JPH08304941A - 画像読取装置およびその原稿ホルダ搬入方法 - Google Patents

画像読取装置およびその原稿ホルダ搬入方法

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JPH08304941A
JPH08304941A JP13291895A JP13291895A JPH08304941A JP H08304941 A JPH08304941 A JP H08304941A JP 13291895 A JP13291895 A JP 13291895A JP 13291895 A JP13291895 A JP 13291895A JP H08304941 A JPH08304941 A JP H08304941A
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JP13291895A
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English (en)
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Yasuyuki Koyagi
康幸 小八木
Jun Watanabe
純 渡辺
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的単純な機構で原稿ホルダの搬入等の動
作を自動的に行なう。 【構成】 原稿ホルダ40は、ホルダテーブル50上に
保持されて副走査駆動機構によって副走査方向xに駆動
される。原稿ホルダ40が挿入口32から挿入された際
には、爪/シャッタ駆動機構64に設けられた爪部によ
って原稿ホルダ40の端部を押さえつつホルダテーブル
50を副走査方向xに移動させる。すると、ホルダテー
ブル50のみが移動して、原稿ホルダ40がホルダテー
ブル50の回転テーブル部54上の保持位置に位置決め
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷製版分野で使用さ
れる画像読取装置において、挿入口に挿入された原稿ホ
ルダの搬入、位置決め等の動作を自動で行う装置、およ
び、そのための原稿ホルダ搬入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】挿入口に挿入された原稿ホルダを装置内
部の原稿テーブルの搬入等の動作を自動で行なう画像読
取装置としては、特開平3−125562号公報に記載
されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
装置では、その第3図および第4図示されているよう
に、原稿ホルダの搬入等の動作を自動的に行なうため
に、多数の歯車を使用した複雑な機構が必要であった。
このため、装置全体の構成が複雑となり、部品点数が多
くなるという問題があった。
【0004】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、比較的単純な機
構で原稿ホルダの搬入等の動作を自動的に行なうことを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】上述の課題を
解決するため、この発明の請求項1に記載された装置
は、読取原稿を保持した原稿ホルダを副走査方向に移動
させながら前記読取原稿から画像情報を読み取る画像読
取装置であって、原稿ホルダを画像読取装置内に挿入す
るための挿入口を有する挿入部と、前記挿入口から挿入
された原稿ホルダが載置されるホルダテーブルと、前記
ホルダテーブルに載置された原稿ホルダを副走査方向に
沿って摺動可能に保持する保持機構と、前記ホルダテー
ブルを前記副走査方向に移動させる副走査駆動機構と、
前記挿入口に挿入されて前記保持機構で前記ホルダテー
ブル上の第1の保持位置に保持された原稿ホルダが前記
ホルダテーブルとともに前記副走査駆動機構によって画
像読取装置内に引き込まれた後に、前記ホルダテーブル
が前記副走査駆動機構により前記挿入口側に引き戻され
る際に前記原稿ホルダの副走査方向の移動を制限するこ
とよって前記原稿ホルダを前記ホルダテーブルの第2の
保持位置に移動させる移動制限機構と、前記副走査駆動
機構と前記移動制限機構の動作を制御する制御部と、を
備えることを特徴とする。
【0006】移動制限機構がホルダテーブルが挿入口側
に引き戻される際に原稿ホルダの副走査方向の移動を制
限すると、原稿ホルダは保持機構と摺動しつつホルダテ
ーブルの第2の保持位置に移動する。
【0007】請求項2に記載された画像読取装置では、
前記移動制限機構は、前記原稿ホルダの移動を押さえる
ための爪部を有する。
【0008】ホルダテーブルの移動の際に、爪部によっ
て原稿ホルダを押さえるだけで、原稿ホルダを保持機構
と摺動させつつホルダテーブルの第2の保持位置に移動
させることができる。
【0009】請求項3に記載された画像読取装置では、
前記原稿ホルダは、その両側面に対向して設けられた2
対の切欠を有しており、前記保持機構は、前記2対の切
欠をそれぞれ挟み込むことによって、前記原稿ホルダを
前記ホルダテーブルの前記第1と第2の保持位置にそれ
ぞれ位置決めするための一対のローラと、前記一対のロ
ーラを互いに近づける方向に付勢するバネ機構と、を有
する。
【0010】保持機構は、バネ機構で付勢された一対の
ローラを用いて原稿ホルダの2対の切欠の一方を挟み込
んでいるので、原稿ホルダを摺動可能に保持できる。
【0011】請求項4に記載された画像読取装置では、
前記ホルダテーブルは、原稿ホルダを保持したまま回転
する回転テーブル部を備えており、前記第2の保持位置
は前記回転テーブル部上の位置である。
【0012】第2の保持位置に保持された原稿ホルダ
は、回転テーブル部によって所望の角度だけ回転するこ
とができる。
【0013】請求項5に記載された方法は、原稿ホルダ
が載置されるホルダテーブルと、前記ホルダテーブルに
載置された原稿ホルダを副走査方向に沿って摺動可能に
保持する保持機構と、前記ホルダテーブルを前記副走査
方向に移動させる副走査駆動機構とを有する画像読取装
置内に、原稿ホルダを搬入する方法であって、(a)画
像読取装置の挿入口に挿入された原稿ホルダを、前記保
持機構で前記ホルダテーブル上の第1の保持位置に保持
する工程と、(b)前記第1の保持位置に保持された原
稿ホルダを前記ホルダテーブルとともに前記副走査駆動
機構によって画像読取装置内に引き込む工程と、(c)
前記原稿ホルダの副走査方向の移動を制限しつつ前記ホ
ルダテーブルを前記副走査駆動機構により前記挿入口側
に引き戻すことよって、前記原稿ホルダを前記ホルダテ
ーブルの第2の保持位置に移動させる工程と、を備える
ことを特徴とする。
【0014】
【実施例】図1(A)は、この発明の一実施例としての
画像読取装置を示す正面図、図1(B)はその左側面図
である。画像読取装置は、外部の環境光を遮光するため
にほぼ密閉された箱体30内に収納されている。箱体3
0の前面パネル31には、原稿ホルダ40を挿入するた
めの挿入口32と、操作パネル34とが設けられてい
る。
【0015】図2は、画像読取装置の要部側面断面図で
ある。箱体30の内部には、原稿ホルダ40を載置する
ためのホルダテーブル50が設けられている。ホルダテ
ーブル50は、副走査方向xに移動する移動テーブル部
52と、移動テーブル部52の中央付近に保持された原
稿ホルダ40を水平面上で回転するための回転テーブル
部54とを有している。
【0016】前面パネル31の挿入口32の内側には、
爪/シャッタ機構60が設けられている。この爪/シャ
ッタ機構60は、挿入口32を塞いで外部の環境光を遮
光するためのシャッタ62と、爪/シャッタ駆動機構6
4とを有している。爪/シャッタ機構60については、
さらに後述する。
【0017】この画像読取装置はさらに、原稿ホルダ4
0に保持された読取原稿に対して主走査方向yに沿って
光を照射する光源72と、光源72から出射されて読取
原稿を透過した透過光を反射するミラー74と、ミラー
74で反射された光を集光するレンズ76と、レンズ7
6で集光された光を受け取るCCDラインセンサ78
と、装置内の各部の制御を行なう制御部80とを有して
いる。画像の読取の際には、箱体30内に挿入された原
稿ホルダ40を副走査駆動機構(後述する)によって副
走査方向xに移動させつつCCDラインセンサ78によ
って読取原稿の透過光を受光する。
【0018】図3は、原稿ホルダ40とホルダテーブル
50とを示す斜視図である。回転テーブル部54の中央
部には略矩形状の開口55が設けられており、また、開
口55の周囲には、原稿ホルダ40を副走査方向xに摺
動可能な状態で保持する保持機構90が設けられてい
る。この保持機構90は、原稿ホルダ40の両側面を案
内するために対向して設けられた一対のガイド板91
と、一対のガイド板91を貫通してそれぞれ設けられた
一対の保持ローラ92と、回転テーブル部54の後方に
設けられている一対の位置決めピン93および一対の押
下ローラ94と、回転テーブル部54の周辺付近の3箇
所に設けられた3つの支持ピン95とを備えている。ま
た、移動テーブル部52には、原稿ホルダ40を回転テ
ーブル部54の一対のガイド板91まで案内するための
一対の予備ガイド板53が設けられている。
【0019】原稿ホルダ40の両側面には、略V字状の
2の切欠部41,42が形成されており、また、その後
端には1つの切欠部43が形成されている。原稿ホルダ
40が挿入されると、第1の切欠部41または第2の切
欠部42に保持ローラ92が係合し(はまり込み)、こ
れによって原稿ホルダ40がホルダテーブル50上の2
つの保持位置のそれぞれに保持される。
【0020】図4は、原稿ホルダ40の後端が位置決め
ピン93に当たる保持位置まで搬入された状態を示す平
面図である。この位置では、原稿ホルダ40の後端の切
欠部43が位置決めピン93の一方に入り込んでおり、
位置決めピン93の他方は原稿ホルダ40の後端面に当
たっている。また、保持ローラ92は、原稿ホルダ40
の前方側の側面に設けられた第2の切欠部42と係合す
る。図4(B)に示すように、保持ローラ92は、支持
片92aと、支持片92aの一端に設けられたローラ部
92bと、支持片92aの他端付近に設けられた固定ピ
ン92cと、支持片92aの略中央部を原稿ホルダ40
側に押しつけるように付勢するバネ92dとを有してい
る。従って、ローラ部92bはバネ92dによって互い
に近づく方向に付勢されており、固定ピン92cを中心
として回動する。なお、図3からも解るように、保持ロ
ーラ92のローラ部92b以外の部材は、回転テーブル
部54の下方に設けられている。
【0021】第2の切欠部42は略V字形の形状を有し
ており、図4の保持位置では、保持ローラ92のローラ
部92bは、第2の切欠部42のV字の2つの内面の中
で後方側の面に当たっている。従って、保持ローラ92
から原稿ホルダ40に与えられる力Fは、ローラ部92
bと切欠部42の接線に垂直な方向である。また、2つ
の保持ローラ92から原稿ホルダ40に与えられる力F
の合成力CFは、原稿ホルダ40を後方(すなわち、画
像読取装置の挿入口から奥に向かう方向)に押す力とな
る。すなわち、原稿ホルダ40は、バネ92dにより後
方に付勢されて位置決めされている。
【0022】なお、図4の保持位置では、原稿ホルダ4
0は3つの支持ピン95上に載置されており、一対の押
下ローラ94によって下方に押さえられている。この結
果、原稿ホルダ40は鉛直方向にも位置決めされる。
【0023】図5は、原稿ホルダ40を示す斜視図であ
る。原稿ホルダ40は、読取原稿としてのフィルムFL
をはさみ込むためのフィルム保持板44,45を有して
おり、フィルム保持版44,45は、原稿ホルダ40の
後端に設けられたヒンジ46によって開閉可能に接続さ
れている。下方のフィルム保持版44の前端には壁状部
47が形成されている。壁状部47の後方には、原稿ホ
ルダ40を把持するための開口も設けられている。ま
た、フィルム保持版44の左側後方付近には長円形状の
透孔48が形成されており、右側前方付近には円形状の
透孔49が形成されている。これらの透孔48,49
は、後述する光学センサの光を通過させるためのもので
ある。なお、壁状部47の後方には、原稿ホルダ40を
把持するための長円形状の開口44aも設けられてい
る。
【0024】フィルム保持版44,45は、乳白色の半
透明又は透明の樹脂で生成されており、光源72から出
射された光は、上方のフィルム保持版44とフィルムF
Lと下方のフィルム保持版45とを順次透過する。
【0025】図6(A)は副走査駆動機構を示す平面
図、図6(B)はその要部右側面断面図である。副走査
駆動機構は、箱体30の側面パネルに沿って水平に設け
られたリニアガイド102と、リニアガイド102と対
向する側面パネルに設けられたカムフォロア104とを
有している。ホルダテーブル50の下面には、リニアガ
イド102に対応する位置に2つの金属製のベアリング
56が設けられている。また、カムフォロア104の先
端に設けられたローラは、ホルダテーブル50の下面に
当たっている。
【0026】図6(A)に示すように、ホルダテーブル
50の側部には、後述する動力伝達部とホルダテーブル
50とを結合するための結合片106が設けられてい
る。ホルダテーブル50が副走査方向xに沿って駆動さ
れると、ベアリング56はリニアガイド102上を摺動
し、また、カムフォロア104のローラが回転しながら
ホルダテーブル50が副走査方向xに移動する。
【0027】カムフォロア104は、主走査線SLの延
長線上に設けられている。主走査線SLは、光源72と
ミラー74に挟まれた位置にある直線であり、この主走
査線SPにおける画像情報がCCDラインセンサ78に
よって読み取られる。図6(C)および(D)に示すよ
うに、主走査線SLが2つのベアリング56の間に存在
する範囲において、ホルダテーブル50が2つのベアリ
ング56とカムフォロア104との上に支持される。
【0028】図7は、副走査駆動機構の動力伝達部の構
成を示す斜視図である。この動力伝達部は、モータ11
0と、歯付プーリ111〜113と、2本の歯付ベルト
114,115とを有している。歯付ベルト115は、
ホルダテーブル50の側端に固定された結合片106に
よってはさみ込まれており、これによって動力伝達部と
ホルダテーブル50とが結合されている。モータ110
は正逆両方向の回転を行なうことのできるパルスモータ
であり、制御部80(図2)の制御に従ってホルダテー
ブル50を所望の位置に位置決めすることができる。
【0029】図8(A)は光学センサの配置を示す平面
図であり、図8(B)はその正面図、図8(C)は右側
面図である。図8の各図は、原稿ホルダが挿入されてい
ない初期状態を示している。
【0030】この画像読取装置には、3組の光学センサ
131,132,133が備えられている。3組の光学
センサ131〜133は、レーザ光を出射する発光素子
131a〜133aと、そのレーザ光を受光する受光素
子131b〜133bとで構成されている。第1と第2
の光学センサ131,132は、ホルダテーブル50を
挟んで鉛直方向にレーザ光を出射する位置に設置されて
いる。なお、ホルダテーブル50の一部には、所定の位
置において第1と第2の光学センサ131,132のレ
ーザ光を通過させるための透孔が設けられている。第3
の光学センサ133は水平方向にレーザ光を出射し、原
稿ホルダ40が挿入されるとそのレーザ光が遮光状態と
なる位置に配置されている。3組の光学センサ131〜
133は箱体30に設置されているので、ホルダテーブ
ル50が移動しても箱体30内の同じ位置に留まってい
る。これらの3組の光学センサ131〜133は、原稿
ホルダ40をホルダテーブル50上に位置決めする際に
使用される。この動作については後述する。
【0031】図8(A)〜(C)に示す初期状態では、
原稿ホルダが挿入されておらず、シャッタ62が爪/シ
ャッタ駆動機構64によって上方に開放されている。図
9は、シャッタ62の構成を示す斜視図である。シャッ
タ62は、挿入ガイドブロック140と垂直ガイド板1
41とでその前後を挟まれており、また、その両側面は
垂直ガイド板141に設けられたシャッタ支持ローラ1
42で挟まれている。シャッタ62は、これらの部材1
40〜142によって上下に移動可能な状態に案内され
ている。なお、図9(C)に示すように、原稿ホルダ4
0は、挿入ガイドブロック140のコの字状の隙間を通
って装置内に挿入される。
【0032】シャッタ62の両端にある上部水平部62
aは、バネ144によって下方に付勢されている。爪/
シャッタ駆動機構64は、ローラ150とリンク152
とを有している。このローラ150とリンク152は、
軸151を中心として回転し、これに応じてシャッタ6
2の中央の上部水平部62bを押上げる。図9(B)と
図9(C)は、シャッタ62の閉状態と開状態とを示し
ている。図9(B)のように、ローラ150が下方に退
避している状態ではシャッタ62がバネ144によって
押下られて閉状態となる。また、図9(C)のように、
ローラ150がシャッタ62を押上げるとシャッタ62
が開状態となる。
【0033】図9(A),(B)に示すように、シャッ
タ62を閉じることによって、原稿ホルダ40が挿入さ
れる挿入口をシャッタ62が塞ぎ、外部からの環境光が
装置内に侵入するのを防止している。この結果、環境光
が画像情報の雑音となることを防止でき、画像情報の品
質を高めることができる。
【0034】図10は、爪/シャッタ駆動機構64の構
成を示す斜視図である。爪/シャッタ駆動機構64は、
ローラ150と軸151とリンク152の他に、軸15
1に結合された歯付プーリ154と、軸151の他端に
結合された板状の爪部156と、歯付ベルト158と、
モータ160と、モータ160の軸に連結された歯付プ
ーリ162とを有している。後で詳述するように、爪部
156は、原稿ホルダ40の端部を押さえてその移動を
制限する移動制限機構としての機能を有している。
【0035】ローラ150と爪部156は、モータ16
0が軸151を左右に回転することによって、図10の
下部に示す3つの状態をとる。状態Aではローラ150
と爪部156とが共に下方に下げられており、この結
果、ローラ150はシャッタ62を持ち上げて閉状態に
し、爪部156は原稿ホルダ40の端部を押さえる作用
を果たす。状態Bではローラ150と爪部156とが共
に上方に持ち上げられており、この結果、シャッタ62
は開状態になり、爪部156は原稿ホルダ40と干渉し
ない。状態Cではローラ150が下方に退避し、爪部1
56は上方に退避している。従って、状態Cではシャッ
タ62は閉状態になり、爪部156は原稿ホルダ40と
干渉しない。この爪/シャッタ駆動機構64では、爪部
156の方位とローラ150のリンク152の方位を約
60°ずらしているので、軸151の回転角度(すなわ
ちモータ160の回転角度)を制御することによって、
上述のような3つの状態A,B,Cを実現することがで
きる。なお、状態Bは状態Aから軸151を時計回りに
120°回転した状態であり、状態Cは状態Aから時計
回りに240°回転した状態である。
【0036】なお、図示しないが、軸151は、1個の
切り欠きが形成された遮光円板を保持している。また、
軸151周りには120度間隔で円形に配置された3個
の光センサが配置されており、前記切り欠きをこれらの
光センサで検出することにより図10に示した状態Aな
いし状態Cに正確に合わせることができる。
【0037】図11および図12は、実施例の画像読取
装置における動作手順を示すフローチャートである。ま
た、図13および図15ないし図19は、その主要な動
作状態を示すを示す説明図である。図11のステップS
1においてオペレータが挿入口32に原稿ホルダ40を
挿入する。この時、図13(A)に示すように、原稿ホ
ルダ40の側面後方にある第1の切欠部41とホルダテ
ーブル50の保持ローラ92とが係合する状態で原稿ホ
ルダ40が保持される。なお、原稿ホルダ40が挿入さ
れていない初期状態(図8の状態)では、爪部156は
図10に示す状態Bの位置にあるので、シャッタ62は
開状態となっている。なお、図13では図示の便宜上、
隠れ線の一部が実線で描かれている。後述する図15〜
19も同様である。
【0038】図11のステップS2では、制御部80
(図2)が、3組の光学センサ131〜133が次の2
つの挿入判定条件のいずれか一方を満足したか否かを調
べ、挿入判定条件を満足した時には原稿ホルダ40が挿
入されたものと判断する。
【0039】挿入判定条件C1:第1と第2の光学セン
サ131,132が共に遮光状態となった後で、第2の
光学センサ132のみが受光状態となる。
【0040】挿入判定条件C2:第3の光学センサ13
3が遮光状態となる。
【0041】第1の挿入判定条件C1は、原稿ホルダ4
0が全く挿入されていない状態(図8の状態)から図1
3の状態まで挿入された場合に、原稿ホルダ40が挿入
されたことを検知するための条件である。すなわち、原
稿ホルダ40が挿入されてくると、まず原稿ホルダ40
の後端部(図13(A)の左端の部分)によって第1と
第2の光学センサ131,132が共に遮光状態とな
る。そして、さらに原稿ホルダ40が挿入されて図13
の状態になると、図13(B)に示すように第2の光学
センサ132の光が原稿ホルダ40の長円形状の透孔4
8を透過するので、受光状態となる。この時、第1の光
学センサ131の光は、原稿ホルダ40によって遮光さ
れたままである。なお、透孔48を長円形状にしている
のは、原稿ホルダ40の保持位置が多少ずれた場合に
も、第2の光学センサ132が確実に透孔状態になるよ
うにするためである。第1と第2の光学センサ131,
132がこのような経時的な挿入判定条件C1を満足し
た場合には、制御部80は、原稿ホルダ40が挿入され
たものと判断してステップS3以降の処理を開始する。
【0042】なお、第1の挿入判定条件C1による挿入
判定のエラーを防止するために、第1と第2の光学セン
サ131,132の位置は、図14に示すように副走査
方向xに沿って距離△だけずれている。こうすれば、原
稿ホルダ40が多少傾いた状態で挿入されても、第2の
光学センサ132が遮光状態になったときには第1の光
学センサ131も必ず遮光状態となる。仮に、第1と第
2の光学センサ131,132が副走査方向xに同じ位
置に配置されている場合には、原稿ホルダ40がガタツ
キながら挿入されると、第1の挿入判定条件C1を満足
してしまう可能性がある。この実施例では、第1と第2
の光学センサ131,132の位置をずらすことによっ
て、このような誤動作を防止している。
【0043】第2の挿入判定条件C2は、原稿ホルダ4
0が誤って図13の状態よりも深く挿入されてしまった
場合に、原稿ホルダ40が挿入されたことを判定するた
めの条件である。なお、原稿ホルダ40内の読取画像の
読取りが終了すると、図13の状態に戻るが、この状態
から読取りを再度実行させたい場合に、オペレータが原
稿ホルダ40を押し込むと第2の挿入判定条件C2が満
足される。このように、第2の挿入判定条件C2を利用
することによって、原稿ホルダ40を抜き出すことなく
単にさらに押し込むだけで、同じ原稿ホルダ40に対す
る画像読取りを再度実行することができる。
【0044】ステップS2において、上述の2つの挿入
判定条件のいずれか一方が満足されると、ステップS3
において副走査駆動機構がホルダテーブル50を副走査
方向xと反対の方向に送り込む動作が開始される。この
時、原稿ホルダ40の第1の切欠部41とホルダテーブ
ル50の保持ローラ92とが係合しているので、原稿ホ
ルダ40もホルダテーブル50と一緒に移動する。
【0045】ステップS4では、ホルダテーブル50が
所定距離だけ移動した位置において、第3の光学センサ
133が遮光状態になったか否かが判断される。原稿ホ
ルダ40がホルダテーブル50と一緒に移動していれ
ば、第3の光学センサ133が原稿ホルダ40によって
遮光状態となり、ステップS5以降の処理が実行され
る。一方、原稿ホルダ40がホルダテーブル50と一緒
に移動していなければ、第3の光学センサ133が原稿
ホルダ40によって遮光状態とならないので、エラーと
判定される。例えば、オペレータが図13の状態まで原
稿ホルダ40を挿入した後も原稿ホルダ40を手で持ち
続けているような場合には、原稿ホルダ40が送り込ま
れないのでステップS4でエラーと判定される。エラー
と判定されると、ホルダテーブル50が図13に示す初
期位置に戻される。
【0046】ステップS4において第3の光学センサ1
33が遮光状態になっていれば、ステップS5において
ホルダテーブル50がさらに一定距離送りこまれて、図
15に示す位置で停止する(ステップS6)。この位置
は、爪部156の奥側の面156a(図10)が、原稿
ホルダ40の前端にある壁状部47(図5)の手前側の
面47a(図5)からわずかに離れた位置にある。この
位置では、図15(B)に示すように、第1と第2の光
学センサ131,132の光の経路がいずれも原稿ホル
ダ40の前端部から外れている。2組の光学センサ13
1,132の透孔状態が確認されると、制御部80は爪
/シャッタ駆動機構64を動作させて爪部156を図1
0に示す状態Aに移動させる(ステップS7)。状態A
では、爪部156が下方に下がり、また、シャッタ62
は閉状態となる。図15は、この状態を示している。
【0047】次に、ステップS8では、ホルダテーブル
50が一定距離だけ副走査方向xに沿って引き戻され
る。この時、原稿ホルダ40の壁状部47が爪部156
によって副走査方向xと反対の方向に押されるので、保
持ローラ92と切欠部41との係合が外れ、ホルダテー
ブル50のみが副走査方向xに沿って図16に示す位置
まで移動する。
【0048】図16に示す状態では、第1の光学センサ
131の光が原稿ホルダ40の透孔49(図5)を通過
する。ステップS9において、第1の光学センサ131
が透光状態でなければ、エラーと判定されてホルダテー
ブル50が図13の初期位置に戻される。一方、第1の
光学センサ131が透光状態であることが確認される
と、図12のステップS10以降の処理の実行がされ
る。なお、図16の位置では、保持ローラ92が原稿ホ
ルダ40の第2の切欠部42と係合して、前述した図4
に示した状態になる。したがって、ステップS10以降
においてホルダテーブル50が移動すると、原稿ホルダ
40も一体となって移動する。
【0049】図12のステップS10では、爪部156
が図10に示す状態Cに移動する。すなわち、爪部15
6が上方に退避するともに、ローラ150が下方に退避
する。次に、ステップS11において、ホルダテーブル
50が副走査方向xと反対方向に移動してスキャン開始
位置に送りこまれる。スキャン開始位置は、移動テーブ
ル部52の中央にある開口55全体が、主走査線SLよ
りも奥側(図16(A)では左側)に存在する位置であ
る。ホルダテーブル50がスキャン開始位置にくると、
画像読取処理の開始の指示を待つ待機状態になる。な
お、画像読取処理の開始の指示は、実施例の画像読取装
置とは別に設置された画像処理用コンピュータ(図示せ
ず)から与えられる。
【0050】なお、ステップS11においては、必ずし
も開口55全体が主走査線SLよりも奥側に到達するま
でホルダテーブル50を送り込む必要はない。小さな読
取原稿が開口55の奥側に位置するような場合がこれに
相当する。
【0051】画像処理用コンピュータから読取開始の指
示が与えられると、ステップS12においてホルダテー
ブル50を副走査方向xに一定速度で移動させる動作が
開始される。図17に示すように、移動テーブル部52
の開口55が主走査線SLの位置にくると、光源72
(図2)の光が原稿ホルダ40と開口55とを透過す
る。この結果、原稿ホルダ40に保持されている読取原
稿の画像情報がCCDラインセンサ78によって読み取
られる(ステップS13)。なお、スキャン開始前に回
転テーブル部54を予め回転しておけば、読取原稿の向
きと主走査方向との角度を調整することも可能である。
【0052】読取原稿のスキャンが終了すると、ステッ
プS14においてホルダテーブル50が図18に示す排
出準備位置で停止する。回転テーブル部54が回転して
いる場合には、図18(A)のように初期の方向に戻さ
れる。図18の状態において、オペレータが操作パネル
34の排出ボタンを押すと、ステップS15において爪
部156が図10の状態Cから時計廻りに120°回転
して状態Aに移動する。この結果、シャッタ62は閉じ
られたままであるが、爪部156が下方に向いた状態に
なる。図18は、ステップS15が終了して爪部156
が下方に向いた状態を示している。この時、爪部156
の手前側の面156b(図10)が、原稿ホルダ40の
壁状部47の奥側の面47b(図5)とわずかなギャッ
プを隔てた位置にある。
【0053】ステップS16では、ホルダテーブル50
が副走査方向xと逆方向に一定距離送り込まれる。この
時、原稿ホルダ40は爪部156で押さえられているの
で、保持ローラ92が原稿ホルダ40の第2の切欠部4
2から外れてホルダテーブル50のみが移動する。ステ
ップS17においてホルダテーブル50の送り込みが終
了すると、図19に示すように、保持ローラ92が第1
の切欠部41と係合する状態となる。
【0054】この後、爪部156が図10に示す状態B
に移動して、シャッタ62が開状態となり(ステップS
18)、ホルダテーブル50が副走査方向xに一定距離
引き戻されると図13に示す挿入の初期位置に移動する
(ステップS19,S20)。この状態では、原稿ホル
ダ40の先端部が挿入口32から外に突出している。
【0055】上述したように、この実施例における画像
読取装置では、オペレータが原稿ホルダ40を挿入口3
2に挿入するだけで、画像読取装置が自動的にホルダテ
ーブル50の回転テーブル部54上の保持位置に原稿ホ
ルダ40を搬送して保持する。しかも、原稿ホルダ40
を回転テーブル部54上の保持位置まで搬送する動作
は、副走査駆動機構によってホルダテーブル50を移動
させつつ爪部156で原稿ホルダ40を押さえておくだ
けで実現されている。すなわち、この実施例の画像読取
装置は、爪/シャッタ機構60という比較的単純な構成
によって、原稿ホルダ40を回転テーブル部54上の保
持位置に搬送する動作を達成できるという効果を有す
る。
【0056】また、この画像読取装置では、画像の読取
中にはシャッタ62を自動的に閉状態に保つようにして
いるので、装置外部の環境光が装置内に漏れ入ることが
なく、従って高品質の画像情報を読み取ることができ
る。さらに、図10に示すように、爪/シャッタ駆動機
構64は、シャッタ62を開閉するためのローラ150
と、原稿ホルダ40を押さえるための爪部156とを連
動して回転しているので、1つのモータ160を用いる
だけで、シャッタ62と爪部156に関する3つの状態
A〜Cを実現することができるという利点がある。
【0057】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0058】(1)各機構の具体的な構成は、上記実施
例以外にも種々のものが考えられる。特に、爪/シャッ
タ駆動機構64の爪部156の代わりに、原稿ホルダ4
0と係合して原稿ホルダ40の移動を制限するような種
々の形状の部材を採用することが可能である。例えば、
爪部156を丸棒状に成形し、原稿ホルダ40に形成さ
れた係合穴に丸棒状の爪部を挿入するような機構にする
ことも可能である。また、シャッタ62の開閉を制御す
る機構としては、ローラ150とバネ144(図9)以
外の構成を採用することが可能である。さらに、ローラ
150と爪部156を駆動する機構を別々の機構にし
て、その動作も別々に制御するようにしてもよい。
【0059】(2)光学センサを用いて原稿ホルダ40
の挿入状態を検査する代わりに、オペレータが操作パネ
ル34の引込開始ボタンを押すことによって、原稿ホル
ダ40を装置内に自動的に搬送する動作を開始するよう
にしてもよい。但し、上記実施例のように、複数の光学
センサを用いて搬送途中の種々の状態を検査するように
すれば、種々の誤動作を防止することができるという利
点がある。
【0060】(3)上記実施例においては、奥側から前
側へホルダテーブル50を移動させながら読み取りを行
っていたが、移動方向がその逆でもよいことは言うまで
もない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または5
に記載された発明では、移動制限機構がホルダテーブル
が挿入口側に引き戻される際に原稿ホルダの副走査方向
の移動を制限するので、原稿ホルダは保持機構と摺動し
つつホルダテーブルの第2の保持位置に移動する。従っ
て、原稿ホルダの移動を制限するという比較的単純な機
構で原稿ホルダを自動的に第2の保持位置まで搬入する
ことができる。
【0062】請求項2に記載された発明では、ホルダテ
ーブルの移動の際に、爪部によって原稿ホルダを押さえ
るだけで、原稿ホルダを保持機構と摺動させつつホルダ
テーブルを第2の保持位置に移動させることができる。
【0063】請求項3に記載された発明では、保持機構
は、バネ機構で付勢された一対のローラを用いて原稿ホ
ルダの2対の切欠の一方を挟み込んでいるので、原稿ホ
ルダを摺動可能に保持できる。
【0064】請求項4に記載された発明では、第2の保
持位置に保持された原稿ホルダは、回転テーブル部によ
って所望の角度だけ回転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としての画像読取装置を示
す外観図。
【図2】画像読取装置の要部側面断面図。
【図3】原稿ホルダ40とホルダテーブル50とを示す
斜視図。
【図4】原稿ホルダ40が位置決めピン93に当たる位
置まで挿入された状態を示す平面図。
【図5】原稿ホルダ40を示す斜視図。
【図6】副走査駆動機構を示す説明図。
【図7】副走査駆動機構の動力伝達部の構成を示す斜視
図。
【図8】光学センサの配置を示す説明図。
【図9】シャッタ62の構成を示す斜視図。
【図10】爪/シャッタ駆動機構64の構成を示す斜視
図。
【図11】実施例の画像読取装置の動作手順を示すフロ
ーチャート。
【図12】実施例の画像読取装置の動作手順を示すフロ
ーチャート。
【図13】実施例の装置の主要な動作状態を示す説明
図。
【図14】第1と第2の光学センサの位置関係を示す説
明図。
【図15】実施例の装置の主要な動作状態を示す説明
図。
【図16】実施例の装置の主要な動作状態を示す説明
図。
【図17】実施例の装置の主要な動作状態を示す説明
図。
【図18】実施例の装置の主要な動作状態を示す説明
図。
【図19】実施例の装置の主要な動作状態を示す説明
図。
【符号の説明】
30…箱体 31…前面パネル 32…挿入口 34…操作パネル 40…原稿ホルダ 41〜43…切欠部 44,45…フィルム保持版 46…ヒンジ 47…壁状部 48,49…透孔 50…ホルダテーブル 52…移動テーブル部 53…予備ガイド板 54…回転テーブル部 55…開口 56…ベアリング 60…爪/シャッタ機構 62…シャッタ 64…爪/シャッタ駆動機構(シャッタ駆動機構) 72…光源 74…ミラー 76…ズームレンズ 78…CCDラインセンサ 80…制御部 90…保持機構 91…ガイド板 92…保持ローラ 92a…支持片 92b…ローラ部 92c…固定ピン 92d…バネ 93…ピン 94…押下ローラ 95…支持ピン 102…リニアガイド 104…カムフォロア 106…結合片 110…モータ 111〜113…歯付プーリ 114,115…歯付ベルト 131〜133…光学センサ 131a〜133a…発光素子 131b〜133b…受光素子 140…挿入ガイドブロック 141…垂直ガイド板 142…シャッタ支持ローラ 144…バネ 150…ローラ(シャッタ駆動部材) 151…軸 152…リンク 154…歯付プーリ 156…爪部(移動制限機構) 158…歯付ベルト 160…モータ(駆動手段) 162…歯付プーリ CF…合成力 FL…フィルム SL…主走査線 x…副走査方向 y…主走査方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取原稿を保持した原稿ホルダを副走査
    方向に移動させながら前記読取原稿から画像情報を読み
    取る画像読取装置であって、 原稿ホルダを画像読取装置内に挿入するための挿入口を
    有する挿入部と、 前記挿入口から挿入された原稿ホルダが載置されるホル
    ダテーブルと、 前記ホルダテーブルに載置された原稿ホルダを副走査方
    向に沿って摺動可能に保持する保持機構と、 前記ホルダテーブルを前記副走査方向に移動させる副走
    査駆動機構と、 前記挿入口に挿入されて前記保持機構で前記ホルダテー
    ブル上の第1の保持位置に保持された原稿ホルダが前記
    ホルダテーブルとともに前記副走査駆動機構によって画
    像読取装置内に引き込まれた後に、前記ホルダテーブル
    が前記副走査駆動機構により前記挿入口側に引き戻され
    る際に前記原稿ホルダの副走査方向の移動を制限するこ
    とよって前記原稿ホルダを前記ホルダテーブルの第2の
    保持位置に移動させる移動制限機構と、 前記副走査駆動機構と前記移動制限機構の動作を制御す
    る制御部と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像読取装置であって、 前記移動制限機構は、前記原稿ホルダの移動を押さえる
    ための爪部を有する、画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の画像読取装置で
    あって、 前記原稿ホルダは、その両側面に対向して設けられた2
    対の切欠を有しており、 前記保持機構は、 前記2対の切欠をそれぞれ挟み込むことによって、前記
    原稿ホルダを前記ホルダテーブルの前記第1と第2の保
    持位置にそれぞれ位置決めするための一対のローラと、 前記一対のローラを互いに近づける方向に付勢するバネ
    機構と、を有する画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の画
    像読取装置であって、 前記ホルダテーブルは、原稿ホルダを保持したまま回転
    する回転テーブル部を備えており、 前記第2の保持位置は前記回転テーブル部上の位置であ
    る、画像読取装置。
  5. 【請求項5】 原稿ホルダが載置されるホルダテーブル
    と、前記ホルダテーブルに載置された原稿ホルダを副走
    査方向に沿って摺動可能に保持する保持機構と、前記ホ
    ルダテーブルを前記副走査方向に移動させる副走査駆動
    機構とを有する画像読取装置内に、原稿ホルダを搬入す
    る方法であって、(a)画像読取装置の挿入口に挿入さ
    れた原稿ホルダを、前記保持機構で前記ホルダテーブル
    上の第1の保持位置に保持する工程と、(b)前記第1
    の保持位置に保持された原稿ホルダを前記ホルダテーブ
    ルとともに前記副走査駆動機構によって画像読取装置内
    に引き込む工程と、(c)前記原稿ホルダの副走査方向
    の移動を制限しつつ前記ホルダテーブルを前記副走査駆
    動機構により前記挿入口側に引き戻すことよって、前記
    原稿ホルダを前記ホルダテーブルの第2の保持位置に移
    動させる工程と、を備えることを特徴とする原稿ホルダ
    の搬入方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011228963A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Pfu Ltd 画像読取装置
WO2019044319A1 (ja) 2017-08-30 2019-03-07 富士フイルム株式会社 搬送型洗出し装置

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