JPH08318342A - 打撃工具 - Google Patents

打撃工具

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Publication number
JPH08318342A
JPH08318342A JP12677395A JP12677395A JPH08318342A JP H08318342 A JPH08318342 A JP H08318342A JP 12677395 A JP12677395 A JP 12677395A JP 12677395 A JP12677395 A JP 12677395A JP H08318342 A JPH08318342 A JP H08318342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic member
striking
bit
tool holder
square ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP12677395A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Sakuragi
真紀 桜木
Yoshihiro Kasuya
喜洋 糟谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】弾性部材で振動を好適に吸収させる。 【構成】ツールホルダ7の後方でシリンダ3との連結部
付近には、前後のワッシャー9,11によって把持され
た角リング10が配置される。この角リング10は、前
面へ放射状に形成された4つの切除溝12,12・・
と、同じく後面へ放射状に、前記前面側の切除溝12と
夫々円周方向に45°ずつずらせて互い違いに形成され
た4つの切除溝とを有するゴム製のもので、ツールホル
ダ7へ挿入したビット14を押し込むと、後退した中間
子8がワッシャー9に当接すると共に、小径部8aが角
リング10、ワッシャー11を貫通してシリンダ3内へ
突出する。又この状態での角リング10は、ツールホル
ダ7、小径部8aとの間に若干の隙間S,Sを有したも
のとなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動ハンマーやハンマ
ードリル等、シリンダ内を進退動するピストンと、その
ピストンと空気室を介して連動し、前方のビットへ打撃
作用を伝える打撃子とを備えた打撃工具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4は電動ハンマー20の一部縦断面図
で、筒状のバレル21内に同軸で把持されるシリンダ2
2内には、図示しないクランク機構によってモータの回
転力を変換されて進退動するピストン23と、そのピス
トン23と空気室24を介して連動する打撃子25が配
置される。又この打撃子25の前方でツールホルダ26
内には、中間子27が収納されており、モータの回転に
よってピストン23が前進すると、空気バネの作用で打
撃子25も前進して前方の中間子27を打撃し、中間子
27へ挿入されるビット28へ打撃作用が伝えられる。
そしてツールホルダ26の後方には、2つのワッシャー
29,30に挟まれたOリング31が配置されている。
このOリング31は、前記打撃作動時に押し込まれる中
間子27の後端をワッシャー29,30と共に受け止め
て、ビット28から反動として伝わる振動を吸収、緩和
し、振動が後方の工具本体側へ伝達するのを防止するも
のである。このような弾性部材はOリングの形態の他、
スリーブ形状のものも採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記Oリング等
の弾性部材は、振動の伝達をその圧縮作用により吸収、
緩和しようとするものであるから、自身の弾性で対応で
きる限度を超えた振動が加わるとその吸収ができず、工
具本体側への振動伝達を抑え切れないこととなり、結果
この振動が工具の耐久性や作業者の操作性等を悪化させ
る原因になってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、簡単な
構成で、上記Oリングやスリーブ等の弾性部材の弾性係
数を変化させ、より多くの振動吸収を可能とした打撃工
具を提供するもので、その構成は、前記弾性部材の表面
を凹凸状に形成することにある。又前記弾性部材をリン
グ状とし、前記凹凸状の表面を、弾性部材の前後面の少
なくとも一方の面へ設けた放射状の溝で形成することが
できる。更に前記凹凸状を弾性部材の前後へ互い違いに
設けるのが望ましい。
【0005】
【作用】打撃作動時に弾性部材に外力が加わると、圧縮
により体積が凹凸状の表面での凹部へ移動して変形し、
弾性係数を大きくさせて、より多くの振動が吸収でき
る。又凹凸状をリング状の弾性部材の前後面へ放射状に
形成すると、防振効果がより向上する。更に凹凸状を前
後へ互い違いに設けると、圧縮に加えてせん断力も発生
し、両者の組み合わせでより変形が大きくなる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は電動ハンマー1の一部縦断面図で、筒状のバ
レル2内に同軸で把持されるシリンダ3内には、図示し
ないクランク機構によってモータの回転力を変換され、
進退動するピストン4と、そのピストン4の前方で空気
室5を介してピストン4と連動する打撃子6が配置され
る。又バレル2の前方(図1の左側を前として説明す
る、以下同じ)同軸上には、シリンダ3前方へ周設され
たフランジ部3aを挟んでツールホルダ7がボルト締め
されており、このツールホルダ7内には、中間子8が進
退動自在に収納されている。そしてツールホルダ7の後
方でシリンダ3との連結部付近には、前後のワッシャー
9,11によって把持された角リング10が配置されて
いる。この角リング10は図2に示すように、前面へ放
射状に形成された4つの切除溝12,12・・と、同じ
く後面へ放射状に、前記前面側の切除溝12と夫々円周
方向に45°ずつずらせて互い違いに形成された4つの
切除溝13,13・・とを有するゴム製のもので、ツー
ルホルダ7へ挿入したビット14を押し込むと、後退し
た中間子8がワッシャー9に当接すると共に、小径部8
aが角リング10、ワッシャー11を貫通してシリンダ
3内へ突出するものとなる。又この状態での角リング1
0は、ツールホルダ7、小径部8aとの間に若干の隙間
S,Sを有したものとなっている。
【0007】以上の如く構成された電動ハンマー1は、
中間子8がワッシャー9に当接する位置までビット14
が押し込まれる図1の打撃状態では、モータの回転に伴
ってピストン4が前進すると、空気室5の空気バネの作
用で打撃子6も前進し、中間子8を打撃してビット14
へ打撃伝達が行われる。この打撃子6による打撃時に、
ビット14からの振動が中間子8、ワッシャー9を介し
て角リング10に伝わるが、ここで角リング10は圧縮
によって半径方向へ拡がり、ツールホルダ7と小径部8
aとの隙間S,Sを埋めるのに加え、更に行き場をなく
した体積は図3の二点鎖線で示すように前後の切除溝1
2,13を変形させ、弾性係数を大きく変化させて、振
動を吸収するものとなる。特に切除溝12,13を前後
へ互い違いに配置しているから、角リング10へは切除
溝12,13へかかる圧縮力に加えて前後方向にせん断
力が生じ、この圧縮とせん断との組み合わせによる変形
(図3の矢印方向)で、振動を充分に吸収できることに
なる。又簡単な加工で上記効果が得られるから、コスト
アップも生じない。更に本実施例においては、打撃子6
がワッシャー11に衝突する空打ち時の振動もより効果
的に吸収される。
【0008】尚上記実施例では角リングへ設ける切除溝
を前後で互い違いに設けたが、前後方向を一致させて設
けたり、或は前後何れか一方の面へのみ切除溝を設けた
りしても良い。又放射状に限定するものでなく、円形の
切除部分を円周に沿って点在させたり、円周方向へ溝を
連続或は断続状に設けたりする等、圧縮により体積移動
して変形を起こすものであれば凹凸状の形態は適宜変更
可能で、更に角リング以外にもOリングやスリーブ状等
の弾性部材でも同様に採用できる。加えて上記実施例で
は打撃子とビットとの間に中間子が介在される電動ハン
マーで説明したが、中間子を用いずに打撃子が直接ビッ
トを打撃するタイプの打撃工具でも採用可能である。
【0009】
【発明の効果】以上本発明によれば、弾性部材で従来よ
り好適な防振効果が得られて、工具の耐久性や作業者の
操作性等を向上させることができる。而も簡単な加工で
済むからコスト上の問題も生じない。又凹凸状をリング
状の弾性部材の前後面の少なくとも一方へ放射状に形成
すると、防振効果がより向上する。更に凹凸状を前後へ
互い違いに設けると、圧縮に加えたせん断力の発生でよ
り好適な防振効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動ハンマーの一部縦断面図である。
【図2】角リングの説明図である。
【図3】打撃作動時の角リングの変形状態を示す説明図
である。
【図4】従来の電動ハンマーの説明図である。
【符号の説明】
1・・電動ハンマー、2・・バレル、3・・シリンダ、
4・・ピストン、5・・空気室、6・・打撃子、7・・
ツールホルダ、8・・中間子、9・・ワッシャー、10
・・角リング、11・・ワッシャー、12,13・・切
除溝、14・・ビット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に、進退動するピストンと、
    そのピストンと空気室を介して連動し、前方のビットへ
    打撃作用を伝える打撃子とを備えると共に、前記ビット
    の後方に、打撃作動時のビットからの振動を吸収する弾
    性部材を設けた打撃工具であって、前記弾性部材の表面
    を凹凸状に形成したことを特徴とする打撃工具。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材をリング状とすると共に、
    前記凹凸状を、弾性部材の前後面の少なくとも一方の面
    へ設けた放射状の溝で形成した請求項1に記載の打撃工
    具。
  3. 【請求項3】 前記凹凸状を弾性部材の前後へ互い違い
    に設けたものである請求項1又は請求項2に記載の打撃
    工具。
JP12677395A 1995-05-25 1995-05-25 打撃工具 Pending JPH08318342A (ja)

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JP12677395A JPH08318342A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 打撃工具

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