JPH08317097A - シート材給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材給送装置及び画像形成装置

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JPH08317097A
JPH08317097A JP7121746A JP12174695A JPH08317097A JP H08317097 A JPH08317097 A JP H08317097A JP 7121746 A JP7121746 A JP 7121746A JP 12174695 A JP12174695 A JP 12174695A JP H08317097 A JPH08317097 A JP H08317097A
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JP
Japan
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sheet material
sheet
feeding
opening
paper feed
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Application number
JP7121746A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Tonomura
外村尚之
Takahiro Sakamoto
坂本孝弘
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート材が給紙ローラと摩擦パッドの間に多
数枚挟み込まれた状態で、給紙動作の開始による給紙軸
及びクラッチの破損を防止する。 【構成】 開閉カバー21が開かれ、シート材積載トレ
イ25にシート材がある場合は、操作部の表示部にシー
ト材を取り除くようにユーザーに注意を促す。更に、装
置全体201に配置されたスピーカ29から警告音を発
生する。警告にかかわらず、ユーザーがシート材を取り
除かないで開閉カバー21を閉じてしまった場合、給紙
動作を開始不能にする。具体的な制御としては、給紙用
モータを駆動させないようにするか、又は、給紙軸1へ
の動力伝達機構を接断するソレノイドに通電しないよう
にする。これにより、シート材が給紙ローラ2と摩擦パ
ッド16の間に多数枚挟み込まれた状態で、給紙軸1は
回転されず、給紙軸1やクラッチの破損を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積載されているシート材
からシート材を画像形成部へ1枚ずつ分離給送するシー
ト材給送装置を持つ画像形成装置に関する。
【0002】上記においてシート材は、例えば複写機・
プリンタ・印刷機・ファクシミリなどの事務機器、その
他の各種のシート材使用機器において、機器に対して供
給する転写紙・感光紙・感熱紙・静電記録紙・印刷紙・
原稿・カード・封筒などの枚葉紙(カットシート)であ
る。材質は紙には限らない。
【0003】
【従来の技術】複写機などの事務機器の給紙装置(シー
ト材給紙装置)において、転写紙・感光紙などのシート
材(用紙)は、シート材受け基板上に多数枚積載されて
おり、給紙ローラ等の給紙手段によりこのシート材堆積
体からシート材を1枚ずつ次工程にむけて分離給送する
ようにしている。そして、本体装置ではシート材給送装
置から給送されたシート材を次の搬送手段であるレジス
トローラによって画像形成部に搬送し、そのシート材に
画像形成する。
【0004】図11〜13に、上記のような構成のシー
ト材給送装置を備えた画像形成装置の従来例を示す。図
11はシート材給送装置を内部に配置した開閉カバーの
縦断面図、図12はその開閉カバーが開放された状態の
縦断面図、図13はシート材給送装置の斜視図を示して
ある。
【0005】101は給紙軸であり、開閉カバー121
の不図示の左右の軸受部に回転自由に軸受支持させてあ
る。102は芯筒108の外周に一体に形成されたゴム
製等の給紙ローラであり、芯筒108内に給紙軸101
を貫通させて、給紙軸101に沿う移動は規制し、給紙
軸101に回転自在に軸支されている。
【0006】103は給紙軸101の図面右端部に、給
紙軸101に沿う移動は規制して、回転自在に支持させ
たクラッチギア103であり、不図示のモータによって
駆動される駆動ギア110が噛み合っていて該駆動ギア
110により図13上反時計回りに回転力を受ける。
【0007】104は不図示のクラッチバネの外側にル
ーズに嵌合された制御環である。制御環104の外周に
は爪部が1ヶ所形成され、フラッパ105の第1の爪部
105aが係脱する。
【0008】以上の部材103・104を一体として公
知の1回転バネクラッチ(以下、第1のバネクラッチB
とする)が構成されている。
【0009】給紙ローラ102の芯筒108は図面上そ
の右端部を給紙ローラ102の右端部から外方向に延長
させてあり、その延長芯筒部の右端部に近接させて給紙
軸101に同心一体に固定したバネ巻き胴106を設け
てある。延長芯筒部108とバネ巻き胴106は略同じ
外形を有する。この延長芯筒部108とバネ巻き胴10
6の両者に外嵌するようにコイル巻きのクラッチバネ
(不図示)が設けられており、107はそのクラッチバ
ネの外側にルーズに嵌合された制御環である。制御環1
07の外周には細かいピッチで全周面に爪部が形成さ
れ、フラッパ105の第2の爪部105bが係脱する。
【0010】以上の部材106・107・108を一体
として公知の1回転バネクラッチ(以下、第2のバネク
ラッチCとする)が構成されている。
【0011】111は図面上、第1のバネクラッチBと
第2のバネクラッチCの間に位置し、給紙軸101に同
軸に一体に固定されたカムであり、カム111はシート
材積載台109を上下させる機能を有する。
【0012】105はソレノイド114で吸引・吸引解
除されるフラッパであり、前述のようにこのフラッパ1
05の先端部に前記したバネクラッチBの制御環104
の爪部に対する第1の係脱爪部105aと、前記したバ
ネクラッチCの制御環107の爪部に対する第2の係脱
爪部105bが形成されている。
【0013】110はクラッチギアに噛み合う駆動ギア
であり、不図示のモータからの駆動を受け回転される。
【0014】109は給紙ローラの下側に先端辺側を位
置させて配置したシート材積載台であり、このシート材
積載台109は押し上げバネによりその先端辺側が給紙
ローラ102の下面に近接する方向に持ち上げ付勢され
ている。112はこの積載台109上に積載収納したシ
ート材を示している。
【0015】113はシート材1枚分離用の摩擦パッド
であり、シート材積載台109の先端辺側よりもシート
材搬送方向下流で、且つ先端辺側に近傍位置において給
紙ローラ102の下面部にバネで常時加圧するように配
置してある。
【0016】125はシート材収納位置としてのシート
材積載トレイであり、開閉カバー121に対して回動可
能にされ、使用する場合に開閉カバー121に対して開
いた状態にすることでシート材が積載可能となってい
る。
【0017】126はシート材積載トレイ125に収納
可能になっている延長トレイであり、積載するシート材
のサイズが大きくてシート材積載トレイ125に載りき
らない場合にシート材積載トレイ125から引き出すよ
うになっている。
【0018】シート材非給紙状態から給紙信号に基づい
てソレノイド114がオンになると、フラッパ105が
ソレノイド114に吸引されてフラッパ105の第1と
第2の爪部105a・105bがそれぞれ第1と第2の
バネクラッチB・Cの制御環104・107の爪部から
外れる。これにより制御環104・107の引き止めが
解除されることで第1及び第2のバネクラッチB・Cが
何れもオンとなる。
【0019】給紙ローラ102が上述のように第1のバ
ネクラッチBのオンにより回転を開始した給紙軸101
と一体となって図13a方向に回転駆動状態になる。
【0020】また、給紙軸101と一体のカム111も
該給紙軸101の回転に伴い駆動され、シート材積載台
109が押し上げバネにより押し上げられてシート材積
載台109上の積載収納シート材112の先端辺側の上
面が給紙ローラ102の下面に対して接した状態にな
る。
【0021】そして、回転駆動された給紙ローラ102
の下面に対して上記のように接触状態となった積載収納
シート材112の上面に送り出し力が作用して最上位の
シートのみが摩擦パッド113の1枚分離作用により次
位以下のシート材から1枚分離されて給紙ローラ102
と摩擦パッド113の間を通過してシート材積載台10
9上から給送されていく。
【0022】給紙ローラ102の回転により給送された
シート材がレジストローラ115に受け渡されると、ソ
レノイド114がオフにされる。すると、ソレノイド1
14によるフラッパ105の吸引力が解除されて、フラ
ッパ105の第1及び第2の爪部105a・105bが
それぞれ第1及び第2のバネクラッチB・Cの制御環1
04・107の爪部に係合される。
【0023】これにより第2のバネクラッチCがクラッ
チオフ状態になり、給紙ローラ102は給紙軸101と
の接続が切れ、給紙軸101に対して回転フリーの状態
となる。
【0024】また、第1のバネクラッチBは、先のクラ
ッチ−オンから制御環104が1回転駆動して、爪部が
上記の下がり状態になったフラッパ105の第1の爪部
105aに係合して、制御環104が引き止められるこ
とにより、クラッチ−オフとなり、給紙軸101の回転
が停止する。
【0025】給送されたシート材は、第1及び第2のバ
ネクラッチB・Cがオフされた後も、レジストローラ1
15の搬送力によって引き続き搬送が実行されていく。
そのため、給紙ローラ102と摩擦パッド113との間
を給送シート材の後端が抜けるまではシート材のレジス
トローラ115による搬送移動力によって、給紙ローラ
102は回転停止状態の給紙軸101上を連れ回る。
【0026】斜行が補正されたシート材はレジストロー
ラ115によって、感光体ドラム116に形成されたト
ナー像の先端とシート材の先端が一致するように給紙タ
イミングを取り、画像形成部に搬送されるようになって
いる。
【0027】装置本体の一端側には開閉カバー121が
開閉可能に設けられ、前記開閉カバー121内には上述
のシート材給送装置の他に、転写帯電器120と定着部
122と排紙ローラ(不図示)が配置されている。該転
写帯電器120で前記給紙部から給送されたシート材に
感光体ドラム116表面に形成されたトナー像を転写し
た後、定着部122でシート材に該トナー像を定着し
て、排紙ローラにより排紙トレー(不図示)に排出され
るようになっている。
【0028】開閉カバー121の開放は解除レバー12
3によって行うようになっている。解除レバー123は
定着部122に設けられ、ねじりコイルバネ124によ
って付勢されている。解除レバー123の先端部はフッ
ク形状になっていて、装置本体のフレームに係合し、他
端はユーザーが指を掛けることのできる形状になってい
る。
【0029】また、画像形成部の感光体ドラム116・
一次帯電手段117・現像装置118・クリーニング装
置119の4つのプロセス機器とトナーは、一括して装
置本体に対して着脱自在のプロセスカートリッジKとし
て構成されている。そして、開閉カバー121を開くこ
とによって、前記プロセスカートリッジKを装置本体の
外に引出して交換できるようになっている。
【0030】さらに開閉カバー121を開くことによっ
て定着器122・転写帯電器120は装置本体から離間
できるため、シート材搬送経路が大きく解放されること
でジャムしたシート材の除去を容易に行うことができ
る。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来はシート
材積載トレイ125にシート材112が積載されたまま
で、記録カートリッジ交換及びジャム処理をするために
開閉カバー121を開くと、図12のように積載された
シート材112は折曲げられることでシート材112の
束が捌かれ、シート材先端部が装置本体に入り込んでし
まう。その状態でユーザーが気付かずに開閉カバー12
1を閉じると、給紙ローラ102と分離パッド113の
間にシート材112が多数枚挟まれてしまう。すると、
給紙軸101に力が掛かり撓みが発生する。給紙軸10
1は、ある程度の弾力性を持っているため掛かる力がそ
れほど大きくなければ、開閉カバー121を再び開けば
元に戻る。
【0032】しかし、給紙ローラ102と摩擦パッド1
13の間にシート材112が多数枚挟まれたままで給紙
動作を行うと、給紙ローラ102は非常に大きな力で停
止させられているため、給紙軸101に配置されている
バネクラッチB・Cによる駆動力により、給紙軸101
が大きくねじれてしまう。もしくは、バネクラッチB・
Cが伝達可能な駆動力より給紙ローラ102が止められ
ている力が大きい場合、バネクラッチB・Cが破損する
恐れがあった。
【0033】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上述の
点に鑑みて提案されたもので、本体装置は開閉可能な開
閉カバーを持ち、前記開閉カバーに前記開閉カバーに対
して開閉可能なシート材を積載するシート材収納装置と
前記本体装置にシート材を1枚分離・給送するシート材
給送装置を配置し、前記シート材収納装置にシート材が
積載された状態で、前記開閉カバーの開閉動作を行った
場合、前記シート材給送装置からのシート材の給送を開
始不能としたことを特徴とする。
【0034】また、前記シート材収納装置にシート材が
積載された状態で、前記開閉カバーを前記装置本体から
開放された場合、前記装置本体に配置された操作部にユ
ーザーに対し警告表示をすることを特徴とする。
【0035】さらに、前記シート材収納装置にシート材
が積載された状態で、前記開閉カバーを前記装置本体か
ら開放された場合、前記装置本体に配置された音声発生
装置から警告音を発生させることを特徴とする。
【0036】
【作用】上記構成において、ユーザーが前記シート材収
納装置にシート材が積載された状態で前記開閉カバーを
装置本体から開放を行うと、警告音及び操作部の表示に
よって、シート材積載台に積載されたシート材を取り除
くのを忘れることが少なくなる。
【0037】また、シート材を取り除くのを忘れて開閉
カバーを閉めてしまっても次の給紙動作を開始不能にす
ることで、シート材が給紙ローラと摩擦パッドの間に多
数枚挟み込まれた状態で給紙軸が回転されないため、給
紙軸及びバネクラッチの破損が防げる。
【0038】
【実施例】まず図9及び図10を参照して本発明に従っ
て構成した一実施例としてのファクシミリ装置全体の概
略を説明すると、装置本体201の上面カバーは原稿S
を複数枚積載することができる原稿載置台202に形成
されており、該装置本体201の上面一端側(図9左
側)に該原稿載置台202から搬送された原稿Sの画像
情報を読取る光学読取系203が配置され、また該読取
系203の下方位置にレーザービームプリンタからなる
記録系204が配置されている。また装置本体201の
上面には操作パネル216等が配置されている。装置左
端側(図9)には画像形成部、シート材収納部、シート
材給送部からなる開閉カバー21が配置されている。
【0039】前記光学読取系203は、原稿載置台20
2上に積層した原稿Sを予備搬送押圧片203aと圧接
した予備搬送ローラ203b及び分離押圧片203cと
圧接した分離ローラ203dで一枚ずつ分離し、更に給
紙コロ203eと圧接した主搬送ローラ203f等でコ
ンタクトセンサ(密着型センサ)205に搬送し、押圧
手段206で原稿Sを該密着型センサ205に押圧して
密着させつつ原稿Sの画像情報を読取った後、原稿Sを
排紙コロ203gと圧接した排紙ローラ203hによっ
て原稿排紙トレー207に排出するが如く構成されてな
るものである。コントロール部208は、読取った画像
情報をファクシミリモードの場合に他機の記録部に、ま
たコピーモードと受信時の場合は自己の記録系204に
それぞれ送信するが如く構成されてなるものである。
【0040】なお、原稿載置台202には原稿Sの搬送
方向と直角方向(原稿Sの幅方向)にスライド可能なス
ライダー202aが設けられていて、該スライダー20
2aによって原稿載置台202上に載置された原稿Sの
両サイドを揃えることが出来るようになっている。
【0041】また前記記録系204は、前記密着型セン
サ205の画像信号に基づいてレーザービーム発振器か
ら変調信号を射出し、該変調ビームをポリゴンミラー2
09によって画像形成部210の感光体ドラム210a
に走査光を照射して、該感光体ドラム210a表面に画
像情報を形成する如く構成されてなるものである。
【0042】前記感光体ドラム210aは一次帯電器2
10bと現像ローラ210cとクリーニングブレード2
10dが共に記録カートリッジ210e内に一体に組込
まれていて、装置本体201に対して着脱自在に構成さ
れている。そして感光体ドラム210aの表面は一次帯
電器210bにより均一に帯電され、該表面に前記ポリ
ゴンミラー209から走査光が照射されると潜像が形成
され、該潜像が現像ローラ210cから供給されるトナ
ーによって顕像化されるようになっている。
【0043】前記装置本体201の下面にはカセット2
11が設けられていて、該カセット211を装置本体前
面に水平方向に引き出すことにより、カセット上部を開
口しシート材Pをカセット内に積載できる。押し上げバ
ネ211aにより中板211bが常時加圧状態のため、
分離爪211cが自重で積載シート材Pの先端辺側隅角
部に乗かった状態となり、シート材1枚1枚宛分離爪と
して機能する状態となる。カセット211を装置本体2
10に押し込むと、欠円形の給紙ローラ212がシート
材給送方向に回転駆動され、積載シート材Pの最上部の
シート材P1に摩擦力で給紙方向への送り出し力が作用
する。送りを掛けられた最上部のシート材P1は前進し
ようとするが、その先端辺左右の隅角部が分離爪211
cで受けとめられていて前方への移動が阻止されてい
る。そのために給紙ローラ212の回転に伴いこの最上
部シート材P1について分離爪211cと給紙ローラ2
12との間の分離爪寄り部分にシート材のコシの強さに
抗してたわみループができる。
【0044】このたわみループの大きさがある程度以上
になると、たわみをもとに戻そうとする反発力により、
最上部シート材P1の分離爪211cで押えられている
先端辺左右の隅角部分が、分離爪211cの下面部から
上面部へ自然に抜け外れて分離爪211cを乗越える。
即ち積載シート材Pの最上部シート材P1のみが、上記
たわみループの形成で分離爪211cの拘束から開放さ
れて次位以下のシート材から1枚だけ分離給送されてい
く。
【0045】次いでレジストローラ対19に中継ぎされ
たシート材は、前記感光体ドラム210aに形成された
トナー像の先端と記録シートP’の先端が一致するよう
に給紙タイミングを取り、画像形成部210に搬送され
るようになっている。
【0046】また、214は装置本体下部に配置された
オプションフィーダであり、本体と同一のカセット21
1を収納でき、図10に示すように本体に対して着脱可
能になっている。シート材は本体と同一の欠月形給紙ロ
ーラ212によって1枚ずつ分離して、この分離された
シート材Pをオプションフィーダ搬送ローラ対214a
によりレジストローラ19へ搬送される。それ以降の動
作は前記本体カセット給紙と同一である。
【0047】前記装置本体201の左側には開閉可能な
開閉カバー21が設けられていて、該開閉カバー21に
はシート材給送装置が配置されている。図5〜8に、本
発明に従う一実施例の画像形成装置のシート材給送装置
を示している。これらの図に基づいて給紙動作を説明す
る。図5はその要部の斜視図、図6は横断面図、図7は
側面図、図8は縦断面図を示してある。
【0048】1は給紙軸であり、板金をコの字曲げにし
て形成されており、開閉カバー21の不図示の左右の軸
受部に回転自由に軸受支持させてある。
【0049】2は芯筒の外周に一体に形成されたゴム製
の給紙ローラであり、芯筒内に給紙軸1を挿通させ、給
紙軸1に沿う移動は規制し、給紙軸1と常に一体に駆動
するようにさせてある。
【0050】3は給紙軸1の図面上右端部に、給紙軸1
に沿う移動は規制して、回転自在に支持させたクラッチ
ギアであり、不図示のモータによって駆動される駆動ギ
ア12が噛み合っていて該駆動ギア12により図5上反
時計回りに回転力を受ける。
【0051】3aはクラッチギアに同心一体のバネ巻き
胴、4はこのバネ巻き胴3aに近接させて給紙軸1に同
軸に一体に固定したバネ巻き胴であり、両バネ巻き胴は
略同じ外形を有する。5はこの両バネ巻き胴に外嵌した
コイル巻きのクラッチバネ、6はそのクラッチバネ5の
外側にルーズに嵌合された制御環である。クラッチバネ
5の一端部はバネ巻き胴4に嵌合され、また、他端は制
御環6に係止され、クラッチバネ5は反時計方向に回転
したときのみクラッチバネ5の締め付け力で給紙軸1に
バネ巻き胴4を介したクラッチギア3の駆動力を伝達す
るようになっている。制御環6の外周には細かいピッチ
で全周面に爪部が形成され、フラッパ7の第1の爪部7
aが係脱する。
【0052】8は歯の一部を切り欠いた歯車であり、こ
の歯欠け歯車8の両端にそれぞれ、外周の一箇所に爪部
を設けた1回転制御環9と、シート材積載台11を上下
させるカム10とが一体成形してある。
【0053】この歯欠け歯車・制御環・カムの一体成形
物は給紙軸1に同軸に一体に固定し、給紙軸1長手に沿
う移動は規制されたカラー20に回転自在に外嵌支持さ
れている。制御環9の爪部9aにはフラッパの第2の爪
部7bが係脱する。
【0054】7はソレノイドで吸引・吸引解除されるフ
ラッパであり、前述のようにこのフラッパ7の先端部に
前記したバネクラッチAの制御環6の爪部に対する第1
の係脱爪部7aと、前記した歯欠け歯車・制御環・カム
の一体成形物の制御環9の爪部に対する第2の係脱爪部
7bが形成されている。
【0055】12はクラッチギア3と歯欠けギア8両方
に噛み合う駆動ギアであり、クラッチギア3に対して歯
欠けギア8の方を減速するようにし、不図示のモータか
らの駆動を受け回転される。
【0056】11は給紙ローラ2の下側に先端辺側を位
置させて配置したシート材積載台であり、このシート材
積載台11は押し上げバネ14によりその先端辺側が給
紙ローラ2の下面に近接する方向に持ち上げ付勢されて
いる。15はこのシート材積載台11上に積載収納した
シート材を示している。27は積載台上に積載収納した
シート材15のサイドを規制する用紙ガイドである。
【0057】13はシート材積載台11に回転自在に設
けられたコロであり、歯欠け歯車・制御環・カムの一体
成形物のカム10と滑らかに摺動する。
【0058】16はシート材1枚分離用の摩擦パッドで
あり、シート材積載台11の先端辺側よりもシート材搬
送方向下流で、且つ先端辺側に近傍位置において給紙ロ
ーラ2の下面部にバネ17で常時加圧接触するように配
置してある。
【0059】25はシート材収納装置としてのシート材
積載トレイであり、開閉カバー21に対して回動可能に
され、使用する場合に開閉カバー21に対して開いた状
態にすることでシート材が積載可能となっている。
【0060】26はシート材積載トレイ25に収納可能
になっている延長トレイであり、積載するシート材のサ
イズが大きくてシート材積載トレイ25に載りきらない
場合に、シート材積載トレイ25から引き出すようにな
っている。
【0061】〈非給紙時〉シート材非給紙時はソレノイ
ド18がオフ(非通電)であり、フラッパ7が引き下げ
られていて、先端側の第1と第2の爪部がそれぞれバネ
クラッチAの制御環6の爪部と歯欠けギアと一体の1回
転制御環9の爪部9aに係合している(図6の実線示の
状態)。
【0062】そのためバネクラッチAはクラッチバネ5
がバネ巻き胴3aに対して緩み状態(クラッチオフ状
態)に保持されることで、クラッチギア3はバネ巻き胴
4上を空転して給紙軸1には駆動力が伝達されず、給紙
軸1即ち給紙ローラ2は回転停止状態に保たれている。
【0063】また、カム10は大径部が下向きの回転角
位置にあり、シート材積載台11に設けられたコロ13
とカム10の下向き大径部の先端が当接することで、シ
ート材積載台11を押し上げバネ14に抗して所定の位
置に押下げる(図5・7)。この場合、カム10はシー
ト材積載台11の押し下げ反力で給紙軸1を中心に図7
の矢印a方向に回転モーメントFaが働いて、シート材
載置台11から自然に逃げ回動をしようとしているが、
1回転制御環9の爪部9aにフラッパ7の第2の爪部7
bが係合しているので、そのカム10の逃げ回動が阻止
され、シート材積載台11は所定の押下げ位置に安定し
て保持されて、シート材積載台11の積載シート15の
上面は給紙ローラに対して非接触の離間状態に保たれて
いる。
【0064】カム10のこの回動角位置において、歯欠
け歯車8はその歯欠け部8aが駆動ギア12に対応位置
していて(図7)、駆動ギア12に対して噛み合わない
状態にあり、駆動力の伝達を受けない。
【0065】〈給紙開始時〉シート材非給紙状態から給
紙信号に基づいてソレノイド18がオンになると、フラ
ッパ7がソレノイド18に吸引されてフラッパ7の第1
の爪部7aがバネクラッチAの制御環6の爪部から外れ
て、クラッチバネ5がバネ巻き胴3aに対して巻き占め
状態になり、駆動ギア12で回転力を受けているクラッ
チギア3がバネ巻き胴3a・クラッチバネ5・バネ巻き
胴4を介して給紙軸1と接続されることによって、給紙
軸1がクラッチギア3と一体に図5a方向に回転駆動状
態になる。
【0066】また1回転制御環9の係止解除によりカム
10がシート材積載台11の押下げ反力で受けている前
記の回転モーメントFaにより、給紙軸1を中心にa方
向に回動し、これに伴い互いに一体の歯欠け歯車・制御
環も給紙軸1を中心にa方向に回動し、その回動初期に
おいてカム10の下端がシート材積載台11に設けられ
たコロ13と接触しながら逃げ回動してシート材積載台
11のカム10による押下げ保持状態が解除される。
【0067】その解除によりシート材積載台11が押し
上げバネ14により押し上げられてシート材積載台11
上の積載収納シート材15の先端辺側の上面が給紙ロー
ラ2の下面に対して接した状態になる。(図8)またカ
ム10の上記の逃げに伴う歯欠け歯車のa方向への回動
で歯欠け歯車8が駆動歯車12に噛み合った状態にな
り、その後は駆動歯車12により歯欠け歯車8及びこれ
一体の制御環・カムがa方向に回転駆動される。(図
7)そして、回転駆動された給紙ローラ2の下面に対し
て上記のようにシート材積載台11の押下げ解除による
シート材積載台11の上昇で接触状態となった積載収納
シート材15の上面に送り出し力が作用して、最上位の
シートのみが摩擦パッド16の1枚分離作用により次位
以下のシート材から1枚分離されて、給紙ローラ2と摩
擦パッド16の間を通過してシート材積載台11上から
給送されていく。
【0068】給送されたシート材は給紙下流側に配置さ
れたレジストローラ19に突き当たり、所定のループを
形成するまで搬送され、シート材の斜行を補正するよう
になっている。そして、斜行等が補正されたシート材
は、レジストローラ19によって画像形成部210に搬
送される。
【0069】〈給紙動作終了時〉給紙ローラ2の回転に
より給送されたシート材がレジストローラ19に受け渡
されると、ソレノイド18がオフにされる。すると、ソ
レノイド18によるフラッパ7の吸引力が解除されて、
フラッパ7の第1の爪部7aがバネクラッチAの制御環
6の爪部に係合して制御環6を引き止めることで、クラ
ッチバネ5がバネ巻き胴3a上を緩み状態(クラッチオ
フ状態)に保持されることで、クラッチギア3はバネ巻
き胴4上を空転して給紙軸1には駆動力が伝達されず、
給紙ローラ2への回転駆動の伝達が停止される。
【0070】給送されたシート材はバネクラッチAがオ
フされた後もレジストローラ19の搬送力によって引き
続き搬送が実行されていく。給紙ローラ2はバネクラッ
チAがオフしても、給紙ローラ2と摩擦パッド16との
間を給送シート材の後端が抜けるまでは、シート材のレ
ジストローラ19による搬送移動力によって、給紙軸1
及び給紙軸1と一体に回転するように固定された給紙ロ
ーラ2は、給紙軸1に固定されたバネ巻き胴部分4がク
ラッチバネ5と空回転して連れ回り状態となる。
【0071】一方、歯欠け歯車8はバネクラッチAのオ
フによって給紙軸1への回転駆動が伝達されなくなって
も、駆動ギア12と噛み合っているために給紙軸1に設
けられたカラー20上をa方向に制御環・カムと一体に
回転され、歯欠け歯車8はその歯欠け部8aが駆動ギア
12に対して噛み合わない状態になるまで1回転駆動さ
れる。それにより、カム10の大径部が再び下向きとな
って、シート材積載台11に設けられたコロ13と圧接
し、シート材積載台11をバネ14に抗して押下げてシ
ート材積載台11上の積載収納シート材15が給紙ロー
ラ2に対して非接触に離間状態にする。
【0072】そして、歯欠け歯車8の歯欠け部8aが駆
動ギア12に対して噛み合わない状態になり、駆動力の
伝達を受けない回転角になると、歯欠け歯車8は駆動ギ
ア12とは縁が切れて回転駆動が受けられなくなるが、
カム10がシート材積載台11の押下げ反力でa方向へ
の回転モーメントFaを受けることによって、一体の歯
欠け歯車・制御環・カムは引き続きa方向に回動し、そ
の回動過程で1回転制御環9の爪部9aがソレノイド1
8がオフになっていることによって、既に下がっている
フラッパ7の第2の爪部7bに到達して係合するに至
り、1回転制御環9の回動が引き止められる。
【0073】即ち互いに一体の歯欠け歯車・制御環・カ
ムのそれ以上の回動が阻止されて、シート材積載台11
のカム10による所定の押下げ状態(図5・6)が安定
に保持される。
【0074】上記の動作サイクルが給紙信号毎に繰り返
されてシート材の1枚分離給送が順次実行される。
【0075】次いでレジストローラ対19に中継ぎされ
たシート材は、前記感光体ドラム210aに形成された
トナー像の先端と記録シートP’の先端が一致するよう
に給紙タイミングを取り、画像形成部210に搬送され
るようになっている。
【0076】前記画像形成部210の感光体ドラム21
0a周辺部には転写帯電器210fが配置され、転写帯
電器210fで前記給紙部から給送された記録シート
P’に感光体ドラム210a表面に形成されたトナー像
を転写する。
【0077】開閉カバー21上部には定着器31が配置
されており、定着器31にはトナー像を載せただけのシ
ート材を押圧し熱を加えることによりトナーを溶着させ
シート材に永久画像として残すための定着ローラ31a
と加圧ローラ31bが配置されている。定着ローラ31
aと加圧ローラ31bは定着フレーム31cの不図示の
左右の軸受部に回転自由に軸受支持させてある。定着ロ
ーラ31a及び加圧ローラ31bは非常に温度が上がる
ため、軸受はそのような環境下でも摺動性が良好な材質
を使用している。
【0078】定着器31により永久画像が定着された記
録シートP’は、排紙ローラ215により装置本体20
1の一側面に着脱自在に設けた排紙トレー213に排出
されるようになっている。
【0079】次に、シート材給送装置が配置された開閉
カバー21の開閉動作について図1〜4を用いて説明す
る。図1はジャム処理を行う場合のフローチャート図、
図2は装置本体に配置されている操作部の上面図、図3
はシート材給送装置の紙有り無し検知の詳細図、図4は
開閉カバーに配置されている定着器の側面図を示してい
る。
【0080】22は定着フレーム31cを貫通し開閉カ
バー21に対して位置決めに使用しているシャフトであ
る。シャフト22が有ることにより開閉カバー21全体
の剛性が確保できるようになっている。
【0081】23はシャフト22に取り付けられた開閉
カバー21の開閉を行うための解除レバーであり、シャ
フト22を中心に回動可能となっている。解除レバー2
3はねじりコイルバネ24によって付勢されている。解
除レバー23の先端部23aはフック形状になってい
て、装置本体201のフレームに係合している。開閉カ
バー21を開ける際は解除レバー23の指掛け部23b
を持ち、図4において時計方向に持ち上げることで装置
本体フレームとの係合が解除される。
【0082】転写帯電器210fは装置本体201のフ
レームに形成されたスリットに入り込んで位置決めされ
るようになっているため、感光体ドラムとの位置精度が
良くなり、高品位の画像が得られる。しかし、開閉カバ
ー21を開けようとしても、転写帯電器210fが装置
本体201のフレームから外れないため、開閉カバー2
1を開くことができない。そこで、解除レバー23を持
ち上げることにより、解除レバー23のフック形状部2
3aが転写帯電器210fを押下げながら、開閉カバー
21が開かれようとすることで、装置本体フレームのス
リットから転写帯電器210fが外れ、開閉カバー21
が完全に装置本体201から開放される。
【0083】28はシート材積載トレイ上に載せられる
シート材の有無を検知するためのアクチュエータであ
り、シート材がある場合は図3における2点鎖線図のよ
うに動作し、開閉カバー21に取り付けられたフォトイ
ンタラプタ30を遮るようになっている。フォトインタ
ラプタ30は赤外線を使用し検知を行っているため、ア
クチュエータ28は赤外線を通さない材質にされてい
る。
【0084】29は音声発生装置としてのスピーカであ
り、コントロール部208からの信号により通信が終了
した場合や、画像形成部210に記録紙が詰まった場合
などに様々な音声を発生するようになっている。
【0085】従来、シート材積載トレイ25にシート材
15が積載されたままで、記録カートリッジ210e交
換及びジャム処理をするために開閉カバー21を開く
と、積載されたシート材15は折曲げられることでシー
ト材15の束が捌かれ、シート材先端部が装置本体20
1に入り込んでしまう。その状態でユーザーが気付かず
に開閉カバー21を閉じると、給紙ローラ2と摩擦パッ
ド16の間にシート材15が多数枚挟まれてしまう。す
ると、給紙軸1に力が掛かり撓みが発生する。給紙軸1
は、ある程度の弾力性を持っているため、掛かる力がそ
れほど大きくなければ、開閉カバー21を再び開けば元
に戻る。
【0086】しかし、給紙ローラ2と摩擦パッド16の
間にシート材15が多数枚挟まれたままで給紙動作を行
うと、給紙ローラ2は非常に大きな力で停止させられて
いるため、給紙軸1に配置されているバネクラッチAに
よる駆動力により、給紙軸1が大きくねじれてしまう。
もしくは、バネクラッチAが伝達可能な駆動力より給紙
ローラ2が止められている力が大きい場合、バネクラッ
チAが破損する恐れがあった。
【0087】そこで、上記問題を解決するための本発明
の開閉カバー21の開閉動作を図1のフローチャート図
によって説明をする。
【0088】ステップS1で開閉カバー21が開かれて
いるか、閉じられているかが判断される。ここで、開閉
カバー21が開かれていると判断された場合は、ステッ
プS2に進み、シート材積載トレイ25にシート材15
が積載されているかを判断する制御が行われる。ステッ
プS3でシート材積載トレイ25にシート材15が無い
と判断された場合は、前述の問題は発生しないためステ
ップS10に進み、ユーザーはジャムした記録紙を装置
本体201から取り除く、または記録カートリッジ21
0eを交換してから開閉カバー21を閉じる。
【0089】ステップS3でシート材積載トレイ25に
シート材15があると判断された場合は、ステップS4
に進み、図2に示すように操作部216の表示部216
aにシート材積載トレイ25に積載されたシート材15
を取り除くようにユーザーに注意を促す。さらに、ステ
ップS5に示すように装置本体201に配置されたスピ
ーカ29から警告音を発し、ユーザーがシート材積載ト
レイ25からシート材15を取り除くのを促すようにす
る。
【0090】この時点でユーザーが、シート材積載トレ
イ25からシート材15を取り除いたかをステップS6
で判断する。ユーザーがシート材積載トレイ25上に積
載されたシート材15を取り除くと、アクチュエータ2
8は図3の2点鎖線の状態から実線の状態になる。従っ
て、フォトインタラプタ30の赤外線をアクチュエータ
28が遮らない状態になり、装置本体201のコントロ
ール部208にシート材15が無いという信号が送られ
る。その信号に基づいてステップS7で、スピーカ29
からの警告音を停止させ、操作部216の警告表示21
6aを消す。そして前述のステップS10に進み、ユー
ザーはジャムした記録紙を装置本体201から取り除
く、または記録カートリッジ210eを交換してから開
閉カバー21を閉じる。
【0091】しかし、ステップS8に示すようにユーザ
ーがシート材積載トレイ25上に積載されたシート材1
5を取り除かないで開閉カバー21を閉じてしまった場
合、ステップS9に示すように給紙動作を開始不能にさ
せる。具体的な制御としては、モータ(不図示)を駆動
させないようにする。または、ソレノイド18に通電さ
れないようにする。これにより、シート材15が給紙ロ
ーラ2と摩擦パッド16の間に多数枚挟み込まれた状態
で、給紙軸1は回転されず、給紙軸1やバネクラッチA
の破損を防ぐことができる。
【0092】この状態から、ユーザーが開閉カバー21
を開くことにより撓んだ状態の給紙軸1は弾性によって
元の状態に回復する。その後、シート材積載トレイ25
上に積載されたシート材15を取り除いたかを判断する
前途のステップS6に進む。ユーザーは給紙開始不能と
なった原因を操作部216の警告表示216a(図2)
から判断し、シート材積載トレイ25からシート材15
を取り除く。その後のステップS7、S10は説明した
通りである。
【0093】以上のように、ユーザーが前記シート材収
納装置にシート材15が積載された状態で前記開閉カバ
ー21を装置本体201から開放を行うと、警告音及び
操作部216の表示216aによって、シート材積載ト
レイ25に積載されたシート材15を取り除くのが忘れ
ることが少なくなる。
【0094】また、シート材15を取り除くのを忘れて
開閉カバー21を閉めてしまっても、次の給紙動作を開
始不能にすることで、シート材15が給紙ローラ2と摩
擦パッド16の間に挟み込まれた状態で給紙軸1が回転
されないため、給紙軸1及びバネクラッチAの破損が防
げる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本体装置は開閉可能な開閉カバーを持ち、前記開閉カバ
ーに前記開閉カバーに対して開閉可能なシート材を積載
するシート材収納装置と前記本体装置にシート材を1枚
分離・給送するシート材給送装置を配置し、前記シート
材収納装置にシート材が積載された状態で、前記開閉カ
バーの開閉動作を行った場合、前記シート材給送装置か
らのシート材を給送を開始不能とする。
【0096】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記シート材収納装置にシート材が積載された状態で、前
記開閉カバーを前記装置本体から開放された場合、前記
装置本体に配置された操作部にユーザーに対し警告する
表示をする。
【0097】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
前記シート材収納装置にシート材が積載された状態で、
前記開閉カバーを前記装置本体から開放された場合、前
記装置本体に配置された音声発生装置から警告音を発生
させる。
【0098】これにより、ユーザーが開閉カバーを開け
た際、シート材積載トレイ上に積載されたシート材を取
り除くようになる。そのため給紙ローラと摩擦パッドに
シート材が挟まれた状態で開閉カバーを閉じることがな
くなるため、給紙動作により給紙軸が大きくねじれてし
まったり、バネクラッチが破損するといった問題は発生
しない。
【0099】また、積載されたシート材がそのままの状
態で開閉カバーを閉じられ、給紙ローラと摩擦パッドの
間にシート材が多数枚挟まれても、次の給紙動作を開始
させないことにより、給紙軸が大きくねじれてしまった
り、バネクラッチが破損するといった問題を防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像形成装置のジャ
ム処理及び記録カートリッジ交換のフローチャート図。
【図2】同じく操作部の表示部の上面図。
【図3】同じく開閉カバーに配置されているシート材給
送装置の紙有り無し検知の詳細図。
【図4】同じく開閉カバーに配置されている定着器の側
面図。
【図5】同じく開閉カバーに配置されているシート材給
送装置の斜視図。
【図6】同じく開閉カバーに配置されているシート材給
送装置の横断面図。
【図7】同じく開閉カバーに配置されているシート材給
送装置の側面図。
【図8】同じく開閉カバーに配置されているシート材給
送装置の縦断面図。
【図9】本発明の一実施例としてのファクシミリ装置全
体の縦断面図。
【図10】本発明の一実施例としてのファクシミリ装置
全体の斜視図。
【図11】従来装置の一例の開閉カバーの縦断面図。
【図12】従来装置の一例の開閉カバーの開放状態の縦
断面図。
【図13】従来装置の一例の開閉カバーに配置されてい
るシート材給送装置の斜視図。
【符号の説明】
1…給紙軸 2…給紙ローラ 3…クラッチギア 11…シート材積載台 16…摩擦パッド 19…レジストローラ 23…解除レバー 25…シート材積載ト
レイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 510 B41J 29/12 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体装置は開閉可能な開閉カバーを持
    ち、前記開閉カバーは前記開閉カバーに対して開閉可能
    なシート材を積載するシート材収納装置と、前記本体装
    置にシート材を1枚分離・給送するシート材給送装置と
    配置し、前記シート材収納装置にシート材が積載された
    状態で、前記開閉カバーの開閉動作に対処して、前記シ
    ート材給送装置からのシート材の給送を開始不能とした
    ことを特徴とするシート材給送装置。
  2. 【請求項2】 本体装置は開閉可能な開閉カバーを持
    ち、前記開閉カバーに前記開閉カバーに対して開閉可能
    なシート材を積載するシート材収納装置と前記本体装置
    にシート材を1枚分離・給送するシート材給送装置を配
    置し、前記シート材収納装置にシート材が積載された状
    態で、前記開閉カバーの開閉動作に対処して、前記シー
    ト材給送装置からのシート材の給送を開始不能としたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記シート材収納装置にシート材が積載
    された状態で、前記開閉カバーの前記装置本体からの開
    放に対処して、前記装置本体に配置された操作部にユー
    ザーに対し警告表示をすることを特徴とする請求項2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記シート材収納装置にシート材が積載
    された状態で、前記開閉カバーの前記装置本体からの開
    放に対処して、前記装置本体に配置された音声発生装置
    から警告音を発生させることを特徴とする請求項2記載
    の画像形成装置。
JP7121746A 1995-05-19 1995-05-19 シート材給送装置及び画像形成装置 Pending JPH08317097A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6612759B2 (en) 1999-12-07 2003-09-02 Seiko Epson Corporation Printer, printer control method, and medium for storing the control method
JP2005194098A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Xerox Corp 印刷媒体送出しシステム及び印刷媒体送出しシステムを備えたドアアセンブリ

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