JPH08303389A - 遠心羽根車及び該遠心羽根車の製造方法 - Google Patents

遠心羽根車及び該遠心羽根車の製造方法

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JPH08303389A
JPH08303389A JP11072895A JP11072895A JPH08303389A JP H08303389 A JPH08303389 A JP H08303389A JP 11072895 A JP11072895 A JP 11072895A JP 11072895 A JP11072895 A JP 11072895A JP H08303389 A JPH08303389 A JP H08303389A
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blade
centrifugal impeller
inducer
side plate
core plate
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JP11072895A
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Hiromi Kobayashi
博美 小林
Hideo Nishida
秀夫 西田
Minoru Hiroshima
実 広島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インデュ−サ部に羽根を有する側板付きの高性
能な遠心羽根車を容易に製造できるようにする。 【構成】流れを軸方向から半径方向に変えるインデュ−
サ部の3次元の羽根1dは心板1bのみに形成し、その
下流の半径方向外向きの主羽根1aは心板1bと側板1
cに結合するように形成する。インデューサ部の羽根1
dは側板1cに結合しないので低コストで製造すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心圧縮機や遠心ブロ
ワーなどに使用される遠心羽根車及び該遠心羽根車の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心圧縮機や遠心ブロワーなどに使用さ
れる側板を有する一般的な遠心羽根車1は、図20に示
すように、回転軸2に取り付けられる心板1bと側板1
cの間に羽根1aを円形翼列状に備え、インデューサ部
から軸方向に流入した気流8を羽根1aで加圧して外周
方向に吹き出す構成である。
【0003】このような側板を有する遠心羽根車の製造
方法には、鋳造する製造方法や切削加工部品を溶接等で
結合して組み立てる製造方法がある。後者の方法は、特
に羽根と心板あるいは側板を結合する方法として、 1)羽根を一方の板(例えば心板)に機械加工による削
り出しで形成し、この羽根の先端に他方の板(例えば側
板)を溶接する方法 2)羽根を単独で製作してその両端に両方の板(心板と
側板)を溶接する方法 3)羽根の高さが低くて通常の溶接が困難な場合は、一
方の板に機械加工による削り出しで羽根を形成し、この
羽根の先端を他方の板にスロット溶接する方法 4)両方の板の各々に機械加工による削り出しで羽根を
形成し、羽根と羽根を拡散接合により結合する方法 などがある。その他には、実開昭62−40298号公
報に記載されたように、遠心羽根車の羽根の上流に複数
のリブを設け、リブ付きの側板と羽根付きの心板を主羽
根を介して一体的に組み立てる方法もある。
【0004】遠心羽根車を羽根形状で分類すると、1つ
の分け方として、2次元羽根車と3次元羽根車に分けら
れる。一般に、3次元羽根車は、2次元羽根車に較べて
高性能であるが製造コストが高くなる問題がある。特
に、羽根のねじれ、即ち羽根の3次元性が顕著になる
と、前述した1),2)の方法では溶接結合に手間がか
かり、特にインデュ−サ部の羽根は羽根の曲がりに加え
て流路も軸方向から半径方向に変化するために、溶接作
業が難しくなる。また、溶接後の表面の仕上げ加工も難
しくなる等の問題がある。そして、更に羽根の高さが低
くなると、前記3),4)の方法によっても製造が困難
で、製造コストが高くなるばかりでなく、強度的な信頼
性も低下する問題がある。
【0005】遠心羽根車における羽根の配置形態につい
ては、特開昭62−291498号公報に記載されたよ
うに、羽根を気体の流れ方向に複数個に分割し、分割し
た羽根に周方向の位相のずれを設けているもの、また、
実公平3−55839号公報に記載されたように、羽根
を気流方向に2分割し、下流側の羽根数を上流側の2倍
にしているものが見られる。これらの公報に記載された
このような羽根は、何れも側板なしの遠心羽根車に適用
されている。
【0006】また、遠心羽根車の羽根単独の形状につい
てみると、前記2次元や3次元形状の他に羽根の厚さに
関しては、羽根の前縁から後縁までの範囲で該羽根の厚
さを一定にした運心羽根車の他に、米国特許第3,78
8,865号明細書及び図面や特開平3−210099
号公報などに記載されたように、羽根の前縁から後縁に
向かって羽根の厚さを徐々に厚くしたものがある。これ
らの遠心羽根車は、取扱流量、即ち容量の小さい、換言
すれば比速度の小さい羽根車に適用されるもので、従っ
て、羽根の高さは低く、2次元形状となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】3次元形状の羽根にお
いて、羽根の入口の流路の高さ方向の全域に亘って羽根
角度を気流に合わせることができれば、高い効率が得ら
れる。しかし、3次元羽根車は製造コストが高く、ま
た、取扱流量の小さい圧縮機、即ち低比速度の遠心羽根
車では流路の高さが低くなるために側板を有する3次元
形の遠心羽根車の製造は極めて困難になる。従って、多
段の圧縮機では、特に低比速度段では2次元の遠心羽根
車を用いている。また、従来は、低比速度領域では、流
路の高さ、即ち羽根の高さが低いので該羽根を3次元化
することによる効果は小さいと考えられていた。
【0008】従来の2次元の遠心羽根車では、羽根の形
状が2次元という制約から、その羽根の前縁は、該遠心
羽根車に流入した気流が軸方向から半径方向に転向した
部分に位置することになるため、該2次元遠心羽根車は
3次元羽根のインデュ−サ部を持つ遠心羽根車に比べて
前縁の平均半径が大きくなる。従って、同一回転数では
流入部分の遠心羽根車の周速が大きくなり、流入相対速
度も大きくなるという短所があった。
【0009】実開昭62−40298号公報に記載され
た遠心羽根車は、該遠心羽根車の羽根の上流、即ち気流
が軸方向を向いている部分に複数のリブを設けている。
このリブを一種の羽根と見做しても、該リブは側板側に
も結合されていることや、軸方向部分のみに取り付けら
れた板状の形状であることなどから、性能面でのメリッ
トは少なく、逆に羽根車上流の気流を乱して性能低下を
招く可能性が高い。
【0010】従って、本発明の第1の目的は、遠心羽根
車のインデュ−サ部に流入する気流の相対速度を低減す
ることにより摩擦損失を小さくした製造が簡単な遠心羽
根車を提供することにある。
【0011】遠心羽根車の内部の気流は全体として減速
流となり、適正な減速を行わせることにより高い効率が
得られる。そして、流体機械を広い作動範囲で安定に運
転するためには、遠心羽根車は、その内部で気流の剥離
や失速が起こらないようにしなければならない。この剥
離や失速を防止する方法の1つに、特開昭62−291
498号公報や実公平3−55839号公報に記載され
た遠心羽根車のように、羽根を2列に配置し、1列目と
2列目の羽根の配置を周方向にずらすことにより、1列
目の羽根の吹き出し効果で羽根面の境界層の発達を抑制
する方法がある。しかしながら、これらの方法は、何れ
も側板のない遠心羽根車で行っているため、羽根の先端
部の側板側には漏れ気流が発生する。比速度が大きくて
全体の流れに対してこの漏れの影響が極めて小さい遠心
羽根車の場合はこの方法も効果的であるが、低比速度段
では、羽根の高さに対する先端の隙間の比率が大きくな
り、漏れ気流の割合が大きくなるために、羽根の先端側
と根元側では境界層抑制効果が異なる。また、低比速度
段では漏れ流れそのものによる損失が大きくなるため、
側板無しの遠心羽根車を使用すること自体が好ましいこ
とではない。
【0012】従って、本発明の第2の目的は、製造が簡
単な側板付きの遠心羽根車において効果的な境界層抑制
を行うことにより広い作動範囲を持つ遠心羽根車を提供
することにある。
【0013】一方、遠心羽根車は、広い作動範囲を持つ
ことがそれほど重要でなく、高効率で且つできるだけ低
コストで製造できることが望まれる場合もある。
【0014】従って、本発明の第3の目的は、高効率で
且つ製造コストの低い遠心羽根車を提供することにあ
る。
【0015】遠心羽根車内の摩擦損失を小さくするため
に、比速度の比較的小さい羽根車に対して、米国特許第
3,788,865号明細書及び図面や特開平3−21
0099号公報に記載されたように、羽根の厚さを厚く
して、高さを高くする方法がある。この方法は、流路の
濡れぶち面積を小さくして摩擦損失を低減する有効な方
法であるが、必ずしもそれだけでは充分ではない。
【0016】従って、本発明の第4の目的は、遠心羽根
車の流路内の平均流速を低減することにより、更に摩擦
損失の小さい高効率の遠心羽根車を提供することにあ
る。
【0017】遠心羽根車の内部の気流において、相対流
速が最も大きい場所は入口付近であり、インデュ−サ部
に羽根を備えた羽根車においては該部分の流速が大きく
なると摩擦損失も大きくなる。従って、この部分の羽根
の表面の仕上げが重要であるが、従来の遠心羽根車では
その仕上げ加工作業が困難である。
【0018】従って、本発明の第5の目的は、このイン
デュ−サ部の羽根の表面仕上げ加工が容易な遠心羽根車
の製造方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
る本発明の特徴は、流れが軸方向から半径方向へ移行す
る部分、即ちインデュ−サ部の羽根は心板または側板の
何れか一方にのみ結合するように形成し、心板と側板は
その下流の半径方向外向きの主羽根を介して結合し、遠
心羽根車の入口の羽根の前縁の平均半径を小さくしたこ
とにある。
【0020】前記第2の目的を達成する本発明の他の特
徴は、インデュ−サ部の羽根は心板または側板の何れか
一方に形成し、心板と側板はその下流の半径方向外向き
の主羽根を介して結合し、インデュ−サ部の羽根と主羽
根は分離して該インデュ−サ部の出口の羽根の後縁と主
羽根の羽根の前縁を周方向にずらしたことにある。
【0021】前記第3の目的を達成する本発明の特徴
は、インデュ−サ部の心板または側板の何れか一方に形
成される羽根と、その下流の心板と側板に取り付けられ
る主羽根を一体的に形成したことにある。
【0022】前記第4の目的を達成する本発明の特徴
は、遠心羽根車の入口付近、即ちインデュ−サ部の羽根
を心板または側板の何れか一方に形成し、心板と側板は
その下流の半径方向外向きの主羽根を介して結合し、イ
ンデュ−サ部の羽根及び主羽根のうちの少なくとも一方
の羽根厚さを、その前縁から後縁に向けて徐々に厚く
し、所定の流路面積を確保しつつ流路の濡れぶち面積を
小さくしたことにある。
【0023】前記第5の目的を達成する本発明の特徴
は、遠心羽根車のインデュ−サ部の羽根を心板または側
板の何れか一方に形成し、心板と側板は主羽根を介して
結合して製造することにある。
【0024】
【作用】加工が難しく作業に手間のかかるインデュ−サ
部の羽根は、心板または側板の何れか一方にのみ形成す
るため、従来の3次元羽根車のように両側に結合する場
合に較べて容易に加工することができる。心板と側板の
結合は、主羽根を介して行うので、比速度の小さい羽根
車でも在来の加工法で容易に行うことができる。
【0025】遠心羽根車内の気流は、インデュ−サ部の
羽根により羽根の前縁の平均半径を小さくすることがで
きるので、同じ回転数の遠心羽根車で較べると羽根の入
口の周方向速度が小さくなり、半径が大きい場合に較べ
て流入相対速度が小さくなる。流入相対速度が小さくな
り且つ遠心羽根車の出入口の相対速度比、即ち相対速度
の減速率を同じ程度に設計すれば、出口の相対速度も小
さくできるので、羽根車内の平均相対速度が小さくな
る。また、インデュ−サ部の3次元羽根は、入口の羽根
の前縁全域で気流の流入角に該羽根の角度を合わせるこ
とにより入射角が小さくなり、流れをスム−ズに流入さ
せることができる。
【0026】インデュ−サ部の羽根の先端と心板または
側板の対向面の間には隙間が存在することになるが、側
板または心板と羽根との間に相対運動はないので、この
隙間は極めて小さくすることが可能であり、インデュ−
サ部の羽根の先端は心板または側板に接触しても不都合
はないので、加工が容易である。。
【0027】このような側板付きの遠心羽根車におい
て、インデュ−サ部の羽根と主羽根を分離して、インデ
ュ−サ部の出口の羽根の後縁と主羽根の前縁を周方向に
ずらすことにより、インデュ−サ部の圧力面側から流出
した気流は主羽根の負圧面側に流入し、その吹き出し効
果によって主羽根の負圧面の境界層の発達やそれに伴う
剥離の発生が防止される。
【0028】比速度が比較的大きい側板付きの羽根車に
おいて、それほど広い運転範囲を必要としないができる
だけ安価な遠心羽根車としたい場合は、インデュ−サ部
の羽根と主羽根を一体的に形成することにより加工コス
トが低減する。特に、羽根を単独で加工し、溶接等によ
り心板または側板に結合すれば、機械加工による削り出
し作業を必要とせず、また、溶接による結合においても
作業が最も困難な部分の溶接作業を省略することがてき
るので、製造コストが低減する。
【0029】流体の摩擦損失の低減は、濡れぶち面積、
即ち流体が流路に接する面積を小さくし、また、流速を
小さくすることによって得られる。インデュ−サ部に設
けた羽根は、前縁の平均半径を小さくして流入相対速度
を小さくし、羽根の厚さをその前縁から後縁に向けて徐
々に厚くする一方で流路の高さを高くして流路断面の濡
れぶち長さを短くすることの相乗効果により、インデュ
−サ部の流路が長くなった分を考慮してもも摩擦損失が
大幅に低減する。
【0030】インデュ−サ部は、例えば、羽根を心板ま
たは側板の一方の板にのみ溶接する場合には、その状態
で容易に溶接部の隅肉を含む表面仕上げが可能となり、
また、機械加工で削り出す場合には滑らかな表面加工が
可能になる。何れの場合でもインデューサ部の流路の表
面を滑らかに加工することが容易である。これにより遠
心羽根車内で最も流速の大きいインデュ−サ部の摩擦損
失が低減する。また、比較的低比速度の遠心羽根車で
も、インデュ−サ部に3次元羽根を容易に設けることが
できる。
【0031】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を示すもの
で、多段圧縮機の1段分の部分断面を示している。この
多段圧縮機は、遠心羽根車1,回転軸2,ディフュ−ザ
3,戻り流路4,羽根車ラビリンス5,ステ−ジラビリ
ンス6などにより構成され、空気は、吸込流路7から流
入し、羽根車1,ディフュ−ザ3,戻り流路4を経て次
段へ送り出される。
【0032】この実施例の遠心羽根車1は、羽根の高さ
が比較的低い、即ち低比速度の遠心羽根車であって、そ
のインデュ−サ部の羽根1dは3次元形状を呈し、溶接
または削り出しにより心板1bに形成されている。この
羽根1dの形成は、その廻りが開放された状態で溶接ま
たは削り出し及び仕上げ加工作業によって行うことがで
きるので、3次元形状のものでも比較的容易に形成する
ことができる。
【0033】他方、主羽根1aは側板1c(または心板
1b)に溶接または削り出しにより形成され、必要な仕
上げ加工等を行った後に該主羽根1aの先端を他方の心
板1b(または側板1c)の対向面に溶接して結合する
ことにより、主羽根1a,心板1b,側板1c,羽根1
dが一体となった遠心羽根車1が完成する。
【0034】前述した側板1cと心板1bの結合は、従
来の2次元形の遠心羽根車と同様な主羽根1aの先端を
溶接する作業で容易に行うことが可能となり、また、該
心板1bと側板1cの結合作業ではインデュ−サ部の3
次元羽根1dの先端を溶接する必要がないので、インデ
ューサ部に3次元羽根を持った低比速度の高性能の遠心
羽根車を容易に製造することができる。
【0035】この実施例は、前述したように低比速度の
遠心羽根車を想定しているので、インデュ−サ部の羽根
1dを3次元化することにより該羽根の入口において該
羽根の前縁の全域で流れの流入角に該羽根の角度を整合
させても流入損失を大幅に低減する効果は期待できな
い。しかし、インデュ−サ部を設けることにより、流入
相対速度の低減を図ることができるので、その点につい
て、以下、図2及び図3を用いて説明する。
【0036】図2は、遠心羽根車1の入口の速度三角形
を示している。実線はこの実施例のインデュ−サ部の羽
根1dの前縁における速度三角形で、破線は図20に示
す従来の2次元形の遠心羽根車における入口の速度三角
形である。
【0037】遠心羽根車の上流から軸方向(従来の2次
元形の遠心羽根車の場合は半径方向)に流入する速度が
1で両者とも同じとすると、羽根の前縁の周速は、回
転数が同じ場合には、平均半径rの違いからu1<u1
の関係となる。従って、この実施例の流入相対速度w1
は、図2から明らかなように、従来形の遠心羽根車の流
入相対速度w1’に較べて小さくなる。
【0038】図3は、遠心羽根車内の相対速度分布を示
しており、縦軸は相対速度,横軸は流路長さである。従
来形の遠心羽根車の特性を示す破線に較べて、この実施
例のように流入相対速度w1を小さくすると、出口を同
一にした場合は、1点鎖線で示すような相対速度分布と
なり、遠心羽根車内の平均的な相対速度は小さくなる。
更に、遠心羽根車内の減速率((w1−w2)/w1)を
同一に設計すれば、該遠心羽根車の出口では相対速度w
2は小さくなるので、実線のような相対速度分布とな
り、遠心羽根車内の平均相対速度を更に小さくすること
ができる。
【0039】以上のことから、この実施例は、羽根の長
さはインデュ−サ部の分だけ長くなるものの遠心羽根車
内の平均相対速度が大幅に低下することにより、摩擦損
失を低減させて効率を向上させることができる。
【0040】図4は、図1の実施例におけるインデュ−
サ部のスロ−ト付近の流路断面形状を示しており、図5
は、該インデューサ部の羽根1a’を主羽根1aを延長
して形成すると共にその先端を他側の心板または側板に
溶接して製造したと仮定したときの該インデューサ部の
流路断面形状である。溶接による結合は溶接技術上の制
約から、羽根1a’の厚さt’は厚くなり、また、表面
の仕上げ加工も困難な部分が多い。これに対してこの実
施例におけるインデューサ部の羽根1dは、削り出しに
より心板1bと一体的に形成するだけで側板1cには結
合(溶接)されていないので、その表面は十分滑らかに
加工することが可能であり、また、羽根1dの厚さtは
流体力のみを考慮して薄くすることができる。従って、
この実施例では、インデュ−サ部における摩擦損失を低
減することができるだけでなく、図4と図5を比較する
と明らかなように、流路断面積も大きく採ることができ
る。勿論、断面積を所定の値より大きくする必要がない
場合もあるが、何れにしても設計上の選択の幅が広くな
り、設計が容易になるという利点がある。これらの効果
は、この実施例だけでなく、比速度の大きい遠心羽根車
の場合でも同様に得られる。なお、このインデュ−サ部
の羽根1dの先端と側板1cの間には隙間λが存在する
ことになるが、インデュ−サ部の羽根1dの先端は側板
1cの対向面に略接触するように形成することは容易で
あるから、該隙間からの漏れの影響は無視できる程度と
なる。
【0041】以上のようにこの実施例は、低比速度段に
おいても設計及び製造が容易で摩擦損失の小さい遠心羽
根車を提供することができる。
【0042】図6は、本発明の第2の実施例を示したも
のである。この実施例は、インデュ−サ部の羽根1dと
主羽根1aを分離して形成しているが、インデュ−サ部
の羽根1dによる流入相対速度の低下による摩擦損失の
低減等の効果は、前述した第1の実施例の場合と同様で
ある。この実施例は、加えて、インデュ−サ部の羽根1
dと主羽根1aを分離すると共に、インデュ−サ部の羽
根1dは心板1bに形成し、主羽根1aは側板1cに形
成するようにし、それぞれの加工の形態に最適な加工機
械を選択して使用することができ、しかも並行して同時
に加工することができるようにして加工時間の短縮を可
能にした。
【0043】図7は、本発明の第3の実施例を示してお
り、インデュ−サ部の羽根1dの後縁と主羽根1aの前
縁を周方向にずらしている。このように羽根a,1dを
配置すると、インデュ−サ部の羽根1dの後縁から流出
した気流8aは、主羽根1aの負圧面側に流入する。こ
のようにすると、最も低運動量の流体が集まって境界層
が厚くなり易い主羽根1aの負圧面側に、運動量の大き
い流体を供給することができ、この部分の境界層の発達
や流れの剥離を抑制することができる。従って、遠心羽
根車1としては、低流量領域で運転しても失速し難くく
なり、運転範囲の広い圧縮機を提供することができる。
【0044】図8は、本発明の第4の実施例を示してい
るが、図20に示した同じ仕様の従来形の2次元羽根車
や本発明の第3の実施例に対して、インデュ−サ部の羽
根1e及び主羽根1fは羽根の高さが高く、主羽根1f
の厚さは下流に向かって徐々に厚くなるように変化して
いる。図8に示した遠心羽根車のC−C断面とそれに相
当する従来形の図20に示した遠心羽根車のB−B断面
を図9及び図10に示している。図9に示した本発明に
なる遠心羽根車の羽根1fの高さbは、図10に示した
従来形の遠心羽根車の羽根1aの高さb’に比較して高
く、両者の流路断面積は略同一であるが、流体と壁が接
触する長さは図9に示した本実施例の遠心羽根車の方が
短いので、濡れぶち面積が狭く、従って摩擦損失が小さ
くなる。この効果は、例えば米国特許第3,788,8
65号明細書及び図面や特開平3−210099号公報
に記載された遠心羽根車と同様であるが、この実施例で
は、流れ上流にインデュ−サ部を設けられているので、
従来の2次元遠心羽根車に較べて流入相対速度や平均相
対速度が小さい。従って、速度の低下と濡れぶち面積の
低減の相乗効果で摩擦損失が小さくなり、高い効率が得
られる。この効果は、当然、摩擦損失の割合の大きい低
比速度の遠心羽根車ほどその効果が大きい。
【0045】図11は、本発明の第5の実施例を示して
いる。この実施例は、前述した本発明の第2の実施例に
関連して、インデュ−サ部の羽根1gは3次元形状を呈
し、主羽根1hは2次元形状を呈するように形成されて
いる。このうち、主羽根1hは2次元形状にすることに
より、3次元形状の羽根1gに較べて製造が容易で製造
コストの面で有利になる。
【0046】図12は、本発明の第6の実施例を示した
もので、主羽根とインデュ−サ部の羽根を一体にした形
状の羽根iを製作し、インデュ−サ部の側板側を除いた
領域を溶接等により心板1b及び側板1cに結合した構
成である。このような一体的な羽根1iは、プレス加工
等で成形することができるので、削り出しによる形成に
比較して製造コストを低減することができる。
【0047】図13は、本発明の第7の実施例を示して
いる。この実施例は第5の実施例に関連して、主羽根と
インデュ−サ部の羽根を一体的に形成した羽根1jは、
インデュ−サ部と主羽根部の羽根の高さが高く、該羽根
1jの厚さは下流に向かって徐々に厚くなっている。こ
の遠心羽根車も製造コストが低く、摩擦損失の小さいも
のとすることができる。
【0048】図14〜図19は、本発明の更に他の実施
例を示すものであり、特に製造方法に特徴がある。
【0049】図14に示す第8の実施例は、インデュ−
サ部の羽根1dを心板1b側に、主羽根1aは側板1c
側にそれぞれ機械加工による削り出しで形成し、その
後、主羽根1aの先端と心板1bの対向面を溶接するこ
とにより両者を結合して遠心羽根車を完成するものであ
る。勿論、この逆に、インデュ−サ部の羽根1dを側板
1c側に、主羽根1aを心板1c側に機械加工による削
り出しで形成した後に両者を溶接して結合するように製
造することも可能である。
【0050】この製造方法によれば、羽根1a,1dの
表面のほとんどが機械加工され、特に最も流速の大きい
インデュ−サ部の羽根1dには溶接部が無いので加工精
度が高く且つ表面も滑らかに加工できるために摩擦損失
が大幅に低減する。
【0051】図15に示す第9の実施例は、インデュ−
サ部の羽根1dを心板1b側に、高さ方向に2分割した
主羽根1k,1rは心板1b側と側板1c側の両方にそ
れぞれ機械加工による削り出しで形成し、主羽根1k,
1rの先端同士を拡散接合する遠心羽根車の製造方法で
ある。この製造方法は、多段圧縮機における低比速度段
において羽根の高さが低く、通常の溶接作業を適用する
ことが困難な場合に有効である。そして、インデュ−サ
部の羽根1dは、前記実施例と同様に溶接部が無いので
比較的低比速度の遠心羽根車においても加工が容易であ
り、加工精度が高く且つ表面も滑らかに加工できるため
摩擦損失も低減することができる。
【0052】図16に示す第10の実施例は、インデュ
−サ部の羽根1dを心板1b側に、主羽根1aは側板1
c側にそれぞれ溶接して取り付け、表面仕上げ加工等を
施行した後、更に、主羽根1aの先端と心板1bの対向
面を溶接によって結合することにより遠心羽根車を完成
する製造方法である。勿論、この逆に、インデュ−サ部
の羽根1dを側板1c側に、主羽根1aを心板1b側に
溶接して取り付けてから両者を結合するように製造して
もよい。
【0053】この製造方法は、比較的比速度が大きくて
溶接作業が容易な場合に有効であり、羽根1a,1dを
機械加工で削り出しにより形成する場合に較べて製造コ
ストが低くなる利点がある。また、インデュ−サ部の羽
根1dは、片側(心板1bまたは側板1c)に溶接した
状態で表面仕上げ加工を施すことができるので、その作
業は、従来のように両側を溶接した後に仕上げ加工する
場合に較べて極めて容易である。
【0054】図17は、本発明の第11の実施例を示し
ている。側板は2つの側板部分1m,1nに分割され、
上流側の側板1mにインデュ−サ部の羽根1dを溶接あ
るいは機械加工による削り出し等により形成し、下流側
の側板1nに主羽根1aを溶接あるいは機械加工による
削り出し等により形成し、主羽根1aの先端と心板1b
の対向面を溶接して結合される。そして、インデュ−サ
部の羽根1dと主羽根1aに必要に応じて表面仕上げ加
工を施し、最後に上流側の側板1mと下流側の側板1n
を溶接等により結合する。この製造方法は、心板側を2
つの部分に分割して上流の心板にインデュ−サ部の羽根
1dを設けるようにしても同様に実施することができ
る。
【0055】この製造方法は、表面の仕上げ加工を施し
た羽根1a,1dの表面にに対して加工(溶接)を加え
ること無く羽根車を組み立てることができるので、表面
が滑らかで摩擦損失が小さい遠心羽根車を提供すること
ができる。また、インデュ−サ部の羽根1dは該羽根1
dの先端側を相手側の板に当接するようにした状態で分
割面を溶接して結合することができるので、該羽根1d
の先端の隙間を極めて小さくすることができる。
【0056】図18は、本発明の第12の実施例を示し
ている。側板は2つの部分に分割され、上流側の側板1
mにインデュ−サ部の羽根1dを溶接あるいは機械加工
による削り出し等により形成し、下流側の側板1nと心
板1b及び主羽根1aは鋳造により一体的に形成され
る。その後、インデュ−サ部の羽根1dと主羽根1aを
必要に応じて表面仕上げ加工し、最後に上流側の側板1
mと下流側の側板1nを溶接等により結合する。この製
造方法は、心板1b側を2つに分割して上流の心板にイ
ンデュ−サ部の羽根1dを設けるようにしても同様に実
施することができる。
【0057】この製造方法は、形状が複雑なインデュ−
サ部の羽根1dを分けて加工するようにし、鋳造部分を
簡単な形状としているので、鋳造も容易であり、多量生
産により製造コストを低減するのに有利である。従っ
て、この製造方法により、ある範囲の仕様の遠心羽根車
に対して下流側の主羽根部を共通部品として用意し、そ
の範囲内での仕様の違いに伴う気流の違いに対してはイ
ンデュ−サ部の羽根1dの形状を変えて対応するように
して該遠心羽根車を製造するようにすれば、製造コスト
を大幅に低減することができる。
【0058】図19は、本発明の第13の実施例を示し
ている。この実施例は、インデュ−サ部の羽根と主羽根
を一体的にした羽根1pとして形成し、該羽根1pのう
ちの主羽根部分の先端のみを側板1c側に溶接等で結合
し、次に、必要に応じて表面仕上げ加工を施し、最後に
心板1bと羽根1pの先端の対向面を溶接等で結合する
製造方法である。
【0059】この製造方法は、比較的比速度が大きい遠
心羽根車、即ち羽根の高さが高く溶接作業が容易な場合
に適しており、羽根1pの一体加工をプレス等で行え
ば、機械加工による削り出し作業がなくなって製造が容
易になり、製造コストが低減する。
【0060】
【発明の効果】本発明は、側板と心板の間に3次元羽根
を備えた遠心羽根車において、インデューサ部における
羽根を側板または心板の一方にのみ結合するように設け
ることにより該遠心羽根車を低コストで製造することを
可能とし、特に、低比速度の羽根車についても製造を容
易にすることができる。
【0061】しかも、インデューサ部における摩擦損失
を大幅に低減し、高効率で広い作動範囲を持った遠心羽
根車を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す多段圧縮機の部分
縦断側面図である。
【図2】本発明になる遠心羽根車と従来の羽根車の入口
の速度三角形特性図である。
【図3】本発明になる遠心羽根車と従来の遠心羽根車の
相対速度分布特性図である。
【図4】図1に示した本発明になる遠心羽根車における
インデュ−サ部のA−A断面図である。
【図5】従来の遠心羽根車におけ主羽根をインデューサ
部まで延長するようにしたときの該インデューサ部の断
面図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示すもので、遠心羽根
車の羽根形状を示す縦断正面図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示すもので、遠心羽根
車の羽根形状を示す縦断正面図である。
【図8】本発明の第4の実施例を示すもので、多段圧縮
機の要部縦断側面図と遠心羽根車の羽根形状を示す縦断
正面図である。
【図9】図8に示した本発明になる遠心羽根車の流路形
状を示すC−C断面図である。
【図10】図20に示した従来の遠心羽根車の流路形状
を示すB−B断面図である。
【図11】本発明の第5の実施例を示すもので、遠心羽
根車の羽根形状を示す縦断正面図である。
【図12】本発明の第6の実施例を示すもので、遠心羽
根車の縦断側面図及び羽根形状を示す縦断正面図であ
る。
【図13】本発明の第7の実施例を示すもので、遠心羽
根車の縦断側面図及び羽根形状を示す縦断正面図であ
る。
【図14】本発明の第8の実施例を示すもので、遠心羽
根車の製造工程を示す縦断側面図である。
【図15】本発明の第9の実施例を示すもので、遠心羽
根車の製造工程を示す縦断側面図である。
【図16】本発明の第10の実施例を示すもので、遠心
羽根車の製造工程を示す縦断側面図である。
【図17】本発明の第11の実施例を示すもので、遠心
羽根車の製造工程を示す縦断側面図である。
【図18】本発明の第12の実施例を示すもので、遠心
羽根車の製造工程を示す縦断側面図である。
【図19】本発明の第13の実施例を示すもので、遠心
羽根車の製造工程を示す縦断側面図である。
【図20】従来の2次元羽根を備えた遠心羽根車の縦断
側面図及び羽根形状を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1…根車、1a,1f,1h…主羽根、1b…心板、1
c…側板、1d,1e,1g…インデュ−サ部の羽根、
1i,1j…羽根、2…回転軸、3…ディフュ−ザ、4
…戻り流路、5,6…ラビリンス、7…吸込流路、8…
気流。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】心板と側板の間に円形翼列状に配置された
    羽根を備えた遠心羽根車において、 流れを軸方向から半径方向に変えるインデュ−サ部の羽
    根は前記心板または側板の何れか一方にのみ結合して設
    け、該インデュ−サ部の下流の主羽根は心板と側板の双
    方に結合して設けたことを特徴とする遠心羽根車。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記インデューサ部の
    羽根とその下流の主羽根は、分離して形成されたことを
    特徴とする遠心羽根車。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記インデューサ部の
    羽根の後端縁部を主羽根の前端縁部に対して該主羽根の
    負圧面側に位置するようにずらして設けたことを特徴と
    する遠心羽根車。
  4. 【請求項4】請求項2において、インデューサ部の羽根
    及び主羽根の少なくとも一方の羽根厚は、流れ方向の中
    間部及び後端縁部を前端縁部よりも厚くしたことを特徴
    とする遠心羽根車。
  5. 【請求項5】請求項1〜4において、前記インデューサ
    部の羽根を3次元形状に形成し、前記主羽根を2次元形
    状に形成したことを特徴とする遠心羽根車。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記インデューサ部の
    羽根と主羽根を一体的に形成したことを特徴とする遠心
    羽根車。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記インデューサ部の
    羽根の羽根厚は、流れ方向の中間部及び後端縁部を前端
    縁部よりも厚くしたことを特徴とする遠心羽根車。
  8. 【請求項8】心板と側板の間に円形翼列状に配置された
    羽根により構成され、流れを軸方向から半径方向に変え
    るインデュ−サ部とその下流の半径方向外向きの放射部
    に複数の羽根を備えた遠心羽根車の製造方法において、 前記インデュ−サ部の羽根を心板または側板の何れか一
    方に形成した後に前記心板と側板をその下流の主羽根を
    介して結合することを特徴とする遠心羽根車の製造方
    法。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記心板または側板の
    一方をインデューサ部とその外周の放射部に分離すると
    共にインデューサ部にインデューサ部の羽根を形成し、
    前記放射部を主羽根を介して他側の板と結合状態に形成
    し、その後、前記インデューサ部を前記放射部の内側に
    結合することを特徴とする遠心羽根車の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項8または9において、前記結合
    は、拡散接合によって行うことを特徴とする遠心羽根車
    の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項9において、前記分離された心板
    または側板の放射部と主羽根と他側の板は一体的に鋳造
    することを特徴とする遠心羽根車の製造方法。
  12. 【請求項12】心板と側板の間に円形翼列状に配置され
    た羽根により構成され、流れを軸方向から半径方向に変
    えるインデュ−サ部とその下流の半径方向外向きの部分
    に複数の羽根を備えた遠心羽根車の製造方法において、 前記インデュ−サ部及びその下流の半径方向外向きの部
    分の羽根を一体的に形成し、インデュ−サ部の羽根の心
    板側または側板側の何れか一方の側を除いて該羽根を心
    板及び側板と結合することを特徴とする遠心羽根車の製
    造方法。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記結合を拡散接
    合によって行うことを特徴とする遠心羽根車の製造方
    法。
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