JPH08307101A - アンテナ切換用rfスイッチ - Google Patents

アンテナ切換用rfスイッチ

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Publication number
JPH08307101A
JPH08307101A JP10874595A JP10874595A JPH08307101A JP H08307101 A JPH08307101 A JP H08307101A JP 10874595 A JP10874595 A JP 10874595A JP 10874595 A JP10874595 A JP 10874595A JP H08307101 A JPH08307101 A JP H08307101A
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JP
Japan
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antenna
diode
terminal
transmission
filter
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Application number
JP10874595A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sogouya
真一 相合谷
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH08307101A publication Critical patent/JPH08307101A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0216Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/181Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components

Landscapes

  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波をアースにバイパスするダイオードの
接地位置の不要インダクタンスを低減し、好適なアイソ
レーションの確保を可能にする。 【構成】 RFスイッチは送信信号のアンテナへの伝送
を制御するダイオードとこのダイオードの制御電流の通
電経路を構成するとともに送信時はアンテナで受信され
た受信信号をアースにバイパスするダイオードD3とか
らなる。ダイオードD3のカソード端子T1はRFスイ
ッチが構成されるプリント基板5の当該カソード端子T
1の接続位置よりダイオードD3に対して内側に設けた
スルーホール6により基板裏面に形成されたアース電極
52に接地されている。スルーホール6をプリント基板
5のカソード端子T1に対して上記位置関係に設けるこ
とによりスルーホール6とカソード端子T1間の距離d
をできるだけ短縮し、不要インダクタンスを低減するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1本のアンテナを送信
用アンテナと受信用アンテナとに共用するためのダイオ
ードを用いたアンテナ切換用RFスイッチに係り、特に
高周波をアースにバイパスするダイオードの接地構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アンテナ入力端子と送信用フィル
タ及び受信用フィルタ間に設けられ、アンテナ端子と送
信用フィルタ及び受信用フィルタの接続を切り換えてア
ンテナ端子に接続されたアンテナを送信用と受信用とに
切り換えるダイオードを用いたRFスイッチが知られて
いる。
【0003】図6は、従来のRFスイッチを用いたアン
テナ共用器の回路構成図である。
【0004】同図に示すアンテナ共用器100は、アン
テナ端子antと送信用フィルタ101及び受信用フィ
ルタ102間にアンテナANTを送信用と受信用とに切
換えるアンテナ切換用RFスイッチ103が設けられて
いる。
【0005】RFスイッチ103は、PINダイオード
からなる2個のダイオードD10,D20、送信信号を
阻止するλ/4位相回路104及びチョークコイルRF
Cで構成されている。ダイオードD10,D20は、ア
ンテナANTと送信用フィルタ101及び受信用フィル
タ102との接続を制御するスイッチ回路であり、制御
端子CONTから入力される制御信号によりON/OF
F(開閉)が制御されるようになっている。
【0006】制御端子CONTにハイレベルの制御信号
が入力されると、ダイオードD10,D20及びλ/4
位相回路104に順方向電流が流れ、ダイオードD1
0,D20がON状態になり、送信用フィルタ101と
アンテナ端子ant間は回路的に接続されて送信用フィ
ルタ101から出力される送信信号がダイオードD10
及びコンデンサC1を介してアンテナANTに導かれ、
空中に放射される。
【0007】一方、制御端子CONTにローレベルの制
御信号が入力されると、ダイオードD10,D20は逆
バイアスされ、ダイオードD10,D20はOFF状態
になり、送信用フィルタ101とアンテナ端子ant間
は回路的に遮断される。また、λ/4位相回路104の
出力端は回路的に開放され、λ/4位相回路104を透
過した受信信号は受信用フィルタ102側に導かれる。
【0008】上記のように、従来のRFスイッチ103
は送信信号のアンテナANTへの伝送を制御するダイオ
ードD10と、このダイオードD10の制御電流の通電
経路を構成するとともに、受信信号をアースにバイパス
することによりこの受信信号の受信用フィルタ102側
への伝送を制御するダイオードD20とで構成されてい
る。
【0009】ダイオードD20は送信時に受信信号をア
ースにバイパスしてアイソレーションを確保するため、
部品マウントにおいてはその接地点で可及的、不要なイ
ンダクタンスが生じないように配慮する必要があり、通
常、そのカソードの接地はスルーホールを用いて基板裏
面に形成されたアース電極に接続されている。
【0010】図7は、上記RFスイッチ103のダイオ
ードD20の接地方法を示す要部断面図である。
【0011】同図に示すように、ダイオードD20のカ
ソード端子105は部品マウント面に形成されたスルー
ホール107を有する電極106に半田付けにより接続
され、この電極106及びスルーホール107を介して
基板裏面のアース電極108に接続されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のRFスイッチ1
03における高周波をアースにバイパスするダイオード
D20は、不要なインダクタンスを低減するため、その
カソード端子105とスルーホール107間の距離dは
できるだけ短いことが好ましいが、上記スルーホール1
07はカソード端子105の電極106への半田付処理
時におけるスルーホール107への半田流れを防止する
ため、上記電極106のカソード端子105が載置され
る位置より外側に所定の寸法だけ離して設けなければな
らず、このためカソード端子105とスルーホール10
7間の距離dの低減に一定の限界があり、アイソレーシ
ョンの確保にも限界があった。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、高周波をアースにバイパスするダイオードの接
地点における不要なインダクタンスを低減し、好適なア
イソレーションの確保が可能なアンテナ切換用RFスイ
ッチを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信信号が入
力される送信端子とアンテナが接続されるアンテナ端子
間に設けられ、上記送信信号の上記アンテナへの伝送を
制御する第1のダイオードスイッチ部材と、上記アンテ
ナ端子と上記アンテナで受信された受信信号を出力する
受信端子間に設けられ、上記送信回路からの送信信号を
遮断し、上記受信信号を上記受信端子に伝送するフィル
タ部材と、上記フィルタ手段の出力端とアース間に設け
られ、上記送信端子から入力される上記第1のダイオー
ドスイッチ部材の制御電流の通電経路を構成するととも
に、上記第1のダイオードスイッチ部材のオン期間は上
記受信信号をアースにバイパスする第2のダイオードス
イッチ部材とからなるRFスイッチ回路を、一方面にア
ース電極が形成されたプリント基板の他方面に実装して
なるアンテナ切換用RFスイッチにおいて、上記第2の
ダイオードスイッチ部材のカソードは、上記プリント基
板の該カソードの接続位置より上記第2のダイオードス
イッチ部材に対して内側に設けられたスルーホールによ
り上記アース電極に接地されているものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、第2のダイオードスイッチ部
材のカソードをプリント基板の裏面に形成されたアース
電極に接続するスルーホールが、上記プリント基板の、
上記カソードの接続位置より上記第2のダイオードスイ
ッチ部材に対して内側に設けられているので、カソード
の半田付処理におけるスルーホールへの半田流れが上記
カソードにより防止される。
【0016】これにより第2のダイオードスイッチ部材
のカソードの接続位置とスルーホール間の距離の可及的
短縮が可能になり、この接地位置における不要インダク
タンスが低減され、好適なアイソレーションの確保が可
能になる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明に係るアンテナ切換用RFス
イッチが適用されるアンテナ共用器の一実施例の回路構
成図である。
【0018】アンテナ共用器1は、例えば自動車電話な
どの無線通信機に用いられるもので、特に2本のアンテ
ナを用いてスペースダイバーシティ受信が行われる無線
機に対応し得るものである。
【0019】アンテナ共用器1は、送信用フィルタ2、
受信用フィルタ3及びPINダイオードを用いたRFス
イッチ回路4から構成されている。アンテナ共用器1に
は、アンテナANT1が接続されるアンテナ端子ant
1、アンテナANT2が接続されるアンテナ端子ant
2、図略の送信回路が接続されるTx端子、受信回路
(不図示)が接続されるRx端子、上記アンテナANT
1と上記送信用フィルタ2との接続を制御するための制
御信号が入力される第1制御端子CONT1及び上記ア
ンテナANT2と上記受信用フィルタ3との接続を制御
するための制御信号が入力される第2制御端子CONT
2が設けられている。
【0020】アンテナANT1及びアンテナANT2
は、ダイバーシティ受信用に設けられたアンテナで、ア
ンテナANT1は送信用アンテナにも共用されるように
なっている。
【0021】送信用フィルタ2は、Tx端子から入力さ
れる送信回路からの送信信号を所定の送信帯域の信号に
制限するLPF(Low Pass Filter)等からなるフィル
タで、例えば空心コイルL1,L2とコンデンサC3,
C4,C5との梯子型回路で構成される。なお、コンデ
ンサC0は直流カット用コンデンサである。
【0022】受信用フィルタ3は、アンテナANT1又
はアンテナANT2で受信された受信信号を所定の受信
帯域の信号に制限するBPF(Band Pass Filter)等か
らなるフィルタで、例えば一体成型型誘電体フィルタで
構成される。
【0023】RFスイッチ回路4は、PINダイオード
からなる3個のダイオードD1〜D3(ダイオードスイ
ッチ部材)、2個のフィルタ回路41,42(フィルタ
部材)、2個の高周波チョークコイルRFC1,RFC
2及び抵抗R1,R2で構成され、以下のように接続さ
れている。
【0024】すなわち、上記ダイオードD1のアノード
(a点)は送信用フィルタ2の出力端に接続されるとと
もに、高周波チョークコイルRFC1及び抵抗R1を介
して第1制御端子CONT1に接続され、ダイオードD
1のカソードは、フィルタ回路41の入力端(b点)に
接続されるとともに、コンデンサC1を介してアンテナ
端子ant1に接続されている。
【0025】また、フィルタ回路41の出力端(c点)
とフィルタ回路42の出力端とが接続され、このc点と
アース間にダイオードD3が接続されている。
【0026】また、上記ダイオードD2のカソードはフ
ィルタ回路42の入力端(d点)に接続され、ダイオー
ドD2のアノードはコンデンサC2を介してアンテナ端
子ant2に接続されるとともに、高周波チョークコイ
ルRFC2及び抵抗R2を介して第2制御端子CONT
2に接続されている。
【0027】なお、ダイオードD1と送信用フィルタ2
との接続点aは本発明に係るRFスイッチ回路の送信端
子に相当し、ダイオードD2と受信用フィルタ3との接
続点dは本発明に係るRFスイッチ回路の受信端子に相
当している。
【0028】フィルタ回路41は送信用フィルタ2から
出力される送信信号のダイオードD3側への伝送を阻止
するものである。また、フィルタ回路42はアンテナA
NT2で受信された受信信号のダイオードD3側への伝
送を阻止するものである。
【0029】フィルタ回路41は、例えば空心コイルL
3及びコンデンサC6,C6′のπ型回路で構成され、
フィルタ回路42も同様に空心コイルL4及びコンデン
サC7,C7′のπ型回路で構成されている。フィルタ
回路41,42は、ダイオードD3がON状態(短絡状
態)になると、阻止すべき周波数帯域において入力端か
らダイオードD3側を見たインピーダンスが極めて大き
くなるように回路定数が設定されている。
【0030】ダイオードD1は、アンテナANT1と送
信用フィルタ2との接続を制御するスイッチ回路であ
り、制御端子CONT1から入力される制御信号S1に
よりON/OFF(開閉)が制御される。また、ダイオ
ードD2は、アンテナANT2と受信用フィルタ3との
接続を制御するスイッチ回路であり、制御端子CONT
2から入力される制御信号S2によりON/OFF(開
閉)が制御される。なお、ダイオードD3は、上記ダイ
オードD1,D2をON状態にすべく制御電流(直流電
流)を流すための通電経路を構成するとともに、送信信
号又は受信信号をアースにバイパスするものである。
【0031】なお、コンデンサC1,C2は上記制御電
流のアンテナ側への流入をカットし、高周波のみ結合す
る結合コンデンサである。また、高周波チョークコイル
RFC1は送信信号の制御端子CONT1側への流出を
阻止するものであり、高周波チョークコイルRFC2は
アンテナANT2で受信された受信信号の制御端子CO
NT2側への流出を阻止するものである。
【0032】上記制御信号S1,S2は、ハイレベル又
はローレベルの状態信号で、これら制御信号S1,S2
のレベル状態の組み合わせによりアンテナANT1及び
アンテナANT2の接続状態が下記表1に示すように制
御される。
【0033】
【表1】
【0034】ここで、上記表1の各制御モードにおける
RFスイッチ回路4の切換動作について簡単に説明す
る。
【0035】(1)制御モード1 制御モード1ではダイオードD1,D3がON状態(閉
状態)となり、ダイオードD2は逆バイアスされてOF
F状態(開状態)となり、送信用フィルタ2とアンテナ
端子ant1間は回路的に接続され、送信回路から送信
用フィルタ2を介して出力された送信信号はダイオード
D1及びコンデンサC1を介してアンテナANT1に導
かれ、空中に放射される。
【0036】このとき、上記送信信号はフィルタ回路4
1により阻止され、ダイオードD3によりアースにバイ
パスされることはなく、アンテナANT1で受信された
受信信号はフィルタ回路41及びダイオードD3を介し
てアースにバイパスされ、受信用フィルタ3側には伝送
されない。
【0037】また、アンテナ端子ant2と受信用フィ
ルタ3間は回路的に遮断され、アンテナANT2で受信
された受信信号は受信用フィルタ3側には伝送されな
い。従って、制御モード1ではアンテナANT1のみが
送信用アンテナとして動作する。
【0038】(2)制御モード2 制御モード2ではダイオードD2,D3がON状態(閉
状態)となり、ダイオードD1は逆バイアスされてOF
F状態(開状態)となり、送信用フィルタ2とアンテナ
端子ant1間は回路的に遮断され、送信回路から送信
用フィルタ2を介して出力された送信信号はアンテナA
NT1に伝送されない。一方、アンテナANT1で受信
された受信信号はフィルタ回路41及びダイオードD3
を介してアースにバイパスされて受信用フィルタ3側に
は伝送されない。
【0039】また、アンテナ端子ant2と受信用フィ
ルタ3間は回路的に接続され、アンテナANT2で受信
された受信信号は受信用フィルタ3側に伝送される。こ
のとき、上記受信信号はフィルタ回路42により阻止さ
れ、ダイオードD3を介してアースにバイパスされるこ
とはない。従って、制御モード2ではアンテナANT2
のみが受信用アンテナとして動作する。
【0040】(3)制御モード3 制御モード3ではダイオードD1〜D3は全てOFF状
態(開状態)となり、送信用フィルタ2とアンテナ端子
ant1間及び受信用フィルタ3とアンテナ端子ant
2間は回路的に遮断され、上記送信用フィルタ2から出
力される送信信号はアンテナANT1に伝送されず、ア
ンテナANT2で受信された受信信号は受信用フィルタ
3に伝送されない。
【0041】一方、アンテナANT1で受信された受信
信号はダイオードD3を介してアースにバイパスされる
ことなくフィルタ回路41,42を介して受信用フィル
タ3に伝送される。従って、制御モード3ではアンテナ
ANT1のみが受信用アンテナとして動作する。
【0042】図2は、上記アンテナ共用器1の部品マウ
ントを示す平面図である。同図は、プリント基板5の実
装面に図1に示すアンテナ共用器1の回路部品を搭載し
た状態を示すもので、図1に示す部材と同一部材には同
一番号を付している。
【0043】同図に示すアンテナ共用器1は面実装タイ
プのもので、Rx端子、Tx端子、アンテナ端子ant
1,ant2及び制御端子CONT1,CONT2は、
基板側面の所定位置に凹部を形成し、この凹部に電極
(側面電極)を形成して構成されている。また、プリン
ト基板5の実装面側は金属性のケースでシールドされる
ようになっており、裏面側はプリント基板5の裏面の上
記端子部の電極を除く部分にアース電極52(図4参
照)を形成してシールドされている。
【0044】プリント基板5の点描部分は電極パターン
を示し、実装面側のアース電極51はプリント基板5の
側面に形成された電極により裏面側の上記アース電極5
2に接続されている。
【0045】また、受信用フィルタ3は、図5に示すよ
うに、軸に平行に一対の貫通孔31が設けられた直方体
状誘電体の外周及び内周に電極を形成してなる一体成型
型誘電体フィルタで構成されている。受信用フィルタ3
は誘電体側面に容量結合(コンデンサC8,C9に相
当)された入出力電極32が形成され、この入出力電極
32及び誘電体側面に形成された接地電極33をプリン
ト基板5の実装面に形成された図略の入出力電極及びア
ース電極にそれぞれ接続して取り付けられている。
【0046】次に、本発明に係るRFスイッチ4の高周
波をアースにバイパスするダイオードD3の接地構造に
ついて説明する。
【0047】図3は上記ダイオードD3のマウント用電
極パターンを示す要部平面図、図4は図3のA−A断面
図である。
【0048】ダイオードD3は横長の直方体形状をな
し、パッケージの長手方向の両側面からそれぞれ2本の
L字状の端子T1〜T4が突出されている。なお、端子
T1,T4はカソード端子であり、端子T2,T3はア
ノード端子であり、それぞれパッケージ内部でダイオー
ドD3のカソードとアノードとに接続されている。
【0049】プリント基板5の実装面の上記アノード端
子T2,T3の搭載位置にはそれぞれ接続用電極53,
54が形成され、この接続用電極53を介してアノード
端子T2はフィルタ回路41のコイルL3に接続され、
この接続用電極54を介してアノード端子T3はフィル
タ回路42のコイルL4に接続されている。また、プリ
ント基板5の実装面の上記カソード端子T1,T4の搭
載位置にはアース電極51を延長して接地用の接続電極
が形成され、このアース電極51を介してアノード端子
T1,T4はアース電極52接続されている。
【0050】アース電極51はプリント基板5の側面電
極により裏面のアース電極52に接続されるとともに、
プリント基板5のカソード端子T1の接続位置よりダイ
オードD3に対して内側の近傍位置に設けられたスルー
ホール6及びプリント基板5のカソード端子T4の接続
位置よりダイオードD3に対して外側の近傍位置に設け
られたスルーホール6′によりアース電極52に接続さ
れている。
【0051】上記スルーホール6,6′は、上述したよ
うにダイオードD3が受信信号のアースへのバイパスを
形成するので、ダイオードD3のカソードとアース間の
線路長を短縮し、このバイパス線路に生じる不要なイン
ダクタンスを可及的に低減するためのものである。
【0052】また、スルーホール6をカソード端子T1
の接続位置よりダイオードD3に対して内側の近傍位置
に設けているのは、スルーホール6とカソード端子T1
の接続点との距離dが最も短くでき、これにより好適な
アイソレーションを確保することができるからである。
【0053】すなわち、ダイオードD3に対して外側に
設ける場合は、カソード端子T1とアース電極51との
半田付処理において不必要に半田がスルーホール6に流
れ込み、裏面側に流出してプリント基板5の裏面の平面
度を悪化させるため、これを防止するためスルーホール
6とカソード端子T1の接続点との距離dを一定の寸法
以上にする必要があるが、ダイオードD3に対して内側
に設ける場合は、カソード端子T1より外側にある半田
は当該カソード端子T1によりスルーホール6側への流
入が阻止され、ダイオードD3に対して外側に設けるよ
りもスルーホール6への半田流入の問題が少なく、上記
距離dをより短くすることができるからである。
【0054】また、スルーホール6をダイオードD3に
対して内側に設けることによりプリント基板5における
ダイオードD3のパッケージの下方位置が有効に利用さ
れ、スルーホール6をダイオードD3に対して外側に設
ける場合に比して電極パターンのデッドスペースが低減
される効果もある。
【0055】なお、本実施例では、スルーホール6をダ
イオードD3に対して内側に設けているため、スルーホ
ール6′はダイオードD3に対して外側に設けている
が、スルーホール6′もダイオードD3に対して内側に
設けるとよい。
【0056】以上のように、スルーホール6をカソード
端子T1の接続位置よりダイオードD3に対して内側に
設け、スルーホール6とカソード端子T1間の距離dを
できるだけ短くしているので、ダイオードD3のカソー
ド端子T1における不要なインダクタンスが低減され、
所望のアイソレーションを確保することができる。
【0057】なお、本実施例では2本のアンテナを用い
てスペースダイバーシティ受信が行われる無線機に対応
し得るアンテナ共用器を例に説明したが、図1におい
て、アンテナ端子ant2、第2制御端子CONT2、
抵抗R2、高周波チョークコイルRFC1及びタイオー
ドスイッチD2の回路を除去すれば、1本のアンテナを
送信用アンテナと受信用アンテナとに切り換える通常の
アンテナ共用器となるから、かかるアンテナ切換用のR
Fスイッチにも本発明は適用できるものである。
【0058】また、上記実施例ではアンテナ共用器に適
用した場合について説明したが、本発明はRFスイッチ
内蔵型無線機やRFスイッチ内蔵型アンテナにも適用す
ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信信号のアンテナへの伝送を制御する第1のダイオー
ドスイッチ部材とこの第1のダイオードスイッチ部材の
制御電流の通電経路を構成するとともに、上記第1のダ
イオードスイッチ部材のオン期間は上記アンテナで受信
された受信信号をアースにバイパスする第2のダイオー
ドスイッチ部材とからなるアンテナ切換用RFスイッチ
において、上記第2のダイオードスイッチ部材のカソー
ドを、RFスイッチが構成されるプリント基板の当該カ
ソードの接続位置より上記第2のダイオードスイッチ部
材に対して内側に設けたスルーホールにより上記プリン
ト基板の裏面に形成されたアース電極に接地するように
したので、第2のダイオードスイッチ部材のカソードの
接続位置とスルーホール間の距離の可及的短縮が可能に
なり、この接地位置における不要インダクタンスが低減
されて好適なアイソレーションの確保が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンテナ切換用RFスイッチが適
用されるアンテナ共用器の一実施例の回路構成図であ
る。
【図2】本発明に係るアンテナ切換用RFスイッチが適
用されるアンテナ共用器の部品マウントを示す平面図で
ある。
【図3】高周波をアースにバイパスするダイオードのマ
ウント用電極パターンを示す要部平面部である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】一体成型型誘電体フィルタを示す斜視図であ
る。
【図6】従来のRFスイッチを用いたアンテナ共用器の
回路構成図である。
【図7】従来のRFスイッチの高周波が流れるダイオー
ドの接地方法を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 アンテナ共用器 2 送信用フィルタ 3 受信用フィルタ 4 RFスイッチ回路 41,42 フィルタ回路 5 プリント基板 51,52 アース電極 53,54 接続電極 6,6′ スルーホール ANT1,ANT2 アンテナ ant1,ant2 アンテナ端子 CONT1 第1制御端子 CONT2 第2制御端子 C0〜C9 コンデンサ D1〜D3 ダイオード L1〜L4 コイル R1,R2 抵抗 T1,T4 カソード端子 T2,T3 アノード端子 Rx,Tx 送受信用端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号が入力される送信端子とアンテ
    ナが接続されるアンテナ端子間に設けられ、上記送信信
    号の上記アンテナへの伝送を制御する第1のダイオード
    スイッチ部材と、上記アンテナ端子と上記アンテナで受
    信された受信信号を出力する受信端子間に設けられ、上
    記送信回路からの送信信号を遮断し、上記受信信号を上
    記受信端子に伝送するフィルタ部材と、上記フィルタ手
    段の出力端とアース間に設けられ、上記送信端子から入
    力される上記第1のダイオードスイッチ部材の制御電流
    の通電経路を構成するとともに、上記第1のダイオード
    スイッチ部材のオン期間は上記受信信号をアースにバイ
    パスする第2のダイオードスイッチ部材とからなるRF
    スイッチ回路を、一方面にアース電極が形成されたプリ
    ント基板の他方面に実装してなるアンテナ切換用RFス
    イッチにおいて、上記第2のダイオードスイッチ部材の
    カソードは、上記プリント基板の該カソードの接続位置
    より上記第2のダイオードスイッチ部材に対して内側に
    設けられたスルーホールにより上記アース電極に接地さ
    れていることを特徴とするアンテナ切換用RFスイッ
    チ。
JP10874595A 1995-05-02 1995-05-02 アンテナ切換用rfスイッチ Pending JPH08307101A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6901250B2 (en) 2001-09-06 2005-05-31 Alps Electric Co., Ltd. Mounting structure of antenna switching circuit in which reception interference is suppressed

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US6901250B2 (en) 2001-09-06 2005-05-31 Alps Electric Co., Ltd. Mounting structure of antenna switching circuit in which reception interference is suppressed

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