JPH08312755A - 平行軸歯車対 - Google Patents

平行軸歯車対

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JPH08312755A
JPH08312755A JP11743195A JP11743195A JPH08312755A JP H08312755 A JPH08312755 A JP H08312755A JP 11743195 A JP11743195 A JP 11743195A JP 11743195 A JP11743195 A JP 11743195A JP H08312755 A JPH08312755 A JP H08312755A
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JP
Japan
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pair
gear
meshing
teeth
gears
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JP11743195A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Wada
敏之 和田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転伝達精度が高く、かつ振動/騒音が低い
歯車駆動系を具現化するため、かみあいの区間における
歯のたわみ変動を減少させる。 【構成】 平行軸歯車対である駆動歯車11及び従動歯車
12は、それぞれかみあい率が1.0〜2.0のインボリュート
平歯車によって構成され、駆動歯車11は、矢印A方向に
のみ回転する。駆動歯車11の歯13及び従動歯車12の歯14
には、非接触歯面である歯面13b,14bの一部を切削す
ることにより、歯先部側の二対かみあい領域の一部を切
り欠いた切欠形状部13c,14cが形成されている。切欠
形状部13c,14cが形成された歯13,14は、標準インボ
リュート平歯車と比較して、2点鎖線で示される部分が
欠落していることにより、歯先部側の二対かみあい領域
の剛性が低下している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方の歯車から他方の
歯車に回転を伝達する平行軸歯車対に係り、特に回転の
伝達が静粛に、かつ高精度に行われる平行軸歯車対に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ、ファックス等の代表さ
れる各種の画像形成装置においては、近年、画質向上へ
の要求が高くなっている。この画質向上への要求を実現
するため、その作像プロセスを駆動する駆動系は、より
高精度な回転伝達性能を求められている。また、このよ
うな装置が使用される環境は快適性を求められているた
め、装置自体から発する騒音をより低く抑えることも要
求されている。このため、画像形成装置に用いられる駆
動系は、他の機器と比較して特に低騒音であることが求
められる。従来、このような高精度の回転伝達性能及び
高い静粛性が要求される駆動系においては、その伝達力
のダイナミックレンジの広さ、コスト等から歯車を用い
たものが多く使用されている。
【0003】このような歯車では、主に樹脂成形のもの
が使用され、その高精度伝達/低振動・低騒音を具現化
するため、 歯車の加工精度の向上 はすば歯車/高歯等によるかみあい率の向上 低振動樹脂材料の適用 等の取り組みにより、従来、求める性能を満足させてい
た。
【0004】図8は従来の平行軸歯車対において振動・
騒音が発生する原因についての説明図である。図8(a)
はかみあい区間における平行軸歯車対を示し、図8(b)
はかみあい区間における歯のたわみ量を示す特性図であ
る。1及び2は、それぞれ互いに対となる歯車であり、
歯車1の歯3と歯車2の歯4とが互いにかみ合ってい
る。
【0005】日立評論 41巻に記載されているように、
一対の歯車1,2がかみ合って回転を伝達する場合、作
用線L上を互いの歯3,4の接触点が移動する。そし
て、歯車1,2の回転にともなって、初期の二対かみあ
い区間M2では、歯3,4の二対かみあい領域が互いに
接触し、中期の一対かみあい区間M1では、歯3,4の
一対かみあい領域が互いに接触し、終期の二対かみあい
区間M2では、再び歯3,4の二対かみあい領域が互い
に接触し、かみあいの区間Mの1ピッチが終了する。こ
こで、二対かみあい区間M2と一対かみあい区間M1との
比率は、歯車1,2のかみあい率によって規定されてい
る。
【0006】このとき、図8(b)に示すように、かみあ
いの区間Mにおける歯3,4のたわみ量は、二対かみあ
い区間M2では少なく、一対かみあい区間M1では大きく
なっている。このような、かみあいの区間Mにおける歯
3,4のたわみ量の変動が歯車1,2のねじり振動とな
り、回転伝達誤差を生じさせ、ひいては騒音の原因とな
る。このような回転伝達誤差及び騒音を抑制するため、
前述したの〜の手段を採用した場合、次のような効
果を得ることができる。
【0007】 歯車の加工精度の向上は、幾何学的な
伝達誤差を低減するだけでなく、図8に基づいて説明し
たねじり振動の強制力を低減する効果がある。 かみあい率の向上は、歯3,4の剛性変動を低減す
る効果がありねじり振動を低減させることができる。 低振動樹脂材料の適用は、粘性を増す効果があり、
ねじり振動を低減することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂歯
車では精度の向上には限界があり、また、はすば歯車を
用いた場合には、剛性変動を減少することが可能である
が、伝達効率の観点から使用範囲が限定される。また、
低振動材料を適用することによる振動の低減も、その強
度との兼ね合いから限界がある。
【0009】以上説明したように、従来、歯車対が用い
られた駆動系では、かみあいの区間Mにおける歯3,4
のたわみの影響により、回転伝達精度の向上と振動/騒
音の低減を図ることが困難であった。
【0010】本発明は、回転伝達精度が高く、かつ振動
/騒音が低い歯車駆動系を具現化するため、かみあいの
区間における歯のたわみ変動が少ない平行軸歯車対を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、一対の歯車がかみあう平行
軸歯車対において、前記一対の歯車を、かみあい率が1.
0〜2.0のインボリュート平歯車によって構成し、かつ一
対の歯車のうち少なくとも一方の歯車が、標準インボリ
ュート平歯車と比較し、歯における二対かみあい領域の
剛性を低下させる剛性低下手段を備えたことを特徴とす
る。
【0012】さらに、第2の手段は、前記一対の歯車に
よって1方向の回転のみを伝達させ、前記剛性低下手段
を、対の歯に接触する接触歯面とは逆側の非接触歯面か
ら前記二対かみあい領域の一部を切り欠いた切欠形状に
よって構成したことを特徴とする。
【0013】また、第3の手段は、一対の歯車がかみあ
う平行軸歯車対において、前記一対の歯車を、かみあい
率が1.0〜2.0のインボリュート平歯車によって構成し、
かつ一対の歯車のうち少なくとも一方の歯車が、標準イ
ンボリュート平歯車と比較し、歯における一対かみあい
領域の剛性を高くする補強手段を備えたことを特徴とす
る。
【0014】さらに、第4の手段は、前記補強手段を、
前記歯の側面に固定されて前記一対かみあい領域を強化
する板状の部材によって構成したことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記の本発明の第1の手段によれば、平行軸歯
車対において、一対の歯車を、かみあい率が1.0〜2.0の
インボリュート平歯車によって構成し、かつ一対の歯車
のうち少なくとも一方の歯車が、標準インボリュート平
歯車と比較し、歯における二対かみあい領域の剛性を低
下させる剛性低下手段を備えたことにより、かみあいの
区間における歯の剛性変動を抑制することが可能とな
り、回転を伝達する一対の歯車における回転伝達性能及
び静粛性を向上させることが可能となる。
【0016】さらに、第2の手段によれば、1方向の回
転のみを伝達する歯車対では、歯の非接触歯面の一部を
切り欠くことにより、剛性低下手段を簡単に構成するこ
とが可能になる。
【0017】また、第3の手段によれば、一対の歯車が
かみあう平行軸歯車対において、前記一対の歯車を、か
みあい率が1.0〜2.0のインボリュート平歯車によって構
成し、かつ一対の歯車のうち少なくとも一方の歯車が、
標準インボリュート平歯車と比較し、歯における一対か
みあい領域の剛性を高くする補強手段を備えたことによ
り、かみあいの区間における歯の剛性変動を抑制するこ
とが可能となり、回転を伝達する一対の歯車における回
転伝達性能及び静粛性を向上させることが可能となる。
【0018】さらに、第4の手段によれば、歯の側面に
一対かみあい領域を強化する板状の部材を固定すること
により、歯車自体の形状を変化させることなく、歯車に
補強手段を設けることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例の図面に基づいて説明
する。図1は本発明の平行軸歯車対の第1実施例の側面
図、図2は第1実施例の平行軸歯車対における歯の形状
を示す斜視図である。11は駆動歯車、12は従動歯車であ
り、歯車11の歯13と歯車12の歯14とが互いにかみ合って
いる。15及び16は、互いに平行になるように軸支された
駆動軸及び従動軸である。
【0020】平行軸歯車対である駆動歯車11及び従動歯
車12は、それぞれかみあい率が1.0〜2.0のインボリュー
ト平歯車によって構成されている。図2に示すように、
歯13,14の歯先部及び歯元部は、二対かみあい区間M2
でかみあう二対かみあい領域C2となり、この二対かみ
あい領域C2以外の歯13,14のピッチ円付近は、一対か
みあい区間M1でかみあう一対かみあい領域C1となって
いる。さらに、この平行軸歯車対において、駆動歯車11
は、矢印A方向にのみ回転し、従動歯車12は、駆動歯車
11からの駆動力によって矢印B方向にのみ従動回転す
る。このことにより、駆動歯車11の歯13及び従動歯車12
の歯14には、対の歯13,14に接触する歯面13a,14a
と、この歯面13a,14aと逆側の対の歯13,14とは接触
しない歯面13b,14bとが存在する。
【0021】ここで、歯13,14には、非接触歯面である
歯面13b,14bを切削することにより、歯先部側の二対
かみあい領域C2の一部を切り欠いた切欠形状部13c,14
cが形成されている。切欠形状部13c,14cが形成され
た歯13,14は、標準インボリュート平歯車と比較して、
2点鎖線で示される部分が欠落していることにより、歯
先部側の二対かみあい領域C2の剛性が低下している。
【0022】図3は第1実施例の平行軸歯車対のかみあ
い区間における歯のたわみ量を示す特性図である。駆動
歯車11と従動歯車12とが互いにかみあうかみあいの区間
Mにおいては、歯13,14のたわみ量が前述したように二
対かみあい区間M2と一対かみあい区間M1とでステップ
状に変動し、このことにより、歯13,14のねじり振動が
発生し、回転伝達誤差及び騒音を生じさせる原因とな
る。
【0023】第1実施例の平行軸歯車対では、歯13,14
に切欠形状部13c,14cを形成して歯先部側の二対かみ
あい領域C2の剛性を低下させたことにより、二対かみ
あい区間M2における歯13,14のたわみ量が、破線によ
って示される標準インボリュート平歯車の歯のたわみ量
と比較して相対的に大きくなるので、二対かみあい区間
2の歯13,14のたわみ量が、一対かみあい区間M1にお
ける歯13,14のたわみ量に近似するものになり、かみあ
いの区間Mにおける歯13,14のたわみ量の変動が抑制さ
れる。この結果、歯13,14のかみあいにより発生するね
じり振動を抑制することができるので、高精度な回転伝
達が可能になり、かつ回転伝達時の静粛性を向上するこ
とができる。
【0024】図4は本発明の平行軸歯車対の第2実施例
における要部を示す側面図であり、図1及び図2に基づ
いて説明した部材に対応する部材については、同一符号
を付して説明を省略する。第2実施例の平行軸歯車対で
は、駆動歯車11が矢印A1方向及び矢印A2方向のいず
れの方向にも回転可能であり、従動歯車12は、駆動歯車
11の回転方向に応じて矢印B1方向又は矢印B2方向に
回転する。
【0025】歯13,14の歯先部側の二対かみあい領域C
2には、一方の側面から他方の側面に貫通した貫通孔13
d,14dが形成されている。このことにより、歯13,14
においてインボリュート曲面によって形成された歯面の
形状を変形させることなく、歯13,14における歯先部側
の二対かみあい領域C2の剛性を、標準インボリュート
平歯車と比較して低下させることができる。
【0026】上記のように構成された互いにかみあう駆
動歯車11及び従動歯車12においては、それぞれの歯車1
1,12がどちらの方向に回転しようとも、一対かみあい
領域C1と二対かみあい領域C2とは、その回転中心から
接触点までの距離は等距離である。そこで、歯13,14の
歯先部側の二対かみあい領域C2に貫通孔13d,14dを
形成して、二対かみあい領域C2の剛性を低下させるこ
とにより、第1実施例と同様にかみあいの区間Mにおけ
る歯13,14のたわみ量の変動が抑制される。この結果、
歯車11,12が正逆どちらの方向に回転する場合でも、歯
13,14のかみあいにより発生するねじり振動を抑制する
ことができるので、正逆どちらの方向でも高精度な回転
伝達が可能になり、かつ回転伝達時の静粛性を向上する
ことができる。
【0027】以上説明した第1実施例及び第2実施例に
おいては、剛性低下手段である切欠形状部13c,14c又
は貫通孔13d,14dを駆動歯車11及び従動歯車12の双方
に設けたが、一方の歯車11,12にのみ切欠形状部13c,
14c又は貫通孔13d,14dを設けた場合でも、かみあい
の区間Mにおける歯13,14のたわみ変動を抑制できるこ
とは言うまでもない。また、剛性低下手段は、歯13,14
において二対かみあい領域C2を一対かみあい領域C1
り低剛性の材料によって形成することによっても構成可
能である。
【0028】図5は本発明の平行軸歯車対の第3実施例
を示す斜視図、図6は第3実施例の平行軸歯車対におけ
る歯の形状を示す斜視図であり、図1及び図2に基づい
て説明した部材に対応する部材については、同一符号を
付して説明を省略する。21は駆動歯車11の一方の側面に
固定された補強板、22は従動歯車12の一方の側面に固定
された補強板であり、補強板21と補強板22とは、互いに
干渉することを避けるため、それぞれの歯車11,12にお
いて逆側の面に固定されている。補強板21,22は、その
外径が歯車11,12の一対かみあい領域C1の外径よりも
僅かに小さい円形に形成されており、このことにより、
歯車11,12において歯先部側の二対かみあい領域C2
側面には、補強板21,22が接触しないように構成されて
いる。ここで、補強板21,22を歯車11,12の側面に固定
することにより、標準インボリュート平歯車と比較し
て、歯先部側の二対かみあい領域C2の剛性を変化させ
ることなく、一対かみあい領域C1の剛性を高くするこ
とができる。
【0029】図7は第3実施例の平行軸歯車対のかみあ
い区間における歯のたわみ量を示す特性図である。駆動
歯車11と従動歯車12とが互いにかみあうかみあいの区間
Mにおいては、歯13,14のたわみ量が二対かみあい区間
2と一対かみあい区間M1とでステップ状に変動し、こ
のことにより、歯13,14のねじり振動が発生し、回転伝
達誤差及び騒音を生じさる原因となる。
【0030】第3実施例の平行軸歯車対では、歯13,14
の側面にそれぞれ補強板21,22を固定して一対かみあい
領域C1の剛性を高くしたことにより、一対かみあい区
間M1における歯13,14のたわみ量が、破線によって示
される標準インボリュート平歯車の歯のたわみ量と比較
して相対的に小さくなるので、一対かみあい区間M1
歯13,14のたわみ量が、二対かみあい区間M2における
歯13,14のたわみ量に近似したものになり、かみあいの
区間Mにおける歯13,14のたわみ量の変動が抑制され
る。この結果、歯13,14のかみあいにより発生するねじ
り振動を抑制することができるので、高精度な回転伝達
が可能になり、かつ回転伝達時の静粛性を向上すること
ができる。
【0031】以上説明した第3実施例においては、補強
手段である補強板21,22を駆動歯車11及び従動歯車12の
双方に固定したが、一方の歯車11,12にのみ補強板21,
22を固定した場合でも、かみあいの区間Mにおける歯1
3,14のたわみ変動を抑制できることは言うまでもな
い。また、補強手段は、歯13,14において一対かみあい
領域C1を二対かみあいの領域C2より高剛性の材料によ
って形成することによっても構成可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の手
段によれば、歯における二対かみあい領域の剛性を低下
させたことにより、二対かみあい区間における歯のたわ
み量が標準インボリュート平歯車の歯のたわみ量と比較
して相対的に大きくなるので、二対かみあい区間の歯の
たわみ量が、一対かみあい区間における歯のたわみ量に
近似した値になり、かみあいの区間におけるたわみ量の
変動が抑制される。この結果、歯のかみあいにより発生
するねじり振動を抑制することができるので、高精度な
回転伝達が可能になり、かつ回転伝達時の静粛性を向上
することができる。 さらに、第2の手段によれば、1
方向の回転のみを伝達する歯車対では、歯の非接触歯面
の一部を切り欠くことにより、剛性低下手段を簡単に構
成することが可能になるので、歯車に対する簡単な加工
によって歯における二対かみあい領域の剛性を低下させ
ることができる。
【0033】また、第3の手段によれば、歯における一
対かみあい領域の剛性を高くしたことにより、一対かみ
あい区間における歯のたわみ量が、標準インボリュート
平歯車の歯のたわみ量と比較して相対的に小さくなるの
で、一対かみあい区間の歯のたわみ量が、二対かみあい
区間における歯のたわみ量に近似した値になり、かみあ
いの区間における歯のたわみ量の変動が抑制される。こ
の結果、歯のかみあいにより発生するねじり振動を抑制
することができるので、高精度な回転伝達が可能にな
り、かつ回転伝達時の静粛性を向上することができる。
【0034】さらに、第4の手段によれば、歯の側面に
一対かみあい領域を強化する板状の部材を固定すること
により、歯車自体の形状を変化させることなく、歯車に
補強手段を設けることができるので、歯車に対して板状
の部材を取り付けたり、歯車と板状の部材を一体成形す
るなどによって簡単に歯における一対かみあい領域の剛
性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平行軸歯車対の第1実施例の側面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例の平行軸歯車対における歯
の形状を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の平行軸歯車対のかみあい
区間における歯のたわみ量を示す特性図である。
【図4】本発明の平行軸歯車対の第2実施例における要
部を示す側面図である。
【図5】本発明の平行軸歯車対の第3実施例を示す斜視
図である。
【図6】本発明の第3実施例の平行軸歯車対における歯
の形状を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例の平行軸歯車対のかみあい
区間における歯のたわみ量を示す特性図である。
【図8】従来の平行軸歯車対において振動・騒音が発生
する原因についての説明図である。
【符号の説明】
11…駆動歯車、12…従動歯車、13,14…歯、13a,13
b,14a,14b…歯面、13c,14c…切欠形状部、14d
…貫通孔、15…駆動軸、16…従動軸、21,22…補強板、
M…かみあいの区間、M1…一対かみあい区間、M2…二
対かみあいの区間、C1…一対かみあい領域、C2…二対
かみあいの領域。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の歯車がかみあう平行軸歯車対にお
    いて、前記一対の歯車を、かみあい率が1.0〜2.0のイン
    ボリュート平歯車によって構成し、かつ一対の歯車のう
    ち少なくとも一方の歯車が、標準インボリュート平歯車
    と比較し、歯における二対かみあい領域の剛性を低下さ
    せる剛性低下手段を備えたことを特徴とする平行軸歯車
    対。
  2. 【請求項2】 前記一対の歯車によって一方向の回転の
    みを伝達させ、前記剛性低下手段を、対の歯に接触する
    接触歯面とは逆側の非接触歯面から前記二対かみあい領
    域の一部を切り欠いた切欠形状によって構成したことを
    特徴とする請求項1記載の平行軸歯車対。
  3. 【請求項3】 一対の歯車がかみあう平行軸歯車対にお
    いて、前記一対の歯車を、かみあい率が1.0〜2.0のイン
    ボリュート平歯車によって構成し、かつ一対の歯車のう
    ち少なくとも一方の歯車が、標準インボリュート平歯車
    と比較し、歯における一対かみあい領域の剛性を高くす
    る補強手段を備えたことを特徴とする平行軸歯車対。
  4. 【請求項4】 前記補強手段を、前記歯の側面に固定さ
    れて前記一対かみあい領域を強化する板状の部材によっ
    て構成したことを特徴とする請求項3記載の平行軸歯車
    対。
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