JPH08312542A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH08312542A
JPH08312542A JP11833695A JP11833695A JPH08312542A JP H08312542 A JPH08312542 A JP H08312542A JP 11833695 A JP11833695 A JP 11833695A JP 11833695 A JP11833695 A JP 11833695A JP H08312542 A JPH08312542 A JP H08312542A
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JP
Japan
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bearing
bearing member
sub
housing
main
Prior art date
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Pending
Application number
JP11833695A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Mizuno
水野隆夫
Michinori Matsunaga
松永陸憲
Mitsuhiro Okada
岡田光弘
Kenji Tojo
東條健司
Yoshikatsu Tomita
富田好勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11833695A priority Critical patent/JPH08312542A/ja
Publication of JPH08312542A publication Critical patent/JPH08312542A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C23/00Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C23/008Hermetic pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C21/00Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
    • F01C21/02Arrangements of bearings

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍及び空調用のスクロール圧縮機の軸受の
構造に関し、軸受構造を調芯構造を有したすべり軸受と
して片当りを防止し、軸受の耐力を上げる。 【構成】 スクロール圧縮機において、クランク軸を電
動機の上下のすべり軸受部で支持するとともに旋回スク
ロールに旋回軸受部で連結し、いずれかまたは全ての軸
受部を、軸受部材とこの軸受部材を保持するハウジング
により構成し、軸受部材はハウジングに微小隙間をもっ
て嵌合し、この微小隙間内でクランク軸の傾きに追従し
て軸受部材を傾斜可能とした構成とする。 【効果】 軸受ギャップ内のクランク軸の傾きを少なく
でき、またクランク軸の傾きに追従した調芯機構が得ら
れるので、信頼性の高いスクロール圧縮機の軸受構造を
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクロール圧縮機に係
り、特に冷凍用や空調用に用い、簡便な構造で軸受の耐
負荷性の向上を図るのに好適なスクロール圧縮機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機における、機構
的に軸受の片当りを防止する軸受の配置や構造に関して
は、例えば特開平3−96678号に開示されており、
その例が図8に示される。同図において、51は圧縮機
本体、52はフレーム、53は球面軸受部A、54は回
転軸、55はオルダムリング、56は旋回スクロール、
57は固定スクロール、58はスクロールラップ部、5
9は電動機、60は電動機の固定子、61は回転子、6
2はバランスウェイト、63はサブベアリング、64は
球面軸受部B、65は密閉容器、66は潤滑油である。
同図に示されるように、主軸又はクランク軸に対し電動
機を挟んだ両側に軸受部が配置され、これらの軸受部は
少なくとも一方について、内面をすべり軸受とし外径部
を球面形状とした軸受部材を、内面球面形状のハウジン
グ内に嵌合した構造とされている。また、他の構造とし
て、例えば特開平4−358784号に開示されている
ように、クランク軸に対し電動機の両側に軸受部が配置
され、主軸の軸受部の少なくとも一方について、主軸の
軸部を中央部が凸となる鼓状の突条部を形成し、これに
円筒状のブッシュを微小隙間をもって嵌合し、この円筒
状のブッシュを軸受で支持する構造がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−96678
号に開示されている従来技術の場合、外径部を球面形状
とした軸受部材を内面球面形状のハウジング内に嵌合し
た構造のため、軸受部材とハウジングを共に球面形状と
することを必要とし、加工工数が多くかかったり、特別
な専用加工機が必要になるなど、生産上の問題がある。
また、外径部を球面にする必要から、軸受部材の大きさ
が大きくなり、特に軸受荷重が大きい主軸受に適用する
場合、軸受部材外径寸法が大きくなり、この軸受部材を
組込むため圧縮機径寸法を大きくする必要となるなどの
問題がある。
【0004】また、公開平4−358784号に開示さ
れているように、主軸又はクランク軸の軸受部の少なく
とも一方について、クランク軸の軸部を中央部が凸とな
る鼓状の突条部を形成し、これに円筒状のブッシュを微
小隙間をもって嵌合し、この円筒状のブッシュをフレー
ムで支持する構造については、クランク軸に円筒状のブ
ッシュを組付ける必要から、クランク軸径を本来必要と
する径よりさらに細くする必要がある。
【0005】特に、クランク軸のクランク部を、主軸受
部用円筒状ブッシュを組付ける必要から、旋回軸受面圧
を許容値内とするために必要な外径を得ることができ
ず、必要径を得るため旋回軸受部を分割して、主軸受部
用円筒状ブッシュを組付後改めて旋回軸受部を組付ける
必要があり、構造が複雑化する。
【0006】またスクロール圧縮機におけるクランク軸
は、旋回スクロールを駆動することによる圧縮荷重と旋
回スクロールに発生する遠心力及びその遠心力を打消す
バランスウエイトの遠心力などが作用する。
【0007】クランク軸は、これらの荷重により軸受特
性を低下させるほどの変形が起きないように必要な軸径
に形状を決定でき、軸の変形によって生じる軸受の片当
りとそれによる軸受耐荷重の低下は防止できる。
【0008】しかし、軸受としてすべり軸受を使用する
場合は、すべり軸受理論から油膜を形成するために一定
の軸受隙間が必要であり、主軸受と副軸受間の外側に作
用する荷重を支持するいわゆる片持軸受となるスクロー
ル圧縮機の軸受構造では、電動機の両側に主軸受と副軸
受を設け、両軸受間寸法を大きくし、軸受隙間内の軸の
傾きを相対的に減らすことはできるが、スクロール圧縮
機の高さ寸法の制限などから隙間内での軸の傾きをなく
すことはできず、軸受の耐負荷性能を低下させている。
【0009】また電動機の両側に密閉容器の内径面を利
用して主軸受部と副軸受部を固定する構造では、簡便な
構造で両軸受の位置決めをするのは困難である。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解消し、簡
便な構造で機構的に軸受の片当りを防止し、軸受の耐負
荷性の向上を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、軸受の構造として、クランク軸を電動機
を挟んでクランク部に近い主軸受部とクランク部より遠
い副軸受部で支持し、軸受間距離を大きくすると共に、
旋回軸受部と主軸受部と副軸受部のいずれかまたは全て
の軸受部を、軸受部材とこの軸受部材を保持するハウジ
ングにより構成し、軸受部材の内径面をすべり軸受面と
し、軸受部材はハウジングに微小隙間をもって嵌合し、
この微小隙間内で軸受部材を運転中のクランク軸の傾き
に追従して一定の範囲で傾斜可能とする。
【0012】運転中のクランク軸の傾きに追従して一定
の範囲で傾斜可能とする構造の一例として、軸受部材を
内面をすべり軸受面とし外径部に突条を形成した構成と
し、軸受部材を保持するハウジングを円筒形状とし、ハ
ウジングの円筒面内に軸受部材を微小隙間をもって嵌合
して軸受部を構成し、軸受部材を運転中のクランク軸の
傾きに追従して一定の範囲で傾き可能とする。
【0013】また他の一例として、軸受部材を内面をす
べり軸受面とし外径部を円筒形状とし、軸受部材を保持
するハウジングの形状として中央部を内径側に突条部分
を有する円筒形状とし、このハウジング内に前記軸受部
材を微小隙間をもって嵌合して軸受部を構成することに
より軸受部材を一定の範囲で傾き可能とする。
【0014】軸受部材の傾き可能量(以下調芯とも呼
ぶ)は、軸受部材とハウジングの形状および微小隙間に
より設定されるが、この調芯量は軸受隙間内の傾きを吸
収できる程度の量に設定することが適切である。
【0015】
【作用】主軸受部と副軸受部の中心間距離を大きく設定
し、軸受隙間内の軸の傾きを相対的に小さくした上に、
軸受部材がこれを保持するハウジングとの微小隙間の中
で運転中のクランク軸の傾きに追従して傾斜可能とな
り、調芯機構が得られる。また、軸受部材の外径部を円
筒状または突条を有する円筒状としたため、軸受部材の
外径を球状とした場合に対し、軸受部材の外径部最大径
を小さく設定できる。このため、スクロール圧縮機の外
径寸法を大きくすることなく各軸受部に調芯機構を取入
れることができる。
【0016】また、クランク軸側に円筒状のブッシュを
用いて調芯する構造ではクランク軸のクランク部の外径
を軸受ブッシュの組立上の問題から細径化し、クランク
部の必要径を確保するためクランク部を分割構造とする
必要がある従来例に対し、クランク軸のクランク部を分
割する必要はなく、簡単な構造で調芯機構を取入れるこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下本発明のスクロール圧縮機を各図に示さ
れた実施例について詳細に説明する。
【0018】図1には本発明の第1の実施例に係るスク
ロール圧縮機が示されている。
【0019】図1の本発明のスクロール圧縮機におい
て、1は固定スクロールで、スクロール端板1aと端板
1aに直立する渦巻状のラップ1bを有し、ラップ外周
側に吸入ポート1cを有しラップ中央部に吐出ポート1
dを有している。
【0020】2は旋回スクロールで、端板2aと端板2
aに直立する渦巻状のラップ2bを有し、ラップの背面
中央に旋回軸受部30を有し、ラップ2bの側面に近い
位置で端板2aを貫通する細径の中間孔2eが設けられ
ている。固定スクロール1と旋回スクロール2は互いに
ラップを内側として噛み合い圧縮室を形成している。3
は主フレームで側面にはガス通路3dが設けられ、固定
スクロール1を複数のボルトで固定し、旋回スクロール
端板2aを固定スクロール1と主フレーム台座部3aで
挟持している。フレーム3の中央部には主軸受部31を
有し、固定スクロール1、旋回スクロール2の背面とで
背圧室9を形成する。背圧室9は円筒形状に形成された
主フレーム台座部3aによって、内側の空間9aと外側
の空間9bの二つの空間に区切られている。ただし、両
空間9a,9bは旋回スクロール2の背面と台座面3a
間の隙間で連通している。背圧室9の内側の空間9aは
中間孔2eにより圧縮室に連通している。
【0021】4はシール部材で背圧室9と主軸受部31
の間の位置で主フレーム3に設けたリング状の溝3bに
保持されており、旋回スクロール2の十分なめらかに加
工された下端面2dに摺動自在に密着している。シール
部材4と主軸受部31との間の位置で主フレーム3に主
フレーム3の下方空間に連通する排油孔19が設けら
れ、排油孔19には排油パイプ20が取付けられてい
る。
【0022】5はオルダムリングで、固定スクロール1
と旋回スクロール2の自転防止部材で、背圧室9の外側
の空間9b内の取付けられている。オルダムリング5は
直交する二対のキーを有し、旋回スクロールの端板2a
に設けた一対のキー溝(図示せず)および主フレーム台
座部3aの外側部位置に設けられた一対のキー溝3cに
係合している。
【0023】6はクランク軸で内部に給油路22を有
し、クランク軸6のクランク部6aは旋回スクロール2
の旋回軸受部30に連結している。クランク軸6は電動
機7を挟んで位置する主フレーム3に設けた主軸受部3
1と副フレーム8に設けた副軸受部32にて支持され
る。また、クランク軸6はスラスト受け部6bを介して
主軸受部31の上端側に設けられたスラスト軸受34に
より支持される。
【0024】主軸受部31、および副軸受部32の構造
は図2に示されており、詳細は後述する。
【0025】電動機7は電動機テスター7aとクランク
軸6に固定された電動機ローター7bより構成される。
図2に示されるように副フレーム8は、副フレーム8に
保持した副軸受部32の軸心が主軸受部31の軸心に一
致する位置にて、副フレーム支え10に数本のボルト1
0aにて固定されている。副フレーム8は、その大径孔
8h内に小径ボルト10aを挿通して副フレーム10に
固定することにより、径方向の位置合わせが可能となっ
ている。11はバランスウエイトで電動機7の上方の位
置にてクランク軸6に圧入固定されており、12は副バ
ランスウエイトで電動機ローター7bに固定されてい
る。13は潤滑油、14は密閉容器で密閉容器内は吐出
圧力に保持され、密閉容器胴部14aは主フレーム3と
電動機ステーター7aおよび副フレーム支え10を固定
支持する。16は吸入口、17は吐出口でそれぞれ密閉
容器14を貫通している。18はガスガイドでガス通路
3dに相対した位置にて密閉容器14に取付けられてい
る。21は給油パイプで、クランク軸6の下端中心部に
圧入されており、給油路22に連通している。給油パイ
プ21の下端部は潤滑油部13の中に開口している。
【0026】図2により、本発明のスクロール圧縮機の
1実施例における主軸受部31と副軸受部32の詳細を
説明する。
【0027】主軸受部31は、主軸受部材31aを有
し、該軸受部材31aは軸受保持部材31bの内側に例
えばすべり軸受ブッシュ31cを設けることにより内径
面をすべり軸受面とされ、その外側に円周方向に延びる
突条31dを形成した円筒状の構成とされている。突条
31dは、軸受部材又は軸受保持部材の外径の軸方向中
央部に設けた例を示すが、それより上方又は下方に配置
してもよく、またその頂部の曲率半径は適宜の大きさに
定められる。軸受ブッシュにはスラスト軸受部34が一
体に形成されている。該主軸受部材31aは主フレーム
3に設けたハウジング3e内に上方より挿入して組付け
可能で、一定量傾斜可能となるよう微小隙間をもって嵌
合保持され、自重を受面3fにて支持された構造として
いる。主軸受部材31aがハウジング3e内で回転する
ことを防止するため、ハウジング3eには回り止め3g
が設けられている。
【0028】副軸受部32は副軸受部材32aを有し、
該副軸受部材は軸受保持部材32b内に例えば軸受ブッ
シュ32cを設けて内面がすべり軸受面とされ、外径に
前記主軸受部同様に環状の突条部32dが設けられた円
筒状の構成とされている。
【0029】該副軸受部材32aは副フレーム8に設け
たハウジング8e内に上方より挿入して組付け可能で、
一定量傾斜可能となるよう微小隙間をもって嵌合保持さ
れ、自重を受面8fにて支持された構造としている。副
軸受部材32aがハウジング8e内で回転することを防
止するため、副フレーム8のハウジング8eには回り止
め8gが設けられている。
【0030】スクロール圧縮機の組立は、まずクランク
軸6等を部組みした主フレーム3のハウジング3eの軸
心と、あらかじめ密閉容器14に固定した電動機ステー
ター7aの軸心とが一致するように、主フレーム3を位
置決めして密閉容器14に溶接して固定される。
【0031】フレーム3と電動機ステーター7aを位置
決めする工程において、電動機7のステーター7aとロ
ーター7bは正しい位置にセットされる。またこの工程
において、主軸受部31の主軸受部材31aは主フレー
ム3のハウジング3e内に一定量傾斜可能となるよう微
小間隙をもって嵌合保持されているため、主軸受部材3
1aは適度に姿勢を変え、クランク軸6に対して片当り
することなくセットされる。一方副軸受部32について
は、副フレーム支え10を密閉容器14に圧入して固定
後、副フレーム支え10に副フレーム8を組付けること
により組立てられる。ここで、副フレーム支え10は必
ずしも主フレーム3に対して正しい位置関係には組付け
られないが、副フレーム8は前記のように副フレーム支
え10に対し径方向にスライド可能となっており、副フ
レーム8は主フレーム3に対して径方向の位置合わせが
でき、主フレーム3に位置決めした位置にて、数本のボ
ルトにて副フレーム支え10に固定される。この工程に
て、副軸受部32の副軸受部材32aは副フレーム8の
ハウジング8e内に一定量傾斜可能となるよう微小間隙
をもって嵌合保持されているので、副軸受部材32aは
クランク軸6に対して適度に姿勢を変えることができ、
クランク軸6に片当りすることなく、正しい状態でセッ
トされる。
【0032】次に、上述した本発明の実施例の動作を説
明する。
【0033】電動機7に外部より電気が供給されると、
電動機ローター7bが回転し、これに伴ってクランク軸
6が回転する。この結果旋回スクロール2は、オルダム
リング5の介在により旋回運動して、冷媒ガスが吸入口
16から吸入ポート1cを通り流入し、圧縮室に取込ま
れ、旋回スクロール2の運動に伴って冷媒ガスは圧縮さ
れ、高圧になった冷媒ガスは吐出ポート1dより固定ス
クロール上部空間に吐出される。この圧縮動作中、適当
に昇圧された冷媒ガスは中間孔2eを介して背圧室9の
内側の空間9aに充満する。起動待機時、旋回スクロー
ル2は主フレーム台座部3aに支持された状態のため、
内側空間9aは閉じられた状態にあり、内側の空間9a
は速やかに所定の圧力まで上昇し旋回スクロール2を押
上げ始める。旋回スクロール端板2aは主フレーム3の
第差部3aと固定スクロール1に挟持されているため、
旋回スクロール2は起動開始時に傾いたりしないで、固
定スクロール1に押付けられ、背圧室の外側空間9bも
所定の圧力まで上昇する。運転の経過により密閉容器1
4内の圧力(吐出圧力)は上昇し、シール部材4の内側
の空間はこの吐出圧力に保持される。このシール部材1
4の内側の吐出圧力と背圧室9内圧力の合力が旋回スク
ロール2を固定スクロール1に押付けるスラスト力とし
て作用する。
【0034】この旋回スクロール2に対するスラスト力
が、圧縮室内のガス圧によって生じる全スラスト力の大
きさよりも上回るため、旋回スクロール2は固定スクロ
ール1側に押付けられ安定した圧縮動作が行われる。な
お、必要なスラスト力を得るため、背圧室9の中間圧力
を低めの圧力とし、シール部材4の内径を大きくするこ
とも可能である。
【0035】吐出ポート1dから固定スクロール1の上
部空間に吐出された高圧ガスは、主フレーム3の側面の
ガス通路3dを通り、電動機7の上部空間に流入し、そ
の一部はガスガイド18に導かれ、電動機7側面に設け
た通路から電動機7下部空間に導かれ、再び電動機7の
上部空間に流入し、ここで、冷媒ガスは電動機7を冷却
すると共に、冷媒ガス中の潤滑油は分離されて冷媒ガス
は吐出口17から圧縮機外へ流出する。一部の潤滑油は
いわゆる油上がりとなって冷媒ガスと共に機外に流出す
るが、再び冷媒ガスとともにスクロール圧縮機の吸入口
16にもどる。一方、分離された潤滑油は重力によって
下方に流れ落ち密閉容器14の下部の潤滑油部13に到
達する。
【0036】潤滑油は吐出圧力と背圧室圧力の差圧によ
り潤滑油部13よりクランク軸6に固定した給油パイプ
21よりクランク軸6内の給油路22を通り旋回スクロ
ール端板2aに設けた給油路2fを通り端板面に給油さ
れる。ここで旋回スクロール端板面2aの給油出口はク
ランク軸6内の給油路22に対して十分給油面積を絞ら
れているのでクランク軸6内の給油路22内では油圧の
低下は発生しない。前記差圧により潤滑油は給油路22
内を上昇するが、給油路22はクランク軸6の回転中心
に対して偏心して設けられているので、給油路22内で
遠心ポンプ作用を受けて潤滑油の油圧は上昇する。
【0037】主軸受部31、旋回軸受部30はこの給油
路22が径方向に分岐した給油路で更に遠心ポンプ作用
を得た潤滑油が給油される。
【0038】旋回軸受部30、主軸受部31に給油され
た潤滑油は主フレーム3に設けた排油孔19から排油パ
イプ20に導かれ密閉容器14内の内壁面にそって重力
により落下する。
【0039】端板面を給油した潤滑油は背圧室9の外側
空間9bに排出される。この空間にはオルダムリング5
が配置されており、このオルダムリング5を潤滑し、旋
回スクロール2と主フレーム台座3aの隙間を通り内側
の空間9aに移動した後中間孔2eを通って圧縮室に入
り、冷媒ガスとともに吐出ポート1dから吐出される。
ここで、主軸受部31、旋回軸受部30を給油した潤滑
油は冷媒ガス通路と別の経路にて密閉容器14下部へ落
下するため、冷媒ガスに混合し機外に流出することな
く、密閉容器14下部の潤滑油部13に循環する。冷媒
ガスを圧縮することによる荷重および旋回スクロール2
などの遠心力による荷重が旋回軸受30を介し、クラン
ク軸6のクランク部6aに作用し、この荷重を主軸受部
31と副軸受部32で支持する。この荷重は主軸受部3
1と副軸受部32の間の内側に作用し、いわゆる片持荷
重として作用するので、クランク軸6は軸受部に対して
傾いた状態で荷重を支持する。このため、クランク軸6
は軸受ギャップ内で傾く。しかしながら、主軸受部材3
1aは、主フレーム3のハウジング3e内に一定量傾斜
可能となるよう微小隙間をもって嵌合保持されているた
め、主軸受部材31aは、突条31dを支点としてクラ
ンク軸の傾斜に合わせて適度に姿勢を変えることができ
るので、クランク軸6に対して片当りすることなく、ま
た副軸受部材32aは副フレーム8のハウジング8e内
に一定量傾斜可能となるよう微小隙間をもって嵌合保持
されているので、副軸受部32aは、突条32dを支点
としてクランク軸6の傾斜に合わせて適度に姿勢を変え
ることができるので、クランク軸6に対して片当りする
ことはない。
【0040】主軸受部材31aは回り止め3gによりハ
ウジング3e内での回転を阻止されているので、嵌合面
が摩耗することはなく、適正な調芯機能が保持される。
また、副軸受部材32aは回り止め8gによりハウジン
グ8e内での回転を阻止されているので、嵌合面が摩耗
することはなく、適正な調芯機能が保持される。
【0041】また、旋回軸受部と主軸受部と副軸受部の
いずれかまたは全ての軸受部に調芯機構を持たせるとと
もに、副軸受部を支持するハウジングを密閉容器に対し
て径方向の移動を可能としたので、密閉容器および密閉
容器に取付けられた副フレーム支えの組立精度によらず
主軸受部と副軸受部の軸芯を組立時に正しくセットでき
るので、軸受部の片当りの発生しないスクロール圧縮機
の軸受構造を得ることができる。
【0042】図3は本発明のスクロール圧縮機の他の実
施例で旋回軸受部の詳細を示す。
【0043】図3に示す実施例は、旋回軸受部30に調
芯構造を採用したものであり、旋回軸受部の構造以外は
図1に示す第一の実施例と同一構造である。
【0044】図3の実施例において、旋回軸受部30は
旋回軸受部材30aを有し、該軸受部材30aは軸受保
持部材31bの内側に例えばすべり軸受ブッシュ30c
を設けることにより内径面をすべり軸受面とされ、その
外側に前記主軸受部同様に突条30dを形成した円筒状
に構成されている。
【0045】該旋回軸受部材30aは旋回スクロール2
に設けたハウジング2hに挿入して組付け可能で、一定
量傾斜可能となるよう微小隙間をもって嵌合保持されて
いる。
【0046】ハウジング2hには、旋回軸受部材30a
がハウジング2h内で回転することを防止するためと旋
回軸受部材30aの自重を支持するために回り止め2g
が設けられている。該回り止め2gは旋回軸受部30を
ハウジング2h内に挿入した後組付けられる。
【0047】本実施例のスクロール圧縮機は第一の実施
例と同様に組立てられる。
【0048】本実施例の圧縮動作および給油動作等は第
一の実施例と同じなので説明を省略する。
【0049】第一の実施例と同様に冷媒ガスを圧縮する
ことによる荷重および旋回スクロール2などの遠心力に
よる荷重が旋回軸受部30を介し、クランク軸6のクラ
ンク部6aに作用し、この荷重を主軸受部31と副軸受
部32で支持する。この荷重は主軸受部31と副軸受部
32の感の外側に作用し、いわゆる片持荷重として作用
するので、クランク軸6は軸受部に対して傾いた状態で
荷重を支持する。このため、クランク軸6は軸受ギャッ
プ内で傾く。また、過渡時に旋回スクロール2がフレー
ム3と固定スクロール1の挟持された隙間内で傾斜する
こともある。しかしながら、かかる場合においても旋回
軸受部部材30aはハウジング2h内に一定量傾斜可能
となるよう微小隙間をもって嵌合保持されているため、
旋回軸受部材30aは、軸受保持部材30bの中央凸を
支点として適度に姿勢を変えることができ、旋回軸受材
30aの内面はクランク軸6に対して片当りせず、回り
止め2gによりハウジング2h内での回転を阻止されて
いるので、嵌合面が摩耗することはなく、適正な調芯機
能が保持される。
【0050】図4は本発明のスクロール圧縮機械の他の
実施例で軸受部の詳細を示す。
【0051】図4に示す実施例は、第一の実施例が主軸
受部31および副軸受部32を形成する軸受部材として
その軸受部材又は軸受保持部材の外径部に突条を有す円
筒形状とし、軸受部材を保持するハウジングを円筒形状
としたことに対して、軸受部材の外径部を円筒形状と
し、軸受部材を保持すめるハウジングの形状として突条
を有する円筒形状としたことである。即ち主軸受部31
の主軸受部材31aは、内側に軸受ブッシュ31cを設
けた円筒形状の軸受保持部材31bを有し、軸受部材3
1aを嵌合するハウジング3eはその内径に突条3kが
形成された円筒形状とされている。また副軸受部材32
aは内面に軸受ブッシュ32cを設けた軸受保持部材3
2bを有し、副軸受部材32aを嵌合するハウジング8
eに突条8kが形成されている。即ち軸受部材を内面を
すべり軸受面とし軸受部材を保持するハウジング内に軸
受部材を微小隙間をもって嵌合して軸受部を構成してい
ることは前記実施例と同じである。本実施例の動作は、
第一の実施例と同様あり、説明を省略する。
【0052】図5は他の実施例で軸受部の詳細を示す。
【0053】図5に示す実施例は、主軸受部31は主フ
レーム3と一体に形成したすべり軸受ブッシュ31bに
より構成し、副軸受部32は副軸受部材32aを有し、
該副軸受部材は内面をすべり軸受ブッシュ32cとした
軸受保持部材32bを有し、外径部をに突条を有する円
筒形状とし、副軸受部材32aを保持するハウジング8
eを円筒形状とし、ハウジング8eの円筒面内に副軸受
部材32aを微小隙間をもって嵌合して軸受部を構成し
ている。他の構成は第一の実施例と同じである。なお本
実施例では副軸受部32の内面をすべり軸受面とし外径
部を中央に凸部を有す円筒形状とし軸受部を保持するハ
ウジング8eを円筒形状としているが、外径部を円筒形
状とし軸受部を保持するハウジングの中央部を内径側に
凸とした部分を有する円筒形状としても良い。
【0054】本実施例の組立方法は第一の実施例に準じ
て実施される。
【0055】スクロール圧縮機の組立は、まずクランク
軸6等を部組みした主フレーム3に一体に形成した主軸
受部31の軸心と、あらかじめ密閉容器14に固定した
電動機ステーター7aの軸心とが一致するように、主フ
レーム3を位置決めし密閉容器14に溶接して固定され
る。フレーム3と電動機ステーター7aを位置決めする
工程において、電動機7のステーター7aとローター7
bは正しい位置にセットされる。一方副軸受部32につ
いては、副フレーム支え10を密閉容器14に圧入して
固定後、副フレーム支え10に副フレーム8を組付ける
ことにより組立てられる。ここで、副フレーム支え10
に副フレーム8を組付けることにより組立てられる。こ
こで、副フレーム支え10は必ずしも主フレーム3に対
して正しい位置関係には組付けられないが、副フレーム
8は副フレーム支え10に対し径方向のスライド可能と
なっており、径方向の位置合わせができ、副フレーム8
は主フレーム3に位置決めした位置にて、数本のボルト
にて副フレーム支え10に固定される。この工程にて、
主軸受部31とクランク軸6が正しい位置関係となるよ
うに副フレーム8が位置決めされる。副軸受部材32a
は副フレーム8のハウジング8e内に一定量傾斜可能と
なるよう微小隙間をもって嵌合保持されているので、副
軸受部材32aはクランク軸6に対して適度に姿勢を変
えることができ、クランク軸6に片当りすることなく、
正しい状態でセットされる。
【0056】次に動作について説明する。第一の実施例
と共通する部分の説明は省略する。冷媒ガスを圧縮する
ことによる荷重および旋回スクロール2などの遠心力に
よる荷重が旋回軸受30を介し、クランク軸6のクラン
ク部6aに作用し、この荷重を主軸受部31と副軸受部
32で支持する。この荷重は主軸受部31と副軸受部間
32の外側に作用し、いわゆる片持荷重として作用する
ので、クランク軸6は軸受部に対して傾いた状態で荷重
を支持する。このため、クランク軸6は軸受ギャップ内
で傾く。副受部32は副フレーム8のハウジング8e内
に一定量傾斜可能となるよう微小隙間をもって嵌合保持
されているので、副軸受部32はクランク軸6の傾斜に
合わせて適度に姿勢を変えることができるので、クラン
ク軸6に対して片当りすることはない。主軸受部31は
組立時にクランク軸6に対し片当りしない正しい位置に
セットされており、また電動機を挟んで主軸受部31と
副軸受部32で支持されているため、両軸受間距離が長
くとれていることから軸受ギャップ内のクランク軸の傾
きはある程度少なくでき、第一の実施例に対してすべり
軸受部の寸法に余裕をとり、軸受自体の耐負荷能力を上
げておくことは必要であるが、第一の実施例よりも簡便
な構造でスクロール圧縮機の軸受構造を実現できる。
【0057】上記実施例は副軸受部32側に調芯構造を
採用したものであるが、主軸受部31側に調芯構造を採
用した場合についても、組み立てによる片当りは防止で
き、第一の実施例に対して副軸受部32のすべり軸受部
寸法に余裕をとり、軸受自体の耐負荷能力を上げておく
ことは必要であるが、第一の実施例よりも簡便な構造で
スクロール圧縮機の軸受構造を実現できる。
【0058】図6は本発明のスクロール圧縮機の他の実
施例で、図7はその軸受部の詳細を示す。
【0059】図6の実施例は図1の実施例に対し、主軸
受部材31aの軸受保持部材31bの外径部に設けた突
条31dと、副軸受部材32aの軸受保持部材32bの
外径部に設けた突条32dの位置を後述のように設定す
るものであり、他の構造は同じである。図7にその詳細
を示している。該突条は軸受荷重を支持する支点となる
が、主軸受部31の支点を旋回軸受部30に接近させる
一方、主軸受部31と副軸受部32の支点間距離(L)
を遠ざけた構造としたものである。
【0060】図1の実施例に対し、本実施例の場合は、
主軸受部31と副軸受部32の距離を大として荷重を少
なくでき、軸受損失の低減などが可能となる。
【0061】なお、以上の各実施例で説明した他に本発
明は、旋回軸受部材、主軸受部材、副軸受部材と、これ
らを保持するハウジングとは、その何れかに突条を設
け、他方は円筒形状とする種々の組合せが可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、クランク
軸を電動機を挟んでクランク部に近い主軸受部とクラン
ク部より遠い副軸受部で支持し軸受間距離を大きくした
ので軸受ギャップ内のクランク軸の傾きを小さくできる
とともに、旋回軸受部と主軸受部と副軸受部のいずれか
または全ての軸受部を、軸受部とこれを微小隙間で保持
するハウジングにより構成したので、軸受部に運転中の
クランク軸の傾きに追従した調芯機構が得られるので、
片当りのない耐負荷能力の高く信頼性の高いスクロール
圧縮機の軸受構造を得ることができる。
【0063】上記の旋回軸受、主軸受および副軸受の軸
受部の調芯機構として、軸受部材の外径部を中央凸と
し、軸受部材を保持するハウジングを円筒形状とし、ハ
ウジング内に軸受部材を挿入して微小隙間をもって嵌合
する構造としたので、組立容易の簡便な構造でかつ軸受
部材の外径部最大径を小さくできる調芯機構を得ること
ができる。また、他の構造として、軸受部材の外径部を
円筒形状とし、軸受部材を保持するハウジングの中央部
を内径側に凸とした円筒形状とし軸受部材を微小隙間を
もって嵌合する構造としたので、同じく、簡便な構造で
かつ軸受部材の外径部最大径を小さくできる調芯機構を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスクロール圧縮機の第一の実施例
を示す図。
【図2】図1の軸受部の詳細を示す図。
【図3】本発明の他の実施例の旋回軸受部の詳細を示す
図。
【図4】本発明の他の実施例の主軸受と副軸受部の詳細
を示す図。
【図5】本発明の他の実施例の主軸受と副軸受部の詳細
を示す図。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す図。
【図7】図6に示す実施例の軸受部の詳細を示す図。
【図8】従来のスクロール圧縮機の1例を示す図。
【符号の説明】
1…固定スクロール 1a…端板 1b…ラップ 1c…吸入ポー
ト 1d…吐出ポート 2…旋回スクロ
ール 2a…端板 2b…ラップ 2d…下端面 2e…中間孔 2f…給油路 2g…回り止め 2h…ハウジング 3…フレーム 3a…台座 3b…リング溝 3c…キー溝 3d…ガス通路 3e…ハウジング 3f…受面 3g…回り止め 4…シール部材 5…オルダムリング 6…クランク軸 6a…クランク部 6b…スラスト
受け部 7…電動機 7a…ステータ
ー 7b…ローター 8…副フレーム 8e…ハウジング 8f…受面 8g…回り止め 9…背圧室 10…副フレーム支え 11…主バラン
スウエイト 12…副バランスウエイト 13…潤滑油 14…密閉容器 a…胴部 16…吸入口 17…吐出口 18…ガスガイド 19…排油孔 20…排油パイプ 21…給油パイ
プ 22…給油路 30…旋回軸受
部 30a…旋回軸受部材 30b…軸受保
持部材 30c,31c,32c…すべり軸受ブッシュ 30d,31d,32d…突条 31…主軸受部 31a…主軸受部材 31b…軸受保
持部材 32…副軸受部 32a…副軸受
部材 32b…軸受保持部材 34…スラスト
軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04C 29/02 351 F04C 29/02 351B (72)発明者 東條健司 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 富田好勝 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定スクロールと旋回スクロールとを組
    合せ、旋回スクロールの旋回軸受部をクランク軸のクラ
    ンク部に連結し、クランク軸を電動機を挟んでクランク
    部に近い主軸受部とクランク部より遠い副軸受部で支持
    し、旋回スクロールをクランク軸に固定した電動機ロー
    ター及びこれに対向するステーターにて駆動するスクロ
    ール圧縮機において、前記の旋回軸受部と主軸受部と副
    軸受部のいずれかまたは全ての軸受部を、軸受部材とこ
    の軸受部材を保持するハウジングにより構成し、軸受部
    材の内径面をすべり軸受面とし、軸受部材はハウジング
    に微小隙間を持って嵌合し、この微小隙間内でのクラン
    ク軸の傾きに追従して軸受部材を傾斜可能としたことを
    特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスクロール圧縮機におい
    て、軸受部材を内面をすべり軸受面とし外径部を突条を
    有する円筒形状とし、軸受部材を保持するハウジングを
    円筒形状とし、ハウジングの円筒面内に軸受部材を微小
    隙間をもって嵌合して軸受部を構成していることを特徴
    とするスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスクロール圧縮機におい
    て、軸受部材を内面をすべり軸受面とし外径部を円筒形
    状とし、軸受部材を保持するハウジングの形状として内
    径側に突条を有する円筒形状とし、このハウジング内に
    前記軸受部材を微小空間をもって嵌合して軸受部を構成
    していることを特徴とするスクロール圧縮機。
JP11833695A 1995-05-17 1995-05-17 スクロール圧縮機 Pending JPH08312542A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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