JPH08312817A - 吸込防止弁 - Google Patents

吸込防止弁

Info

Publication number
JPH08312817A
JPH08312817A JP14388195A JP14388195A JPH08312817A JP H08312817 A JPH08312817 A JP H08312817A JP 14388195 A JP14388195 A JP 14388195A JP 14388195 A JP14388195 A JP 14388195A JP H08312817 A JPH08312817 A JP H08312817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
seat
fluid inlet
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14388195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetomo Hosomi
英知 細美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP14388195A priority Critical patent/JPH08312817A/ja
Publication of JPH08312817A publication Critical patent/JPH08312817A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Safety Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体出口側が負圧になったときに、流路を遮
断できる機能を備えた吸込防止弁を提供する。 【構成】 中空の弁本体2の一端側に弁座2aを設け、
この弁座2aの内側に圧縮バネ5を介して弁体6を圧接
させ、この弁体6に流体入口3aの端面を当接させると
ともに、前記弁本体2の外側に流体出口3bに通じる流
路3cを形成したケーシング3を設けた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばボイラ等の給
水ラインに挿入し、ボイラ停止中において缶内が負圧と
なったとき満水になるのを防止する吸込防止弁に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の給水ライン等に挿入している逆止
弁31は、図4に示すように、弁体32を収容する弁本
体33に流体入口33aおよび流体出口33bを形成
し、前記流体入口33a側の流路33cに弁座33dを
形成し、この弁座33dに圧縮バネ34を介して前記弁
体32を圧接させている。したがって、流体入口33a
から流入する圧力流体により圧縮バネ34が圧縮され、
弁32が開くことにより流体は流体出口33bより流出
する。そして、流体入口33aからの流体供給が停止す
ると、圧縮バネ34の作用および背圧が弁32にかかる
ことにより弁体32が弁座33dに圧接され、流体出口
33b側からの流体の逆流を阻止する構成となってい
る。
【0003】ところで、図5に示すボイラ35の給水ラ
イン36中に挿入した前記従来の逆止弁31では、ボイ
ラ35が停止中に缶体37内が負圧となり、前記逆止弁
31の圧縮バネ34が圧縮され給水ライン36から水が
供給されて缶体37内が満水状態になることがある。そ
こで、その対策として前記逆止弁31の圧縮バネ係数を
大きくして負圧の圧力に打ち勝てるようにする。また、
蒸気配管中等に真空破壊弁(図示省略)を取り付けて対
策することもある。しかしながら、圧縮バネのバネ係数
を大きくすると給水ポンプ38の能力をアップする必要
があるし、ポンプ能力の早期低下等が問題となる。一
方、真空破壊弁は、缶体37内への空気流入により気水
面の腐食、破壊弁からの蒸気漏れ等の問題があり、破壊
弁の価格も高くコストアップとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
点に鑑み、流体出口側が負圧になったときに、流路を遮
断できる機能を備えた吸込防止弁を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するためになされたものであって、中空の弁本体の
一端側に弁座を設け、この弁座の内側に圧縮バネを介し
て弁体を圧接させ、この弁体に流体入口の端面を当接さ
せるとともに、前記弁本体の外側に流体出口に通じる流
路を形成したケーシングを設けたことを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】この発明によれば、流体入口から流入する圧力
流体により圧縮バネが圧縮され、流体は、弁座と弁体と
の隙間を流通して流体出口より流出する。一方、流体出
口側が負圧になったときは、前記弁体が負圧側に吸引さ
れ、弁体と流体入口の端面が当接されるので流体の流入
を遮断する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、この発明の第1実施例を示すも
ので、この吸込防止弁1の弁本体2の外側にケーシング
3を設け、このケーシング3に流体入口3a,流体出口
3bおよび流路3cを形成し、前記弁本体2をこのケー
シング3の略中央部に配置している。前記弁本体2は、
中空状の円筒で一端側(流体入口側)に環状に形成した
弁座2aを形成し、他端側にバネ受座2bを設けるとと
もに空気室4を形成し、この空気室4と前記弁本体2の
内部を連通する導通穴2cを穿設している。前記弁本体
2の弁座2aの内側に適宜の手段で圧縮バネ5およびバ
ネ受座6aを備えた弁体6を挿入し、前記弁座2aに前
記圧縮バネ5を介して弁体6を圧接させている。そし
て、前記流体入口3aの下流側を所定長さ延長し、前記
弁体6に前記流体入口3aの端面を当接した構成として
いる。符号7は、空気室4に設けたドレン抜きである。
尚、前記弁体6の流体入口3aの受圧面と流路3cの受
圧面との面積比は、流体入口3aの受圧面1に対し流路
3cの受圧面を1以上にするのが好ましい。
【0008】上記構成の吸込防止弁1を例えば図2に示
すボイラ8の給水ライン17に挿入した場合の作用を説
明する。前記吸込防止弁1は、前記給水ライン17に挿
入した逆止弁31の上流側に挿入してある。図3に示す
ボイラ8には、加熱用のバーナ9を備えており、送風機
10にて燃焼用空気を該バーナ9に送るようにしてい
る。前記バーナ9には燃料供給ライン11を接続し、こ
のラインに燃料ポンプ12および燃料用電磁弁13を挿
設している。そして、燃焼のON−OFFは、ボイラ8
の缶内蒸気圧力を検出する圧力検出器14の信号に基づ
いて制御器15により制御する。即ち、缶内蒸気圧力が
高設定圧力を越えるとバーナ9の燃焼を停止し、低設定
圧力を切るとバーナ9の燃焼を開始するように制御して
いる。16は、ボイラ缶内の水位を検出するための水位
検出器であり、この検出器の信号に基づいて、適宜の水
位制御装置により、給水ライン17中の給水ポンプ18
をON−OFFさせて缶内の水位を一定のレベルに保つ
ようにしている。
【0009】前記ボイラ8の稼動中における給水は、給
水ポンプ18の吐出圧により吸込防止弁1の弁体6を押
し下げることによりU字状の流路ができて給水し、給水
ポンプ18が停止し圧力がバランスしたときに前記圧縮
バネ5の作用で前記流路を閉じる。そして、前記ボイラ
8を停止した後、それが夜間で長時間停止し、缶体内が
夜間の冷え込み等により負圧となった場合には、前記給
水ライン17の水を吸引するが、吸込防止弁1が給水を
遮断する。即ち、吸込防止弁1のケーシング3内が負圧
のときは、弁本体2の弁座2aに弁体6が吸引されると
ともに圧縮バネ5の作用で圧接しているので、流体入口
3aからの水の流入を遮断する。したがって、従来の逆
止弁31の圧縮バネ係数を大きくすることや、蒸気配管
中に真空破壊弁等を取り付ける必要もなく、比較的安価
に負圧時の吸込みを防止することができる。尚、前記空
気室4は、前記弁本体2の内部に流体入口3aからの漏
水が入ったときの予備室で適宜ドレン抜き7より排水す
る。
【0010】図3は、この発明の第2実施例を示すもの
で、前記第1実施例と同一部材には同一符号を付し、重
複する説明は省略する。図3の実施例は、前記弁本体2
とケーシング3を一体構造とし、流体入口3aと流体出
口3bとの中間に突出部3dを設けて流路を遮断してい
る。前記流体入口3a側と流体出口3d側の所定個所に
それぞれ弁座2aを設け、この弁座2aに対して交叉す
るように所定の弁本体2を形成している。前記弁座2a
の下面と前記突出部3dとの下面は同一面に形成してあ
る。前記弁本体2の下部外周壁に適宜の手段で空気室4
を備えた蓋部材19を着脱自在に設けている。この蓋部
材19の内側中央部にはバネ受座19aが設けてあり、
このバネ受座19aの中心部に導通穴19bを穿設して
いる。そして、前記弁本体2内には、バネ受座6aおよ
びガイド部6bを備えた弁体6を摺動自在に挿入し、前
記バネ受座6aと前記バネ受座19aとの間に圧縮バネ
5を挿入し、前記弁体6を前記弁座2aおよび突出部3
dの下面に圧接させた構成としている。
【0011】上記第2実施例は、前記第1実施例に比し
流路が複雑でないメリットはあるが、給水時において弁
体6の片側のみに給水ポンプ18からの吐出圧がかかる
ため、図3に示すように、弁体6にガイド6bを付設し
弁体6の傾きを防止するようにしている。尚、吸込防止
弁1の作用は第1実施例と略同様であるので説明を省略
する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、中空の弁本体の一端側に弁座を設け、この弁座の内
側に圧縮バネを介して弁体を圧接させ、この弁体に流体
入口の端面を当接させるとともに、前記弁体の外側に流
体出口に通じる流路を形成したケーシングを設けた構成
の吸込防止弁としたので、流体出口側が負圧になったと
きは、流体入口の端面を弁体が圧接して閉じるので給水
側の水を吸引することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した吸込防止弁の第1実施例を
示す説明図である。
【図2】図1の吸込防止弁をボイラの給水ラインに挿入
したときの説明図である。
【図3】図1の実施例にかわる吸込防止弁の第2実施例
を示す説明図である。
【図4】従来の逆止弁の説明図である。
【図5】図4の逆止弁をボイラの給水ラインに挿入した
ときの説明図である。
【符号の説明】
1 吸込防止弁 2 弁本体 2a 弁座 2c 導通穴 3 ケーシング 3a 流体入口 3b 流体出口 3c 流路 4 空気室 5 圧縮バネ 6 弁体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の弁本体2の一端側に弁座2aを設
    け、この弁座2aの内側に圧縮バネ5を介して弁体6を
    圧接させ、この弁体6に流体入口3aの端面を当接させ
    るとともに、前記弁本体2の外側に流体出口3bに通じ
    る流路3cを形成したケーシング3を設けたことを特徴
    とする吸込防止弁。
JP14388195A 1995-05-17 1995-05-17 吸込防止弁 Pending JPH08312817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14388195A JPH08312817A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 吸込防止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14388195A JPH08312817A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 吸込防止弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08312817A true JPH08312817A (ja) 1996-11-26

Family

ID=15349197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14388195A Pending JPH08312817A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 吸込防止弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08312817A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104428533A (zh) * 2012-06-28 2015-03-18 罗伯特·博世有限公司 活塞燃料泵

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104428533A (zh) * 2012-06-28 2015-03-18 罗伯特·博世有限公司 活塞燃料泵
US10352284B2 (en) 2012-06-28 2019-07-16 Robert Bosch Gmbh Piston fuel pump
US10851752B2 (en) 2012-06-28 2020-12-01 Robert Bosch Gmbh Piston fuel pump and check valve therefore

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2516578A (en) Backflow preventer valve
JPH08312817A (ja) 吸込防止弁
JP2004108655A (ja) 逆流防止装置
JP2869700B2 (ja) 給湯装置
JPH0218425Y2 (ja)
JP4080049B2 (ja) 凍結防止弁
JP4475695B2 (ja) 流量制御弁の漏れ検査方法およびその装置
JPH07122467B2 (ja) 逆止弁装置
JPH0348466Y2 (ja)
JPH09257140A (ja) 逆圧減衰弁
JP5067080B2 (ja) 逆流防止弁とこれを有する逆流防止装置、給湯装置及び給湯システム
JPH11100887A (ja) 真空排水管
JP3360894B2 (ja) 逆流防止装置
JP3908088B2 (ja) 逆流防止装置
JP3844066B2 (ja) 通水装置
JPH07122468B2 (ja) 逆止弁装置
JPH0730954B2 (ja) 湯張り装置
SU1656264A1 (ru) Обратный клапан дл вакуум-трубопровода
JP3793952B2 (ja) 水道管用の給水装置
JPS6240282Y2 (ja)
JPS6119838B2 (ja)
JPH04214150A (ja) フィルタ目詰まり検知機能を有する浴槽用給湯システム
JP2000008428A (ja) 逆流防止弁の排水部集水構造
JP2520848Y2 (ja) 給水装置
JPS6213558B2 (ja)