JPH08299359A - 誘導導入器を用いた異所性心房性頻拍の非外科的マッピングおよび/または治療方法 - Google Patents

誘導導入器を用いた異所性心房性頻拍の非外科的マッピングおよび/または治療方法

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JPH08299359A
JPH08299359A JP8033928A JP3392896A JPH08299359A JP H08299359 A JPH08299359 A JP H08299359A JP 8033928 A JP8033928 A JP 8033928A JP 3392896 A JP3392896 A JP 3392896A JP H08299359 A JPH08299359 A JP H08299359A
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John Frederick Swartz
ジョン・フレデリック・シュワルツ
John D Ockuly
ジョン・デイビッド・オカリー
James A Hassett
ジェームズ・エイ・ハセット
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    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0021Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アブレーション用カテーテルと湾曲形状を持
つ誘導導入器を使用して、右心房内で所定位置をアブレ
ーションまたはマッピングする、異所性の心房性頻拍の
治療方法。 【解決手段】 カテーテルを右心房内の所定位置に誘導
するために用いる誘導導入器が、挿入地点から心臓に達
する長さの細長い第1領域、約 130〜180 °の内角で湾
曲した第2領域、およびほぼまっすぐな直線部と湾曲部
とからなる第3領域から構成され、この第3領域の直線
部が長さ約 1.3〜5.1cm であり、湾曲部は内角が約50〜
130 °で、全長が約0.51〜2.54cmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状付与された誘
導導入器(guiding introducer)により誘導されるカテー
テルを用いて心房性不整脈をマッピング(mapping) およ
び治療する方法に関する。また、本発明は、異所性の心
房性頻拍(ectopic atrial tachycardia)のマッピングま
たは治療のための、マッピングおよびアブレーション
(切断、ablation) 用カテーテルの誘導に使用する誘導
導入器の好ましい形状にも関する。
【0002】
【従来の技術】導入器とカテーテルは医療処置に長年使
用されてきた。例えば、その用途の1つは、電気刺激を
体内の特定部位に伝達することである。別の用途は、体
内での診断のために監視と測定を行うことである。カテ
ーテルは、それ以外の方法ではより侵襲性の高い処置を
行わなければ接近不可能な特定の体内部位に位置させて
おき、その間に体内で検査、診断および治療を行うのを
助けることができる。使用の際、カテーテルは体表面に
近い静脈または動脈に挿入しうる。その後、カテーテル
は、体内の動脈または静脈を通してカテーテルを操作す
ることにより、検査、診断または治療のための所定部位
まで誘導される。
【0003】体内の遠隔かつ到達しにくい部位における
カテーテルの有用性は増してきている。しかし、このよ
うなカテーテルの利用は、カテーテルの電極を体内の所
定部位に正確に配置 (位置決め) する必要があることか
ら往々にして制限される。
【0004】カテーテルの動きを制御して上記の正確な
位置決めを得ることは、カテーテルの固有の構造から困
難である。慣用のカテーテルの本体は長い管状体であ
る。カテーテルの動きを十分に制御するには、その構造
がある程度の剛性 (堅さ) を持つ必要がある。しかし、
カテーテルを所望の特定部位に到達するように静脈、動
脈、または他の体内部分を通して動かすには、カテーテ
ルの屈曲が必要であり、カテーテルの剛性はその屈曲を
妨げるほど高くてはならない。さらに、カテーテルは、
これが体内を動いている間に静脈や動脈を傷つけるほど
剛性が高くてはならない。
【0005】カテーテルが血管を傷つけるほどには剛性
が高くないことが重要である一方で、トルク (回転力)
の制御、即ち、カテーテルの長さ方向にねじり力を伝達
する能力、に見合った十分な剛性をカテーテルが持つこ
とも重要である。十分なトルク制御により、カテーテル
の近接 (手前側) 端部に加えたねじり力がカテーテルに
沿ってその遠方端部(先端部)に伝わることにより、カ
テーテルの制御された操縦が可能となる。より大きなト
ルク制御の必要性は、血管の傷つきを防止するための剛
性の低下の必要性と相いれないことが多い。
【0006】カテーテルは人の心臓に関連する医療処置
にますます使われるようになっている。このような処置
では、カテーテルを一般に静脈または動脈を通して心臓
に到達させた後、心臓内の所定部位に位置させる。典型
的には、カテーテルを患者の脚部、頸部、上胸部または
腕部の動脈または静脈に挿入し、しばしばガイドワイヤ
ーや導入器を利用して、さまざまな動脈または静脈内を
通過させ、カテーテルの先端が心臓内の所望部位に到達
するまで前進させる。
【0007】このような処置に用いられるカテーテルの
遠方端部を、予め所望のカーブ形状に湾曲させておくこ
とがある。それにより、カテーテルをその軸線(長軸)
を回転軸として回転させることで、心臓内または心臓に
付随する動脈または静脈内の所望部位にカテーテルを誘
導することができる。
【0008】例えば、米国特許第4,882,777 号には、人
の右心室での特定の処置に使用するための、その遠方端
部が複雑に湾曲しているカテーテルが開示されている。
米国特許第5,299,574 号および4,117,836 号には左冠状
動脈の選択的冠状動脈血管造影法のためのカテーテルが
開示され、米国特許第5,295,574 号、5,215,540 号、5,
016,640 号および4,883,058 号には右冠状動脈の選択的
冠状動脈血管造影法のためのカテーテルが開示されてい
る。米国特許第4,033,031 号も参照。
【0009】米国特許第5,269,326 号は、特定の医療処
置のために右心房から心臓周囲の空間に経静脈接近する
方法を開示している。米国特許第4,898,591 号は、ブレ
ード編みされた部分を持つ内層と外層からなるカテーテ
ルを開示している。この米国特許は、血管内カテーテル
の多様な曲線形状についても開示している。その他、米
国特許第5,231,994 号、4,838,879 号、5,171,232 号、
および5,290,229 号も参照。
【0010】心房細動は最も普通の持続型不整脈であ
る。これは成人人口のほぼ0.4 %、60歳以上の人口のお
そらく10%程度は起きていると見積もられている。Cox,
J.L.et al., Electrophysiology, Pacing and Arrhyth
mia「心房細動の処置」 Clin.Cardiol., 14, 827-834
(1991) 参照。
【0011】心房性不整脈は、一過性と永続性のいずれ
の場合もある。多くの心房性不整脈は、根底にある別の
形態の心臓病を持つ者に起こるが、一部の心房性不整脈
は独立して起こる。心房性不整脈は、心室性不整脈ほど
には直接死に結びつくことは少ないが、他の多くの疾
患、例えば、心臓発作、血栓症、アテローム性動脈硬化
症、全身および大脳の塞栓症、の危険因子を高め、多く
の別の医療上の問題を引き起こす。
【0012】症候性または生命の危険がある心房性不整
脈の患者の中には、薬剤または除細動器またはカルジオ
バーターといった普通の医療器具では十分に治療できな
い者がいる。その場合には、手術を含む他の形態の攻撃
的な処置が必要となる。
【0013】ある種の不整脈の治療に対してここ10〜15
年ほど使用されてきた別の処置法は、カテーテル・アブ
レーションである。この処置法は、心臓内の心室性不整
脈に付随して存在する伝導経路を中断するか又は変形さ
せるのに使用されてきた。アブレーションする具体的な
部位は、根底にある不整脈の種類により異なる。
【0014】一般的なアブレーション処置法の一つは、
房室(AV)結節の再入回路による頻拍の治療のためのもの
である。この問題では速いか又は遅い房室結節経路のア
ブレーションが許容される治療法になってきた。Singe
r, I., et al.「不整脈に対するカテーテル・アブレー
ション」Clinical Manual of Electorophysiology(電気
生理学の臨床マニュアル) pp. 421-431 (1993)を参照。
【0015】心臓内のアブレーション位置に対するアブ
レーション用カテーテルの使用は、例えば、米国特許第
4,641,649 号、5,263,493 号、5,231,995 号、5,228,44
2 号および5,281,217 号に開示されている。しかし、こ
れらはいずれも、誘導導入器を利用してアブレーション
用カテーテルを心臓内の特定の位置に誘導することを開
示していない。
【0016】また、異所性心房性頻拍の治療のためのカ
テーテル・アブレーションは、例えばWalsh, E.P. 「小
児の異所性の心房性頻拍のアブレーション」不整脈の高
周波カテーテル・アブレーション(Radio Frequency Cat
heter Ablation of CardiacArrhythmias), 第23章(199
4)に開示されている。Tracey, C.N.「ペーシングした活
性化順次マッピングを用いた異所性の心房性頻拍の高周
波カテーテル・アブレーション」J. Am. Coll. Cardia
l., Vol. 21, pp. 910-917 (1993)も参照。
【0017】カテーテル・アブレーションに用いるエネ
ルギー源は多様である。初期には高圧直流電流(D.C.)ア
ブレーション法が普通に用いられていた。しかし、直流
電流の使用に伴う問題のため、高周波(R.F.)アブレーシ
ョン法がアブレーションの好ましいエネルギー源となっ
てきた。アブレーションへの高周波エネルギーの使用に
ついては、例えば、米国特許第4,945,912 号、5,209,22
9 号、5,281,218 号、5,242,441 号、5,246,438 号、5,
281,213 号および5,293,868 号に開示されている。心臓
組織のアブレーションへの利用が検討された他のエネル
ギー源には、レーザー、超音波、マイクロ波、およびフ
ルグトロナイゼーション(fulgutronization)がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】心臓内の正しい位置を
アブレーションするには、アブレーション用カテーテル
を心臓内に正しく配置する必要がある。しかし、アブレ
ーション用カテーテルの正確な配置 (位置決め) は、心
臓の生理学的機能、特にアブレーション処置を一般に心
臓が拍動している間に行うことから、非常に困難であ
る。普通、カテーテルの位置は、電気生理学的誘導とX
線透視法との組合わせにより確認される。即ち、冠状静
脈洞、高右心房、右心室といった心臓の既知の解剖学的
構造内または構造上に位置する放射線不透過性の診断用
カテーテルによりマークした心臓の既知の構造に対して
カテーテルを配置する。
【0019】このような方法は或る種の不整脈にとって
は有用であるが、カテーテル・アブレーションは未だに
難しく、時間のかかる処置である。よって、本発明の目
的は、形状付与した誘導導入器により所定の位置に誘導
されたアブレーション用カテーテルを用いて右心房内で
の異所性の心房性頻拍をマッピングおよび治療する方法
を提供することである。
【0020】本発明の別の目的は、右心房内で異所性の
心房性頻拍をマッピングおよびアブレーションするため
のカテーテルの誘導に用いる誘導導入器の特定の形状を
提供することである。本発明の別の目的は、異所性の心
房性頻拍の治療のための電気生理学的処置に使用するた
めの形状付与された誘導導入器を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記およびその他の目的
は、本発明にかかる異所性の心房性頻拍の治療方法とこ
の方法に用いる特定形状の誘導導入器とにより達成でき
る。
【0022】本発明は、特定形状の誘導導入器の内部に
配置されたマッピングまたはアブレーション用カテーテ
ルを右心房内に導入し、このカテーテルを用いて右心房
内の所定位置をマッピングまたはアブレーションするこ
とからなる、マッピングまたはアブレーション用カテー
テルを用いた異所性の心房性頻拍の治療および/または
マッピング方法である。
【0023】本発明はまた、右心房内で異所性の心房性
頻拍のマッピングおよび/または治療においてマッピン
グおよび/またはアブレーション用カテーテルの誘導に
使用するために特に設計された形状を持つ誘導導入器も
また開示する。
【0024】普通の人の心臓は、右心室、右心房、左心
室、および左心房を持っている。右心房は上大静脈と下
大静脈とに流体連通している。房室中隔によって右心房
と右心室とが仕切られている。房室中隔内にある三尖弁
により、右心房と右心室とが連通している。左心房と接
する部分の右心房の内壁に、薄肉の凹んだ箇所があり、
これが卵円窩である。右心房の詳しい模式図を図1に示
す。卵円窩と三尖弁の間には冠状静脈洞への開口部また
は口があいている。冠状静脈洞は、心筋層から右心房に
排出される静脈血の大部分を収容する大きな心臓上(epi
cardial)静脈である。
【0025】正常な心臓では、心筋 (心筋層) の収縮と
弛緩は規則正しく起こり、これは電気化学信号が、心筋
層内を順に洞房(SA)結節から房室(AV)結節に、次いでヒ
ス・パーキンジェ(His-Purkinje)系を含む決まった経路
を経て左右の心室内に流れることにより起こる。最初の
電気刺激は洞房結節で発生し、房室結節に伝達される。
房室結節は右心房の心房中隔内の冠状静脈洞の開口部付
近に位置する。ヒス・パーキンジェ系は房室結節から始
まり、膜状の心房中隔に沿って三尖弁に向かって進み、
房室中隔を通って膜状の心室中隔内に達する。心室中隔
のほぼ中間で、ヒス・パーキンジェ系は左右に枝分かれ
し、心室中隔の筋肉部の頂部をまたいでいる。
【0026】心房性不整脈と呼ばれる異常なリズムが心
房内で時に起こる。最も普通の3種類の心房性不整脈
は、異所性の心房性頻拍、心房細動(atrial fibrillati
on) 、および心房粗動(atrial flutter)である。
【0027】心房細動は患者に著しい不快感を生じ、時
には死に至ることもある。その理由は心房細動が次の
(1)〜(3) を含む多くの付随する問題を抱えているから
である。(1) 不規則な心拍数が患者に不快感と不安感を
生ずる、(2) 房室収縮の同期性が失われて心臓の血行動
態が阻害され、多様なレベルのうっ血性心不全を生ず
る、(3) 血流の停止 (うっ血) により血栓塞栓症の罹患
性が増す。心房細動の特定の病理学的原因を確定するこ
とは困難な場合もあるが、主要なメカニズム (原因) は
左心房および/または右心房内に形成された1つまたは
複数の再入回路であると考えられる。上記の問題を軽減
するための従来の試みとしては、投薬治療の利用が目立
っていた。
【0028】別の種類の心房性不整脈は、異所性の心房
性頻拍 (EAT) である。EATは、洞房結節以外の単
独の心房内起点からの速い刺激発生に関連する異常な律
動不調である。多くの場合、EATは長時間にわたって
起こり、時には心筋症になることもある。EATは心筋
症の数少ない可逆性原因の1つであるので、EATのよ
り有効な治療法が求められている。EATの治療のため
の高周波アブレーションは、Walsh, E.P. 「小児の異所
性の心房性頻拍のアブレーション」不整脈の高周波カテ
ーテル・アブレーション, 第23章(1994)に開示されてい
る。Tracey, C.N.「ペーシングした活性化順次マッピン
グを用いた異所性の心房性頻拍の高周波カテーテル・ア
ブレーション」J. Am. Coll. Cardial., Vol. 21, pp.
910-917(1993)も参照。
【0029】投薬治療は時には有効であるが、効果がな
い場合もあり、しばしば、めまい感、悪心、視覚障害お
よびその他の問題といった副作用を伴う。
【0030】ここ数年、心房性不整脈の治療に外科的処
置も利用されるようになってきた。この外科的手段の目
標は、投薬治療の場合と同様に、心房性不整脈の自覚症
状の軽減と、心拍出量への規則的な心房の作用を回復す
ることによる血行動態の正常化、の両者である。
【0031】アブレーション処置を行うのに用いるアブ
レーション用カテーテルは、心房内の所定の部位または
位置に瘢痕組織(scar tissue) を生ずる。組織の傷つけ
又はアブレーションに必要なエネルギーは、多くの多様
な供給源から供給できる。初期には直流電流を利用して
アブレーション処置用のエネルギーを得ていた。より最
近は、好ましいエネルギー供給源として高周波(R.F.)エ
ネルギーが選択されるようになってきた。レーザー、マ
イクロ波、超音波、低および高エネルギー直流、ならび
にフルグトロナイゼーションの各手段もアブレーション
処置を行うのに利用されてきた。本発明のアブレーショ
ン処置に対する好ましいエネルギー供給源は高周波エネ
ルギーである。
【0032】右心房内で心臓処置を行う場合に共通する
著しい困難の1つは、拍動する時、特にその拍動が異常
である時の心房それ自体の生理学的機能に原因がある。
従って、右心房内でEATを治療するための好ましいア
ブレーション処置は、右心房内で所定位置をアブレーシ
ョンするために右心房内でのアブレーション用カテーテ
ルの適正な配置と接触圧力とが必要となる。
【0033】アブレーション用カテーテルを、正しい配
置や適正な接触圧力を伴わずに、単に右心房に導入した
だけでは、所望の部位をうまくアブレーションするのに
十分ではない。この適正な配置および接触圧力は、湾曲
形状が付与された特殊な誘導導入器を用いてアブレーシ
ョン用カテーテルを正しい位置に誘導し、適正にアブレ
ーションされた部位を生ずるように十分な圧力をアブレ
ーション用カテーテルに加えるようにしなければ達成す
ることができない。
【0034】EATの治療の1要素として、右心房内を
効率的かつ正確にマッピングするために右心房内のEA
Tの位置を検知することがある。心臓の生理学的機能お
よびその拍動はまた、マッピング用カテーテルの効果も
妨害する。本発明の誘導導入器は、かかるマッピング用
カテーテルの正確な配置も助けるものである。
【0035】医療従事者は、心臓カテーテルの導入とそ
の血管系内での前進状況をX線透視装置によって監視す
ることが多い。残念ながら、X線透視装置は、一般に心
臓の特定の形態、特に決定的に重要な右心房の構造を容
易には識別することができないので、アブレーション用
カテーテルの配置と利用は、湾曲した誘導導入器を使用
しなければ極めて困難となる。このカテーテルの配置が
特に困難であるのは、拍動する心臓が常に動いていて、
心臓から血液がポンプ作用により送りだされるにつれて
心房内のカテーテルも常に動くためである。また、この
配置の困難性により、望ましくない過剰なX線透視用の
X線照射が往々にして起こる。
【0036】本発明の誘導導入器の構造と形状は、かか
る問題に対処して、これを解決するものであり、正確な
アブレーション処置に必要な精密な位置決め (カテーテ
ルの適正な配置と接触圧力の保持) を可能にするもので
ある。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の形状付与された誘導導入
器は、そのユニークな形状の結果として、マッピングお
よび/またはアブレーション用カテーテルを処置に必要
な正確な位置に配置するのを助ける。この特殊な形状の
誘導導入器は、慣用の細長いカテーテル様の中空管状体
から構成される。この誘導導入器について、以下ではい
くつかの領域に分けて説明するが、この誘導導入器は好
ましくは慣用の誘導導入器の製造法により単一の一体構
造体として製作される。この誘導導入器のそのユニーク
な形状以外の別の特徴として、放射線不透過性のチップ
マーカー(tip marker)および小孔(vent)があるが、これ
らについては後で詳しく説明する。
【0038】好適態様においては、単一の誘導導入器を
用いて右心房内の所定位置をアブレーションする際のア
ブレーション用カテーテルの誘導を助けるが、2個また
はそれ以上の誘導導入器を組合わせて使用し、適当な形
状付与された誘導導入器を作りだすこともできる。例え
ば、第1の誘導導入器を第2の誘導導入器の内部に挿入
すると、一緒に作用するこの第1と第2の誘導導入器の
形状の組合わせにより、第1および第2の誘導導入器の
相対的な回転と外側の第2誘導導入器の内部での第1誘
導導入器の突出の程度とに応じて所望形状を作り出すこ
とができる。
【0039】単一の誘導導入器をこの処置に使用する場
合には、この誘導導入器を用いてカテーテルを右心房内
の特定の位置に誘導する。この予め湾曲指せた誘導導入
器によってアブレーション用カテーテルを所定位置に保
持しながら、アブレーション用カテーテルで所定位置を
アブレーションする。EATの位置を完全にアブレーシ
ョンするには2回以上のアブレーション処置が必要とな
ることもある。カテーテル内に設けた感知要素を用い
て、その所定位置の周囲の活性度を感知することもでき
る。
【0040】右心房内でのEATに対する一般的な1つ
の位置は、上大静脈と下大静脈の周囲およびこれらの間
の分界稜に沿っている。図1を参照。分界稜に付随する
右心房内の所望位置にアブレーションおよび/またはマ
ッピング用カテーテルを誘導するのに使用する誘導導入
器には、好ましい形状がある。この好ましい形状の誘導
導入器は、図2A、2Bおよび2Cに示すように第1、
第2、第3の3領域に区分される。
【0041】これらの図において、誘導導入器は三つの
異なる方向から示されている。各図において、誘導導入
器は、慣用の側管とコック栓に取り付けるためのバルブ
に装着された状態で示してある。このような各配置にお
いて、誘導導入器の形状を、誘導導入器の近接 (手前
側) 端部の所定位置に装着された側管に対する位置関係
で説明する。これら三つのうち第1の図面では、側管の
口は誘導導入器の直管状の第1領域とほぼ同一平面上に
あるが、左方に90°の向きにある (図2Aを参照) 。第
2の図面では、コック栓と側管の残りの部分誘導導入器
の第1領域の一部の上に重なって見えるように側管の口
が時計方向に90°回転させてある (図2Bを参照) 。第
3の図面 (図3C) では、側管の口がさらに時計方向に
90°回転させてあって、再び誘導導入器の第1領域とほ
ぼ同一平面上にきているが、但し側管は図面の右側の位
置にある。
【0042】右心房内でEATを治療するのに用いる本
発明の誘導導入器の第1領域は、普通のほぼまっすぐな
細長い中空誘導領域であって、患者への導入と、挿入地
点から右心房内の特定の所望位置への操縦とに十分な長
さを持つ。なお、図示の第1領域の全長は、見やすいよ
うに短かくしてある。
【0043】誘導導入器の第1領域の遠方端部につなが
るのが第2領域である。第2領域は図2Bに示す位置で
は右方に湾曲した湾曲部からなる。この湾曲の内角は約
180〜130 °、好ましくは約 170〜150 °である。この
湾曲部の半径は約1.20〜2.20in (3.05〜5.59cm) 、好ま
しくは約1.50〜2.00in (3.81〜5.08cm) である。
【0044】この湾曲した第2領域の最後から第3領域
が始まり、これはほぼまっすぐな直線部と、それに続く
湾曲部とからなる。第3領域の直線部は長さが約0.50〜
2.00in (1.27〜5.08cm) 、好ましくは約1.00〜1.60in
(2.54〜4.06cm) であり、その湾曲部は、約50〜130
°、好ましくは約70〜110 °の内角で図2Cに示す位置
で右方に (図2Aに示す位置では左方に) 湾曲してい
る。この湾曲部の半径は、約0.10〜0.70in (0.25〜1.78
cm) 、好ましくは約0.30〜0.50in (0.76〜1.27cm) であ
る。この湾曲部の最後が誘導導入器の先端 (遠方端部)
である。好ましくは、この第3領域の湾曲部の全長 (湾
曲部の近接端部から遠方端部までの長さ) は、約0.20〜
1.00in (0.51〜2.54cm) 、より好ましくは約0.40〜0.70
in (1.02〜1.78cm) である。この誘導導入器の先端は、
拡張器との移行がうまくいくようにテーパーを付けても
よく、好ましくはそのようにする。
【0045】誘導導入器の各領域の形状は、誘導導入器
の全体形状がほぼ上記の通りになれば、1または2以上
の直線および/または湾曲部分を用いて変更を加えるこ
ともできる。
【0046】前述したように、本発明の誘導導入器の先
端にテーパーを付ける場合には、テーパーの角度は10°
未満が好ましく、より好ましくは約4〜7°である。こ
の誘導導入器は好ましくは、先端の位置確認のために、
先端付近に1または複数の放射線不透過性のチップマー
カーバンドを有していてもよい。
【0047】本発明の誘導導入器はまた、1個または複
数個、好ましくは3個ないし4個の小孔 (ベント) をそ
の先端付近に有することが好ましい。これらの小孔は、
好ましくは誘導導入器の先端から約1.00 in(2.54 cm)以
内、より好ましくは約0.10〜1.00 in(0.25〜2.54 cm)の
位置に設ける。これらの小孔の大きさは、直径約0.0
4〜0.06 in(0.10〜0.15 cm)の範囲内とす
るのがよい。
【0048】一般にこれらの小孔は、万一この誘導導入
器の遠方端部 (先端) が閉塞した場合に、誘導導入器に
挿入されていたカテーテルの引き抜きにより空気が誘導
導入器内に流入するのを防止するためのものである。例
えば、誘導導入器の先端が心筋層にあたるように位置し
ている時に誘導導入器内に挿入されていたカテーテルを
引き抜くと、小孔を設けていなければ誘導導入器内が減
圧状態となることがある。このような減圧状態になる
と、誘導導入器の管腔内にカテーテルを再挿入すること
により誘導導入器に空気が逆流して流れ込むことがあ
る。このような空気流入は、卒中や心臓発作の可能性そ
の他の、空気塞栓症で普通に起こりうる問題を含む重篤
な問題を患者に引き起こすことがある。誘導導入器の遠
方端部の付近に小孔を設けておくと、カテーテルが誘導
導入器から引き抜かれるとすぐに、誘導導入器の管腔の
中に流体 (恐らく血液) が引き込まれて上記の減圧状態
になることが避けられる結果、誘導導入器に空気が流入
する可能性を阻止することができる。
【0049】誘導導入器は、所望の三次元または複雑な
多面形状からの変形およびこの形状への実質的な復帰を
可能にする形状記憶性を持った、人体内での使用に適合
した任意の素材から作製しうる。制限ではなく例示のた
めに具体的寸法を示すと、誘導導入器の内径は約6〜12
フレンチ (1フレンチは1/3 mm) の範囲でよい。そのよ
うな誘導導入器は約6〜12フレンチの寸法の拡張器と適
当なガイドワイヤーとを受け入れることができる。これ
より大きいか、または小さい拡張器またはカテーテルを
本発明の誘導導入器に組合わせて使用する場合には、本
発明の誘導導入器の寸法と形状に変更を加えることがで
きることは当然である。
【0050】誘導導入器の寸法および形状の変更は、本
発明の誘導導入器を小児科で使用する場合にも必要であ
るが、この誘導導入器は大人の心臓に使用する方が好ま
しい。周知のように、小児科用の場合、誘導導入器の各
領域、特に第1領域の寸法を縮小する必要があるが、そ
の形状または湾曲には著しい変更を加える必要がないこ
とが多い。また、誘導導入器の寸法または形状の変更
は、肥大または回転した心臓を持つ患者に時に見られる
特殊な状況に使用する場合にも必要となることがある。
【0051】処置に際して、誘導導入器とアブレーショ
ン用カテーテルを体内に挿入するのに、普通は修正セル
ディンガー法が採用される。この方法においては、カテ
ーテルや拡張器の通過を容易にするために小さな皮膚切
開を適当な位置で行う。次いで、皮下組織を切開した
後、比較的浅い角度に位置させたスタイレットつきの適
当な針で血管を穿刺する。針を次いで不完全に引き抜
き、いくらか異なる角度で再び血管に挿入して、針が確
実に血管内にとどまるようにする。次いで、適当な寸法
のガイドワイヤーの柔軟な先端を、この針を通して針よ
り少し先まで、血管内に挿入する。ガイドワイヤーをそ
の位置にしっかり保持したまま針を取り出す。次いでガ
イドワイヤーを結果を通して右大腿静脈に入れ、下大静
脈を経て右心房内に入れる。
【0052】好ましい接近法は、上記のように、下大静
脈を経由した下からの右心房への接近を採用するが、上
大静脈を経由した上からの右心房への接近法も採用でき
る。しかし、この代わりの接近法を用いる場合には、こ
の接近法に合うように誘導導入器の形状を変更する必要
がある。
【0053】ガイドワイヤーを右心房内の所定位置に保
持したまま、次いで拡張器をガイドワイヤーの周りに配
置し、この拡張器の周りに本発明の誘導導入器を配置す
る。拡張器と誘導導入器は、一般に組立体 (アセンブ
リ) を形成し、一緒にガイドワイヤーに沿って下大静脈
から右心房内に進める。この組立体を挿入した後、ガイ
ドワイヤーを引き抜く。
【0054】次に、EATの治療と除去を目的として右
心房内でアブレーションおよび/またはマッピング処置
を行うためのカテーテルを、誘導導入器の中空部 (管
腔) を通して右心房内の所定位置に導入する。完全なア
ブレーションを達成するには、その所定位置において何
回かのアブレーション処置が必要となることもある。完
全なアブレーションが達成されたことを確認するため、
右心房内で感知用カテーテルを使用することができる。
完全なアブレーションが生じたことを確認したら、誘導
導入器を取り出す。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、X線透視法を組合わせ
て誘導導入器を用いることにより、適当なカテーテルの
先端部分を右心房内の正しい位置まで操縦することがで
きる。また、十分な剛性と支持を付与することにより、
心臓の多様な解剖学的構造ならびに血管表面によって誘
導導入器が所定位置に保持されるので、誘導導入器の先
端を、所定のアブレーションを可能にする心臓内構造の
その固定位置または表面位置に保持することができる。
【0056】アブレーション用カテーテルの正確な配置
は重要である。なぜなら、アブレーション用カテーテル
の先端が常に動いていることにより非集束のエネルギー
が心臓室の全体に消散して循環する血液内に失われるこ
とによる供給エネルギーの希釈が起こらないからであ
る。そのため、アブレーション処置中に適用するエネル
ギー量の著しい低減が可能となる。さらに、処置の遂行
に必要な時間が、誘導導入器を使用しない場合の処置に
比べて大幅に短縮される。また、このアブレーション処
置により、例えば、従来は外科処置 (手術) で達成され
たのと同種の独立した位置の破壊を達成することができ
る。
【0057】以上に本発明の特定の態様について例示お
よび説明したが、本発明の範囲内で各種の変更が可能で
あることは以上より明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、異所性の心房性頻拍の治療のために図
2A、2B、2Cに示すような右心房用の誘導導入器の
使用を示す右心房の模式図である。
【図2】図2Aは、図1に示すように右心房内で使用す
るための本発明の誘導導入器の第1の図面であって、そ
の近接端部に取付けられた側管が、誘導導入器とほぼ同
一平面状でその左方に向いた位置での側面図であり、図
2Bは、図2Aの誘導導入器を別の位置から見た第2の
図面であって、側管がこの誘導導入器の第1領域の一部
の上に重なるように図2Aの位置から時計方向に90°回
転させた時の側面図であり、図2Cは、図2Aの誘導導
入器をまた別の位置から見た第3の図面であって、側管
が誘導導入器とほぼ同一平面状でその右方に向くよう
に、図2Aの位置から180 °回転させた時の側面図であ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ・エイ・ハセット アメリカ合衆国、55438ミネソタ州、ブル ーミントン、ルイジアナ・サークル11327

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記 (a)〜(d) からなる右心房内での異
    所性の心房性頻拍の治療方法。 (a) 湾曲した中空の誘導導入器を右心房に導入し; (b) この誘導導入器の中空管腔内にアブレーションまた
    はマッピング用カテーテルを導入し; (c) このカテーテルを、前記誘導導入器を用いて、右心
    房内の所定位置に誘導し;そして (d) カテーテルを用いて右心房内で所定の位置をマッピ
    ングまたはアブレーションする。
  2. 【請求項2】 右心房内でアブレーションのために選択
    された所定位置が、上大静脈付近から下大静脈付近の心
    房組織である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 異所性の心房性頻拍を治療するために前
    記アブレーション処置に投薬処置を併用する、請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 アブレーション処置に、直流電流、高周
    波、マイクロ波、超音波、レーザー、およびフルグトロ
    ナイゼーションのいずれかのエネルギー源を用いる、請
    求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 高周波エネルギーを用いる請求項4記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 異所性の心房性頻拍の治療を助けるため
    に、前記アブレーション用カテーテルに、1または2以
    上の湾曲していない誘導導入器と1または2以上の湾曲
    した誘導導入器とを併用する、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 誘導導入器の先端(遠方端部)にテーパ
    ーがつけてある請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 誘導導入器がその先端付近に1または2
    以上の小孔を有する請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 誘導導入器が第1、第2および第3の領
    域からなる、請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 誘導導入器の第1領域がほぼまっすぐ
    な細長い導入領域である、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 誘導導入器の第2領域が内角約 130〜
    180 °の湾曲領域である請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 誘導導入器の第3領域が、ほぼまっす
    ぐな直線部と湾曲部とからなり、直線部が長さ約0.50〜
    2.00in(1.3〜5.1cm)であり、湾曲部は内角が約50〜130
    °であり、湾曲部の全長が約0.20〜1.00in (0.51〜2.54
    cm) である、請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 第1、第2および第3の3領域からな
    る、右心房内で異所性の心房性頻拍を治療するための、
    湾曲した中空の誘導導入器。
  14. 【請求項14】 第1領域がほぼまっすぐな細長い中空
    導入領域である、請求項13記載の誘導導入器。
  15. 【請求項15】 第2領域が内角約 130〜180 °の湾曲
    領域である請求項13記載の誘導導入器。
  16. 【請求項16】 第3領域が、ほぼまっすぐな直線部と
    湾曲部とからなり、直線部が長さ約0.50〜2.00in(1.3〜
    5.1cm)であり、湾曲部の内角が約50〜130 °である、請
    求項13記載の誘導導入器。
  17. 【請求項17】 湾曲部の全長が約0.20〜1.00in (0.51
    〜2.54cm) である、請求項16記載の誘導導入器。
JP8033928A 1995-05-02 1996-02-21 誘導導入器を用いた異所性心房性頻拍の非外科的マッピングおよび/または治療方法 Pending JPH08299359A (ja)

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US08/434,051 US5656028A (en) 1993-11-03 1995-05-02 Process for the nonsurgical mapping and/or treatment of ectopic atrial tachycardia using a guiding introducer
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