JPH08322614A - バンド部材の連結具 - Google Patents

バンド部材の連結具

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JPH08322614A
JPH08322614A JP7134587A JP13458795A JPH08322614A JP H08322614 A JPH08322614 A JP H08322614A JP 7134587 A JP7134587 A JP 7134587A JP 13458795 A JP13458795 A JP 13458795A JP H08322614 A JPH08322614 A JP H08322614A
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coupling
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Hiroo Sakamoto
廣男 坂本
Toshihiro Takahashi
敏裕 高橋
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    • A44C5/18—Fasteners for straps, chains or the like
    • A44C5/22—Fasteners for straps, chains or the like for closed straps
    • A44C5/24—Fasteners for straps, chains or the like for closed straps with folding devices
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44C—PERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンド部材の連結具に関し、バンド部材の連
結を容易かつ確実に行い、かつ、耐久性を高める。 【構成】 バンド部材を連結するために、バンド部材の
一方の端部に配されるとともにバンド部材の幅方向両側
方から押し込み可能な押釦が設けられたばね棒を有する
連結体と、バンド部材の他方の端部に配されるとともに
常態において押釦を係合しかつ押釦がバンド部材の幅方
向両側方から押し込まれたときに係合が解除される爪部
を有する受け部材とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バンド部材の連結具に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のバンド部材の連結具としては、バ
ンド部材の一端に形成された鈎部を他端に形成された係
合部に係合するとともに、バンド部材の一端に設けられ
た揺動片を揺動させてバンド部材の一部に弾性的に係合
させて鈎部と係合部とが外れないようにするものや、バ
ンド部材の各端部間に中間部で折れ曲がり自在な連結金
具を取り付け、装着には連結金具を中間部で折り曲げて
互いに沿った状態として連結金具の一方の端部に形成さ
れた係合片を他方の端部に弾性的に係合させるようにし
たものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バンド部材の連結具は、鈎部と係合部とを連結して揺動
片を揺動させたり、連結金具を折り曲げて端部を係合片
と係合させるようにしているので、時計バンドやブレス
レットに適用された場合、片手で操作しなければなら
ず、バンド部材を連結するために手間がかかるといった
問題がある。しかも、連結が外れないようにするため
に、揺動片や係合片を弾性的に係合させるようにしてい
るので、不用意に係合が外れたり、何度も係合を繰り返
すと、摩耗やへたりにより係合が不完全となるといった
問題もある。
【０００４】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、以下の目的を有するものである。 （Ａ）バンド部材の連結を容易かつ確実に行うこと。 （Ｂ）バンド部材の耐久性を高めること。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のバンド部材の連
結具にあっては、バンド部材を連結するために、バンド
部材の一方の端部に配されるとともにバンド部材の幅方
向両側方から押し込み可能な押釦が設けられたばね棒を
有する連結体と、バンド部材の他方の端部に配されると
ともに常態において押釦を係合しかつ押釦がバンド部材
の幅方向両側方から押し込まれたときに係合が解除され
る爪部を有する受け部材とを具備する技術を採用してい
る。この場合、連結体と受け部材とが折曲自在に連結さ
れていることが好ましい。
【０００６】
【作用】本発明に係るバンド部材の連結具においては、
連結体と受け部材とが相対的に押しつけられた場合、ば
ね棒の伸縮により連結体と受け部材とが係合する。一
方、上記連結を解除するには、幅方向両側方から押し込
んでばね棒を縮めることにより、連結体と受け部材との
係合を解除する。
【０００７】
【実施例】以下、本発明に係るバンド部材の連結具の一
実施例について、図面を参照して説明する。
【０００８】図１ないし図４は、本発明に係るバンド部
材の連結具の実施例を示すものであって、バンド部材の
連結具は、三つ折れ金具タイプの時計バンドに適用さ
れ、連結体１０、受け部材３０、中板４０、下板４１か
ら構成されている。
【０００９】前記連結体１０は、上蓋１１、押さえ板１
２、ばね棒２０から構成され、バンド部材Ｂの一方の端
部Ｂ1 に配されている。
【００１０】前記上蓋１１は、バンド部材Ｂが連結され
たときにバンド部材Ｂの端部 Ｂ1、Ｂ2 間を高い外観性
をもって覆う天板１１ａと、この天板１１ａに連接して
幅方向側部下方に形成された側板１１ｂと、天板１１ａ
に連接して長さ方向後方側に形成されバンド部材Ｂの端
部 Ｂ1を取り付けるための取り付け部１１ｃと、側板１
１ｂに形成され後述の押釦２３ｅが挿通される挿通孔１
１ｄから構成されている。
【００１１】前記押さえ板１２は、上蓋１１内に収容さ
れてばね棒２０がはめ込まれる凹所１２ａが形成されて
いるとともに、この凹所１２ａの周辺の壁部１２ｂがば
ね棒２０の幅方向への移動を制限するものである。
【００１２】前記ばね棒２０は、筒状に形成され端部２
１ａが縮径されたケーシング２１と、このケーシング２
１に対して軸線を揃えてケーシング２１内に配されるス
プリング２２と、このスプリング２２の両端に配される
押圧部材２３とから構成されている。
【００１３】前記押圧部材２３は、スプリング２２の内
径と同等の外径を有して円柱状に形成され押圧部材２３
の軸ぶれを阻止する柱状部２３ａと、この柱状部２３ａ
に連接するとともにスプリング２２の外径と同等の外径
を有して円板状に形成されケーシング２１の端部２１ａ
に係止されて押圧部材２３のケーシング２１からの抜け
出しを阻止する円盤部２３ｂと、この円盤部２３ｂに連
接されるとともに後述の受け部材３０の係止部３２ｂに
係止される被係止部２３ｃと、この被係止部２３ｃに連
接されるとともに被係止部２３ｃよりも小径に形成され
後述の受け部材３０の係止部３２ｂを通過する通過部２
３ｄと、この通過部２３ｄに連接されるとともに上蓋１
１の挿通孔１１ｄを挿通して側板１１ｂから外方に突出
状態に配される押釦２３ｅとから構成されている。
【００１４】一方、前記受け部材３０は、バンド部材Ｂ
の端部Ｂ2 に取り付けられるもので、バンド部材Ｂの端
部Ｂ2 を取り付けるための取り付け部３１と、この取り
付け部３１の前方であって幅方向両端部に配された爪部
３２とから構成されている。
【００１５】前記爪部３２は、押圧部材２３の被係止部
２３ｃを収容し得るサイズとされた収容部３２ａと、こ
の収容部３２ａに連接して形成され押圧部材２３の被係
止部２３ｃを係止しかつ通過部２３ｄを通過させ得るサ
イズとされた係止部３２ｂとから構成されており、先端
部内面は、傾斜部３２ｃとされている。
【００１６】前記中板４０は、ばね棒２０を挿通する円
筒部４０ａを一端に備えるもので、円筒部４０ａ内にば
ね棒２０が挿通されることで、連結体１０と連結されて
いる。
【００１７】前記下板４１は、受け部材３０と一体的に
形成されるもので、中板４０と連結部４１ａにおいて揺
動自在に連結されることにより、これら中板４０および
下板４１は、連結体１０と受け部材３０とを折曲自在に
連結する。
【００１８】上記連結体１０の組み立ては、以下のよう
にして行われる。図３（ａ）に示すように、中板４０の
円筒部４０ａ内にばね棒２０を挿通する。そして、図３
（ｂ）に示すように、押さえ板１２をその凹所１２ａ内
にばね棒２０の被係止部２３ｃを位置させるようにして
はめ込む。この場合、ばね棒２０は、ケーシング２１の
端部２１ａが押さえ板１２の壁部１２ｂに係止されて幅
方向の移動が阻止されて固定される。次に、図３（ｃ）
に示すように、押釦２３ｅを両側からスプリング２２の
付勢力に抗して押し込み、押釦２３ｅが上蓋１１の挿通
孔１１ｄから突出した状態となるように押釦２３ｅを挿
通孔１１ｄ内にはめ込み、上蓋１１を固定する。以上に
より連結体１０の組み立てを完了する。
【００１９】本実施例におけるバンド部材の連結は、上
記のようにして組み立てられた連結体１０と受け部材３
０とを連結することにより行われる。すなわち、図４
（ａ）に示すように、連結体１０に対して受け部材３０
を押しつける。このとき、被係止部２３ｃが傾斜部３２
ｃに案内されて内方に押されることによりばね棒２０が
押し縮められる。そして、通過部２３ｄが係止部３２ｂ
を通過した後、ばね棒２０が常態に戻り被係止部２３ｃ
が係止部３２ａに係止されて連結体１０と受け部材３０
との連結が達成される。つまり、押釦２３ｅを押さなく
ても連結体１０に対して受け部材３０を押し込むだけで
カチッと連結を行うことができ、いわゆるクリックスト
ップが実現されている。
【００２０】連結体１０が受け部材３０に連結された状
態においては、受け部材３０の係止部３２ｂが連結体１
０の被係止部２３ｃを係止することにより連結状態が維
持される。
【００２１】一方、上記連結を解除するには、押釦２３
ｅを両側からスプリング２２の付勢力に抗して押し込
み、ばね棒２０を縮めた状態として、通過部２３ｄを係
止部３２ｂに対応する位置に位置させ、通過部２３ｄに
係止部３２ｂを通過させて連結を解除する。
【００２２】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、三つ折れ金具タイプの時計バンドに適用するこ
とに代えて、三つ折れ金具タイプ以外のタイプの時計バ
ンドに適用すること、あるいは、時計バンド以外のバン
ドに適用することもできる。
【００２３】
【発明の効果】本発明に係るバンド部材の連結具によれ
ば、以下の効果を奏する。 （１）連結および連結の解除を押釦の操作等によりばね
棒の伸縮力を利用して行うことができ、バンド部材の連
結を容易かつ確実に行うことができる。 （２）押釦の操作等によりばね棒を押し縮めることによ
り、連結および連結の解除を行うので、耐久性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るバンド部材の連結具の一実施例を
一部を切り欠いて示す平面図である。
【図２】図１に示すバンド部材の連結具の正面図であ
る。
【図３】図１における連結体の組み立て例を示す斜視図
である。
【図４】図１に示すバンド部材の連結具における連結の
様子を示すもので、（ａ）は図２におけるＡ方向からみ
た場合の断面図、（ｂ）は爪部の正面図である。
【符号の説明】
１０ 連結体 ２０ ばね棒 ２３ｅ 押釦 ３０ 受け部材 ３２ 爪部 Ｂ バンド部材 Ｂ1 端部 Ｂ2 端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 バンド部材（Ｂ）を連結する連結具であ
    って、 バンド部材の一方の端部（Ｂ1） に配されるとともにバ
    ンド部材の幅方向両側方から押し込み可能な押釦（２３
    ｅ）が設けられたばね棒（２０）を有する連結体（１
    ０）と、 バンド部材の他方の端部（Ｂ2） に配されるとともに常
    態において押釦を係合しかつ押釦がバンド部材の幅方向
    両側方から押し込まれたときに係合が解除される爪部
    （３２）を有する受け部材（３０）とを具備することを
    特徴とするバンド部材の連結具。
  2. 【請求項２】 連結体（１０）と受け部材（３０）とが
    折曲自在に連結されていることを特徴とする請求項１記
    載のバンド部材の連結具。
JP7134587A 1995-05-31 1995-05-31 バンド部材の連結具 Withdrawn JPH08322614A (ja)

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