JPH0831149B2 - 貨幣処理装置の取忘れ貨幣回収装置 - Google Patents

貨幣処理装置の取忘れ貨幣回収装置

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JPH0831149B2
JPH0831149B2 JP20298786A JP20298786A JPH0831149B2 JP H0831149 B2 JPH0831149 B2 JP H0831149B2 JP 20298786 A JP20298786 A JP 20298786A JP 20298786 A JP20298786 A JP 20298786A JP H0831149 B2 JPH0831149 B2 JP H0831149B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、例えば、銀行業務において用いられる自
動預金支払機のように、出金指令によって指示された枚
数の紙幣を接客部に放出する貨幣処理装置において、顧
客が紙幣の取忘れをした場合、この取忘れ紙幣を装置内
部の取忘れ回収部に回収するような貨幣処理装置の取忘
れ貨幣回収装置に関する。
(ロ)従来の技術 上述例の自動預金支払機にあっては、従来より顧客が
紙幣を取忘れた際、これを取忘れ回収部に回収するよう
に構成されていたが、取忘れ紙幣の回収が複数件(複数
回)発生すると、回収部ではこれらの紙幣が単に回収集
積されていくだけであるから、どの部分の回収紙幣がど
の顧客との取引きにおける取忘れ紙幣なのか判別がつか
ないため、2回目の取忘れがあると、装置を停止して、
係員による回収処理が行なわれていた。
そのために装置の稼動率が低下し、また無人化が進ん
で休日稼動する近年の状況下にあっては、上述のように
装置を停止すると、係員の出勤が可能になるまで装置の
利用ができないという大きな問題点を有していた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 この発明は、貨幣の金種、枚数、金額等の貨幣データ
と、取忘れ貨幣の取引き顧客を示す口座番号等の顧客デ
ータとで編集された取忘れデータを記憶することで、複
数回の取忘れ貨幣の回収が可能となるうえ、回収貨幣の
金額の分別が困難となるおそれが生じた場合は、それ以
降の取忘れ回収を停止することで、後処理の混乱を未然
に防止して、装置の高い信頼性を確保することができる
貨幣処理装置の取忘れ貨幣回収装置の提供を目的とす
る。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、貨幣放出口に取忘れられた貨幣を取忘れ
回収部に搬送して回収する機能を持った貨幣処理装置で
あって、取忘れ貨幣の回収搬送時に、取忘れ貨幣を鑑別
する鑑別部を設け、この貨幣鑑別に基づく貨幣の金種、
枚数、金額等の貨幣データと、取忘れ貨幣の取引き顧客
を示す口座番号等の顧客データとで編集された取忘れデ
ータを記憶する記憶手段を設けると共に、回収貨幣を上
記鑑別部で鑑別した結果、金額不明の回収貨幣が生じた
時、以後の取忘れ回収を停止する停止手段を備えた貨幣
処理装置の取忘れ貨幣回収装置であることを特徴とす
る。
(ホ)発明の作用及び効果 この発明によれば、取忘れ回収部に複数回の取忘れ貨
幣を回収して貨幣を混在しても、各回毎の取忘れデー
タ、すなわち、取忘れ貨幣のデータと、その取引き顧客
のデータが記憶手段に記載されているので、この記憶さ
れた取忘れデータに基づいて後処理が容易にでき、その
結果、装置を停止させることなく複数回の取忘れ貨幣を
回収することができ、装置の稼動率を著しく向上させる
ことができる。
さらに、出金処理を行なう時に、出金貨幣の金種鑑別
に使用する貨幣鑑別部を、前述の取忘れ貨幣の鑑別部に
有効利用することで、特別な機構が不要となって、ソフ
トの変更で簡単に装置を構成することができる。
しかも、上述の停止手段は回収貨幣を上記鑑別部で鑑
別した結果、金額不明の回収貨幣が生じた時に以後の取
忘れ回収を停止するので、後処理の混乱を未然に防止し
て、装置の高い信頼性を確保することができる効果があ
る。
要するに取り忘れ回数が複数回発生した時において貨
幣処理装置の運用を継続できて、高い稼働率を確保する
ことができると共に、金額不明回収硬貨の発生時に以後
の取忘れ回収を停止して、後処理の混乱防止と装置の高
信頼性確保とを図ることができる効果がある。
(ヘ)実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は貨幣処理装置の一例として自動預金支払機に内
蔵された紙幣処理装置を示し、第1図において、紙幣A,
A…の出入口1を形成する前後のガイド板2,3を設け、前
側のガイド板2の下部には、このガイド板2下端から下
方に向けて延長する固定ガイド4を配設し、後側のガイ
ド板3の下部には、紙幣放出時に同図に仮想線で示す如
く開放する可動ガイド5を配設している。
また上述の出入口1の下部に受板6を水平に配設する
と共に、この受板6の前端を下方に折曲げて、固定ガイ
ド4との間に通路7を形成するガイド片6aを一体形成し
ている。
そして、上述の通路7内において取込みローラ8と摩
擦ローラ9とを対向させ、この取込みローラ8の上方に
配設した補助取込みローラ10の周面一部を前述の出入口
1内に所定量突出させ、出入口1に投入された紙幣A…
を上述の各ローラ8,9,10で順次一枚ずつ取込むように形
成している。
上述の通路7下端よりも下方位置には、斜め方向に配
設した第1ベルト11と、このベルト11に対設する第2ベ
ルト12とで紙幣Aを鑑別部13に搬送する第1搬送経路14
を形成している。
この第1搬送経路14の送り終端部に配設した対設ロー
ラ15,15の次段には上述の鑑別部13を配設し、この鑑別
部13の次段には、第3ベルト16と、この第3ベルト16に
対設する第4ベルト17とで第2搬送経路18を形成してい
る。
この第2搬送経路18の送り終端部に対向する位置に
は、上下方向に向けて配設した第5ベルト19と、この第
5ベルト19に対設する第6ベルト20とで第3搬送経路21
を形成すると共に、上述の第6ベルト20の後帯部20aと
対設する第7ベルト22を配設して、これら各ベルト20,2
2で第4搬送経路23を形成し、鑑別部13での鑑別後の紙
幣を一旦プール部24に搬送すべく構成している。
また上述の第7ベルト22の上方には、第8ベルト25
と、対設ローラ26,27,28と、ガイド29,30とにより紙幣
の表裏反転機構31を形成し、前述の鑑別部13で紙幣裏面
搬送状態であると判別した時にのみ、この搬送紙幣を上
述の反転機構31で表裏反転し、紙幣の表裏をそろえた状
態で一旦プール部24に搬送処理すべく構成している。
上述の一旦プール部24は受板32と、この受板32上を前
後動する押圧板33と、繰出し側に配設した繰出しローラ
34および摩擦ローラ35とを備えている。
前述の第6ベルト20の上端部には、このベルト20に対
設する第9ベルト36を配設し、これら両ベルト20,36で
第5搬送経路37を形成し、前述の鑑別部13で鑑別不良と
なった紙幣を判定不良一時ストア部38に搬送処理すべく
構成している。
この一時ストア部38は、ストア入口部に配設した対設
ローラ39,39と、揺動可能な可動板40と、この可動板40
の下方に配設したストア受板41と、昇降可能な第10ベル
ト42と、この第10ベルト42の上動位置において同ベルト
42に対設する送りローラ43,43とを備え、可動板40を第
1図に実線で示す如く下動させた時に、判定不良の紙幣
A…を上述のストア受板41に一時ストアし、入金処理完
了時において、上述の可動板40および第10ベルト42を同
図に仮想線で示す如く上動させて複数枚の判定不良紙幣
A…を一括して返却処理すべく構成している。
上述の一時ストア部38の出口部には、前方に向けて傾
斜状に配設した第11ベルト44と、第12ベルト45とを対設
させて第6搬送経路46を形成している。
この第6搬送経路46の送り終端部と対向する位置に
は、前述の第2ベルト12上帯部に対設する第13ベルト47
を配設し、これら各ベルト12,47で、放出紙幣を出入口
1側へ搬送処理する第7搬送経路48を形成している。
また、この第7搬送経路48の送り終端部と、前述の受
板6中途部との間には第14ベルト49を配設している。
ところで、前述の第6ベルト20の下方には、送りロー
ラ50と第15ベルト51とを対設させた第8搬送経路52を設
け、この第8搬送経路52と後述する搬送経路とで入金紙
幣を各収納部53,54,55に、また出金エラー紙幣や不良紙
幣を不良回収部56に、さらに出入口1での取忘れ紙幣を
取忘れ回収部57にそれぞれ収納、回収すべく構成してい
る。
上述の送りローラ50の前方と、前述の第1ベルト11の
下方との間に第16ベルト58と第17ベルト59とを略一直線
状に配設し、上述の第16ベルト58の下部前後にそれぞれ
対設する第18ベルト60、第19ベルト61並びに上述の第17
ベルト59の下部に対設する第20ベルト62を設けて、各ベ
ルト58,60、58,61、59,62間にそれぞれ第9、第10、第1
1搬送経路63,64,65を形成している。
そして上述の各ベルト60,61,62の下部前後にローラ66
…を対設し、第18ベルト60前端とローラ66との間に対向
するガイド67,68を設け、これら各ガイド67,68の下部に
第21ベルト69で駆動される対設ローラ70,70を配設し、
第9搬送経路63から搬送されてくる紙幣たとえば五千円
札を収納部53に収納処理すべく構成している。
また第18ベルト60後端とローラ66との間に対向するガ
イド71,72を設け、これら各ガイド71,72の下部に対設ロ
ーラ73,73を配設し、出金操作に対応して上述の収納部5
3内の紙幣Aを第9搬送経路63に繰出すように構成して
いる。
同様に、第19ベルト61前端とローラ66との間に対向す
るガイド74,75を設け、これら各ガイド74,75の下部に第
22ベルト76で駆動される対設ローラ77,77を配設して、
第10搬送経路64から搬送されてくる紙幣たとえば千円札
を収納部54に収納処理すべく構成すると共に、第19ベル
ト61後端とローラ66との間に対向するガイド78,79を設
け、これら各ガイド78,79の下部に対設ローラ80,80を配
設し、出金操作に対応して上述の収納部54内の紙幣Aを
第10搬送経路64に繰出すように構成している。
さらに、第20ベルト62前端とローラ66との間に対向す
るガイド81,82を設け、これら各ガイド81,82の下部に第
23ベルト83で駆動される対設ローラ84,84を配設して、
第11搬送経路65から搬送されてくる紙幣たとえば一万円
札を収納部55に収納処理すべく構成すると共に、第20ベ
ルト62後端とローラ66との間に対向するガイド85,86を
設け、これら各ガイド85,86の下部に対設ローラ87,87を
配設し、出金操作に対応して上述の収納部55内の紙幣A
を第11搬送経路65に繰出すように構成している。
ここで、上述の各収納部53,54,55は、前後の側板88,8
8と、後側の側板88に沿って上下方向へ摺動する押圧板8
9と、繰出し側に配設され紙幣収納時に第1図の実線位
置に、紙幣繰出し時に同図の仮想線位置に操作される可
動板90とを備えている。
前述の第17ベルト59と、同ベルト59上方の第1ベルト
11の前端部には、これら両ベルト59,11に対設する第24
ベルト91を上下方向に向けて配設し、出金紙幣を第11搬
送経路65から第1搬送経路14に搬送処理する第12搬送経
路92を構成している。
ところで、前述の第8搬送経路52の下部には第15ベル
ト51の下端前部と対設するローラ93を設け、このローラ
93と上述の第15ベルト51との間に対向する前後一対のガ
イド94,94を配設して、これら各ガイド94,94の下部に第
25ベルト95で駆動される対設ローラ96,96を設け、該対
設ローラ96,96間の下部に前述の不良回収部56を配置し
て、出金エラー紙幣や不良紙幣をこの回収部56に回収処
理すべく構成している。
また上述の第25ベルト95は対設ローラ96から後方に向
けて略水平状に架設し、この第25ベルト95の下帯部後端
と対設するローラ97を設け、このローラ97と第25ベルト
95との間の回収方向に、逆L字状のガイド98により前述
の不良回収部56と区画形成した取忘れ回収部57を配置し
て、出入口1において利用客が取忘れた紙幣をこの回収
部57に回収処理すべく構成している。
また、各搬送経路の必要箇所には、紙幣の存在、また
は通過を検知するための、例えば、光電センサで構成さ
れたセンサS1〜S11を設けている。
さらに、前述の第6ベルト20の下帯部20b下方と、第
8搬送経路52上方との間には第1フラッパF1を配設し
て、第3搬送経路21から搬送されてくる紙幣Aを矢印d
方向と矢印l方向とに振分けるように構成しているが、
この第1フラッパF1と同様の機能をもった別のフラッパ
F2,F3,F4,F5,F6,F7,F8を紙幣搬送のそれぞれの分岐部分
に配設している。
そして、上述の各フラッパの切換え作用により、入金
紙幣Aを各搬送経路14,18,21,23を矢印a,b,c,d,e,f方向
に搬送して一旦プール部24に搬送すべく構成している。
また裏返しになった紙幣Aを表裏反転機構31により表
裏反転して一旦プール部24に搬送処理すべく構成してい
る。
さらに上述の一旦プール部24の紙幣を各搬送経路23,3
7,46,18,21,52,63,64,65を矢印h,i,k,c,l,m方向に搬送
して収納部53,54,55に金種別に収納すべく構成してい
る。
さらにまた入金時、鑑別部13で判定不良となった紙幣
Aを各搬送経路18,21,23,37を矢印c,d,e,h,n方向に搬送
して一時ストア部38にストアすべく構成すると共に、こ
の判定不良一時ストア部38の判定不良紙幣を入金処理終
了時点において各搬送経路46,48を矢印j,p方向に搬送し
て出入口1に返却処理すべく構成している。
一方、出金時には、各収納部53,54,55の紙幣を、各搬
送経路63,64,65,92,14,18,21,23,37,46,48を矢印q,b,c,
d,e,h,j,p方向に搬送して出入口1に出金放出すべく構
成している。
また出金時にエラーとなった出金エラー紙幣は、各搬
送経路18,21,52を矢印c,l,r,s方向に搬送して不良回収
部56に回収処理すべく構成している。
さらに出金後、利用客が取忘れた出入口1の取忘れ紙
幣は、各搬送経路14,18,21,52を矢印a,b,c,l,r,t方向に
搬送して取忘れ回収部57に回収処理すべく構成してい
る。
なお、上述の取忘れの紙幣の検出は、出入口1に設け
られたセンサS11が、設定された時間の経過後に紙幣を
検出することで検知される。
第2図は自動預金支払機の制御回路を示し、CPU100
は、ROM101に格納されたプログラムに沿って、各回路装
置を駆動制御し、RAM102は必要なデータの記憶や読出し
を行なう。
CRT103は操作手順その他の案内を表示し、 タッチパネル104は預金、支払、記帳、照合等の各種
の取引きの種類やその他の必要事項の入力を行なう。
カード処理部105は、顧客が投入したカードに記録さ
れたカードデータの読取り、および取引きに基づくカー
ドデータの更新の磁気処理を行なう。
通帳プリンタ106は顧客が投入した通帳に今回の取引
きデータ、あるいは未記帳データをプリントする。
紙幣処理部107は、前述の第1図に示した、紙幣処理
装置の出金および入金の処理動作、さらに取忘れ紙幣の
回収処理動作などを制御すると共に、鑑別部13の駆動制
御を含み、鑑別部13は入金紙幣、出金紙幣および回収紙
幣の真偽判別、金種判別を行なう。
硬貨処理部108は硬貨による入金および出金の各動作
の処理を制御し、伝票処理部109はレシートおよびジャ
ーナルに取引きデータをプリントしてレシートを放出処
理し、 通信処理部110はセンタとの通信回路を接続する。
そして、各回路装置103〜110はインターフェース111
を介してCPU100と接続されている。
ここで、上述のCPU100は回収貨幣(紙幣A参照)を上
述の鑑別部13で鑑別した結果、金額不明の回収紙幣が生
じた時、以後の取忘れ回収を停止する停止手段(第4図
に示すフローチャートのステップ132参照)を兼ねる。
第3図は取忘れ紙幣の回収処理におけるRAM102のデー
タエリアを示し、取忘れ回収レスポンスデータとして
は、取忘れ紙幣を鑑別部13で鑑別した時、その紙幣の読
取り不良で生じる金額不明のフラグR1、 さらに、取忘れ回収金額R2、取忘れ回収枚数R3であ
る。
さらにまた、取忘れ回収データとしては、 取忘れ禁止フラグR4、すなわち、取忘れ紙幣の回収動
作を禁止して装置をダウンし、係員の処理に移るための
フラグであって、例えば、取忘れ紙幣の回収動作が制限
回数の5回を越えるとき、または、取忘れ紙幣のトータ
ル枚数が制限枚数の50枚を越えるとき、取忘れ禁止フラ
グがセットされる。
さらに、取忘れの回数をトータルする取忘れ回数R5、
取忘れ紙幣の枚数をトータルする取忘れ枚数R6、さら
に、顧客個人に対する取忘れデータR7,R8…Rn、すなわ
ち、取忘れ紙幣の取引き顧客を示す口座番号等の顧客デ
ータと、取忘れ紙幣の金額による紙幣データとで編集さ
れた取忘れデータである。
このように構成した貨幣処理装置の取忘れ紙幣の回収
動作を第4図に示すフローチャートを参照して以下に説
明する。
出入口1に出金紙幣の取忘れが生じるには、それ以前
に当然のことながら支払取引きが実行されている。
そのために、RAM102の所定のエリアには支払い取引き
時の取引きデータ、すなわち、その取引きの顧客の口座
番号、支払い金額、その金種、枚数等の必要な取引きデ
ータが記憶されている。
支払いのための紙幣Aは収納部53,54,55の必要な収納
部から、必要な金種の紙幣が、必要枚数繰出され(ステ
ップ121)、出入口1に放出される(ステップ122)。
出入口1に支払い紙幣Aが放出されると、CPU100に内
蔵のタイマが所定時間の計時を開始し、その計時時間内
に紙幣Aの抜取りがセンサS11によって検知されると、
正常に支払い取引きが終了したと判定される(ステップ
123)。
しかし、所定時間が経過しても、出入口1に紙幣Aの
存在がセンサS11で認められるときは、その紙幣Aは取
忘れ紙幣と判定される(ステップ124)。
紙幣Aの取忘れが判定されると、取忘れ禁止フラグが
RAM102のエリアR4にセットされているか、さらに、取忘
れ回数をRAM102のエリアR5から読出して、制限回数の5
回を越えるかを判定し(ステップ125,126)、何れかが
制限される場合は、異常と判定して取忘れ紙幣の回収動
作を停止して(ステップ127)、動作を終了し、係員の
処理に委ねる。
しかし、回収動作が可能であると判定されたときは、
RAM102のエリアR5に取忘れ回数が+1加算され(ステッ
プ128)、次いで、取忘れ顧客のデータ、すなわち、支
払い取引時の口座番号、その他取引データがRAM102のエ
リアR7,R8…Rnの内の空きエリアにストアされる(ステ
ップ129)。
次に、出入口1に取忘れられた紙幣Aの回収動作を実
行する(ステップ130)。
この回収動作は第5図に示すフローチャートによって
実行される。
すなわち、RAM102のエリアR1,R2,R3の取忘れ回収レス
ポンスデータをクリアし(ステップ141)、次いで、出
入口1のローラ8,10を取込み方向に駆動して、出入口1
に取忘れられた紙幣Aを取込み、この紙幣Aを取忘れ回
収部57に回収搬送する(ステップ142)。
すなわち、各搬送経路14,18,21,52を矢印a,b,c,l,r,t
方向に駆動制御して、紙幣Aを搬送し、取忘れ回収部57
に回収する。
この搬送途中で回収紙幣Aは鑑別部13で鑑別されて
(ステップ143)、その金種が判別され(ステップ14
4)、その鑑別の結果金額が不明であれば(ステップ14
5)、RAM102のエリアR1に金額不明フラグをセットし
(ステップ146)、金額が判定できれば、RAM102のエリ
アR2にその金額をストアする(ステップ147)。
次いで、RAM102のエリアR3の取忘れ回収枚数に+1を
加算し、(ステップ148)、このように処理された紙幣
Aが回収部57に回収されると、全紙幣が回収されたかを
センサS11に基づいて判定し(ステップ150)、未だ取忘
れ紙幣Aが出入口1に存在することが認められると、ス
テップ142にリターンされて、上述の処理が繰返され、
全取忘れ紙幣が回収されるまで回収動作が実行される。
第4図のフローチャートにおいて、上述のように取忘
れ紙幣Aの回収が終了すると、RAM102のエリアR1に金額
不明フラグがセットされているか否かが判定され(ステ
ップ131)、該フラグがセットされている時は、RAM102
のエリアR4に取忘れ禁止フラグをセットして(ステップ
132)回収動作を終了する。
この場合、金額が不明のままで回収処理を継続する
と、後の取忘れ紙幣の確認作業時に、紙幣の確認が困難
となるため、その時点で回収動作を停止する。
前述のステップ131で、金額不明フラグがセットされ
ていない場合は、RAM102のエリアR2にストアされた取忘
れ回収金額を取忘れデータの内の紙幣データとして、RA
M102のエリアR7,R8…Rnの内、既に記憶されている顧客
データに対応させてストアし(ステップ133)、さら
に、RAM102のエリアR3にストアされた取忘れ回収枚数
を、RAM102のエリアR6取忘れ枚数に加算する(ステップ
134)。
そして、この取忘れ枚数が50枚を越えるかを判定して
(ステップ135)、制限枚数を越える時は、前述のステ
ップ132と同様にして、取忘れ禁止フラグをRAM102のエ
リアR4をセットして動作を終了し、また、制限枚数を越
えない場合は正常回収動作として終了する。
なお、取忘れ紙幣Aを顧客に返済して、回収をクリア
するときは、第6図に示すように、顧客データ、紙幣デ
ータによる取忘れデータを伝票に印字し(ステップ15
1)、RAM102のエリアR4〜Rnにストアされた取忘れ回収
データをクリアする。
この実施例によれば、取忘れ回収部57に複数回の取忘
れ紙幣Aを回収して紙幣を混在しても、各回毎の取忘れ
データ、すなわち、取忘れ紙幣のデータと、その取引き
顧客のデータがRAM102に記憶されているので、この記憶
された取忘れデータに基づいて後処理が容易にでき、そ
の結果、装置を停止させることなく複数回の取忘れ紙幣
を回収することができ、装置の稼働率を著しく向上させ
ることができる。
しかも、上述の停止手段油ステップ132参照)は回収
貨幣(紙幣A参照)を上記鑑別部13で鑑別した結果、金
額不明の回収貨幣が生じた時に以後の取忘れ回収を停止
するので、後処理の混乱を未然に防止して、装置の高い
信頼性を確保することができる効果がある。
要するに取り忘れ回数が複数回発生した時において貨
幣処理装置の運用を継続できて、高い稼働率を確保する
ことができると共に、金額不明回収硬貨の発生時に以後
の取忘れ回収を停止して、後処理の混乱防止と装置の高
信頼性確保とを図ることができる効果がある。
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応にお
いて、 この発明の貨幣放出口は、実施例の出入口1に対応
し、 以下同様に、 貨幣処理装置は、紙幣処理装置に対応し、 貨幣は、紙幣Aに対応し、 記憶手段は、RAM102に対応し、 停止手段は、CPU100制御によるステップ132(第4図
参照)に対応し、 その他は実施例の同一名称の部品に対応するも、 この発明は実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の貨幣処理装置の内部概略側面図、 第2図は制御回路ブロック図、 第3図はRAMのエリアを示す説明図、 第4図はフローチャート、 第5図はフローチャート、 第6図はフローチャートである。 1……出入口、13……鑑別部 57……取忘れ回収部、102……RAM 132……停止手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貨幣放出口(1)に取忘れられた貨幣
    (A)を取忘れ回収部(57)に搬送して回収する機能を
    持った貨幣処理装置であって、 取忘れ貨幣(A)の回収搬送時に、取忘れ貨幣(A)を
    鑑別する鑑別部(13)を設け、 この貨幣鑑別に基づく貨幣(A)の金種、枚数、金額等
    の貨幣データと、取忘れ貨幣(A)の取引き顧客を示す
    口座番号等の顧客データとで編集された取忘れデータを
    記憶する記憶手段(102)を設けると共に、 回収貨幣を上記鑑別部(13)で鑑別した結果、金額不明
    の回収貨幣が生じた時、以後の取忘れ回収を停止する停
    止手段(132)を備えた 貨幣処理装置の取忘れ貨幣回収装置。
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