JPH08323879A - 光学素子の張り付け装置 - Google Patents

光学素子の張り付け装置

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JPH08323879A
JPH08323879A JP13822995A JP13822995A JPH08323879A JP H08323879 A JPH08323879 A JP H08323879A JP 13822995 A JP13822995 A JP 13822995A JP 13822995 A JP13822995 A JP 13822995A JP H08323879 A JPH08323879 A JP H08323879A
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JP
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optical element
lens
prism
optical
light source
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JP13822995A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Itayama
寛之 板山
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二つの光学素子の張り付けを精度良く行う。 【構成】 真空吸着機3でプリズム4を保持し、XYス
テージ6の取付機構7でレンズ5を保持する。レンズ5
をプリズム4に接触させ、光源1から光束を出射し、プ
リズム4及びレンズ5を通過させる。プリズム4、レン
ズ5の光軸ずれが最小となるように、レンズ5を移動さ
せ、最小となった時点で、レンズ5をプリズム4に張り
付ける。光軸のずれを補正しながら張り付けを行うた
め、高精度に張り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの光学素子を張り
付ける光学素子の張り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラあるいは光磁気ディスクプレイヤ
ー等の光学装置には、単体プリズムの射出面上もしくは
複数のプリズムを接着し組み合わせた接合プリズムの射
出面上に集光レンズを張り合わせた光学素子が用いられ
る。このような単体プリズム又は接合プリズムに集光レ
ンズを張り合わせる場合には、従来より部品精度を確保
した状態で、基準となる角又は辺を合わせて相互の位置
を決定していた。このため、この張り付けの後において
は、実際に光を張り合わせた光学素子に入射して光軸を
検査することにより、光軸のズレ量を測定し、良品であ
るか不良品であるか判定する必要がある。
【0003】図9はこの検査を行うため、特開平2−1
43135号公報に記載された検査装置を示す。この装
置は張り合わされた2枚のプリズムを検査対象とするも
のであり、対象となるプリズム101は保持手段102
に保持されて、照明手段103の光軸上にに配置され
る。照明手段103の前方にはプリズム101に対する
平行ビームの入射角を任意に設定するための拡大レンズ
104が配置され、これらが移動手段105に支持され
ている。移動手段105はスポット像の結像位置を調整
するものである。
【0004】また、プリズム101に入射して射出した
ビームの光路上には、光束を拡大し集光する拡大光学系
106と、撮像手段107と、スポット像位置検出手段
108とが配置され、スポット像位置検出手段108に
は出射角度演算手段109が接続されている。
【0005】この構造からなる検査装置において、照明
手段103からの光束は拡大レンズ104を通った後、
被検査プリズム101に入射する。この光束はプリズム
101で光路が変更した後、拡大光学系106で拡大さ
れ、撮像手段107でスポット像として撮影される。ス
ポット像位置検出手段108はこの撮影されたスポット
像から結像の重心が検出する。このとき。照明手段10
3と拡大レンズ104は移動手段05により光軸上を前
後することができ、光軸上の任意位置でのスポット断面
を撮影することができる。出射角度演算手段109はこ
の結像重心データに基づいてプリズム101からの出射
角度を演算し、これにより張り合わされたプリズム10
1が良品か不良品かを判定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
光学素子の張り付けは、プリズム等の光学素子相互の位
置をその形状から決定される当てつけ位置に張り合わせ
ることで行っていた。ところで近年の光学素子の小型化
・材質のプラスチック化等により、光学素子の加工精度
を維持することが難しくなってきている。従来の張り付
けでは、光学素子の加工精度のばらつきや接着時の位置
ずれ等で光束の出射角度が変わり易く、これにより光軸
がずれる。このため張り付けの後においては、張り付け
の良否を判定するための検査となると共に、検査の結
果、不良となった光学素子は、廃棄するか、剥がして再
度張り直す必要がある。
【0007】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、光学素子の高精度の張り付けができる
と共に、張り付け後の検査・修理を不要とした張り付け
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するため、本発明は上述した光学素子の検査装置の構
成に加えて、光学素子の接着機構及び光学素子の相互移
動を行う機構を組み込んだものである。このため本発明
の光学素子の張り付け装置は、第1の光学素子に対して
平行光束を出射する光源と、第1の光学素子を前記光源
の光軸上に保持する保持手段と、前記第1の光学素子の
光学面上で第2の光学素子を保持しながら移動させる駆
動手段と、前記保持手段に保持された第1の光学素子及
び前記駆動手段に保持された第2の光学素子を通過した
光束の焦点位置を検出する位置検出手段と、この位置検
出手段で検出された焦点位置から第1の光学素子に対す
る第2の光学素子の光軸ズレ値を演算する演算手段と、
前記光軸ズレ値を最小とするため、前記第2の光学素子
の駆動手段を制御する制御手段と、この制御手段による
制御が完了した後に、前記第2の光学素子を第1の光学
素子に張り付ける接着手段と、を備えるものである。
【0009】上記構成において、駆動手段は保持手段に
保持された第1の光学素子の光学面上に第2の光学素子
を保持する。光源はこれらの光学素子に対して、平行光
束を出射する。位置検出手段はこれらの光学素子を通過
した光束の焦点位置を検出し、演算手段はこの焦点位置
から光学素子の光軸ズレを算出する。制御手段はこの光
軸ズレを最小とするように駆動手段を制御し、これによ
り駆動手段は第2の光学素子を移動して、その光軸を第
1の光学素子の光軸に一致させる。接着手段はこの後、
第1及び第2の光学素子を接着する。これにより光学素
子は光軸が一致した状態で、相互に張り合せられるた
め、高精度で張り付けができる。また、光軸のズレを修
正しながら、光学素子の張り付けが行われるため、張り
付けの後においても検査を行う必要がなくなる。
【0010】本発明をプリズムとレンズの張り付けに適
用した張り付け装置は、プリズムへ平行光束を出射する
光源と、前記プリズムの出射面上に張り付けられるレン
ズをプリズムの出射面上で移動させる駆動手段と、前記
プリズムに入射した後、前記レンズを通過する光束を集
光し拡大する拡大手段と、この拡大手段によって集光さ
れた光束の焦点位置を検出する位置検出手段と、この位
置検出手段によって検出された焦点位置から光軸ズレ値
を演算する演算手段と、前記プリズムの出射面に対して
レンズを張り付ける接着手段と、光軸ズレ値に対応した
駆動手段の動作及び接着手段の動作を制御する制御手段
とを備えるものである。
【0011】このような構成において、光源から出射し
た平行光束はプリズムへ入射しプリズムの各辺で反射さ
れ、駆動手段によりプリズムの張り付け面に配置された
レンズから出射する。この出射光は拡大手段によって拡
大され、位置検出手段の検出面上に集光する。位置検出
手段からの入射光位置情報は演算手段により、例えば、
X,Y座標値に変換され、光軸のズレとして表示され
る。この光軸ズレに応じた移動量で、駆動手段がレンズ
を移動し、プリズムとレンズの複合の出射光軸を一致さ
せる。光軸が一致した後、接着手段がレンズをプリズム
に接着して固定する。これにより、プリズムの加工精度
に依存することなく、レンズをプリズムに対して最適な
位置にセットしたまま、接着手段により張り合わせるこ
とができ、張り付け後の検査も不要となる。
【0012】この後者の張り付け装置においては、レン
ズをプリズムの出射面上に押し付ける押し付け手段を駆
動手段と一体的に移動するように配置することができ
る。このような構成では、駆動手段によりレンズを移動
させる際、レンズは押し付け手段によりプリズムの張り
付け面へ押し付けられながら、駆動手段と一体的に移動
する。このため移動中に、レンズとプリズム双方の張り
付け面が傷付くことがなく、これらの張り付け面間に浮
きができないので測定した光軸ズレ値に比例した移動を
行うことができる。
【0013】本発明においては、前記光源として白色光
束を出射する白色光源を用い、前記位置検出手段として
位置検出センサを用いることができる。安価である白色
光源と位置検出センサを用いることで、安価な装置とす
ることができる。また、時間を要する画像処理装置を用
いないため、短時間の測定が可能となる。
【0014】
【実施例】
(第1実施例)図1〜図5は本発明の第1実施例を示
す。図1は第1実施例の全体構成であり、レーザー光源
1にコリメータレンズ2が取り付けられている。この光
源1の光路上には、第1の光学素子の保持手段としての
真空吸着機3が設けられている。真空吸着機3は真空圧
発生装置(図示省略)に連結されており、真空圧発生装
置で発生した負圧により、プリズム4を吸着して保持す
る。このプリズム4には第2の光学素子としてのレンズ
5が張り付けられる。このレンズ5は駆動手段としての
XYステージ6に取付機構7を介して保持されている。
【0015】プリズム4及びレンズ5を通過したレーザ
ー光束の光路上には、レーザー光束を集光し、拡大する
拡大手段としてのレンズ28、29が配置されている。
CCDカメラ27はこのレンズ28、29を通過したレ
ーザー光束の焦点位置付近にに配置された位置検出手段
である。パソコン30は制御手段であり、XYステージ
6と接着手段としてのUV光源31を制御する。なお、
UV光源31はレンズ5の上方に配置されており、プリ
ズム4におけるレンズ5の張り付け面に紫外線を照射す
る。パソコン30には画像処理機能が付加されている。
CCDモニター32はCCDカメラ27の像を表示し、
ディスプレイ33は光軸のズレ量、張り付け後のチェッ
クの結果を○×表示により表示する。
【0016】図2はプリズム4とレンズ5との関係を示
し、レンズ5はプリズム4の出射面8に張り付けられ
る。この張り付けは紫外線硬化型の接着剤9をプリズム
4の出射面8に塗布してレンズ5をプリズム4に当接
し、この状態でUV光源31から紫外線を照射して、硬
化することにより行われる。
【0017】図3はXYステージ6及びこのステージ6
に配置された取付機構7を示す。XYステージ6は直交
するXY方向のボールネジ16、12を有しており、各
ボールネジ16、12はY軸パルスモータ14、Y軸パ
ルスモータ10に連結されている。また、各ボールネジ
16、12はY軸移動部材15、X軸移動部材11に螺
合している。このような構成では、Y軸パルスモータ1
0の駆動でY軸移動部材11がY軸方向にスライド移動
し、X軸パルスモータ10の駆動でX軸移動部材11が
X軸方向にスライド移動する。この場合、各移動部材1
5、11はそれぞれの方向に延びる直線ガイド17、1
3によってスライド移動が案内される。
【0018】XYステージ6におけるX軸移動部材11
の上部には、支持部材18が取り付けられ、この支持部
材18に取付機構7が取り付けられている。取付機構7
はエアチャック19と、筒体21を有している。エアチ
ャック19は支持部材18に取り付けられており、レン
ズ5を挟持する。このエアチャック19は図示しない電
磁弁の制御でエアーの流入をオン・オフすることで開閉
してレンズ5の挟持及びその解除を行う。なお、このエ
アチャック19の対向面にはゴム板20が取り付けられ
て、レンズ5を緩衝状態で保持するようになっている。
【0019】筒体21はレンズ5をプリズム4の張り付
け面に押さえ付ける押し付け手段として作用する。この
筒体21の内径は張り付けるレンズ5の外形より小径と
なっていると共に、レンズを押さえる側には筒体21の
内径と同径のゴムリング22が張り付けられている。係
る筒体21はアーム23を介して伝達部材25に連結さ
れている。伝達部材25はバネ36を介してエアシリン
ダ24に連結され、エアシリンダ24の作動で上下動す
る。26は支持部材18から立設したポールであり、エ
アシリンダ24を取り付けるものである。
【0020】次に、本実施例の作動を説明する。レーザ
ー光源1から放射されるレーザー光はコリメータレンズ
2によって平行光束となり、真空吸着機3に吸着された
プリズム4に入射する。この光束はプリズム4の反射面
で反射され、出射面上から接着剤9の層を通り、プリズ
ム4に密着するように保持されているレンズ5に入射す
る。このレンズ5によって集光された光束は拡大レンズ
28、29を通った後、その焦点付近に設置されたCC
Dカメラ27に撮影される。CCDカメラ27の映像は
パソコン30によって重心が演算され、この演算結果か
らスポット像の位置を求めることができる。
【0021】図4は光軸がずれてCCDカメラ27上に
結像した状態を示し、図5はCCDモニタ32画面に表
示される光軸がずれたスポット像34と目的のスポット
像35を示している。図5において、光軸のズレ量△
X、△Yは上述のように求められたスポット位置34の
重心座標と、目的のスポット位置35の重心座標の差と
して求められる。パソコン30はこの光軸ズレ量△X、
△YをOにするような移動量でXYステージ6のX軸及
びY軸のパルスモータ10及び14を制御する。
【0022】レンズ5は図2のように配置された後、エ
アチャック19によって外周を挟まれ、エアシリンダ2
4が下降するのに連動して、筒体21が下降することに
よりプリズム4に密着する。筒体21によりレンズ5を
プリズム4に押え付けるため、レンズ5とプリズム4の
張り付け面には隙間を生じることがなく、確実な測定が
可能となる。この場合、配置の変更でレンズ5が下向き
又は横向きになっても、筒体21によりレンズ5をプリ
ズム4の張り付け面へ常に密着させることができる。
【0023】取付機構7は筒体21がレンズを押さえた
状態でXYステージ6と連動する。レンズ5をXY平面
で移動させると、その移動量に比例してスポット像の重
心座標も変化する。筒体21がレンズ5を押さえ付ける
圧力を変えるには弾性定数の異なるバネ36に交換する
ことで可能である。XYステージ6と連動する取付機構
7に保持されたレンズ5はXYステージ6と連動するの
で、XYステージ6を移動させると、CCDカメラ27
に撮影されるスポット像の位置も変位する。レンズ5は
紫外線硬化型の接着剤9が塗布されているので、密着し
ているにも関わらず、プリズム4とレンズ5の双方の張
り付け面に傷を付けないで、レンズ5を移動することが
可能である。
【0024】以上の位置調整は光軸ズレ量がほぼ0にな
るまで行われ、その後、パソコン30はUV光源31を
作動させる。UV光源31から放射されるUV光の照射
により、接着剤9が硬化してレンズ5の張り付けが完了
する。なお、接着剤の硬化が完了した後、再度、CCD
カメラ27でスポット像を撮影して光軸がずれていない
かチェックをし、ずれていない場合はディスプレイ33
に○を、ずれている場合は×を表示する。
【0025】このような本実施例では、CCDカメラ2
7で撮影され画像処理されて得られた光軸ズレ値に応じ
た移動量で、レンズを移動させるため、容易にプリズム
とレンズの複合の光軸を合わせることができる。また、
位置検出手段としてCCDカメラ27を用いているた
め、精度良く位置検出ができる。さらに、レンズ5から
の光軸が斜めになっている場合にも画像処理で認識する
ことができ、光束としてレーザーを用いるため、一定波
長の安定したスポット像をフィルターなしで得ることが
できる。
【0026】(第2実施例)図6は本発明の第2実施例
を示し、第1実施例と同一の要素は同一の符号で対応さ
せてある。本実施例では第1実施例に対して平行光束の
光源と、焦点位置を検出する位置検出手段が異なってい
る。すなわち光源にはハロゲンランプ37などのランプ
を用い、コリメータレンズ38の出射面にはフィルター
39が取り付けられている。
【0027】また、コリメータレンズ38の後方には集
光用レンズ40が配置されている。このレンズ40はス
テッピングモーター41に支持されており、同モーター
41により光軸に沿って前後に移動可能となっている。
焦点位置を検出する位置検出手段としてはフォトディテ
クター42を用いている。このフォトディテクター42
は4分割フォトディテクターであり、センサ面の中心が
目的の光軸上で且つ対物レンズ29のほぼ焦点位置に設
置されている。
【0028】図7はフォトディテクター42のセンサ面
43にスポット像が照射された状態を示す。このフォト
ディテクター42のセンサ面43の大きさは対物レンズ
29の焦点におけるスポット像の大きさとほぼ同じであ
る。このフォトディテクター42の電気信号を処理する
信号処理回路44が図6に示すように、パソコン30の
間に挿入されている。この信号処理回路44はパソコン
30により制御されるものである。
【0029】このような本実施例では、ハロゲンランプ
37から白色光が放射される。この白色光はコリメータ
レンズ38に取り付けられたフィルター39によって特
定波長の平行光束のみとなる。この波長の平行光束は集
光レンズ40を通過してプリズム4へ入射する。この
時、ステッピングモータ41により集光レンズ40を光
軸上で前後に移動させることによりプリズム4への射光
集光状態を変えることができる。入射光集光状態を変え
ることでレンズ5の球面側の性能をチェックできる。
【0030】本実施例において、焦点の位置検出にフォ
トディテクター42を用いている。このフォトディテク
ター42は4分割フォトディテクターであり、分割され
たセンサ面上の領域45PD1、46PD2、47PD
3、48PD4(図7参照)に入射した光量の出力信号
を領域別に取り出すことができる。図7は4分割フォト
ディテクターのセンサ面43に光軸がずれたスポット像
49が入射した場合と、目的の光軸で入射したスポット
像50を示す。光軸のズレ量△X、△Yは各領域の出力
信号値に基づいて信号処理回路44が計算する。分割領
域PD1、PD2、PD3、PD4の出力P1、P2、
P3、P4とすると、△X、△Yの計算式は、△X=
(P1+P2)−(P3+P4)、△Y=(P1+P
4)−(P2+P3)となる。このズレ値△X、△Yを
0にするようにパソコン30は張り付けるレンズ5を移
動して光軸合わせを行う。
【0031】このような本実施例は第1実施例と同様な
効果を有しているが、第1実施例のような高価な画像処
理装置やレーザ光源を使用しないため、第1実施例より
安価に、しかも容易に張り付け装置を構成し作製できる
メリットがある。
【0032】なお、以上の実施例では、プリズム4を第
1の光学素子とし、レンズ5を第2の光学素子としてい
るが、この逆であっても良く、第1及び第2の光学素子
の双方をプリズム或いはレンズとしても良い。また位置
検出手段として、CCDセンサ、フォトディテクタセン
サ以外の検出手段を用いても良く、光学素子に入射する
光束としては単色光であれば、特に限定するものではな
い。
【0033】(第3実施例)図8は本発明の第3実施例
を示し、第1実施例と同一の要素は同一の符号により対
応させてある。この実施例は光学素子としてレンズを用
いるものであり、第1のレンズ53に対して第2のレン
ズ55が張り付けられる。図8において、50は光源5
1、拡大光学系52及び焦点の位置検出手段(図示省
略)、演算手段(図示省略)等が内蔵された本体ケース
である。
【0034】本実施例における第1のレンズ53は保持
枠54に保持され、第2のレンズ55はXYステージ6
に取り付けられた取付機構7(図3参照)に保持され
る。これにより、第2のレンズ55はX軸及びY軸方向
に移動可能となっている。この第2のレンズ55は第1
のレンズ53の出射面上に当接される。58は第1のレ
ンズ53に入射した光束を第2のレンズ55に反射する
ミラー光学系である。
【0035】このような構成では、光源51から出射し
た平行光束は第1のレンズ53に入射した後、ミラー光
学系58で反射され、再度、第1のレンズ53を通過し
て、第2のレンズ55に入射する。そして、この光束は
第2のレンズ55によって集光された後、拡大光学系5
2に入射し、上述した処理が行われる。この本実施例で
は、第1実施例と同様な効果を有すると共に、ミラー光
学系58を用いるため、双方の光学素子がレンズであっ
ても、その張り付けを行うことができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明は第1の光学素子と
第2の光学素子との光軸のズレを最小とするように、第
2の光学素子を移動制御して張り付けるため、高精度に
光学素子を張り付けることができると共に、張り付け後
に検査を行う必要がない。
【0037】請求項2記載の発明は、プリズムに対する
レンズの光軸ズレが最小となるように、プリズムに対し
てレンズを移動させて張り付けるため、プリズムとレン
ズとを精度良く、張り付けることができる。
【0038】請求項3記載の発明は、押し付け手段がレ
ンズをプリズムに押し付けるため、これらが浮いたり、
離れたりすることがなく、光軸ズレの測定を高精度に行
うことができる。請求項4記載の発明は、安価な構成部
材を用いるため、装置を安価に作製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の全体構成図。
【図2】第1実施例における光学素子の張り付け状態を
示す斜視図。
【図3】第1実施例のXYステージの斜視図。
【図4】光軸がずれている場合の光路図。
【図5】第1実施例におけるスポット像の重心位置を示
す正面図。
【図6】第2実施例の全体の構成図。
【図7】第2実施例のスポット像を説明する正面図。
【図8】第3実施例の側面図。
【図9】プリズム検査装置の構成図。
【符号の説明】
1 レーザー光源 3 真空吸着機 4 プリズム 5 レンズ 6 XYステージ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光学素子に対して平行光束を出射
    する光源と、 第1の光学素子を前記光源の光軸上に保持する保持手段
    と、 前記第1の光学素子の光学面上で第2の光学素子を保持
    しながら移動させる駆動手段と、 前記保持手段に保持された第1の光学素子及び前記駆動
    手段に保持された第2の光学素子を通過した光束の焦点
    位置を検出する位置検出手段と、 この位置検出手段で検出された焦点位置から第1の光学
    素子に対する第2の光学素子の光軸ズレ値を演算する演
    算手段と、 前記光軸ズレ値を最小とするため、前記第2の光学素子
    の駆動手段を制御する制御手段と、 この制御手段による制御が完了した後に、前記第2の光
    学素子を第1の光学素子に張り付ける接着手段と、を備
    えていることを特徴とする光学素子の張り付け装置。
  2. 【請求項2】 プリズムへ平行光束を出射する光源と、 前記プリズムの出射面上に張り付けられるレンズをプリ
    ズムの出射面上で移動させる駆動手段と、 前記プリズムに入射した後、前記レンズを通過する光束
    を集光し拡大する拡大手段と、 この拡大手段によって集光された光束の焦点位置を検出
    する位置検出手段と、 この位置検出手段によって検出された焦点位置から光軸
    ズレ値を演算する演算手段と、 前記プリズムの出射面に対してレンズを張り付ける接着
    手段と、 光軸ズレ値に対応した駆動手段の動作及び接着手段の動
    作を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする
    光学素子の張り付け装置。
  3. 【請求項3】 前記レンズをプリズムの出射面上に押し
    付ける押し付け手段が前記駆動手段と一体的に移動する
    ように配置されていることを特徴とする請求項2記載の
    光学素子の張り付け装置。
  4. 【請求項4】 前記光源が白色光束を出射する白色光源
    であり、前記位置検出手段が位置検出センサであること
    を特徴とする請求項2記載の光学素子の張り付け装置。
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JP (1) JPH08323879A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109141836A (zh) * 2018-10-31 2019-01-04 苏州深影光电科技有限公司 激光准直光箱测试工装及其测试方法

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