JPH08317905A - 眼底カメラ - Google Patents

眼底カメラ

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JPH08317905A
JPH08317905A JP7152606A JP15260695A JPH08317905A JP H08317905 A JPH08317905 A JP H08317905A JP 7152606 A JP7152606 A JP 7152606A JP 15260695 A JP15260695 A JP 15260695A JP H08317905 A JPH08317905 A JP H08317905A
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diopter
eye
optical system
fundus
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JP7152606A
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Tomoyuki Iwanaga
知行 岩永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 視度調節範囲の端部においてもピントずれの
ない眼底像を得る。 【構成】 視標投影用光源23の眼底からの反射光束L2
は、被検眼視度検出光学系を介して光電素子24に至
り、この時の光束L2の結像位置により被検眼Eの視度の
絶対値が得られる。一方、観察撮影光学系のフォーカス
レンズ4の位置をフォーカスレンズ検知手段8により検
知して、被検眼Eの視度と観察撮影光学系の視度のずれ
量を演算手段25により演算し、表示手段13に眼底像
と共に眼底カメラの光学系のフォーカス状態を段階的に
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼科医院等において使
用される眼底カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、眼底を観察撮影する眼科装置
では、眼底の反射率の低さやコントラストの悪さから合
焦することが非常に難しく、合焦を容易に可能にするた
めに、視標を有する投影光学系を眼底カメラの照明光学
系中に導入して視標を眼底に投影し、その投影像を観察
光学系により観察して合焦を行う方式が、本出願人によ
り特公昭57−13294号公報で提案されている。
【0003】この装置は被検眼の眼底と光学的にほぼ共
役位置に配置された視標の投影光束を、スプリットプリ
ズム等で分割して眼底に結像させて視標像のずれを観察
し、照明光学系中の視標とフォーカスレンズを機械的に
連動させて動かし、視標と観察撮影像面を眼底と共役に
することによってピント調整を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述の従来例のような視標投影光学系と観察撮影光学系の
フォーカスレンズとの機械的連動機構では、視度調整範
囲の端部で眼底に対する視標と観察撮影像面との光学的
位置ずれが発生し、視標像を観察して撮影する際にピン
トの甘い眼底像になってしまい、更に機械的連動機構も
複雑になり、組立時の調整も微妙かつ煩雑になる等の問
題がある。
【0005】本発明の第1の目的は、上述の問題点を解
消し、視度調整範囲の端部でもピントずれの無い眼底像
が容易に得られる眼底カメラを提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、可動部を少なくし
機械的連動機構をなくして、装置の簡素化と組み立て時
の調整の簡略化を達成した眼底カメラを提供することに
ある。
【0007】本発明の第3の目的は、装置を複雑化する
ことなく、精度の良いオートフォーカス操作を可能にす
る眼底カメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、第1発明に係る眼底カメラは、被検眼の眼底を照
明する照明光学系と、被検眼の眼底を観察撮影する観察
撮影光学系と、該観察撮影光学系の視度を調節する視度
調節手段と、被検眼の視度を検出する被検眼視度検出手
段と、前記観察撮影光学系の視度を検出する光学系視度
検出手段と、前記被検眼視度検出手段からの情報と前記
光学系視度検出手段からの情報を表示する表示手段とを
有することを特徴とする。
【0009】第2発明に係る眼底カメラは、被検眼の眼
底を照明する照明光学系と、被検眼の眼底を観察撮影す
る観察撮影光学系と、該観察撮影光学系の視度を調節す
る視度調節手段と被検眼の視度を検出する被検眼視度検
出手段と、被検眼の視度と観察撮影光学系の視度とが一
致するように前記視度調節手段を制御する制御手段とを
有し、前記被検眼視度検出手段は被検眼の視度を検出す
るための視標を前記視度調節手段を介して被検眼に投影
することを特徴とする。
【0010】
【作用】上述の構成を有する第1発明の眼底カメラは、
照明光学系により被検眼の眼底を照明し、眼底からの反
射像を観察撮影光学系により観察撮影する際に、光学系
視度検出手段により観察撮影光学系の視度を検出し、被
検眼視度検出手段により検出した被検眼の視度に対し観
察撮影光学系の視度を視度調節手段により調節し、これ
らの視度情報を表示手段に表示する。
【0011】第2発明の眼底カメラは、被検眼視度検出
手段により検出した被検眼の視度を観察撮影光学系の視
度と一致させるように視度調節手段を制御手段により制
御して、被検眼の視度を検出するための視標を被検眼に
投影し、照明光学系により被検眼を照明して眼底からの
反射像を観察撮影光学系により観察撮影する。
【0012】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は第1の実施例の散瞳型眼底カメラの構成を
示し、被検眼Eの前面に対物レンズ1が配置され、対物
レンズ1の背後の光軸O1上に、孔あきミラー2、撮影絞
り3、視度調節手段であるフォーカスレンズ4、撮影レ
ンズ5、切換えミラー6、撮影像面7が順次に配列さ
れ、観察撮影光学系が形成されている。ここで、フォー
カスレンズ4にはポテンショメータ、ロータリエンコー
ダ、スリットとフォトカプラ等の光軸O1上のフォーカス
レンズ4の位置を検知できるフォーカスレンズ検知手段
8に付設されている。
【0013】また、切換えミラー6の反射方向にはミラ
ー9が配置され、ミラー9の反射方向に観察視野絞り1
0、フィールドレンズ11、接眼レンズ12が順次に配
列されており、更に観察視野絞り10には被検眼Eの視
度と観察撮影光学系の視度に関する情報を観察視野内に
表示するLEDを使用したレベルメータ等の表示手段1
3が設けられている。
【0014】孔あきミラー2の入射方向の光軸O2上に
は、リレーレンズ14、可視光を透過し赤外光を反射す
るダイクロイックミラー15、リレーレンズ16、被検
眼Eの前眼部と共役位置に置かれたリングスリット1
7、観察撮影用光源18が順次に配列され、照明光学系
が形成されている。
【0015】ダイクロイックミラー15の入射方向の光
軸O3上には、レンズ19、被検眼Eの前眼部と共役位置
に置かれ、図2に示すような2つの開口部20a、20
bを有する2孔絞り板20が配置され、2孔絞り板20
の光軸O3の下側に位置する開口部20bの背後に軸外ミ
ラー21が配置されている。更に、その後方の光軸O3の
上側に、視度が0ディオプタの被検眼Eの眼底とほぼ共
役な面内に置かれたスリット状の開口部を有する視度検
出用視標板22、この視度検出用視標板22を被検眼E
の眼底に投影するための近赤外光を発するレーザーダイ
オードやLED等の視標用光源23が配置されている。
【0016】軸外ミラー21の反射方向で視度が0ディ
オプタの被検眼Eの眼底とほぼ共役な面内位置に、ライ
ンセンサやエリアセンサ等の光電素子24が配置され、
これらにより被検眼視度検出光学系が形成されている。
そして、光電素子24とフォーカスレンズ検知手段8の
出力は演算手段25に接続され、演算手段25の出力は
表示手段13に接続されている。
【0017】観察撮影用光源18から射出した光束はリ
ングスリット17を通り、リレーレンズ16、ダイクロ
イックミラー15、リレーレンズ14を介して孔あきミ
ラー2によって反射され、対物レンズ1を介して被検眼
Eの眼底を照明する。被検眼Eの眼底からの反射光は、
対物レンズ1、孔あきミラー2の孔部、撮影絞り3、フ
ォーカスレンズ4、撮影レンズ5、切換えミラー6、ミ
ラー9、観察視野絞り10、フィールドレンズ11、接
眼レンズ12に至り、検者は接眼レンズ12を介して眼
底を観察することができる。
【0018】また、観察視野絞り10に設けられた表示
手段13には、被検眼Eの眼底像と共に被検眼Eの視度
と観察撮影光学系の視度に関する情報が表示され、検者
はこの眼底像を観察しながら、図示しないフォーカスノ
ブ等を使用してフォーカスレンズ4を光軸O1に沿って移
動してピント調整を行う。そして、撮影時には切換えミ
ラー6が図の点線位置まで跳ね上がり、眼底からの光束
が撮影像面7に導光される。
【0019】ダイクロイックミラー15の反射方向の光
軸O3の軸外に配置された視標投影用光源23から発せら
れた実線で示す光束L1は、視標板22の開口部、2孔絞
り板20の開口部20aを通り、レンズ19、ダイクロ
イックミラー15、リレーレンズ14、孔あきミラー
2、対物レンズ1を介して被検眼Eの眼底に達する。
【0020】光束L1の眼底から反射された点線で示す光
束L2は光路を戻り、対物レンズ1、孔あきミラー2、リ
レーレンズ14、ダイクロイックミラー15、レンズ1
9を介し、2孔絞り板20の開口部20bを通り、軸外
ミラー21によって反射されて光電素子24に達し、光
電素子24は演算手段25に検出信号を出力する。
【0021】また、演算手段25にはフォーカスレンズ
検知手段8からフォーカスレンズ4の光軸O1上の位置の
検知信号が入力され、観察撮影光学系の視度を知ること
ができる。なお、視度調節手段としては、光軸O1上を移
動するフォーカスレンズ4に限らず、自在に焦点距離を
変えることができる可変焦点レンズでもよく、この場合
は可変焦点レンズの焦点距離から観察撮影光学系の視度
を知ることができる。
【0022】更に、被検眼Eの眼底からの反射光束L2
は、図3に示すように被検眼Eの視度によって被検眼E
からの射出角度が決まり、光電素子24と光学的に共役
な面P1上を通る光軸O1からの高さが異なるので、光電素
子24に達したときの位置が被検眼Eの視度によって一
義的に決定される。従って、光電素子24上の反射光束
L2の位置を検出することによって被検眼Eの視度の絶対
値を知ることができる。
【0023】また、フォーカスレンズ4の光軸O1上の位
置は撮影像面7と被検眼Eの眼底面が光学的に共役にな
るように調整されるので、フォーカスレンズ4の光軸O1
上の位置を検出することにより、撮影像面7が眼底カメ
ラの光学系に対して視度が何ディオプタの被検眼Eの眼
底と共役になっているか、即ち観察撮影光学系の視度が
何ディオプタであるかが分かる。
【0024】更に、演算手段25は光電素子24の出力
とフォーカスレンズ検知手段8の出力から、被検眼Eの
視度と観察撮影光学系の視度とのずれ量を算出し、図4
に示すように接眼レンズ12の観察視野内に設けられた
表示手段13に、眼底カメラのフォーカス状態を記号に
より段階的に表示する。このように、フォーカス状態を
段階的に表示することにより、検者は網膜以外の観察撮
影すべき所望の細かい部位、例えば硝子体膜や視神経乳
頭等の深さ方向にピントを合わせることができる。な
お、図4では表示手段13に被検眼Eの視度と観察撮影
光学系の視度とのずれ量を表示したが、図5に示すよう
に被検眼Eの視度と観察撮影光学系の視度の絶対値等の
情報を表示してもよい。
【0025】このように本実施例においては、眼底に視
標を投影するための可動部を照明光学系に設けることな
く、眼底に投影した視標とフォーカスレンズ4とを機械
的に連動して動かす必要もないので、装置を複雑化する
ことなく、組立時の調整も簡略化でき、視度調整範囲の
端部においてもピントずれのない眼底像を得ることがで
きる。また、検者は被検眼Eの眼底を観察しながら表示
手段13の表示状態を確認することによって、眼底カメ
ラのピント調整を容易に行うことができる。
【0026】なお、本実施例は散瞳型眼底カメラについ
て説明を行ったが、無散瞳型眼底カメラの場合も同様に
適用することができ、無散瞳型眼底カメラはテレビモニ
タを有しているので、被検眼Eの視度検出手段からの情
報と観察撮影光学系の視度検出手段からの情報を表示す
る専用の表示手段を設ける必要がなく、コストを上げる
ことなく同様の効果を得ることができる。
【0027】図6は第2の実施例の無散瞳型眼底カメラ
の構成図を示し、被検眼Eの前面に対物レンズ30が配
置され、対物レンズ30の背後の光軸O4上には、孔あき
ミラー31、撮影絞り32、視度調節手段であるフォー
カスレンズ33、撮影レンズ34、切換えミラー35、
撮影像面36が順次に配列されている。ここで、フォー
カスレンズ33はその光軸O4上の位置を制御するフォー
カスレンズ位置検出駆動手段37に付設されており、こ
の位置検出駆動手段37はフォーカスレンズ33の光軸
O4上の位置を検知するポテンショメータ等のフォーカス
レンズ位置検出手段と、フォーカスレンズ33を駆動さ
せるモータ等のフォーカスレンズ駆動手段とから構成さ
れている。
【0028】また、切換えミラー35の反射方向には、
790nm付近の近赤外光を透過するダイクロイックミ
ラー38、撮影像面36と光学的に共役位置に置かれた
スリット状の開口部を有する視標板39、コリメータレ
ンズ40、視度検出用の視標を被検眼Eの眼底に投影す
るための790nm付近の近赤外光を発するレーザーダ
イオードやLED等の視標投影用光源41が順次に配列
され、ダイクロイックミラー38の反射方向には、フィ
−ルドレンズ42、テレビリレーレンズ43、撮影像面
36と光学的に共役位置に置かれたCCDカメラ44が
配列されている。
【0029】孔あきミラー31の入射方向の光軸O5上に
は、リレーレンズ45、図7に示すような700〜90
0nm付近の赤外光を反射するダイクロイックミラー4
6、リレーレンズ47、被検眼Eの前眼部と共役位置に
置かれたリングスリット48、ミラー49が配列され、
ミラー49の反射方向にコンテンサレンズ50、ストロ
ボ管等の撮影用光源51、コンデンサレンズ52、図8
に示すような可視光と近赤外光をカットする赤外フィル
タ53、ハロゲンランプ等の観察用光源54が順次に配
列されている。
【0030】また、ダイクロイックミラー46の反射方
向の光軸O6上には、レンズ55、被検眼Eの前眼部と共
役位置に置かれた図9に示すような2つの開口部56
a、56bを有する2孔絞り板56、図10に示すよう
な2つの要素57a、57bを有するプリズム57、視
度が0ディオプタの被検眼Eの眼底とほぼ共役面内に置
かれたラインセンサやエリアセンサ等の光電素子58が
順次に配列されている。そして、光電素子58とフォー
カスレンズ位置検出駆動手段37の出力が演算手段59
に接続されている。
【0031】観察用光源54から射出した光束は赤外フ
ィルタ53により波長選択され、コンデンサレンズ5
2、コンデンサレンズ50、ミラー49、リングスリッ
ト48、リレーレンズ47、ダイクロイックミラー4
6、リレーレンズ45、孔あきミラー31、対物レンズ
30を通って被検眼Eの眼底を照明する。また、撮影用
光源51から射出した光束は、コンデンサレンズ50、
ミラー49等を介して、上述の観察用光束と同様に被検
眼Eの眼底を照明する。
【0032】被検眼Eの眼底からの反射光は、対物レン
ズ30、孔あきミラー31、撮影レンズ32、フォーカ
スレンズ33、撮影レンズ34、切換えミラー35、ダ
イクロイックミラー38、フィールドレンズ42、テレ
ビリレーレンズ43を介してCCDカメラ44に結像
し、その出力は図示しないテレビモニタに映出され、検
者はテレビモニタの映像を見ながら被検眼Eと眼底カメ
ラとのアライメント等を行う。また、撮影時には切換え
ミラー35が図の点線位置に跳ね上がり、眼底からの光
束は撮影像面36に導光される。
【0033】視標投影用光源41から発せられた実線で
示す光束L3は、コリメータレンズ40、視標板39の開
口部を通り、ダイクロイックミラー38を透過し、切換
えミラー35、撮影レンズ34、フォーカスレンズ3
3、撮影絞り32、孔あきミラー31、対物レンズ30
を介して被検眼Eの瞳孔の中心から眼底に達し、視標板
39の視標像を投影する。この視標像は被検眼Eの視度
とフォーカスレンズ33の光軸O4上の位置とが合ってい
るときには鮮明になり、被検眼Eの視度とフォーカスレ
ンズ33の光軸O4上の位置とがずれているときはぼけ
る。
【0034】光束L3の被検眼Eの眼底から反射された点
線で示す光束L4は、対物レンズ30、孔あきミラー3
1、リレーレンズ45を介してダイクロイックミラー4
6によって反射され、レンズ55、2孔絞り板56の2
つの開口部56a、56bを通って2光束に分割され、
プリズム57によりそれぞれ偏向されて光電素子58に
達する。光電素子58に受光された信号から演算手段5
9は被検眼Eの視度を算出して、フォーカスレンズ位置
検出駆動手段37によりフォーカスレンズ33の光軸O4
上の位置を変更し、自動的に撮影像面36と被検眼Eの
眼底とが光学的に共役になるように調節する。
【0035】また、被検眼Eの眼底からの反射光束L4
は、図11に示すように被検眼Eの視度により被検眼E
からの射出角度が決まり、光電素子58と光学的に共役
な面P2上を通る光軸O4からの高さが異なるので、光電素
子58に達したときの位置が被検眼Eの視度によって一
義的に決定される。従って、2つに分割された反射光束
L4の光電素子58上の2つのスポット像の間隔dを検出
することによって、被検眼Eの視度の絶対値を知ること
ができる。
【0036】なお、2孔絞り板56を複数の開口部を有
する絞り板とし、眼底からの反射光束L4を複数に分割し
て、光電素子58上の複数のスポット像の内の対向する
2つのスポット像の間隔dを検知するようにすれば、よ
り精度の高い被検眼Eの視度検出が可能である。
【0037】このように本実施例においては、眼底に視
標を投影するための可動部を照明光学系に設けることな
く、眼底に投影した視標とフォーカスレンズ33とを機
械的に連動して動かす必要もないので、装置を複雑化す
ることなく、組立時の調整も簡略化でき、被検眼Eの視
度に応じてフォーカスレンズ33を制御するオートフォ
ーカス操作が可能となるので、視度調整範囲の端部にお
いてもピントずれのない眼底像を得ることができる。
【0038】更に、視度検出用の視標をフォーカスレン
ズ33を介して被検眼Eの眼底に投影しているので、被
検眼Eの視度とフォーカスレンズ33の光軸O4上の位置
とのずれ量を小さくすることにより、光電素子58上の
2つのスポット像が鮮明になり、より精度の高いピント
合わせが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように第1発明に係る眼底
カメラは、眼底に視標を投影するための可動部を設ける
ことなく、視標とフォーカスレンズを機械的に連動させ
る必要もないので、装置が簡素な構成となり組立調整が
容易になり、視度調整範囲の端部においてもピントずれ
のない眼底像を表示することができ、同時に被検眼の視
度情報を段階的に表示することにより、細詳な観察撮影
部位にも正確かつ簡便にピント調整を行うことができ
る。
【0040】第2発に係る眼底カメラは、眼底に視標を
投影するための可動部を設けることなく、視標とフォー
カスレンズを機械的に連動させる必要もないので、装置
が簡素な構成となり組立調整が容易になり、被検眼の視
度に応じて視度調節手段を制御して、被検眼の視度と観
察撮影光学系の視度とのずれ量を小さくすることによ
り、光電素子上に鮮明なスポット像を結像して、より高
精度のピント調整をオートフォーカス操作により行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】2孔絞り板の正面図である。
【図3】視度検出用光束の説明図である。
【図4】表示手段の表示画面の説明図である。
【図5】表示手段の表示画面の説明図である。
【図6】第2の実施例の構成図である。
【図7】ダイクロイックミラーの分光特性のグラフ図で
ある。
【図8】赤外フィルタの分光特性のグラフ図である。
【図9】2孔絞り板の正面図である。
【図10】プリズムの正面図である。
【図11】視度検出用光束の説明図である。
【符号の説明】
3、32 撮像絞り 4、33 フォーカスレンズ 7、36 撮影像面 8 フォーカスレンズ位置検出手段 13 表示手段 17、48 リングスリット 18、51、54 観察撮影用光源 20、56 2孔絞り板 22、39 視標板 23、41 視標投影用光源 24、58 光電素子 25、59 演算手段 37 フォーカスレンズ位置検出駆動手段 44 CCDカメラ 57 プリズム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の眼底を照明する照明光学系と、
    被検眼の眼底を観察撮影する観察撮影光学系と、該観察
    撮影光学系の視度を調節する視度調節手段と、被検眼の
    視度を検出する被検眼視度検出手段と、前記観察撮影光
    学系の視度を検出する光学系視度検出手段と、前記被検
    眼視度検出手段からの情報と前記光学系視度検出手段か
    らの情報を表示する表示手段とを有することを特徴とす
    る眼底カメラ。
  2. 【請求項2】 前記被検眼視度検出手段は被検眼の視度
    を検出するための視標を前記視度調節手段を介して被検
    眼に投影する請求項1に記載の眼底カメラ。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は前記被検眼視度検出手段
    からの情報と前記光学系視度検出手段からの情報を段階
    的に表示する請求項1に記載の眼底カメラ。
  4. 【請求項4】 被検眼の眼底を照明する照明光学系と、
    被検眼の眼底を観察撮影する観察撮影光学系と、該観察
    撮影光学系の視度を調節する視度調節手段と被検眼の視
    度を検出する被検眼視度検出手段と、被検眼の視度と観
    察撮影光学系の視度とが一致するように前記視度調節手
    段を制御する制御手段とを有し、前記被検眼視度検出手
    段は被検眼の視度を検出するための視標を前記視度調節
    手段を介して被検眼に投影することを特徴とする眼底カ
    メラ。
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