JPH0832841A - ビデオ一体形カメラ - Google Patents

ビデオ一体形カメラ

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Publication number
JPH0832841A
JPH0832841A JP6160174A JP16017494A JPH0832841A JP H0832841 A JPH0832841 A JP H0832841A JP 6160174 A JP6160174 A JP 6160174A JP 16017494 A JP16017494 A JP 16017494A JP H0832841 A JPH0832841 A JP H0832841A
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JP
Japan
Prior art keywords
housing
camera
video
section
optical axis
Prior art date
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Application number
JP6160174A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Hida
敏彦 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0832841A publication Critical patent/JPH0832841A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 片手でも安定した撮影ができ、薄形化、コン
パクト化が図れるビデオ一体形カメラを得る。 【構成】 偏平な箱形の筐体11の上部の表面に偏平デ
ィスプレイ12、その背面に記録再生機構部14を重ね
て配置し、これらの下部にカメラ部17を配置し、か
つ、撮像レンズ群18の光軸が入射光の光軸と直交する
よう横向きに配置したズームレンズ鏡胴19と、筐体1
1の裏面側から入射する入射光を撮像レンズ群18に向
けて曲折させるための鏡面部22と、ズームレンズ鏡胴
19の後部に配置した撮像素子部20でカメラ部17を
構成し、筐体11の裏面を被写体に向け一定の角度に前
傾した状態で入射光が撮像素子部20に正常に結像する
よう、筐体側面から見たカメラ部17の水平軸を筐体1
1の水平方向に対し一定の角度だけ傾けて設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小形で、かつ、薄形
を指向し、併せて携帯性、収納性と多用途性を重視した
ビデオ一体形カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ一体形カメラは、あらゆる場面で
の使い勝手を考えると、小形化の要求には限りがない。
近年ビデオ一体形カメラは著しく小形化、軽量化が進ん
だ。しかしながら、従来のビデオ一体形カメラは図27
のように本体1からレンズ部2、グリップ部3、ビュー
ファインダ4等突出する部分が多く、バッグに収納して
の携帯、或は衣服のポケットに入れての携帯は難しく、
旅行やビジネスユースには極めて不便であった。
【0003】また、こういった携帯性、収納性の改善に
加え、再生画やTV放送の観賞機能をビデオ一体形カメ
ラに付加することができれば非常に便利であり、旅行用
やビジネスユースとしての利用を大幅に促進できる。従
来のビデオ一体形カメラは、被写体を撮影、記録する機
能を主体に設計されており、ビューファインダはあくま
で確認用で、目(顔)をビューファインダに付けて画面
を見る必要があり、再生画を観賞するにはTV受像機が
必要であった。
【0004】図28は再生画やTV放送の鑑賞機能を備
えた他の従来例を示すビデオ一体形カメラであるが、こ
れは特公平4ー6154号公報に開示されたものと同様
の構成であり、独立したVTR部5の横にカメラ部6を
回動可能に結合して本体7を構成し、更に、本体から顔
を離しての撮影や、直接再生画の観賞が可能な液晶ディ
スプレイ8をビューファインダーとしてVTR部5に一
体化し、カメラ部6の筐体の下部をグリップ部9とした
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記他の従来例では、
大きな液晶ディスプレイを配置できるという利点はある
が、横方向でVTR部5とカメラ部6を結合しているた
め、横幅が長くなり、グリップ部9の筐体より大きいV
TR部5を回動調節しながらの撮影はバランスを保ちに
く、両手による撮影には支障はないが、片手での撮影は
困難である。
【0006】また、液晶画面を見る場合、目との距離を
人間の適視距離である約30cm程度離す必要があり、
グリップ部9が液晶ディスプレイ8と同じ高さにあるた
め、たとえ両手で保持しても図29(a)のように腕を
突出した姿勢での撮影を強いられ、上腕が体から離れ、
手ぶれし易くなり、長時間の撮影には適していない。
【0007】また、ティルトアップやティルトダウンを
するとき、カメラ部6とグリップ部9が一体であるた
め、図29(b)のように左手で全体を支えながら、グ
リップ部9を回転させる必要があり、安定した撮影をす
るには三脚が必要である。
【0008】また、VTR部5とカメラ部6が別個の筐
体に納められ、両者を結合する形態であるので、一体感
のあるデザインが不可能であり、特に移動やバッグへの
収納時に両者が回転する等の不具合が発生する恐れもあ
る。
【0009】また、偏平に構成された筐体に対してカメ
ラ部6(レンズ軸)が直角に配置されているため、カメ
ラ部が筐体の厚さより突出するので、バッグへの収納性
が悪い。
【0010】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたものであり、本体から顔を離しての撮影
や、直接再生画の観賞が可能な比較的大きなディスプレ
イを備えながら、片手でも安定した撮影ができ、しかも
携帯性、収納性が極めて良好で、旅行やビジネスユース
に最適のビデオ一体形カメラを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るビ
デオ一体形カメラは、偏平な箱形の筐体の上部の表面に
偏平ディスプレイ、その背面に記録再生機構部を重ねて
配置し、これらの下部にカメラ部を配置し、かつ、撮像
レンズ群の光軸が入射光の光軸と直交するよう横向きに
配置したズームレンズ鏡胴と、筐体の裏面側から入射す
る入射光を撮像レンズ群に向けて曲折させるための鏡面
部と、ズームレンズ鏡胴の後部に配置した撮像素子部で
カメラ部を構成し、筐体の裏面を被写体に向け一定の角
度に前傾した撮影状態で、入射光が撮像素子に正常に結
像するよう、筐体側面側から見たカメラ部の水平軸を筐
体の水平方向に対し一定の角度だけ傾けて設置する構成
としたものである。
【0012】請求項2の発明は、上記カメラ部の下部
に、装置本体の電源を供給するためのバッテリを装着す
る構成としたものである。
【0013】請求項3の発明は、偏平ディスプレイを第
2の筐体に納め、第2の筐体の下端を回動可能に軸支
し、第2の筐体の背面に記録再生機構の記録媒体挿填部
を設ける構成としたものである。
【0014】請求項4の発明は、入射窓の下部に近接し
てマイク部を配置し、非使用時はスライドカバーで入射
窓とマイク部を隠ぺいし、使用時にスライドカバーを移
動させることにより、入射窓とマイク部を同時に露出さ
せるように構成したものである。
【0015】請求項5の発明は、偏平ディスプレイの下
部の筐体表面を上下方向に略2分する位置にカバー部材
を軸支し、上側のゾーンに、カメラ撮影のみに使用され
るカメラ操作キーを配置し、下側のゾーンに、記録再生
装置の操作のみに使用されるビデオ操作キーやスピーカ
の音声放出孔を配置し、カバー部材を回動させることに
より、いずれか一方のゾーンを選択的に隠ぺいするよう
に構成したものである。
【0016】請求項6の発明は、偏平ディスプレイを納
めた第2の筐体を一定の角度回動した時に筐体との間に
発生する楔形の空間と同形状のチューナユニットを第2
の筐体に着脱可能とし、かつ着脱と同時に電気的接続、
および分離を行うように構成したものである。
【0017】請求項7の発明は、筐体の表面側に第2の
入射窓を備え、鏡面部を入射光軸に対して垂直方向に軸
支し、鏡面部を水平方向に回動し、第2の入射窓に対向
させることにより、第2の入射窓からの入射光も撮像素
子に結像させ得るように構成したものである。
【0018】請求項8の発明は、撮像レンズ群の光軸が
入射光の光軸と直交するよう横向きに配置したズームレ
ンズ鏡胴と、筐体の裏面側から入射する入射光を撮像レ
ンズ群に向けて曲折させるための鏡面部と、ズームレン
ズ鏡胴の後部に配置した撮像素子部を筒状の枠体内に固
定し、筒状の枠体の周面に入射窓を設けてカメラ部を構
成し、このカメラ部を水平方向に軸支し、筐体の裏面に
設けた開口部の範囲内で、入射窓の垂直方向の位置を可
変させるようにカメラ部を回動調整可能に構成したもの
である。
【0019】請求項9の発明は、偏平ディスプレイ面の
ある筐体の表面側に第2の開口部を備え、カメラ部の入
射窓が第2の開口部の位置に一致するよう回動係止する
ことにより、第2の開口部からの入射光も撮像素子に結
像させ得るように構成したものである。
【0020】請求項10の発明は、装置本体の垂直方向
と水平方向の振れを検出する振れ検出センサ、もしく
は、少なくとも垂直方向の振れ検出センサを備え、垂直
方向の振れ検出センサの出力に基ずいて得られた制御信
号を第1の駆動手段に加え、上記カメラ部を光軸まわり
に回動(揺動)させ、また、入射光軸に対し鏡面部を垂
直方向に軸支し、水平方向の振れ検出センサの出力に基
ずいて得られた制御信号を第2の駆動手段に加え、鏡面
部を水平方向に回動(揺動)させ、撮像素子に結像する
被写体像の垂直、水平両方向の振れを同時に補正する
か、もしくは、垂直方向のみの振れを補正するように構
成したものである。
【0021】請求項11の発明は、撮像レンズ群の光軸
が入射光の光軸と直交するよう横向きに配置したズーム
レンズ鏡胴と、筐体の裏面側から入射する入射光を撮像
レンズ群に向けて曲折させるための鏡面部と、ズームレ
ンズ鏡胴の後部に配置した撮像素子部を筒状の枠体内に
固定し、筒状の枠体の周面に入射窓を設けてカメラ部を
構成し、上記入射窓を含むカメラ部の一部が、筐体の側
面から水平方向に突出する撮影状態と、上記突出したカ
メラ部の一部が筐体の外形範囲に納まる収納状態に係止
可能で、かつ、撮影状態ではカメラ部を回動可能なよう
に、筒状の枠体が筐体に軸支される構成としたものであ
る。
【0022】請求項12の発明は、撮影時に突出するカ
メラ部の一部にマイク部を設け、カメラ部の突出に伴っ
てマイク部が露出するように構成したものである。
【0023】請求項13の発明は、筐体の底面の両端部
に設けた脚部の内側の範囲に、中央部を軸支して水平方
向に回動可能に筐体に一体化し、かつ、脚部とほぼ同一
高さに形成したワイヤレスリモコンの保持部材を備える
構成としたものである。
【0024】
【作用】請求項1の発明のビデオ一体形カメラは、偏平
な箱形の筐体の上部の表面に偏平ディスプレイ、その背
面に記録再生機構部を重ねて配置し、これらの下部にカ
メラ部を配置し、かつ、撮像レンズ群の光軸が入射光の
光軸と直交するよう横向きに配置したズームレンズ鏡胴
と、筐体の裏面側から入射する入射光を撮像レンズ群に
向けて曲折させるための鏡面部と、ズームレンズ鏡胴の
後部に配置した撮像素子部でカメラ部を構成し、筐体の
裏面を被写体に向け一定の角度に前傾した撮影状態で、
入射光が撮像素子に正常に結像するよう、筐体側面側か
ら見たカメラ部の水平軸を筐体の水平方向に対し一定の
角度だけ傾けて設置する構成とし、装置本体を一定の角
度に傾斜させさせながら偏平ディスプレイの下側を横か
ら保持して構えることを可能とし、片手でも上腕を体に
引きつけた安定的な態勢で撮影可能とする。また、カメ
ラ撮影以外の目的で使用したり、携帯するのに便利なよ
うに、カメラ部やビューファインダによる突出部等のな
い、偏平でコンパクトな形態を可能とする。
【0025】請求項2の発明は、カメラ部の下部に、装
置本体の電源を供給するためのバッテリを装着する構成
とし、保持する部分より下側に重心が位置するように
し、撮影時の手振れを軽減させる。
【0026】請求項3の発明は、偏平ディスプレイを第
2の筐体に納め、第2の筐体の下端を回動可能に軸支
し、第2の筐体の背面に記録再生機構の記録媒体挿填部
を設け、第2の筐体を開いて記録媒体の出し入れを行う
ようにして、記録媒体挿填部への塵埃の侵入を防止する
とともに、外観を向上させる。また、併せて偏平ディス
プレイの目視角度の調整を可能とする。
【0027】請求項4の発明は、入射窓の下部に近接し
てマイク部を配置し、非使用時はスライドカバーで入射
窓とマイク部を隠ぺいし、使用時にスライドカバーを移
動させることにより、入射窓とマイク部を同時に露出さ
せるようにして、非使用時の外観を向上させるととも
に、カメラ撮影以外の目的で使用するときに破損等の危
険を回避する。
【0028】請求項5の発明は、偏平ディスプレイの下
部の筐体表面を上下方向に略2分する位置に、水平方向
に軸支されたカバー部材を備え、撮影時に操作しやすい
上側のゾーンにカメラ操作キーを配置し、撮影時に操作
しにくい下側のゾーンに再生操作キーやスピーカの音声
放出孔を配置し、合理的に操作キーを配置するととも
に、カバー部材を回動させて使用目的に応じた操作キー
だけを露出させる。
【0029】請求項6の発明では、偏平ディスプレイを
納めた第2の筐体を一定の角度回動した時に筐体との間
に発生する楔形の空間と同形状のチューナユニットを第
2の筐体に着脱可能とし、かつ着脱と同時に電気的接
続、および分離を行うようにし、装置の上下左右の外形
幅を変えないでチューナユニットの結合を可能とし、コ
ンパクトに一体化を図る。
【0030】請求項7の発明は、偏平ディスプレイ面の
ある筐体の表面側に第2の入射窓を備え、鏡面部を入射
光軸に対して垂直方向に軸支し、鏡面部を水平方向に回
動させ、第2の入射窓に対向させることにより、第2の
入射窓からの入射光も撮像素子に結像させ得るように
し、通常の被写体撮影の他に撮影者自身の撮影も可能と
し、かつ、両者の切り換えが即座に行えるようにする。
【0031】請求項8の発明は、撮像レンズ群の光軸が
入射光の光軸と直交するよう横向きに配置したズームレ
ンズ鏡胴と、筐体の裏面側から入射する入射光を撮像レ
ンズ群に向けて曲折させるための鏡面部と、ズームレン
ズ鏡胴の後部に配置した撮像素子部を筒状の枠体内に固
定し、筒状の枠体の周面に入射窓を設けてカメラ部を構
成し、このカメラ部を水平方向に軸支し、筐体の裏面に
設けた開口部の範囲内で、入射窓の垂直方向の位置を可
変させるようにカメラ部を回動調整可能に構成すること
により、装置本体の角度を固定したまま垂直方向の撮影
角度を調整可能とし、また、画面移動撮影を可能とす
る。
【0032】請求項9の発明は、偏平ディスプレイ面の
ある筐体の表面側に第2の開口部を備え、カメラ部の入
射窓が第2の開口部の位置に一致するよう回動係止する
ことにより、第2の開口部からの入射光も撮像素子に結
像させ得るように構成し、通常の被写体撮影の他に撮影
者自身の撮影も可能とし、両者の切り換えが即座に行え
るようにする。
【0033】請求項10の発明は、装置本体の垂直方向
と水平方向の振れを検出する振れ検出センサ、もしく
は、少なくとも垂直方向の振れ検出センサを備え、垂直
方向の振れ検出センサの出力に基ずいて得られた制御信
号を第1の駆動手段に加え、上記カメラ部を光軸まわり
に回動(揺動)させ、また、入射光軸に対し鏡面部を垂
直方向に軸支し、水平方向の振れ検出センサの出力に基
ずいて得られた制御信号を第2の駆動手段に加え、鏡面
部を水平方向に回動(揺動)させ、撮像素子に結像する
被写体像の垂直、水平両方向の振れを同時に補正する
か、もしくは、垂直方向のみの振れを補正するように構
成することにより、撮影者の垂直方向、水平方向、もし
くは、垂直方向のみの手振れによる画像振れ補正を、コ
ンパクトで簡易な構成で実現可能とする。
【0034】請求項11の発明は、撮像レンズ群の光軸
が入射光の光軸と直交するよう横向きに配置したズーム
レンズ鏡胴と、筐体の裏面側から入射する入射光を撮像
レンズ群に向けて曲折させるための鏡面部と、ズームレ
ンズ鏡胴の後部に配置した撮像素子部を筒状の枠体内に
固定し、筒状の枠体の周面に入射窓を設けてカメラ部を
構成し、上記入射窓を含むカメラ部の一部が、筐体の側
面から水平方向に突出する撮影状態と、上記突出したカ
メラ部の一部が筐体の外形範囲に納まる収納状態に係止
可能で、かつ、撮影状態ではカメラ部を回動可能なよう
に、筒状の枠体が筐体に軸支される構成とし、装置本体
の角度を固定したままで調整可能な撮影可能角度を拡大
し、撮影者自身の撮影が第2の表示窓や第2の開口部な
しで可能とし、非使用時やカメラ撮影以外の目的で使用
する時の外観の向上を図る。
【0035】請求項12の発明は、撮影時に突出するカ
メラ部の一部にマイク部を設け、カメラ部の突出に伴っ
てマイク部が露出するように構成し、カメラ部の回動に
合わせて集音方向を変えられるようにし、また、非使用
時の外観を向上させるとともに、カメラ撮影以外の目的
で使用するときに破損等の危険を回避する。
【0036】請求項13の発明は、筐体の底面の両端部
に設けた脚部の内側の範囲に、中央部を軸支して水平方
向に回動可能に筐体に一体化し、かつ、脚部とほぼ同一
高さに形成したワイヤレスリモコンの保持部材を備える
構成とし、偏平な装置本体をテーブル等に載置して撮影
する場合に、前後方向に安定性の高い形態に変身可能と
し、ワイヤレスリモコンを合理的に装置本体に収納す
る。
【0037】
【実施例】
実施例1.図1〜図6は本発明の第1の実施例のビデオ
一体形カメラを示す図で、図1(a)は横断面図、図1
(b)は一部破断平面図、図1(c)は表面の外観を示
す斜視図である。図1において11は偏平で箱形の筐体
であり、12は第2の筐体13に納められた偏平ディス
プレイである。第2の筐体13は下端の回動軸13aを
回動可能に筐体11に軸支され、この背面の筐体11内
には、VTR機構部14が配置され、15はビデオカセ
ットの挿填部16の一部であるカバー部材である。な
お、挿填部16の詳細な構成は図面上では省略されてい
る。17はカメラ部であり、撮像レンズ群18で構成さ
れたズームレンズ鏡胴19と、このズームレンズ鏡胴1
9の後部に配置された撮像素子部20と、鏡面部材22
で構成されている。21は撮像素子である。
【0038】カメラ部17は偏平ディスプレイ12、V
TR機構部14の下部に配置され、かつ、撮像レンズ群
18の光軸が入射光の光軸と直交するよう横向きにズー
ムレンズ鏡胴19が配置されている。鏡面部22は、筐
体11の裏面に設けられた入射窓23から入射する入射
光が撮像レンズ群18に向かうよう、入射光の光軸を曲
折させるためのものである。また、筐体11の側面側か
ら見たカメラ部17の水平軸が、図1(a)に示すよう
に、筐体11の水平方向に対し、一定の角度(θ1 )だ
け傾斜して設置されている。
【0039】24は装置本体へ電源を供給するためのバ
ッテリであり、筐体11の最下端であるカメラ部17の
下部に配置された装着部25内に装着されている。26
は装着部25のカバーであり、この実施例1では右側面
からバッテリ24を出し入れするように設計されてい
る。27は入射窓23の下部に配置されたマイク部、2
8は再生時の音声をモニターするためのスピーカであ
る。図1(c)に示す29は録画スタート/ストップキ
ーであり、30はズームキーで、偏平ディスプレイ12
の下部の右側面寄りに配置されている。31はスピーカ
28の音声放出孔である。
【0040】図2は筐体11の裏面を被写体に向けて一
定の角度(θ1 )前傾した撮影状態の断面図を示し、図
2(a)は底面側から見た要部の断面図、図2(b)は
側面側から見た要部の断面図である。図2(a)では水
平方向の画角を、図2(b)では垂直方向の画角を示し
ており、各々ズームレンズを広角(ワイド)端に設定し
た状態の最大画角で入射させ得るよう、入射窓23と鏡
面部22の幅と高さが決定される。尚、鏡面部22での
入射光の反射エリアは、図2(b)の一点鎖線で示され
る台形の範囲となるので、必ずしも鏡面部22の外形を
長方形とする必要はない。
【0041】次に、このように構成されたビデオ一体形
カメラの撮影方法について説明する。図3は保持方法を
示す裏面側から見た外観の斜視図であり、図に示すよう
に偏平ディスプレイ12、すなわち第2の筐体13の下
側を右手で横から保持して使用する。図4(a)は通常
の撮影方法を示す外観図であり、図のように上腕を体に
付けたまま目から約30cmの距離に偏平ディスプレイ
12が位置するよう保持すると、自然に装置本体が傾斜
し、カメラ部17の水平軸と合致する角度でカメラ部1
7の光軸が水平となり、水平方向の被写体を撮影でき
る。被写体の所望の位置に照準を合わせるには、装置本
体の角度を適宜微調整する。装置本体の角度を微調整し
たとしても、偏平ディスプレイ12の上下方向の視野角
(θ2 )の範囲であれば撮影に支障はない。撮影操作は
親指の移動で録画スタート/ストップキー29、ズーム
キー30を操作する。あるいは、左手で操作する。
【0042】目線位置と同程度の高さで撮影したい場合
は、図4(b)のように目と偏平ディスプレイ12の距
離を保ちながら、装置本体を持ち上げ、偏平ディスプレ
イ12、すなわち第2の筐体13を手前に回動すること
により、自然な態勢で撮影ができる。
【0043】通常の撮影では、図4(a)のように偏平
ディスプレイ12よりも下の位置を保持し、また、装置
本体の下半分の部分を前傾して保持することになるた
め、上腕を体に引きつけた状態で目と偏平ディスプレイ
12の画面を適切な角度と距離(約30cm)を保ちな
がら、片手で安定した撮影ができる。図4(b)の場合
でも、上腕(肘)が若干体から離れるが、保持部が偏平
ディスプレイ12よりも下部にある構成のため、従来の
ビデオ一体形カメラよりも安定した撮影が可能である。
【0044】図5はローアングルの撮影方法を示す外観
図であり、図に示すように上腕を上方に回転し、目と偏
平ディスプレイ12の距離を保ちながら装置本体を立て
ぎみにすることにより、カメラ部17の光軸が上向きに
なるので、ローアングルの撮影ができる。図の仰角はθ
1 で示しているが、装置本体の高さと目線の関係を変え
ることにより更に大きな仰角での撮影も可能である。
【0045】図6はハイアングル(俯瞰撮影)の撮影方
法を示す外観図であり、図に示すように装置本体を通常
状態より更に前傾することにより、カメラ部17の光軸
が下向きになり、偏平ディスプレイ12、すなわち第2
の筐体13を手前に回動することにより、画面を適切な
角度でモニターしながらの撮影が可能である。
【0046】また、再生画を観賞する目的で使用する場
合は図4(a)の姿勢で安定的に観賞できる他、テーブ
ル、机上等に図1(c)のように裏面を底にして載置
し、偏平ディスプレイ12を手前に適宜回動することに
より、適切な角度でより安定的に観賞できる。
【0047】なお、実施例1では、カメラ部17の下部
にバッテリ24の装着部25を配設しているが、バッテ
リ24以外で重両バランスを考慮できるなら他の位置に
配設することもできる。
【0048】また、実施例1では、偏平ディスプレイ1
2を第2の筐体13に納め、第2の筐体13の下端を筐
体1に回動可能に軸支し、この背面にVTR機構部14
に挿填するビデオカセットの挿填部16を設ける構成と
しているが、偏平ディスプレイ12を筐体11内に一体
化し、筐体1の側面部、または、裏面からビデオカセッ
トを挿填する構成とすることも可能である。
【0049】実施例2.図7は本発明の第2の実施例に
よるビデオ一体形カメラを示し、図は裏面の外観を示す
斜視図である。本実施例2は、スライドカバー32を筐
体11に備えたもので、筐体11に設けられた保持部1
1bに係合され、非使用時は入射窓23とマイク部25
を覆い、使用時は図のように入射窓23とマイク部27
が同時に露出する位置に移動可能に構成されている。
【0050】本実施例2においては、カメラ撮影だけで
なく、モニターディスプレイ一体形VTRとして、頻繁
にソフト等も含めた再生画を観賞することが可能な本装
置にとって、スライドカバー32で入射窓23とマイク
部27を同時に覆うことにより、カメラとして意識させ
ないで使わせることができ、当然に破損の防止や塵埃の
侵入の防止ができる。
【0051】実施例3.図8〜図9は本発明の第3の実
施例によるビデオ一体形カメラを示し、図8は要部の断
面図、図9(a)はカメラとしての使用状態を示す斜視
図、図9(b)はモニターディスプレイ一体形VTRと
しての使用状態を示す斜視図である。本実施例3は、多
様な使用が可能な本装置の使い勝手を向上させるための
もので、33はカバー部材であり、偏平ディスプレイ1
2の下部の筐体11表面を上下方向に略2分する位置に
回動軸33aが軸支され、上側のゾーン(図8では右
側)には、図9(a)に示すようにカメラ撮影のみに使
用されるカメラ操作キー34、下側のゾーン(図8では
左側)には、図9(b)に示すように記録再生装置の操
作のみに使用されるビデオ操作キー35とスピーカ28
の音声放出孔31を配置し、カバー部材33は何れか一
方のゾーンを選択的に隠ぺいするように構成されてい
る。
【0052】本実施例3においては、撮影時に操作しや
すい上側のゾーンにカメラ操作キー34が配置され、撮
影時には操作しにくい下側のゾーンにビデオ操作キー3
5とスピーカ28の音声放出孔31が配置され、偏平デ
ィスプレイ12の下側のスペースを合理的に使いなが
ら、カバー部材33を何れかに倒すことにより、目的に
応じて必要な操作キー等を露出させることができる。し
たがって、カメラ撮影だけでなく、頻繁にソフト等の再
生も含めたモニターディスプレイ一体形VTRとしての
使用が可能な本装置にとって、目的に限定した外観に変
身させられるので、煩雑感がなく、使い勝手の良い装置
を提供できる。
【0053】なお、実施例3では、下側のゾーンにビデ
オ操作キー35とともにスピーカ28の音声放出孔31
を配置しているが、音声放出孔31を適切な他の部分に
配置することは自由である。
【0054】実施例4.図10は本発明の第4の実施例
によるビデオ一体形カメラを示し、図10(a)は本装
置にチューナユニットを一体化した状態の外観の側面
図、図10(b)はチューナユニットの外観の斜視図、
図10(c)は本装置にチューナユニットを一体化した
状態の外観の斜視図である。本実施例4は、本装置をT
V受像機一体形VTRとして使用可能な構成を提案する
ものである。図において36はアンテナ37、およびア
ンテナ入力端子38を備えたチューナユニットであり、
一方向の側断面が楔形に形成されている。また、この楔
形の外形は、第2の筐体13を一定の角度回動した時に
筐体11との間に発生する楔形の空間と一致するように
形成されている。したがって、図のように筐体11と第
2の筐体13の間に挟まれた状態で一体化できる。
【0055】更に詳述すれば、チューナユニット36は
第2の筐体13に着脱可能であり、第2の筐体13の裏
面の一端部に設けられた係止爪39に係合する保持部4
0を有し、第2の筐体13に設けられたソケット部41
に嵌合するコネクター部42を有し、両者で第2の筐体
13の裏面の他端部に装着される。チューナユニット3
6からの映像、音声信号は偏平ディスプレイ12に供給
される他、第2の筐体13を介して装置本体内の記録再
生装置にも送られる。
【0056】本実施例4においては、装置本体にチュー
ナユニット36を一体化する場合、先ず第2の筐体13
を大きく開き、第2の筐体13の裏面にチューナユニッ
ト36を装着した後、第2の筐体13を閉める。この
時、チューナユニット36に設けられた、第2の筐体1
3に設けられたものと同形状の係止爪43が、本来第2
の筐体13を係止するために設けられている保持部44
に係合し、第2の筐体13、チューナユニット36、筐
体11が各々係合し一体化される。この状態で図10
(c)のように、内蔵されたアンテナ37を引きだし、
側面の選局ボタン45で希望のTV放送を受信し、観賞
したり、録画したりすることができる。
【0057】また、図のようなポールアンテナの他、ア
ンテナ入力端子38を使用し、屋内で使用することも当
然できる。したがって、装置の横幅を変えないでチュー
ナユニット36を結合でき、厚みが若干増すが、極めて
コンパクトで一体感のある組合せが可能となるため、常
時チユーナユニット36を装着した状態でも携帯でき、
そのままでカメラ撮影、再生画の観賞、TV放送の観
賞、録画等多様に使える。
【0058】実施例5.図11〜図13は本発明の第5
の実施例によるビデオ一体形カメラを示し、図11は側
面側から見た要部の断面図、図12は天面側から見た要
部の断面図である。本実施例5は撮影者自身を撮影可能
にすることを目的としたものであり、筐体11の表面側
に第2の入射窓46が設けられ、鏡面部22を入射光軸
に対して水平方向に回動可能なように、垂直方向に回動
軸22aが設けられ軸支されている。本実施例の鏡面部
22は両面に各々反射面22b,22cが設けられてい
る。47は回動軸47aを有し、円板状に形成された駆
動体で、筐体11の開口48の外にレバー部47bを突
出させている。筐体11内側には部分的に歯車が形成さ
れた駆動部47cが設けられ、この駆動部47cは鏡面
部22の回動軸22aに軸支されたギアー49に噛合さ
れている。
【0059】本実施例5においては、通常の撮影では、
図11および図12中の破線で示す位置に鏡面部22を
係止する。この時、鏡面部22の反射面22bは図12
に示すように撮像レンズ群18と入射窓23に対向し、
前方(破線で示す矢符F)からの入射影像が曲折されて
撮像レンズ群18に入射する。撮影者自身を被写体とし
て撮影する場合は、駆動体47のレバー部47bを図1
2に示す破線の位置から、A方向に回転し実線の位置に
係止する。この時、ギアー49が駆動部47cによりA
方向に回転させられ、鏡面部22は図11、12に実線
で示される90゜回転した位置に係止される。これによ
り、鏡面部22の反射面22cが図に示すように撮像レ
ンズ群18と第2の入射窓46に対向し、後方(実線で
示す矢符R)からの入射影像が曲折されて撮像レンズ群
18に入射する。
【0060】但し、撮像素子21に入る影像は左右逆と
なるため、左右反転処理する回路を付加する必要があ
る。反転回路を作動させるには専用の操作キーで外部か
ら行う方法もあるが、駆動体47の回動動作を利用して
スイッチを駆動する方法も可能であり、この場合操作者
はレバー部47bを操作するだけで反転回路を連動させ
られるので、即座に撮影を開始できる。
【0061】図13は撮影方法を説明するもので、図1
3(a)は斜め方向から見た外観図、13(b)は側面
から見た外観図である。第2の入射窓46を使用して撮
影者自身を撮影する場合、第2の入射窓46が顔の高さ
にくるよう傾斜した状態で装置本体を持ち上げ、図のよ
うに偏平ディスプレイ12、すなわ第2の筐体13を適
宜手前に回動させれば自然な撮影態勢がとれる。また、
マイク部27は前方を向いているが、無指向性のエレメ
ントを採用すればこのような配置でも撮影者の声が十分
記録できる。したがって、被写体の撮影の合間、合間
に、撮影者の顔とナレーションを挿入するような撮影
が、レバー部47bの切り換えだけで即座に行え、カメ
ラ一体形ビデオの新規な使用法を創生することができ
る。
【0062】実施例6.図14〜図16は本発明の第6
の実施例によるビデオ一体形カメラを示し、図14は底
面側から見た要部の断面図であり、図15は分解斜視図
である。本実施例6は、種々の撮影に対応可能なよう
に、垂直方向の撮影角度を装置本体の角度を固定した状
態で可変可能にしたものである。図において、撮像素子
部20が取り付けられたズームレンズ鏡胴19と鏡面部
22が筒状の枠体50内に固定され、カメラ部51が構
成されている。カメラ部51は2つの軸受部材52によ
って筐体11に対して左右方向で、かつ、水平に軸支さ
れている。軸受部材52は図15に示すように、上部筐
体110の固定ピン110aに対応する固定穴52a
と、下部筐体111の固定ボス111aに対応する固定
穴52bによって各々筐体11に固定される。本実施例
では入射窓53は枠体50の周面で、かつ、筐体11の
裏面に設けられた開口部54の内側に位置するよう設け
られている。また、入射窓53は開口部54の開口高さ
の範囲で回転規制(図示せず)されている。
【0063】図14に示されている入射光220はズー
ムレンズを広角(ワイド)端に設定した状態の水平方向
の最大画角を示しており、図はこれを39.4゜とした
場合の各々の位置関係を示している。
【0064】55は角度調整つまみで、筐体11の側面
に設けた支持部56に回動可能に軸支され、駆動部材5
7が筐体11内で固定されている。58はスラストワッ
シャーで角度調整つまみ55と支持部の間、および、筐
体11の内面と駆動部材57の間にばね部材59ととも
に嵌挿され、角度調整つまみ55の回転に適度の摺動性
と摩擦トルクを与え、所望の位置で係止させるためのも
のである。枠体50の端部に設けられた駆動部50aは
角度調整つまみ55に固定された駆動部材57と係合
し、角度調整つまみ55でカメラ部51の回転角度が制
御される。
【0065】図16は側面側から見た本実施例6の要部
の断面図であり、図16(a)は一定の角度前傾させた
通常の撮影状態を示し、実施例6では装置本体を15゜
傾斜させた時、カメラ部51の光軸が水平となるよう設
計されている。したがって、入射窓53は水平な入射光
の光軸を示す矢符Fcの方向を向いている。図に示され
ている入射光221はズームレンズを広角(ワイド)端
に設定した状態の垂直方向の最大画角を示しており、画
面の縦横比が3:4であるから約29.6゜となる。カ
メラ部51は角度調整つまみ55を回転することでFl
からFuの入射光の範囲まで光軸まわりに回転でき、か
つ、任意の角度で係止できる。この時、最大画角の入射
光221が破線で示す角度から入射可能なように開口部
54の高さが設定されている。本実施例では回転可能範
囲を上下各15゜としている。50bは枠体50の入射
窓53の両端部に設けられた目隠し部で、カメラ部51
の回転に伴って入射窓53の片端と開口部54との間に
発生する隙間を隠す目的で設けられている。
【0066】したがって、装置本体の角度を固定したま
まで、角度調整つまみ55でカメラ部51の光軸を所望
の角度にすることにより、ローアングル撮影、ハイアン
グル(俯瞰)撮影ができる。また、装置本体を固定した
ままで、一定の速度でカメラ部51を回転することによ
り、垂直方向の画面移動撮影ができる。
【0067】上記実施例6では、角度調整つまみ55で
カメラ部51を回転調整しているが、モータでカメラ部
51を駆動するようにしてもよく、コストアップにはな
るが外観の向上と円滑な回転操作が可能となる。
【0068】なお、前記実施例1では、装置本体をテー
ブルや机上に載置しての撮影は、入射光軸が水平方向よ
り一定の角度上方向を向き、かつ、固定された状態であ
り、三脚等を使用しないと撮影不可能であるが、本実施
例6では、図16(b)に示すように装置本体を垂直に
してテーブルや机上に載置しても、カメラ部51の光軸
を開口部54の下端側に向けることにより、水平方向か
ら、回動範囲(実施例では30゜)の角度までの撮影が
可能である。また、図17のように装置本体を垂直に固
定した撮影も当然可能であり、多様な撮影姿勢が可能と
なる。
【0069】実施例7.図18は本発明の第7の実施例
によるビデオ一体形カメラを示し、図は側面側から見た
要部の断面図である。本実施例7は、実施例6の構成に
加え、撮影者自身を撮影可能としたものである。図にお
いて60は筐体11の表面に設けられた第2の開口部で
あり、カメラ部51の入射窓53が開口部54の開口高
さ範囲を越えないよう回転規制(図示せず)され、開口
部60の開口高さ範囲を越えないよう回転規制(図示せ
ず)され、かつ、上記回転規制を解除する手段(図示せ
ず)により反対の位置にある開口部54と第2の開口部
60の間を、カメラ部51を回転することにより入射窓
53が移動できるように構成されている。図は入射窓5
3を第2の開口部60に向けた状態を示し、目隠し部5
0cは入射窓53部を除く全周に亘って形成され、使用
されない開口部を覆う機能も兼ねる。
【0070】また、本実施例7では破線の矢符Fで示す
通常の撮影時の入射光軸対して、第2の開口部60に対
する入射光軸は実線の矢符Rで示され、筐体11の表面
に直角に入射するように設計されている。したがって、
撮影者の顔を撮影する場合、装置本体を垂直に立てて保
持でき、偏平ディスプレイ12面に目線を直交させら
れ、撮影を自然な姿勢で行うことができる。
【0071】このような構成により、通常の撮影状態で
カメラ部51の回転規制を解除し、角度調整つまみ55
を略180゜回転し、カメラ部51の入射窓53を第2
の開口部60側に移動させることにより、撮影者自身の
撮影が即座にでき、開口部54、第2の開口部60の高
さを入射窓53の高さより一定の幅だけ大きくすること
により、その裕度の範囲で撮影角度を変えることができ
る。なお、本実施例7の場合、カメラ部51を略180
゜回転するため、撮像素子21の天地が逆転し、入射影
像が上下逆転するため、上下反転処理する回路が必要で
ある。
【0072】実施例8.図19および図20は本発明の
第8の実施例によるビデオ一体形カメラを示し、図19
は底面側から見た断面図、図20は側面側から見た要部
の断面図である。本実施例8は、撮影時の手振れによる
画像のブレを簡易な構成で補正することを目的としたも
ので、図において、61は筐体11内に固定された第1
のモータであり、回転軸61aに駆動部材62が軸支さ
れ、駆動部材62はカメラ部51の枠体50に設けられ
た駆動部50aに係合し、モータ61でカメラ部51を
入射光軸に対して垂直方向に揺動回転可能に構成されて
いる。63はカメラ部51の枠体50内に固定された第
2のモータであり、回転軸63aに鏡面部22が軸支さ
れ、モータ63で鏡面部22を入射光軸に対して水平方
向に揺動回転可能に構成されている。64は枠体50内
の鏡面部22の背面の空間に配置された垂直振れ検出セ
ンサで、同じく、65は水平振れ検出センサである。
【0073】本実施例8においては、撮影時に図20に
示すような垂直方向の手振れ(β)があった場合、垂直
振れ検出センサ64からの出力に基ずいて得られた制御
信号をモータ61に加え、モータ61を揺動させてカメ
ラ部51を垂直方向に揺動させ、撮像素子21に結像さ
れる影像を補正し、図19に示すような水平方向の手振
れ(α)があった場合、水平振れ検出センサ65からの
出力に基ずいて得られた制御信号をモータ63に加え、
モータ63を揺動させて鏡面部22を水平方向に揺動さ
せ、撮像素子21に結像される影像を補正し、垂直方
向、水平方向の手振れによる画像ブレれを補正する。し
たがって、従来提案されていた、例えば特開昭63−5
0171号公報や特開平3−138629号公報に示さ
れているジンバル機構のような、複雑で、大形の構成に
対し、簡易な構造でコンパクトな手振れ補正機構を構成
できる。
【0074】また、いわゆる手振れによる振れ角(α、
β)は微小(1〜5゜)であり、実施例6の構成に本実
施例8の手振れ補正機能を付加することは容易であり、
モータを振れ補正と撮影角度調整の両用に使用すること
で、高機能で使い勝手のよい装置を構成できる。■
【0075】図21および図22は本実施例8の他の態
様を示すもので、図21は底面側から見た断面図、図2
1は側面側から見た要部の断面図である。本発明に係る
ビデオ一体形カメラは、もともと上腕を体に引きつけて
装置本体を保持できる構成であり、通常の撮影では手振
れが発生しにくく、本来手振れ補正の必要性は極めて低
いので、例えば、図22に示す垂直方向の振れ(β)に
対応する補正機構を備えるだけでも実用的には支障がな
い。図21および図22は水平方向の補正機構を除いた
構成を示している。したがって、鏡面部22は枠体50
に固定されている。このような構成にすれば、第2のモ
ータや水平振れ検出センサ、制御回路の一部が不要で安
価に構成でき、実用的である。
【0076】実施例9.図23および図24は本発明の
第9の実施例によるビデオ一体形カメラを示し、図23
(a)は部分側面図と底面側から見た要部の断面図、2
3(b)は使用(撮影)状態を示す底面側から見た要部
の断面図、図24は撮影時の外観の斜視図である。本実
施例9は、装置本体の角度を固定した状態で、撮影角度
を自由に調整でき、非使用時の外観を著しく向上させる
ことを目的としたもので、図23(a)において、66
は筒状の枠体で、内部に撮像素子部20が取り付けられ
たズームレンズ鏡胴19と鏡面部22が固定されてカメ
ラ部67が構成されている。枠体66の周面には実施例
6と同様に入射窓68が設けられている。カメラ部67
は上部筐体110と下部筐体111で挟持され、かつ、
回動可能に軸支されている。尚、図23(a)に示すよ
うに枠体66の軸心O1 とズームレンズ鏡胴19の軸心
2 は一致していない。これは、枠体66の直径を最小
にするためである。
【0077】また、カメラ部67の一端部は筐体11の
側面に設けられた開口69により、頂面が露出する状態
で収納されており、撮影時に図23(b)のように入射
窓68が露出する位置まで水平方向に引出し可能に構成
されている。また、図24に示すように撮影時に突出す
るカメラ部67の一部(図では鏡面部22の上部)にマ
イク部70が設けられ、鏡面部22の背面は外部から見
た場合、鏡面部22に沿って凹んだ穴状に形成され、中
央部にリブ71が設けられている。このリブ71はカメ
ラ部67を引き出す目的と、引きだした後回転させる目
的を担っている。
【0078】本実施例9においては、非使用時には、図
23(a)のようにカメラ部67が筐体11内に埋没
し、係止され、使用(撮影)時には、係止手段(図示せ
ず)を解除することにより、リブ71を指で挟んでカメ
ラ部67を引出し、筐体11の側面に突出させ、図23
(b)の位置に係止する。この状態で入射窓68と同時
にマイク部70が使用可能状態となり、撮影ができる。
また、カメラ部67を一定の角度回転することにより、
装置本体を固定したまま撮影角度を自由に変えることが
できる。更に入射窓68を後方に向けることにより、撮
影者自身の撮影ができる。この場合、実施例8と同様に
入射影像を上下反転処理する回路が必要である。本実施
例9では、カメラ部67とともにマイク部70が回転す
るので、指向性のあるマイクエレメントが使用可能とな
り、実施例7の場合より音質を向上させた装置を構成で
きる。また、カメラ部67の収納時は筐体11の裏面、
表面に入射窓がなく、筐体11の側面にカメラ部67の
一端部の頂部が露出するだけなので著しく外観が向上す
る。
【0079】なお、実施例9では、撮影時に突出するカ
メラ部67の一部にマイク部70が設けられているが、
無指向性のマイクエレメントを使用するなら、必ずしも
枠体66上に設けなくても良い。
【0080】実施例10.図25および図26は本発明
の第10の実施例によるビデオ一体形カメラを示し、図
25(a)は底面側から見た使用状態の側面図、図25
(b)は要部の断面図である。本実施例10は、テーブ
ル等に載置して撮影する場合に、装置本体を安定的に保
持する手段に関し、図において、72は筐体11の底面
の両端部に突出して設けられた脚部であり、73はこの
脚部72の内側に回動可能に一体化されたワイヤレスリ
モコン74の保持部材であり、図25(a)に示すよう
に、筐体11の外形範囲である一点鎖線の位置と、実線
で示す筐体11に直交する位置に係止可能に構成されて
いる。脚部72の高さと保持部材73の高さはほぼ同一
に設計されている。また、ワイヤレスリモコン74は保
持部材73を筐体11に直交する位置に係止した状態
で、矢符方向にスライドして収納、取り出しができる構
造になっている。
【0081】図26は本実施例11のビデオ一体形カメ
ラの使用方法を説明する斜視図であり、これについて説
明すると、図は保持部材73を筐体11に直交する位置
に係止し、テーブル上に載置した状態を示し、75は筐
体11内に収納可能で、使用時に突出、かつ、回動可能
なリモコン受光部である。本装置では会議やイベント等
を撮影する場合、装置本体から離れた位置で偏平ディス
プレイ12の画像を見ながらワイヤレスリモコン74を
操作して必要に応じてカメラ録画を行うことができる。
本発明のように偏平で薄形の筐体11を立てて使用する
形態のビデオ一体形カメラでも、筐体11に直交する位
置に保持部材73を係止可能としているため、前後方向
の安定性を高めることができ、かつ、ワイヤレスリモコ
ン74の収納機能をも併せもたせることができ便利であ
る。
【0082】以上説明した各実施例では、ビデオテープ
を記録媒体として使用する場合を説明したが、磁気ディ
スクや光磁気ディスクを用いたビデオ一体形カメラや電
子スチルカメラ、また、携帯形マルチメディア端末とし
ても適用できる。VTR機構部14の代わりにディスク
駆動メカ部とし、偏平ディスプレイ12をこれに重ねて
配置し、カメラ部、バッテリの形状を考慮すれば、極め
て薄形の筐体とすることができる。
【0083】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0084】請求項1の発明によると、偏平な箱形の筐
体の上部の表面に偏平ディスプレイ、その背面に記録再
生機構部を重ねて配置し、これらの下部にカメラ部を配
置し、かつ、撮像レンズ群の光軸が入射光の光軸と直交
するよう横向きに配置したズームレンズ鏡胴と、筐体の
裏面側から入射する入射光を撮像レンズ群に向けて曲折
させるための鏡面部と、ズームレンズ鏡胴の後部に配置
した撮像素子部でカメラ部を構成し、筐体の裏面を被写
体に向け一定の角度に前傾した撮影状態で、入射光が撮
像素子に正常に結像するよう、筐体側面から見たカメラ
部の水平軸を筐体の水平方向に対し一定の角度だけ傾け
て設置する構成としているので、装置本体を一定の角度
に傾斜させさせながら偏平ディスプレイの下側を横から
保持して構えることができ、片手でも上腕を体に引きつ
けた安定的な態勢で撮影可能である。また、カメラ撮影
以外の目的で使用したり、携帯する場合、カメラ部やビ
ューファインダによる突出部等のない、偏平でコンパク
トな形態となるので便利である。
【0085】請求項2の発明によると、カメラ部の下部
に、装置本体の電源を供給するためのバッテリを装着す
る構成とし、保持する部分より下側に重心が位置するた
め、安定して保持でき、撮影時に手振れしにくい形態を
実現できる。
【0086】請求項3の発明によると、偏平ディスプレ
イを第2の筐体に納め、第2の筐体の下端を回動可能に
軸支し、第2の筐体の背面に記録再生機構の記録媒体挿
填部を設け、第2の筐体を開いて記録媒体の出し入れを
行うようにしたので、記録媒体挿填部への塵埃の侵入を
防止でき、外観が向上する。また、併せて偏平ディスプ
レイの目視角度の調整が可能となり、撮影時ばかりでな
く、テーブル等に載置して再生画面やTV放送を観賞す
る時、装置の最も広い裏面を下にして載置でき、安定的
に、かつ、自由な角度で観賞できる。
【0087】請求項4の発明によると、入射窓の下部に
近接してマイク部を配置し、非使用時はスライドカバー
で入射窓とマイク部を隠ぺいし、使用時にスライドカバ
ーを移動させることにより、入射窓とマイク部を同時に
露出させるようにしたので、非使用時の外観が著しく向
上するとともに、再生画面やTV放送を観賞する等のカ
メラ撮影以外の目的で使用する時、破損等の危険を防止
できる。
【0088】請求項5の発明によると、偏平ディスプレ
イの下部の筐体表面を上下方向に略2分する位置に、水
平方向に軸支されたカバー部材を備え、撮影時に操作し
やすい上側のゾーンにカメラ操作キーを配置し、撮影時
に操作しにくい下側のゾーンに再生操作キーを配置し、
カバー部材を回動させて使用目的に応じた操作キーだけ
を露出させるようにしたので、合理的に操作キーを配置
でき、煩雑感を解消し、誤操作を防ぐことができる。
【0089】請求項6の発明によると、偏平ディスプレ
イを納めた第2の筐体を一定の角度回動した時に筐体と
の間に発生する楔形の空間と同形状のチューナユニット
を第2の筐体に着脱可能とし、かつ着脱と同時に電気的
接続、および分離を行うようにしたので、装置の上下左
右の外形幅を変えないでチューナユニットの結合がで
き、極めてコンパクトで一体感のある組合せが可能とな
るため、常時チユーナユニットを装着した状態でも携帯
に支障がなく、そのままでカメラ撮影、再生画の観賞、
TV放送の観賞や録画等多様な使い方に対応できる。
【0090】請求項7の発明によると、偏平ディスプレ
イ面のある筐体の表面側に第2の入射窓を備え、鏡面部
を入射光軸に対して垂直方向に軸支し、水平方向に回動
させ、第2の入射窓に対向させることにより、第2の入
射窓からの入射光も撮像素子に結像させ得るようにした
ので、通常の被写体撮影の他に撮影者自身の撮影も可能
で、かつ、両者の切り換えが即座に行えるため、被写体
の撮影の合間、合間に、撮影者の顔とナレーションを挿
入するような撮影が簡単にでき、カメラ一体形ビデオの
新規な使用法を創生することができる。
【0091】請求項8の発明によると、撮像レンズ群の
光軸が入射光の光軸と直交するよう横向きに配置したズ
ームレンズ鏡胴と、入射光を撮像レンズ群に向けて曲折
させるための鏡面部と、ズームレンズ鏡胴の後部に配置
した撮像素子部を筒状の枠体内に固定し、筒状の枠体の
周面に入射窓を設けてカメラ部を構成し、このカメラ部
を水平方向に軸支し、筐体の裏面に設けた開口部の範囲
内で、入射窓の垂直方向の位置を可変させるようにカメ
ラ部を回動調整可能に構成したので、装置本体の角度を
固定したまま垂直方向の撮影角度が調整可能であり、ロ
ーアングル撮影、ハイアングル(俯瞰)撮影ができる。
また、装置本体の角度を固定したまま画面移動撮影も可
能となる。
【0092】請求項9の発明によると、偏平ディスプレ
イ面のある筐体の表面側に第2の開口部を備え、カメラ
部の入射窓が第2の開口部の位置に一致するよう回動係
止することにより、第2の開口部からの入射光も撮像素
子に結像させ得るように構成したので、請求項8の効果
に加え、通常の被写体撮影の他に撮影者自身の撮影も可
能で、両者の切り換えが即座に行え、撮影者自身の撮影
時に撮影角度の調整ができる。
【0093】請求項10の発明によると、装置本体の垂
直方向と水平方向の振れを検出する振れ検出センサを備
え、垂直方向の振れ検出センサの出力に基ずいて得られ
た制御信号を第1の駆動手段に加え、上記カメラ部を回
動(揺動)させ、撮像素子に入射する被写体像の垂直方
向の振れを補正し、入射光軸に対し鏡面部を垂直方向に
軸支し、水平方向の振れ検出センサの出力に基ずいて得
られた制御信号を第2の駆動手段に加え、鏡面部を水平
方向に回動(揺動)させ、撮像素子に入射する被写体像
の水平方向の振れを補正するように構成したので、撮影
者の垂直方向、水平方向の手振れによる画像振れを簡易
でコンパクトな構造で補正することができ、より安定し
た画像記録が可能となる。
【0094】請求項11の発明によると、撮像レンズ群
の光軸が入射光の光軸と直交するよう横向きに配置した
ズームレンズ鏡胴と、入射光を撮像レンズ群に向けて曲
折させるための鏡面部と、ズームレンズ鏡胴の後部に配
置した撮像素子部を筒状の枠体内に固定し、筒状の枠体
の周面に入射窓を設けてカメラ部を構成し、上記入射窓
を含むカメラ部の一部が、筐体の側面から水平方向に突
出する撮影状態と、上記突出したカメラ部の一部が筐体
の外形範囲に納まる収納状態に係止可能で、かつ、撮影
状態ではカメラ部を回動可能なように、筒状の枠体が筐
体に軸支される構成としたので、装置本体の角度を固定
したままで調整可能な撮影可能角度を拡大し、かつ、自
由性が増す。また、撮影者自身の撮影が第2の表示窓や
第2の開口部なしで可能であり、非使用時やカメラ撮影
以外の目的で使用する時の外観が著しく向上する。
【0095】請求項12の発明によると、撮影時に突出
するカメラ部の一部にマイク部を設け、カメラ部の突出
に伴ってマイク部が露出するように構成したので、カメ
ラ部の回動に伴って集音方向を変えられ、また、非使用
時の外観が向上するとともに、カメラ撮影以外の目的で
使用するときの破損等の危険を防止する。
【0096】請求項13の発明によると、筐体の底面の
両端部に設けた脚部の内側の範囲に、中央部を軸支して
水平方向に回動可能に筐体に一体化し、かつ、脚部とほ
ぼ同一高さに形成したワイヤレスリモコンの保持部材を
備える構成としたので、偏平な装置本体をテーブル等に
載置して撮影する場合に、前後方向に安定性の高い形態
に変身可能で、ワイヤレスリモコンを合理的に装置本体
に収納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1のビデオ一体形カメラを示
す横断面図、一部破断平面図および表面の外観を示す斜
視図である。
【図2】 実施例1の底面側から見た要部の断面図、お
よび側面側から見た要部の断面図である。
【図3】 実施例1の裏面の外観を示す斜視図である。
【図4】 実施例1の撮影状態を示す概略図である。
【図5】 実施例1の撮影状態を示す概略図である。
【図6】 実施例1の撮影状態を示す概略図である。
【図7】 本発明の実施例2のビデオ一体形カメラの裏
面の外観を示す斜視図である。
【図8】 本発明の実施例3のビデオ一体形カメラの要
部を示す断面図である。
【図9】 実施例3のカメラとしての使用状態を示す斜
視図およびモニターディスプレイ一体形VTRとしての
使用状態を示す斜視図である。
【図10】 本発明の実施例4のビデオ一体形カメラの
チューナユニットを一体化した状態の外観の側面図、チ
ューナユニットの斜視図およびチューナユニットを一体
化した状態の外観の斜視図である。
【図11】 本発明の実施例5のビデオ一体形カメラの
側面側から見た要部の断面図である。
【図12】 実施例5の天面側から見た要部の断面図で
ある。
【図13】 実施例5の撮影状態を示す概略図である。
【図14】 本発明の実施例6のカメラ一体形ビデオの
底面側から見た要部の断面図である。
【図15】 実施例6の要部の分解斜視図である。
【図16】 実施例6の動作を説明するための側面側か
ら見た要部の断面図である。
【図17】 実施例6の撮影状態を示す概略図である。
【図18】 本発明の実施例7のビデオ一体形カメラの
側面側から見た要部の断面図である。
【図19】 本発明の第8の実施例を示すビデオ一体形
カメラの底面側から見た要部の断面図である。
【図20】 実施例8の側面側から見た要部の断面図で
ある。
【図21】 実施例8の他の構成例を示す底面側から見
た要部の断面図である。
【図22】 実施例8の側面側から見た要部の断面図で
ある。
【図23】 本発明の実施例9のビデオ一体形カメラの
部分側面図、底面側から見た要部の断面図および使用状
態を示す底面側から見た要部の断面図である。
【図24】 実施例9の撮影時の外観の斜視図である。
【図25】 本発明の実施例10のビデオ一体形カメラ
の底面側から見た使用状態の側面図および要部の断面図
である。
【図26】 実施例10の使用方法を説明する斜視図で
ある。
【図27】 従来の一般的なビデオ一体形カメラを示す
外略図である。
【図28】 従来の他のビデオ一体形カメラを示す斜視
図である。
【図29】 図28のビデオ一体形カメラの撮影方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
11 箱形の筐体、12 偏平ディスプレイ、13 第
2の筐体、13a 回動軸、14 VTR機構部、16
ビデオカセットの挿填部、17 カメラ部、18 撮
像レンズ群、19 ズームレンズ鏡胴、20 撮像素子
部、21 撮像素子、22 鏡面部、22a 回動軸、
22b,22c 反射面、25 装着部、27 マイク
部、31 音声放出孔、32 スライドカバー、33
カバー部材、33a 回動軸、34 カメラ操作キー、
35 ビデオ操作キー、36 チューナユニット、3
9,43 係止爪、40,44 保持部、41 ソケッ
ト部、42 コネクター部、46 第2の入射窓、47
駆動体、47a 回動軸、47b レバー部、47c
駆動部、49 ギアー、50 筒状の枠体、50a駆
動部、51 カメラ部、52 軸受部材、53 入射
窓、54 開口部、55 角度調整つまみ、56 支持
部、57 駆動部材、60 第2の開口部、61 第1
のモータ、61a 回転軸、62 駆動部材、63 第
2のモータ、63a 回転軸、64 垂直振れ検出セン
サ、65 水平振れ検出センサ、66筒状の枠体、 6
7 カメラ部、69 開口、70 マイク部、71 リ
ブ、72 脚部、73 保持部材、74 ワイヤレスリ
モコン、110 上部筐体、111 下部筐体。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平な箱形の筐体、この筐体の上部の表
    面に偏平ディスプレイ、その背面に記録再生機構部を重
    ねて配置し、これらの下部にカメラ部を配置し、かつ、
    撮像レンズ群の光軸が入射光の光軸と直交するよう横向
    きに配置したズームレンズ鏡胴と、筐体の裏面側から入
    射する入射光を撮像レンズ群に向けて曲折させるための
    鏡面部と、上記ズームレンズ鏡胴の後部に配置した撮像
    素子部でカメラ部を構成し、筐体の裏面を被写体に向け
    一定の角度に前傾した撮影状態で、入射光が撮像素子に
    正常に結像するよう、筐体側面側から見た上記カメラ部
    の水平軸を筐体の水平方向に対し一定の角度だけ傾けて
    設置したことを特徴とするビデオ一体形カメラ。
  2. 【請求項2】 カメラ部の下部に、装置本体へ電源を供
    給するためのバッテリの装着部を配設したことを特徴と
    する請求項1記載のビデオ一体形カメラ。
  3. 【請求項3】 偏平ディスプレイを第2の筐体に納め、
    第2の筐体の下端を回動可能に軸支し、第2の筐体の背
    面に記録再生機構の記録媒体挿填部を設けたことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のビデオ一体形カメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 入射窓の下部に近接してマイク部を配置
    し、非使用時はスライドカバーで入射窓とマイク部を隠
    ぺいし、使用時に当該スライドカバーを移動させること
    により、入射窓とマイク部を同時に露出させるようにし
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載のビデオ一体形カメラ。
  5. 【請求項5】 偏平ディスプレイの下部の筐体表面を上
    下方向に略2分する位置でカバー部材を軸支し、上側の
    ゾーンに、カメラ撮影のみに使用されるカメラ操作キー
    を配置し、下側のゾーンに、記録再生装置の操作のみに
    使用されるビデオ操作キーやスピーカの音声放出孔を配
    置し、カバー部材を回動させることにより、いずれか一
    方のゾーンを選択的に隠ぺいするようにしたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のビデ
    オ一体形カメラ。
  6. 【請求項6】 第2の筐体を一定の角度回動した時に筐
    体との間に発生する楔形の空間と同形状のチューナユニ
    ットを第2の筐体に着脱可能とし、かつ着脱と同時に電
    気的接続、および分離を行うようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のビデオ一
    体形カメラ。
  7. 【請求項7】 偏平ディスプレイ面のある筐体の表面側
    に第2の入射窓を備え、鏡面部を入射光軸に対して垂直
    方向に軸支して鏡面部を水平方向に回動させて第2の入
    射窓に対向させることにより、第2の入射窓からの入射
    光も撮像素子に結像させ得るようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のビデオ一
    体形カメラ。
  8. 【請求項8】 偏平な箱形の筐体、この筐体の上部の表
    面に偏平ディスプレイ、その背面に記録再生機構部を重
    ねて配置し、これらの下部にカメラ部を配置し、かつ、
    撮像レンズ群の光軸が入射光の光軸と直交するよう横向
    きに配置したズームレンズ鏡胴と、筐体の裏面側から入
    射する入射光を撮像レンズ群に向けて曲折させるための
    鏡面部と、ズームレンズ鏡胴の後部に配置した撮像素子
    部を筒状の枠体内に固定し、筒状の枠体の周面に入射窓
    を設けてカメラ部を構成し、このカメラ部を光軸方向に
    軸支し、筐体の裏面に設けた開口部の範囲内で、上記入
    射窓の垂直方向の位置を可変させるようにカメラ部を回
    動調整可能としたことを特徴とする請求項2ないし請求
    項6のいずれかに記載のビデオ一体形カメラ。
  9. 【請求項9】 偏平ディスプレイ面のある筐体の表面側
    に第2の開口部を備え、カメラ部の入射窓が第2の開口
    部の位置に一致するよう回動係止することにより、第2
    の開口部からの入射光も撮像素子に結像させ得るように
    したことを特徴とする請求項8記載のビデオ一体形カメ
    ラ。
  10. 【請求項10】 装置本体の垂直方向と水平方向の振れ
    を検出する振れ検出センサ、もしくは、少なくとも垂直
    方向の振れ検出センサを備え、垂直方向の振れ検出セン
    サの出力に基ずいて得られた制御信号を第1の駆動手段
    に加え、上記カメラ部を光軸まわりに回動(揺動)さ
    せ、また、入射光軸に対し鏡面部を垂直方向に軸支し、
    水平方向の振れ検出センサの出力に基ずいて得られた制
    御信号を第2の駆動手段に加え、鏡面部を水平方向に回
    動(揺動)させ、撮像素子に結像する被写体像の垂直、
    水平両方向の振れを同時に補正するか、もしくは、垂直
    方向のみの振れを補正するようにしたことを特徴とする
    請求項8または請求項9記載のビデオ一体形カメラ。
  11. 【請求項11】 偏平な箱形の筐体、この筐体の上部の
    表面に偏平ディスプレイ、その背面に記録再生機構部を
    重ねて配置し、これらの下部にカメラ部を配置し、か
    つ、撮像レンズ群の光軸が入射光の光軸と直交するよう
    横向きに配置したズームレンズ鏡胴と、筐体の裏面側か
    ら入射する入射光を撮像レンズ群に向けて曲折させるた
    めの鏡面部と、ズームレンズ鏡胴の後部に配置した撮像
    素子部を筒状の枠体内に固定し、筒状の枠体の周面に入
    射窓を設けてカメラ部を構成し、上記入射窓を含むカメ
    ラ部の一部が、筐体の側面から水平方向に突出する撮影
    状態と、上記突出したカメラ部の一部が筐体の外形範囲
    に納まる収納状態に係止可能で、かつ、撮影状態ではカ
    メラ部を回動可能なように、筒状の枠体が筐体に軸支さ
    れたことを特徴とするビデオ一体形カメラ。
  12. 【請求項12】 撮影時に突出するカメラ部の一部にマ
    イク部を設け、カメラ部の突出に伴ってマイク部が露出
    するようにしたことを特徴とする請求項11記載のビデ
    オ一体形カメラ。
  13. 【請求項13】 筐体の底面の両端部に設けた脚部、こ
    の脚部の内側の範囲に、中央部を軸支して水平方向に回
    動可能に筐体に一体化し、かつ、脚部とほぼ同一高さに
    形成したワイヤレスリモコンの保持部材を備えたことを
    特徴とする請求項2ないし請求項6または請求項8ない
    し請求項12のいずれかに記載のビデオ一体形カメラ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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