JPH0832201B2 - 農用作業台車 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上利用すべき分野 この発明は機体を上下動させて播種、移植、或いは土
壌消毒などの農作業を行う手動型農作業機の装着自在な
農用作業車にかかり、詳しくはそれら作業機を極めて容
易に、且つ正確に使用できる農用作業台車に関する。

従来技術と問題点 手動型の播種機、移植機、土壌消毒機などは機体を上
下動させながら作業するため、手元が決め難いだけでな
く可なりな労力を要するため、作業能率が悪く不正確に
なり易い欠点があった。

問題点を解決するための手段 この発明は上記のような従来技術の欠点を解決するこ
とを目的としており、手動型の農作業機を極めて手軽に
且つ正確に作動させることのできる農用作業台車を提供
するものである。

即ちこの発明は、車輪に走行自在に支持された機体に
対し上下揺動自在であると共に左右回動自在に設けたア
ームをスプリングにより上方に付勢せしめると共に、そ
のアームに対し手動型農作業機の装着自在な掛止具を設
け、軽視した手動型農作業機を浮かして支持した事を特
徴とする農用作業台車の構造を要旨とするものである。

作用 この発明は手動型農作業機を、走行自在な機体に設け
たアームにより殆ど無負荷の状態で支持できるので、こ
れら作業機を軽く上下動することによって播種、移植な
どの農作業が極めて能率よく正確に行われるようになっ
た。

実施例 この発明を図示実施例により説明すると、機体（１）
は横フレーム（２）と縦フレーム（３）をＬ字型に連結
してなり、横フレーム（２）の両端には脚台（４）を介
し前輪（５）が回動自在に設けられており、縦フレーム
（３）の後端には脚台（６）を介し後論（７）が回動自
在に支持されている。横フレーム（３）には機体（１）
前方で直立する支柱（８）が横移動自在に螺着されてお
り、支柱（８）にはアーム（９）が上下揺動自在に支持
されている。アーム（９）はスプリング（10）により上
方に向けて付勢されており、先端には手動型農作業機の
掛止自在な掛止具（11）が設けられている。掛止具（1
1）はこれに装着する手動型農作業機に合わせて任意形
成すればよく本実施例に特定されるものではない。また
支柱（８）には農作業に必要な苗箱などの載置自在な受
台（12）を設けておくと便利である。（13）は把手であ
り、機体（１）を走行自在に押し進めることができるよ
う機体（１）側方に突出して設けられている。

第４図は畦上面の両側に播種或いは移植などしながら
走行自在な２条用の作業台車であり、アーム（９）が左
右回動自在に設けられている。第５図は手動型農作業機
（Ａ）を装着した状態を示す側面図であり、第６図は他
の実施例の側面図である。

本発明で作業をするには、先ず第５図の如く掛止具
（11）に対し手動型農作業機（Ａ）を装着し、把手（1
3）を持って機体（１）を押し進めながら手動型農作業
機（Ａ）を上下動させればよいが、手動型農作業機
（Ａ）はスプリング（10）によって上方に付勢されてい
るアーム（９）の先端に殆ど無負荷の状態で支持されて
おり、極めて軽く上下動させることができるので能率よ
く、而も正確に農作業できるようになった。

また第４図の如くアーム（９）を左右回動自在に設け
ておけば、一回の走行で２条３条など複数条の作業がで
きて便利である。

発明の効果 上記のように本願発明によれば手動型農作業機を極め
て安楽に、且つ正確に作動させることのできる効果があ
る。

また、本発明によれば多条用の作業台も容易に構成で
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は側面図、第２図は平面図、第３図は背面図、第
４図は２条用台車の平面図、第５図は手動型農作業機を
装着した状態を示す側面図、第６図は他の実施例側面図
である。 図中の符号を説明すると次の通りである。 （１）は機体、（２）は横フレーム （３）は縦フレーム、（４）は脚台 （５）は前輪、（６）は脚台 （７）は後輪、（８）は支柱 （９）はアーム、（10）はスプリング （11）は掛止具、（12）は受台 （13）は把手

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】車輪に走行自在に支持された機体に対し上
   下揺動自在であると共に、左右回動自在に設けたアーム
   をスプリングにより上方に付勢せしめると共に、そのア
   ームに対し手動型農作業機の装着自在な掛止具を設け、
   掛止した手動型農作業機を浮かして支持した事を特徴と
   する農用作業台車。