JPH08322876A - 使い捨ての体液吸収性着用物品 - Google Patents
使い捨ての体液吸収性着用物品Info
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- JPH08322876A JPH08322876A JP7132101A JP13210195A JPH08322876A JP H08322876 A JPH08322876 A JP H08322876A JP 7132101 A JP7132101 A JP 7132101A JP 13210195 A JP13210195 A JP 13210195A JP H08322876 A JPH08322876 A JP H08322876A
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Abstract
漏れを防止する。 【構成】 使い捨て体液吸収性着用物品である使い捨て
おむつ1上面の左右両側部にあって、該上面からの起立
性向を有する不織布製バリヤカフ6における繊維密度お
よび/または親水性が該バリヤカフ6の厚み方向の外側
部において低く、かつ、内側部において高くなる。
Description
理用ナプキンなどの体液吸収性着用物品に関する。
シートとの間に吸液性コアが介在してなる物品本体の左
右両側部に該本体の前後方向に延び、かつ、該本体上面
からの起立性向を有するバリヤカフを備えた使い捨ての
体液吸収性着用物品は周知である。かかるバリヤカフ
は、***された体液が脚周りなどから漏れるのを防止す
るもので、疎水性の不織布やプラスチックフィルムでつ
くり、難透液性、不透液性、または通気不透液性である
ことが多い。
カフは、内側面から外側面方向への体液の漏れや滲出を
防止する。しかしながら、ひとたび体液がバリヤカフを
越えて流れ出ると、その体液は疎水性のバリヤカフには
じかれて広がり、肌や着衣を汚すことになる。そこでこ
の発明は、バリヤカフを構成する不織布の繊維密度およ
び/または親水性をバリヤカフの外側面から内側面に向
かって高くすることにより、バリヤカフを越えて流れ出
た体液をカフ内側面に向かって移行可能にし、バリヤカ
フにはじかれた体液で肌を汚すことがないようにするこ
とを課題にしている。
決するために手段とするところは、以下のとおりであ
る。
不透液性裏面シートとの間に吸液性コアが介在してなる
物品本体の左右両側部に該本体の前後方向に延び、か
つ、該本体上面からの起立性向を有するバリヤカフを備
えた使い捨ての体液吸収性着用物品を前提にしている。
量%以上を占める不織布によって前記バリヤカフが構成
され、該バリヤカフの繊維密度および/または親水性が
該バリヤカフの厚み方向の外側部において低く、かつ、
内側部において高くなっていることがこの発明の特徴で
ある。
フが不織布によって構成され、該バリヤカフの繊維密度
および/または親水性が該バリヤカフの外側面から内側
面に向かい次第に高くなっていることもこの発明の特徴
である。
て、不織布に前後方向に延びる複数条のプラスチックフ
ィルム帯片を所要の間隔をあけて互いに平行に接合する
ことがある。
物品では、バリヤカフを越えて流れ出た体液がその外側
面に触れると、バリヤカフを構成する不織布の繊維密度
勾配および/または親水性の勾配にしたがって内側面方
向、すなわち着用物品の内方に向かって移行し、その流
れ出た体液の広がりを抑制する。
詳細を使い捨てのおむつを例にとり、添付の図面を参照
して説明すると、以下のとおりである。
る。おむつ1は、透液性表面シート2と不透液性裏面シ
ート3との間に吸液性コア4が介在してなるおむつ本体
5と、本体5の左右両側部上面にあって前後方向に延び
る一対のバリヤカフ6とからなる。本体5において、コ
ア4の周縁から延出する表裏面シート2,3は互いに水
密に接合している。本体5の長手方向は、前身頃8と、
後身頃9と、両身頃8,9間に位置する股下域10とか
らなり、股下域10の左右両側縁は弧状に切り欠いてあ
る。後身頃9の左右両側縁部にはテープファスナ11が
取り付けてあり、後身頃9の端縁部と、股下域10の両
側縁部とには、胴周り弾性部材12と脚周り弾性部材1
3とがあって、各々の弾性部材12,13が表裏面シー
ト2,3および後記シート部材25の少なくともいずれ
か一つの内面に伸長状態で貼着してある。バリヤカフ6
は、おむつ1の上面に接合したシート部材25からなる
ものであって、このシート部材25の外側部25Cと前
後両端部25A,25Bの外形は、裏面シート3の外形
に同じである。それら外側部25Cと端部25A,25
Bとは、それらが当接する表面シート2および/または
裏面シート3に接合している。シート部材25におい
て、端部25Aと25Bとの間に位置する内側部25D
は、前後方向に伸長した弾性部材15を有し、かつ、股
下域10においては表裏面シート2,3のいずれにも接
合することのないバリヤカフ6を画成し、このカフ6
は、おむつ1が図のように前後方向に内方へ湾曲すると
弾性部材15が収縮しておむつ1の上面から起立する傾
向を示す。裏面シート3とシート部材25とが接合して
いる股下域10の側縁部は、脚周りフラップ26であっ
て、弾性部材13の収縮によって着用者の脚周りに密着
可能である。
る。図において、シート部材25の外側部25Cはホッ
トメルト接着剤(図示せず)によって表面シート2の外
側部と裏面シート3の外側部とに接合している。内側部
25Dはバリヤカフ6となって、おむつ1の上面から起
立し、表面シート2とともにおむつ1の内方に向かって
開口するポケット16を形成している。内側部25D
は、弾性部材15を囲むように図の上縁部が折り重ねて
ある。かかる構成のシート部材25は、坪量10〜10
0g/m2の熱可塑性合成繊維不織布からなるものであ
る。その繊維密度および/または親水性は、少なくとも
バリヤカフ6において、その厚み方向の外側部において
低く、かつ、その内側部において高くなっているが、外
側面20から内側面21へ向かい次第に高くなってもよ
い。例えば、バリヤカフ6がそのような密度の勾配を有
するときには、不織布を構成する繊維の60重量%以上
を親水性繊維にして、0.01〜0.5g/cm3 の範
囲で密度を変化させることが好ましい。また、バリヤカ
フ6が親水性の勾配を有するときには、疎水性繊維を2
〜20重量%の範囲で混合し、体液の拡散性を向上させ
ることが好ましい。なお、ここで繊維密度とは、単位体
積または単位重量に含まれる繊維本数を意味している。
また、不織布に密度や親水性の勾配を付与するには、密
度や親水性の異なる複数枚の不織布を重ね合わせ、それ
らを間欠的に融着したり接着したりすればよい。
の発明の実施態様の一例を示している。このおむつ1で
は、バリヤカフ6の内側面21におむつ1の前後方向へ
延び、互いに平行な複数条のプラスチックフィルム帯片
28が接合してあり、図には帯片28の厚み方向断面が
示してある。帯片28の幅は0.2〜3mmであって、
互いに離間する幅は0.2〜5mmであることが好まし
い。
コア4には公知の素材を使用することができる。各部材
を接合するにはホットメルト接着剤などを使用する接着
技術の他に、熱溶融性の素材に対する融着技術を利用す
ることができる。不織布を親水化するには、親水化剤に
よる繊維の内部処理および/または外部処理技術を利用
することもできる。
用物品は、該物品上面からの起立性向を有するバリヤカ
フに外側部から内側部に向かって高くなる繊維密度およ
び/または親水性の勾配をもたせたから、バリヤカフを
越えて流れ出た体液は該バリヤカフの外側部に触れる
と、内側部に向かって移行する。したがって、その流れ
出た体液が広がって着用者の肌を汚すという問題の解消
に役立つ。
帯片を平行に接合してある場合には、不織布からなるバ
リヤカフ内外の通気性を維持しながらバリヤカフ内側の
体液の繊維間隙からの滲出を抑えることができるから、
物品着用時の湿潤感を軽減することができる。また、親
水化処理した不織布とカフ内側の体液との接触を部分的
に遮ることによって、親水化処理剤の体液中への溶出を
抑え、該不織布の親水性を長時間維持することに役立
つ。バリヤカフに吸収された体液は、フィルム帯片に沿
って物品の前後方向に拡散可能であり、バリヤカフの吸
液能力を広い面積にわたって利用することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】透液性表面シートと不透液性裏面シートと
の間に吸液性コアが介在してなる物品本体の左右両側部
に該本体の前後方向に延び、かつ、該本体上面からの起
立性向を有するバリヤカフを備えた使い捨ての体液吸収
性着用物品において、 親水性繊維が60重量%以上を占める不織布によって前
記バリヤカフが構成され、前記バリヤカフの繊維密度が
該バリヤカフの厚み方向の外側部において低く、かつ、
内側部において高くなっていることを特徴とする前記物
品。 - 【請求項2】透液性表面シートと不透液性裏面シートと
の間に吸液性コアが介在してなる物品本体の左右両側部
に該本体の前後方向に延び、かつ、該本体上面から起立
性向を有するバリヤカフを備えた使い捨ての体液吸収性
物品において、 前記バリヤカフが不織布によって構成され、該バリヤカ
フの親水性が該バリヤカフの厚み方向の外側部において
低く、かつ、内側部において高くなっていることを特徴
とする前記物品。 - 【請求項3】前記バリヤカフの内側面において、前記不
織布に前記前後方向に延びる複数条のプラスチックフィ
ルム帯片が所要の間隔をあけて互いに平行に接合してい
る請求項1または2記載の物品。 - 【請求項4】前記バリヤカフは、前記繊維密度と親水性
とが該バリヤカフの厚み方向の外側部において低く、か
つ、内側部において高くなっている請求項1、2、3の
いずれかに記載の物品。 - 【請求項5】前記バリヤカフは、前記繊維密度と親水性
とが外側面から内側面に向かい次第に高くなっている請
求項1、2、3のいずれかに記載の物品。
Priority Applications (1)
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Publications (2)
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JP3130447B2 JP3130447B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=15073490
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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- 1995-05-30 JP JP07132101A patent/JP3130447B2/ja not_active Expired - Lifetime
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