JPH08299299A - 磁気共鳴診断装置における複数スライス同時撮影方法 - Google Patents

磁気共鳴診断装置における複数スライス同時撮影方法

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JPH08299299A
JPH08299299A JP7111685A JP11168595A JPH08299299A JP H08299299 A JPH08299299 A JP H08299299A JP 7111685 A JP7111685 A JP 7111685A JP 11168595 A JP11168595 A JP 11168595A JP H08299299 A JPH08299299 A JP H08299299A
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slice
waveform
amplitude modulation
magnetic resonance
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JP7111685A
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Junichi Taguchi
順一 田口
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1チャネル型の振幅変調するだけの機能しか
ない高周波磁場発生装置を持つ磁気共鳴診断装置でも、
2のn乗枚のスライスを同時励起して撮影効率を向上す
る手段を提供すること。 【構成】 1チャネル型の振幅変調を行う高周波磁場発
生装置の振幅変調波形として、4枚のスライスを同時励
起する場合、90度パルス101として図1の4つのパ
ルスRF1(t)〜RF4(t)を用いた撮影を行う。各パ
ルスを用いた撮影のスライスプロファイル102は、図
1のp1(z)〜p4(z)となる。撮影後の信号データに
分離演算104を行うと、分離後のスライスプロファイ
ル103が得られ、図1のS1(z)〜S4(z)までに示
す各スライスに分離する。本発明の90度パルス101
の一例を下記に示す。 【数21】 【数22】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気共鳴診断装置におけ
る複数スライス同時撮影方法、すなわち、磁気共鳴診断
装置において効率的にデータを計測する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する従来技術としては、以下
の文献(1)〜(5)に記載されている技術が知られてい
る。 文献(1) 著者:A.A.Maudsley タイトル:"Multiple-Line-Scanning Spin Densit
y Imaging" 論文誌:Journal of Magnetic Resonance, vol.41,
pp.112-126(1980). 文献(2) 著者:C.H.Oh, H.W.Park, and Z.H.Cho タイトル:"Line-Integral Projection Reconstruc
tion (LPR) with Slice Encoding Techniques: Multislice R
egional Imaging inNMR Tomography" 論文誌:IEEE Transaction on Medical Imagin
g, vol.MI-3, no.4(1984). 文献(3) 著者:S.P.Souza, J.Szumowski, C.L.Dumouli
n, D.P.Plewes, andG.Glover タイトル:"SIMA: Simultaneous Multislice Ac
quisition of M RImages by Hadamard-Encoded E
xcitation 論文誌:Journal of Computer Assisted Tomograph
y, vol.12, no.6(1988).
【0003】文献(4) 著者:G.H.Glover, and A.Shimakawa タイトル:"POMP (Phase Offset Multi-Plana
r) Imaging: A newhight efficiency technique. 学会大会予行集:Society of Magnetic Resonance i
n Medicine,7-thAnual Scientific Meeting and
Exhibitition,Book of Abstracts, p.241(1988). 文献(5) 著者:J.Taguchi, K.Sano, and T. Yokoyama タイトル:"Double Slice Imaging by Using Two
Types of 90°RFPulse Shape" 学会大会予行集:Society of Magnetic Resonance i
n Medicine,10-thAnual Scientific Meeting and
Exhibitition, Book of Abstracts, wip,p.1177(199
1).
【0004】上記文献(1)には、ラインスキャン法で撮
影する場合、複数スライスを同時に励起して計測し、そ
の後の演算で各ラインに分離して像再構成を行う方法が
記載されている。そして、同時にラインを励起する手段
として、4チャネル型の振幅変調を行う方法が記載され
ている。すなわち、所定の基準振動数で振動する単振動
波を4チャネルに分流し、各々のチャネルで、それぞ
れ、0°,90°,180°,270°の位相を持た
せ、各チャネルで独立した振幅変調を行うものである。
上記文献(1)に記載の通り、0°のチャネルは、180
°のチャネルと符号が異なるだけで、基本的には同一機
能を果たし、90°チャネルと270°チャネルも同様
に同一機能を持つことから、機能だけに着目すると0°
と90°の2チャネル型の振幅変調を行う方法と等しい
ものである。上記文献(2)には、ラインインテグラルス
キャン法で撮影してスライス像を得る場合に、複数のス
ライスを同時に励起して計測し、その後の演算で各スラ
イスに分離して像再構成を行う手法が記載されている。
各スライスの同時励起手段に用いる高周波磁場の作成方
法は、上記文献(1)と同様である。
【0005】上記文献(3)は、2次元フーリエ変換法で
撮影して上記文献(2)と同様に各スライスを同時励起す
る方法である。同時励起の方法については、上記文献
(1)や(2)と同様であるが、2チャネル型の変調方法を
具体的にわかりやすく記載している。文献(3)では、0
°チャネルをIチャネルと呼び、90°チャネルをQチ
ャネルと呼んでいるが、ここでは、0°チャネル,90
°チャネルと言う呼び名で、以下に簡単に説明する。例
えば、2つのスライスを同時励起する場合、最初の計測
では、0°チャネルだけにsinc(at)cos(ω0t)の振幅
変調を行い、次の計測では、90°チャネルだけに−si
nc(at)sin(ω0t)の振幅変調を行うと記載されてい
る。なお、ここで、関数sinc(x)=sinx/xである。4
つのスライスを同時に励起する場合は、同様に、最初の
測定で0°チャネルだけにsinc(at)・cos(ω0t)・cos
(2ω0t) の振幅変調を行い、2回目の測定で0°チャ
ネルだけに−sinc(at)・sin(ω0t)・sin(2ω0t) の
振幅変調を行い、3回目の測定で90°チャネルだけに
−sinc(at)・cos(ω0t)・sin(2ω0t) の振幅変調を
行い、4回目の測定で90°チャネルだけに−sinc(a
t)・sin(ω0t)・cos(2ω0t) の振幅変調を行うものと
理解できる表記がなされている。
【0006】また、上記文献(4)では、上記(1)〜(3)
の文献がアダマール型の同時励起を行っていたものを変
更し、信号を並べてフーリエ変換するだけで各スライス
の画像が分離して再生できるように同時励起の励起方法
を工夫したものである。ただし、同時励起の実現方法
は、上記(1)〜(3)の文献と同様に2チャネル型の振幅
変調、または、特殊な高周波磁場発生機構を必要とする
ものである。上記文献(1)〜(4)の方法は、いずれも、
0°チャネルしかない1チャネル型の振幅変調では実現
できない。これに対して、上記文献(5)は、1チャネル
型の振幅変調でも、2つのスライスに限定して同時励起
の機能を実現する1つの方法を記述したものである。最
初の励起では cos成分を主に持つ振幅変調を行い、次の
励起で sin成分を主に持つ振幅変調を行う。この技術で
は、2つのスライスしか同時励起できないという欠点の
他、2つのスライスの間隔を自由に設定できないという
欠点を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術(1)から
(4)では、2チャネル型の振幅変調を行うか、それに類
する高周波磁場発生機構を持つか、あるいは、その機能
に限定した特殊な高周波磁場発生機能を持つかするなど
の実現手段が必要であり、磁気共鳴診断装置に最低限必
要な1チャネル型の振幅変調だけを行う装置では実現で
きないという問題点があった。また、上記従来技術(5)
では、上記従来技術(1)〜(3)のように4枚,8枚等の
同時励起ができず、2つの同時励起するスライス間の間
隔も自由に設定できないという問題点があった。本発明
は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、従来の技術における上述の如き問題を解消し、
1チャネル型の振幅変調だけを行う装置でも上記従来技
術(1)〜(3)に記載のアダマール型の同時励起と似た同
時励起を実現し、4枚,8枚等の同時励起を実現し、同
時励起するスライス間隔もある程度自由に設定できる、
磁気共鳴診断装置における複数スライス同時撮影方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、静
磁場,傾斜磁場,高周波磁場の発生手段と、検査対象物
からの磁気共鳴信号を計測する検出手段と、検出された
信号に各種演算を行う演算手段と、1チャネル型の振幅
変調を行う高周波磁場の発生手段と、前記各手段の実行
を制御する手段とを有する磁気共鳴診断装置において、
前記振幅変調の波形として、所定の基本波形に所望の関
数を乗算して作成した複数個の波形を作成し、該複数個
の波形の、各々の波形で振幅変調した高周波磁場を印加
して撮影することにより、複数のスライス部を同時に励
起し、各波形に応じた前記複数スライスの励起の仕方を
変えた各々の計測信号を取得し、該複数個の計測信号を
用いて各スライスの信号に分離する分離演算を行って各
スライスの信号を作成し、該各スライスの信号を基に、
各スライス画像を再構成することを特長とする磁気共鳴
診断装置における複数スライス同時撮影方法によって達
成される。
【0009】より具体的には、1チャネルの振幅変調波
形として 以下の波形RFk(t)を用いる。
【数5】 ただし、t は時間、T は高周波磁場の印加時間、k は1
から(2のn乗)までの整数、RF0(t) は所定の基本
波形、RFk(t) はk番目の上記所望の関数、ωk はk
に依存した所望の周波数を表わす定数、nは整数で、同
時撮影するスライス枚数が(2のn乗)枚、jは1からn
までの整数、bjは0か1のどちらかの値を取る整数で、
kを2進数と類似した以下の数2式で表現した時の値。
【数6】
【0010】一例として、4つのスライスを同時励起す
る場合について、以下に示す。4つのスライスの場合、
n=2で、kは1から4までの値を取り、式(1)は以下
の式(3)から式(6)までの4つの形を取る。
【数7】
【数8】
【数9】
【数10】 上述の振幅変調波形RF1(t)〜RF4(t)を用いて振
幅変調した高周波磁場を照射して信号データを測定す
る。最初の測定では、RF1(t)の振幅変調を行い、2
回目の測定でRF2(t)、3回目の測定でRF3(t)、
4回目の測定でRF4(t)の振幅変調を行う。
【0011】4回の測定で得られた計測データを、それ
ぞれ、 data1、data2、data3、data4 とすると、下記の
式(7)から式(10)までに示す分離演算を行って、各ス
ライスに分離したデータ slice1、slice2、slice3、sli
ce4 を得る。
【数11】
【数12】
【数13】
【数14】 以上の式(7)〜式(10)の各分離演算を行って、各々の
スライスに分離したデータを作り、それを画像再構成し
て各スライスの画像を得る。なお、上記計測データや各
スライスに分離したデータは複素数であり、磁気共鳴診
断装置では、直交検波などで得られた2チャネルの測定
データの一方を実数データに、他方を虚数データに対応
させている。上記式(7)〜式(10)のiは虚数単位であ
る。以上、スライス枚数が4枚の場合は、式(3)〜式
(6)に示した振幅変調波形を用いた高周波磁場で測定
し、得られた計測データを基に、式(7)〜式(10)に示
した分離演算を行うことにより分離データを得て、分離
データを画像再構成して各スライス画像を得る。
【0012】
【作用】本発明に係る複数スライス同時撮影方法の作用
は、下記の通りである。均一な物体を仮定して高周波磁
場を印加した場合に、スライス方向の各位値から出る信
号量を計算したものをスライスプロファイルと言う。磁
化は、大きさと方向を持ったベクトルで、静磁場方向を
Z軸に取ると、初めはZ軸方向を向き、高周波磁場の印
加によって向きを変え、XY平面の成分を持つ。磁化の
XY平面成分は、その磁化の出す信号量に比例する。以
上のように磁化が方向を変える様子は、ブロッホ方程式
で記述できる。ブロッホ方程式は、高周波磁場の波形を
与えると数値的に解くことができ、上記スライスプロフ
ァイルを計算することができる。ブロッホ方程式を解い
たり、高周波磁場波形を最適化する方法は、例えば下記
の文献(6)に記載されている。 文献(6)書者:Steven Conolly, Dwight Nishimur
a, Albert Macovski タイトル:Optimal Control Solutions to the Mag
netic ResonanceSelective Excitation Problem 論文誌:IEEE Trans. on Medical Imaging, vo
l.MI-5, No.2(1986).
【0013】上記文献の手法などに基づき、本発明に係
る高周波磁場波形を印加して得られたスライスプロファ
イルを計算した例を、図10に示す。図10のスライス
プロファイル110は、所定の基本波形RF0(t) とし
て以下の式(11)に基づいた波形を用いた場合のもので
ある。
【数15】 式(11)で示した基本波形RF0(t)を用い、前述の式
(1)でn=2、ω1=4π、ω2=8πとした場合、すな
わち、式(3)〜式(6)でRF0(t)に式(11)を用い、
ω1=4π、ω2=8πとした場合について、4種類の振
幅変調波形をRF1(t)〜RF4(t)と記し、以下、式
(12)〜式(15)に示す。
【数16】
【数17】
【数18】
【数19】
【0014】以上の式(12)〜式(15)で示した高周波
磁場の振幅変調波形RF1(t)〜RF4(t)を用い、そ
れぞれ、所望の磁化を90度励起する印加強度で磁化を
励起した場合のスライスプロファイルを、図10に示し
た。図10の縦の番号1〜4は、振幅変調波形RF1
(t)〜RF4(t)の番号に対応し、横軸はスライス方向
位置に対応している。スライスプロファイル110は、
スライス軸方向に均一に分布した磁化が、高周波磁場の
印加によってどの程度信号量を出すかをプロットしたも
のであるが、磁化のXY平面の射影成分がXY平面上の
どの方向を向いているかで、放出する電磁波信号の位相
が異なったものになる。ここでは、X軸に磁化が向く場
合に放出する信号を 実数(Real)で定義し、Y軸に磁化
が向く場合を 虚数(Imaginaly)(略して、以下では、
「Imag」という)に定義して信号を複素数として扱う。
【0015】なお、図10では、Real方向のスライス
プロファイル112とImag方向のスライスプロファイ
ル122を示し、また、両者から絶対値を算出して、絶
対値のスライスプロファイル102を示した。図から
は、1番目と4番目の高周波磁場がReal方向112の
成分を多く持ち、2番目と3番目の高周波磁場がImag
方向122の成分を多く持つことがわかる。なお、ここ
で、上記プロファイルは、所望の磁化を90°励起する
印加強度に設定して計算したが、このように所望の磁化
を90°励起する高周波磁場は、90°パルスと呼ばれ
る。図1は、上述の式(12)〜式(15)の高周波磁場波
形を90度パルス101として用いた場合について、各
パルス波形と、そのパルスを印加した場合の絶対値のス
ライスプロファイル102と、上記式(7)〜式(10)を
用いた分離演算104を施して各スライスに分離した場
合の絶対値のスライスプロファイル103を示したもの
である。
【0016】RF1(t)を印加するとP1(z)のスライ
スプロファイルが得られ、同様にP2(z)、P3(z)、
P4(z)のスライスプロファイルが得られる。また、分
離演算104を行うとS1(z)〜S4(z)の分離したス
ライスプロファイルを得ることができる。以上、シミュ
レーションで一例を示したように、式(1)の高周波磁場
を用い、複数のスライスを同時励起してその後の演算で
各々のスライスに分離することができる。以下、本発明
と従来技術の違いが明確になるように簡単に整理する。
上記従来技術の文献(3)の方法を本発明に対比させて振
幅変調波形を表記すると、下記の式(16)となる。
【数20】
【0017】従来技術における振幅変調波形を表わす式
(16)は、本発明に係る振幅変調波形の式(1)と比較す
ると sinの項に虚数単位を表わすiが付いたことのみが
異なる。ただし、虚数単位iが付くのは高周波磁場を虚
数として扱うもので、実部は0°チャネルの振幅変調波
形に対応し、虚部は90°チャネルの振幅変調波形に対
応したものである。スライスプロファイルを計算すると
分かることであるが、このような2チャネル型の振幅変
調を行うと、上記文献(3)にも記載の通り、例えば、4
つのスライスを同時に励起する場合、(1,1,1,1),(1,1,
-1,-1),(1,-1,1,-1),(1,-1,-1,1)の4種類の励起がで
きる。ただし、(1,1,1,1)などは、4つのスライスの励
起の仕方を順番に表記したもので、(1,1,1,1)は、励起
後、4つのスライスとも磁化をx軸の正方向に1:1:
1:1の割合で励起することを意味し、(1,1,-1,-1)
は、1:1:−1:−1の割合で励起することを意味す
る。なお、−1の励起は、磁化がX軸の負の方向に向い
た励起である。
【0018】本発明では4つのスライスを同時励起する
場合、上記スライスプロファイルを簡略表記すると、
(1,1,1,1),(-i,-i,i,i),(-i,i,-i,i),(-1,1,1,-1)の
励起を行っている。ただし、iの励起は、磁化がY軸の
正方向を向くことを意味する。(1,1,1,1),(-i,-i,i,
i),(-i,i,-i,i),(-1,1,1,-1)の励起は、それぞれ、
1,i,i,−1をかけると、(1,1,1,1),(1,1,-1,-
1),(1,-1,1,-1),(1,-1,-1,1)となり、従来と同様のパ
タンとなる。以上、本発明は、式(16)で表現した従来
技術(3)の振幅変調波のsinの項に付いた虚数単位iを
取った式(1)の振幅変調波を用い、その結果同時励起後
の磁化の方向が異なったものになるが、i等を掛け、適
当に変形すると従来技術(3)と同様のパタンを実現する
ものである。以上のように高周波磁場の振幅変調波に付
いた虚数単位iをとることにより、1チャネルの振幅変
調しかできない装置でも、上記従来技術(3)記載と同様
の同時励起撮影機能を実現できるという利点が生じた。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。以下の説明では、本発明の一実施例に係る
磁気共鳴診断装置を、その<構成>,<手順>,<撮影
シーケンス>の3つに分けて、説明する。始めに本実施
例に係る磁気共鳴診断装置の<構成>について説明す
る。前述の如く、本発明は、市販の通常の磁気共鳴診断
装置で実施することができる。図2に磁気共鳴診断装置
のブロック構成図を示し、以下、簡単に説明する。図2
に示した磁気共鳴診断装置は、静磁場発生装置202,
傾斜磁場発生装置203,高周波磁場発生装置204,
受信装置205,シーケンス制御装置206,処理装置
207,表示装置208から成る。静磁場発生装置20
2は、強度の強い均一な磁場を作り、検査対象物201
に磁化を発生させる。傾斜磁場発生装置203は、x,
y,z3方向の傾斜磁場発生装置を持ち、それぞれ独立
に動作でき、上記各方向の傾斜磁場の印加時期と印加強
度の設定で、任意の時刻に任意の強度と方向を持った傾
斜磁場を発生できる。傾斜磁場を印加すると傾斜磁場方
向の位置に応じて磁場強度が変わり、それに伴って検査
対象物201の磁化のラーマー周波数が変わり、検査対
象物201の磁化に位置の区別がつく。
【0020】高周波磁場発生装置204は、所望の高周
波磁場を発生でき、必要に応じ検査対象物201の磁化
を共鳴励起して、共鳴条件を満足した磁化のみ電磁波を
出す状態にする。傾斜磁場と高周波磁場の組合せで、共
鳴条件を満足した領域のみから電磁波を発生させ、その
領域の画像化を可能にすることなどができる。受信装置
205は、検査対象物201の磁化が共鳴励起して発生
する電磁波を計測し、信号データとして処理装置207
に渡す。処理装置207は、信号データを保存したり、
信号データを画像再構成して画像データを作る。表示装
置208は、画像データを表示する。シーケンス表示装
置206は、傾斜磁場発生装置203、高周波磁場発生
装置204、受信装置205、処理装置207の動作の
制御を行う。シーケンス制御装置206は、通常の計算
機の機能を有し、各機器を動作させる指令を送るプログ
ラムと、プログラムが参照する各機器の動作状態を記述
したデータを持つ。また、処理装置207は、演算を高
速に行う専用ハードからなり、データ処理の演算は、専
用ハード固有のプログラム言語で記述したプログラムを
作成して実行することにより行われる。処理装置207
は、その機能から、通常の計算機を用いることもでき
る。
【0021】以上、磁気共鳴診断装置の構成について述
べた。高周波磁場発生装置204は各種タイプがあり、
図3〜図6にそれを示した。本発明は、図3〜図6のど
のタイプでも実施することができる。従来技術(1)〜
(4)は、高周波磁場発生装置204として図4〜図6な
どの機構が必要であるが、本発明は、図3の最も単純な
機構を持つ磁気共鳴診断装置でも実施できることが特徴
である。以下、図3〜図6について簡単に説明する。図
3は、高周波磁場発生装置204として最も単純な機構
を持つものである。単振動波発信機300が単振動する
基準振動波を発信し、振幅変調波生成装置320で振幅
変調波を生成する。両者をミクサ330でミクシングし
て、基準振動波を振幅変調する。振幅変調後の高周波を
アンプ340で拡大してコイル350で電磁照射して高
周波磁場を得る。振幅変調波生成装置320は、シーケ
ンス制御装置206の指令に基づき、振幅変調波形の値
を記憶したメモリからデータを読みだし、DA変換して
振幅変調波を作る。振幅変調波形の波形データは、所定
の波形をあらかじめ作成して所定のメモリに記憶してお
く場合もあるし、必要に応じてその都度シーケンス制御
装置206が波形データを計算し、所定のメモリに記憶
する場合もある。
【0022】図4は、高周波磁場発生装置204として
2チャネル型の振幅変調をする機構を示したものであ
る。単振動波発信機300で生成した基準振動波を分流
し、一方のチャネルの位相を90°位相シフタ311で
90°位相シフトさせる。各々のチャネルは独立した振
幅変調波生成装置321および322を持ち、ミクサ3
30で各々のチャネルに独立した振幅変調を行った後に
合成する。電気的には位相の異なる成分を持たせられる
ことから、複素数で表記する高周波磁場を作ることがで
きる。図5は、高周波磁場発生装置204として位相と
振幅を同時に独立して変化させることのできる機構であ
る。単振動波の位相を位相変調機315で変調した後、
振幅変調するもので、三角関数の加法定理が示すように
図4の2チャネル型の機構を持つものと全く同一の高周
波磁場を発生することができる。図6は複数の基準振動
数を持つもので、単振動波発信機1(306)〜単振動数
発信機4(309)で、それぞれ独立して異なる振動数を
持つ基準振動波を複数個作り、それぞれの基準振動波を
位相シフタ316〜319を用いて各々独立して位相シ
フトする。位相シフトは、1回の高周波磁場の照射中
は、固定した位相シフトを行うが、次の高周波磁場の照
射には別の位相をシフトできる。このようにして各々の
基準振動数に各々の位相を持たせた高周波を合成した後
振幅変調するものである。図6の機構は、図4や図5の
機構に比べ、得られる高周波磁場の自由度は少ないが、
複数の振動数を持った同時励起を行うには十分の機構で
ある。
【0023】以上、高周波磁場発生装置204の各種機
構を説明した。ここで、最も単純な図3の機構を使って
実現する高周波磁場は、図4〜図6の機構を持つ装置で
も簡単に実現できる。例えば、図4の場合、90°チャ
ネルの振幅変調波形を0にし、90°チャネルから高周
波が得られないようにすれば、図3の機構と全く同一に
なる。図5の場合は、位相変調機315の変調位相デー
タを0に固定して位相変調しないならば、図3の機構に
なる。図6の場合は、単振動波発信機1(306)〜単振
動数発信機4(309)で発生する単振動波を皆同一のも
のとし、位相シフタ316〜319でシフトする位相を
0にすると図3の機構と同一になる。本発明は、図3の
機構を持つ装置でも実施できるものであるため、図4〜
図6で示したような機構を持つ装置でも実施できる。
【0024】次に、本発明の<手順>を説明する。図7
は、本発明の撮影手順を4つのスライスを同時励起する
場合について示したフローチャートである。以下、図7
の各ブロックの番号をステップ番号に対応させて記す。 ステップ701:一連の撮影動作を開始する。 ステップ702:撮影シーケンスのエンコード値を初期
設定する。撮影シーケンスは各種あり、代表的なものを
後に撮影シーケンスの項で述べる。 ステップ703:90°パルス101に、前述の式(1
2)で示した振幅変調波形RF1(t)を用い、1エンコ
ード分の撮影を行う。 ステップ704:90°パルス101に、前述の式(1
3)で示した振幅変調波形RF2(t)を用い、1エンコ
ード分の撮影を行う。 ステップ705:90°パルス101に、前述の式(1
4)で示した振幅変調波形RF3(t)を用い、1エンコ
ード分の撮影を行う。
【0025】ステップ706:90°パルス101に、
前述の式(15)で示した振幅変調波形RF4(t)を用
い、1エンコード分の撮影を行う。 ステップ707:エンコード値が所定の値に達したか否
かを判断し、所定の値に達していればステップ709に
進んで撮影動作を終了し、所定の値に達していなければ
ステップ708に進む。 ステップ708:エンコード値を1増加し、ステップ7
03に戻る。 以上の撮影手順で撮影して計測信号を得た後、前述の式
(7)〜式(10)で示した分離演算104を行って各スラ
イスの信号に分離し、各々の分離信号についてそれぞれ
画像再構成を行って各スライスの画像を得る。画像再構
成方法は、撮影シーケンスに依存するが、現在は、2次
元フーリエ変換で画像再構成できるように撮影する方法
が最も多く用いられている。2次元フーリエ変換は線形
な演算なので、信号の加算や減算を行う分離演算104
を行って分離信号を作った後に2次元フーリエ変換して
も、各々の信号を2次元フーリエ変換して各々の元画像
データを作った後に分離演算104と同様の演算を行っ
ても、両者の結果は変わらない。
【0026】画像再構成法には、その他にも、ハーフフ
ーリエ法を用いる場合があり、撮影方法もハーフフーリ
エ法固有の少ないデータを撮影するエンコード順番を持
つ撮影になる。その場合、ハーフフーリエ法の演算は非
線形演算なので、始めに各々の信号を分離演算104を
行って分離して、その後ハーフフーリエ法で画像再構成
を行う必要がある。分離演算104の前にハーフフーリ
エ法による画像再構成を行うと、画像の位相推定がうま
くいかない元画像が現れ、その後分離演算104を行っ
ても、分離後の画像がボケる場合がある。なお、ハーフ
フーリエ法は、例えば、下記の文献(7)に記載されてい
る。 文献(7)書者:K.Sano, K.Suzuki, T.Yokoyama,
H.Koizumi タイトル:"Image Reconstruction from Half of D
ata Using a Phase Map" 学会大会予稿集:Society of Magnetic Resonance i
n Medicine,6-th Anual Scientific Meeting and
Exhibitition,Book of Abstracts, p.809(1987).
【0027】次に、本発明の<撮影シーケンス>を示
す。本発明を利用できる撮影シーケンスは、各種ある。
図8と図9に代表的な例を2つ挙げる。図8は、グラデ
ィエントエコー法に基づくパルスシーケンスである。図
の横軸は時間、縦軸は各機器の動作状態を示す。高周波
磁場801は、高周波磁場発生装置204が発生し、X
方向傾斜磁場802,Y方向傾斜磁場803,Z方向傾
斜磁場804は、傾斜磁場発生装置203が発生する。
受信ゲート805はシーケンス制御装置206が発行す
るゲート信号で、このゲート信号がオン状態のとき受信
装置205が動作し、磁気共鳴信号を受信して信号デー
タを得る。Y方向エンコード810は、エンコード毎に
傾斜磁場の強度がステップ状に等間隔で変わるものであ
り、図8中の一連の動作は、1エンコード分の動作を示
したものである。一連の撮影で必要なエンコードの回数
は、撮影マトリクスに依存する。例えば、256*25
6マトリクスの場合は、通常256回のエンコードを持
つ。ハーフ撮影では、半分の128回に位相推定に使う
回数(例えば16回)を加え、128回より若干多い回数
(例えば、144回)のエンコード回数が必要である。
【0028】図8の90度パルス101には、図1で示
した90度パルス101を用いる。これは前述の式(1
2)から式(15)に記載したもので、上記<手順>で示
したように、これら4樹類のパルスを順次使って撮影す
る。なお、1エンコード分の撮影を行ってから次の1エ
ンコード分の撮影を行うまでの時間は繰返し時間TRと
呼ばれ、利用者が自由に設定することができる。図9
は、スピンエコー法に基づいた撮影シーケンスである。
スピンエコー法では、180度パルス820が加わった
ことが最大の特徴であり、180度パルス820によっ
て励起された磁化の位相が反転され、磁場不均一の影響
をキャンセルした撮影が可能となる。180度パルス8
20には、通常の撮影に用いるパルス波形を用いること
もできるし、式(11)記載のパルス波形を、90度パル
スに用いたときの2倍の印加強度で用いることもでき
る。
【0029】以上、本発明の一実施例を<構成>,<手
順>,<撮影シーケンス>の順に述べた。<手順>や<
撮影シーケンス>では、4つのスライスを同時励起する
場合を例に説明したが、本発明は、前述の式(1)に示し
たパルス波形を同様に2のn乗枚数の同時励起に利用す
ることができる。式(1)のωkは同時励起するスライス
間隔を決めるパラメータ値であり、ωkと比例してスラ
イス間隔は比例する。従って、スライス間隔を広くした
い場合、ωkを大きくする。また、k=2からnまでに
ついて、ωk=ω1*(2**(k-1))とすると、すべての同
時励起するスライス間の間隔が同一間隔になる。ただ
し、2**(k-1)は、2のk−1乗を表わしている。
【0030】なお、上記実施例は本発明の一例を示した
ものであり、本発明はこれに限定されるべきものではな
いことは言うまでもないことである。例えば、本発明を
利用できる撮影シーケンスは上記の他にも数多くあり、
例えば、マルチエコーシーケンス,ファーストSEシー
ケンス,水−脂肪分離シーケンス等、多くのものが存在
する。上述の如き撮影シーケンスについては、例えば、
雑誌:Magnetic Resonancein Medicine 等に、数多
く記載されている。本発明は、それらの撮影シーケンス
の90度パルスに、本発明のパルスを用いることで実施
することができる。また、90度パルスではなく、α度
パルスでも、励起目的のパルスであれば、本発明のパル
スを用いて本発明を実施することができる。
【0031】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、1チャネル型の振幅変調をするだけの機能しかな
い高周波磁場発生装置を持つ磁気共鳴診断装置でも、2
のn乗枚数の同時励起を可能にし、良く知られた同時励
起による撮影効率を向上させることが可能な磁気共鳴診
断装置における複数スライス同時撮影方法を実現できる
という顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパルス波形とスライスプロファイル,
分離演算後のスライスプロファイルを示す図である。
【図2】磁気共鳴診断装置の構成例を示す図である。
【図3】1チャネル型の振幅変調をする高周波磁場発生
装置の構成図である。
【図4】2チャネル型の振幅変調をする高周波磁場発生
装置の構成図である。
【図5】位相変調と振幅変調を同時に行う高周波磁場発
生装置の構成図である。
【図6】位相変調と振幅変調を同時に行う高周波磁場発
生装置の構成図である。
【図7】本発明の手順を示すフロー図である。
【図8】実施例に係るグラディエントエコー法に基づい
た撮影シーケンス図である。
【図9】実施例に係るスピンエントエコー法に基づいた
撮影シーケンス図である。
【図10】実施例に係る4枚のスライスを同時励起する
場合のスライスプロファイルを示す図である。
【符号の説明】
101 90度パルス 102 絶対値のスライスプロファイル 103 絶対値の分離スライスプロファイル 104 分離演算 112 Real方向のスライスプロファイル 122 Imag方向のスライスプロファイル 300,306〜309 単振動波発信機 311 90度位相シフタ 315 位相変調機 316〜319 位相シフタ 320〜322,325,326 振幅変調波生成装置 801 高周波磁場 802 X方向傾斜磁場 803 Y方向傾斜磁場 804 Z方向傾斜磁場 805 受診ゲート 810 Y方向エンコード 820 180度パルス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場,傾斜磁場,高周波磁場の発生手
    段と、検査対象物からの磁気共鳴信号を計測する検出手
    段と、検出された信号に各種演算を行う演算手段と、1
    チャネル型の振幅変調を行う高周波磁場の発生手段と、
    前記各手段の実行を制御する手段とを有する磁気共鳴診
    断装置において、前記振幅変調の波形として、所定の基
    本波形に所望の関数を乗算して作成した複数個の波形を
    作成し、該複数個の波形の、各々の波形で振幅変調した
    高周波磁場を印加して撮影することにより、複数のスラ
    イス部を同時に励起し、各波形に応じた前記複数スライ
    スの励起の仕方を変えた各々の計測信号を取得し、該複
    数個の計測信号を用いて各スライスの信号に分離する分
    離演算を行って各スライスの信号を作成し、該各スライ
    スの信号を基に、各スライス画像を再構成することを特
    長とする磁気共鳴診断装置における複数スライス同時撮
    影方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の基本波形に乗算する所望の関
    数として、下記の関数RFk(t)を用いることを特長とす
    る、請求項1記載の磁気共鳴診断装置における複数スラ
    イス同時撮影方法。 【数1】 ただし、t は時間、T は高周波磁場の印加時間、 k は1から(2のn乗)までの整数、 RF0(t) は所定の基本波形、 RFk(t) はk番目の上記所望の関数、 ωk はk に依存した所望の周波数を表わす定数、 nは整数で、同時撮影するスライス枚数が(2のn乗)
    枚、 jは1からnまでの整数、 bjは0か1のどちらかの値を取る整数で、kを2進数と
    類似した以下の式で表現した時の値。 【数2】
  3. 【請求項3】 請求項2において、ωk = ω1*(2**(k-
    1)) 、(kは2〜nまでの整数)とすることを特徴とする
    磁気共鳴診断装置における複数スライス同時励起方式。
    ただし、2**(k-1)は2のk-1乗を表わす。
  4. 【請求項4】 前記画像再構成の演算としてハーフフー
    リエ法を用いる撮影方法を行うことを特徴とする請求項
    1記載の磁気共鳴診断装置における複数スライス同時励
    起方式。
  5. 【請求項5】 静磁場,傾斜磁場,高周波磁場の発生手
    段と、検査対象物からの磁気共鳴信号を計測する検出手
    段と、検出された信号に各種演算を行う演算手段と、1
    チャネル型の振幅変調を行う高周波磁場の発生手段と、
    上記各手段の実行を制御する手段とを有する磁気共鳴診
    断装置において、前記振幅変調の波形として、所定の基
    本波形に所望の関数を乗算して作成した複数個の波形を
    作成し、該複数個の波形の、各々の波形で振幅変調した
    高周波磁場を印加して撮影することにより、複数のスラ
    イス部を同時に励起し、その波形に応じた上記複数スラ
    イスの励起の仕方を変えた各々の計測信号を取得し、上
    記複数個の計測信号を画像再構成して各々の元画像デー
    タを作り、上記元画像データにスライスの分離演算を行
    い、各スライスの画像を得ることを特長とする磁気共鳴
    診断装置における複数スライス同時撮影方法。
  6. 【請求項6】 前記所定の基本波形に乗算する上記所望
    の関数として、以下の式の関数RFk(t)とすることを特
    長とする請求項5記載の磁気共鳴診断装置における複数
    スライス同時撮影方法。 【数3】 ただし、t は時間、T は高周波磁場の印加時間、 k は1から(2のn乗)までの整数、 RF0(t) は所定の基本波形、 RFk(t) はk番目の上記所望の関数、 ωk はk に依存した所望の周波数を表わす定数、 nは整数で、同時撮影するスライス枚数が(2のn乗)
    枚、 jは1からnまでの整数、 bjは0か1のどちらかの値を取る整数で、kを2進数と
    類似した以下の式で表現した時の値。 【数4】
  7. 【請求項7】 請求項6において、ωk = ω1*(2**(k-
    1)) 、(kは2〜nまでの整数)とすることを特徴とする
    磁気共鳴診断装置における複数スライス同時励起方式。
    ただし、2**(k-1)は2のk-1乗を表わす。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013215575A (ja) * 2012-04-04 2013-10-24 Siemens Ag スライス多重化におけるスライス固有の位相補正

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013215575A (ja) * 2012-04-04 2013-10-24 Siemens Ag スライス多重化におけるスライス固有の位相補正
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