所定時間経過時にその第1の定電流の供給を停止し
(第1の半導体デバイスの場合)、あるいは第1の定電
流よりも低い第2の定電流に切り換えてアンチヒューズ
に流す(第2の半導体デバイスの場合)ものである。こ
のため、第1の定電流でアンチヒューズの電極の金属原
子がフィラメントに多く押し出され小さな抵抗値が得ら
れ、所定時間経過時に、電流の供給の停止あるいは第1
の定電流よりも低い第2の定電流に切り換えられ過大な
発熱が防止され、安定した電極の金属の融解が行われ合
金が形成される。従って、小さな抵抗値が得られるとと
もに、抵抗値のばらつきが低減され、また溶断も防止さ
れる。
【0017】また、検知回路として、アンチヒューズの
一端の電圧と所定の基準電圧とを比較するコンパレータ
を使用すると回路が簡素化される。さらに、本発明の第
1の半導体デバイスないし第2の半導体デバイスによれ
ば、定電流回路が簡単な回路構成で済むため、チップに
内蔵することができ、その場合、外部回路および書込み
制御回路の負担が軽減される。また、チップに内蔵した
場合、書込み専用の外部端子が少ないので、残りの端子
を有効に活用できる。また、複数のアンチヒューズへの
書込みを同時に行なうこともでき、その場合、書込み時
間が短縮される。
【0018】また、上記目的を達成する本発明の第3の
半導体デバイスは、互いに交差する第1の信号線および
第2の信号線と、これら第1の信号線と第2の信号線と
の交点に配置されたアンチヒューズとを備え、遮断状態
にあるアンチヒューズに電力を供給してそのアンチヒュ
ーズを固定的な導通状態に遷移させる書込みを上記交点
に配置されたアンチヒューズについて行なうか否かに応
じて異なる回路動作が実現される半導体デバイスにおい
て、上記アンチヒューズに、そのアンチヒューズを遮断
状態から導通状態へと変化させる書込用電流を供給する
書込モードと、上記アンチヒューズに、該アンチヒュー
ズの状態をセンスするためのセンス用電流を供給するセ
ンスモードと、書込みが行なわれたアンチヒューズに、
追加書込みを行なうための追加書込用電流を供給する追
加書込モードとに切替自在な定電流回路を備えたことを
特徴とする。
【0019】本発明の第3の半導体デバイスは、定電流
回路が内蔵され、しかもその定電流回路が書込モード、
センスモード、および追加書込モードとに切替自在なも
のであるため、外部からは書込みのための定電圧のみを
供給し、あとは、アドレスとデータを入力するだけで、
定電流書込みが行なわれ、したがって外部からみると、
極めて容易な書込みが行なわれる。
【0020】また、本発明の第3の半導体デバイスで
は、定電流で書込みを行ない、かつ追加書込モードを有
し追加書込みも定電流で行なうことから、小さな抵抗値
が得られ、抵抗値のばらつきが低減され、また溶断も防
止される。ここで、上記本発明の第3の半導体デバイス
において、上記定電流回路は、センスモードにおいて、
遮断状態にあるアンチヒューズに印加される電圧をその
アンチヒューズが遮断状態にとどまるレベルの電圧に制
限する電圧クランプ回路を備えたものであることが好ま
しい。
【0021】電圧クランプ回路を備えると、センスモー
ドにあるときにオン状態に遷移させるべきでないアンチ
ヒューズが不用意にオン状態に遷移することが防止され
る。さらに、上記本発明の第3の半導体デバイスにおい
て、アンチヒューズにセンス用電流が供給されたときに
生じる電圧に基づいてそのアンチヒューズの状態を検出
する状態検出回路を備えることが好ましい。
【0022】この状態検出回路を備えると、センスモー
ドにおいて、そのアンチヒューズのオン,オフの状態が
検知され、再度書込みを行なうか、それとも追加書込み
に移行するかが判定される。さらに、上記本発明の第3
の半導体デバイスが、上記第1の信号線が互いに並行に
延びる複数の第1の信号線から成るとともに、上記第2
の信号線が互いに並行に延びる複数の第2の信号線から
成り、上記アンチヒューズが、複数の第1の信号線と複
数の第2の信号線との各交点に配置されてなる半導体デ
バイスであって、複数の第1の信号線それぞれに直列に
接続された第1のスイッチ回路と、複数の第2の信号線
それぞれに直列に接続された第2のスイッチ回路と、第
1のスイッチ回路を制御することにより複数の第1の信
号線のうちの所望の第1の信号線を切替自在に選択する
第1のデコーダと、第2のスイッチ回路を制御すること
により複数の第2の信号線のうちの所望の第2の信号線
を切替自在に選択する第2のデコーダとを備え、上記定
電流回路が、第1のデコーダおよび第2のデコーダによ
り書込みのために同時に選択された1つもしくは複数の
アンチヒューズに、並列的に、互いに独立に制御された
定電流を供給するものであることも好ましい態様であ
る。
【0023】本発明の第3の半導体デバイスにおいて、
上記のように、複数の第1の信号線と複数の第2の信号
線との各交点に各アンチヒューズを備えておき、第1の
デコーダと第2のデコーダにより書込みアドレスを選択
し、その選択されたアドレスのアンチヒューズに並列的
に互いに独立に制御された定電流を供給するように構成
してもよく、このように構成した場合、高速書込みが可
能となる。
【0024】また、上記本発明の第3の半導体デバイス
において、上記第1のデコーダおよび上記第2のデコー
ダが、それぞれ、第1のデコーダおよび第2のデコーダ
により選択される第1の信号線全ておよび第2の信号線
全てを同時に選択するモードを有するものであることが
好ましい。書込みにあたっては、書込用の電流を流すた
めの電圧を印加する際に、その電圧が印加される信号線
の電位と、この信号線との間に書込みを行なおうとして
いない、アンチヒューズを挟む信号線の電位とが異なっ
ていると、そのアンチヒューズに瞬間的に電圧が印加さ
れ、その書込みを行なおうとしていないアンチヒューズ
が不用意にオン状態に遷移してしまう恐れがある。そこ
で、書込みに先立って上記第1の信号線全ておよび上記
第2の信号線全てを、例えば書込用電圧の2分の1の電
位にあらかじめプリチャージしておくことが好ましい。
このとき、上記第1のデコーダおよび上記第2のデコー
ダがそれぞれ第1の信号線の全ておよび第2の信号線の
全てを同時に選択するモードを有すると、書込みに先立
ってそれら第1の信号線の全ておよび第2の信号線の全
てを同時にプリチャージすることができ、書込み動作の
前準備が短時間で済むことになる。
【0025】さらに、上記本発明の第3の半導体デバイ
スにおいて、上記定電流回路が、基準電流を生成する基
準電流生成回路と、基準電流生成回路により生成された
基準電流に応じた定電流をカレントミラー回路により生
成してアンチヒューズに供給する定電流供給回路とを有
するものであることが好ましい。このように、上記定電
流回路を、上記基準電流生成回路と、カレントミラー回
路により定電流を供給する定電流供給回路とで構成する
と、基準電流を1つ作るだけであとは構成の簡単なカレ
ントミラー回路により並列書込数分だけその基準電流が
容易にコピーされ、複数のアンチヒューズに同時に、互
いに独立に制御された定電流を供給することができる。
【0026】本発明の第3の半導体デバイスに、本発明
の第1の半導体デバイスを組み合わせることも可能であ
る。すなわち、そのように構成された本発明は、上記第
3の半導体デバイスにおいて、書込モードにおいてアン
チヒューズに電流が流れ始めたか否かを検知する検知回
路を備え、上記定電流回路が、書込モードにおいて、上
記検知回路によりアンチヒューズに電流が流れ始めたこ
とが検知された後所定時間経過前は、そのアンチヒュー
ズに、書込用電流として所定の第1の定電流を供給し、
その所定時間経過時にそのアンチヒューズへの書込用電
流の供給を停止するものであることを特徴とする。これ
によりアンチヒューズを一層安定的に、低抵抗のオン状
態に遷移させることができる。
【0027】また、本発明の第3の半導体デバイスに、
本発明の第2の半導体デバイスを組み合わせることも可
能である。すなわちそのように構成された本発明は、上
記第3の半導体デバイスにおいて、書込モードにおいて
アンチヒューズに電流が流れ始めたか否かを検知する検
知回路を備え、上記定電流回路が、書込モードにおい
て、上記検知回路によりアンチヒューズに電流が流れ始
めたことが検知された後所定時間経過前は、そのアンチ
ヒューズに、書込用電流として所定の第1の定電流を供
給するとともに、その所定時間経過時に書込用電流を第
1の定電流よりも小さい第2の定電流に切り換えて第2
の定電流を書込用電流としてそのアンチヒューズに供給
するものであることを特徴とする。この場合も、アンチ
ヒューズを、一層安定的に、低抵抗のオン状態に遷移さ
せることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の半導体デバイスの第1の実
施形態を内蔵したPLDの、アンチヒューズ書込み回路
の回路図である。図1には、アンチヒューズ1に定電流
を供給するための定電流回路100と、アンチヒューズ
1に電流が流れ始めたか否かを検知する検知回路200
と、複数のアンチヒューズ1が配置されるとともにそれ
ら複数のアンチヒューズ1それぞれを選択するための回
路が配置されたブロック300からなるアンチヒューズ
書込み回路とが示されている。
【0029】ブロック300内のアンチヒューズ1は、
図の縦方向に延びる複数の第1の信号線2_1,2_
2,…,2_mと、図の横方向に延びる複数の第2の信
号線3_1,3_2,…,3_nとの各交点に配置され
ており、第1の信号線2_1,2_2,…,2_mおよ
び第2の信号線3_1,3_2,…,3_nには、図示
しない複数の回路の入力や出力が接続されている。これ
らの回路は、アンチヒューズ1がオフ状態にとどまるか
オン状態に遷移するかに応じて異なる配線で接続される
ことになり、アンチヒューズ1への書込みデータの相違
に応じて全体として異なる回路が実現されることにな
る。
【0030】ブロック300において、各第1の信号線
2_1,2_2,…,2_mには各NMOSトランジス
タ4_1,4_2,…,4_mの各一端が接続されてい
る。それらNMOSトランジスタ4_1,4_2,…,
4_mの他端は共通接続され、コンパレータ201の正
相入力に接続され、またPMOSトランジスタ106を
介して書込用電源VPP(9V)に接続されている。ま
た、各NMOSトランジスタ4_1,4_2,…,4_
mのゲートは、後述する電圧変換型インバータ6_1,
6_2,…,6_mを経由してナンドゲート7_1,7
_2,…,7_mの出力に接続されている。
【0031】各ナンドゲート7_1,7_2,…,7_
mの各一方の入力はカラムデコーダ11の各出力に接続
されている。カラムデコーダ11には、第1の信号線2
_1,2_2,…,2_mのいずれかを選択するための
カラムアドレスと、そのカラムデコーダ11をイネーブ
ルするための信号BLOCK0_ が入力される。また、
ナンドゲート7_1,7_2,…,7_mの各もう一方
の入力は共通接続されナンドゲート9の出力に接続され
ている。ナンドゲート9の一方の入力はナンドゲート1
0の出力に接続されている。また、ナンドゲート9の他
方の入力には、アンチヒューズ1への書込みが終了した
後、各アンチヒューズ1が正しくオン状態あるいはオフ
状態にあるかをチェックするためのリード信号READ
_が入力される。ただし、読み出しのための回路(セン
スアンプ等)は図示されていない。また、ナンドゲート
10の一端には、アンチヒューズ1に書込みを行なうた
めのプログラムパルス信号PGMが入力される。ナンド
ゲート10の他端には、アンチヒューズ1に書込みを行
なうか否かを定める書込データ信号Dが入力される。
【0032】各第2の信号線3_1,3_2,…,3_
nには、各NMOSトランジスタ5_1,5_2,…,
5_nの各一端が接続され、それらNMOSトランジス
タ5_1,5_2,…,5_nの各他端はグラウンドV
SSに共通接続されている。また、それら各NMOSトラ
ンジスタ5_1,5_2,…,5_nの各ゲートは、電
圧変換型インバータ8_1,8_2,…,8_nを経由
してローデコーダ12の各出力に接続されている。
【0033】ローデコーダ12には第2の信号線3_
1,3_2,…,3_nのいずれかを選択するためのロ
ーアドレスと、そのローデコーダ12をイネーブルする
ための、前述したブロック信号BLOCK0_ が入力さ
れる。定電流回路100のPMOSトランジスタ101
の一端は書込用電源VPPに接続され、他端が、そのPM
OSトランジスタ101のゲートと、PMOSトランジ
スタ106のゲートと、抵抗102,103の各一端と
に接続されている。抵抗102の他端は、アンチヒュー
ズ1の書込みが行われている間は‘H’レベルに保持さ
れる信号MT&EMが入力される電圧変換型インバータ
104の出力に接続されている。一方、抵抗103の他
端はNMOSトランジスタ105を経由してグラウンド
SSに接続されている。またNMOSトランジスタ10
5のゲートはノアゲート107の出力に接続されてい
る。
【0034】検知回路200のコンパレータ201の逆
相入力には、アンチヒューズ1の一端の電圧に対応する
ノードCIの電圧と比較するための比較電圧(8V)が
入力される。コンパレータ201の出力はディレイ回路
202を経由してノアゲート203の一方の入力に接続
されている。ノアゲート203の他方の入力には、前述
したプログラムパルス信号PGMが反転されたプログラ
ムパルス信号PGM_が入力される。またノアゲート2
03の出力はノアゲート107の一方の入力に接続され
ている。ノアゲート107の他方の入力にはアンチヒュ
ーズ1への書込みが行われている間‘L’レベルに保持
される信号EM_ が入力される。
【0035】図2は、電圧変換型インバータの各例を示
した図である。入力側が、図1に示す回路の動作電圧V
DD(例えば3.3V)のレベルで‘H’レベル,‘L’
レベルに変化したときに、出力側が書込電圧VPP(例え
ば9V)のレベルで‘L’レベル,‘HH’レベルに変
化する。尚、ここには回路例を2例示したが、電圧変換
型インバータはこれらの回路例に限定されるものではな
い。
【0036】図3は、図1に示すアンチヒューズ書込み
回路のタイミングチャートである。尚、このタイミング
チャートにはリード信号READ_ が示されていない
が、このリード信号READ_ はアンチヒューズ1への
書込みの際は‘H’レベルに設定されている。先ず、図
1に示す電圧変換型インバータ104に‘H’レベルの
信号MT&EMが入力され、またノアゲート107に
‘L’レベルの信号EM_ が入力される。また、プログ
ラムパルス信号PGMとして‘L’レベルが出力されて
いる間は、ナンドゲート10,ナンドゲート9を経由し
てナンドゲート7_1,7_2,…,7_mの各入力に
は‘L’レベルが入力され、この時点ではアンチヒュー
ズ1の指定は行われていない。また、ノアゲート203
にはプログラムパルス信号PGM_ として‘H’レベル
が入力されるため、ノアゲート203からは‘L’レベ
ルの信号EMINHが出力される。この‘L’レベルの
信号EMINHはノアゲート107に入力され、またノ
アゲート107には‘L’レベルの信号EM_ が入力さ
れているため、ノアゲート107からは‘H’レベルの
信号が出力され、これによりNMOSトランジスタ10
5がオン状態になる。
【0037】すると書込用電源VPP→PMOSトランジ
スタ101→抵抗102の経路で電圧変換型インバータ
104に電流(以下MT電流という)が流れ、また、書
込用電源VPP→PMOSトランジスタ101→抵抗10
3→NMOSトランジスタ105の経路でグラウンドV
SSに電流が流れる。このとき、PMOSトランジスタ1
01に流れる電流をEM電流と称する。このときPMO
Sトランジスタ106も電流を流そうとするが、ここで
はまだアンチヒューズ1の指定は行われておらずアンチ
ヒューズ1には電流が流れていないため、図1に示す定
電流源としてのノードCIの電位は電源電圧VPP(9
V)である。このノードCIの電位(9V)と比較電圧
(8V)とがコンパレータ201で比較され、コンパレ
ータ201から‘H’レベルの信号が出力され、ディレ
イ回路202を経由してノアゲート203に入力される
ことになるが、ノアゲート203にはプログラムパルス
信号PGM_ として‘H’レベルが入力されているた
め、ノアゲート203からはやはり‘L’レベルの信号
EMINHが出力される。
【0038】次に、カラムデコーダ11,ローデコーダ
12にカラムアドレス,ローアドレスが入力され、また
イネーブル信号BLOCK0_ として‘L’レベルが入
力される。さらに、カラムアドレス,ローアドレスによ
り指定されたアンチヒューズ1に書込みを行なう場合
は、書込みデータDが’H’レベルとなる。カラムアド
レス,ローアドレスによりアンチヒューズ1が指定され
ても、そのアンチヒューズ1に書込みを行わない場合
は、書込みデータDは’L’レベルに留まる。ここでは
その指定されたアンチヒューズ1に書込みを行なうもの
として説明を続ける。さらにこれに引き続きプログラム
信号PGMが‘H’レベルに変化する。すると、カラム
デコーダ11は、イネーブル信号BLOCK0_ が
‘L’レベルにあるため、入力されたカラムアドレスに
応じたいずれかの出力が‘H’レベルになり、またプロ
グラム信号PGM,書込みデータD双方が‘H’レベル
にあるため、ナンドゲート10を経由してナンドゲート
9の出力が‘H’レベルになる。これによりナンドゲー
ト7_1,7_2,…,7_mのいずれかの出力が
‘L’レベルになり電圧変換型インバータ6_1,6_
2,…,6_mを経由してNMOSトランジスタ4_
1,4_2,…,4_mのいずれか1つがオンされる。
【0039】一方、ローデコーダ12もイネーブル信号
BLOCK0_ が‘L’レベルにあるため、入力された
ローアドレスに応じたいずれかの出力が‘L’レベルに
なり、電圧変換型インバータ8_1,8_2,…,8_
nを経由してNMOSトランジスタ5_1,5_2,
…,5_nのいずれか1つがオンとなる。このようにし
て第1の信号線2_1,2_2,…,2_mと第2の信
号線3_1,3_2,…,3_nの交点のアンチヒュー
ズ1が指定される。但し、上述したように、その交点の
アンチヒューズ1をオフ状態のまま残しておくときは、
書込みデータDを‘L’レベルにする。
【0040】ここで、PMOSトランジスタ101とP
MOSトランジスタ106によりカレントミラー回路が
構成されている。すなわち、PMOSトランジスタ10
1のゲートとPMOSトランジスタ106のゲートとは
互いに接続されており、PMOSトランジスタ101に
EM電流(45mA)が流れた場合には、PMOSトラ
ンジスタ106は、アンチヒューズ1にEM電流(45
mA)を供給しようとし、PMOSトランジスタ101
にMT電流(5mA)が流れた場合には、PMOSトラ
ンジスタ106は、アンチヒューズ1にMT電流(5m
A)の電流を流そうとする。
【0041】また、ノードCIの電位と比較電位とがコ
ンパレータ201で比較される。指定されたアンチヒュ
ーズ1にEM電流を流そうとする初期状態においては、
アンチヒューズ1の抵抗値はまだ大きいため、アンチヒ
ューズ1には電流は流れず、ノードCIの電位の方が比
較電圧よりも大きく、このためノアゲート203に入力
されているプログラムパルス信号PGM_ が’L’レベ
ルにあってもコンパレータ201から引き続き‘H’レ
ベルが出力され、ディレイ回路202を経由してノアゲ
ート203に入力されているため、やはり信号EMIN
Hは‘L’レベルにあり、アンチヒューズ1には、EM
電流に対応する電流(45mA)をアンチヒューズ1に
流そうとする電圧が印加される。
【0042】次に、図3に示す時間QBD経過後にアン
チヒューズ1が絶縁破壊を起こしたものとする。すると
この時点で、急激にアンチヒューズ1の抵抗値が小さく
なり、アンチヒューズ1に大きな電流(約45mA)が
流れノードCIの電位は6V以下に低下する。するとコ
ンパレータ201から‘L’レベルの信号が出力され
る。
【0043】この‘L’レベルの信号はディレイ回路2
02に入力され、その‘L’レベルの信号がディレイ回
路202で2μsec遅延し、ノアゲート203に入力
される。ここで、ノアゲート203には‘L’レベルの
プログラム信号PGM_ が入力されているため、ノアゲ
ート203から‘H’レベルの信号EMINHが出力さ
れ、ノアゲート107を経由してNMOSトランジスタ
105がオフ状態になる。このため、アンチヒューズ1
にはMT電流(5mA)が流れる。するとノードCIの
電位は0.5V以下に低下し、コンパレータ201から
引き続き‘L’レベルの信号が出力される。このよう
に、絶縁破壊が生じた後一定時間(2μsec)だけE
M電流を流し、その後はEM電流(45mA)よりも低
いMT電流(5mA)に切り換えるため、安定した小さ
な抵抗値のフィラメントが得られ過大な発熱による抵抗
値のばらつきや溶断が防止される。
【0044】次に、プログラムパルス信号PGMが
‘H’レベルに変化した時点からTPGM時間経過後、
プログラムパルス信号PGMが‘L’レベルになると、
ナンドゲート10に‘L’レベルが入力されるためナン
ドゲート10から’H’レベルが出力され、これにより
ナンドゲート9の出力が‘L’レベルになりアンチヒュ
ーズ1の指定が解除されアンチヒューズ1への電流は遮
断される。このため、ノードCIの電位はおよそ9Vに
上昇する。また、ノアゲート203に‘H’レベルのプ
ログラムパルス信号PGM_ が入力されるため、ノアゲ
ート203から‘L’レベルの信号EMINHが出力さ
れ、ノアゲート107を経由してNMOSトランジスタ
105がオン状態になり、PMOSトランジスタ101
にEM電流が流れる。さらに所定時間経過後、カラムア
ドレス,ロードアドレス,書込みデータDが入力され、
プログラムパルス信号PGMとして‘H’レベルが入力
され、上述した動作が繰り返し実行される。ここで、図
3に示すように各アンチヒューズ1の絶縁破壊時間が異
なっても異なる絶縁破壊時間に応じてアンチヒューズ1
への書込みが行われるため、均一に安定した抵抗値のフ
ィラメントが得られる。
【0045】尚、上記実施形態は、本発明にいう書込回
路に対応する定電流回路100および検知回路200
が、ブロック300とともに1つのチップに搭載された
例であり、1つのチップに搭載することが好ましいが、
本発明の書込回路は、チップ内部に搭載するものには限
られず、書込みの時に外付けするものであってもよい。
図4は、本発明の半導体デバイス第2の実施形態の、ア
ンチヒューズへの書込み回路部分の回路図である。
【0046】図4には、書込モード、センスモード、追
加書込モードのそれぞれに応じた基準電流を生成する基
準電流生成回路400、センスモード時の比較電圧を生
成する比較電圧生成回路500、複数のアンチヒューズ
31が配置された複数のブロック600_1,600_
2,…,600_k、センスモード時に正しく書込まれ
たか否かの判定結果を出力する合否ゲート回路700、
およびプリチャージを行なう際の制御信号を伝達するプ
リチャージ制御回路800が示されている。
【0047】ここで、書込モードとは、オフ状態にある
アンチヒューズ31に書込み電流を流してオン状態に遷
移させるモード、センスモードとは、そのアンチヒュー
ズ31に正しく書込が行なわれたか否かをセンスするセ
ンス電流をアンチヒューズ31に流すモード、追加書込
モードとは、オフ状態からオン状態に遷移したアンチヒ
ューズ31にそのオン状態を確実にするための追加書込
電流を流すモードである。
【0048】尚、これら書込モード、センスモード、お
よび追加書込モードを合わせた、書込みのための一連の
動作を総称して「書込み」と称することがある。ブロッ
ク600_1,600_2,…,600_kの内部の回
路は、互いに同一であるため、ブロック600_1につ
いてのみ図示し、このブロック600_1についてのみ
説明する。
【0049】ブロック600_1内のアンチヒューズ3
1は、図の縦方向に延びる複数の第1の信号線32_1
_1,32_1_2,…,32_1_mと、図の横方向
に延びる複数の第2の信号線33_1_1,33_1_
2,…,33_1_nとの各交点に配置されており、第
1の信号線32_1_1,32_1_2,…,32_1
_mおよび第2の信号線33_1_1,33_1_2,
…,33_1_nには、図示しない複数の回路の入力や
出力が接続されている。これらの回路は、アンチヒュー
ズ31がオフ状態にとどまるかオン状態に遷移するかに
応じて異なる配線で接続されることになり、アンチヒュ
ーズ31への書込みデータの相違に応じて全体として異
なる回路が実現されることになる。
【0050】ブロック600_1において、各第1の信
号線32_1_1,32_1_2,…,32_1_mに
は各PMOSトランジスタ34_1_1,34_1_
2,…,34_1_mの各一端が接続されている。それ
らのPMOSトランジスタ34_1_1,34_1_
2,…,34_1_mの他端は共通接続され、定電流供
給線36、およびPMOSトランジスタ37を介して書
込用電源VPPに接続されている。各PMOSトランジス
タ34_1_1,34_1_2,…,34_1_mのゲ
ートは、後述するカラムデコーダ(図5(A)参照)に
接続されており、PMOSトランジスタ37のゲートは
基準電流生成回路400から複数のブロック600_
1,600_2,…,600_kを横切って延びる定電
流レベル伝達線40に接続されている。
【0051】また、各第2の信号線33_1_1,33
_1_2,…,33_1_nには、各NMOSトランジ
スタ35_1_1,35_1_2,…,35_1_nの
各一端が接続され、それらのNMOSトランジスタ35
_1_1,35_1_2,…,35_1_nの各他端は
共通接続され、NMOSトランジスタ38介してグラウ
ンドVSSに接続されるとともに、PMOSトランジスタ
39を介して、定電流供給線36に接続されている。そ
れら各NMOSトランジスタ35_1_1,35_1_
2,…,35_1_nのゲートは、後述するローデコー
ダ(図5(B)参照)に接続されている。またNMOS
トランジスタ38およびPMOSトランジスタ39のゲ
ートは、プリチャージ制御回路800の電圧変換型イン
バータ801の出力から複数のブロック600_1,6
00_2,…,600_kを横切って延びる第1のプリ
チャージ制御線802に接続されている。それらの電圧
変換型インバータ801には、プリチャージ制御信号P
RCGが入力される。
【0052】比較電圧生成回路500において、書込用
電源電圧VPPとグラウンドVSSとの間に、互いに直列に
抵抗501、抵抗502、およびNMOSトランジスタ
503が配置されている。NMOSトランジスタ503
は、センス信号SENSEによりそのオン、オフが制御
される。抵抗501と抵抗502との接続点からは、第
1の比較信号線504が、複数のブロック600_1,
600_2,…,600_kを横切って延びており、第
1の比較信号線504には、センス信号SENSEが
‘H’レベルにあるときに、第1の比較電圧VSNDが
伝達される。ここでは2つの抵抗501,502の抵抗
値は同じであり、したがってVSND=約VPP/2とな
る。NMOSトランジスタ503は、不要な電力消費を
防ぐ目的で配置されており、比較電圧を必要とするセン
スモード時にオンになる。
【0053】また、比較電圧生成回路500において、
書込用電源電圧VPPとグラウンドV SSとの間に、互いに
直列にNMOSトランジスタ505、抵抗506、抵抗
507、およびNMOSトランジスタ508が配置され
ており、NMOSトランジスタ505のゲートは第1の
比較信号線504に接続されている。また、NMOSト
ランジスタ508は、センス信号SENSEにより、そ
のオン、オフが制御される。
【0054】抵抗506と抵抗507との接続点から
は、第2の比較信号線509が、複数のブロック600
_1,600_2,…,600_kを横切って延びてお
り、その第2の比較信号線509には、センス信号SE
NSEが‘H’レベルにあるときに、第2の比較電圧V
SONが伝達される。この第2の比較電圧VSONは、
オン状態に遷移した後のアンチヒューズ31にセンス電
流を流したときに定電流供給線36に生じる電圧よりも
高い電圧、 VSON>(アンチヒューズ31のオン抵抗)×センス
電流 に設定される。ここでは、NMOSトランジスタ505
がソースフォロワとなっており、VSNDよりも、NM
OSトランジスタのしきい電圧VTNだけ低い電圧を抵抗
506(抵抗値R506 とする)と抵抗507(抵抗値R
507 とする)とで抵抗分割した電圧がVSONとなる。
すなわち、 VSON=(VSND−VTN)・R507 /(R506 +R
507 ) 尚、NMOSトランジスタ508は、不要な電力消費を
防ぐ目的で配置されており、比較電圧を必要とするセン
スモード時にオンになる。
【0055】基準電流生成回路400には、PMOSト
ランジスタ401が備えられており、このPMOSトラ
ンジスタ401のゲートは、定電流レベル伝達線40に
接続されている。このため、このPMOSトランジスタ
401とブロック600_1のPMOSトランジスタ3
7はカレントミラー回路を構成し、PMOSトランジス
タ401に基準電流ISNが流れると、ブロック600_
1のPMOSトランジスタ37を経由して、基準電流I
SNに対応した定電流がアンチヒューズ31側に供給され
る。
【0056】基準電流生成回路400のPMOSトラン
ジスタ401には、3つの抵抗402,403,404
が接続されており、抵抗402の他端には、電圧変換型
インバータ405の出力が接続されている。また、抵抗
403,404の各他端は各NMOSトランジスタ40
6,407を介してグラウンドVSSに接続されている。
【0057】尚、これら3つの抵抗402,403,4
04、および比較電圧生成回路500における各抵抗5
01,502,506,507としては、ポリシリコン
抵抗、ウェル抵抗、拡散抵抗もしくはFET抵抗が用い
られる。電圧変換型インバータ405には、書込モー
ド、センスモード、および追加書込モードのいずれにお
いても、‘H’レベルのパルス信号S/P/Aが入力さ
れる。それ以外のモードのとき、すなわち、アンチヒュ
ーズ31への書込みが終了し、この半導体デバイスに所
期の回路動作を行わせる通常の動作モードのときは
‘L’レベルに保持される。
【0058】また、NMOSトランジスタ406のゲー
トにはプログラム信号PROGが入力される。このプロ
グラム信号PROGは、アンチヒューズ31に書込みを
行なう間および追加書込みを行なう間‘H’レベルとな
るパルス信号である。また、NMOSトランジスタ40
7のゲートには、追加書込信号ADDPが入力される。
この追加書込信号ADDPは、アンチヒューズ31に追
加書込みを行う間のみ‘H’レベルとなるパルス信号で
ある。
【0059】このようにして、センスモードでは、S/
P/A信号が‘H’レベルとなりPMOSトランジスタ
401には、例えば3mAの基準電流ISNが流れ、書込
モードでは、S/P/A信号およびPPOG信号が
‘H’レベルとなってPMOSトランジスタ401に
は、例えば10mAの基準電流ISNが流れ、追加書込モ
ードではS/P/A信号、PROG信号、さらにADD
P信号が‘H’レベルとなってPMOSトランジスタ4
01には、例えば20mAの基準電流ISNが流れる。
【0060】センスモードにおいては、電圧変換型イン
バータ405にパルス信号S/P/Aが入力されるとと
もに、比較電圧生成回路500のNMOSトランジスタ
503,508のゲートにセンス信号SENSEが入力
される。すると基準電流生成回路400にセンス用の基
準電流が流れ、これに応じてPMOSトランジスタ37
を経由して定電流供給線36にセンス電流が流れる。ま
た、比較電圧生成回路500からは2つの比較電圧VS
ND,VSONが生成されて各コンパレータ41,42
に入力される。定電流供給線36とグラウンドVSSとの
間には電圧クランプ用PMOSトランジスタ43が配置
されており、そのPMOSトランジスタ43のゲートに
も比較電圧VSNDが印加される。このため、センスモ
ードにおいては、定電流供給線36を経由してアンチヒ
ューズ31に印加される最大電圧は、そのPMOSトラ
ンジスタ43のしきい電圧をVTPとしたとき、VSND
+VTPにクランプされる。この電圧は、オフ状態にある
アンチヒューズにこの電圧が印加されても、そのオフ状
態にあるアンチヒューズ31がオン状態に遷移してしま
うことのない電圧レベルに設定されている。これは、ア
ンチヒューズ31がオン状態にあるかオフ状態にあるか
をセンスするセンスモードにおいて、オフ状態にあるア
ンチヒューズ31が不用意にオン状態に遷移することが
ないようにするための措置である。既にオン状態にある
アンチヒューズ31にセンス電流が供給されたときは、
定電流供給線36の電圧は、そのクランプ電圧よりもは
るかに低い電圧になる。
【0061】各コンパレータ41,42の、比較電圧V
SND,VSONが供給される各一方の端子とは別の各
他方の端子は定電流供給線36に接続されている。また
コンパレータ41の出力はナンドゲート44に入力さ
れ、コンパレータ42の出力はオアゲート45に入力さ
れる。またナンドゲート44およびオアゲート45に
は、現在センスしているアンチヒューズ31の、オン状
態、オフ状態の期待値PDATA(オン状態で‘L’レ
ベル)が入力される。ナンドゲート44の出力およびオ
アゲート45の出力は、共にナンドゲート46に入力さ
れ、ナンドゲート46の出力は、全てのブロック600
_1,600_2,…,600_kのナンドゲート46
について合否ゲート回路700のナンドゲート701に
入力される。
【0062】現在センスの対象としてセンス電流を流そ
うとしたアンチヒューズ31がオフ状態にあった場合
は、定電流供給線36の電位はクランプ電圧になり、比
較電圧VSNDより高い。このため、コンパレータ41
の出力は‘H’レベルになり期待値PDATAと一致す
ればナンドゲート44の出力が‘L’レベルになり、ナ
ンドゲート46の出力が‘H’レベルになる。
【0063】一方、センス電流を供給したアンチヒュー
ズ31がオン状態にあった場合は、定電流供給線36の
電位は比較電圧VSONより低い電位となり、コンパレ
ータ42の出力が‘L’レベルになり、期待値PDAT
Aと一致すればオアゲート回路45の出力は‘L’レベ
ルになり、ナンドゲート46の出力が‘H’レベルとな
る。
【0064】アンチヒューズ31にセンス電流を流した
ときに、定電流供給線36の電流が比較電圧VSNDよ
り低くて、かつ比較電圧VSONより高いときは、ナン
ドゲート46の出力が‘L’レベルになる。このナンド
ゲート46の出力が‘H’レベルにあるときは、ブロッ
ク600_1の、現在センスしているアンチヒューズ3
1のオン,オフの状態は正常であり、‘L’レベルにあ
るときはアンチヒューズが不良もしくは書込みが不完全
であることを示している。
【0065】全てのブロック600_1,600_2,
…,600_kについてナンドゲート46の出力が
‘H’レベルにあれば、ナンドゲート701の出力信号
PASS_が、現在センスしている各ブロック600_
1,600_2,…,600_kのアンチヒューズが全
て正常であったことを示す‘L’レベルとなる。図5
は、カラムデコーダ、ローデコーダの入出力信号を示し
た図である。
【0066】図5に示すカラムデコーダ50_1、ロー
デコーダ60_1は、図4に示すブロック600_1に
対応するものであり、図4に示すブロック600_1,
600_2,…,600_kそれぞれに対応して、この
図5に示すカラムデコーダ50_1、ローデコーダ60
_1と同一のカラムデコーダ、ローデコーダが形成され
ている。
【0067】カラムデコーダ50_1は、イネーブル信
号CSEL_が‘H’レベルにあると全ての出力信号C
OL11_,COL12_,…,COL1m_が‘H’
レベルとなり、図4に示すPMOSトランジスタ34_
1_1,34_1_2,…,34_1_mの全てがオフ
となる。イネーブル信号CSEL_が‘L’レベルにあ
り、かつCALL信号が‘L’レベルにあるときは、入
力されたカラムアドレスCADDRに応じたいずれかの
出力が‘L’レベルとなり、図4に示すPMOSトラン
ジスタ34_1_1,34_1_2,…,34_1_m
のいずれか1つがオンとなる。CSEL_信号が‘L’
レベルにあり、CALL信号が‘H’レベルにあると、
全ての出力信号COL11_,COL12_,…,CO
L1m_が‘L’レベルとなり図4に示すPMOSトラ
ンジスタ34_1_1,34_1_2,…,34_1_
mの全てがオンとなる。
【0068】ローデコーダ60_1は、イネーブル信号
RSEL_が‘H’レベルにあると全ての出力信号RO
W11,ROW12,…,ROW1nが‘L’レベルと
なり、図4に示すNMOSトランジスタ35_1_1,
35_1_2,…,35_1_nの全てがオフとなる。
イネーブル信号RSEL_が‘L’レベルにあり、かつ
RALL信号が‘L’レベルにあるときは、入力された
ローアドレスRADDRに応じたいずれかの出力が
‘H’レベルとなり、図4に示すNMOSトランジスタ
35_1_1,35_1_2,…,35_1_nのいず
れか1つがオンとなる。RSEL_が‘L’レベルにあ
り、RALL信号が‘H’レベルにあると全ての出力信
号ROW11,ROW12,…,ROW1nが‘H’レ
ベルとなり、図4に示すNMOSトランジスタ35_1
_1,35_1_2,…,35_1_nの全てがオンと
なる。
【0069】アンチヒューズ31に書込みを行う際は、
先ず、書込みに先立ってCALL信号、RALL信号を
‘H’レベルにして、図4に示すPMOSトランジスタ
34_1_1,34_1_2,34_1_mの全て、お
よびNMOSトランジスタ35_1_1,35_1_
2,…,35_1_nの全てをオンにし、かつPRCG
信号を‘H’レベルにする。こうしておいて、S/P/
A信号およびSENSE信号を‘H’レベルにする。そ
うすると、センス電流と同レベルの電流が複数の第1の
信号線32_1_1,32_1_2,…,32_1_m
の全ておよび複数の第2の信号線33_1_1,33_
1_2,…,33_1_nの全てに流れ込み、これら全
ての第1の信号線および全ての第2の信号線がいずれも
同一の電圧VSND+VTPにプリチャージされる。プリ
チャージが終了するとCSEL_信号およびRSEL_
信号を‘H’レベルにし、PRCG信号を‘L’レベル
に戻す。その後、アンチヒューズ31への書込みが行わ
れる。
【0070】このように書込みに先立ってプリチャージ
しておくことにより、書込みの際に、書込もうとしたア
ンチヒューズ以外のアンチヒューズに過大な電圧がかか
らず、不用意に書込まれることが防止される。図6は、
アンチヒューズへの書込みを行う際のS/P/A信号、
PROG信号、ADDP信号、およびSENSE信号の
変化を示すタイミングチャートである。
【0071】先ず、図5に示すカラムデコーダ50_
1、ローデコーダ60_1により、m個のPMOSトラ
ンジスタ34_1_1,34_1_2,…,34_1_
mのうちの1個およびn個のNMOSトランジスタ35
_1_1,35_1_2,…,35_1_nのうちの1
個がオンとなるように信号が出力され、それらの交点の
アンチヒューズ31が指定される。
【0072】ただし、その交点のアンチヒューズ31を
オフ状態のまま残しておくときは、図5に示すカラムデ
コーダ50_1、ローデコーダ60_1に入力されるC
SEL_信号もしくはRSEL_信号のうちの少なくと
も一方を‘H’レベルにする。こうすると、PMOSト
ランジスタ34_1_1,34_1_2,…,34_1
_mの全てもしくはNMOSトランジスタ35_1_
1,35_1_2,…,35_1_nの全てがオフ状態
になり、カラムアドレスCADDRとロードアドレスR
ADDRとで指定されるべきアンチヒューズへの書込み
は行われない。
【0073】このアンチヒューズ指定の動作は、各ブロ
ック600_1,600_2,…,600_kで並列的
に行われる。尚、ここでは、ブロック600_1の内部
のある交点のアンチヒューズ31が、そのアンチヒュー
ズ31への書込みが行なわれるように指定されたものと
する。
【0074】次に、図6に示すように、S/P/A信号
およびPROG信号がパルス状に‘H’レベルとなる
(図6のパルスa)。これにより、1回目の書込みが行
われる。次にS/P/A信号とSENSE信号がパルス
状に‘H’レベルとなる(パルスb)。これにより現在
書込みを行おうとしているアンチヒューズがオン状態に
遷移したか否かがセンスされる。未だオフ状態にあった
ときは再度、S/P/A信号およびPROG信号がパル
ス状に‘H’レベルとなり(パルスc)、再度書込みが
試みられ、次いでS/P/A信号とSENSE信号が
‘H’レベルとなり(パルスd),オン状態に遷移した
か否かがセンスされる。必要に応じこれを繰り返し、図
6に示すパルスxのタイミングでは、全てのブロック6
00_1,600_2,…,600_kが期待値PDA
TAどおりの状態にあった場合、PASS_信号が
‘L’レベルとなり正常に書込みが行われたことが検出
される。すると、今度は、S/P/A信号、PROG信
号およびADDP信号が、それまでの書込み用パルス
a,c,…の合計のパルス幅と同じ時間幅だけ‘H’レ
ベルとなり、書込みに要した時間の合計と同じ時間だけ
追加書込みが行われる。これにより、書込みの行われた
アンチヒューズが確実にオン状態となる。以上が、カラ
ムデコーダ50_1、ローデコーダ60_1に入力する
アドレスCADDR、RADDRを順次変更しながら繰
り返される。
【0075】尚、書込用電源電圧VPPを供給する端子か
らは、以上のような書込を行う間は書込用電圧VPP(例
えば10V)が入力され、以下に説明する未書込みテス
トモードではオフ状態のアンチヒューズがオン状態に遷
移することのない中程度の電圧(例えば6.5V)が入
力され、通常の動作モードでは、内部回路のロジック用
電圧(例えば3.3V)が入力される。
【0076】未書込みテストモードとは、アンチヒュー
ズのプロセス不良を検出するために行なうテストであっ
て、上述の中程度の電圧(例えば6.5V)を全てのア
ンチヒューズに印加してもいずれのアンチヒューズもオ
フ状態にとどまることを確認する未書込みテストを行な
うモードであり、その製品の良否の判定に用いられる。
このときは、カラムデコーダ50_1、ローデコーダ6
0_1に‘H’レベルのCALL信号、RALL信号を
入力し、PMOSトランジスタ34_1_1,34_1
_2,…,34_1_mの全ておよびNMOSトランジ
スタ35_1_1,35_1_2,…,35_1_nの
全てをオン状態にする。但し、プリチャージのときと異
なり、PROG信号は‘L’レベルのままとし、NMO
Sトランジスタ35_1_1,35_1_2,…,35
_1_nの共通接続された側は、グラウンドVSSと接続
しておく。こうしておいて、書込電流を供給する。ただ
し書込電圧VPPは中程度の電圧(例えば6.5V)であ
る。全てのアンチヒューズがオフ状態にとどまるとき
は、定電流供給線36がその中程度の電圧となり、いず
れかのアンチヒューズがオン状態となる不良が発生する
と定電流供給線36はそれよりもはるかに低い電圧とな
る。不良のアンチヒューズの有無は、期待値PDATA
を‘H’レベルにし、SENSE信号を‘H’レベルに
してセンスすることにより検出することができる。
【0077】次に、上述した第2の実施形態の変形例に
ついて説明する。先ず基準電流生成回路400では、書
込モード、センスモード、および追加書込モードでそれ
ぞれ異なる基準電流ISNを生成する旨説明したが、追加
書込モードでは、電流値は書込モードの電流値と同じに
しておき、パルス幅を延ばすことにより追加書込みを行
なってもよい。すなわち電流値を例えば20mAではな
く10mAとし、その代わりにその追加書込みのパルス
幅を2倍に延ばしてもよい。この場合、図4に示す抵抗
404とNMOSトランジスタ407の回路は削除する
ことができる。
【0078】また、書込モードにおける基準電流とセン
スモードにおける基準電流を同じにしてもよい。その場
合、抵抗403とNMOSトランジスタ406の回路は
削除することができる。書込モードとセンスモードとの
区別は、パルス幅と、SENSE信号を‘H’レベルに
して電圧クランプを働かせるか(センスモード)否かに
よる。
【0079】また、比較電圧生成回路500では、抵抗
501と抵抗502はFETで置き換えてもよく、その
場合は抵抗502とNMOSトランジスタ503を一体
化することができる。図7は、このように構成した、比
較電圧VSNDを生成する回路の回路図である。また、
これと同様に、抵抗506,507はFETで置き換え
てもよく、その場合は、抵抗507とNMOSトランジ
スタ508を一体化することができる。図8は、このよ
うに構成した比較電圧VSONを生成する回路の回路図
である。
【0080】さらに、図4では、S/P/A信号を
‘H’レベルにすることにより基準電流生成回路400
においてセンスモード時の基準電流を生成し、カレント
ミラー回路によりそれと同じレベルのセンス電流を生成
していたが、図9に示すように、比較電圧VSNDから
NMOSトランジスタ505および抵抗510を介して
定電流供給線36にセンス電流を供給してもよい。この
ときには、アンチヒューズがオフ状態の場合比較電圧V
SNDからNMOSトランジスタ505のしきい電圧V
TNだけ下がった電圧になるため、図4に示すPMOSト
ランジスタ43によるクランプ回路は不要であるが、更
にNMOSトランジスタ511のしきい電圧VTNだけ下
がった電圧VSOFFを比較電圧としてコンパレータ4
1に供給する。
【0081】図10は、本発明の半導体デバイスの第3
実施形態のアンチヒューズへの書込み回路部分の回路図
である。図4に示す第2の実施形態の要素と同一の要素
には図4に付した符号と同一の符号を付して示し、相違
点について説明する。図10に示す回路には、図4に示
す回路と比べ、比較電圧生成回路500に、絶縁破壊検
出用比較電圧生成回路520が備えられており、また、
コンパレータ42の出力に接続されたディレイ回路4
8、および、そのディレイ回路48の出力とプログラム
信号PROGが入力され出力がNMOSトランジスタ4
06のゲートに接続されたアンドゲート49が付加され
ている。また、基準電流生成回路400は各ブロック6
00_1,600_2,…,600_Kにそれぞれ装備
されている。
【0082】絶縁破壊検出用比較電圧生成回路520
は、書込モードにおいてアンチヒューズ31が絶縁破壊
を起こしたか否かを検出するための比較電圧を生成する
回路であり、第2の比較信号509とグラウンドVSS
の間に順次直列に接続された抵抗512、およびNMO
Sトランジスタ513が配置されている。そのNMOS
トランジスタ513のゲートにはプログラム信号PRO
Gが入力される。
【0083】書込モードのときは、プログラム信号PR
OGが‘H’レベル、センス信号SENSEが‘L’レ
ベルにあるため第2の比較信号線509には、書込用電
源電圧VPPよりNMOSトランジスタ505のしきい電
圧VTNだけ低い電圧を抵抗506と抵抗512とで分圧
された絶縁破壊検出用比較電圧が出力され、その絶縁破
壊検出用比較電圧がコンパレータ42に入力される。書
込モードにおいてアンチヒューズ31が絶縁破壊を生じ
る前は定電流供給線36は書込用電源電圧VPPにあり、
したがってコンパレータ42の出力は‘H’レベルにあ
る。アンチヒューズ31に絶縁破壊が生じると定電流供
給線36の電圧は絶縁破壊検出用比較電圧よりも低い電
圧となりコンパレータ42の出力が‘L’レベルに反転
する。この‘L’レベルの信号はディレイ回路48によ
り例えば2μsecだけ遅延してアンドゲート49の一
方の入力に伝達され、その時点で‘H’レベルのプログ
ラム信号PROGがアンドゲート49で遮断されNMO
Sトランジスタ406がオフ状態となって抵抗403に
流れていた電流が遮断される。すなわち、その時点で、
書込電流は、抵抗402を流れる電流のみに制限され
る。
【0084】この図10に示す実施形態の場合、図1に
示す実施形態の場合と同様、各アンチヒューズ31の絶
縁破壊に至るまでの時間が異なっても、その異なる絶縁
破壊時間に応じた書込みが行なわれるために、一層均一
かつ安定した抵抗値のフィラメントが得られる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
抵抗値が小さくばらつきも少ない安定したフィラメント
が形成され、PLD,PROMの高速動作が可能にな
り、またそれらPLD,PROMのタイミングスキュー
も少ないため誤動作しにくく、動作中にスイッチオフす
るようなこともなく、信頼性の高いチップが製造され
る。
【0086】また、本発明によれば、書込みのための定
電圧電源端子を備え、あとは例えば通常のRAM等に書
き込む場合と同様な手法で容易に書込みを行なうことの
できる、プログラマブルな半導体デバイスが構成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体デバイスの第1の実施形態を内
蔵したPLDの、アンチヒューズ書込み回路の回路図で
ある。
【図2】電圧変換型インバータの各例を示した図であ
る。
【図3】図1に示すアンチヒューズ書込み回路のタイミ
ングチャートである。
【図4】本発明の半導体デバイスの第2の実施形態のア
ンチヒューズへの書込み回路部分の回路図である。
【図5】カラムデコーダ、ローデコーダの入出力信号を
示した図である。
【図6】アンチヒューズへの書込みを行なう際のS/P
/A信号、PROG信号、ADDP信号、およびSEN
SE信号の変化を示すタイミングチャートである。
【図7】比較電圧生成回路の変形例を示す回路図であ
る。
【図8】比較電圧生成回路の変形例を示す回路図であ
る。
【図9】センス電流生成回路の変形例を示す回路図であ
る。
【図10】本発明の半導体デバイスの第3の実施形態
の、アンチヒューズへの書込み回路部分の回路図であ
る。
【符号の説明】
1,31 アンチヒューズ 2_1,2_2,…,2_m;32_1_1,32_1
_2,…,32_1_m 第1の信号線 3_1,3_2,…,3_n;33_1_1,33_1
_2,…,33_1_n 第2の信号線 4_1,4_2,…,4_m;5_1,5_2,…,5
_n;35_1_1,35_1_2,…,35_1_
n,38,52,105,406,407,503,5
08,511,513 NMOSトランジスタ 6_1,6_2,…,6_m;8_1,8_2,…,8
_n,104,405,801 電圧変換型インバータ 7_1,7_2,…,7_m,9,10 ナンドゲート 11,50_1 カラムデコーダ 12,60_1 ローデコーダ 34_1_1,34_1_2,…,34_1_m,3
7,39,43,101,106,401 PMOSト
ランジスタ 36 定電流レベル伝達線 40 定電流レベル伝達線 41,42,201 コンパレータ 44,46,701 ナンドゲート 45 オアゲート 48,202 ディレイ回路 49 アンドゲート 100 定電流回路 102,103,402,403,404,501,5
02,506,507,510,512 抵抗 107,203 ノアゲート 200 検知回路 300,600_1,600_2,…,600_k ブ
ロック 400 基準電流生成回路 500 比較電圧生成回路 504 第1の比較信号線 509 第2の比較信号線 520 絶縁破壊検出用比較電圧生成回路 700 合否ゲート回路 800 書込制御回路 802 書込制御線

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに交差する第1の信号線および第2
    の信号線と、これら第1の信号線と第2の信号線との交
    点に配置されたアンチヒューズとを備え、遮断状態にあ
    るアンチヒューズに電力を供給して該アンチヒューズを
    固定的な導通状態に遷移させる書込みを前記交点に配置
    されたアンチヒューズについて行なうか否かに応じて異
    なる回路動作が実現される半導体デバイスにおいて、 前記アンチヒューズに定電流を供給すべく該アンチヒュ
    ーズの抵抗値により変化する、所定電圧以下の電圧を該
    アンチヒューズに印加する定電流回路と、 前記アンチヒューズに電流が流れ始めたか否かを検知す
    る検知回路とを備え、 前記定電流回路が、前記検知回路により前記アンチヒュ
    ーズに電流が流れ始めたことが検知された後所定時間経
    過前は該アンチヒューズに所定の第1の定電流を供給
    し、該所定時間経過時に該アンチヒューズへの電流の供
    給を停止するものであることを特徴とする半導体デバイ
    ス。
  2. 【請求項2】 互いに交差する第1の信号線および第2
    の信号線と、これら第1の信号線と第2の信号線との交
    点に配置されたアンチヒューズとを備え、遮断状態にあ
    るアンチヒューズに電力を供給して該アンチヒューズを
    固定的な導通状態に遷移させる書込みを前記交点に配置
    されたアンチヒューズについて行なうか否かに応じて異
    なる回路動作が実現される半導体デバイスにおいて、 前記アンチヒューズに定電流を供給すべく該アンチヒュ
    ーズの抵抗値により変化する、所定電圧以下の電圧を該
    アンチヒューズに印加する定電流回路と、 前記アンチヒューズに電流が流れ始めたか否かを検知す
    る検知回路とを備え、 前記定電流回路が、前記検知回路により前記アンチヒュ
    ーズに電流が流れ始めたことが検知された後所定時間経
    過前は該アンチヒューズに所定の第1の定電流を供給す
    るとともに、該所定時間経過時に前記第1の定電流より
    も小さい第2の定電流に切り換えて該第2の定電流を前
    記アンチヒューズに供給するものであることを特徴とす
    る半導体デバイス。
  3. 【請求項3】 前記検知回路が、前記アンチヒューズの
    一端の電圧ないし該電圧に対応する電圧と所定の基準電
    圧とを比較するコンパレータであることを特徴とする請
    求項1又は2記載の半導体デバイス。
  4. 【請求項4】 互いに交差する第1の信号線および第2
    の信号線と、これら第1の信号線と第2の信号線との交
    点に配置されたアンチヒューズとを備え、遮断状態にあ
    るアンチヒューズに電力を供給して該アンチヒューズを
    固定的な導通状態に遷移させる書込みを前記交点に配置
    されたアンチヒューズについて行なうか否かに応じて異
    なる回路動作が実現される半導体デバイスにおいて、 前記アンチヒューズに、該アンチヒューズを遮断状態か
    ら導通状態へと変化させる書込用電流を供給する書込モ
    ードと、前記アンチヒューズに、該アンチヒューズの状
    態をセンスするためのセンス用電流を供給するセンスモ
    ードと、書込みが行なわれた前記アンチヒューズに、追
    加書込みを行なうための追加書込用電流を供給する追加
    書込モードとに切替自在な定電流回路を備えたことを特
    徴とする半導体デバイス。
  5. 【請求項5】 前記定電流回路が、前記センスモードに
    おいて、遮断状態にあるアンチヒューズに印加される電
    圧を該アンチヒューズが遮断状態にとどまるレベルの電
    圧に制限する電圧クランプ回路を備えたことを特徴とす
    る請求項4記載の半導体デバイス。
  6. 【請求項6】 前記アンチヒューズに前記センス用電流
    が供給されたときに生じる電圧に基づいて該アンチヒュ
    ーズの状態を検出する状態検出回路を備えたことを特徴
    とする請求項4記載の半導体デバイス。
  7. 【請求項7】 前記第1の信号線が互いに並行に延びる
    複数の第1の信号線から成るとともに、前記第2の信号
    線が互いに並行に延びる複数の第2の信号線から成り、
    前記アンチヒューズが、前記複数の第1の信号線と前記
    複数の第2の信号線との各交点に配置されてなる半導体
    デバイスであって、 前記複数の第1の信号線それぞれに直列に接続された第
    1のスイッチ回路と、 前記複数の第2の信号線それぞれに直列に接続された第
    2のスイッチ回路と、 前記第1のスイッチ回路を制御することにより前記複数
    の第1の信号線のうちの所望の第1の信号線を切替自在
    に選択する第1のデコーダと、 前記第2のスイッチ回路を制御することにより前記複数
    の第2の信号線のうちの所望の第2の信号線を切替自在
    に選択する第2のデコーダとを備え、 前記定電流回路が、前記第1のデコーダおよび前記第2
    のデコーダにより書込みのために同時に選択された1つ
    もしくは複数のアンチヒューズに、並列的に、互いに独
    立に制御された定電流を供給するものであることを特徴
    とする請求項4記載の半導体デバイス。
  8. 【請求項8】 前記第1のデコーダおよび前記第2のデ
    コーダが、それぞれ、該第1のデコーダおよび該第2の
    デコーダにより選択される前記第1の信号線全ておよび
    前記第2の信号線全てを同時に選択するモードを有する
    ものであることを特徴とする請求項7記載の半導体デバ
    イス。
  9. 【請求項9】 前記定電流回路が、基準電流を生成する
    基準電流生成回路と、該基準電流生成回路により生成さ
    れた基準電流に応じた定電流をカレントミラー回路によ
    り生成して前記アンチヒューズに供給する定電流供給回
    路とを有するものであることを特徴とする請求項4記載
    の半導体デバイス。
  10. 【請求項10】 前記書込モードにおいて前記アンチヒ
    ューズに電流が流れ始めたか否かを検知する検知回路を
    備え、 前記定電流回路が、前記書込モードにおいて、前記検知
    回路により前記アンチヒューズに電流が流れ始めたこと
    が検知された後所定時間経過前は該アンチヒューズに、
    前記書込用電流として所定の第1の定電流を供給し、該
    所定時間経過時に該アンチヒューズへの該書込用電流の
    供給を停止するものであることを特徴とする請求項4記
    載の半導体デバイス。
  11. 【請求項11】 前記書込モードにおいて前記アンチヒ
    ューズに電流が流れ始めたか否かを検知する検知回路を
    備え、 前記定電流回路が、前記書込モードにおいて、前記検知
    回路により前記アンチヒューズに電流が流れ始めたこと
    が検知された後所定時間経過前は該アンチヒューズに、
    前記書込用電流として所定の第1の定電流を供給すると
    ともに、該所定時間経過時に前記書込用電流を前記第1
    の定電流よりも小さい第2の定電流に切り換えて該第2
    の定電流を該書込用電流として前記アンチヒューズに供
    給するものであることを特徴とする請求項4記載の半導
    体デバイス。
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