JPH08320519A - カメラのデート写し込み装置 - Google Patents

カメラのデート写し込み装置

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JPH08320519A
JPH08320519A JP7125260A JP12526095A JPH08320519A JP H08320519 A JPH08320519 A JP H08320519A JP 7125260 A JP7125260 A JP 7125260A JP 12526095 A JP12526095 A JP 12526095A JP H08320519 A JPH08320519 A JP H08320519A
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JP
Japan
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date
information
date information
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film
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JP7125260A
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English (en)
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Yoshiyuki Iwamatsu
義之 岩松
Shinichi Endo
慎一 遠藤
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Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デート修正ができない場合や、ずれたデー
トに気づいた場合であっても、正しいデートの写真をプ
リントできるようにすることにある。 【構成】 CPU10のRAM10bは、現在のデート
情報を納め、フィルム21の各コマに撮影が行われると
各コマの所定の位置にその時のデート情報を写し込みL
ED19を用いて写し込む。デートスイッチ48a、4
8bを操作し現在のデート情報を修正すると、修正する
前のデート情報と修正した後のデート情報との差分が算
出されRAM10bに納められ、これとともにこのとき
のコマ数を納める。フィルム21を巻き戻す際に上記差
分とコマ数を読み出してフィルム21のリーダー部にこ
れらを写し込む。このように撮影されたフィルム21で
は、プリントの際に例えばマニュアルで上記デート情
報、上記差分、上記コマ数を参照し、上記コマ数より前
のコマ、すなわち、デート修正より前に撮影されたコマ
についてはデート情報に上記差分を加えて正しいデート
としてプリントできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラのデート写し込み
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトカメラは最近では大半が日付
や時刻(以降デートと呼ぶ)の写し込み機能つきのカメ
ラである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、デートの写し
込み機能は自動でデートが写し込まれるのはたいへん便
利であるが、もしも、旅先等でデートがずれていること
に気がついても、説明書なしでデートを修正することは
初心者には難しいことである。
【0004】また、デートが実際の日時とずれていても
気がつかないでそのまま数コマ撮影してしまってから気
がつく事もある。
【0005】かかるに本発明の目的はデートの修正がで
きない場合や、ずれていたデートに気がつかずに撮影し
た場合であっても、正しいデートとなる写真をプリント
できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のカメラのデート写し込み装置では、フィル
ムの露光領域外の所定の位置に光学的または磁気的にデ
ート情報を写し込むカメラのデート写し込み装置おい
て、前記デート情報を修正するデート修正手段と、デー
ト修正前のデート情報を記憶する第1の記憶手段と、デ
ート修正後のデート情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とのデート情
報の差分を記憶する第3の記憶手段と、デート修正を行
う前に撮影したフィルムのコマ数を記憶する第4の記憶
手段と、各コマの所定位置に前記第1の記憶手段の情報
を写し込むとともに、前記第3および前記第4の記憶手
段に記憶された情報を前記フィルムの露光領域外の他の
所定の位置に写し込むデート写し込み手段とを備えてい
る。
【0007】また、フィルムの露光領域外の所定の位置
に光学的または磁気的にデート情報を写し込むカメラの
デート写し込み装置おいて、前記デート情報を修正する
デート修正手段と、デート修正前のデート情報を記憶す
る第1の記憶手段と、デート修正後のデート情報を記憶
する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段と前記第2
の記憶手段とのデート情報の差分を記憶する第3の記憶
手段と、デート修正が行われない場合には前記デート情
報のみを、デート修正が行われた場合には前記デート情
報に加えて前記第3の記憶手段に記憶された情報を各コ
マの所定位置に写し込むデート写し込み手段とを備えて
いる。
【0008】また、フィルムの所定の位置に光学的また
は磁気的にデート情報を写し込むカメラのデート写し込
み装置おいて、前記デート情報を修正するデート修正手
段と、各コマの撮影時のデート情報を記憶する第1の記
憶手段と、デート修正後のデート情報を記憶する第2の
記憶手段と、前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段
とのデート情報の差分を記憶する第3の記憶手段と、前
記第1の記憶手段に記憶されているデート情報に前記第
3の記憶手段の差分を加える演算手段と、前記第1の記
憶手段に記憶されているデート情報を各コマの所定位置
にデート情報を写し込むデート写し込み手段とを備えて
いる。
【0009】
【作用】修正する前のデートと、修正した後のデート
と、デートを修正する前のコマ数とをフィルムの露光領
域外に写し込むようにしたので、これらの情報から各コ
マの正しいデートを計算して写真にプリントすることが
できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明のカメラのデート写し込み装置
を有するカメラの一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0011】マイクロコンピュータ(以下CPUとい
う)10はカメラ全体の動作を制御する。CPU10に
はプログラムやデータを恒久的に保持するリード・オン
リ・メモリ(以下ROMという)10aと、データの演
算や一時的な保存に使われるランダム・アクセス・メモ
リ(以下RAMという)10bとが内蔵されている。ま
た不揮発性のメモリ、例えばエレクトリック・イレーサ
ブル・プログラマブル・リード・オンリー・メモリ(以
下EEPROMという)10cが外付けされ、CPU1
0はコマンドによって読み出し、消去、書き込みを行え
る。
【0012】RAM10bはそれを構成する各アドレス
毎にデータの種類および内容があらかじめ定められてお
り、その内部構成は図2のようになっている。アドレス
aには常に現在のデート情報を、アドレスbには後に述
べるデート修正動作を行う前のデート情報を、アドレス
cにはデート修正動作を行う前と後のデート情報の差
を、アドレスdにはデート修正動作を行なった時点のフ
ィルム21のコマ数をそれぞれ保存する。デート情報
は、年・月・日・時・分の5つのデータから構成されて
いる。
【0013】シャッタ駆動回路11はCPU10の指示
でシャッタ11aを駆動し露出作動を行う。変倍レンズ
駆動回路12は変倍レンズ12aを、合焦レンズ駆動回
路13は合焦レンズ13aをそれぞれ駆動する。
【0014】測光回路14はCPU10の指示により被
写体の輝度を測定し、その結果をCPU10へ転送す
る。測距回路15はCPU10の指示により、被写体ま
での距離を測定し、その結果をCPU10へ転送する。
【0015】タイマ16は1分を計時し、1分ごとにC
PU10に出力を行い、割り込み信号を発生させる。
【0016】表示パネル駆動回路17はCPU10の命
令に基づき表示パネル17aを駆動する。
【0017】フィルム給送駆動回路18はCPU10に
よって制御され、正転駆動でフィルム21を巻上げ方向
へ駆動し、逆転駆動でフィルム21を巻戻し方向へ駆動
する。正転または逆転駆動した量はフォトインタラプタ
あるいはフォトリフレクタ等で構成される給送検出スイ
ッチ49によって検出され、フィルム21の給送速度を
検出するとともに、CPU10によって正確に1コマ分
の巻上げ動作が行われる。
【0018】写し込みLED19は複数のLEDで構成
されるLEDアレイである。CPU10はフィルム21
の給送中に、給送検出スイッチ49からの給送の速度に
応じて、写し込む文字情報に相当する各LEDを選択的
に点灯または消灯することによってフィルム面の所定の
位置にデート情報を記録する。
【0019】メインスイッチ41はカメラの動作を可能
にするためのプッシュスイッチで、トグル動作を行い、
1回押すごとにカメラを作動または不作動とする。
【0020】ズームワイド駆動スイッチ42aとズーム
テレ駆動スイッチ42bは共にプッシュスイッチであ
る。ズームテレ駆動スイッチ42bを押すとCPU10
は変倍レンズ駆動回路12を制御して変倍レンズ12a
を望遠側に駆動し、ズームワイド駆動スイッチ42aを
押すと変倍レンズ12aを広角側に駆動する。どちらの
スイッチも押している間だけ変倍レンズ12aを駆動
し、離した時点で変倍レンズ12aを停止させる。変倍
レンズ12aの移動に伴いズーム倍率が変化する。
【0021】半押しスイッチ43aは、レリーズボタン
の半押しすなわち途中まで押下した時点でオンし、全押
しスイッチ43bはレリーズボタンの全押しすなわち十
分に押下した時点でオンする。全押しスイッチ43bは
レリーズ信号を発生する。
【0022】フィルム感度読取スイッチ44a〜44d
は図示しないフィルム21のカートリッジ上に印刷され
たコードパターンを読み取るためのスイッチである。C
PU10は読み取ったコードパターンからフィルム21
のコマ数とフィルム感度Svとを算出する。
【0023】ズームエンコーダ45a〜45cは図示し
ないズーム鏡筒に印刷されたコードパターンを検出す
る。変倍レンズ12aが移動するとズームエンコーダ4
5a〜45cの状態は段階的に切り換わる。CPU10
はズームエンコーダ45a〜45cのコードパターンを
は読み取り、ROM10aに記憶されているテーブルに
従って絞り値Avに変換する。
【0024】モードスイッチ46はカメラの各モードを
設定するためのスイッチである。
【0025】裏蓋スイッチ47はカートリッジの装填の
有無とカメラの裏蓋の開閉を検知するスイッチである。
撮影者がフィルム21のカートリッジをカメラに装填し
てカメラの裏蓋を閉じると、裏蓋スイッチ47がオフす
る。また、給送検出スイッチ49はフィルム21の巻き
上げや巻戻しの際、移動するフィルムのパーフォレーシ
ョン(コマ送り孔)を検出してパルス状の信号を発生す
るように構成されている。カートリッジがカメラに装填
された状態でカメラの裏蓋が閉じられたとき、裏蓋スイ
ッチ47がオフする。これを検知するとCPU10はフ
ィルム給送駆動回路18を作動させ、フィルム21を巻
き上げる。給送検出スイッチ49のパルス数が所定数だ
け入力された時点でフィルム給送駆動回路18にブレー
キ命令を出力し、フィルム21の給送を終える。
【0026】また、デートスイッチ48a、48bを操
作することにより、デート情報の初期設定、修正が行わ
れる。
【0027】また、撮影処理を行った後でフィルム給送
駆動回路18に巻き上げ命令を出力し、給送検出スイッ
チ49のパルス数が一コマ分の所定数に達した時点でブ
レーキ命令を出力することにより、1コマ分の巻き上げ
を行う。
【0028】また、CPU10、測光回路14、測距回
路15、変倍レンズ駆動回路12、フィルム給送駆動回
路18、シャッタ駆動回路11には電池31が接続さ
れ、電源が供給される。
【0029】次に、本発明の動作について説明する。
【0030】CPU10は、電池がセットされると、ア
ドレスaに保存されているデート情報を初期値にし、デ
ート写し込みを禁止する。このとき表示パネル17aは
文字列「OFF」を表示する。この状態で、撮影者はデ
ートスイッチ48aとデート修正スイッチ48bとを使
用して、デート情報の初期設定を行う。デート情報の初
期設定が終わると、CPU10はアドレスaへのデート
情報の書き込みを行うと同時に、デート写し込みを許可
して、デートスイッチ48aの操作により撮影者が年月
日あるいは日時分といった写し込みを任意に選択できる
ようにする。
【0031】これ以降、CPU10はタイマ16を動作
させ、1分毎に発生する割り込み信号に従ってアドレス
aに1分を加算し、現在の時刻を保持するとともに、表
示パネル17aに表示を行う。
【0032】また、CPU10はカートリッジが装填さ
れると、給送検出スイッチ49の出力を確認しつつ、フ
ィルム給送駆動回路18を制御して、最初のコマまでフ
ィルム21を給送する。このときにCPU10はカート
リッジから撮影可能なコマ数を読み取ると、同時にRA
M10bのデート修正に関する情報を記憶しているアド
レスを0にクリアする。鏡筒が撮影禁止の位置でメイン
スイッチ操作が行われると、鏡筒を撮影可能の位置へ駆
動し、レリーズスイッチの操作を可能とする。
【0033】次に、デート情報の修正動作について説明
する。デートスイッチ48aを押して3秒以内に離すと
デート情報の表示が変更される。デート情報の表示は、
デートスイッチ48aを1回押すごとにOFF→年月日
→…→日時分→OFF→…というように変更される。
【0034】デートスイッチ48aが3秒以上押される
とデート修正モードに入る。このときCPU10はアド
レスaの内容をアドレスbにコピーする。デートスイッ
チ48aはデート情報を送るスイッチとしての機能を持
ち、デート修正スイッチ48bはデート情報を修正す
る。たとえば、CPU10は表示パネル17aのデート
表示部の左端の表示桁(年月日を表示している場合には
年の桁、日時分を表示している場合は日の桁)を点滅表
示してデート修正が可能であることを使用者に知らせ
る。このときにデート修正スイッチ48bを1回押すと
点滅している表示桁の値を1つ加算する。表示桁が最大
数(年ならば99、月ならば12、日ならば月に応じて
28〜31、時ならば24、分ならば60)になると初
期値(年または時、分ならば0、月または日ならば1)
にする。デートスイッチ48aを再度押すと点滅してい
る表示桁が1桁右に移動する。(年→月→日または日→
時→分)最後(右端)の表示桁でデートスイッチ48a
を押すと点滅が解除されデート修正が完了する。このと
きCPU10はデート修正が完了した時点でのデート情
報をアドレスaに、アドレスaとアドレスbのデート情
報の差分をアドレスcに、現在のコマ数をアドレスdに
それぞれ書き込む。
【0035】撮影者が1コマを撮影すると、デート写し
込み動作を行う。CPU10は、巻上げの際に給送検出
スイッチ49の出力からフィルム21の給送速度を測定
し、それに応じてアドレスaのデート情報をそのコマと
次のコマとの間の隙間に写し込みがなされる。この模様
を図3に示す。大きなゴシック体の文字はコマ数を示
す。図3においては、第1コマはデート情報の年月日の
部分「95 04 13」が写し込まれており、第2コ
マも同様である。第3コマは翌日に撮影したため「95
04 14」が写し込まれており、第4コマでは日時
分の情報に切り換えたため、「14 11:31」とな
っている。ここで撮影者がデートの誤りに気がつき、3
日と3時間15分を加え、95年4月17日14時46
分に修正している。第5コマはふたたび表示を年月日に
戻し、翌日に撮影したため、「9504 18」という
文字が写し込まれている。この一連の作業の途中で、第
4コマの撮影後の修正において、アドレスcに3日と3
時間15分に相当するデータが、アドレスdにデート情
報の修正後の最初の撮影コマ数に相当するがそれぞれ保
存される。
【0036】巻戻しの際に各コマにデート写し込みを行
った位置とは別の位置にアドレスc(差分)とアドレス
d(コマ数)の情報を読み出して、デート写し込みを行
う。図3ではフィルム21のリーダ部に写し込みを行な
っている。すなわち、アドレスcのデート情報を示す文
字列「00 00 03 + 03 19」と、修正後
の最初のコマ数を示す文字列「05」がそれにあたる。
「+」は修正の結果プリント時にこのリーダ部に写し込
まれているコマ数以前のコマに、差分情報を加えてプリ
ントすることにより、すべてのコマに正しいデート情報
が写し込まれる。
【0037】このプリント時の動作について詳しく述べ
ないが、例えば、デート情報、差分情報、コマ数を読み
取る読取手段(図示せず。)によりこれらを読み取り、
処理手段(図示せず。)によりコマ数以前のコマのデー
ト情報に差分情報を加え、新たなデート情報を対応する
コマのプリントの際に写し込み手段(図示せず。)によ
り自動的に写し込む。これに限らず、マニュアルで行っ
ても良い。
【0038】本発明の第2の実施例を図4に示す。撮影
動作までの処理は第1実施例と同様である。撮影者が1
コマを撮影すると、デート写し込み動作を行う。CPU
10は、巻上げの際に給送検出スイッチ49の出力から
フィルム21の給送速度を測定し、それに応じてアドレ
スaのデート情報をそのコマと次のコマとの間の隙間に
写し込むとともに、その近傍にアドレスc(差分)の内
容を写し込む。
【0039】図4において、大きなゴシック体の文字は
コマ数を示す。第1コマはデート情報の年月日の部分
「95 04 13」が写し込まれており、第2コマも
同様である。第3コマは翌日に撮影したため「95 0
4 14」が写し込まれており、第4コマでは日時分の
情報に切り換えたため、「14 11:31」となって
いる。ここで撮影者がデートの誤りに気がつき、3日と
3時間15分を加え、95年4月17日14時46分に
修正している。ここで、第4コマの撮影後の修正におい
て、アドレスcに3日と3時間15分に相当するデータ
が保存されるため、第5コマを撮影したあとすぐにこの
データを書き込んでしまう。すなわち第5コマはふたた
び表示を年月日に戻し、翌日に撮影したため、差分デー
タである「+03 03:15」と「95 04 1
8」という文字が写し込まれている。
【0040】プリント時には上述のように自動的にまた
はマニュアルでフィルム21のコマとコマの隙間をすべ
てチェックした後に、隙間のいずれかにアドレスc(差
分)情報が書いてあれば、それ以前に写したコマに対し
て差分情報を加えてプリントすることにより、すべての
コマに正しいデート情報が写し込まれる。このようにす
れば、リーダ部を利用しなくてもよいので、フィルムの
コマ数を節約できるとともに、リーダ部が感光すること
による事故を防げる。
【0041】本発明の第1または第2実施例において、
アドレスcおよびアドレスdは複数組存在する、すなわ
ち配列で構成されるとデート修正が1本のフィルムに複
数回行われても対応できる。
【0042】本発明の第3の実施例を図6に示す。第3
の実施例では、各コマごとにデート情報の写し込むので
はなく、フィルム21の各コマをすべて撮影し終わった
巻き戻しの最中に写し込む。ここでEEPROM10c
は、図5のように、各コマごとのデート情報を保存でき
るアドレスe1、…、e36という領域を持つ。
【0043】デート修正が完了した時点でアドレスe
1、…、e36の内現在のコマ数より前に対応するアド
レスの内容を修正された正しいデート情報に書き換え
る。RAM10bにおいて1コマ目のデート情報はアド
レスe1、2コマ目デート情報はアドレスe2、…と書
き込むことがあらかじめ定められている。シャッタ動作
完了時にラッチしたデート情報は1コマ巻上げの際にデ
ート写し込みは行わず、RAM10bのアドレスe1、
…、e36に書き込まれる。CPU10はアドレスe
1、…、e36の情報を巻戻しの直前に読み出し、巻戻
し中に対応するコマに対してフィルム21の給送速度を
給送検出スイッチ49によって測定し、給送速度に応じ
てデート写し込みを行う。
【0044】図6において、大きなゴシック体の文字は
コマ数を示す。また、この他、コマ内の実線で示す数字
は修正後のデート情報であり、コマ外の破線で示す数字
は修正前のデート情報であり、デート修正前の各アドレ
スの内容を示す。第1コマはデート情報の年月日の部分
「95 04 13」がアドレスe1に納められ、第2
コマも同様である。第3コマは翌日に撮影したため「9
5 04 14」がアドレスe3に納めれ、第4コマで
は日時分の情報に切り換えたため、「14 11:3
1」となっている。ここで撮影者がデートの誤りに気が
つき、3日と3時間15分を加え、95年4月17日1
4時46分に修正している。ここでCPU10はそれ以
前に撮影されたコマのデート情報アドレスe1〜アドレ
スe4をすべて修正してしまう。第5コマはふたたび表
示を年月日に戻し、翌日に撮影したため、「95 04
18」がアドレスe5に納められる。これらのアドレ
スに納められたデート情報を巻戻し中にフィルム21に
写し込むことにより、実線に示したデート情報が各コマ
に写し込まれる。
【0045】第2および第3の実施例の長所は、1本の
フィルムの撮影が終了するまでに、何度デート修正動作
が行われても正しいデート情報を写し込める点にある。
またデート情報に限らず、その他の文字列を後からつけ
加えたりすることも可能である。
【0046】第3の実施例において、第1または第2実
施例におけるアドレスcおよびアドレスdを1組以上用
意し、デート修正動作が行われた時点ではなく、巻き戻
し時に計算によって正しいデート情報を写し込むように
すれば、EEPROM10cへの書き込み動作の回数が
少なくてすむので、EEPROM10cの長寿命化につ
ながる。
【0047】本発明のすべての実施例において、デート
修正動作を有効・無効にする選択スイッチを設け、写し
込み時のデート情報を修正するか否かを選択するように
してもよい。
【0048】また、1コマ巻上げ時のデート写し込み手
段とは別のデート写し込み手段で行ってもよく、同じデ
ート写し込み手段を用いてフィルムの撮影したコマ以外
の部分(未露光コマやフィルムのリーダー部等)に写し
込むようにしてもよい。
【0049】また、本発明の各実施例において、デート
を写し込むために写し込みLED19を使用している
が、磁気トラックを有するフィルムの場合には、フィル
ムの磁気トラックに磁気データを書き込む磁気ヘッドを
使用してもよい。その場合は、あらかじめ定められた書
込み書式(フォーマット)に基づいて、磁気信号をフィ
ルム給送の速度に応じて駆動することによって、デート
情報を記録する。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、修正する前のデート情
報、修正する前のデート情報と修正した後のデート情報
との差分、修正する前に撮影したフィルムのコマ数など
をフィルムに写し込むようにした。このため、デート修
正ができない場合や、ずれたデートに気づかずに撮影し
た場合であっても、後からデートを修正することによっ
て正しいデートの写真をプリントできるようになる。
【0051】特に、修正する前のデート情報を各コマの
所定の位置に写し込み、上記差分、修正する前に撮影し
たフィルムのコマ数をフィルムの露光領域外の所定の位
置に写し込むこととすれば、プリントの前に、フィルム
に写し込まれた修正する前のデート情報、上記差分およ
び上記コマ数から正しいデートを算出することが可能と
なる。すなわち、プリントの際にはマニュアルで正しい
デートを算出してプリントしたり、例えば、上記フィル
ムから修正する前のデート情報、上記差分および上記コ
マ数を読み取る読取手段と、この読取手段により読み取
られた情報から正しいデートを算出する処理手段と、こ
の処理手段の算出結果をプリントするプリント手段とを
設けるなどして自動的に正しいデートをプリントするこ
とが可能となる。
【0052】また、デート修正が行われていない場合に
はデート情報のみを、デート修正が行われた場合にはデ
ート情報に加えて上記差分を各コマの所定の位置に写し
込むようにすれば、上述したような、上記差分、上記コ
マ数をフィルムの露光領域外の所定の位置に写し込むよ
うにした場合の効果に加え、露光領域外の所定の位置が
感光して写し込まれた上記差分、上記コマ数などの情報
が一度に失われるようなことがないという効果を奏す
る。
【0053】また、撮影時のデート情報に上記差分を加
算して各コマの所定の位置に写し込むようにすれば、プ
リント時に特別な操作をすることなく正しいデートをプ
リントすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】本発明の第1または第2実施例のRAM10b
の内部を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例のフィルムの写し込み結果
である。
【図4】本発明の第2実施例のフィルムの写し込み結果
である。
【図5】本発明の第3実施例のRAM10bの内部を示
す図である。
【図6】本発明の第3実施例のフィルムの写し込み結果
である。
【符号の説明】
19 写し込みLED 10 CPU アドレスa 第1の記憶手段 アドレスb 第2の記憶手段 アドレスc 第3の記憶手段 アドレスd 第4の記憶手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの露光領域外の所定の位置に光
    学的または磁気的にデート情報を写し込むカメラのデー
    ト写し込み装置おいて、前記デート情報を修正するデー
    ト修正手段と、デート修正前のデート情報を記憶する第
    1の記憶手段と、デート修正後のデート情報を記憶する
    第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段と前記第2の記
    憶手段とのデート情報の差分を記憶する第3の記憶手段
    と、デート修正を行う前に撮影したフィルムのコマ数を
    記憶する第4の記憶手段と、各コマの所定位置に前記第
    1の記憶手段の情報を写し込むとともに、前記第3およ
    び前記第4の記憶手段に記憶された情報を前記フィルム
    の露光領域外の他の所定の位置に写し込むデート写し込
    み手段とを備えたことを特徴とするカメラのデート写し
    込み装置。
  2. 【請求項2】 フィルムの露光領域外の所定の位置に光
    学的または磁気的にデート情報を写し込むカメラのデー
    ト写し込み装置おいて、前記デート情報を修正するデー
    ト修正手段と、デート修正前のデート情報を記憶する第
    1の記憶手段と、デート修正後のデート情報を記憶する
    第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段と前記第2の記
    憶手段とのデート情報の差分を記憶する第3の記憶手段
    と、デート修正が行われない場合には前記デート情報の
    みを、デート修正が行われた場合には前記デート情報に
    加えて前記第3の記憶手段に記憶された情報を各コマの
    所定位置に写し込むデート写し込み手段とを備えたこと
    をことを特徴とするカメラのデート写し込み装置。
  3. 【請求項3】 フィルムの所定の位置に光学的または磁
    気的にデート情報を写し込むカメラのデート写し込み装
    置おいて、前記デート情報を修正するデート修正手段
    と、各コマの撮影時のデート情報を記憶する第1の記憶
    手段と、デート修正後のデート情報を記憶する第2の記
    憶手段と、前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段と
    のデート情報の差分を記憶する第3の記憶手段と、前記
    第1の記憶手段に記憶されているデート情報に前記第3
    の記憶手段の差分を加える演算手段と、前記第1の記憶
    手段に記憶されているデート情報を各コマの所定位置に
    写し込むデート写し込み手段とを備えたことを特徴とす
    るカメラのデート写し込み装置。
JP7125260A 1995-05-24 1995-05-24 カメラのデート写し込み装置 Pending JPH08320519A (ja)

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