JPH08322787A - 医療用処置装置 - Google Patents

医療用処置装置

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JPH08322787A
JPH08322787A JP7130566A JP13056695A JPH08322787A JP H08322787 A JPH08322787 A JP H08322787A JP 7130566 A JP7130566 A JP 7130566A JP 13056695 A JP13056695 A JP 13056695A JP H08322787 A JPH08322787 A JP H08322787A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、マイクロサージェリなどの微細な処
置を行う場合にも、操作性がよく、高精度の位置決めが
可能な医療用処置装置を提供することを目的とする。 【構成】内視鏡5と、この内視鏡に付随し、その内視鏡
5の観察下で使用される、少なくとも1つの処置具7,
8とを備えた医療用処置装置において、体腔内の生体組
織の表面に向ける開口部18を有し、体腔内に位置した
前記内視鏡5と前記処置具7,8の部分を少なくとも覆
うフード17と、このフード内の圧力を調節する吸引・
送気手段20とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡と、この内視鏡
に付随し、その内視鏡の観察下で使用される処置具とを
備えた医療用処置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡を通じて処置具を体腔内に挿入
し、内視鏡による観察下で、その処置具を操作すること
により体腔内での様々な処置が行われているが、最近で
は一般的な注射や生検の他に、特に切開や縫合、或いは
遺伝子治療等を行うことも提案されている。また、この
ような手技において用いる内視鏡や処置具の動作を各々
コンピュータ制御により操作する、いわゆる医療用マニ
ピュレータ装置(特開平5−337117号公報)も提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、体腔内
での術部であるところの生体組織は一般には非常に軟ら
かいものであるため、医療用マニピュレータ装置で、そ
の術部に対して微細な処置を行おうとしても、処置具等
を術部に接触させると、その術部の生体組織部分が容易
に変形を起してしまい、操作性が悪いものであった。特
に、観察視野を拡大して微細な処置を行う上ではその動
きが拡大して見えるために操作が著しく難しい。また、
変形した術部が観察視野外に出てしまうことが多く起き
る。もちろん、術部の生体組織が変形を起しやすいこと
から細胞単位での精度の高い処置や位置決めができない
などの問題があった。
【0004】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところはマイクロサージェリなどの
微細な処置を行う場合にも操作性がよく、高精度の位置
決めと処置が可能な医療用処置装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は内視鏡と、この
内視鏡に付随し、その内視鏡の観察下で使用される、少
なくとも1つの処置具とを備えた医療用処置装置におい
て、体腔内の生体組織の表面に向ける開口部を有し、少
なくとも体腔内に位置した前記内視鏡と前記処置具の一
部分を覆うフードと、このフード内の圧力を調節する圧
力調整手段とを具備したことを特徴とする医療用処置装
置である。
【0006】
【作用】前記フードを術部に近接または接触させた上
で、吸引・送気手段によってフード内の圧力を下げる。
フードは術部を吸引固定する。術部がフードに固定され
た状態で処置を行う。術部をフードに固定した状態にあ
るため、その術部の生体組織が処置具から逃げたり、大
きく変形したりすることがない。このため、処置具によ
る操作が精度良く確実に行うことができる。処置の終了
時には再び吸引・送気手段によってフード内の圧力をフ
ードの外部と同等以上にしてフードと術部との密着を解
除する。
【0007】
【実施例】
<第1の実施例> 図1を参照して、本発明の第1の実施例を説明する。 (構成)この第1の実施例に係る医療用マニピュレータ
1を図1に示す。これは手術器械2とこれを支持する移
動用マニピュレータ3を備え、手術器械2は移動用マニ
ピュレータ3のアーム先端に対して着脱自在に搭載され
る。ここでの手術器械2は立体内視鏡5と、この立体内
視鏡5に沿って左右に隣接される、処置具手段として一
対の把持鉗子7,8を備える。各把持鉗子7,8は各々
複数方向、例えば上下左右に湾曲可能なアーム6をそれ
ぞれ持つ。
【0008】前記内視鏡5は挿入部10の先端部分に、
上下左右に湾曲する湾曲機構(湾曲部)11を有する。
共通のシース12の挿通孔13内には内視鏡5の挿入部
10と一対の把持鉗子7,8が同じ向きに挿通され、把
持鉗子7,8は挿入部10の左右両側に隣接して個別的
に配置されている。把持鉗子7,8のアーム部の先端に
は処置作業を行うための例えばグリッパ14,15が設
けられている。立体内視鏡5と把持鉗子7,8は手術器
械2の後端部に設けた駆動部16によって操作される。
把持鉗子7,8は内視鏡5の視野内で自在に動かすこと
ができる。
【0009】前記シース12の先端には同軸的にフード
17が設けられている。フード17は例えば透明な筒状
部材からなり、これの外径はシース12の外径に等し
く、それらの外周面が面一に形成されている。フード1
7はシース12の先端周縁に対して気密的に接続され
る。フード17の先端は開口部18を形成している。そ
して、前記内視鏡5の挿入部10と一対の把持鉗子7,
8は全てこのフード17の中で動く。シース12の先端
壁面にはフード17の間の境界に位置して送気・吸引孔
19が設けられている。この送気・吸引孔19は後方に
設置された圧力調整手段、例えば送気・吸引手段20に
通じており、送気・吸引孔19を通じて送気・吸引を行
うことによってフード17の内部の圧力がコントロール
されるようになっている。
【0010】前記立体内視鏡5の最先端の面部には左右
一対の照明窓21と左右一対の観察窓22が設けられて
いて、この照明窓21から体腔c内に照明光を照射す
る。そして、視野内を左右一対の観察窓22を通じてフ
ード17内、及びそのフード17の開口部18の外、さ
らにはフード17の透明な壁部を通してその外部を観察
することができようになっている。各観察窓22の内側
にはCCD等の固体撮像素子がそれぞれ設置されてお
り、各固体撮像素子は図示しないカメラコントロール回
路によって駆動制御され、各観察窓22を通じて得られ
るそれぞれの視野像を撮像する。CCDからの画像信号
は画像処理装置23に送られ、表示手段24にて立体的
に観察する。表示手段24としては図示しない例えばモ
ニターやHMD(ヘッドマウントディスプレイ)或いは
FMD(フェイスマウントディスプレイ)等による。画
像処理装置23には通信手段25が接続されている。通
信手段25によって画像処理装置23で構成した内視鏡
像や病理診断像等を遠隔地にある別の病院や医師宅等へ
送信し、診断の補助を依頼することができる。
【0011】一方、前記移動用マニピュレータ3はベッ
ドサイドに設置される支持機構であり、直動および回転
の自由度を有する複数の軸を備えた多関節アーム構造で
構成されている。これは基部30、水平旋回方向A1と
垂直移動方向A2に動作する第1の動作軸31と、この
第1の動作軸31に対して水平方向A3に移動しかつ自
軸周りの旋回方向A4に回転可能な第2の動作軸32と
を備え、さらに第2の動作軸32の先端にはその軸方向
に直交した旋回方向A5とその旋回方向A5の軸に直交
する軸まわりの旋回方向A6とにそれぞれ回転可能ない
わゆる手首機能を有する器具装着部材33が取り付けら
れている。この器具装着部材33に対して前記手術器械
2が支持されるようになっている。手術器械2のユニッ
トはその器具装着部材33に対して着脱可能に取り付け
られる。
【0012】移動用マニピュレータ3、内視鏡5及び把
持鉗子7,8の動作は動作入力手段34からの信号を制
御手段35が受けてコントロールされる。動作入力手段
34としては前記マニピュレータをスレーブマニピュレ
ータとしてこれを遠隔操作するマスターマニピュレータ
が望ましいが、この他にジョイスティックやキーボード
入力などによってもよい。マスターマニピュレータの一
例として、内視鏡5の向きを操作するために前記HMD
に接続されたHMD用アームと、前記把持鉗子7,8の
動きを個々に操作するための一対の処置手段操作用アー
ムとによって構成するものが考えられる。そして、前記
HMD用アームと処置手段操作用アームの動きを検知
し、この動作入力手段34からの情報によって移動用マ
ニピュレータ3、内視鏡5及び把持鉗子7,8を操作す
る。 (作用)図示しない術者は動作入力手段34を用いて、
移動用マニピュレータ3を動かし、患者体壁aにあけら
れた穿刺孔bを通して手術器械2のシース12を体腔c
の内部に差し込む。体腔c内の画像は内視鏡5を通して
表示手段24にて観察することができる。術者はその画
像を観察しながら動作入力手段34を操作してフード1
7の開口部18の中心に患部dを位置させるようにシー
ス12を誘導し、そのフード17の開口部18の周縁を
体腔内壁eに近づけ、あるいは軽く接するように位置決
めする。
【0013】次に、送気・吸引手段20を操作して作動
させ、フード17の内部を減圧する。これにより吸引
し、患部dの周辺組織にフード17の開口部18の周縁
が密着し、両者が固定する。
【0014】しかる後、再び動作入力手段34を操作し
て内視鏡5、把持鉗子7,8を操作し、患部dに対する
手術や処置を行う。図1では縫合針37を用いて縫合す
る状況を示している。
【0015】また、必要に応じて、通信手段25によっ
て画像処理装置23で構成した内視鏡像や病理診断像等
を遠隔地にある別の病院や医師宅等へ送信し、診断の補
助を依頼することができる。これにより診断の正確度を
向上させることができる。 (効果)患部dを処置する際、その患部dのある周辺組
織部分がフード17の開口周縁に吸着されることによっ
てその処置対象部位をフード17側、つまり、内視鏡5
や把持鉗子7,8のある手術器具2側にいわば一体的に
位置を固定するため、その処置作業時に患部dが変形し
て処置具から逃げたり、術部が視野外に出てしまったり
することが防げる。このため、その処置作業の操作性が
極めてよい。特に微細な処置を行う場合、観察視野を拡
大して微細な処置を行う上でも、より安全に高精度の処
置を行うことができる。 <変形例>まず、図2(a)は前述した第1の実施例に
おいての一方の把持鉗子7をはさみ鉗子38に置き換え
たものである。これによれば、一方の把持鉗子8で患部
dを押さえた上で、他方のはさみ鉗子38にて切開を加
えることができる。前述した第1の実施例の効果に加
え、一方の把持鉗子8で患部dを押さえるため、より一
層、患部dの固定が確実となり、処理しやすくなる。
【0016】図2(b)は前述した第1の実施例におい
ての一方の把持鉗子7を遺伝子注入処置具39に置きか
えたものである。遺伝子注入処置具39は注入物を装填
して生体組織に穿刺する注入針40を備えてなり、生体
組織に注入針40を穿刺した状態で何らかの手段でその
注入物を注出する。例えば注入針40に連通した注入物
収納用リザーバとそのリザーバを伸縮操作する操作手段
を具備するものが考えられる。操作手段は手動でも自動
でもよい。フード17による吸引と把持鉗子8によって
患部dを固定し、その上で遺伝子注入処置具39を使用
するため、患部dの特定の腫瘍細胞に確実かつ正確に遺
伝子を注入することができる。
【0017】また、前述した第1の実施例においての一
対の把持鉗子7,8がそれぞれモノポーラ止血手段を有
するものとしてもよい。これによれば、処置した際の出
血時にモノポーラ電気凝固によって止血を行うことがで
きる。
【0018】また、前述した第1の実施例においての一
対の把持鉗子7,8が一対のバイポーラ止血手段を有す
るものとしてもよい。これによれば、処置した際の出血
時にバイポーラ電気凝固によって止血を行うことができ
る。 <第2の実施例>図3及び図4を参照して、本発明の第
2の実施例を説明する。 (構成)この第2の実施例は前述した第1の実施例にお
ける医療用マニピュレータ1とその基本的な構成を同じ
くするが、以下の構成で相違するものである。すなわ
ち、内視鏡5は挿入部10の先端部分にはその左右両側
に個別的に隣接して生体検査用生体鉗子41と把持鉗子
42とが個別的に配置されている。生体鉗子41と把持
鉗子42とは複数方向、例えば上下左右に湾曲可能なア
ーム43を有し、このアーム43の先端に鉗子部を設け
てある。
【0019】図3で示すように、内視鏡5の挿入部10
の下面部には病理診断手段44が配設されている。そし
て、この内視鏡5の挿入部10と生体鉗子41と把持鉗
子42、及び病理診断手段44は前述した共通のシース
12の挿通孔13の内部に挿通されて同じ向きに配置さ
れる。
【0020】前記病理診断手段44は筒部45に組み込
まれている。つまり、筒部45の先端にはサンプル46
を取り込むための取入れ口47が形成され、この取入れ
口47の内側にはスライス手段48が設けられている。
スライス手段48の後段にはそのスライスされたサンプ
ル46を染色する染色手段49とそのサンプル46を載
せる透明なプレート50が設けられている。プレート5
0上のサンプル46はプレート50を通して拡大観察手
段51によって拡大観察される。この観察像は第2のC
CD52によって信号化され、前記画像処理装置23を
経て前記表示手段24上で見ることができる。ここでの
表示手段24はその画面上を2分割し、内視鏡像と病理
診断像を同時に出力表示しても良い。これら病理診断手
段44の動作は図示しない病理診断コントロールユニッ
トによってコントロールされる。 (作用)この実施例の場合も前記第1の実施例の場合と
同様、術者は動作入力手段34を用いて、移動用マニピ
ュレータ3を動かし、患者体壁aにあけられた穿刺孔b
を通して手術器械2のシース12を体腔cの内部に差し
込む。体腔c内の画像は内視鏡5を通して表示手段24
にて観察することができる。術者はその画像を観察しな
がら動作入力手段34を操作してシース12の開口部1
8の中心に患部dを位置させるように誘導し、その開口
部18の周縁を体腔内壁eに近づけ、あるいは軽く接す
るように位置決めする。
【0021】次に、送気・吸引手段20を操作して作動
させ、フード17の内部を減圧する。これにより吸引
し、患部dの周辺組織にフード12の開口部18の周縁
を吸引密着させて固定する。
【0022】しかる後、図4(a)で示すように把持鉗
子42によって患部dを保持しながら生体鉗子41によ
って患部dの生体組織を採取する。採取されたサンプル
46は生体鉗子41によって図4(b)で示すように病
理診断手段44の取入れ口47に誘導し、病理診断手段
44内に取り込む。病理診断手段44に取り込まれたサ
ンプル46はスライス手段48によってスライスされ、
染色手段49で染色された後にプレート50上に載せら
れる。プレート50上のサンプル46はプレート50を
通して拡大観察手段51によって拡大観察され、この観
察像は第2のCCD52によって信号化され、前記画像
処理装置23を経て前記表示手段24上で表示される。
術者はそれを観察し、サンプル46の病理診断を行う。
【0023】また、必要に応じて、画像処理装置23に
接続された通信手段25を通じて画像処理装置23で構
成した内視鏡像の他に、サンプル46の病理診断像を遠
隔地に送信する。 (効果)これによれば、内視鏡観察下での処置・手術中
にリアルタイムで病理診断ができるために、処置・手術
の時間を短縮することができ、患者の苦痛低減と術者の
疲労低減を図ることができる。また手術の一連の流れを
病理診断のために中断させることがない。
【0024】また、画像処理装置23に接続された通信
手段25を通じて画像処理装置23で構成した内視鏡像
の他に、サンプル46の病理診断像を遠隔地に送信し、
遠隔地にある別の病院や医師宅に内視鏡像や病理診断等
を送り、診断の補助を依頼することができ、診断の正確
度を向上させることができる。
【0025】以上の如く、第2の実施例によれば、内視
鏡下での処置・手術中にリアルタイムで生検、病理診断
を行うことによって、処置・手術時間を短縮し、患者の
苦痛低減、術者の疲労を低減させると共に手術の流れを
中断することなく生検病理検査の可能な医療用マニピュ
レータを提供することができる。
【0026】なお、本発明は前記実施例のものに限らな
い。例えば前述した医療用マニピュレータ以外に、手動
で操作する形式の内視鏡や硬性鏡でもよい。また、その
ような内視鏡や硬性鏡の先端にフードを取り付けるよう
にしてもよい。 [付記] 1.内視鏡と、この内視鏡に付随し、その内視鏡の観察
下で使用される、少なくとも1つの処置具とを備えた医
療用処置装置において、体腔内の生体組織の表面に向け
る開口部を有し、少なくとも体腔内に位置した前記内視
鏡と前記処置具の一部分を覆うフードと、このフード内
の圧力を調節する圧力調整手段とを具備したことを特徴
とする医療用処置装置。 2.内視鏡と、この内視鏡に付随し、その内視鏡の観察
下で使用される、少なくとも1つの処置具とを備えた医
療用処置装置において、体腔内の生体組織の表面に向け
る開口部を有し、少なくとも体腔内に位置した前記内視
鏡と前記処置具の一部分を覆うフードと、このフード内
の圧力を調節する吸引・送気手段とを具備したことを特
徴とする医療用処置装置。
【0027】3.前記処置具が把持鉗子であることを特
徴とする付記第1,2項に記載の医療用処置装置。 4.前記処置具がはさみ鉗子であることを特徴とする付
記第1,2項に記載の医療用処置装置。 5.前記処置具が遺伝子注入手段であることを特徴とす
る付記第1,2項に記載の医療用処置装置。 6.前記処置具が止血手段であることを特徴とする付記
第1,2項に記載の医療用処置装置。
【0028】7.内視鏡と、この内視鏡に付随し、その
内視鏡の観察下で生体組織のサンプルを採取しそのサン
プルの病理検査を行う生体組織検査手段とを備えた医療
用処置装置において、生体組織検査手段を、前記内視鏡
の先端部近傍に配設したことを特徴とする医療用処置装
置。
【0029】8.内視鏡と、この内視鏡に付随し、その
内視鏡の観察下で生体組織のサンプルを採取しそのサン
プルの病理検査を行う生体組織検査手段とを備えた医療
用処置装置において、体腔内の生体組織の表面に向ける
開口部を有し、少なくとも体腔内に位置した前記内視鏡
と前記処置手段の一部分を覆うフードと、前記フード内
の圧力を調節する吸引・送気手段とを具備したことを特
徴とする医療用処置装置。 9.前記生体組織検査手段が生体組織スライス手段、染
色手段、拡大観察手段とを有することを特徴とする付記
第7,8項に記載の医療用処置装置。 (付記7〜9の従来技術)腹壁等の体壁に挿入孔を開
け、この挿入孔を通じて内視鏡や処置具等の手術器械を
体腔内に挿入することにより、体腔内での処置、例えば
腫瘍の摘出などを行う経皮的内視鏡下外科手段、あるい
は、経口的、経直腸的に消化管内に内視鏡を挿入し、ポ
リープ等の生検、摘出などを行う内視鏡下処置が行われ
ている。この様な内視鏡下での処置では低侵襲に組織生
検を行い、腫瘍の良悪性の判断、腫瘍の種類の特定など
を行うためにも用いられている。しかしながら、従来の
内視鏡下での生検、組織の病理診断では、生検によって
採取した組織を体外に取り出し、病理検査室に持ち込ん
だ上で改めてスライス、染色し、顕微鏡下に観察する必
要があり、時間と手間のかかる作業であった。また、手
術中の病理検査では検査中は手術が中断されてしまい、
手術時間を長びかせる原因ともなり、患者に対して苦痛
を大きくするものであった。そこで、付記6〜8のもの
では内視鏡下処置、手術中の生検・病理検査の時間を短
縮し、手術全体の時間を短縮することによって患者の苦
痛、術者の疲労を低減させると共に、手術の流れを中断
することのない、内視鏡下生検・病理検査手段を提供す
るというものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、体
腔内の術部の固定が行われることにより体腔内部位に対
する微細な手術・処置を行う場合にも操作性がよく、高
精度の処置を確実に行うことが可能にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る医療用処置装置の概略的な
構成説明図。
【図2】(a)(b)は第1の実施例に係る医療用処置
装置の変形例を示すその先端部分の斜視図。
【図3】第2の実施例に係る医療用処置装置の先端部分
の側面図。
【図4】同じく第2の実施例に係る医療用処置装置の先
端部分の使用状態の斜視図。
【符号の説明】
1…医療用マニピュレータ、2…手術器械、3…移動用
マニピュレータ、5…内視鏡、7,8…把持鉗子、12
…シース、13…挿通孔、17…フード、18…開口
部、19…送気・吸引孔、20…送気・吸引手段、23
…画像処理装置、24…表示手段、41…生体鉗子、4
2…把持鉗子、44…病理診断手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡と、この内視鏡に付随し、その内視
    鏡の観察下で使用される、少なくとも1つの処置具とを
    備えた医療用処置装置において、 体腔内の生体組織の表面に向ける開口部を有し、少なく
    とも体腔内に位置した前記内視鏡と前記処置具の一部分
    を覆うフードと、 このフード内の圧力を調節する圧力調整手段とを具備し
    たことを特徴とする医療用処置装置。
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