JPH08319421A - ポリ− γ− グルタミン酸を一成分として含むポリマー組成物およびポリマー成形物の製造方法 - Google Patents

ポリ− γ− グルタミン酸を一成分として含むポリマー組成物およびポリマー成形物の製造方法

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JPH08319421A
JPH08319421A JP15255595A JP15255595A JPH08319421A JP H08319421 A JPH08319421 A JP H08319421A JP 15255595 A JP15255595 A JP 15255595A JP 15255595 A JP15255595 A JP 15255595A JP H08319421 A JPH08319421 A JP H08319421A
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JP
Japan
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pga
polymer composition
polymer
poly
glutamic acid
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JP15255595A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takeda
弘 竹田
Hisanobu Furumoto
久信 古本
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FUKUOKA PREF GOV KAGAKU GIJUTS
FUKUOKA PREF GOV KAGAKU GIJUTSU SHINKO ZAIDAN
NISHIYORI KK
Original Assignee
FUKUOKA PREF GOV KAGAKU GIJUTS
FUKUOKA PREF GOV KAGAKU GIJUTSU SHINKO ZAIDAN
NISHIYORI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリ- γ- グルタミン酸を一成分として含む
ポリマー組成物、及び前記ポリマー組成物から得られ
る、実用性のある物性を有する繊維あるいはフイルム等
の成形物及びその成形方法を提供する。 【構成】 ポリ- γ -グルタミン酸、ポリ- γ- グルタ
ミン酸とアクリロニトリルあるいはアクリロニトリルを
85%以上含むアクリル共重合体とのグラフト共重合
体、及びポリアクリロニトリルあるいはアクリロニトリ
ルを85%以上含むアクリル共重合体とを含むポリマー
組成物。ポリマ−組成物を紡糸その他の成形方法によっ
て固化してポリマー成形物を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリ- γ- グルタミン
酸(以下特別な場合を除き「PGA」と略記する)を一
成分として含むポリマー組成物およびポリマー成形物の
製造方法に関する。更に詳しくはポリマー組成物を単独
溶媒あるいは混合溶媒に溶解して溶液とし、この溶液を
用いて紡糸、成膜その他のポリマー成形物を製造し、当
該ポリマー成形物によって得られる実用性のある物性を
有する繊維あるいはフイルム等の成形物を提供するもの
である。
【0002】
【従来の技術とその課題点】近年、地球環境や地球資源
の保全、循環に関する観点から微生物や生体等によって
分解されるいわゆる生分解性ポリマ−およびそれを使用
した成形物に強い関心が寄せられている。またこの様な
特性を持つポリマ−あるいはその成形物を得るプロセス
の省エネルギー化にも強い関心が寄せられている。
【0003】上記特性を有するポリマ−として、微生物
が産生しかつ分解するPGAがある。即ち、いわゆる枯
草菌(例えば納豆菌)によって、PGAが産生されるこ
とは既に知られているところであり、この産生プロセス
は微生物の生産活動を利用した省エネルギープロセスと
して注目すべきものである。
【0004】この枯草菌(例えば納豆菌)から産生され
るPGAについては産生機構や産生ポリマ−の性質に関
する研究はあるが、このPGAを利用した実用性のある
物性を有する繊維、フイルム等の成形物を得ることおよ
びその成形方法に関する情報は殆ど知られていない。
【0005】本発明者らは、この点に関する研究を重
ね、枯草菌(例えば納豆菌)から産生されるPGAを一
成分とするポリマ−組成物から実用性のある繊維、フイ
ルム等の成形物を得ることができることに着目し本発明
を完成するに至った。すなわち、その成形方法としてポ
リマー溶液を用いた湿式紡糸成形法、乾湿式紡糸成形
法、乾式紡糸成形法を行うことによって、PGAを一成
分として含むポリマ−組成物から実用性のある繊維、フ
イルム等の成形物を得ることができる。
【0006】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、PGAを一成分
として含むポリマー組成物を提供することにある。また
本発明の他の目的は、上記ポリマー組成物から得られ
る、実用性のある物性を有する繊維あるいはフイルム等
の成形物及びその成形方法を提供することにある。
【0007】
【発明の構成】上記目的を達成する為に講じた発明の構
成は次の通りである。第1の発明にあっては、ポリ- γ
- グルタミン酸を一成分として含むことを特徴とするポ
リマー組成物である。
【0008】第2の発明にあっては、ポリ- γ -グルタ
ミン酸が95重量%以下5重量%以上含まれていること
を特徴とする第1の発明に係るポリマ−組成物である。
【0009】第3の発明にあっては、ポリ- γ -グルタ
ミン酸、ポリ- γ- グルタミン酸とアクリロニトリルあ
るいはアクリロニトリルを85%以上含むアクリル共重
合体とのグラフト共重合体、及びポリアクリロニトリル
あるいはアクリロニトリルを85%以上含むアクリル共
重合体とを含むことを特徴とするポリマー組成物であ
る。
【00010】第4の発明にあっては、ポリ- γ -グル
タミン酸の分子量が4万以上350万以下であることを
特徴とする第1ないし3の発明に係るポリマ−組成物で
ある。
【00011】第5の発明にあっては、ポリマ−組成物
が繊維或はフィルムであることを特徴とする第1ないし
4の発明に係るポリマ−組成物である。
【00012】第6の発明にあっては、ポリ- γ- グル
タミン酸を一成分として含むポリマ−組成物を紡糸その
他の成形方法によって固化することを特徴とするポリマ
ー成形物の製造方法である。
【00013】第7の発明にあっては、ポリ- γ- グル
タミン酸を一成分として含むポリマー組成物を単独溶媒
あるいは混合溶媒の溶液とするステップ、上記溶液から
紡糸、成膜その他の成形方法によって繊維あるいはフイ
ルム等の成形物を得るステップ、を含むことを特徴とす
るポリマー成形物の製造方法である。
【0014】第8の発明にあっては、ポリマー組成物
が、ポリ- γ -グルタミン酸、ポリ- γ- グルタミン酸
とアクリロニトリルあるいはアクリロニトリルを85%
以上含むアクリル共重合体とのグラフト共重合体、及び
ポリアクリロニトリルあるいはアクリロニトリルを85
%以上含むアクリル共重合体とを含むことを特徴とする
第6または7の発明に係るポリマー成形物の製造方法で
ある。
【0015】第9の発明にあっては、ポリ- γ -グルタ
ミン酸の分子量が4万以上350万以下であることを特
徴とする第6ないし8の発明に係るポリマー成形物の製
造方法である。
【0016】第10の発明にあっては、溶媒としてジメ
チルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ジメチルスルホン、ニトロメタン、エチレ
ンカーボネート、プロピレンカーボネート、N−メチル
モルホリンオキシド及びこれらの誘導体の中から選ばれ
た単独あるいは混合物を用いることを特徴とする第7な
いし9の発明に係るポリマー成形物の製造方法である。
【0017】第11の発明にあっては、ポリマ−組成物
を溶媒に溶解し溶液を調製することを特徴とする第1の
発明に係る請求項7ないし10記載のポリマー成形物の
製造方法である。
【0018】第12の発明にあっては、紡糸の成形方法
が、湿式紡糸成形方法,乾湿式紡糸成形法または乾式紡
糸成形法の何れかであることを特徴とする第6ないし1
1の発明に係るポリマー成形物の製造方法である。
【0019】本発明に係るポリマ−組成物は、通常5〜
95重量%の濃度でPGAを含むものであることが望ま
しい。残りの他の成分の詳細については後述する。本発
明に係るポリマ−組成物の一つは、PGA、PGAとア
クリロニトリルあるいはアクリロニトリルを85%以上
含むアクリル共重合体とのグラフト共重合体(以下両者
をPGA・PANグラフト共重合体と略記する)、ポリ
アクリロニトリルあるいはアクリロニトリルを85%以
上含むアクリル共重合体(以下両者をPANと略記す
る)から構成されている。
【0020】PGA分子量の下限は成形物の物性が発現
するために必要な分子量で決まり、PGA分子量の上限
は成形性で決まる。本発明ではPGAの分子量は4万以
上350万以下であることが望ましい。PGAの分子量
が4万に満たないと成形物に十分な物性が発現しない。
また、350万を越えると粘度や弾性が大きくなり、か
つ必要とする曵糸性が得られない。
【0021】PGA溶液は凝固性、曵糸性や延伸性など
成形性を支配する因子が低く、これを解決することは重
要な課題である。本発明者らは、PGA溶液にPANと
PGA・PANグラフト共重合体を加えることによりこ
れらの諸問題を解決できることを見出した。すなわち、
PGA溶液に単純にPANを加えると凝固性が著しく改
良されるが、溶液中でPGA成分及びPAN成分はすぐ
に脱混合による相分離を起こし曵糸性が得られない。こ
れに対し、PGA成分、PAN成分に加えてPGA・P
ANグラフト共重合体を存在させることによって、PG
A成分及びPAN成分が互いにミクロに安定して分散し
た均一透明な、かつ凝固性、粘性、曵糸性、延伸性を持
つポリマ−組成物溶液が得られ、これを用いると成形物
が容易に製造できることを見出した。
【0022】本発明では溶媒として、ジメチルスルホキ
シド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、
ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチルスルホン
(DMSO2 )、ニトロメタン(NM)、エチレンカー
ボネート(EC)、プロピレレンカーボネート(PC)
等の単独あるいは混合物が使用される。そうして上記ポ
リマ−組成物を上記溶媒に溶解し、紡糸、成膜その他の
成形方法によってポリマ−成形物が得られる。
【0023】本発明ではポリマ−組成物溶液の凝固剤と
して、溶媒と任意の割合で混合溶解が可能で、かつ当該
ポリマ−組成物を溶解しない物質を用いることが好まし
い。この凝固剤は溶剤との組合せによって決まるが、こ
の様な凝固剤として例えば水やメチルアルコール、エチ
ルアルコール、ベンジルアルコール等のアルコール類、
酢酸エチル、ギ酸エチル等のエステル類、n-ヘキサン、
シクロヘキサン、キシレン等の炭化水素類、クロロホル
ム、ホルマリン等があげられる。もちろんここに挙げた
物質に限定されるものではない。
【0024】ここで興味深いのは水である。水はPGA
に対しては溶剤として働くが、本発明に係るポリマ−組
成物に対しては良好な凝固剤として働くことが見出され
た。そうして凝固剤の中にポリマ−組成物溶液を繊維、
フイルムその他の形状で押し出し凝固固化する。このよ
うな成形法としては、例えば湿式紡糸成形法、乾湿式紡
糸成形法を挙げることができる。あるいは、ポリマ−組
成物溶液を繊維、フイルムその他の形状で加熱された不
活性雰囲気の中に押し出し乾燥固化する。このような成
形法としては、例えば乾式紡糸成形法を挙げることがで
きる。
【0025】更に詳しく説明する。一般に、ポリマ−を
成形する方法として溶融、乾式、湿式(乾湿式)等の成
形方法があるが、PGAは加熱すると熱分解が起こり安
定した溶融状態が得られない。この問題を解決するため
溶剤を用いてPGA溶液を調製し成形するのが適当であ
る。
【0026】しかしながら、これまでの既知の知見で
は、PGA溶液に対する実用性のある適当な凝固剤が見
出されていない。そのため凝固性を改良する方法の一つ
としてPGAの変性が試みられてはいるが、この点にお
いても満足すべき成果が得られていないことは周知であ
る。
【0027】本発明者らはこれらの点に関し、次のよう
な発明に到達したのである。すなわち、PGAとPAN
がグラフト共重合したPGA・PANグラフト共重合体
を作りだし、このポリマ−を含むPGA、PGA・PA
Nグラフト共重合体、PANから成るポリマー組成物を
その溶媒であるDMSO、DMF、DMAc、DMSO
2 、NM、EC、PC等の単独あるいは混合物に溶解し
て溶液とし、この溶液を紡糸、成膜その他の成形方法に
よって成形することによりPGA溶液の持つ成形上の困
難な問題を解決することを見出したのである。
【0028】湿式紡糸成形法、乾湿式紡糸成形法などで
は、このポリマ−組成物溶液の凝固剤としては溶媒と任
意の割合で混合溶解が可能であることが望ましい。凝固
剤は溶剤との組合せによって決まるが、例えば水やメチ
ルアルコール、エチルアルコール、ベンジルアルコール
等のアルコール類、酢酸エチル、ギ酸エチル等のエステ
ル類、n-ヘキサン、シクロヘキサン、キシレン等の炭化
水素類、クロロホルム、ホルマリン等がある。もちろん
ここに挙げた物質に限定されるものではない。
【0029】この凝固剤中にポリマ−組成物溶液を繊
維、フイルムその他の形状で押し出して凝固固化する方
法が採られる。乾式紡糸成形法などでは、ポリマ−組成
物溶液を繊維、フイルムその他の形状で加熱された不活
性雰囲気の中に押しだし乾燥固化する方法を採用する。
【0030】更に詳しく説明する。従来PGA溶液は高
粘度、高弾性で低曵糸性、低延伸性であることに加えて
適当な凝固剤が見出されていないため、PGA溶液から
成形物を得ることが難しかった。この問題の解決方法と
してPGAの変性が試みられたが、満足すべき成果が得
られていない。
【0031】本発明者らは、この問題をPGA、PGA
・PANグラフト共重合体、PANから成るポリマー組
成物によって解決できることを見出したのである。すな
わち、PGA、PGA・PANグラフト共重合体、PA
Nから成るポリマー組成物をDMSO、DMF,DMA
c等本特許記載の溶媒を用いて溶解すると、PGA溶液
ではこれまで実現できなかった紡糸や成膜に最適の粘度
と粘度安定性及び曵糸性、延伸性を持つ溶液が得られる
のみならず水、アルコール類、炭化水素類等本特許記載
の凝固剤が好適な凝固剤として作用し、極めて高い物性
を示す繊維やフイルムが得られることが見出された。
【0032】ここでPANはPGAの欠点である凝固
性、延伸性の悪さを補う働きをし、PGA・PANグラ
フト共重合体はPGAとPANの脱混合による相分離を
抑える働きとPGAの欠点である凝固性、延伸性の悪さ
を補う働きをするのである。一般の高分子溶液の混合で
みられる現象と同じようにPGAとPANの溶液は混合
しても、すぐに脱混合による相分離が起こり均一で安定
した溶液を得ることはできないし曵糸性も得られない
が、PGA・PANグラフト共重合体を存在させること
によってPGA、PGA・PANグラフト共重合体、P
ANから成るポリマー組成物溶液は紡糸や成膜に最適の
粘度と粘度安定性及び曵糸性を発現することが出来た。
【0033】更に、この溶液を水、アルコール類、炭化
水素類等の凝固剤によって成形すると極めて高い物性値
を示す繊維やフイルムが得られることがわかった。これ
によってPGA溶液の欠点であった高粘度、高弾性、低
曵糸性や凝固性の低さ、延伸性の低さが解決される。
【0034】ここで、PGA・PANグラフト共重合体
の調製法を一例を示すと次のようである。もちろん、こ
こに記述の方法に限定されるものでないことは言うまで
もないことである。まず、溶媒DMSOにPGAを溶解
し、次いでこの溶液にANあるいは必要に応じてANと
共重合し得るビニル単量体を加え、さらにラジカル重合
開始剤、重合度調節剤を加え適当な温度で重合を行うと
目的のPGA・PANグラフト共重合体が得られる。こ
こでPGAとPANとがグラフト重合したPGA・PA
Nグラフト共重合体が生成していることは得られた重合
体を熱水で抽出してもPGA重合体中に残ることから確
かめられる。
【0035】このようにして得られたPGA・PANグ
ラフト共重合体をPGA、PANと共存させたポリマー
組成物をDMSO、DMF,DMAc等の溶媒を用いて
溶解して得られた溶液は、長時間静置しても脱混合によ
る相分離等の構造変化が起こることなく紡糸や成膜に最
適の粘度と粘度安定性及び曵糸性、延伸性を示す。しか
も水、アルコール類、炭化水素類等の凝固剤が好適な凝
固剤として作用し、極めて高い物性値を示す繊維やフイ
ルムが得られる。ここでポリマ−組成物中のPGAは重
量%で5から95%であり、PANは重量%で95から
5%であるような割合をとることができる。
【0036】得られた繊維、フイルム等の成形物は、そ
のままでもよいが、さらに延伸、熱処理をすることによ
りさらに物性を向上させた成形物を得ることができる。
延伸はPANのガラス転移温度に注意して行い、熱処理
はPGA、PANのガラス転移温度、結晶化温度の注意
して行うことが望ましい。延伸倍率は特に限定されるも
のではないが2.0倍から15倍の範囲が好適である。
【0037】乾式紡糸成形法ではPGA、PGA・PA
Nグラフト共重合体、PANから成るポリマー組成物溶
液を乾燥により固化する。乾燥では雰囲気組成、温度、
時間、引取速度が重要な因子である。雰囲気組成はポリ
マ−を酸化しない不活性雰囲気がよい。温度は用いる溶
媒によって異なるが、通常50℃から350℃程度の範
囲である。時間はポリマ−中の溶媒残存量が15%以下
になる程度に設定される。乾式紡糸成形法では引取速度
も成形物の物性に大きく影響するので十分な注意が必要
である。引取速度は通常数メートル/分から数千メート
ル/分の範囲である。
【0038】乾燥固化に続いて分子配向や結晶化のため
に延伸を行うと物性を向上に効果がある。延伸では倍
率、温度が重要な因子である。倍率は1.5倍から20
倍の範囲くらいで行われる。温度はPGA、PANのガ
ラス転移温度を考慮して通常80℃から250℃の範囲
である。延伸に引き続いて熱処理を行うと物性の向上に
効果がある。熱処理では温度、時間、緊張率・弛緩率等
が重要な因子である。温度はPGA、PANのガラス転
移温度、融点を考慮して通常80℃から250℃の範囲
である。時間は数秒から数十分である。緊張率・弛緩率
は必要に応じて種々変化する。熱処理によって成形物の
内部歪や歪応力を除去、緩和することができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によればPGAを一成分として含むポリマー組成物お
よびポリマー成形物の製造方法が提供できる。また、P
GA、PGA・PANグラフト共重合体、PANから成
るポリマー組成物から実用性のあるすぐれた物性を示す
繊維、フイルム等の成形物を得ることができる。
【0040】
【実施例】次に本発明を実施例により更に具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例により限定されるもので
はない。 実施例1 (PGA・PANグラフト共重合体) 精製したPGA粉末(分子量54×104 )49.0g
を1000mlのDMSOに加え50℃で完全に溶解す
る。室温に冷却したのち、この溶液にアクリロニトリル
(AN)68.2g を加え攪拌すると均一溶液が得られ
る。この溶液を52℃まで昇温し、この温度に保ちなが
ら0.14mol %対ANの過硫酸アンモニウム(AP
S)と0.20mol %対ANのnードデシルメルカプタン
を加え6時間反応を行うとANの重合が進み粘稠で曵糸
性を示すPGA・PANグラフト共重合体溶液が得られ
る。
【0041】次いで重合を停止させるため過剰量のnード
デシルメルカプタンをこの溶液に加えたのち室温に冷却
する。室温に冷却された反応溶液は適度の粘度と曵糸性
を示しゲル化することなく極めて安定である。得られた
反応溶液の適当量を精秤し、これをPGA及びPAN共
通の非溶媒に滴下し固化し重合体を得る。次いでこの重
合体をPGA及びPANそれぞれの非溶媒を用いて抽出
し残留量からPANの重合率及びPGAグラフト率を測
定した。それぞれPANの重合率は60%、PGAグラ
フト率は57%であった。
【0042】実施例2 (PGA・PANグラフト共重
合体) 精製したPGA粉末(分子量151×104 )49.0
g を1000mlのDMSOに加え50℃で完全に溶解す
る。室温に冷却したのち、この溶液にAN96mol %と
アクリル酸メチル(MA)4mol%の混合物49.0 gを
加え攪拌すると均一溶液が得られる。この溶液を52℃
まで昇温し、この温度に保ちながら0.15mol%対AN
の過硫酸アンモニウム(APS)と0.19 mol%対A
Nのnードデシルメルカプタンを加え6時間反応を行う。
AN及びMAの重合が進み粘稠で曵糸性を示すPGA・
PANグラフト共重合体溶液が得られる。
【0043】次いで重合を停止させるため過剰量のnード
デシルメルカプタンをこの溶液に加えたのち室温に冷却
する。室温に冷却された反応溶液は適度の粘度と曵糸性
を示しゲル化することなく極めて安定である。得られた
反応溶液の適当量を精秤し、これをPGA及びPAN共
通の非溶媒に滴下し固化し重合体を得る。次いでこの重
合体をPGA及びPANそれぞれの非溶媒を用いて抽出
し残留量からPANの重合率及びPGAグラフト率を測
定した。それぞれPANの重合率は67%、PGAグラ
フト率は55%であった。
【0044】実施例3 (PGA・PANグラフト共重
合体) 精製したPGA粉末(分子量280×104 )49.0
g を1000mlのDMSOに加え50℃で完全に溶解す
る。室温に冷却したのち、この溶液にAN16.3g を
加え攪拌すると均一溶液が得られる。この溶液を52℃
まで昇温し、この温度に保ちながら0.24mol %対A
Nの過硫酸アンモニウム(APS)と0.15mol %対
ANのnードデシルメルカプタンを加え6時間反応を行
う。ANの重合が進み粘稠で曵糸性を示すPGA・PA
Nグラフト共重合体溶液が得られる。
【0045】次いで重合を停止させるため過剰量のnード
デシルメルカプタンをこの溶液に加えたのち室温に冷却
する。室温に冷却された反応溶液は適度の粘度と曵糸性
を示しゲル化することなく極めて安定である。得られた
反応溶液の適当量を精秤し、これをPGA及びPAN共
通の非溶媒に滴下し固化し重合体を得る。次いでこの重
合体をPGA及びPANそれぞれの非溶媒を用いて抽出
し残留量からPANの重合率及びPGAグラフト率を測
定した。それぞれPANの重合率は70%、PGAグラ
フト率は65%であった。
【0046】実施例4 (湿式紡糸成形法) 実施例1で得られたPGA、PGA・PANグラフト共
重合体、PANの混合溶液の一部を取り出し、これに別
に重合し調製したPAN溶液(AN95.4mol %とM
A4.6mol%の共重合体、分子量3.7×104 )を加
え攪拌すると曵糸性を持つ透明な均一溶液が得られる。
この混合溶液の濃度は22重量%であり、溶液に含まれ
る全PGA/全PANは重量比で20/80である。
【0047】この溶液を紡糸口金(孔径0.08mmφ×
200holes )から吐出し紡糸する。凝固浴の組成、温
度は、水100%、25℃、凝固浴出の紡糸速度は2m
/min である。この凝固糸を紡糸に引き続いて連続して
延伸、水洗、乾燥を行う。延伸浴の組成、温度は水10
0%、98℃であり延伸倍率を変えて紡糸する。乾燥は
120℃、5分である。得られた繊維の物性を下記に示
す。
【0048】 延伸比 繊度 強度 伸度 ヤング率 吸湿率 沸水収縮率 (d ) (g /d ) (%) (g /d ) (%) (%) 1.0 6.5 2.2 1.8 22.5 8.5 1.7 2.2 3.0 2.2 19.7 192 8.1 2.0 3.5 2.2 7.5 18.5 270 7.0 2.0 4.5 1.4 9.7 13.3 330 6.0 2.2 5.0 1.3 10.5 12.3 350 6.7 2.2 5.2 1.3 11.3 11.2 410 6.7 2.5
【0049】上記表から明らかなように、延伸によって
繊維の強度、ヤング率が著しく向上する一方、伸度はそ
れほど低下しないことがわかる。これに加えて吸湿率は
高く沸水収縮率は低い。全体として延伸によって繊維の
物性が大きく向上し、衣料用繊維として好適の物性を示
す繊維であることがわかる。とくに強度、ヤング率が著
しく高いことが注目される。この試料の中から延伸比
5.0の繊維について熱処理効果を調べた。熱処理は1
50℃、20分の条件で行った。両者の物性を下記に示
す。
【0050】 延伸糸 延伸比 繊度 強度 伸度 ヤング率 吸湿率 沸水収縮率 (d ) (g /d ) (%) (g /d ) (%) (%) 5.0 1.3 10.5 12.3 350 6.7 2.2 熱処理糸 5.0 1.3 12.3 10.2 415 6.5 1.5 熱処理によって繊維物性が向上し、実用性が一層高くな
ることがわかる。
【0051】実施例5 (乾湿式紡糸成形法) 実施例2で得られたPGA、PGA・PANグラフト共
重合体、PANの混合溶液の一部を採り、これに別に重
合し調製したPAN溶液(AN95.4mol %とMA
4.6mol%の共重合体、分子量5.2×104 )及びP
GA溶液(分子量310×104 )を加え攪拌すると曵
糸性を持つ透明な均一溶液が得られる。この溶液の濃度
は25重量%であり、溶液に含まれる全PGA/全PA
Nは重量比で80/20である。
【0052】この溶液を紡糸口金(孔径0.08mmφ×
200holes )から吐出し紡糸する。紡糸口金と凝固浴
の間のエヤーギャップは20mmで60℃に保つ。凝固浴
の組成、温度はブタノール100%、30℃、凝固浴出
紡糸速度は2m/min である。この凝固糸を連続して延
伸、水洗、乾燥を行う。延伸浴の組成、温度はエチレン
グリコール100%、109℃であり延伸倍率を変えて
紡糸する。延伸糸はエタノールで充分洗浄したのち室温
乾燥しさらに120℃、5分乾燥する。得られた繊維の
物性を下記に示す。
【0053】 延伸比 繊度 強度 伸度 ヤング率 吸湿率 沸水収縮率 (d ) (g /d )(%) (g /d ) (%) (%) 1.0 3.0 2.5 3.8 22.5 13.5 1.7 3.5 3.0 7.8 19.5 250 12.5 2.5 4.5 3.0 10.0 14.3 310 11.5 2.9 5.0 3.0 10.9 13.3 360 11.4 3.2 7.0 3.0 11.5 11.8 420 11.1 3.4 9.0 3.0 11.8 11.0 422 10.9 3.5
【0054】上記表から明らかなように、延伸によって
繊維の強度、ヤング率が著しく向上する一方伸度はそれ
ほど低下せず吸湿率も高く沸水収縮率は低い。全体とし
て繊維の物性が大きく向上し衣料用繊維として好適であ
ることがわかる。とくに強度、ヤング率が著しく高いこ
とが注目される。この試料の中から延伸比5.0の繊維
について熱処理効果を調べた。熱処理は150℃、20
分の条件で行った。両者の物性を下記に示す。
【0055】 延伸糸 延伸比 繊度 強度 伸度 ヤング率 吸湿率 沸水収縮率 (d )(g /d ) (%) (g /d ) (%) (%) 5.0 3.0 10.9 13.3 360 11.4 3.2 熱処理糸 5.0 3.0 11.9 11.5 420 10.8 2.4 熱処理によって繊維物性が向上し、実用性が一層高くな
ることがわかる。
【0056】実施例6 (乾式紡糸成形法) 実施例1で得られたPGA、PGA・PANグラフト共
重合体、PANの混合溶液の一部を採り、これに別に重
合し調製したPAN溶液(AN95.4mol %とMA
4.6mol%の共重合体、分子量4.5×104 )及びP
GA溶液(分子量310×104ト分子量5×10 4のP
GAを重量比で4/1で混合したもの)を加え攪拌する
と曵糸性を持つ透明な均一溶液が得られる。この溶液の
濃度は30重量%であり、溶液に含まれる全PGA/全
PANは重量比で90/10である。
【0057】この溶液を紡糸口金(1.2mmφ×18ho
les )を用い温度180℃の不活性雰囲気中に紡糸し
た。紡糸速度は120メートル/分であった。引き続い
て熱板上で延伸(温度:150℃)した。次いでこの繊
維を熱板上で熱処理(温度:200℃、時間:5秒、緊
張率:3%)を行い延伸繊維を得た。得られた延伸繊維
の物性を下記に示す。
【0058】 延伸比 繊度 強度 伸度 ヤング率 吸湿率 沸水収縮図率 (d )(g /d )(%) (g /d ) (%) (%) 5.0 3.0 12.5 12 360 12 3.1 9.0 3.0 11.3 10 410 10 3.4 12.0 3.0 9.0 9.6 430 10 4.0
【0059】上記表から明らかなように、延伸によって
繊維の強度、ヤング率が著しく向上する一方伸度はそれ
ほど低下せず吸湿率も高く沸水収縮率は低い。全体とし
て繊維の物性が大きく向上することがわかる。とくに強
度、ヤング率が著しく高いことが注目される。
【0060】実施例7 (湿式成膜法) 実施例3で得られたPGA、PGA・PANグラフト共
重合体、PANの混合溶液の一部を採り、これに別に重
合し調製したPAN溶液(分子量4.5×104 、AN
95.4mol%とMA4.6 mol%の共重合体)及びPG
A溶液(分子量270×104ト分子量5.5×10 4
PGAを重量比で3/1で混合したもの)を加え攪拌す
ると曵糸性を持つ透明な均一溶液が得られる。この溶液
の濃度は30重量%であり、溶液に含まれる全PGA/
全PANは重量比で85/15である。
【0061】この溶液を0.1mm(厚さ)×30mm
(幅)のスリット型ノズルを用いてフイルムを凝固浴
(組成:水/エタノール=45/55、温度:25℃)
中に成形射出する。引き続いて熱板上で延伸(温度:1
30℃)する。次いで熱板上で熱処理(温度:200
℃、時間:15秒、弛緩率:3.5%)を行った。得ら
れたフイルムの物性は次の通りであった。
【0062】 延伸比 強度 伸度 弾性率 吸湿率 沸水収縮率 (kg/mm2)(%) (kg/mm2) (%) (%) 5.0 400 12 350 10 2.7 9.0 450 10.5 400 9 3.1

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ- γ- グルタミン酸を一成分として
    含むことを特徴とするポリマー組成物。
  2. 【請求項2】 ポリ- γ -グルタミン酸が95重量%以
    下5重量%以上含まれていることを特徴とする請求項1
    記載のポリマ−組成物。
  3. 【請求項3】 ポリ- γ -グルタミン酸、ポリ- γ- グ
    ルタミン酸とアクリロニトリルあるいはアクリロニトリ
    ルを85%以上含むアクリル共重合体とのグラフト共重
    合体、及びポリアクリロニトリルあるいはアクリロニト
    リルを85%以上含むアクリル共重合体とを含むことを
    特徴とするポリマー組成物。
  4. 【請求項4】 ポリ- γ -グルタミン酸の分子量が4万
    以上350万以下であることを特徴とする請求項1ない
    し3記載のポリマ−組成物。
  5. 【請求項5】 ポリマ−組成物が繊維或はフィルムであ
    ることを特徴とする請求項1ないし4記載のポリマ−組
    成物。
  6. 【請求項6】 ポリ- γ- グルタミン酸を一成分として
    含むポリマ−組成物を紡糸その他の成形方法によって固
    化することを特徴とするポリマー成形物の製造方法。
  7. 【請求項7】 ポリ- γ- グルタミン酸を一成分として
    含むポリマー組成物を単独溶媒あるいは混合溶媒の溶液
    とするステップ、 上記溶液から紡糸、成膜その他の成形方法によって繊維
    あるいはフイルム等の成形物を得るステップ、 を含むことを特徴とするポリマー成形物の製造方法。
  8. 【請求項8】 ポリマー組成物が、ポリ- γ -グルタミ
    ン酸、ポリ- γ- グルタミン酸とアクリロニトリルある
    いはアクリロニトリルを85%以上含むアクリル共重合
    体とのグラフト共重合体、及びポリアクリロニトリルあ
    るいはアクリロニトリルを85%以上含むアクリル共重
    合体とを含むことを特徴とする請求項6または7記載の
    ポリマー成形物の製造方法。
  9. 【請求項9】 ポリ- γ -グルタミン酸の分子量が4万
    以上350万以下であることを特徴とする請求項6ない
    し8記載のポリマー成形物の製造方法。
  10. 【請求項10】 溶媒としてジメチルスルホキシド、ジ
    メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチル
    スルホン、ニトロメタン、エチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、N−メチルモルホリンオキシド及
    びこれらの誘導体の中から選ばれた単独あるいは混合物
    を用いることを特徴とする請求項7ないし9記載のポリ
    マー成形物の製造方法。
  11. 【請求項11】 ポリマ−組成物を溶媒に溶解し溶液を
    調製することを特徴とする請求項7ないし10記載のポ
    リマー成形物の製造方法。
  12. 【請求項12】 紡糸の成形方法が、湿式紡糸成形方
    法,乾湿式紡糸成形法または乾式紡糸成形法の何れかで
    あることを特徴とする請求項6ないし11記載のポリマ
    ー成形物の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009091682A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Idemitsu Technofine Co Ltd 繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法

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