JPH08324513A - 飲料容器内気体置換装置 - Google Patents
飲料容器内気体置換装置Info
- Publication number
- JPH08324513A JPH08324513A JP13922195A JP13922195A JPH08324513A JP H08324513 A JPH08324513 A JP H08324513A JP 13922195 A JP13922195 A JP 13922195A JP 13922195 A JP13922195 A JP 13922195A JP H08324513 A JPH08324513 A JP H08324513A
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- JP
- Japan
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- gas
- container
- space
- replacement
- substitutional
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 周囲に円弧状凹部を多数備え内部に同各円弧
状凹部に連なる気体の通路を備え気体通路が円弧状凹部
に接続する部分にノズルが形成された円盤状の構造をな
し、直線状に移動する円筒状の飲料容器の速度と同じ周
速で回転し、飲料容器が前記円弧状凹部内に達した時、
飲料容器内上部空間の残存空気を前記ノズルから噴出す
る気体で置換する飲料容器内気体置換装置において、効
率的な気体置換ができるようにする。 【構成】 前記気体通路が前記円弧状凹部に接続する部
分の通路中央部に気体を左右に分岐する分岐体を設け、
同分岐体の左右にノズルを形成し、同一対のノズルから
噴出する気体が飲料容器内上部空間の中心部で衝突する
よう前記ノズルの形状を設定した。
状凹部に連なる気体の通路を備え気体通路が円弧状凹部
に接続する部分にノズルが形成された円盤状の構造をな
し、直線状に移動する円筒状の飲料容器の速度と同じ周
速で回転し、飲料容器が前記円弧状凹部内に達した時、
飲料容器内上部空間の残存空気を前記ノズルから噴出す
る気体で置換する飲料容器内気体置換装置において、効
率的な気体置換ができるようにする。 【構成】 前記気体通路が前記円弧状凹部に接続する部
分の通路中央部に気体を左右に分岐する分岐体を設け、
同分岐体の左右にノズルを形成し、同一対のノズルから
噴出する気体が飲料容器内上部空間の中心部で衝突する
よう前記ノズルの形状を設定した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液体飲料を容器に充填
・閉栓する容器閉栓機の一部をなすものであって、容器
内の残存空気を置換気体と置換する飲料容器内気体置換
装置に関するものである。
・閉栓する容器閉栓機の一部をなすものであって、容器
内の残存空気を置換気体と置換する飲料容器内気体置換
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】缶ビール、缶ジュースなどの容器入りの
飲料を製造する過程は、主として容器内に飲料を充填す
る工程とその後で容器を閉栓する工程等より形成され、
さらにそれらの前後に種々の工程がある。飲料を容器内
に充填した後、閉栓を行うまでの間に必要な作業とし
て、容器内の残存空気を他の気体と置換する工程が設け
られている。この工程はガス置換と呼ばれており、その
目的は容器内の残存空気により飲料が酸化して風味が低
下するのを防ぐためである。この工程では、閉栓前の容
器内にＣＯ2 ガスなどの置換気体を吹き込み、残存空気
と置換を行う。
飲料を製造する過程は、主として容器内に飲料を充填す
る工程とその後で容器を閉栓する工程等より形成され、
さらにそれらの前後に種々の工程がある。飲料を容器内
に充填した後、閉栓を行うまでの間に必要な作業とし
て、容器内の残存空気を他の気体と置換する工程が設け
られている。この工程はガス置換と呼ばれており、その
目的は容器内の残存空気により飲料が酸化して風味が低
下するのを防ぐためである。この工程では、閉栓前の容
器内にＣＯ2 ガスなどの置換気体を吹き込み、残存空気
と置換を行う。
【０００３】図２は従来の残留空気置換工程説明図であ
り、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ断面図で
ある。図において、１１は円板状のガスターレット、１
２はガスターレット１１に設けられている円弧状の凹部
内にあるガスノズル、１３は容器、１４は蓋、１５は飲
料、１６は置換気体、１７は容器内の飲料の上部の空間
である。
り、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ断面図で
ある。図において、１１は円板状のガスターレット、１
２はガスターレット１１に設けられている円弧状の凹部
内にあるガスノズル、１３は容器、１４は蓋、１５は飲
料、１６は置換気体、１７は容器内の飲料の上部の空間
である。
【０００４】本装置において、ガスターレット１１は円
盤の中心を軸として回転しており、このガスターレット
の回転方向に合せて、飲料を充填した後の容器１３が連
続して移送されてくる。そして容器１３はガスターレッ
ト１１の円弧部に組み合う状態となる。このとき、円弧
部内部のガスノズル１２より置換気体１６が吹き出さ
れ、容器１３と蓋１４との間へ供給される。供給された
置換気体１６は容器１３の上部の空間１７に残存してい
る空気を置換して排出する。この後、容器１３と蓋１４
が密閉される。
盤の中心を軸として回転しており、このガスターレット
の回転方向に合せて、飲料を充填した後の容器１３が連
続して移送されてくる。そして容器１３はガスターレッ
ト１１の円弧部に組み合う状態となる。このとき、円弧
部内部のガスノズル１２より置換気体１６が吹き出さ
れ、容器１３と蓋１４との間へ供給される。供給された
置換気体１６は容器１３の上部の空間１７に残存してい
る空気を置換して排出する。この後、容器１３と蓋１４
が密閉される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】一般にここで対象とし
ているガス置換において要求されている事項は、容器内
の空間１７に残存している空気を効果的に、短時間で、
少い置換気体の消費で排出、置換することである。特
に、置換気体の消費量は現状においては過大であり、操
業費の面からも低減を求められる状況にある。
ているガス置換において要求されている事項は、容器内
の空間１７に残存している空気を効果的に、短時間で、
少い置換気体の消費で排出、置換することである。特
に、置換気体の消費量は現状においては過大であり、操
業費の面からも低減を求められる状況にある。
【０００６】図３は前述の従来の気体置換装置における
気体置換状態説明図であり、（ａ）は装置の縦断面図、
（ｂ）は（ａ）のＣ−Ｃ断面図である。各部の符号およ
び名称は図２と同じである。
気体置換状態説明図であり、（ａ）は装置の縦断面図、
（ｂ）は（ａ）のＣ−Ｃ断面図である。各部の符号およ
び名称は図２と同じである。
【０００７】従来のガスノズル１２は円弧の部分のほぼ
全周に開口があり、置換気体は、ここから水平方向に平
行に吹き出される。そして、容器１３とフタ１４との間
を通過する。このとき、吹き出された置換気体１６の大
部分は容器の上部の空間１７の内部に入らずに、容器１
３とフタ１４との間を通過していく。したがって、供給
された置換気体のうちで、容器内の残存空気の排出・置
換に利用されている割合いが少く、効率が非常に悪い状
態となっている。
全周に開口があり、置換気体は、ここから水平方向に平
行に吹き出される。そして、容器１３とフタ１４との間
を通過する。このとき、吹き出された置換気体１６の大
部分は容器の上部の空間１７の内部に入らずに、容器１
３とフタ１４との間を通過していく。したがって、供給
された置換気体のうちで、容器内の残存空気の排出・置
換に利用されている割合いが少く、効率が非常に悪い状
態となっている。
【０００８】本発明が解決しようとしている課題は、こ
の置換気体の残存空気の置換の効率の悪さを改善するこ
とであり、使用気体を可能なかぎり有効に利用しうる飲
料容器内気体置換装置を提供することである。
の置換気体の残存空気の置換の効率の悪さを改善するこ
とであり、使用気体を可能なかぎり有効に利用しうる飲
料容器内気体置換装置を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、周囲に円弧状凹部を多数備え内部に
同各円弧状凹部に連なる気体の通路を備え気体通路が円
弧状凹部に接続する部分にノズルが形成された円盤状の
構造をなし、直線状に移動する円筒状の飲料容器の速度
と同じ周速で回転し、飲料容器が前記円弧状凹部内に達
した時、飲料容器内上部空間の残存空気を前記ノズルか
ら噴出する気体で置換する飲料容器内気体置換装置にお
いて、前記気体通路が前記円弧状凹部に接続する部分の
通路中央部に気体を左右に分岐する分岐体を設け、同分
岐体の左右にノズルを形成し、同一対のノズルから噴出
する気体が飲料容器内上部空間の中心部で衝突するよう
前記ノズルの形状を設定したことを特徴とする飲料容器
内気体置換装置に関するものである。
したものであって、周囲に円弧状凹部を多数備え内部に
同各円弧状凹部に連なる気体の通路を備え気体通路が円
弧状凹部に接続する部分にノズルが形成された円盤状の
構造をなし、直線状に移動する円筒状の飲料容器の速度
と同じ周速で回転し、飲料容器が前記円弧状凹部内に達
した時、飲料容器内上部空間の残存空気を前記ノズルか
ら噴出する気体で置換する飲料容器内気体置換装置にお
いて、前記気体通路が前記円弧状凹部に接続する部分の
通路中央部に気体を左右に分岐する分岐体を設け、同分
岐体の左右にノズルを形成し、同一対のノズルから噴出
する気体が飲料容器内上部空間の中心部で衝突するよう
前記ノズルの形状を設定したことを特徴とする飲料容器
内気体置換装置に関するものである。
【００１０】
【作用】一対のノズルから噴出した置換気体は容器内上
部空間の中央部で衝突し、周囲のすみずみにまでもぐり
込み、ゆきわたる。これによって残存空気は効果的に排
除され、置換気体と入れ替る。従来に比べ気体の置換は
短時間で行われ、気体使用量は減少する。
部空間の中央部で衝突し、周囲のすみずみにまでもぐり
込み、ゆきわたる。これによって残存空気は効果的に排
除され、置換気体と入れ替る。従来に比べ気体の置換は
短時間で行われ、気体使用量は減少する。
【００１１】
【実施例】図１は本発明の一実施例に係る容器内気体置
換装置の要部二面図であり、（ａ）は縦断面図、（ｂ）
は（ａ）のＡ−Ａ断面図（水平断面図）である。図にお
いて、１はガスターレット、２はガスノズル、３は容
器、４は蓋、５は食料、６は置換気体、７は容器内の飲
料の上部の空間である。ガスターレット１には容器３が
組み合う円弧状の凹部が設けてあり、この凹部の内部に
置換気体６が吹き出すガスノズル２が開口している。ガ
スノズル２は凹部の両端部に２ヶ所あり、ここから置換
気体６が容器３の中心部に向って吹き出す形状となって
いる。
換装置の要部二面図であり、（ａ）は縦断面図、（ｂ）
は（ａ）のＡ−Ａ断面図（水平断面図）である。図にお
いて、１はガスターレット、２はガスノズル、３は容
器、４は蓋、５は食料、６は置換気体、７は容器内の飲
料の上部の空間である。ガスターレット１には容器３が
組み合う円弧状の凹部が設けてあり、この凹部の内部に
置換気体６が吹き出すガスノズル２が開口している。ガ
スノズル２は凹部の両端部に２ヶ所あり、ここから置換
気体６が容器３の中心部に向って吹き出す形状となって
いる。
【００１２】このような構成のもとで、容器３の上部の
空間７に残っている空気を置換気体６でガス置換する状
態は次のとおりとなる。置換気体６はガスノズル２の両
方の開口よりほぼ同量が吹き出される。両ノズル２から
の置換気体６の流れは容器３の中心部で衝突するように
角度が設定されている。したがって、置換気体６は図中
に示した点線部分で左右からの流れが衝突する。この流
れは反転して進もうとするが、上部にはフタ４があるた
め、下方の容器内の空間７にもぐり込むように流れる。
そして、この空間７の残存空気を押し出しながら空間７
の内部を通過したのち、外部へ流出する。この置換気体
６の流れ方は、図３で説明した従来の流れ方にくらべ、
ガス置換をきわめて有効に行うことができる。したがっ
て、本装置を用いることによって、ガス置換に要する時
間、要する置換気体の量を大幅に低減することができ
る。
空間７に残っている空気を置換気体６でガス置換する状
態は次のとおりとなる。置換気体６はガスノズル２の両
方の開口よりほぼ同量が吹き出される。両ノズル２から
の置換気体６の流れは容器３の中心部で衝突するように
角度が設定されている。したがって、置換気体６は図中
に示した点線部分で左右からの流れが衝突する。この流
れは反転して進もうとするが、上部にはフタ４があるた
め、下方の容器内の空間７にもぐり込むように流れる。
そして、この空間７の残存空気を押し出しながら空間７
の内部を通過したのち、外部へ流出する。この置換気体
６の流れ方は、図３で説明した従来の流れ方にくらべ、
ガス置換をきわめて有効に行うことができる。したがっ
て、本装置を用いることによって、ガス置換に要する時
間、要する置換気体の量を大幅に低減することができ
る。
【００１３】
【発明の効果】本発明の飲料容器内気体置換装置におい
ては、気体通路が円弧状凹部に接続する部分の通路中央
部に気体を左右に分岐する分岐体を設け、同分岐体の左
右にノズルを形成し、同一対のノズルから噴出する気体
が飲料容器内上部空間の中心部で衝突するようノズルの
形状を設定してあるので、飲料容器内の残存空気を効率
的に置換気体と置き換えることができる。これによって
置換気体使用量が減少する。
ては、気体通路が円弧状凹部に接続する部分の通路中央
部に気体を左右に分岐する分岐体を設け、同分岐体の左
右にノズルを形成し、同一対のノズルから噴出する気体
が飲料容器内上部空間の中心部で衝突するようノズルの
形状を設定してあるので、飲料容器内の残存空気を効率
的に置換気体と置き換えることができる。これによって
置換気体使用量が減少する。
【図１】本発明の一実施例に係る飲料容器内気体置換装
置の要部拡大二面図であり、（ａ）は縦断面図、（ｂ）
は（ａ）のＡ−Ａ断面図。
置の要部拡大二面図であり、（ａ）は縦断面図、（ｂ）
は（ａ）のＡ−Ａ断面図。
【図２】従来の飲料容器内気体置換装置の二面図であ
り、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ断面図。
り、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ断面図。
【図３】上記従来の飲料容器内気体置換装置の要部拡大
二面図であり、（ａ）は縦断面図、（ｂ）は（ａ）のＣ
−Ｃ断面図。
二面図であり、（ａ）は縦断面図、（ｂ）は（ａ）のＣ
−Ｃ断面図。
１ ガスターケット ２ ガスノズル ３ 容器 ４ フタ ５ 飲料 ６ 置換気体 ７ 容器内の飲料の上部の空間
Claims (1)
- 【請求項１】 周囲に円弧状凹部を多数備え内部に同各
円弧状凹部に連なる気体の通路を備え気体通路が円弧状
凹部に接続する部分にノズルが形成された円盤状の構造
をなし、直線状に移動する円筒状の飲料容器の速度と同
じ周速で回転し、飲料容器が前記円弧状凹部内に達した
時、飲料容器内上部空間の残存空気を前記ノズルから噴
出する気体で置換する飲料容器内気体置換装置におい
て、前記気体通路が前記円弧状凹部に接続する部分の通
路中央部に気体を左右に分岐する分岐体を設け、同分岐
体の左右にノズルを形成し、同一対のノズルから噴出す
る気体が飲料容器内上部空間の中心部で衝突するよう前
記ノズルの形状を設定したことを特徴とする飲料容器内
気体置換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13922195A JPH08324513A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 飲料容器内気体置換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13922195A JPH08324513A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 飲料容器内気体置換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08324513A true JPH08324513A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15240333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13922195A Withdrawn JPH08324513A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 飲料容器内気体置換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08324513A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011151902A1 (ja) | 2010-06-02 | 2011-12-08 | 東洋製罐株式会社 | 容器のガス置換方法及び装置 |
| CN111483956A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-08-04 | 楚天科技股份有限公司 | 瓶体加塞充气板及瓶体加塞机构 |
| JP2021017285A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-15 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | ガス置換装置およびガス置換方法 |
-
1995
- 1995-06-06 JP JP13922195A patent/JPH08324513A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011151902A1 (ja) | 2010-06-02 | 2011-12-08 | 東洋製罐株式会社 | 容器のガス置換方法及び装置 |
| KR20130038878A (ko) | 2010-06-02 | 2013-04-18 | 도요 세이칸 가부시키가이샤 | 용기의 가스 치환 방법 및 장치 |
| US10065756B2 (en) | 2010-06-02 | 2018-09-04 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Method and device for gas replacement of container |
| JP2021017285A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-15 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | ガス置換装置およびガス置換方法 |
| CN111483956A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-08-04 | 楚天科技股份有限公司 | 瓶体加塞充气板及瓶体加塞机构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20040706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |