JPH08319022A - 搬送装置 - Google Patents
搬送装置Info
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- JPH08319022A JPH08319022A JP14952395A JP14952395A JPH08319022A JP H08319022 A JPH08319022 A JP H08319022A JP 14952395 A JP14952395 A JP 14952395A JP 14952395 A JP14952395 A JP 14952395A JP H08319022 A JPH08319022 A JP H08319022A
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- rotating body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造でありながら、コンベア上の搬送
物をコンベアの外部に簡単に送り出すことができる搬送
装置を提供すること。 【構成】 搬送物Ｔを搬送するためのコンベア２と、搬
送物に突き当てるための突出部４０を備える回転体３
と、コンベア２に配置されてコンベア２の搬送方向に沿
って回転体３と搬送物を送って搬送物をコンベア２の外
に送り出すための送り出し手段４と、この回転体３を送
り出し手段４に対して回転可能に支持して、搬送物がコ
ンベア２により搬送される際に搬送物が突出部４０を押
すと回転体３を第１方向Ｘ１に回転させ、突出部４０か
ら離れると回転体３の自重で回転体３を第２方向Ｘ２に
回転して回転体３の位置を復帰させ、搬送物をコンベア
２の外部に送り出す際には回転体３が第２方向に回転す
るのを阻止するための支持部５と、を備える。
物をコンベアの外部に簡単に送り出すことができる搬送
装置を提供すること。 【構成】 搬送物Ｔを搬送するためのコンベア２と、搬
送物に突き当てるための突出部４０を備える回転体３
と、コンベア２に配置されてコンベア２の搬送方向に沿
って回転体３と搬送物を送って搬送物をコンベア２の外
に送り出すための送り出し手段４と、この回転体３を送
り出し手段４に対して回転可能に支持して、搬送物がコ
ンベア２により搬送される際に搬送物が突出部４０を押
すと回転体３を第１方向Ｘ１に回転させ、突出部４０か
ら離れると回転体３の自重で回転体３を第２方向Ｘ２に
回転して回転体３の位置を復帰させ、搬送物をコンベア
２の外部に送り出す際には回転体３が第２方向に回転す
るのを阻止するための支持部５と、を備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空トレー等の搬送物を
搬送しかつ送り出すための搬送装置に関するものであ
る。
搬送しかつ送り出すための搬送装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】ワーク等の入っていない空トレーは、コ
ンベアを用いて搬送してコンベアの外部の平面部、たと
えばトレーチェンジャーロボットのトレー集積場所に対
して送り出す。このようなコンベアでは、コンベアのモ
ータを止めたり、コンベアの途中にストッパを設ける等
により、搬送物の搬送動作の制御が行える。
ンベアを用いて搬送してコンベアの外部の平面部、たと
えばトレーチェンジャーロボットのトレー集積場所に対
して送り出す。このようなコンベアでは、コンベアのモ
ータを止めたり、コンベアの途中にストッパを設ける等
により、搬送物の搬送動作の制御が行える。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、空トレーをコ
ンベアの外部の平面部、たとえばトレーチェンジャーロ
ボットのトレー集積場所に送り出すためには、空トレー
の取り出し用のロボットが必要であったりあるいは別の
複雑な機構をコンベアに対して設ける必要がある。
ンベアの外部の平面部、たとえばトレーチェンジャーロ
ボットのトレー集積場所に送り出すためには、空トレー
の取り出し用のロボットが必要であったりあるいは別の
複雑な機構をコンベアに対して設ける必要がある。
【０００４】そこで本発明は上記課題を解消するために
なされたものであり、簡単な構造でありながら、コンベ
ア上の搬送物をコンベアの外部に簡単に送り出すことが
できる搬送装置を提供することを目的としている。
なされたものであり、簡単な構造でありながら、コンベ
ア上の搬送物をコンベアの外部に簡単に送り出すことが
できる搬送装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項１の
発明にあっては、搬送物を搬送するためのコンベアと、
搬送物に突き当てるための突出物を備える回転体と、こ
のコンベアに配置されてコンベアの搬送方向に沿って回
転体と搬送物を送って搬送物をコンベアの外に送り出す
ための送り出し手段と、この回転体を送り出し手段に対
して回転可能に支持して、搬送物がコンベアにより搬送
される際に搬送物が突出部を押すと回転体を第１方向に
回転させ、搬送物が突出部を通過して突出部から離れる
と回転体の自重で回転体を第１方向とは反対の第２方向
に回転して回転体の位置を復帰させ、搬送物に突出部を
突き当てて搬送物をコンベアの外部に送り出す際には回
転体が第２方向に回転するのを阻止するための支持部
と、を備える搬送装置により、達成される。請求項２の
発明にあっては、好ましくは突出部は、コンベアの搬送
面より突出する長さを有する。請求項３の発明にあって
は、好ましくは支持部は、搬送物をコンベアの外部に送
り出す際に回転体が第２方向に回転するのを阻止するた
めのストッパを有する。請求項４の発明にあっては、好
ましくは搬送物はワークを入れるトレーである。
発明にあっては、搬送物を搬送するためのコンベアと、
搬送物に突き当てるための突出物を備える回転体と、こ
のコンベアに配置されてコンベアの搬送方向に沿って回
転体と搬送物を送って搬送物をコンベアの外に送り出す
ための送り出し手段と、この回転体を送り出し手段に対
して回転可能に支持して、搬送物がコンベアにより搬送
される際に搬送物が突出部を押すと回転体を第１方向に
回転させ、搬送物が突出部を通過して突出部から離れる
と回転体の自重で回転体を第１方向とは反対の第２方向
に回転して回転体の位置を復帰させ、搬送物に突出部を
突き当てて搬送物をコンベアの外部に送り出す際には回
転体が第２方向に回転するのを阻止するための支持部
と、を備える搬送装置により、達成される。請求項２の
発明にあっては、好ましくは突出部は、コンベアの搬送
面より突出する長さを有する。請求項３の発明にあって
は、好ましくは支持部は、搬送物をコンベアの外部に送
り出す際に回転体が第２方向に回転するのを阻止するた
めのストッパを有する。請求項４の発明にあっては、好
ましくは搬送物はワークを入れるトレーである。
【０００６】
【作用】請求項１の発明によれば、コンベアは搬送物を
搬送し、搬送物が回転体の突出部に当たる。搬送物がこ
の突出部を押すと、回転体が第１方向に回転し、搬送物
が突出部を通過して突出部から離れると、回転体がその
自重で第１方向と反対の第２方向に回転して回転体の位
置を復帰する。送り出し手段が作用して、回転体の突出
部が搬送物をコンベアの外部に送り出す際には、回転体
が第２方向に回転しないようになっている。請求項２の
発明によれば、突出部はコンベアの搬送面より突出して
いるので、コンベアで搬送されてきた搬送物に対して突
出部が確実に当たる。請求項３の発明によれば、搬送物
をコンベアの外部に送り出す際に、回転体が第２方向に
回転するのをストッパが阻止する。
搬送し、搬送物が回転体の突出部に当たる。搬送物がこ
の突出部を押すと、回転体が第１方向に回転し、搬送物
が突出部を通過して突出部から離れると、回転体がその
自重で第１方向と反対の第２方向に回転して回転体の位
置を復帰する。送り出し手段が作用して、回転体の突出
部が搬送物をコンベアの外部に送り出す際には、回転体
が第２方向に回転しないようになっている。請求項２の
発明によれば、突出部はコンベアの搬送面より突出して
いるので、コンベアで搬送されてきた搬送物に対して突
出部が確実に当たる。請求項３の発明によれば、搬送物
をコンベアの外部に送り出す際に、回転体が第２方向に
回転するのをストッパが阻止する。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【０００８】図１は、本発明の搬送装置の好ましい実施
例を示す平面図である。図１の搬送装置は、コンベア
２、回転体３、送り出し手段４および支持部５等を有し
ている。このコンベア２は、図示の実施例ではいわゆる
フリーフローコンベアであり、図２に示すような構造を
有している。
例を示す平面図である。図１の搬送装置は、コンベア
２、回転体３、送り出し手段４および支持部５等を有し
ている。このコンベア２は、図示の実施例ではいわゆる
フリーフローコンベアであり、図２に示すような構造を
有している。
【０００９】図２においてコンベア２は、エンドレス状
の丸ベルト１２と、複数個の搬送プーリ１０およびテン
ションプーリ１４、モータ用のプーリ１６等を有してい
る。モータ用のプーリ１６は、モータ１７の出力軸に取
り付けられているプーリである。丸ベルト１２は、断面
が円形のベルトであり、プーリ１６、テンションプーリ
１４，１４および複数の搬送プーリ１０の駆動プーリ２
０にかけてある。駆動プーリ２０は、各搬送プーリ１０
に対応して配置されている。すなわち駆動プーリ２０
は、搬送プーリ１０の軸部２４に対して通してあり、駆
動プーリ２０が回転すると、搬送プーリ１０の軸部２４
が接触面１０ａの摩擦力により回転するようになってい
る。搬送プーリ１０の軸部２４は、コンベア２の側壁部
２６に固定されている。モータ１７を駆動することによ
り、プーリ１６が回転し、テンションプーリ１４，１４
が丸ベルト１２に対してテンションを与えた状態で丸ベ
ルト１２が各搬送プーリ１０の駆動プーリ２０を回転さ
せる。駆動プーリ２０は、対応する搬送プーリ１０の接
触面１０ａの摩擦力により、搬送プーリ１０を回転する
ようになっている。搬送プーリ１０は、搬送物であるト
レー３０を載せる載置部分３４を有していて、各搬送プ
ーリ１０がトレー３０を順次矢印Ｘ２方向に搬送する。
の丸ベルト１２と、複数個の搬送プーリ１０およびテン
ションプーリ１４、モータ用のプーリ１６等を有してい
る。モータ用のプーリ１６は、モータ１７の出力軸に取
り付けられているプーリである。丸ベルト１２は、断面
が円形のベルトであり、プーリ１６、テンションプーリ
１４，１４および複数の搬送プーリ１０の駆動プーリ２
０にかけてある。駆動プーリ２０は、各搬送プーリ１０
に対応して配置されている。すなわち駆動プーリ２０
は、搬送プーリ１０の軸部２４に対して通してあり、駆
動プーリ２０が回転すると、搬送プーリ１０の軸部２４
が接触面１０ａの摩擦力により回転するようになってい
る。搬送プーリ１０の軸部２４は、コンベア２の側壁部
２６に固定されている。モータ１７を駆動することによ
り、プーリ１６が回転し、テンションプーリ１４，１４
が丸ベルト１２に対してテンションを与えた状態で丸ベ
ルト１２が各搬送プーリ１０の駆動プーリ２０を回転さ
せる。駆動プーリ２０は、対応する搬送プーリ１０の接
触面１０ａの摩擦力により、搬送プーリ１０を回転する
ようになっている。搬送プーリ１０は、搬送物であるト
レー３０を載せる載置部分３４を有していて、各搬送プ
ーリ１０がトレー３０を順次矢印Ｘ２方向に搬送する。
【００１０】次に、図３を参照して回転体３を説明す
る。回転体３は、本体３ａと２つの爪４０を有してい
る。これらの爪４０，４０は、本体３ａから平行に突出
して形成されている。本体３ａには通し穴３ｂが形成さ
れている。この通し穴３ｂは、本体３ａの重心からずれ
た位置に形成されている。回転体３はたとえば金属製の
部材である。
る。回転体３は、本体３ａと２つの爪４０を有してい
る。これらの爪４０，４０は、本体３ａから平行に突出
して形成されている。本体３ａには通し穴３ｂが形成さ
れている。この通し穴３ｂは、本体３ａの重心からずれ
た位置に形成されている。回転体３はたとえば金属製の
部材である。
【００１１】次に、図４を参照して送り出し手段４につ
いて説明する。送り出し手段４は、ガイド部材４ａ、送
り部材４ｂ、プッシャー７およびエアシリンダ５０を有
している。送り部材４ｂは、エアシリンダ５０の作動に
よりガイド部材４ａに沿って矢印Ｘ１，Ｘ２方向に往復
移動可能になっている。プッシャー７は、送り部材４ｂ
に対して固定されている。プッシャー７は、支持部５を
介して回転体３を回転可能に支持している。支持部５
は、支点部材６０と、この支点部材６０を通すための回
転体３の通し穴３ｂ，３ｂから構成されている。支点部
材６０は、たとえば金属製の円筒形の部材であり、回転
体３の回転中心である。
いて説明する。送り出し手段４は、ガイド部材４ａ、送
り部材４ｂ、プッシャー７およびエアシリンダ５０を有
している。送り部材４ｂは、エアシリンダ５０の作動に
よりガイド部材４ａに沿って矢印Ｘ１，Ｘ２方向に往復
移動可能になっている。プッシャー７は、送り部材４ｂ
に対して固定されている。プッシャー７は、支持部５を
介して回転体３を回転可能に支持している。支持部５
は、支点部材６０と、この支点部材６０を通すための回
転体３の通し穴３ｂ，３ｂから構成されている。支点部
材６０は、たとえば金属製の円筒形の部材であり、回転
体３の回転中心である。
【００１２】上述した矢印Ｘ１，Ｘ２方向は、図１のコ
ンベア２の搬送方向に平行である。この支持部５の支点
部材６０が、回転体３の本体３ａの中心部Ｃよりずれた
位置になっていて、回転体３の重心位置は、回転体３の
本体３ａの下側に位置している。回転体３の爪４０は、
図５に示すようにコンベア２の搬送面ＴＰよりも上にな
るように突出している。また図４に示すようにプッシャ
ー７は、ストッパ６を有している。このストッパ６は、
回転体３の突出部４０が垂直上方に向いている状態で、
回転体３が矢印Ｒ１方向に回転するのを許すのに対し、
回転体３が矢印Ｒ２の方向に回転するのを阻止するスト
ッパである。なお図９に示すようにトレーＴは、前部と
後部に段部７０を有している。
ンベア２の搬送方向に平行である。この支持部５の支点
部材６０が、回転体３の本体３ａの中心部Ｃよりずれた
位置になっていて、回転体３の重心位置は、回転体３の
本体３ａの下側に位置している。回転体３の爪４０は、
図５に示すようにコンベア２の搬送面ＴＰよりも上にな
るように突出している。また図４に示すようにプッシャ
ー７は、ストッパ６を有している。このストッパ６は、
回転体３の突出部４０が垂直上方に向いている状態で、
回転体３が矢印Ｒ１方向に回転するのを許すのに対し、
回転体３が矢印Ｒ２の方向に回転するのを阻止するスト
ッパである。なお図９に示すようにトレーＴは、前部と
後部に段部７０を有している。
【００１３】次に、図５ないし図９を参照して、上述し
た搬送装置の動作例を説明する。まず図５を参照する。
図５は、送り出し手段４の送り部材４ｂが矢印Ｘ１方向
に後退した状態であり、回転体３の突出部４０が、矢印
Ｙ方向に沿って上方に向いている。つまり回転体３は、
ストッパ６により矢印Ｒ２の方向の回転が規制されてい
る。突出部４０は、コンベアの搬送面ＴＰより突出して
いる。
た搬送装置の動作例を説明する。まず図５を参照する。
図５は、送り出し手段４の送り部材４ｂが矢印Ｘ１方向
に後退した状態であり、回転体３の突出部４０が、矢印
Ｙ方向に沿って上方に向いている。つまり回転体３は、
ストッパ６により矢印Ｒ２の方向の回転が規制されてい
る。突出部４０は、コンベアの搬送面ＴＰより突出して
いる。
【００１４】次に図６のように、トレーＴが図１のコン
ベア２の作動により矢印Ｘ２の方向に搬送されてくる
と、トレーＴは回転体３の爪４０の後面から力Ｆ１が働
く。そしてその力Ｆ１が回転体３の自重に抗して回転体
３を矢印Ｒ１の方向に押しながら回転させる。
ベア２の作動により矢印Ｘ２の方向に搬送されてくる
と、トレーＴは回転体３の爪４０の後面から力Ｆ１が働
く。そしてその力Ｆ１が回転体３の自重に抗して回転体
３を矢印Ｒ１の方向に押しながら回転させる。
【００１５】図７に示すようにトレーＴが突出部４０を
通過してトレーＴが突出部４０から離れると、回転体３
はその自重により再び矢印Ｒ２の方向に沿って回転体３
の自重の作用によりＦ２の力が支点部材６０を中心とし
て働く。つまり図７の回転体３の状態は、図５に示す回
転体３の状態と同様の復帰位置になる。次に図８と図９
（ａ）に示すように、エアシリンダ５０が作動して、送
り部材４ｂとプッシャー７が矢印Ｘ２の方向に進みプッ
シャー７の回転体３の爪４０がトレーＴを矢印Ｘ２の方
向に押す。突出部４０がトレーＴを矢印Ｘ２の方向に図
９に示す移動距離Ｌだけ押すことにより、トレーＴはコ
ンベア２から図１の別のトレー集積場所、たとえばトレ
ーチェンジャーロボットのトレー集積場所９０に送り出
されることなる。
通過してトレーＴが突出部４０から離れると、回転体３
はその自重により再び矢印Ｒ２の方向に沿って回転体３
の自重の作用によりＦ２の力が支点部材６０を中心とし
て働く。つまり図７の回転体３の状態は、図５に示す回
転体３の状態と同様の復帰位置になる。次に図８と図９
（ａ）に示すように、エアシリンダ５０が作動して、送
り部材４ｂとプッシャー７が矢印Ｘ２の方向に進みプッ
シャー７の回転体３の爪４０がトレーＴを矢印Ｘ２の方
向に押す。突出部４０がトレーＴを矢印Ｘ２の方向に図
９に示す移動距離Ｌだけ押すことにより、トレーＴはコ
ンベア２から図１の別のトレー集積場所、たとえばトレ
ーチェンジャーロボットのトレー集積場所９０に送り出
されることなる。
【００１６】そして図９の（ｂ）から（ｃ）に示すよう
に、再び図８のエアシリンダ５０のロッドが収縮作動し
て、送り部材４ｂとプッシャー７が矢印Ｘ１の方向に戻
ることにより、図９（ｃ）に示すように回転体３の突出
部４０が次のトレーＴ１の底部に当たるので、回転体３
は第１の方向Ｒ１の方向に回転する。そして回転体３は
再び図９（ａ）の状態と同様の状態に戻る。このように
して図９（ａ）ないし（ｃ）の工程を繰り返すことによ
り、コンベア２で運ばれてくるトレーＴは、順次コンベ
ア２の上からトレー集積場所９０へ容易に押し出すこと
ができる。
に、再び図８のエアシリンダ５０のロッドが収縮作動し
て、送り部材４ｂとプッシャー７が矢印Ｘ１の方向に戻
ることにより、図９（ｃ）に示すように回転体３の突出
部４０が次のトレーＴ１の底部に当たるので、回転体３
は第１の方向Ｒ１の方向に回転する。そして回転体３は
再び図９（ａ）の状態と同様の状態に戻る。このように
して図９（ａ）ないし（ｃ）の工程を繰り返すことによ
り、コンベア２で運ばれてくるトレーＴは、順次コンベ
ア２の上からトレー集積場所９０へ容易に押し出すこと
ができる。
【００１７】次に、図１０を参照して、本発明の搬送装
置の別の動作例について説明する。図１０（ａ）ないし
（ｃ）は、２つのトレーＴとＴ１が、密着された状態で
矢印Ｘ２の方向に搬送されてきた場合において、トレー
ＴとトレーＴ１を分離させることができる。つまり図１
０に示すように、トレーＴとトレーＴ１は、図１のコン
ベア２により矢印Ｘ２の方向に密着した状態で送られて
きた場合には、図４のエアシリンダ５０を作動させて、
図１０（ａ）に示すように回転体３の矢印Ｘ２の方向の
送り速度Ｖ１を、コンベア２によるトレーＴとトレーＴ
１の矢印Ｘ２の方向の搬送速度Ｖ２より大きくする。こ
れにより、図１０（ｂ）に示すようにトレーＴがトレー
Ｔ１から分離されて先にコンベア２からトレー集積場所
９０に送られる。そしてトレーＴはコンベアにより矢印
Ｘ２の方向に送られてくるのであるが、図１０（ｃ）で
示すように、コンベア２からストッパ１００を上方に突
出させることにより、このトレーＴ１の矢印Ｘ２の方向
における進行を停止することができる。このようにして
回転体３の突出部４０は、２つ以上連なったトレーＴ，
Ｔ１を分離させて、トレーを１つずつコンベア２からト
レー集積場所９０側に送り出すことができる。
置の別の動作例について説明する。図１０（ａ）ないし
（ｃ）は、２つのトレーＴとＴ１が、密着された状態で
矢印Ｘ２の方向に搬送されてきた場合において、トレー
ＴとトレーＴ１を分離させることができる。つまり図１
０に示すように、トレーＴとトレーＴ１は、図１のコン
ベア２により矢印Ｘ２の方向に密着した状態で送られて
きた場合には、図４のエアシリンダ５０を作動させて、
図１０（ａ）に示すように回転体３の矢印Ｘ２の方向の
送り速度Ｖ１を、コンベア２によるトレーＴとトレーＴ
１の矢印Ｘ２の方向の搬送速度Ｖ２より大きくする。こ
れにより、図１０（ｂ）に示すようにトレーＴがトレー
Ｔ１から分離されて先にコンベア２からトレー集積場所
９０に送られる。そしてトレーＴはコンベアにより矢印
Ｘ２の方向に送られてくるのであるが、図１０（ｃ）で
示すように、コンベア２からストッパ１００を上方に突
出させることにより、このトレーＴ１の矢印Ｘ２の方向
における進行を停止することができる。このようにして
回転体３の突出部４０は、２つ以上連なったトレーＴ，
Ｔ１を分離させて、トレーを１つずつコンベア２からト
レー集積場所９０側に送り出すことができる。
【００１８】本発明の実施例では、搬送物であるトレ
ー、特に空のトレーが、コンベアにより搬送される際
に、トレーＴ，Ｔ１が突出部４０を押すと回転体３を第
１方向である矢印Ｒ１に回転させる。そしてトレーＴが
突出部４０を通過して突出部４０から離れると、回転体
３の自重で回転体３を第１方向Ｒ１と反対の第２方向Ｒ
２に回転して回転体３の位置を通常の状態に復帰させ
る。トレーＴをコンベア２の外部に送り出す際には、回
転体３が第２方向Ｒ２に回転するのを阻止するようにな
っている。この回転体３の第２方向に回転するのを阻止
するのは、図４に示したストッパ６である。
ー、特に空のトレーが、コンベアにより搬送される際
に、トレーＴ，Ｔ１が突出部４０を押すと回転体３を第
１方向である矢印Ｒ１に回転させる。そしてトレーＴが
突出部４０を通過して突出部４０から離れると、回転体
３の自重で回転体３を第１方向Ｒ１と反対の第２方向Ｒ
２に回転して回転体３の位置を通常の状態に復帰させ
る。トレーＴをコンベア２の外部に送り出す際には、回
転体３が第２方向Ｒ２に回転するのを阻止するようにな
っている。この回転体３の第２方向に回転するのを阻止
するのは、図４に示したストッパ６である。
【００１９】ところで本発明は上記実施例に限定されな
い。上述した実施例において、回転体３は、側方から見
てほぼ断面四角形状の本体３ａを有し、２つの爪４０を
備えるものとなっている。しかしこれに限らず、爪は、
１つもしくは３つ以上を形成するようにしても良い。ま
た本体３ａの形状は、円柱等の他の形状を採用すること
も勿論可能である。また送り出し手段４のエアシリンダ
５０に代えて他の駆動手段、たとえばモータや油圧シリ
ンダ等のアクチュエータが使用できる。またコンベアと
しては、いわゆる図１と図２に示すようなフリーフロー
コンベア以外のコンベアの形式を採用することも可能で
ある。
い。上述した実施例において、回転体３は、側方から見
てほぼ断面四角形状の本体３ａを有し、２つの爪４０を
備えるものとなっている。しかしこれに限らず、爪は、
１つもしくは３つ以上を形成するようにしても良い。ま
た本体３ａの形状は、円柱等の他の形状を採用すること
も勿論可能である。また送り出し手段４のエアシリンダ
５０に代えて他の駆動手段、たとえばモータや油圧シリ
ンダ等のアクチュエータが使用できる。またコンベアと
しては、いわゆる図１と図２に示すようなフリーフロー
コンベア以外のコンベアの形式を採用することも可能で
ある。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構造でありながら、コンベア上の搬送物をコンベア
の外部に簡単に送り出すことができる。
単な構造でありながら、コンベア上の搬送物をコンベア
の外部に簡単に送り出すことができる。
【図１】本発明の搬送装置と搬送装置の外部にあるトレ
ー集積場所を示す平面図。
ー集積場所を示す平面図。
【図２】図１のコンベアの好ましい実施例を示す図。
【図３】図１の回転体の好ましい実施例を示す斜視図。
【図４】図１の送り出し手段の好ましい実施例を示す側
面図。
面図。
【図５】回転体の突出部がコンベアの搬送面より突出し
ている状態を示す図。
ている状態を示す図。
【図６】トレーが回転体の突出部に当たって、回転体が
第１の方向に回転した状態を示す図。
第１の方向に回転した状態を示す図。
【図７】トレーが突出部から離れた状態を示す図。
【図８】送り出し手段の動作により、トレーをコンベア
の外部に送り出す動作を示す図。
の外部に送り出す動作を示す図。
【図９】トレーをコンベアからトレー集積場所に送り出
そうとする動作を示す図。
そうとする動作を示す図。
【図１０】連続して搬送されていた複数のトレーを１つ
ずつ分離してコンベアの外部のトレー集積場所に送り出
す動作を示す図。
ずつ分離してコンベアの外部のトレー集積場所に送り出
す動作を示す図。
２ コンベア ３ 回転体 ４ 送り出し手段 ５ 支持部 ６ ストッパ ４０ 突出部 ９０ コンベアの外部のトレー集積場所 ＴＰ コンベアの搬送面 Ｔ，Ｔ１ トレー（搬送物）
Claims (4)
- 【請求項１】 搬送物を搬送するためのコンベアと、 搬送物に突き当てるための突出部を備える回転体と、 このコンベアに配置されてコンベアの搬送方向に沿って
回転体と搬送物を送って搬送物をコンベアの外に送り出
すための送り出し手段と、 この回転体を送り出し手段に対して回転可能に支持し
て、搬送物がコンベアにより搬送される際に搬送物が突
出部を押すと回転体を第１方向に回転させ、搬送物が突
出部を通過して突出部から離れると回転体の自重で回転
体を第１方向とは反対の第２方向に回転して回転体の位
置を復帰させ、搬送物に突出部を突き当てて搬送物をコ
ンベアの外部に送り出す際には回転体が第２方向に回転
するのを阻止するための支持部と、を備えることを特徴
とする搬送装置。 - 【請求項２】 突出部は、コンベアの搬送面より突出す
る長さを有する請求項１に記載の搬送装置。 - 【請求項３】 支持部は、搬送物をコンベアの外部に送
り出す際に回転体が第２方向に回転するのを阻止するた
めのストッパを有する請求項１に記載の搬送装置。 - 【請求項４】 搬送物はワークを入れるトレーである請
求項１に記載の搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14952395A JPH08319022A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14952395A JPH08319022A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08319022A true JPH08319022A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=15477005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14952395A Pending JPH08319022A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08319022A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8469177B2 (en) | 2009-08-24 | 2013-06-25 | Dematic Corp. | Diverter for sorter and method of diverting |
| US9238570B2 (en) | 2011-07-05 | 2016-01-19 | Trimble Navigation Limited | Crane maneuvering assistance |
| CN107032103A (zh) * | 2016-02-04 | 2017-08-11 | 沈阳晨讯希姆通科技有限公司 | 自动化输送*** |
| US10065806B2 (en) | 2016-08-05 | 2018-09-04 | Dematic Corp. | Diverter for sorter and method of diverting |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP14952395A patent/JPH08319022A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8469177B2 (en) | 2009-08-24 | 2013-06-25 | Dematic Corp. | Diverter for sorter and method of diverting |
| US9238570B2 (en) | 2011-07-05 | 2016-01-19 | Trimble Navigation Limited | Crane maneuvering assistance |
| US9944499B2 (en) | 2011-07-05 | 2018-04-17 | Trimble Inc. | Crane maneuvering assistance |
| CN107032103A (zh) * | 2016-02-04 | 2017-08-11 | 沈阳晨讯希姆通科技有限公司 | 自动化输送*** |
| US10065806B2 (en) | 2016-08-05 | 2018-09-04 | Dematic Corp. | Diverter for sorter and method of diverting |
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