JPH0831752A - Cvd装置の反応室のクリーニング方法およびコーティング方法 - Google Patents

Cvd装置の反応室のクリーニング方法およびコーティング方法

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JPH0831752A
JPH0831752A JP16368394A JP16368394A JPH0831752A JP H0831752 A JPH0831752 A JP H0831752A JP 16368394 A JP16368394 A JP 16368394A JP 16368394 A JP16368394 A JP 16368394A JP H0831752 A JPH0831752 A JP H0831752A
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film
reaction chamber
plasma discharge
etching gas
electrode
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JP16368394A
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Inventor
Kaichi Fukuda
加一 福田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CVD装置の反応室のクリーニングおよびコ
ーティングを広い範囲に効率よくおこなう方法を得るこ
とを目的とする。 【構成】 プラズマCVD装置の反応室内でプラズマ放
電により基体に薄膜を成膜する際に反応室内に付着した
薄膜をエッチング性ガスのプラズマ放電により除去する
反応室のクリーニングまたはクリーニング後のコーティ
ングを、ガス圧力または電極間隔の異なる複数段階に分
けておこない、この複数段階のガスの圧力差を0.1To
rr以上、4Torr以下とするか、または複数段階のプラズ
マ放電の電極間隔差を3mm以上、40mm以下とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばアクティブ
マトリックス型液晶表示素子のスイッチング素子として
用いられる薄膜トランジスタの製造方法に係り、特にそ
の薄膜トランジスタの製造に用いられるCVD装置の反
応室のクリーニング方法およびコーティング方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶を用いた表示素子としては、テレビ
表示やグラフィックディスプレイなどを指向した大容
量、高密度化の点から、たとえばラビングによる配向処
理が施された2枚の基板を、配向方向が互いに90°を
なすように平行に対向配置し、この対向基板間にネマチ
ックタイプの液晶組成物を挟持させた、いわゆるツイス
トネマチック型(TN型)のアクティブマトリックス型
液晶表示素子が注目されている。このアクティブマトリ
ックス型液晶表示素子では、クロストークのない高コン
トラストの表示が得られるように各画素の駆動および制
御を半導体スイッチング素子でおこなう方式が採用され
ている。その半導体スイッチング素子としては、透過型
の表示が可能であり、また大面積化が容易であるなどの
理由から、透明絶縁基板上に形成された非晶質シリコン
(a−Si)系の薄膜トランジスタ(TFT)が用いら
れている。しかもこのa−Si系のTFTには、活性層
であるa−Si膜を挟んで、下層にゲート電極、上層に
ソース電極およびドレイン電極を配置した逆スタガード
構造が多く用いられている。
【0003】図4にその逆スタガード構造のa−Si系
のTFTの一例を示す。このTFTは、ガラス絶縁基板
1の一主面上に形成されたモリブデン−タンタル膜(M
o−Ta膜)からなる所定形状のゲート電極2と、この
ゲート電極2を覆うようにガラス絶縁基板1上に形成さ
れた酸化シリコン膜(SiO2 膜)からなるゲート絶縁
膜3と、このゲート絶縁膜3上にゲート電極2に対応し
て形成された膜厚0.05μm の窒化シリコン膜4(S
iNx 膜)と、このSiNx 膜4上に形成された膜厚
0.05μm のa−Si膜からなる半導体膜5と、この
半導体膜5上のチャネル領域に形成された膜厚0.3μ
m のSiNx 膜からなるチャネル保護膜6と、上記チャ
ネル領域以外の部分に形成された膜厚0.05μm の燐
ドープ非晶質シリコン膜(Pドープa−Si膜)からな
る低抵抗半導体膜7と、この低抵抗半導体膜7上のソー
ス領域およびドレイン領域にそれぞれ形成されたクロム
(Cr )またはアルミニウム(Al )などからなるソー
ス電極8およびドレイン電極9と、上記チャネル保護膜
6、ソース電極8およびドレイン電極9を覆う膜厚0.
3μm のSiNx 膜からなる保護膜10とから構成され
ている。そのソース電極7は、ゲート絶縁膜3上に積層
形成されたITO(Indium Tin Oxide)からなる画素電
極11に接続されている。
【0004】従来、このようなTFTの製造方法とし
て、そのSiNx 膜、a−Si膜、Pドープa−Si膜
などを、一度に6〜8枚のガラス絶縁基板をトレイに搭
載し、このトレイを搬送して連続処理するインライン式
プラズマCVD装置により形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、アクテ
ィブマトリックス型液晶表示素子は、半導体スイッチン
グ素子としてa−Si系のTFTが用いられている。従
来、このa−Si系のTFTのSiNx 膜、a−Si
膜、Pドープa−Si膜などは、一度に6〜8枚のガラ
ス絶縁基板を搭載したトレイを搬送して連続処理するイ
ンライン式プラズマCVD装置により形成している。し
かしこのインライン式プラズマCVD装置は、量産性に
はすぐれているが、装置が巨大で大きな設置スペースが
必要である。また搬送トレイにも膜が付着し、この付着
膜が剥がれてパーティクルの原因となり、歩留を低下さ
せる。さらに装置内壁などに付着した膜の剥がれを防止
するために、定期的に装置を冷却して、クリーニングを
おこなう必要があるため、装置の稼働率が低い、などの
問題がある。
【0006】これに対し、半導体素子の製造分野では、
トレイを用いることなく基板のみを搬送し、一つの反応
室で一度に1枚の基板を処理する枚葉プロセスが主流と
なっている。通常この枚葉プロセスでは、成膜とプラズ
マエッチングによる反応室のクリーニングとを交互に周
期的におこなっている。
【0007】そこで、近年、大型ガラス絶縁基板を用い
るa−Si系のTFTの製造にこの枚葉プロセスを導入
する開発が進められている。この枚葉プロセスでは、処
理装置が小型化でき、設置スペースを小さくすることが
可能である。またトレイを用いることなく基板のみを搬
送することにより、パーティクルの発生を低減できる。
さらにプラズマエッチングにより反応室をクリーニング
することにより、パーティクルを低減できるばかりでな
く、装置の稼働率の大幅な向上が見込まれる。
【0008】ところで、この枚葉プロセスにおいて、パ
ーティクルの発生を十分に抑制するためには、反応室内
壁など反応室内のすべての部分に付着した膜を十分に除
去することが必要である。一般にこのような反応室のク
リーニングは、弗化窒素(NF3 )などのエッチング性
ガスのプラズマ放電によりおこなわれる。しかし反応室
内の膜の付着は、放電電極の表面ばかりでなく、放電電
極の裏側や反応室の内壁などの広範囲に及ぶため、これ
らを完全に除去することは困難である。たとえば放電電
極の間隔を広げて、縦方向の広い範囲をクリーニングし
ようとしても、プラズマ放電は横方向に広がらず、反応
室側壁に付着した膜が取り残され、十分にクリーニング
することができない。特に同一反応室で複数種の膜を成
膜する場合は、膜種により放電の広がり方が異なり、よ
り広範囲に膜が付着するため、益々クリーニングが困難
となる。
【0009】また半導体素子の製造分野では、同一反応
室で複数種の膜を成膜することは、ほとんどなく、また
基板サイズも8インチ程度と小さいため、比較的容易に
クリーニングすることができる。しかしアクティブマト
リックス型液晶表示素子のTFTでは、複数種の膜を積
層成膜する必要があり、生産性の面からこれを同一反応
室で積層成膜することが要求される。しかも基板サイズ
が、たとえば360mm×450mmと大きいため、クリー
ニングは、半導体素子の場合にくらべていちじるしく困
難となる。
【0010】さらに上記のようにNF3 などのエッチン
グ性ガスのプラズマ放電により反応室のクリーニングを
おこなうと、弗素(F)原子が反応室内に残留し、クリ
ーニング終了後、引続きおこなわれる成膜時にそのF原
子が膜内に取り込まれ、膜特性を劣化させる。これを防
ぐためには、クリーニング後成膜をおこなう前に、反応
室内の十分に広い範囲を成膜に支障のない材料でコーテ
ィングしておく必要がある。一般にこのコーティング
は、反応室内に成膜ガスを供給し、この成膜ガスのプラ
ズマ放電によりおこなわれる。この方法により反応室内
の十分に広い範囲をコーティングすべく、たとえば放電
電極間隔を広げると、上記クリーニングの場合と同様
に、プラズマ放電が横方向に広がらず、反応室側壁のコ
ーティングが不十分となる。
【0011】また半導体素子の製造分野では、プラズマ
CVDにより半導体膜やゲート絶縁膜を成膜することは
なく、ほとんどの場合、層間の絶縁膜や保護膜の成膜に
限られており、F原子による汚染の影響が軽微である。
また基板サイズも小さいため(8インチ程度)、比較的
容易にコーティングすることができる。しかしアクティ
ブマトリックス型液晶表示素子では、TFTの特性を左
右する薄膜をプラズマCVDにより成膜するため、汚染
に対する要求が厳しく、また基板サイズも大きいため
(たとえば360mm×450mm)、コーティングは、半
導体素子の場合にくらべていちじるしく困難となる。
【0012】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、プラズマCVD装置の反応室のクリーニン
グを反応室内の広い範囲にわたり短時間に十分におこな
うことができるクリーニング方法を得ること、およびク
リーニング後のコーティングを反応室内の広い範囲にわ
たり効率よくおこなうことができるコーティング方法を
得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】プラズマCVD装置の反
応室内でプラズマ放電により基体に薄膜を成膜する際に
反応室内に付着した薄膜を所定の圧力のエッチング性ガ
スのプラズマ放電により除去するCVD装置の反応室の
クリーニング方法において、エッチング性ガスのプラズ
マ放電をエッチング性ガスの圧力が異なる複数段階に分
けておこない、この複数段階のエッチング性ガスの圧力
差を0.1Torr以上、4Torr以下とした。
【0014】また、プラズマCVD装置の反応室内でプ
ラズマ放電により基体に薄膜を成膜する際に反応室内に
付着した薄膜をエッチング性ガスのプラズマ放電により
除去するCVD装置の反応室のクリーニング方法におい
て、エッチング性ガスのプラズマ放電を電極間隔の異な
る複数段階に分けておこない、この複数段階のプラズマ
放電の電極間隔差を3mm以上、40mm以下とした。
【0015】さらに、プラズマCVD装置の反応室内で
プラズマ放電により基体に薄膜を成膜する際に反応室内
に付着した薄膜をエッチング性ガスのプラズマ放電によ
りクリーニングしたのち、成膜用ガスのプラズマ放電に
より反応室内を絶縁膜または半導体膜でコーティングす
るCVD装置の反応室のコーティング方法において、成
膜用ガスのプラズマ放電を成膜用ガスの圧力が異なる複
数段階に分けておこない、この複数段階の成膜用ガスの
圧力差を0.1Torr以上、4Torr以下とした。
【0016】さらにまた、プラズマCVD装置の反応室
内でプラズマ放電により基体に薄膜を成膜する際に反応
室内に付着した薄膜をエッチング性ガスのプラズマ放電
によりクリーニングしたのち、成膜用ガスのプラズマ放
電により反応室内を絶縁膜または半導体膜でコーティン
グするCVD装置の反応室のコーティング方法におい
て、成膜用ガスのプラズマ放電を電極間隔の異なる複数
段階に分けておこない、この複数段階のプラズマ放電の
電極間隔差を3mm以上、40mm以下とした。
【0017】
【作用】上記のように、エッチング性ガスのプラズマ放
電をエッチング性ガスの圧力が異なる複数段階に分けて
おこない、この複数段階のエッチング性ガスの圧力差を
0.1Torr以上、4Torr以下とするか、あるいはエッチ
ング性ガスのプラズマ放電を電極間隔の異なる複数段階
に分けておこない、この複数段階のプラズマ放電の電極
間隔差を3mm以上、40mm以下とすると、そのエッチン
グ性ガスの圧力あるいは電極間隔の相違により、プラズ
マ放電の広がり方が変化し、反応室内の広い範囲に付着
する膜を短時間に効率よく除去することができる。
【0018】また、成膜用ガスのプラズマ放電を成膜用
ガスの圧力が異なる複数段階に分けておこない、この複
数段階の成膜用ガスの圧力差を0.1Torr以上、4Torr
以下とするか、あるいは成膜用ガスのプラズマ放電を電
極間隔の異なる複数段階に分けておこない、この複数段
階のプラズマ放電の電極間隔差を3mm以上、40mm以下
とすると、その成膜用ガスの圧力あるいは電極間隔の相
違により、プラズマ放電の広がり方が変化し、反応室内
の広い範囲に効率よくコーティングすることができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
【0020】はじめに図4に示したa−Si系のTFT
の製造方法について説明する。図3(a)に示すよう
に、まずガラス絶縁基板1の一主面上にスパッター法に
よりMo−Taからなる金属膜を成膜し、フォトリソグ
ラフィ法により所定形状のゲート電極2を形成する。つ
ぎにこのゲート電極2の形成されたガラス絶縁基板1を
400℃に加熱し、常圧熱CVD法により、同(b)に
示すように、上記ゲート電極2を覆うようにガラス絶縁
基板1上に膜厚0.3μm のSiO2 膜からなるゲート
絶縁膜3を形成する。
【0021】つぎに後述する枚葉式プラズマCVD装置
により、上記ゲート電極2およびゲート絶縁膜3の形成
されたガラス絶縁基板1を350℃に加熱して、同一反
応室で、同(c)に示すように、ゲート絶縁膜3上に順
次膜厚0.05μm のSiNx 膜20、膜厚0.05μ
m のa−Si膜21、膜厚0.3μm のSiNx 膜22
を積層成膜する。
【0022】そしてフォトリソグラフィ法により、上記
SiNx 膜22のゲート電極2に対応する位置に所定パ
ターンのレジストを形成し、弗化水素酸(HF)を主成
分とするエッチング溶液により加工して、同(d)に示
すように、チャネル保護膜6を形成する。
【0023】つぎにプラズマCVD装置により、同
(e)に示すように、上記チャネル保護膜6などの形成
されたガラス絶縁基板1上にPドープa−Si膜23を
成膜する。そしてフォトリソグラフィ法により、このP
ドープa−Si膜23、その下層のa−Si膜21およ
びSiNx 膜20を、同(f)に示すように、所定形状
の低抵抗半導体膜7、半導体膜5およびSiNx 膜4に
加工して、チャネル領域、ソース領域およびドレイン領
域を得る。さらにスパッター法によりITOからなる透
明導電膜を成膜し、この透明導電膜をフォトリソグラフ
ィ法により加工して、上記フォトリソグラフィ法により
露出したゲート絶縁膜3上の所定位置に画素電極11を
形成する。
【0024】つぎに上記画素電極11などの形成された
ガラス絶縁基板1上に、スパッター法によりCr または
Al などからなる金属膜を成膜する。そしてこの金属膜
をフォトリソグラフィ法により加工して、同(g)に示
すように、ソース領域に画素電極11に接続されたソー
ス電極8を形成するとともに、ドレイン領域にドレイン
電極9を形成する。その後、上記ソース電極8、ドレイ
ン電極9などの形成されたガラス絶縁基板1上にプラズ
マCVD法により膜厚0.3μm のSiNx 膜を成膜
し、このSiNx 膜をフォトリソグラフィ法により加工
して、同(h)に示すように、ソース電極8、ドレイン
電極9およびチャネル保護膜6を覆う絶縁保護膜10を
形成する。
【0025】図1に上記ゲート絶縁膜上のSiNx 膜4
を形成するためのSiNx 膜20、半導体膜5を形成す
るためのa−Si膜21、チャネル保護膜6を形成する
ためのSiNx 膜22の成膜に用いられる枚葉式プラズ
マCVD装置の一例を示す。この枚葉式プラズマCVD
装置は、中央にガラス絶縁基板を搬送する搬送機構が設
けられた共通室25を備え、この共通室25を取囲むよ
うに、その周りに4つの成膜をおこなう反応室26〜2
9と1つの加熱室30と2つの搬出入室31,32とが
配置されたている。
【0026】その各反応室26〜29内には、図2に示
すように、高周波電源34に接続された高周波電極35
および接地電極36が対向して配置されている。この接
地電極36は、昇降装置37により駆動され、高周波電
極35との間隔を任意に変えることができるようになっ
ている。なお、成膜に供せられるガラス絶縁基板1は、
この接地電極36の高周波電極35との対向面に固定さ
れる。またこの接地電極36には、固定されたガラス絶
縁基板1を所定温度に加熱するヒーター38が設けられ
ている。また各反応室26〜29には、シラン(SiH
4 )、水素(H2 )、アンモニヤガス(NH3 )、窒素
(N2 )、フォスフィン(PH3 )、弗化窒素(N
3 )、アルゴン(Ar )などの成膜またはクリーニン
グ用のエッチング性ガスを供給するガス供給装置39、
および反応室26〜29内を排気するためのドライポン
プなどからなる排気装置40が付設されている。一方、
共通室25、加熱室30および搬出入室31,32に
は、それぞれN2 ガスを供給するガス供給装置および排
気装置が付設されている。
【0027】この枚葉式プラズマCVD装置による上記
ゲート絶縁膜上のSiNx 膜4を形成するためのSiN
x 膜20、半導体膜5を形成するためのa−Si膜2
1、チャネル保護膜6を形成するためのSiNx 膜22
の積層成膜は、ガラス絶縁基板1をいずれか一方の搬出
入室31または32に搬入し、共通室25を経て加熱室
30に搬入して加熱する。約30分加熱したのち、再び
共通室25を経てたとえば反応室26に搬送する。そし
てこの反応室26の接地電極36上でガラス絶縁基板を
330℃に加熱して、順次膜厚0.05μm のSiNx
膜および膜厚0.05μm のa−Si膜、膜厚0.3μ
m のSiNx 膜を積層成膜する。つぎにこのSiNx
およびa−Si膜の積層成膜されたガラス絶縁基板1
を、共通室25を経て、いずれか一方の搬出入室31ま
たは32に搬出することによりおこなわれる。
【0028】なお、この枚葉式プラズマCVD装置で
は、上記反応室26以外の反応室27〜29も、同様に
SiNx 膜およびa−Si膜の積層成膜に使用され、4
つの反応室26〜29において、並列的にガラス絶縁基
板にSiNx 膜およびa−Si膜を積層成膜する。
【0029】この枚葉式プラズマCVD装置では、各反
応室26〜29において、たとえば6枚のガラス絶縁基
板を連続的に成膜したのちにクリーニングがおこなわれ
る。このクリーニングは、それぞれ反応室26〜29か
ら成膜を終了したガラス絶縁基板を搬出したのち、ガス
供給装置38からNF3 、Arなどのエッチング性ガス
を供給し、高周波電極35と対向する接地電極36との
間にプラズマ放電を発生させて、反応室26〜29内に
付着したSiNx 膜やa−Si膜などの薄膜をエッチン
グすることによりおこなわれる。上記エッチング性ガス
として導入されるAr は、プラズマ放電を安定化し、プ
ラズマ放電の電子密度を高めて、NF3の分解効率を向
上させる。
【0030】ついで上記クリーニングされた反応室26
〜29内に成膜ガスを供給し、高周波電極35と対向す
る接地電極36との間にプラズマ放電を発生させて、反
応室26〜29の内壁などにSiNx 膜またはa−Si
膜などの絶縁膜または半導体膜をコーティングする。
【0031】なお、上記4つの反応室26〜29のクリ
ーニングおよびコーティングは、所定枚数の成膜がおこ
なわれた反応室について選択的におこなわれ、複数の反
応室を同時にクリーニングあるいはコーティングするこ
ともある。
【0032】以下、上述した各反応室のクリーニング方
法およびコーティング方法について詳細に説明する。
【0033】クリーニング方法−その1.反応室から成
膜を終了したガラス絶縁基板を搬出したのち、表1に示
すように2段階に分けてクリーニングをおこなう。
【表1】 すなわち、この例では、昇降装置37により接地電極3
6を駆動して、高周波電極35と接地電極36との間隔
を35mmと、広い間隔に設定する。そしてガス供給装置
39から反応室にNF3 を500sccm、Arを100sc
cmの流量で供給して、反応室内のガス圧力を1.0Torr
にし、高周波電極35に1500Wの高周波電力を供給
して、電極35,36間にエッチング性ガスのプラズマ
放電を発生させて、第1段階のクリーニングをおこな
う。ついでガス供給装置39から反応室に同じくNF3
を500sccm、Arを100sccmの流量で供給して、反
応室内のガス圧力を0.1Torrにし、高周波電極35に
1500Wの高周波パワーを供給して、電極35,36
間にエッチング性ガスのプラズマ放電を発生させ、第2
段階のクリーニングをおこなう。
【0034】このように反応室のクリーニングを、ガス
圧力が相対的に高い圧力と低い圧力との2段階に分けて
おこなうと、相対的に高い圧力でおこなうときは、その
高いガス圧力によりプラズマ放電は、電極35,36の
中央部に寄り、主として電極35,36に付着した膜を
効率よく除去する。これに対し、相対的に低い圧力でお
こなうときは、その低いガス圧力によりプラズマ放電が
広がり、反応室側壁に付着した膜を効率よく除去する。
その結果、このようにエッチング性ガス圧力の異なる2
段階のクリーニングをおこなうと、反応室内の広い範囲
に付着したSiNx 膜やa−Si 膜などの薄膜を短時間
に効率よく除去することができる。
【0035】なお、上記実施例では、相対的に高い圧力
を1.0Torr、低い圧力を0.1Torrとしたが、このク
リーニングするときのエッチング性ガスの圧力差は、
0.3Torr以上、2Torr以下の範囲で最も良好な結果が
得られるまた、上記実施例では、ガス圧力の異なる2段
階に分けてクリーニングする場合について説明したが、
クリーニングをガス圧力の異なる2段階以上に分けてお
こなうことは任意である。
【0036】なおまた、上記反応室のクリーニングは、
相対的に高い圧力のときも、また相対的に低い圧力のと
きも、できるだけ電極間隔を広げてプラズマ放電を発生
させることにより、反応室内の広い範囲をクリーニング
することができる。またこのような条件の下で、エッチ
ング性ガスの圧力や電極間隔などを適宜変え、プラズマ
放電の広がりを調整してクリーニングすることは任意で
ある。
【0037】クリーニング方法−その2.反応室から成
膜を終了したガラス絶縁基板を搬出したのち、表2に示
すように2段階に分けてクリーニングをおこなう。
【表2】 すなわち、この例では、ガス供給装置39から反応室に
NF3 を500sccm、Arを100sccmの流量で供給し
て、反応室内のガス圧力を2.0Torrにする。そして昇
降装置37により接地電極36を駆動して、高周波電極
35と接地電極36との間隔を40mmに設定し、高周波
電極35に1500Wの高周波パワーを供給して、電極
35,36間にエッチング性ガスのプラズマ放電を発生
させて、第1段階のクリーニングをおこなう。ついで同
じガス圧力で高周波電極35と接地電極36との間隔を
20mmに設定し、高周波電極35に同じく1500Wの
高周波パワーを供給して、電極35,36間にエッチン
グ性ガスのプラズマ放電を発生させ、第2段階のクリー
ニングをおこなう。
【0038】このように反応室のクリーニングを、相対
的に電極間隔が広い場合と、狭い場合との2段階に分け
ておこなうと、相対的に電極間隔が広い場合は、プラズ
マ放電が電極35,36の中央部に寄り、主として電極
35,36に付着した膜を効率よく除去する。これに対
し、相対的に電極間隔が狭い場合は、プラズマ放電が広
がり、反応室側壁などに付着した膜を効率よく除去す
る。その結果、このように電極間隔を異なる2段階に分
けてクリーニングすると、反応室内の広い範囲に付着し
たSiNx 膜やa−Si 膜などの薄膜を短時間に効率よ
く除去することができる。
【0039】なお、上記実施例では、電極間隔を広い場
合40mm、狭い場合20mmとして、2段階に分けてクリ
ーニングしたが、このクリーニングするときの電極間隔
の差は、5mm以上、35mm以下の範囲で最も良好な結果
が得られる。
【0040】また、上記実施例では、電極間隔の異なる
2段階に分けてクリーニングする場合について説明した
が、電極間隔の異なる2段階以上に分けておこなうこと
は任意である。
【0041】コーティング方法−その1.クリーニング
終了後、表3に示すように、2段階に分けてコーティン
グをおこなう。
【表3】 すなわち、昇降装置37により接地電極36を駆動し
て、高周波電極35と接地電極36との間隔を35mm
と、広い間隔に設定する。そしてガス供給装置39から
反応室にSiH4 を400sccm、NH3 を2000scc
m、N2 を3000sccmの流量で供給して、反応室内の
ガス圧力を2.0Torrにし、高周波電極35に1500
Wの高周波パワーを供給して、電極35,36間に成膜
用ガスのプラズマ放電を発生させて、第1段階のコーテ
ィングをおこなう。ついでガス供給装置39から反応室
に同じくSiH4 を400sccm、NH3 を2000scc
m、N2 を3000sccmの流量で供給して、反応室内の
ガス圧力を0.5Torrにし、高周波電極35に1500
Wの高周波パワーを供給して、電極35,36間に成膜
用ガスのプラズマ放電を発生させ、第2段階のコーティ
ングをおこなう。
【0042】このように反応室のコーティングを、ガス
圧力を相対的に高い圧力と低い圧力との2段階に分けて
おこなうと、相対的に高い圧力でおこなうときは、その
高いガス圧力によりプラズマ放電は、電極35,36の
中央部に寄り、主として電極35,36を効率よく成膜
する。一方、相対的に低い圧力でおこなうときは、その
低いガス圧力によりプラズマ放電が広がり、反応室側壁
などを効率よく成膜する。その結果、このように成膜用
ガス圧力の異なる2段階でコーティングをおこなうと、
反応室内の広い範囲をSiNx 膜でコーティングするこ
とができる。
【0043】なお、上記実施例では、相対的に高い圧力
を2.0Torr、低い圧力を0.5Torrとしたが、このコ
ーティングするときの成膜用ガスの圧力差は、0.3To
rr以上、2Torr以下の範囲で最も良好な結果が得られ
る。
【0044】また、上記実施例では、2段階に分けてコ
ーティングする場合について説明したが、ガス圧力の異
なる2段階以上に分けておこなうことは任意である。
【0045】なおまた、上記反応室のコーティングは、
相対的に高い圧力のときも、相対的に低い圧力のとき
も、できるだけ電極間隔を広げてプラズマ放電を発生さ
せることにより、反応室内の広い範囲をコーティングす
ることができる。またこのような条件の下で、成膜用ガ
スの圧力や電極間隔などを適宜変え、プラズマ放電の広
がりを調整してコーティングすることは任意である。
【0046】なお、上記実施例では、SiNx 膜からな
る絶縁膜をコーティングする場合について説明したが、
たとえばa−Si膜からなる半導体膜も同様にコーティ
ングすることができる。
【0047】コーティング方法−その2.クリーニング
終了後、表4に示すように、2段階に分けてコーティン
グをおこなう。
【表4】 すなわち、この例では、ガス供給装置39から反応室に
SiH4 を400sccm、NH3 を2000sccm、N2
3000sccmの流量で供給して、反応室内のガス圧力を
080Torrにする。そして昇降装置37により接地電極
36を駆動して、高周波電極35と接地電極36との間
隔を40mmに設定し、高周波電極35に1500Wの高
周波パワーを供給して、電極35,36間に成膜用ガス
のプラズマ放電を発生させ、第1段階のクリーニングを
おこなう。ついで同じガス圧力で、高周波電極35と接
地電極36との間隔を20mmに設定し、高周波電極35
に同じく1500Wの高周波パワーを供給して、電極3
5,36間に成膜用ガスのプラズマ放電を発生させ、第
2段階のクリーニングをおこなう。
【0048】このように反応室のコーティングを、相対
的に電極間隔が広い場合と、狭い場合との2段階に分け
ておこなうと、相対的に電極間隔が広い場合は、プラズ
マ放電が電極35,36の中央部に寄り、主として電極
35,36を効率よく成膜する。これに対し、相対的に
電極間隔が狭い場合は、プラズマ放電が広がり、反応室
側壁などを効率よく成膜する。その結果、このように電
極間隔を異なる2段階に分けてコーティングすると、反
応室内の広い範囲にSiNx 膜からなる薄膜を短時間に
効率よくコーティングすることができる。
【0049】なお、上記実施例では、電極間隔を広い場
合40mm、狭い場合20mmとして、2段階に分けてコー
ティングしたが、このコーティングするときの電極間隔
の差は、5mm以上、35mm以下の範囲で最も良好な結果
が得られる。
【0050】また、上記実施例では、電極間隔の異なる
2段階に分けてコーティングする場合について説明した
が、コーティングを電極間隔の異なる2段階以上に分け
ておこなうことは任意である。
【0051】なお、上記実施例では、SiNx 膜からな
る絶縁膜をコーティングする場合について説明したが、
たとえばa−Si膜からなる半導体膜も同様にコーティ
ングすることができる。
【0052】なお、上記実施例では、アクティブマトリ
ックス型液晶表示素子のスイッチング素子として用いら
れる薄膜トランジスタの製造に用いられるCVD装置の
反応室のクリーニングおよびコーティングについて説明
したが、この発明は、a−Si系の密着センサーの薄膜
形成にに用いられるCVD装置の反応室のクリーニング
およびコーティングにも適用可能である。
【0053】
【発明の効果】プラズマCVD装置の反応室内でプラズ
マ放電により基体に薄膜を成膜する際に反応室内に付着
した薄膜をエッチング性ガスのプラズマ放電により除去
するCVD装置の反応室のクリーニング方法において、
エッチング性ガスのプラズマ放電をエッチング性ガスの
圧力が異なる複数段階に分けておこない、この複数段階
のエッチング性ガスの圧力差を0.1Torr以上、4Torr
以下とするか、あるいはエッチング性ガスのプラズマ放
電を電極間隔の異なる複数段階に分けておこない、この
複数段階のプラズマ放電の電極間隔の差を3mm以上、4
0mm以下とすると、そのエッチング性ガスの圧力あるい
は電極間隔の相違により、プラズマ放電の広がり方が変
化し、反応室内の広い範囲に付着する膜を短時間に効率
よく除去することができる。
【0054】また、プラズマCVD装置の反応室内でプ
ラズマ放電により基体に薄膜を成膜する際に反応室内に
付着した薄膜をエッチング性ガスのプラズマ放電により
クリーニングしたのち、成膜用ガスのプラズマ放電によ
り反応室内を絶縁膜または半導体膜でコーティングする
CVD装置の反応室のコーティング方法において、成膜
用ガスのプラズマ放電を成膜用ガスの圧力が異なる複数
段階に分けておこない、この複数段階の成膜用ガスの圧
力差を0.1Torr以上、4Torr以下とするか、あるいは
成膜用ガスのプラズマ放電を電極間隔の異なる複数段階
に分けておこない、この複数段階のプラズマ放電の電極
間隔差を3mm以上、40mm以下とすると、その成膜用ガ
スの圧力あるいは電極間隔の相違により、プラズマ放電
の広がり方が変化し、反応室内の広い範囲にわたり、コ
ーティングを効率よくおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る枚葉式プラズマCV
D装置の構成を示す図である。
【図2】その反応室の構成を示す図である。
【図3】図3(a)ないし(h)はそれぞれこの発明の
一実施例に係るアクティブマトリックス型液晶表示装置
のTFTの製造方法を説明するための図である。
【図4】アクティブマトリックス型液晶表示装置のa−
Si系のTFTの構造を示す図である。
【符号の説明】
1…ガラス絶縁基板 20…窒化シリコン膜 21…非晶質シリコン膜 22…窒化シリコン膜 26〜29…反応室 35…高周波電極 36…接地電極 37…昇降装置 39…ガス供給装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマCVD装置の反応室内でプラズ
    マ放電により基体に薄膜を成膜する際に上記反応室内に
    付着した薄膜を所定圧力のエッチング性ガスのプラズマ
    放電により除去するCVD装置の反応室のクリーニング
    方法において、 上記エッチング性ガスのプラズマ放電をエッチング性ガ
    スの圧力が異なる複数段階に分けておこない、この複数
    段階のエッチング性ガスの圧力差を0.1Torr以上、4
    Torr以下としたことを特徴とするCVD装置の反応室の
    クリーニング方法。
  2. 【請求項2】 プラズマCVD装置の反応室内でプラズ
    マ放電により基体に薄膜を成膜する際に上記反応室内に
    付着した薄膜をエッチング性ガスのプラズマ放電により
    除去するCVD装置の反応室のクリーニング方法におい
    て、 上記エッチング性ガスのプラズマ放電を電極間隔の異な
    る複数段階に分けておこない、この複数段階のプラズマ
    放電の電極間隔差を3mm以上、40mm以下としたことを
    特徴とするCVD装置の反応室のクリーニング方法。
  3. 【請求項3】 プラズマCVD装置の反応室内でプラズ
    マ放電により基体に薄膜を成膜する際に上記反応室内に
    付着した薄膜をエッチング性ガスのプラズマ放電により
    クリーニングしたのち、成膜用ガスのプラズマ放電によ
    り上記反応室内を絶縁膜または半導体膜でコーティング
    するCVD装置の反応室のコーティング方法において、 上記成膜用ガスのプラズマ放電を成膜用ガスの圧力が異
    なる複数段階に分けておこない、この複数段階の成膜用
    ガスの圧力差を0.1Torr以上、4Torr以下としたこと
    を特徴とするCVD装置の反応室のコーティング方法。
  4. 【請求項4】 プラズマCVD装置の反応室内でプラズ
    マ放電により基体に薄膜を成膜する際に上記反応室内に
    付着した薄膜をエッチング性ガスのプラズマ放電により
    クリーニングしたのち、成膜用ガスのプラズマ放電によ
    り上記反応室内を絶縁膜または半導体膜でコーティング
    するCVD装置の反応室のコーティング方法において、 上記成膜用ガスのプラズマ放電を電極間隔の異なる複数
    段階に分けておこない、この複数段階のプラズマ放電の
    電極間隔差を3mm以上、40mm以下としたことを特徴と
    するCVD装置の反応室のコーティング方法。
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