JPH08329604A - デジタルオーディオインターフェース - Google Patents

デジタルオーディオインターフェース

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Publication number
JPH08329604A
JPH08329604A JP7156858A JP15685895A JPH08329604A JP H08329604 A JPH08329604 A JP H08329604A JP 7156858 A JP7156858 A JP 7156858A JP 15685895 A JP15685895 A JP 15685895A JP H08329604 A JPH08329604 A JP H08329604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
output
digital audio
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP7156858A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Tokiwa
和典 常盤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP7156858A priority Critical patent/JPH08329604A/ja
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】通常再生の信号および倍速再生の信号の夫々の
受信時に自動的にPLLの引込みを行い通常再生の信号
と倍速再生の信号を読み出す。 【構成】DIN端子からの入力信号は位相差検出回路2
と積分回路10に入力され、積分回路10の出力信号は
ピークホールド回路11に入力される。コンパレータ1
3にはピークホールド回路11の信号と基準電圧源12
の信号が入力される。位相差検出回路2は入力信号とV
CO1からの信号が入力され、入力信号とVCO1の発
振信号との位相差に応じる信号を切換器付LPF9に出
力する。切換器付LPF9は2つのローパスフイルタを
切換えて使用する。切換え信号としてコンパレータ13
の出力信号が用いられる。VCO1、位相差検出回路2
および切換器LPF9によりPLL回路が形成されてお
り、このPLL回路はデジタルオーディオインターフェ
ースのマスタークロックを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデジタルオーディオ機
器間のデジタル信号通信に使用するデジタルオーディオ
インターフェースに係わり、特に、伝送速度の異なる信
号を受信可能なデジタルオーディオインターフェースに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルオーディオインターフェ
ースの例を図3に示す。図に示すDIN端子から入力さ
れたデジタルオーディオ信号は、位相差検出回路2およ
びS/P変換回路5に入力される。位相差検出回路2に
はVCO(電圧制御発振器)1からも信号が入力され、
位相差検出回路2はデジタルオーディオ信号とVCO1
で発振される信号との位相差に応じる信号をLPF(ロ
ーパスフイルタ)3に出力し、LPF3の出力信号はV
CO3の発振周波数を制御する。VCO1、位相差検出
回路2およびLPF3によりPLL回路が形成されてお
り、このPLL回路はデジタルオーディオ信号に含まれ
る基準クロックに同期した信号、すなわちデジタルオー
ディオインターフェースのマスタークロックを出力す
る。
【0003】デジタルオーディオ信号はさらにS/P変
換回路5でパラレル信号に変換されてラッチ回路6に入
力される。タイミングパルス発生器4には上記のマスタ
ークロックとデジタルオーディオ信号とが入力され、前
記ラッチ回路6にラッチタイミングの信号を出力する。
ラッチ回路6でラッチされたパラレル信号はP/S変換
回路7とサブコード出力回路8に入力され、P/S変換
回路7からオーディオデータが出力され、サブコード出
力回路8からサブコードデータが出力される。
【0004】上記のデジタルオーディオインターフェー
スに入力される信号としてはバイフェーズ・マーク方式
で変調された信号が用いられる。バイフェーズ・マーク
方式を図4により説明する。図におけるバイフェーズマ
ークは2個の継続する2値価状態からなる1つのシンボ
ルにより表わされる。シンボルの第1の状態は先行する
シンボルの第2の状態を反転したものとなる。シンボル
の第2の状態は伝送されるビット(ソースデータ)が0
なら第1の状態と同じであり、伝送されるビットが1な
ら第1の状態を反転したものとなる。
【0005】このようなバイフェーズ・マーク方式で変
調された信号は、標本化周波数が44.1kHzであれ
ば主に2.8MHzと1.4MHzのクロック成分が含
まれることになる。倍速再生された入力信号になると、
主として5.6MHzと2.8MHzのクロック信号を
含むようになる。上記のデジタルオーディオインターフ
ェースでは、PLL回路のLPFの時定数が通常再生時
の値に固定されると、倍速再生時にはPLLがロックせ
ず伝送データを読み出すことができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記した点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、通常再生の信号および倍速再生の信号の夫々の受信
時に自動的にPLLの引込みが行われ、通常再生の信号
と倍速再生の信号を読み出すことができるデジタルオー
ディオインターフェースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のデジタルオー
ディオインターフェースは、デジタルオーディオ機器間
のデジタル信号通信に使用する伝送信号に含まれる基準
クロック信号に同期させるPLL回路と、該デジタル伝
送信号を積分する積分回路と、前記積分回路の波高値を
保持するピークホールド回路と、一方の入力端子が基準
電圧源に接続され他方の入力端子に前記ピークホールド
回路の出力が入力される比較器とを備え、前記比較器の
出力により前記PLL回路のループフイルタの特性を切
換えるように構成されている。
【0008】従って、入力されるデジタル伝送信号の基
準クロック速度が変更されても前記ピークホールド回路
のループフイルタの特性が夫々最適値に切換えられるこ
とにより自動的にPLLの引込みが行われる。
【0009】さらに、この発明のデジタルオーディオイ
ンターフェースは、前記デジタルオーディオインターフ
ェースにおいて、前記ピークホールド回路の入力信号は
ダイオードを用いて検波されると共に、前記基準電圧源
の出力はダイオードを介して前記比較器に入力されるよ
うに構成されたものである。
【0010】
【作用】入力されるデジタル伝送信号は積分回路により
三角波とされるが、三角波の波高値は入力信号のパルス
幅に比例する。すなわち信号の伝送速度の遅速は積分回
路出力レベルの大小となって現われる。従って、それら
のピーク値を保持するピークホールド回路の出力と基準
電圧源のレベルを比較器で比較してH,Lの切換信号を
得ることができる。
【0011】この切換信号によりPLL回路のループフ
イルタの特性をそれぞれ速度の異なる信号のクロック抽
出に最適となるように切換えることにより自動的にPL
Lの引込みが行われ、PLL回路からマスタークロック
を得ることができる。
【0012】ピークホールド回路には一般にダイオード
が用いられるが、ダイオードに電流が流れるときの降下
電圧は温度により変化する。従って、このようなダイオ
ードを用いたピークホールド回路の出力は温度によって
変化する。しかしながら、基準電圧源にピークホールド
回路の出力変化を補償するダイオードを用いることによ
り、PLL回路のループフイルタの特性切換えの温度変
化による誤動作を防止できる。
【0013】
【実施例】この発明の実施例であるデジタルオーディオ
インターフェースを図面に基づいて説明する。図1はこ
の発明の実施例であるデジタルオーディオインターフェ
ースの要部を示す回路図である。実施例のデジタルオー
ディオインターフェースは図3の回路において、VCO
1、位相検出回路2およびLPF3で構成されるPLL
回路を図1に示す回路で置き換えたものである。なお、
ここでは入力伝送信号として信号速度が通常再生の場合
と倍速再生の場合を例として説明する。
【0014】図に示すように、DIN端子から入力され
たデジタルオーディオ信号は位相差検出回路2に入力さ
れると共に、抵抗およびコンデンサで構成された積分回
路10に入力される。積分回路10の出力信号はダイオ
ード11aと抵抗およびコンデンサーで構成されたピー
クホールド回路11に入力される。ピークホールド回路
11の出力信号はコンパレータ13の一方の入力端子に
入力される。コンパレータ13の他方の入力端子には、
直流電源(+V)を分圧し、直列にダイオード12aを
介して基準電圧源12の出力信号が入力される。
【0015】一方、位相差検出回路2にはデジタルオー
ディオ信号と共にVCO1からも信号が入力され、位相
差検出回路2はデジタルオーディオ信号とVCO1で発
振される信号との位相差に応じる信号を切換器付LPF
9に出力する。切換器付LPF9は抵抗とコンデンサー
で構成された2つのローパスフイルタをアナログスイッ
チ9aで切換えて使用するようになっており、切換え信
号としてコンパレータ13の出力信号が用いられる。
【0016】切換器付LPF9の出力信号はVCO1の
発振周波数を制御する。VCO1、位相差検出回路2お
よび切換器LPF9によりPLL回路が形成されてお
り、このPLL回路はデジタルオーディオ信号に含まれ
る基準クロックに同期した信号、すなわちデジタルオー
ディオインターフェースのマスタークロックを出力す
る。マスタークロックはタイミングパルス発生器へ入力
される。
【0017】上記構成において、DIN端子に入力され
る信号は先に図4で説明したバイフェーズ・マーク方式
で変調された信号である。その波形を図2(a)に示
す。積分回路10はローパスフイルタの機能を有してお
り、そのカットオフ周波数は約3MHzに設定されてい
る。そして、デジタル信号は積分回路を通すと三角波と
されるが、三角波の波高値は入力デジタル信号のパルス
幅に比例する。すなわち信号の伝送速度の遅速は積分回
路出力ではレベルの大小となって出力される。
【0018】先に説明したように、デジタルオーディオ
信号は標本化周波数が44.1kHzのとき主に2.8
MHzと1.4MHzのクロック成分が含まれ、倍速再
生された信号では、主として5.6MHzと2.8MH
zのクロック信号を含まれるため、積分回路10の出力
のピークは通常再生信号のときと倍速再生信号のときで
大きく変化する。図2(b)に通常再生信号のときの積
分回路10の出力信号の波形を示す。また、図2(c)
に倍速再生信号のときの積分回路10の出力信号の波形
を示す。図2(b)と図2(c)では電圧および時間の
スケールを同じにしてある。通常再生信号でのピーク値
は倍速再生信号でのピーク値より大きいことが分かる。
【0019】ピークホールド回路11は上記のようなピ
ーク値の信号を出力し、基準電圧源12は通常再生信号
のときのピーク値と倍速再生信号のときのピーク値との
中間の電圧を出力する。ピークホールド回路11のダイ
オード11aは温度変化により順方向降下電圧が変化す
る。同様に基準電圧源12のダイオード12aも温度変
化により順方向降下電圧が変化する。このような温度変
化による特性の変化(出力電圧変化率)をピークホール
ド回路11と基準電圧源12で同じに設定してある。従
って、コンパレータ13は温度変化にかかわらず通常再
生信号と倍速再生信号とに応じた切換え信号を確実に出
力する。
【0020】この切換え信号により切換器付LPF9の
2つのローパスフイルタが切換えられるが一方のローパ
スフイルタの時定数は通常再生信号のクロック抽出に最
適に設定されており、他方のローパスフイルタの時定数
は倍速再生信号のクロック抽出に最適に設定されてい
る。切換え信号により通常再生信号と倍速再生信号に夫
々最適のローパスフイルタの時定数が選ばれるので、P
LL回路は通常再生信号と倍速再生信号の双方を自動的
に引込むことができる。
【0021】実施例は以上のように構成されているが発
明はこれに限られず、例えば、比較器としてウインドコ
ンパレータを用いれば、3種類の速度切換えが可能とな
る。また、積分回路をより正確な三角波出力とするオペ
アンプによる構成とすることもできる。但し、実施例の
ような積分回路を用いる方がコストが安くなる。
【0022】
【発明の効果】この発明のデジタルオーディオインター
フェースによれば、入力信号から通常再生の信号と倍速
再生の信号を自動的に判別して、夫々に最適なPLLル
ープフイルタの時定数が設定されるので、安定してPL
Lの引込みが行われる。
【0023】そして、PLLのVCOの発振周波数も安
定するので、ジッタの少ないクロック信号を作ることが
できる。このVCOのクロック信号は受信側の装置のマ
スタークロックとなるので、D/Aコンバータを備えた
装置では、D/Aコンバータのクロックが安定し良好な
音質が得られる。
【0024】さらに、基準電圧源の出力をピークホール
ド回路に用いられたダイオードと同特性のダイオードを
介して比較器に加えたため、比較器の2つの入力信号の
温度変化による変動が相殺され、確実な比較が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるデジタルオーディオイ
ンターフェースの要部を示す回路図である。
【図2】同回路図における電圧波形を示す図である。
【図3】従来のデジタルオーディオインターフェースの
例を示すブロック図である。
【図4】デジタルオーディオ信号通信に用いられる信号
を説明する波形図である。
【符号の説明】
1 VCO 2 位相差検出回路 3 LPF 4 タイミングパルス発生器 5 S/P変換回路 6 ラッチ回路 7 P/S変換回路 8 サブコード出力回路 9 切換器付LPF 10 積分回路 11 ピークホールド回路 12 基準電圧源 13 コンパレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号通信に使用する伝送信号に
    含まれる基準クロック信号に同期させるPLL回路と、
    該デジタル伝送信号を積分する積分回路と、前記積分回
    路の波高値を保持するピークホールド回路と、一方の入
    力端子が基準電圧源に接続され他方の入力端子に前記ピ
    ークホールド回路の出力が入力される比較器とを備え、
    前記比較器の出力により前記PLL回路のループフイル
    タの特性を切換えることを特徴とするデジタルオーディ
    オインターフェース。
  2. 【請求項2】 前記ピークホールド回路の入力信号はダ
    イオードを用いて検波されると共に、前記基準電圧源の
    出力はダイオードを介して前記比較器に入力されること
    を特徴とする請求項1記載のデジタルオーディオインタ
    ーフェース。
JP7156858A 1995-05-31 1995-05-31 デジタルオーディオインターフェース Pending JPH08329604A (ja)

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JP7156858A JPH08329604A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 デジタルオーディオインターフェース

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7366064B2 (en) 2003-05-19 2008-04-29 Funai Electric Co., Ltd. Disk reproducing apparatus
CN102809690A (zh) * 2012-08-14 2012-12-05 常州大学 一种发射极耦合正弦积分鉴相器及检测方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7366064B2 (en) 2003-05-19 2008-04-29 Funai Electric Co., Ltd. Disk reproducing apparatus
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