JPH08307254A - 同期クロック生成回路 - Google Patents

同期クロック生成回路

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JPH08307254A
JPH08307254A JP7111865A JP11186595A JPH08307254A JP H08307254 A JPH08307254 A JP H08307254A JP 7111865 A JP7111865 A JP 7111865A JP 11186595 A JP11186595 A JP 11186595A JP H08307254 A JPH08307254 A JP H08307254A
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current
capacitor
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司 大石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロックイン時間が短く、かつロック後のジッ
タが小さな同期クロック生成回路を提供する。 【構成】 ロック検出回路6は、位相比較器51からの
信号/UP,DOWNに基づいて、外部クロック信号R
EFと内部クロック信号OSCの位相差の絶対値を検出
し、その位相差の絶対値に応じた信号を電流変換回路7
に出力する。電流変換回路7は、位相差の絶対値が大き
いときはチャージポンプ1の電流源2,5の電流値を大
きな値に設定し、小さいときはその電流値を小さな値に
設定する。したがって、ループフィルタ57の出力電位
Vcoは、ロック前は急速に上昇し、ロック後は安定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は同期クロック生成回路
に関し、特に、外部クロック信号に同期して内部クロッ
ク信号を生成するPhase Locked Loop
(以下、PLLと略記する)回路およびDelay L
ocked Loop(以下、DLLと略記する)回路
のような同期クロック生成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は従来のPLL回路800の構成
を示す回路ブロック図である。図において、このPLL
回路800は、位相比較器51、チャージポンプ52、
ループフィルタ57および電圧制御型発振器61を含
む。
【0003】位相比較器51は、外部から入力される外
部クロック信号REFと、内部で発生される内部クロッ
ク信号OSCとを比較し、2つのクロック信号REFと
OSCの周波数がずれていたり位相がずれていると、そ
の差を信号/UP,DOWNとして次段に出力する。た
とえば、外部クロック信号REFに対して内部クロック
信号OSCの位相が進んでいると信号DOWNが出力さ
れ、遅いと信号/UPが出力される。信号/UP,DO
WNは次段のチャージポンプ52に伝達される。
【0004】チャージポンプ52は、電源電位Vccの
ライン(以下、電源ラインと称す)41とその出力ノー
ドN52の間に直列接続された定電流源53およびPチ
ャネルMOSトランジスタ54と、出力ノードN52と
接地電位GNDのライン(以下、接地ラインと称す)4
2の間に直列接続されたNチャネルMOSトランジスタ
55および定電流源56とを含む。
【0005】信号/UPが活性化レベルである「L」レ
ベルになるとPチャネルMOSトランジスタ54が導通
して定電流源53の定電流がループフィルタ57に流入
する。信号DOWNが活性化レベルである「H」レベル
になるとNチャネルMOSトランジスタ55が導通し定
電流源56の定電流がループフィルタ57から引抜かれ
る。定電流源53,56により供給電流と引抜き電流が
一定の値に保持される。
【0006】ループフィルタ57は、その出力ノード5
7とチャージポンプ52の出力ノードN52の間に接続
された抵抗58と、出力ノード57と接地ライン42の
間に直列接続された抵抗59およびキャパシタ60を含
む。キャパシタ60は、チャージポンプ52による供給
電流と引抜き電流を積分しその積分値を電位に変換す
る。ループフィルタ57の出力電位Vcoは次段の電圧
制御型発振器61に出力される。
【0007】電圧制御型発振器61は、バイアス発生回
路62と、リング状に接続されたK個(Kは正の整数で
ある)の遅延時間可変素子65.1〜65.Kを含む。
【0008】バイアス発生回路62は、電源ライン41
と接地ライン42の間に直列接続されたPチャネルMO
Sトランジスタ63およびNチャネルMOSトランジス
タ64を含む。PチャネルMOSトランジスタ63のゲ
ートはそのドレインに接続される。NチャネルMOSト
ランジスタ64のゲートはループフィルタ57の出力電
位Vcoを受ける。
【0009】遅延時間可変素子65.1は、インバータ
67.1と、インバータ67.1に電源電位Vccを与
えるためのPチャネルMOSトランジスタ66.1と、
インバータ67.1に接地電位GNDを与えるためのN
チャネルMOSトランジスタ68.1を含む。Pチャネ
ルMOSトランジスタ66.1のゲートは、バイアス発
生回路63のPチャネルMOSトランジスタ63のゲー
トに接続される。NチャネルMOSトランジスタ68.
1のゲートは、バイアス発生回路63のNチャネルMO
Sトランジスタ64のゲートに接続される。他の遅延時
間可変素子65.2〜65.Kも同様である。なお、イ
ンバータ67.1〜67.Kは、図14に示すように、
直列接続されたPチャネルMOSトランジスタ69およ
びNチャネルMOSトランジスタ70を含む。MOSト
ランジスタ69と70のゲートは共通接続され、インバ
ータ67.1〜67.Kの入力ノードとなる。MOSト
ランジスタ69と70のドレインはインバータ67.1
〜67.Kの出力ノードとなる。
【0010】ループフィルタ57の出力電位Vcoによ
り、遅延時間可変素子65.1〜65.Kの引抜き側の
電流を決定するNチャネルMOSトランジスタ64の電
流値が決まり、その電流がダイオード接続されたPチャ
ネルMOSトランジスタ63に伝達され同量の電流が遅
延時間可変素子65.1〜65.Kの供給側にも発生す
る。この電流量が大きいほど電圧制御型発振器61の発
振周波数は上昇する。電圧制御型発振器61の出力が内
部クロック信号OSCとなり、この内部クロック信号O
SCは再び外部クロック信号REFと位相比較器51に
おいて比較される。
【0011】以上の動作を繰返すことにより、ループフ
ィルタ57の出力電位Vcoが調整され、動作開始初期
においては大きくずれていた外部クロック信号REFと
内部クロック信号OSCが徐々に同期するようになる。
同期後は、信号/UPとDOWNが等しく出力されるの
でループフィルタ57の出力電位Vcoが一定に保持さ
れ、内部クロック信号OSCの周波数も一定となる。
【0012】図15は従来のDLL回路900の構成を
示す回路ブロック図である。このDLL回路900が図
13のPLL回路800と異なる点は電圧制御型発振器
61の代わりに電圧制御型遅延回路71が設けられてい
る点である。電圧制御型遅延回路71は、バイアス発生
回路62と、直列接続されたK個の遅延時間可変素子6
5.1〜65.Kを含む。外部クロック信号REFが初
段の遅延時間可変素子65.1に入力され、最終段の遅
延時間可変素子65.Kの出力が内部クロック信号OS
Cとなる。動作はPLL回路800と同様であるので説
明は省略される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のPLL
回路800およびDLL回路900では、ループフィル
タ57の出力電位Vcoに対して遅延時間可変素子6
5.1〜65.Kの駆動電流が比例しないのでジッタが
大きくなるという問題がある。すなわち、チャージポン
プ52の出力がNチャネルMOSトランジスタ64のゲ
ートに印加されて遅延時間可変素子65.1〜65.K
の駆動電流が決定されるために、電流値はNチャネルM
OSトランジスタ64のゲート電圧特性に従うこととな
るが、その特性が正確に線形でないがためにループフィ
ルタ57の出力電位Vcoと遅延時間可変素子65.1
〜65.Kを流れる電流の関係が線形でなくなる。した
がって、ロックさせる対象の周波数が大き過ぎる状態、
つまりループフィルタ57の出力電位Vcoが電源電位
Vccに近く遅延時間可変素子65.1〜65.Kの駆
動電流が大きい状態、またはロックさせる対象の周波数
が低すぎる状態、つまりループフィルタ57の出力電位
Vcoが接地電位GNDに近く遅延時間可変素子65.
1〜65.Kの駆動電流が小さい状態では、ジッタが大
きくなる。
【0014】また、チャージポンプ52の定電流の大き
さもジッタの大きさに関係する。図16はチャージポン
プ52の定電流の大きさによってPLL回路800およ
びDLL回路900のロック状態がどのように変化する
かを示す図である。チャージポンプ52の定電流が大き
い場合には、高速にロックすることが可能であるが、ロ
ック後においてチャージポンプ52の微小動作によるル
ープフィルタ57の出力電位Vcoのぶれが大きくなり
ジッタが大きくなる。逆にチャージポンプ52の定電流
が小さい場合には、ロック後のジッタが小さくなるが、
ロックするまでの時間が長くなるという相反する問題が
ある。
【0015】それゆえに、この発明の主たる目的は、ロ
ックイン時間が短く、かつロック後のジッタが小さな同
期クロック生成回路を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の同期ク
ロック生成回路は、外部クロック信号に同期して内部ク
ロック信号を生成する同期クロック生成回路であって、
前記内部クロック信号の位相が前記外部クロック信号よ
りも遅れているか進んでいるかに応じて第1または第2
の制御信号を出力する位相比較器、前記内部クロック信
号と前記外部クロック信号の位相差の絶対値を検出する
ための位相差検出回路、前記内部クロック信号と前記外
部クロック信号の位相差に応じた電圧を生成するための
キャパシタを含むループフィルタ、前記位相比較器から
前記第1または第2の制御信号が出力されたことに応じ
て、前記位相差検出回路で検出された前記位相差の絶対
値に応じた値の電流で前記ループフィルタのキャパシタ
の充電または放電を行なう充放電回路、および前記ルー
プフィルタの出力電圧に応じた周波数で発振し、前記内
部クロック信号を出力する電圧制御型発振器を備えたこ
とを特徴としている。
【0017】また、この発明の第2の同期クロック生成
回路は、外部クロック信号に同期して内部クロック信号
を生成する同期クロック生成回路であって、前記内部ク
ロック信号の位相が前記外部クロック信号よりも遅れて
いるか進んでいるかに応じて第1または第2の制御信号
を出力する位相比較器、前記内部クロック信号と前記外
部クロック信号の位相差の絶対値を検出するための位相
差検出回路、前記内部クロック信号と前記外部クロック
信号の位相差に応じた電圧を生成するためのキャパシタ
を含むループフィルタ、前記位相比較器から前記第1ま
たは第2の制御信号が出力されたことに応じて、前記位
相差検出回路で検出された前記位相差の絶対値に応じた
値の電流で前記ループフィルタのキャパシタの充電また
は放電を行なう充放電回路、および前記ループフィルタ
の出力電圧に応じた時間だけ前記外部クロック信号を遅
延させ前記内部クロック信号として出力する電圧制御型
遅延回路を備えたことを特徴としている。
【0018】また、前記位相差検出回路は、前記位相比
較器から出力される前記第1または第2の制御信号に基
づいて前記位相差の絶対値を検出することとしてもよ
い。
【0019】また、前記位相差検出回路は、前記内部ク
ロック信号と前記外部クロック信号の位相差の絶対値に
応じた電圧を生成するためのキャパシタ、前記位相比較
器から前記第1または第2の制御信号が出力されたこと
に応じて、所定の値の電流で前記キャパシタの充電を行
なう充電回路、および前記充電回路から前記キャパシタ
に与えられる電流よりも小さな値の電流で前記キャパシ
タの放電を行なう放電回路を含むこととしてもよい。
【0020】また、前記放電回路は、前記キャパシタの
出力電圧が所定の値以下であることに応じて前記キャパ
シタの放電を停止することとしてもよい。
【0021】また、前記放電回路は、前記キャパシタの
出力電圧が、そのしきい値電圧よりも低下することを防
止するためのダイオードを含むこととしてもよい。
【0022】また、前記充放電回路は、前記位相差検出
回路のキャパシタの出力電圧が入力され、該入力電圧に
応じた値の電流を流す第1のトランジスタ、各々が前記
第1のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を出
力する第1および第2のカレントミラー回路、その第1
の電極が前記第1のカレントミラー回路の出力電流を受
け、その第2の電極が前記ループフィルタの入力ノード
に接続され、前記位相比較器から前記第1の制御信号が
出力されたことに応じて導通し前記ループフィルタのキ
ャパシタの充電を行なう第2のトランジスタ、およびそ
の第1の電極が前記第2のカレントミラー回路の出力電
流を受け、その第2の電極が前記ループフィルタの入力
ノードに接続され、前記位相比較器から前記第2の制御
信号が出力されたことに応じて導通し前記ループフィル
タのキャパシタの放電を行なう第3のトランジスタを含
むこととしてもよい。
【0023】また、前記充放電回路は、さらに、前記第
1および第2のカレントミラー回路の出力電流が所定の
値以下になることを防止する電流制御回路を含むことと
してもよい。
【0024】また、この発明の第3の同期クロック生成
回路は、外部クロック信号に同期して内部クロック信号
を生成する同期クロック生成回路であって、前記内部ク
ロック信号の位相が前記外部クロック信号よりも遅れて
いるか進んでいるかに応じて第1または第2の制御信号
を出力する位相比較器、前記内部クロック信号と前記外
部クロック信号の位相差の絶対値を検出するための位相
差検出回路、前記内部クロック信号と前記外部クロック
信号の位相差に応じた電圧を生成するためのキャパシタ
を含むループフィルタ、前記位相比較器から前記第1ま
たは第2の制御信号が出力されたことに応じて、所定の
値の電流で前記ループフィルタのキャパシタの充電また
は放電を行なう充放電回路、リング状に接続され、かつ
それぞれが電源電圧と前記ループフィルタの出力電圧と
を受ける複数の遅延時間可変素子を含み、前記内部クロ
ック信号を出力する電圧制御型発振器、および前記位相
差検出回路で検出された前記位相差の絶対値に応じて前
記電圧制御型発振器の複数の遅延時間可変素子に与えら
れる電源電圧または電源電流を制御し、前記電圧制御型
発振器の発振周波数を制御する制御回路を備えたことを
特徴としている。
【0025】また、この発明の第4の同期クロック生成
回路は、外部クロック信号に同期して内部クロック信号
を生成する同期クロック生成回路であって、前記内部ク
ロック信号の位相が前記外部クロック信号よりも遅れて
いるか進んでいるかに応じて第1または第2の制御信号
を出力する位相比較器、前記内部クロック信号と前記外
部クロック信号の位相差の絶対値を検出するための位相
差検出回路、前記内部クロック信号と前記外部クロック
信号の位相差に応じた電圧を生成するためのキャパシタ
を含むループフィルタ、前記位相比較器から前記第1ま
たは第2の制御信号が出力されたことに応じて、所定の
値の電流で前記ループフィルタのキャパシタの充電また
は放電を行なう充放電回路、直列接続され、かつそれぞ
れが電源電圧と前記ループフィルタの出力電圧とを受け
る複数の遅延時間可変素子を含み、前記外部クロック信
号を遅延させ前記内部クロック信号として出力する電圧
制御型遅延回路、および前記位相差検出回路で検出され
た前記位相差の絶対値に応じて、前記電圧制御型遅延回
路の複数の遅延時間可変素子に与えられる電源電圧また
は電源電流を制御し、前記電圧制御型遅延回路の遅延時
間を制御する制御回路を備えたことを特徴としている。
【0026】また、前記位相差検出回路は、前記内部ク
ロック信号と前記外部クロック信号の位相差の絶対値に
応じた電圧を生成するためのキャパシタ、前記位相比較
器から前記第1または第2の制御信号が出力されたこと
に応じて、所定の値の電流で前記キャパシタの充電を行
なう充電回路、および前記充電回路から前記キャパシタ
に与えられる電流よりも小さな値の電流で前記キャパシ
タの放電を行なう放電回路を含むこととしてもよい。
【0027】また、前記制御回路は、電源電位のライン
と前記複数の遅延時間可変素子の電源ノードとの間、お
よび接地電位のラインと前記複数の遅延時間可変素子の
接地ノードとの間のうちの少なくとも一方に接続され、
前記位相差検出回路のキャパシタの出力電圧が入力さ
れ、該入力電圧に応じてその抵抗値が変化する少なくと
も1つのトランジスタを含むこととしてもよい。
【0028】また、前記制御回路は、前記複数の遅延時
間可変素子の電源ノードの電位を前記位相差検出回路の
キャパシタの出力電位に保持する電位保持回路を含むこ
ととしてもよい。
【0029】
【作用】この発明の第1および第2の同期クロック生成
回路にあっては、位相差検出回路によって内部クロック
信号と外部クロック信号の位相差の絶対値が検出され、
その位相差の絶対値に応じた値の電流でループフィルタ
のキャパシタの充放電が行なわれる。したがって、ロッ
ク前の位相差が大きいときは大きな値の電流でループフ
ィルタのキャパシタの充放電が行なわれ、ロックイン時
間の短縮化が図られる。また、ロック後の位相差が小さ
いときは小さな値の電流でループフィルタのキャパシタ
の充放電が行なわれ、ロック後のジッタが抑制される。
【0030】ループフィルタの出力電圧を受ける電圧制
御型発振器を備えればPLL回路が構成され、電圧制御
型遅延回路を備えればDLL回路が構成される。
【0031】また、位相差検出回路は、位相比較器から
出力される第1および第2の制御信号に基づいて位相差
の絶対値を検出することとすれば、回路構成の簡単化が
図られる。
【0032】また、位相差検出回路は、キャパシタと、
第1または第2の制御信号に応答してキャパシタの充電
を行なう充電回路と、微小電流でキャパシタの放電を行
なう放電回路とを含むこととすれば、位相差検出回路を
容易に構成できる。
【0033】また、放電回路は、キャパシタの出力電圧
が所定値以下であることに応じてキャパシタの放電を停
止することとすれば、キャパシタの出力電圧が所定値以
下になって充放電回路の充放電動作が停止することを防
止できる。
【0034】また、放電回路は、キャパシタの出力電圧
がそのしきい値電圧よりも低下することを防止するため
のダイオードを含むこととすれば、放電回路を容易に構
成できる。
【0035】また、充放電回路は、位相差検出回路のキ
ャパシタの出力電圧を受ける第1のトランジスタと、各
々が第1のトランジスタに流れる電流に応じた電流を出
力する第1および第2のカレントミラー回路と、それぞ
れ第1および第2のカレントミラー回路の出力電流でル
ープフィルタのキャパシタの充電および放電を行なう第
2および第3のトランジスタとを含むこととすれば、充
放電回路を容易に構成できる。
【0036】また、充放電回路は、さらに、第1および
第2のカレントミラー回路の出力電流が所定の値以下に
なることを防止する電流制御回路を含むこととすれば、
充放電回路の充放電動作が停止することを防止できる。
【0037】また、この発明の第3および第4の同期ク
ロック生成回路にあっては、位相差検出回路によって内
部クロック信号と外部クロック信号の位相差の絶対値が
検出され、その位相差の絶対値に応じて、複数の遅延時
間可変素子に与えられる電源電圧または電源電流が制御
される。したがって、ロック前の位相差が大きいときは
小さな電源電圧または大きな電源電流が複数の遅延時間
可変素子に与えられ、遅延時間の短縮化が図られてロッ
クイン時間の短縮化が図られる。また、ループフィルタ
のキャパシタの充放電電流を小さな値に設定しておけ
ば、ロック後のジッタが大きくなることがない。
【0038】ループフィルタの出力電圧を受ける電圧制
御型発振器を備えればPLL回路が構成され、電圧制御
型遅延回路を備えればDLL回路が構成される。
【0039】また、位相差検出回路は、キャパシタと、
第1または第2の制御信号に応答してキャパシタの充電
を行なう充電回路と、微小電流でキャパシタの放電を行
なう放電回路とを含むこととすれば、位相差検出回路を
容易に構成できる。
【0040】また、制御回路は、電源電位のラインと複
数の遅延時間可変素子の電源ノードとの間、および接地
電位のラインと複数の遅延時間可変素子の接地ノードと
の間のうちの少なくとも一方に接続され、位相差検出回
路のキャパシタの出力電圧が入力される少なくとも1つ
のトランジスタを含むこととすれば、複数の遅延時間可
変素子の電源電圧または電源電流を容易に制御できる。
【0041】また、制御回路は、複数の遅延時間可変素
子の電源ノードの電位を位相差検出回路のキャパシタの
出力電位に保持する電位保持回路を含むこととすれば、
制御回路を容易に構成できる。
【0042】
【実施例】
[実施例1]図1は、この発明の実施例1によるPLL
回路100の構成を示す回路ブロック図である。
【0043】図1を参照して、このPLL回路100が
図13で示した従来のPLL回路800と異なる点は、
チャージポンプ52の代わりにチャージポンプ1が設け
られている点と、ロック検出回路6および電流変換回路
7が新たに設けられている点である。
【0044】チャージポンプ1は、電源ライン41と電
位ノードN1の間に直列接続された電流可変型電流源2
およびPチャネルMOSトランジスタ3と、出力ノード
N1と接地ライン42の間に直列接続されたNチャネル
MOSトランジスタ4および電流可変型電流源5とを含
む。電流源2,5の電流値は電流変換回路7の出力によ
って制御される。
【0045】ロック検出回路6は、位相比較器51の出
力信号/UP,DOWNを受け、この信号/UP,DO
WNに基づいて外部クロック信号REFと内部クロック
信号OSCの位相差の絶対値を検出し、位相差の絶対値
に応じた信号を電流変換回路7に出力する。電流変換回
路7は、ロック検出回路6からの信号に基づいて、チャ
ージポンプ1の電流源2,5の電流値を制御する。
【0046】図2は、このPLL回路100における外
部クロック信号REFと内部クロック信号OSCの位相
差とチャージポンプ1の出力電流値との関係を示す図で
ある。2つの信号REFとOSCの位相差が大きい状態
ではチャージポンプ1の出力電流が大きな値に設定さ
れ、2つの信号REFとOSCの位相差が小さな状態で
はチャージポンプ1の出力電流が小さな値に設定され
る。2つの信号REFとOSCの位相差とチャージポン
プ1の出力電流値は、線形の関係にあってもよいし、図
2に示されるように2次的な関係にあってもよい。
【0047】図3は、PLL回路100のループフィル
タN57の出力電位Vcoの時間変化を示す図である。
動作の初期において電圧制御型発振器61の発振周波数
がロック対象の周波数と大きくずれているときは、ロッ
ク検出回路6および電流変換回路7によってチャージポ
ンプ20の出力電流が大きな値に設定され、ループフィ
ルタ57のキャパシタ60の充電が急速に行なわれる。
したがって、ループフィルタ57の出力電位Vcoが高
速で所望のレベルに到達する。また、ロック後において
は、ロック検出回路6および電流変換回路7によってチ
ャージポンプ1の出力電流が小さな値に設定され、ルー
プフィルタ57の出力電位Vcoのぶれが小さな範囲に
抑えられる。
【0048】この実施例においては、ロック動作の初期
ではチャージポンプ1の出力電流が大きな値に設定され
るので、ループフィルタ57の充電が高速に行なわれロ
ック時間の短縮化が図られる。また、ロック後はチャー
ジポンプ1の出力電流が小さな値に設定されるので、ル
ープフィルタ57の出力電位Vcoのぶれが抑制され電
圧制御型発振器61の発振周波数の安定化が図られる。
したがって、ロック時間の短縮化とロック後のジッタの
縮小化が両立される。
【0049】なお、この実施例では、この発明がPLL
回路に適用された場合について説明したが、この発明が
DLL回路にも適用可能であることは言うまでもない。
【0050】[実施例2]図4は、この発明の実施例2
によるPLL回路200の構成を示す回路ブロック図で
ある。
【0051】図4を参照して、このPLL回路200が
図1のPLL回路100と異なる点は、ロック検出回路
6の代わりに位相比較器8が設けられている点である。
位相比較器8は、外部クロック信号REFと内部クロッ
ク信号OSCを受け、2つの信号REFとOSCの位相
差の絶対値に応じた信号を電流変換回路7に与える。他
の構成および動作は図1のPLL回路100と同様であ
るので説明は省略される。
【0052】この実施例においても、実施例1と同様の
効果が得られる。 [実施例3]図5は、この発明の実施例3によるPLL
回路300の構成を示す回路ブロック図である。
【0053】図5を参照して、このPLL回路300
は、位相比較器51′、インバータ9、チャージポンプ
10、充電回路15、NチャネルMOSトランジスタ2
0(放電回路)、キャパシタ21、電流変換回路22、
ループフィルタ57および電圧制御型発振器61を備え
る。
【0054】位相比較器51′は、内部クロック信号O
SCの位相が外部クロック信号REFよりも遅れている
ことに応じて活性化レベルが「H」レベルである信号U
Pを出力し、内部クロック信号OSCの位相が外部クロ
ック信号REFよりも進んでいることに応じて活性化レ
ベルが「H」レベルである信号DOWNを出力する。
【0055】チャージポンプ10は、電源ライン41と
出力ノードN10の間に直列接続されたPチャネルMO
Sトランジスタ11,12と、出力ノードN10と接地
ライン42の間に直列接続されたNチャネルMOSトラ
ンジスタ13,14とを含む。PチャネルMOSトラン
ジスタ12のゲートは、インバータ9を介して信号UP
を受ける。NチャネルMOSトランジスタ13のゲート
は、信号DOWNを受ける。MOSトランジスタ11,
14のゲートは、それぞれ電流変換回路22の出力ノー
ドN23,N27に接続される。
【0056】充電回路15は、インバータ16,17お
よびPチャネルMOSトランジスタ18,19を含む。
PチャネルMOSトランジスタ18は、電源ライン41
とノードN15の間に接続され、そのゲートはインバー
タ16を介して信号UPを受ける。PチャネルMOSト
ランジスタ19は、電源ライン41とノードN15の間
に接続され、そのゲートはインバータ17を介して信号
DOWNを受ける。信号UP,DOWNが活性化レベル
である「H」レベルになるとPチャネルMOSトランジ
スタ18,19は導通し充電電流がノードN15に供給
される。
【0057】NチャネルMOSトランジスタ20は、そ
のドレインがノードN15に接続され、そのソースに固
定電位Vsが与えられ、そのゲートに固定電位Vgが与
えられる。NチャネルMOSトランジスタ20は、ノー
ドN15から固定電位Vsに微小電流IL をリークさせ
る。
【0058】キャパシタ21はノードN15と接地ライ
ン42の間に接続される。キャパシタ21は、充電回路
15によって充電される一方、NチャネルMOSトラン
ジスタ20によって放電される。ロック前は、充電回路
15からの充電電流の方がNチャネルMOSトランジス
タ20によるリーク電流よりも大きくなり、ノードN1
5の電位が徐々に上昇する。ロック後は、充電回路15
からの充電電流の方がNチャネルMOSトランジスタ2
0によるリーク電流よりも小さくなり、ノードN15の
電位が徐々に下降し、固定電位Vsとなる。
【0059】電流変換回路22は、電源ライン41と接
地ライン42の間に直列接続されたPチャネルMOSト
ランジスタ23およびNチャネルMOSトランジスタ2
4,25と、電源ライン41と接地ライン42の間に直
列接続されたPチャネルMOSトランジスタ26および
NチャネルMOSトランジスタ27とを含む。Nチャネ
ルMOSトランジスタ25のゲートはノードN15に接
続される。PチャネルMOSトランジスタ23,26の
ゲートは、ともにPチャネルMOSトランジスタ23の
ドレイン(出力ノードN23)に接続される。Nチャネ
ルMOSトランジスタ24,27のゲートは、ともにN
チャネルMOSトランジスタ27のドレイン(出力ノー
ドN27)に接続される。出力ノードN23,N27
は、上述のとおり、それぞれチャージポンプ10のMO
Sトランジスタ11,14のゲートに接続される。すな
わち、PチャネルMOSトランジスタ23と26,23
と11は、それぞれカレントミラー回路を構成する。ま
た、NチャネルMOSトランジスタ27と14はカレン
トミラー回路を構成する。したがって、MOSトランジ
スタ23〜27,11,14には同じ値の電流が流れ
る。ただし、MOSトランジスタ23〜27,11,1
4のトランジスタサイズは同じものとする。
【0060】ロック前においてノードN15の電位が高
いときは、MOSトランジスタ23〜27,11,14
に大きな値の電流が流れ、チャージポンプ10の出力電
流が大きくなる。逆に、ロック後においてノードN15
の電位が低いときは、MOSトランジスタ23〜27,
11,14に小さな値の電流が流れ、チャージポンプ1
0の出力電流が小さくなる。
【0061】ループフィルタ57および電圧制御型発振
器61の構成および動作は図13で示したものと同じで
あるので説明は省略される。
【0062】図6はロック動作の開始直後、つまり外部
クロック信号REFと内部クロック信号OSCの位相差
が大きいときのPLL回路300の動作を示すタイムチ
ャートである。2つの信号REFとOSCの位相差が大
きいと、信号UPとDOWNの「H」レベルの期間が長
くなり、PチャネルMOSトランジスタ18,19の導
通期間が長くなるので、ノードN15の電位が徐々に上
昇する。これにより、NチャネルMOSトランジスタ2
5の抵抗値が小さくなりチャージポンプ10の出力電流
が大きくなって、ロックイン時間の短縮化が図られる。
【0063】図9はロック後におけるPLL回路300
の動作を示すタイムチャートである。ロック後は信号U
PとDOWNの「H」レベルの期間が短くなり、Pチャ
ネルMOSトランジスタ18,19の導通期間が短くな
るのでノードN15の出力は固定電位Vsとなってい
る。固定電位Vsは、このときのチャージポンプ10の
出力電流が十分に小さな値になるように設定されてい
る。したがって、ロック状態からのずれが小さくなり、
ジッタが小さくなる。
【0064】この実施例においても、実施例1と同様の
効果が得られる。 [実施例4]図8は、この発明の実施例4によるPLL
回路300′の構成を示す回路ブロック図である。この
PLL回路300′は、図5で示したPLL回路300
と基本的には同じである。NチャネルMOSトランジス
タ21のソースと接地ライン42の間にダイオード接続
されたNチャネルMOSトランジスタ28が接続され、
ノードN15の電位がNチャネルMOSトランジスタ2
8のしきい値電位以下になることが防止される。これに
より、電流変換回路22のMOSトランジスタ23〜2
7に電流が流れなくなることが防止され、チャージポン
プ10の安定な制御が可能となる。
【0065】すなわち、ノードN15の電位が低下し過
ぎると電流変換回路22のNチャネルMOSトランジス
タ25の抵抗値が上昇し過ぎ、また、ノードN15の電
位がNチャネルMOSトランジスタ25のしきい値電位
よりも低下するとNチャネルMOSトランジスタ25が
完全にオフするため、電流変換回路22に電流が流れな
くなりチャージポンプ10が動作しなくなる。しかし、
NチャネルMOSトランジスタ20のソースと接地ライ
ン42の間にNチャネルMOSトランジスタ28を接続
したことによりノードN15の電位はNチャネルMOS
トランジスタ28のしきい値電位以上に保持されるの
で、ノードN15の電位がゲートに印加されるNチャネ
ルMOSトランジスタ25が完全にオフすることはな
く、チャージポンプ10が安定に動作する。
【0066】この実施例においても、実施例1と同様の
効果が得られる。 [実施例5]この実施例では、電流変換回路22のMO
Sトランジスタ23〜27に電流が流れなくなることを
防止しチャージポンプ10を安定に動作させる他の回路
構成が示される。
【0067】図9は、この発明の実施例5によるPLL
回路400の構成を示す回路ブロック図である。図9を
参照して、このPLL回路400が図5で示したPLL
回路300と異なる点は、NチャネルMOSトランジス
タ20のソースが接地ライン42に接続され、そのゲー
トに固定電位Vgsが与えられている点と、スタートア
ップ回路30が新たに設けられている点である。固定電
位Vgsの値は、NチャネルMOSトランジスタ20が
ノードN15から接地ライン42に微小電流I L を流す
ように設定される。スタートアップ回路30は、電源ラ
イン41とノードN27の間に接続されたPチャネルM
OSトランジスタ31と、電源ライン41と接地ライン
42の間に直列接続されたPチャネルMOSトランジス
タ32およびNチャネルMOSトランジスタ33とを含
む。PチャネルMOSトランジスタ31のゲートは、P
チャネルMOSトランジスタ32とNチャネルMOSト
ランジスタ33の接続ノードN32に接続される。Pチ
ャネルMOSトランジスタ32のゲートは、ノードN2
3に接続される。NチャネルMOSトランジスタ33の
ゲートには固定電位Vgsが与えられる。固定電位Vg
sの値は、NチャネルMOSトランジスタ33がノード
N32から接地ライン42に微小電流IL を流すように
設定される。
【0068】次に、スタートアップ回路30の動作につ
いて説明する。電流変換回路22のMOSトランジスタ
23〜27の電流が小さくなると、ノードN23の電位
が電源電位Vcc寄りに片寄るのでPチャネルMOSト
ランジスタ32が高抵抗となりノードN32が「L」レ
ベルとなる。応じて、PチャネルMOSトランジスタ3
1が導通しNチャネルMOSトランジスタ27に電流が
流れ、電流変換回路22のMOSトランジスタ23〜2
7に電流が流れる。この電流が最小の電流値となる。し
たがって、電流変換回路22のMOSトランジスタ23
〜27に電流が流れなくなることが防止され、チャージ
ポンプ10が安定に動作する。
【0069】この実施例においても、実施例1と同様の
効果が得られる。 [実施例6]この実施例は、上述の実施例1〜5のよう
に位相差の絶対値に応じてチャージポンプ10の出力電
流を変化させるものではなく、電圧制御型発振器61の
ソース抵抗を変化させることでその発振周波数を変化さ
せようとするものである。このソース抵抗が大きいほど
電圧制御型発振器61の振幅が小さくなり、電圧制御型
発振器61は高速で発振する。したがって、本実施例の
場合、チャージポンプ10の出力電流の値は、最初から
ロック後のジッタを考慮し微小値に設定しておけばよ
い。
【0070】以下、図に基づいて説明する。図10は、
この発明の実施例6によるPLL回路500の構成を示
す回路ブロック図である。図10を参照して、このPL
L回路500では、チャージポンプ10の出力電流を一
定の微小値に設定するための定電流発生回路35が設け
られる。定電流発生回路35は、図5の電流変換回路2
2のNチャネルMOSトランジスタ25を抵抗36で置
換したものである。抵抗36の抵抗値に応じた値の電流
がMOSトランジスタ23,24,26,27に流れ、
その電流に等しい値の電流がチャージポンプ10から出
力される。
【0071】また、このPLL回路500では、電圧制
御型発振器61のNチャネルMOSトランジスタ64,
68.1〜68.Kのソースと接地ライン42の間に、
電圧制御型発振器61の振幅を変化させるためのPチャ
ネルMOSトランジスタ34が接続される。Pチャネル
MOSトランジスタ34のゲートはノードN15に接続
される。NチャネルMOSトランジスタ20のソースは
接地ライン42に接続され、そのゲートには固定電位V
gsが与えられる。外部クロック信号REFと内部クロ
ック信号OSCの位相差が大きいとノードN15の電位
すなわちPチャネルMOSトランジスタ34のゲート電
位が上昇し電圧制御型発振器61の振幅が小さくなる。
【0072】次に、このPLL回路500の動作につい
て説明する。動作開始初期は、ノードN15の電位は接
地電位GNDに固定されているので電圧制御型発振器6
1の振幅はVcc−Vtpとなる。ここでVtpはPチ
ャネルMOSトランジスタ34のしきい値電位である。
このとき、外部クロック信号REFと電圧制御型発振器
61の出力である内部クロック信号OSCの間の位相差
が大きいとループフィルタ57の出力電位Vcoが上昇
し電圧制御型発振器61に流れる電流が大きくなり電圧
制御型発振器61の発振周波数が上昇する。同時に、ノ
ードN51の電位が上昇し電圧制御型発振器61の振幅
がVcc−Va−Vtpと小さくなり、電圧制御型発振
器61の発振周波数が上昇する。ここでVaはノードN
15の電位である。ロック後は、ノードN51の電位が
接地電位GNDになるために電圧制御型発振器61の発
振周波数は本来のループフィルタ57の出力電位Vco
で決まり、このときのチャージポンプ10の電流値はジ
ッタが小さくなるように設定されている。
【0073】この実施例においても、実施例1と同様の
効果が得られる。 [実施例7]この実施例は、上述の実施例1〜5のよう
に位相差の絶対値に応じてチャージポンプ10の出力電
流を変化させるものではなく、電圧制御型発振器61に
供給する電流の大きさを変化させることで電圧制御型発
振器61の発振周波数を変化させようとするものであ
る。電圧制御型発振器61への電流供給量が大きいほど
電圧制御型発振器61は高速で発振する。したがって、
本実施例の場合、チャージポンプ10の出力電流の値
は、最初からロック後のジッタを考慮し微小値に設定し
ておけばよい。
【0074】以下、図に基づいて説明する。図11は、
この発明の実施例7によるPLL回路600の構成を示
す回路ブロック図である。図11を参照して、このPL
L回路600では、ノードN38と電圧制御型発振器6
1のPチャネルMOSトランジスタ63,66.1〜6
6.Kのソースの間に、電圧制御型発振器61への電流
供給量を変化させるためのNチャネルMOSトランジス
タ39が接続される。ノードN38は、オペアンプ37
およびPチャネルMOSトランジスタ38により基準電
位Vrefに保持される。NチャネルMOSトランジス
タ39のゲートはノードN15に接続される。Nチャネ
ルMOSトランジスタ20のソースには固定電位Vsが
与えられ、そのゲートには固定電位Vgが与えられる。
固定電位Vsの値は、NチャネルMOSトランジスタ3
9が電圧制御型発振器61に最小限必要な電流を供給す
るように設定される。
【0075】次に、このPLL回路600の動作につい
て説明する。外部クロック信号REFと電圧制御型発振
器61の出力である内部クロック信号OSCの間の位相
差が大きいとループフィルタ57の出力電位Vcoが上
昇し電圧制御型発振器61に流れる電流が大きくなり電
圧制御型発振器61の発振周波数が上昇する。同時に、
ノードN15の電位が上昇するので電圧制御型発振器6
1への電流供給量が大きくなり電圧制御型発振器61の
発振周波数が上昇する。ロック後は、電圧制御型発振器
61への電流供給量が小さい状態となるとともに電圧制
御型発振器61の発振周波数は本来のループフィルタ5
7の出力電位Vcoで決まり、このときのチャージポン
プ10の電流値はジッタが小さくなるように設定されて
いる。
【0076】この実施例においても、実施例1と同様の
効果が得られる。 [実施例8]この実施例は、電圧制御型発振器61に電
流を供給するための電源ノードN38の電位を変化させ
ることにより電圧制御型発振器61に供給する電流量を
変化させ、これにより電圧制御型発振器61の発振周波
数を変化させようとするものである。
【0077】図12は、この発明の実施例8によるPL
L回路700の構成を示す回路ブロック図である。図1
2を参照して、このPLL回路700では、電圧制御型
発振器61のPチャネルMOSトランジスタ63,6
6.1〜66.Kのソースすなわち電源ノードN38の
電位をノードN15の電位に保持するためのオペアンプ
37およびPチャネルMOSトランジスタ38からなる
電位保持回路が設けられる。PチャネルMOSトランジ
スタ38は電源ライン41と電源ノードN38の間に接
続され、そのゲートはオペアンプ37の出力を受ける。
オペアンプ37の非反転入力ノードは電源ノードN38
に接続され、その反転入力ノードは基準電位Vrefに
接続されるとともにノードN15に接続される。実施例
1〜7でノードN15に接続されていた放電用のNチャ
ネルMOSトランジスタ20は除去されている。これ
は、基準電位Vrefを供給する電源は非常に高い出力
インピーダンスを有するので、NチャネルMOSトラン
ジスタ20を電源とノードN15の間に接続したのと同
じ効果が得られるからである。
【0078】次に、このPLL回路700の動作につい
て説明する。動作開始時は、ノードN15,N38の電
位が基準電位Vrefに固定されており、これで決まる
電流で電圧制御型発振器61が発振する。このとき、外
部クロック信号REFと電圧制御型発振器61の出力で
ある内部クロック信号OSCの間の位相差が大きいとル
ープフィルタ57の出力電位Vcoが上昇し電圧制御型
発振器61に流れる電流が大きくなり電圧制御型発振器
61の発振周波数が上昇する。同時に、ノードN15,
N38の電位が基準電位Vrefから電源電位Vccに
向かって上昇し、電圧制御型発振器61への電流供給量
が大きくなり電圧制御型発振器61の発振周波数が上昇
する。ロック後は、ノードN15,N38の電位は基準
電位Vrefに固定され、これで決まる電流で電圧制御
型発振器61が発振する。電圧制御型発振器61の発振
周波数は本来のループフィルタ57の出力電位Vcoで
決まり、このときのチャージポンプ10の電流値はジッ
タが小さくなるように設定されている。
【0079】この実施例においても、実施例1と同様の
効果が得られる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1および第
2の同期クロック生成回路にあっては、内部クロック信
号と外部クロック信号の位相差の絶対値に応じた値の電
流でループフィルタのキャパシタの充放電が行なわれ
る。したがって、ロック前の位相差が大きいときは大き
な値の電流でループフィルタのキャパシタの充放電が行
なわれ、ロック後の位相差が小さいときは小さな値の電
流でループフィルタのキャパシタの充放電が行なわれ
る。よって、ロックイン時間の短縮化とロック後のジッ
タの縮小化が両立される。
【0081】ループフィルタの出力電圧を受ける電圧制
御型発振器を備えればPLL回路が構成され、電圧制御
型遅延回路を備えればDLL回路が構成される。
【0082】また、位相差検出回路は、位相比較器から
出力される第1および第2の制御信号に基づいて位相差
の絶対値を検出することとすれば、回路構成の簡単化が
図られる。
【0083】また、位相差検出回路は、キャパシタと、
第1または第2の制御信号に応答してキャパシタの充電
を行なう充電回路と、微小電流でキャパシタの放電を行
なう放電回路とを含むこととすれば、位相差検出回路を
容易に構成できる。
【0084】また、放電回路は、キャパシタの出力電圧
が所定値以下であることに応じてキャパシタの放電を停
止することとすれば、キャパシタの出力電圧が所定値以
下になって充放電回路の充放電動作が停止することを防
止できる。
【0085】また、放電回路は、キャパシタの出力電圧
がそのしきい値電圧よりも低下することを防止するため
のダイオードを含むこととすれば、放電回路を容易に構
成できる。
【0086】また、充放電回路は、位相差検出回路のキ
ャパシタの出力電圧を受ける第1のトランジスタと、各
々が第1のトランジスタに流れる電流に応じた電流を出
力する第1および第2のカレントミラー回路と、それぞ
れ第1および第2のカレントミラー回路の出力電流でル
ープフィルタのキャパシタの充電および放電を行なう第
2および第3のトランジスタとを含むこととすれば、充
放電回路を容易に構成できる。
【0087】また、充放電回路は、さらに、第1および
第2のカレントミラー回路の出力電流が所定の値以下に
なることを防止する電流制御回路を含むこととすれば、
充放電回路の充放電動作が停止することを防止できる。
【0088】また、この発明の第3および第4の同期ク
ロック生成回路にあっては、内部クロック信号と外部ク
ロック信号の位相差の絶対値に応じて、複数の遅延時間
可変素子に与えられる電源電圧または電源電流が制御さ
れる。したがって、ロック前の位相差が大きいときは小
さな電源電圧または大きな電源電流が複数の遅延時間可
変素子に与えられ、遅延時間の短縮化が図られてロック
イン時間の短縮化が図られる。また、ループフィルタの
キャパシタの充放電電流を小さな値に設定しておけば、
ロック後のジッタが大きくなることがない。
【0089】ループフィルタの出力電圧を受ける電圧制
御型発振器を備えればPLL回路が構成され、電圧制御
型遅延回路を備えればDLL回路が構成される。
【0090】また、位相差検出回路は、キャパシタと、
第1または第2の制御信号に応答してキャパシタの充電
を行なう充電回路と、微小電流でキャパシタの放電を行
なう放電回路とを含むこととすれば、位相差検出回路を
容易に構成できる。
【0091】また、制御回路は、電源電位のラインと複
数の遅延時間可変素子の電源ノードとの間、および接地
電位のラインと複数の遅延時間可変素子の接地ノードと
の間のうちの少なくとも一方に接続され、位相差検出回
路のキャパシタの出力電圧が入力される少なくとも1つ
のトランジスタを含むこととすれば、複数の遅延時間可
変素子の電源電圧または電源電流を容易に制御できる。
【0092】また、制御回路は、複数の遅延時間可変素
子の電源ノードの電位を位相差検出回路のキャパシタの
出力電位に保持する電位保持回路を含むこととすれば、
制御回路を容易に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるPLL回路の構成
を示す回路ブロック図である。
【図2】 図1に示したPLL回路における位相差とチ
ャージポンプの出力電流値の関係を示す図である。
【図3】 図1に示したPLL回路のループフィルタの
出力電位Vcoの変化を示すタイムチャートである。
【図4】 この発明の実施例2によるPLL回路の構成
を示す回路ブロック図である。
【図5】 この発明の実施例3によるPLL回路の構成
を示す回路ブロック図である。
【図6】 図5に示したPLL回路のロック前の動作を
示すタイムチャートである。
【図7】 図5に示したPLL回路のロック後の動作を
示すタイムチャートである。
【図8】 この発明の実施例4によるPLL回路の構成
を示す回路ブロック図である。
【図9】 この発明の実施例5によるPLL回路の構成
を示す回路ブロック図である。
【図10】 この発明の実施例6によるPLL回路の構
成を示す回路ブロック図である。
【図11】 この発明の実施例7によるPLL回路の構
成を示す回路ブロック図である。
【図12】 この発明の実施例8によるPLL回路の構
成を示す回路ブロック図である。
【図13】 従来のPLL回路の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図14】 図13に示したPLL回路のインバータの
構成を示す回路ブロック図である。
【図15】 従来のDLL回路の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図16】 従来のPLL回路およびDLL回路の問題
点を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1,10,52 チャージポンプ、2,5 電流可変型
電流源、3,18,19,23,26,31,32,3
4,38,54,63,66.1〜66.K,69 P
チャネルMOSトランジスタ、4,20,24,25,
27,28,38,39,55,64,68.1〜6
8.K,70 NチャネルMOSトランジスタ、6 ロ
ック検出回路、7,22 電流変換回路、8,51,5
1′ 位相比較器、9,16,17,67.1〜67.
K インバータ、15 充電回路、21,60 キャパ
シタ、30 スタートアップ回路、35 定電流発生回
路、36,57,58 抵抗、37 オペアンプ、41
電源ライン、42 接地ライン、53,56 定電流
源、57 ループフィルタ、61 電圧制御型発振器、
62 バイアス発生回路、65.1〜65.K 遅延時
間可変素子、71 電圧制御型遅延回路、100,20
0,300,400,500,600,700,800
PLL回路、900 DLL回路。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部クロック信号に同期して内部クロッ
    ク信号を生成する同期クロック生成回路であって、 前記内部クロック信号の位相が前記外部クロック信号よ
    りも遅れているか進んでいるかに応じて第1または第2
    の制御信号を出力する位相比較器、 前記内部クロック信号と前記外部クロック信号の位相差
    の絶対値を検出するための位相差検出回路、 前記内部クロック信号と前記外部クロック信号の位相差
    に応じた電圧を生成するためのキャパシタを含むループ
    フィルタ、 前記位相比較器から前記第1または第2の制御信号が出
    力されたことに応じて、前記位相差検出回路で検出され
    た前記位相差の絶対値に応じた値の電流で、前記位相比
    較器の出力信号をもって前記ループフィルタのキャパシ
    タの充電または放電を行なう充放電回路、および前記ル
    ープフィルタの出力電圧に応じた周波数で発振し、前記
    内部クロック信号を出力する電圧制御型発振器を備え
    る、同期クロック生成回路。
  2. 【請求項2】 外部クロック信号に同期して内部クロッ
    ク信号を生成する同期クロック生成回路であって、 前記内部クロック信号の位相が前記外部クロック信号よ
    りも遅れているか進んでいるかに応じて第1または第2
    の制御信号を出力する位相比較器、 前記内部クロック信号と前記外部クロック信号の位相差
    の絶対値を検出するための位相差検出回路、 前記内部クロック信号と前記外部クロック信号の位相差
    に応じた電圧を生成するためのキャパシタを含むループ
    フィルタ、 前記位相比較器から前記第1または第2の制御信号が出
    力されたことに応じて、前記位相差検出回路で検出され
    た前記位相差の絶対値に応じた値の電流で前記ループフ
    ィルタのキャパシタの充電または放電を行なう充放電回
    路、および前記ループフィルタの出力電圧に応じた時間
    だけ前記外部クロック信号を遅延させ前記内部クロック
    信号として出力する電圧制御型遅延回路を備える、同期
    クロック生成回路。
  3. 【請求項3】 前記位相差検出回路は、前記位相比較器
    から出力される前記第1または第2の制御信号に基づい
    て前記位相差の絶対値を検出する、請求項1または2に
    記載の同期クロック生成回路。
  4. 【請求項4】 前記位相差検出回路は、 前記内部クロック信号と前記外部クロック信号の位相差
    の絶対値に応じた電圧を生成するためのキャパシタ、 前記位相比較器から前記第1または第2の制御信号が出
    力されたことに応じて、所定の値の電流で前記キャパシ
    タの充電を行なう充電回路、および前記充電回路から前
    記キャパシタに与えられる電流よりも小さな値の電流で
    前記キャパシタの放電を行なう放電回路を含む、請求項
    3に記載の同期クロック生成回路。
  5. 【請求項5】 前記放電回路は、前記キャパシタの出力
    電圧が所定の値以下であることに応じて前記キャパシタ
    の放電を停止する、請求項4に記載の同期クロック生成
    回路。
  6. 【請求項6】 前記放電回路は、前記キャパシタの出力
    電圧が、そのしきい値電圧よりも低下することを防止す
    るためのダイオードを含む、請求項5に記載の同期クロ
    ック生成回路。
  7. 【請求項7】 前記充放電回路は、 前記位相差検出回路のキャパシタの出力電圧が入力さ
    れ、該入力電圧に応じた値の電流を流す第1のトランジ
    スタ、 各々が前記第1のトランジスタに流れる電流に応じた値
    の電流を出力する第1および第2のカレントミラー回
    路、 その第1の電極が前記第1のカレントミラー回路の出力
    電流を受け、その第2の電極が前記ループフィルタの入
    力ノードに接続され、前記位相比較器から前記第1の制
    御信号が出力されたことに応じて導通し前記ループフィ
    ルタのキャパシタの充電を行なう第2のトランジスタ、
    およびその第1の電極が前記第2のカレントミラー回路
    の出力電流を受け、その第2の電極が前記ループフィル
    タの入力ノードに接続され、前記位相比較器から前記第
    2の制御信号が出力されたことに応じて導通し前記ルー
    プフィルタのキャパシタの放電を行なう第3のトランジ
    スタを含む、請求項4ないし6のいずれかに記載の同期
    クロック生成回路。
  8. 【請求項8】 前記充放電回路は、さらに、前記第1お
    よび第2のカレントミラー回路の出力電流が所定の値以
    下になることを防止する電流制御回路を含む、請求項7
    に記載の同期クロック生成回路。
  9. 【請求項9】 外部クロック信号に同期して内部クロッ
    ク信号を生成する同期クロック生成回路であって、 前記内部クロック信号の位相が前記外部クロック信号よ
    りも遅れているか進んでいるかに応じて第1または第2
    の制御信号を出力する位相比較器、 前記内部クロック信号と前記外部クロック信号の位相差
    の絶対値を検出するための位相差検出回路、 前記内部クロック信号と前記外部クロック信号の位相差
    に応じた電圧を生成するためのキャパシタを含むループ
    フィルタ、 前記位相比較器から前記第1または第2の制御信号が出
    力されたことに応じて、所定の値の電流で前記ループフ
    ィルタのキャパシタの充電または放電を行なう充放電回
    路、 リング状に接続され、かつそれぞれが電源電圧と前記ル
    ープフィルタの出力電圧とを受ける複数の遅延時間可変
    素子を含み、前記内部クロック信号を出力する電圧制御
    型発振器、および前記位相差検出回路で検出された前記
    位相差の絶対値に応じて前記電圧制御型発振器の複数の
    遅延時間可変素子に与えられる電源電圧または電源電流
    を制御し、前記電圧制御型発振器の発振周波数を制御す
    る制御回路を備える、同期クロック生成回路。
  10. 【請求項10】 外部クロック信号に同期して内部クロ
    ック信号を生成する同期クロック生成回路であって、 前記内部クロック信号の位相が前記外部クロック信号よ
    りも遅れているか進んでいるかに応じて第1または第2
    の制御信号を出力する位相比較器、 前記内部クロック信号と前記外部クロック信号の位相差
    の絶対値を検出するための位相差検出回路、 前記内部クロック信号と前記外部クロック信号の位相差
    に応じた電圧を生成するためのキャパシタを含むループ
    フィルタ、 前記位相比較器から前記第1または第2の制御信号が出
    力されたことに応じて、所定の値の電流で前記ループフ
    ィルタのキャパシタの充電または放電を行なう充放電回
    路、 直列接続され、かつそれぞれが電源電圧と前記ループフ
    ィルタの出力電圧とを受ける複数の遅延時間可変素子を
    含み、前記外部クロック信号を遅延させ前記内部クロッ
    ク信号として出力する電圧制御型遅延回路、および前記
    位相差検出回路で検出された前記位相差の絶対値に応じ
    て、前記電圧制御型遅延回路の複数の遅延時間可変素子
    に与えられる電源電圧または電源電流を制御し、前記電
    圧制御型遅延回路の遅延時間を制御する制御回路を備え
    る、同期クロック生成回路。
  11. 【請求項11】 前記位相差検出回路は、 前記内部クロック信号と前記外部クロック信号の位相差
    の絶対値に応じた電圧を生成するためのキャパシタ、 前記位相比較器から前記第1または第2の制御信号が出
    力されたことに応じて、所定の値の電流で前記キャパシ
    タの充電を行なう充電回路、および前記充電回路から前
    記キャパシタに与えられる電流よりも小さな値の電流で
    前記キャパシタの放電を行なう放電回路を含む、請求項
    9または10に記載の同期クロック生成回路。
  12. 【請求項12】 前記制御回路は、電源電位のラインと
    前記複数の遅延時間可変素子の電源ノードとの間、およ
    び接地電位のラインと前記複数の遅延時間可変素子の接
    地ノードとの間のうちの少なくとも一方に接続され、前
    記位相差検出回路のキャパシタの出力電圧が入力され、
    該入力電圧に応じてその抵抗値が変化する少なくとも1
    つのトランジスタを含む、請求項11に記載の同期クロ
    ック生成回路。
  13. 【請求項13】 前記制御回路は、前記複数の遅延時間
    可変素子の電源ノードの電位を前記位相差検出回路のキ
    ャパシタの出力電位に保持する電位保持回路を含む、請
    求項11に記載の同期クロック生成回路。
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