JPH08322276A - リニアモータの原点確立方法 - Google Patents

リニアモータの原点確立方法

Info

Publication number
JPH08322276A
JPH08322276A JP7148427A JP14842795A JPH08322276A JP H08322276 A JPH08322276 A JP H08322276A JP 7148427 A JP7148427 A JP 7148427A JP 14842795 A JP14842795 A JP 14842795A JP H08322276 A JPH08322276 A JP H08322276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
origin
linear motor
moving member
establishing
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7148427A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nagatomi
隆志 永冨
Kunio Kojima
邦夫 小嶋
Shinya Okamoto
慎哉 岡本
Ryuji Suzuki
竜二 鈴木
Hisao Ishii
久夫 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP7148427A priority Critical patent/JPH08322276A/ja
Publication of JPH08322276A publication Critical patent/JPH08322276A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単でかつ正確にリニアモータの原点確立を
行なう方法を提供する。 【構成】 検出部10bで検出される信号に基づいて発
生する可逆のパルスを可逆カウンタ10dで計数しリニ
アモータMの移動部材の絶対位置を求める。この絶対位
置の原点を確立するには、移動部材を所定位置に移動
し、位置決めした後、所定方向に微速で移動させ、ホー
ル素子12からの磁気信号の極性が設定数(例えば1
回)変化した位置で可逆カウンタ10dをリセットする
ことによって原点を確立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械、産業機械及
びその他の移動機構の駆動源として使用されるリニアモ
ータのにおける原点確立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】移動部材の駆動源にリニアモータを用い
たものにおいては、リニアモータの移動部材の移動位置
を検出する手段として一般にリニアエンコーダが用いら
れる。また、上記移動部材の直線運動を回転運動に変換
し、ロータリエンコーダによって移動部材の位置を検出
する方法も採用されている。これらのエンコーダは、等
間隔に刻まれた磁気マーク、光学的マークを検出し、こ
れらのマークを積算し、さらにはマーク間を内挿分割し
て、移動部材の移動量を検出するものである。これらの
エンコーダは、移動部材の移動量、即ちインクリメンタ
ル量は検出できても、絶対位置(ある座標原点に対する
位置)を検出することはできない。絶対位置を得るため
には、上記マークの積算や内装信号の積算の基準となる
位置を設定しなければならない。即ち、移動部材の原点
位置を確立する必要がある。従来は、この原点確立方法
として、リミットスイッチを設けて、移動部材を所定方
向から移動させ、移動部材に設けたドッグを上記リミッ
トスイッチが検出した位置を原点として確立する方法を
採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の原点確
立方法では、リミットスイッチやドッグを必要とし、ま
た、これらリミッイッチ、ドッグの位置調整を行わねば
ならないという問題がある。そこで、本発明の目的は、
原点確立を簡単で、かつ正確にできる原点確立方法を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず、リニア
モータの移動部材を所定決められた位置に位置決めす
る。その後、該位置から低速度で所定決められた方向に
移動部材を移動させる。そして、リニアモータの駆動電
流を制御するために検出される磁気信号の極性の変化を
所定数検出した時その位置を、位置検出器で検出する位
置の原点とする。
【0005】
【作用】永久磁石を用いたリニアモータにおいては、コ
イルに流す電流を制御するためにホール素子等で、永久
磁石からの磁束変化を検出して磁気信号として取り出
し、この磁気信号でコイルに流す電流を制御している。
本発明は、この磁気信号を利用するもので、移動部材
(走行子側)を固定支持部(固定子側)の所定位置に位
置決めし、該位置より移動部材を所定方向に移動させ、
上記磁気信号の極性の変化を検出し、所定数検出した時
点の位置をこの移動部材の絶対座標位置における原点位
置とする。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の方法の実施例
を説明する。図1は本発明を実施するリニアモータMの
概要を説明する説明図であり、図2は、図1における中
央断面図である。リニアモータを適用する工作機械や産
業機械のベ−スとなる固定支持部1には、リニアモータ
Mの永久磁石もしくはコイルからなる固定子2が固設さ
れ、この固定子2に対し工作機械のテーブル等の移動部
材3に取り付けられたリニアモータMのコイル若しくは
永久磁石からなる走行子5が体面するように配置されて
いる。なお、符号4は上記走行子5を収納するボックス
である。上記固定支持部1と移動部材3間にはリニアモ
ーションガイド7,7が設けられ、移動部材3は図1に
おいて左右方向に、図2においては紙面垂直方向に移動
できるようになっている。また、固定支持部1の側面に
は本実施例の位置検出器として使用されるリニアエンコ
ーダ10のスケール10aが取り付けられ、移動部材3
には、リニアエンコーダ10の検出部10bが取り付け
られている。なお、図1ではリニアモーションガイド
7、リニアエンコーダのスケール10a、検出部10b
は図示を省略している。リニアエンコーダ10としては
スケール10aにスリットパターンを設けた光学式のも
のでも、磁気パターンを設けた磁気式のものでもよいも
のであり、検出部10bで上記パターンの1ピッチを1
周期として検出する従来リニアエンコーダと同一であ
る。
【0007】また、固定支持部1及び移動部材3には、
該リニアモータMの原点出しを行う時に利用するマーク
6a、6bが付されており、原点出し時にはこのマーク
6a,6bを利用して行うようになっている。なお、上
記実施例では、固定子2を永久磁石列で構成し、走行子
5をコイルで形成している例を図示している。
【0008】図3はこのようなリニアモータMの制御系
のブロック図で、リニアエンコーダ10を主に記したも
のである。符号11はプロセッサ、ROM、RAM、入
出力回路、及び電力増幅器等で構成されるモータ駆動制
御装置であり、該モータ駆動制御装置11は、リニアモ
ータMの走行子5側に取り付けられ、固定子2の永久磁
石からの磁束変化を検出するホール素子12からの磁気
信号に基づいて、コイルに流す電流を制御しながらリニ
アモータMを駆動制御する。リニアエンコーダ10の検
出部10bで検出された信号は、信号処理回路10cに
入力され、波形処理がなされ、さらには、スケール10
aから検出された信号間の1周期内を内挿分割し、移動
部材の移動方向(リニアモータMの駆動方向)に応じ
た、正・逆方向のパルスを出力し、該パルスを可逆カウ
ンタ10dで計数し、移動部材3の位置を求める。そし
て、モータ駆動制御装置11は、この可逆カウンタ10
dの計数値よって移動部材の絶対位置を検出し、移動部
材3の位置の制御、さらに、速度の制御等を行なう。
【0009】以上のようにして可逆カウンタによって移
動部材3の位置を検出することができるが、電源をOF
Fにしたときや、移動部材3がその位置の検出範囲を越
えて移動したとき、移動部材3を固定支持部1から取り
外し、その後移動部材3を固定支持部1に取り付けたと
きなどにおいては、上記可逆カウンタ10dで移動部材
3の絶対位置を検出するための基準位置がずれてしま
い。該可逆カウンタ10bで移動部材の絶対位置を検出
することができない。そのために、このような場合に
は、再度基準位置を確定するための作業を行なわねばな
らない。
【0010】そこで、本実施例では、まず、移動部材3
に付されたマーク6bが固定支持部1に付されたマーク
6aと一致する位置に移動部材3を移動させ位置決め
し、原点出し指令をモータ駆動制御装置11に設けられ
た操作盤より入力すると、モータ駆動制御装置11のプ
ロセッサは予め設定記憶されている原点出しシーケンス
プログラムを実行し、リニアモータMを所定方向に微低
速で駆動し、移動部材3を所定方向に移動させる。そし
て、リニアモータMに設けられたホール素子12から出
力される磁気信号の極性の変化を検出すると、可逆カウ
ンタ10dにリセット指令を出力し可逆カウンタ10d
をリセットし、原点出し処理を終了する。その結果、移
動部材3に付されたマーク6bと固定支持部1に付され
たマーク6aが一致する位置から、最初の磁気信号の極
性変化位置で可逆カウンタ10dはリセットされ、この
位置が移動部材3の絶対位置の原点となる。以後リニア
モータMが駆動され稼働部材3が移動するにつれて、リ
ニアエンコーダ10の検出部10bで検出される信号に
基づいて可逆カウンタ10dはカウントアップ、カウン
トダウンされ、該可逆カウンタ10dの値によって移動
部材3の絶対位置が求められることになる。
【0011】なお、上記実施例では、原点出し指令を入
力してリニアモータMを駆動して磁気信号の最初の極性
の変化を検出したときに上記可逆カウンタ10dをリセ
ットして原点出しを行なったが、原点出し指令を入力し
て設定された数の磁気信号の極性の変化を計数したとき
に上記可逆カウンタ10dをリセットするようにしても
よい。
【0012】さらに上記実施例では、モータ駆動制御装
置11のプロセッサにより予め設定記憶されている原点
出しシーケンスプログラムを実行させることによって、
原点出しを行なったが、専用回路で原点出しを行なって
もよい。例えば、原点出し指令でセットされるフリップ
フロップと、ホール素子12からの磁気信号を波形整形
し、極性の変わり目に微分パルスを発生させる回路を設
け、該回路からの微分パルスと上記フリップフロップの
セット出力とをアンド回路に入力し、該アンド回路の出
力によって上記可逆カウンタをリセットすると共に上記
フリップフロップをリセットするようにしてもよい。
【0013】以上のように、本実施例では、移動部材3
に付されたマーク6bと固定支持部1に付されたマーク
6aとが一致する位置から移動部材3を所定方向に移動
させてから、最初もしくは設定回数の磁気信号の極性変
化検出位置で、上記可逆カウンタ10dをリセットして
移動部材3の絶対位置の原点(基準位置)を確立するよ
うにしたから、最初の移動部材3と固定支持部1とに付
されたマーク6a,6bの位置合わせは、1永久磁石幅
内でよく、ラフな位置合わせでも、正確に絶対位置の原
点を正確に確立することができる。さらに、リニアモー
タMの駆動電流を制御するために設けられたホール素子
12等からの磁気信号を利用して原点出しを行なうこと
から、リミットスイッチ、ドッグ等の手段を必要とせ
ず、かつ、特別な調整も必要がなく、簡単で、容易に絶
対座標位置の原点確立(原点出し)が自動的にできる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、リニアモータの駆動電流を制
御するために検出される永久磁石の磁束変化を示す磁気
信号の極性変化を利用し、リニアモータの原点位置を確
立するようにしたので、原点確立のための特別な手段を
設ける必要がなく、原点確立の作業が簡略することがで
きる。また、原点位置を確立する際に、移動部材をラフ
に位置決めした後、自動的に正確に原点位置を確立する
ことができるので、原点確立を容易に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するリニアモータの概要を
説明する説明図である。
【図2】同リニアモータの図1における中央断面図であ
る。
【図3】同リニアモータの制御系のブロック図である。
【符号の説明】
1 固定支持部 2 固定子 3 移動部材 5 走行子 6a、6b マーク 7 リニアモーションガイド 10 リニアエンコーダ 10a スケール 10b 検出部 12 ホール素子 M リニアモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 慎哉 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 鈴木 竜二 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 石井 久夫 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアモータの原点確立方法であって、
    リニアモータの移動部材を所定決められた位置に位置決
    めした後、該位置から低速度で所定決められた方向に移
    動部材を移動させ、リニアモータの駆動電流を制御する
    ために検出される磁気信号の極性の変化を所定数検出し
    た位置を、位置検出器で検出する位置の原点とするリニ
    アモータの原点確立方法。
JP7148427A 1995-05-24 1995-05-24 リニアモータの原点確立方法 Withdrawn JPH08322276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7148427A JPH08322276A (ja) 1995-05-24 1995-05-24 リニアモータの原点確立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7148427A JPH08322276A (ja) 1995-05-24 1995-05-24 リニアモータの原点確立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08322276A true JPH08322276A (ja) 1996-12-03

Family

ID=15452559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7148427A Withdrawn JPH08322276A (ja) 1995-05-24 1995-05-24 リニアモータの原点確立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08322276A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136181A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Mitsutoyo Corp 直線駆動装置およびアブソリュートリニアエンコーダ
EP1978633A2 (en) 2007-04-05 2008-10-08 Wako Giken Co.,Ltd. Method of setting the origin of a linear motor
KR100965342B1 (ko) * 2007-04-05 2010-06-22 가부시끼가이샤 와꼬오 기껜 리니어 모터의 원점 설정 방법
JP4942736B2 (ja) * 2005-04-15 2012-05-30 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 2次側部分の歯構造の無接触走査を備えた同期リニアモータ
KR20220101929A (ko) 2021-01-12 2022-07-19 주식회사 프레스토솔루션 홀센서를 이용한 선형이송장치의 캐리어 위치 제어 방법
KR20240083489A (ko) 2022-12-05 2024-06-12 주식회사 프레스토솔루션 마그넷 이동방식 선형이송장치의 캐리어 원점 복귀 제어 방법

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136181A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Mitsutoyo Corp 直線駆動装置およびアブソリュートリニアエンコーダ
JP4942736B2 (ja) * 2005-04-15 2012-05-30 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 2次側部分の歯構造の無接触走査を備えた同期リニアモータ
EP1978633A2 (en) 2007-04-05 2008-10-08 Wako Giken Co.,Ltd. Method of setting the origin of a linear motor
KR100965342B1 (ko) * 2007-04-05 2010-06-22 가부시끼가이샤 와꼬오 기껜 리니어 모터의 원점 설정 방법
US7830109B2 (en) 2007-04-05 2010-11-09 Wako Giken Co., Ltd Method of setting the origin of a linear motor
KR20220101929A (ko) 2021-01-12 2022-07-19 주식회사 프레스토솔루션 홀센서를 이용한 선형이송장치의 캐리어 위치 제어 방법
KR20240083489A (ko) 2022-12-05 2024-06-12 주식회사 프레스토솔루션 마그넷 이동방식 선형이송장치의 캐리어 원점 복귀 제어 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4507598A (en) Two-axis positioning system
JPH08322276A (ja) リニアモータの原点確立方法
US5880541A (en) Sensing and controlling the location of elements of a linear motor
EP1223485B1 (en) Positioning-controlling apparatus and positioning-controlling method, and part-mounting equipment and part-mounting method
US5164896A (en) Positioning system
JP2006262639A (ja) リニアモータの位置決め装置及びリニアモータの位置決め方法
KR100432915B1 (ko) 자수틀의 위치제어 장치 및 그 방법
JPS59229609A (ja) 産業用ロボツトの制御装置
JPS6359796A (ja) パルスモ−タの原点復帰方式
JPH01156601A (ja) 高速行程プレスにおけるプランジヤの調整値の測定方法及び補正方法並びにそれを実施するための装置
EP0380697A1 (en) Method of returning to origin
GB1444973A (en) Electrically-controlled copying apparatus for machine tools
JPS60148631A (ja) プレス機械におけるワ−ク突当装置
JPH0755458Y2 (ja) 測長装置
KR100238982B1 (ko) 나사절삭가공장치 및 그 제어방법
JPH0564487A (ja) 位置決めテーブル装置
JPH087449Y2 (ja) アクチュエータ制御回路
JPH0271313A (ja) 位置決め制御装置の原点出し方法
JPH083733B2 (ja) 数値制御装置の原点復帰方式
JPH11138475A (ja) ロボット制御方法
JPH0667240B2 (ja) パルスエンコ−ダを有するデイジタルサ−ボシステムの速度制御装置
EP0314869A2 (en) Line tracer
JPH05284719A (ja) モータの原点位置決め方法
JP2001157477A (ja) 位置・速度制御装置およびこれを用いたステージシステム
JPH03185501A (ja) 数値制御装置の原点復帰方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020806