JPH08324459A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH08324459A
JPH08324459A JP7136295A JP13629595A JPH08324459A JP H08324459 A JPH08324459 A JP H08324459A JP 7136295 A JP7136295 A JP 7136295A JP 13629595 A JP13629595 A JP 13629595A JP H08324459 A JPH08324459 A JP H08324459A
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Japan
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partition wall
back window
body structure
compartment
passenger compartment
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Application number
JP7136295A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Hamada
良紀 濱田
Toshihiro Suzuki
俊宏 鈴木
Akira Yoshioka
顕 吉岡
Akihiro Moriya
昭宏 守屋
Kiyomitsu Azeyanagi
清光 畔柳
Ichiro Nakagawa
一郎 中川
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要に応じて乗員室と荷室を仕切る隔壁を開
放して後方視界の拡大を図るとともに荷室スペースを拡
大して長尺物を積載することができる自動車の車体構造
である。 【構成】 乗員室2と荷室3との間に、上部側にバック
ウインド8を備えた隔壁5を設けた自動車の車体構造に
おいて、上記バックウインド8の下部側隔壁7を荷台3
側に向けて開放可能に構成したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック等の乗員室と
荷室とを区画した自動車に関し、乗員室と荷室との間に
設けられた隔壁を開放可能に構成した自動車の車体構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トラック等の貨物自動車では、
運転手等が乗る乗員室の後部側に荷物を載せる荷室が設
けられている。荷室は、上方空間を外部に開放したもの
と、上方空間を外部と仕切ったものがある。上方空間を
外部に開放したものは、いわゆる荷台として各種の貨物
の積載に利用され、上方空間を外部と仕切ったものは、
冷凍車等の貨物室として用いられている。図19は上方
空間を外部に開放した荷室、いわゆる荷台を備えた貨物
自動車を示したものである。この貨物自動車では、運転
手等が乗る乗員室100と荷物等を載せる荷台101と
の間は、乗員室100の後部壁面、いわゆるキャビンバ
ックパネルを構成する隔壁102によって分離されてい
る。この隔壁102は、乗員室の一部を構成するよう
に、通常、乗員室100のサイドボデイパネル、ルーフ
パネルなどと一体的に形成されている。このような荷台
101を備えた貨物自動車では、乗員室100からの後
方視界を確保するため、隔壁102の上部側には、通
常、ガラス製のバックウインド103が設けられてい
る。
【0003】ところで、荷台101を備えた貨物自動車
の中の一部の車種では、乗員室100の開放感の向上、
あるいは換気性能の向上のため、隔壁102に設けられ
たバックウインド103を開放可能にしたものがある。
図20に示した貨物自動車は、隔壁102の上部側に設
けられたバックウインド103を下部側にスライド可能
に構成したものである。この貨物自動車では、バックウ
インド103を隔壁102の下部側内に収納して、上部
の開口部分104を開放するようにしたものである。
【0004】一方、図21に示した貨物自動車は、隔壁
102の上部側に設けられたバックウインドを横方向に
4分割とし、両側に固定式のウインドガラス105,1
05を配置し、中央部のウインドガラス106,106
を引き戸式にして左右に開閉可能に構成したものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
貨物自動車等は、車のサイズと排気量の制約の中で、乗
員室100と荷台101のスペースが固定されているた
め、座席数、あるいは荷室スペースを変更することがで
きなかった。
【0006】本発明は上記課題を解決し、必要に応じて
乗員室と荷室を仕切る隔壁を開放して後方視界の拡大を
図るとともに荷室スペースを拡大して長尺物を積載する
ことができる自動車の車体構造を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、乗員室と荷室との間に、上部側にバックウイ
ンドを備えた隔壁を設けた自動車の車体構造において、
上記バックウインドの下部側隔壁を荷台側に向けて開放
可能に構成したことにある。また、本発明は、乗員室と
荷室との間に、上部側にバックウインドを備えた隔壁を
設けた自動車の車体構造において、上記バックウインド
を上端部を中心に荷台側に向けて開放可能に構成し、か
つ、該バックウインドの下部側隔壁を荷台側に向けて開
放可能に構成したことにある。さらに、本発明は、乗員
室と荷室との間に、上部側にバックウインドを備えた隔
壁を設けた自動車の車体構造において、上記バックウイ
ンドを上記乗員室のルーフ内に収納可能に構成し、バッ
クウインドの下部側隔壁を荷台側に向けて開放可能に構
成したことにある。またさらに、本発明は、乗員室と荷
室との間に、上部側にバックウインドを備えた隔壁を設
けた自動車の車体構造において、上記バックウインドを
該バックウインドの下部側隔壁内に収納可能に構成し、
かつ、該バックウインドの下部側隔壁を荷室側に向けて
開放可能に構成したことにある。
【0008】
【作用】荷室を拡大する場合は、乗員室と荷室との間に
設けられた隔壁を開放する。隔壁の開放の方法として
は、隔壁の少なくとも下部側のみを開放するか、隔壁を
上部側と下部側に分割してそれぞれ開放するか、あるい
は隔壁を左右に分割して開放する方法がある。隔壁を上
部側と下部側に分割して開放する場合、上部側隔壁は上
端を中心に回動するか、左右に分割して観音開きに開放
する方法がある。同様に下部側隔壁は下端を中心に回動
するか、左右に分割して観音開きに開放する方法があ
る。そして、上端を中心に回動した上部側隔壁はそのま
ま固定して屋根代わりに利用するか、乗員室のルーフ内
に収納する方法がある。一方、荷室を後部席として利用
する場合は、乗員室の座席の後部側と隔壁との間に格納
されていた折り畳み式シートを隔壁とともに荷室側に展
開する。隔壁が上下に分割されている形式では、下部側
隔壁を荷室側に倒すことにより、折り畳み式シートを引
き出す。この場合、下部側隔壁が左右の観音開きの形式
では、下部側隔壁を左右に開くことにより、折り畳み式
シートを引き出す。また、隔壁が左右に分割されている
形式では、隔壁を左右に開くことにより、折り畳み式シ
ートを引き出す。これにより、荷室側を後部座席として
利用することができる。荷室をそのまま荷室として、利
用する場合には、乗員室の後部側に折り畳み式シートを
格納して、隔壁を閉じ、後部側を荷室として利用する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は上方空間を外部に開放した荷
室、いわゆる荷台を備えた貨物自動車に適用した実施例
を示したもので、隔壁を上下に分割して、これら上部側
隔壁および下部側隔壁を荷室側に開放できるようにした
形式の自動車の車体構造を示す側面図である。図2は隔
壁を閉じた状態の貨物自動車を示す斜視図、図3は隔壁
を開放した状態の貨物自動車を示す斜視図である。
【0010】図1ないし図3において、1はトラック等
の貨物自動車で、この貨物自動車1は、乗員室2の後部
側に荷室としての荷台3が設けられている。乗員室2の
後部壁面を構成するキャビンバックパネル4には、開放
可能な隔壁5が設けられており、この隔壁5を必要に応
じて開放することにより、乗員室2または荷台3の拡大
を図れるようにしている。
【0011】上記隔壁5は車体後方、すなわち荷台3側
に向けて開放可能な上部側隔壁6と下部側隔壁7で構成
されており、上部側隔壁6にはガラス製のバックウイン
ド8を採用したものである。このバックウインド8は上
端部をキャビンバックパネル4に形成された開口部9の
上端部に一対のヒンジ10を介して回動可能に支持され
ている。このヒンジ10は、図4ないし図6に示すよう
に、ルーフ11内に車体の前後方向に沿って摺動可能に
設けられたヒンジ部材10aと、バックウインド8の上
端部にネジ12によって固定されたヒンジ部材10b
と、ヒンジ部材10a,10b相互間を回動可能に連結
したヒンジ軸10cとで構成されている。上記ヒンジ部
材10aはルーフ11を構成するルーフアウタパネル1
3とルーフインナパネル14との間に摺動可能に配置さ
れており、ルーフガイドレール15に沿ってヒンジ部材
10bをルーフ11内に案内するものである。
【0012】ルーフインナパネル14の下面にはバック
ウインド8を開放位置で略水平状態にロックできるよう
にロック装置16が設けられている。このロック装置1
6は、ルーフインナパネル14に固定された固定部17
と、固定部17に対して回動可能に支持されるとともに
図示しないバネによって弾性的にルーフインナパネル1
4側に附勢された可動部18とで構成されており、可動
部18に設けられたピン部19をルーフインナパネル1
4に形成された孔20を通してルーフ11内に出没させ
るようにしている。このピン部19は上記ヒンジ部材1
0aに設けられた凹部21に係合してヒンジ部材10a
をその位置でロックするようにしたものである(図5参
照)。ヒンジ部材10aがロックされた位置では上記バ
ックウインド8は先端がルーフガイドレール15に係合
されて開放位置で保持されるようにしている。ロック装
置16によって開放位置で固定されたバックウインド8
は可動部18を回動させてピン部19を凹部21から解
除した状態で、バックウインド8をルーフ11内に押し
込むことによって、ルーフ11内に格納される(図6参
照)。このとき、ヒンジ部材10bにネジ12によって
留められた係合部材23がルーフガイドレール15に沿
って摺動し、バックウインド8をルーフ11内に案内す
るものである。ルーフ11内に収納されたバックウイン
ド8は、ロック装置16と同様な構造のロック装置1
6′によってその位置を保持されるものである。
【0013】一方、下部側隔壁7は、シートクッション
パネルを兼ねるもので、図7に示すように、アウタパネ
ル24とインナパネル25で構成されている。この下部
側隔壁7は、キャビンバックパネル4に形成された開口
部9の両側部下端部に設けられた回転軸26を介して荷
台3側に倒れるように回動可能に軸支されている。この
下部側隔壁7は、インナパネル25の上端に設けられた
ストライカ27を上部側隔壁6の下部側に設けられたロ
ック装置28に係止されて固定されるものである。
【0014】下部側隔壁7のインナパネル25には、シ
ートクッション29およびシートバック30からなる折
り畳み式シート31がシートクッション29の裏面を介
して固定されている。この折り畳み式シート31はシー
トバック30を折り畳んだ状態で、乗員室2のフロント
シート32の後部側に収納されている。
【0015】この折り畳み式シート31は、図8に示す
ように、下部側隔壁7を荷台3側に倒すことで、荷台3
上にリヤシートがセットされるものである。このとき、
インナパネル25に設けられたストライカ27を荷台3
上の荷室フロア33に設けられたロック装置34によっ
てロックして折り畳み式シート31を固定する。
【0016】上記回転軸26の位置は荷室フロア33面
よりも所定高さH高く設定されており、シートクッショ
ン29を前上がりに構成している。35はアウタパネル
24とインナパネル25のフランジ部に装着されたウェ
ザーストリップである。
【0017】上記構成による自動車の車体構造による
と、荷台3を広く使う場合には、図7に示すように、上
部側隔壁6(バックウインド8)と下部側隔壁7を閉じ
て荷台3をそのまま使用する。このとき、荷台3よりも
長い、長尺のもの、例えば鋼材等を載せるときには、下
部側隔壁7を後方に倒して乗員室2の内部と荷台3とが
連続するようにして使用する。これによって、荷台3の
長さ方向の寸法Lを拡大することができるので、長尺物
の積載が可能になる。
【0018】次に、荷台3を乗員室として使用したいと
きには、図8に示すように、上部側隔壁6(バックウイ
ンド8)を荷台3側に回動して後部を開放し、下部側隔
壁7を後方に倒す。上部側隔壁6(バックウインド8)
は開放位置でロックして屋根の一部として使用しても良
く、ルーフ11内に収納して上部を開放しても良い。一
方、下部側隔壁7とともに荷台3上に倒された折り畳み
式シート31はストライカ27をロック装置34によっ
て固定し、シートバック30を起こしてリヤシートを構
成する。これによって、フロントシート32の後部側に
リヤシートを設けることができる。この場合、リヤシー
トの後方が荷台スペースMとなる。
【0019】図9ないし図11は、上部側隔壁6として
用いられるバックウインド8を収納する場合の変形例
で、図2および図3、図7および図8と同一部分は同符
号を付して示してある。この場合、図9および図10に
示すように、バックウインド8を下部側隔壁7内に設け
られた昇降装置22によって昇降可能にしたものであ
る。これによって、下部側隔壁7を構成するアウタパネ
ル24とインナパネル25内にバックウインド8を収納
するようにしたものである。したがって、バックウイン
ド8をルーフ11内に格納する必要がないので、ルーフ
11構造が簡単となる。そして、バックウインド8を下
部側隔壁7内に収納した状態で、図11に示すように、
荷台3側に倒すことで、フロントシート32の後方にリ
ヤシートを確保することができる。
【0020】図12ないし図16は本発明の他の実施例
であり、図1ないし図3と同一部分は同符号を付してそ
の説明を省略して示す。図12ないし図14に示された
実施例の場合、乗員室2の後部壁面を構成するキャビン
バックパネル4に設けられた開放可能な隔壁36は、左
右に分割されており、左右の隔壁36a,36bはヒン
ジ37を介して観音開きに、荷台3側に向けて開放可能
に構成されている。左右の隔壁36a,36bには上部
側にそれぞれバックウインド38a,38bが設けられ
ている。
【0021】左右の隔壁36a,36bの下部側には、
それぞれ乗員室2側に折り畳み式シート39,39が装
着されており、左右の隔壁36a,36bを開放したと
きにはリヤシートとして使用できるように構成されてい
る。折り畳み式シート39,39はシートクッション4
0に取り付けられたシートクッション回転ヒンジ40a
を介して隔壁36a,36bに取り付けられており、こ
のシートクッション回転ヒンジ40aを中心にシートク
ッション40とシートバック41を横に倒してから(図
13参照)、シートバック回転ヒンジ41aを中心にシ
ートバック41を後方に起こすことで組み立てられる
(図14参照)。折り畳み式シート39,39の固定は
左右の隔壁36a,36bを荷台3上に設けられたロッ
ク装置(図示せず)に固定することで行われる。
【0022】図15に示された実施例の場合、乗員室2
の後部壁面を構成するキャビンバックパネル4に設けら
れた開放可能な隔壁42は上部側隔壁43と下部側隔壁
44に上下に分割されており、上部側隔壁43は図1な
いし図4に示された実施例と同様に上端部に設けられた
ヒンジ45を中心に荷室側、すなわち荷台3側に向けて
開放可能に構成されている。一方、下部側隔壁44は左
右の隔壁44a,44bに分割されており、両端に設け
られたヒンジ46を介して観音開きに荷室側に向けて開
放可能に構成されている。これら、左右の隔壁44a,
44bには前記図12に示した実施例同様の折り畳み式
シート39,39を用いることができる。
【0023】図16に示された実施例の場合、乗員室2
の後部壁面を構成するキャビンバックパネル4に設けら
れた開放可能な隔壁は、上部側隔壁47と下部側隔壁4
8に上下に分割されている。このうち、下部側隔壁48
は図1ないし図3に示された実施例と同様に両側下端部
に設けられた回転軸49を中心に荷室側に向けて開放可
能に構成されている。下部側隔壁48には乗員室側に図
示しない折り畳み式シートが収納されている。一方、上
部側隔壁47は左右の隔壁47a,47bに分割されて
おり、両端に設けられたヒンジ50を介して観音開きに
荷室側に向けて開放可能に構成されている。51は下部
側隔壁48を閉じた際に、下部側隔壁48の左右両側を
固定するロック装置で、キャビンバックパネル4の両側
に設けられている。このロック装置51は、図1ないし
図3の実施例および図10の実施例にも適用することが
できる。
【0024】上記図12ないし図16に示された実施例
の場合も、フロントシート32の後部側に、それぞれリ
ヤシートを設けることができる。そして、リヤシートの
後方が荷台スペースとなる。
【0025】図17および図18は、図9に示した昇降
装置22の他の実施例であり、この場合、図9と同一部
分は同符号を付して説明する。下部側隔壁7を構成する
アウタパネル24とインナパネル25内に、コ字型をし
た一対のローラーガイドサッシュ52と、レギュレータ
スライダー53をガイドするレギュレータガイド54が
設けられている。レギュレータガイド54は下部側隔壁
7の中央部の上下方向に設けられており、インナパネル
25にネジ55を介して固定されている。このレギュレ
ータガイド54を挟んで上記一対のローラーガイドサッ
シュ52が下部側隔壁7の両側部に設けられている。上
記レギュレータスライダー53はモータ56によってレ
ギュレータガイド54に沿って昇降するもので、このレ
ギュレータスライダー53には、バックウインド8とし
てのウインドガラス57の下端部に装着されたガラスホ
ルダー58がネジ59によって取り付けられている。上
記ローラーガイドサッシュ52にウインドガラス57の
両側下端部に装着されたローラ60がガイドされるもの
である。61は開口部9の周囲に配設されたガラスラン
である。この実施例によると、乗員室2のインストルメ
ントパネルあるいはセンターコンソール内に設けられた
スイッチの作動により、モータ56を駆動し、レギュレ
ータスライダー53をレギュレータガイド54に沿って
昇降させる。これによって、ウインドガラス57はガラ
スホルダー58を介して昇降され、ウインドガラス57
の左右に設けられたローラ60はローラーガイドサッシ
ュ52に沿って昇降される。この実施例の場合もウイン
ドガラス57を下部側隔壁7内に格納した状態で、下部
側隔壁7を倒すことにより折り畳み式シート31を荷台
3上に展開することができる。
【0026】上記実施例によると次のような効果を奏す
ることができる。乗員室2と荷室との間に、上部側にバ
ックウインド8を備えた隔壁5を設けた自動車の車体構
造において、上記バックウインド8の下部側隔壁7を荷
台3側に向けて開放可能に構成したので、下部側隔壁7
を開放することにより荷台3の長さ方向の寸法を拡大す
ることができることから、鋼材等の長尺物の積載が可能
になる。乗員室2と荷室との間に、上部側にバックウイ
ンド8を備えた隔壁5を設けた自動車の車体構造におい
て、上記バックウインド8を上端部を中心に荷台3側に
向けて開放可能に構成し、かつ、該バックウインド8の
下部側隔壁7を荷台3側に向けて開放可能に構成したの
で、後方視界の拡大を図るとともに荷室スペースを拡大
して長尺物を積載することができる。また、下部側隔壁
7に備えられた折り畳み式シート31を荷台3上に展開
することで、乗員室2の拡大を図ることができる。バッ
クウインド8を水平状態に保持することにより、荷台3
上に屋根を形成することができる。乗員室2と荷室との
間に、上部側にバックウインド8を備えた隔壁5を設け
た自動車の車体構造において、上記バックウインド8を
上記乗員室2のルーフ11内に収納可能に構成し、バッ
クウインド8の下部側隔壁7を荷台3側に向けて開放可
能に構成したので、後方視界の拡大を図るとともに荷室
スペースを拡大して長尺物を積載することができる。バ
ックウインド8を開放する際にルーフ11内に格納でき
るので、外観の向上を図ることができる。乗員室2と荷
室との間に、上部側にバックウインド8を備えた隔壁5
を設けた自動車の車体構造において、上記バックウイン
ド8を該バックウインド8の下部側隔壁7内に収納可能
に構成し、かつ、該バックウインド8の下部側隔壁7を
荷室側に向けて開放可能に構成したので、後方視界の拡
大を図るとともに荷室スペースを拡大して長尺物を積載
することができる。また、バックウインド8をルーフ内
に収納する必要がないので、ルーフを改造する必要がな
い。
【0027】なお、本発明は、上記各実施例に限定され
ず、たとえば、冷凍車のように荷室が周囲から密閉され
た構造の自動車にも適用することができる。この場合、
荷室に冷凍物を積載していないときには、上記実施例で
説明したように、隔壁を開放して下部側の隔壁に設けら
れた折り畳み式のシートを荷室側に展開して乗員室とし
て使用することができる。また、隔壁には、バックウイ
ンドが設けられている場合のみならず、バックウインド
が設けられていない場合にも適用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
の車体構造によれば、以下のような効果を奏する。
【0029】請求項1において、乗員室と荷室との間
に、上部側にバックウインドを備えた隔壁を設けた自動
車の車体構造において、上記バックウインドの下部側隔
壁を荷台側に向けて開放可能に構成したので、下部側隔
壁を開放することにより荷台の長さ方向の寸法を拡大す
ることができることから、鋼材等の長尺物の積載が可能
になる。請求項2において、乗員室と荷室との間に、上
部側にバックウインドを備えた隔壁を設けた自動車の車
体構造において、上記バックウインドを上端部を中心に
荷台側に向けて開放可能に構成し、かつ、該バックウイ
ンドの下部側隔壁を荷台側に向けて開放可能に構成した
ので、後方視界の拡大を図るとともに荷室スペースを拡
大して長尺物を積載することができる。請求項3におい
て、乗員室と荷室との間に、上部側にバックウインドを
備えた隔壁を設けた自動車の車体構造において、上記バ
ックウインドを上記乗員室のルーフ内に収納可能に構成
し、バックウインドの下部側隔壁を荷台側に向けて開放
可能に構成したので、後方視界の拡大を図るとともに荷
室スペースを拡大して長尺物を積載することができる。
請求項4において、乗員室と荷室との間に、上部側にバ
ックウインドを備えた隔壁を設けた自動車の車体構造に
おいて、上記バックウインドを該バックウインドの下部
側隔壁内に収納可能に構成し、かつ、該バックウインド
の下部側隔壁を荷室側に向けて開放可能に構成したの
で、後方視界の拡大を図るとともに荷室スペースを拡大
して長尺物を積載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の車体構造の一実施例を一
部を切り欠いて示す概念図である。
【図2】図1の自動車を後方から見た斜視図である。
【図3】図2の自動車の上部側隔壁および下部側隔壁を
開放した状態の車体構造を示す斜視図である。
【図4】バックウインドを開放する場合の動作を示す図
2のA−A線断面図である。
【図5】バックウインドを開放位置で屋根代わりに使用
する状態を示す断面図である。
【図6】バックウインドをルーフに収納した状態を示す
断面図である。
【図7】折り畳み式シートの格納状態を示す図2のB−
B線断面図である。
【図8】折り畳み式シートの展開状態を示す断面図であ
る。
【図9】バックウインドの格納構造を示す斜視図であ
る。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【図11】図10の折り畳み式シートの展開状態を示す
断面図である。
【図12】本発明に係る自動車の車体構造の他の実施例
を示す斜視図である。
【図13】折り畳み式シートの展開順序を示す斜視図で
ある。
【図14】折り畳み式シートの展開順序を示す斜視図で
ある。
【図15】本発明に係る自動車の車体構造の他の実施例
を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る自動車の車体構造の他の実施例
を示す斜視図である。
【図17】バックウインドの格納構造の他の実施例を示
す斜視図である。
【図18】図17のA−A線断面図である。
【図19】従来のトラック等の貨物自動車を示す斜視図
である。
【図20】従来のトラック等の後部隔壁を示す斜視図で
ある。
【図21】従来のトラック等の後部隔壁を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 貨物自動車 2 乗員室 3 荷台(荷室) 4 キャビンバックパネル 5 隔壁 6,43,47 上部側隔壁 7,44,48 下部側隔壁 8 バックウインド 9 開口部 10,50 ヒンジ 11 ルーフ 13 ルーフアウタパネル 14 ルーフインナパネル 15 ルーフガイドレール 16 ロック装置 19 ピン部 24 アウタパネル 25 インナパネル 26,49 回転軸 27 ストライカ 28 ロック装置 29,40 シートクッション 30,41 シートバック 31,39 折り畳み式シート 32 フロントシート 33 荷室フロア 34 ロック装置 36 隔壁 36a,36b 左右の隔壁 37 ヒンジ 38a,38b バックウインド 44a,44b 左右の隔壁 47a,47b 左右の隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守屋 昭宏 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 畔柳 清光 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 中川 一郎 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員室と荷室との間に、上部側にバック
    ウインドを備えた隔壁を設けた自動車の車体構造におい
    て、上記バックウインドの下部側隔壁を荷台側に向けて
    開放可能に構成したことを特徴とする自動車の車体構
    造。
  2. 【請求項2】 乗員室と荷室との間に、上部側にバック
    ウインドを備えた隔壁を設けた自動車の車体構造におい
    て、上記バックウインドを上端部を中心に荷台側に向け
    て開放可能に構成し、かつ、該バックウインドの下部側
    隔壁を荷台側に向けて開放可能に構成したことを特徴と
    する自動車の車体構造。
  3. 【請求項3】 乗員室と荷室との間に、上部側にバック
    ウインドを備えた隔壁を設けた自動車の車体構造におい
    て、上記バックウインドを上記乗員室のルーフ内に収納
    可能に構成し、バックウインドの下部側隔壁を荷台側に
    向けて開放可能に構成したことを特徴とする自動車の車
    体構造。
  4. 【請求項4】 乗員室と荷室との間に、上部側にバック
    ウインドを備えた隔壁を設けた自動車の車体構造におい
    て、上記バックウインドを該バックウインドの下部側隔
    壁内に収納可能に構成し、かつ、該バックウインドの下
    部側隔壁を荷室側に向けて開放可能に構成したことを特
    徴とする自動車の車体構造。
JP7136295A 1995-06-02 1995-06-02 自動車の車体構造 Pending JPH08324459A (ja)

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