JPH08298931A - 粉末茶錠・顆粒・ペースト及びその製造方法 - Google Patents

粉末茶錠・顆粒・ペースト及びその製造方法

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JPH08298931A
JPH08298931A JP13257495A JP13257495A JPH08298931A JP H08298931 A JPH08298931 A JP H08298931A JP 13257495 A JP13257495 A JP 13257495A JP 13257495 A JP13257495 A JP 13257495A JP H08298931 A JPH08298931 A JP H08298931A
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JP
Japan
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tea
powdered
water
fermented
powder
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JP13257495A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tsukamoto
伸一 塚本
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LEO HANBAI KIKAKU KK
Original Assignee
LEO HANBAI KIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉末茶を錠剤形・顆粒・ペーストにして、使
用の便を図る。 【構成】 粉末茶錠・顆粒の製造方法は、接着剤のよう
な成形用の添加物を加えることなく、粉末茶と水とを粉
末茶対水の重量比100対15乃至25で混合して捏拌
して生じた柔軟不定形物を錠剤状・顆粒状に成形し、そ
の未乾燥の成形物を乾燥固形化するのである。それによ
り製造された粉末茶錠・顆粒は、粉末茶が接着剤のよう
な成形用の添加物を含有しないで固形化されている。粉
末茶ペーストの製造方法は、賦形剤のような添加物を添
加することなく、不発酵茶・発酵茶の粉末茶と水とを粉
末茶対水の重量比100対25乃至35で混合して捏拌
するのである。それにより製造されたペーストは、捏拌
された不発酵茶・発酵茶の粉末と水とから成り、賦形剤
のような添加物を含有しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉末茶錠・顆粒・ペ
ースト及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、緑茶、紅茶、ウーロン茶等の各
種の茶は、茶葉を湯に浸して抽出するか、緑茶の抹茶に
湯を加え撹拌するかして飲用に供している。そして、特
に茶葉を湯に浸して抽出する場合、茶葉を濾紙小袋に充
填して、軽便化を図っている形態もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】葉茶を湯に浸して抽出
して飲用に供する場合には、次のようなことを伴う問題
点がある。 (1)当然のことながら湯水が必要である。 (2)単数・複数の茶器が必要である。即ち茶碗のよう
な器の他に急須・ポットのような抽出器(濾紙小袋充填
の場合には必ずしも必要とはしない)が必要である。 (3)茶器の洗浄・茶殻の廃棄を伴う。 (4)飲用において栄養分及び薬効分の摂取が十分では
ない。
【0004】抹茶の場合には、茶殻の廃棄を必要としな
い上、茶葉抽出飲用に比し栄養分及び薬効分の摂取が十
分であるとしても、次のようなことを伴う問題点があ
る。 (1)当然のことながら湯水が必要である。 (2)使用器具の種類が多数となり、使用が一般生活に
馴染まない。 (3)茶器の洗浄を伴う。 (4)酸化による変質、飛散による付着・汚染等のた
め、保存及び取扱いが困難である。
【0005】紅茶、ウーロン茶の粉茶を使用するとして
も、この場合には、静電気の帯電性が高まり、飛散によ
る付着・汚染等の問題は更に大きい。濾紙小袋充填の場
合以外は、いずれの茶にせよ、携帯に不便である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の粉末茶錠の製
造方法は、接着剤のような成形用の添加物を加えること
なく、不発酵茶・発酵茶の粉末茶と水とを粉末茶対水の
重量比100対15乃至25で混合して捏拌して生じた
柔軟不定形物を錠剤形に押圧成形し、その未乾燥の成形
物を乾燥固形化するのである。それにより製造された粉
末茶錠は、不発酵茶・発酵茶の粉末茶が接着剤のような
成形用の添加物を含有しないで固形化されている。
【0007】この発明の粉末茶顆粒の製造方法は、接着
剤のような成形用の添加物を加えることなく、不発酵茶
・発酵茶の粉末茶と水とを粉末茶対水の重量比100対
15乃至25で混合して捏拌して生じた柔軟不定形物を
顆粒状に整粒成形し、その未乾燥の成形物を乾燥固形化
するのである。それにより製造された粉末茶顆粒は、不
発酵茶・発酵茶の粉末茶が接着剤のような成形用の添加
物を含有しないで固形化されている。
【0008】この発明の粉末茶ペーストの製造方法は、
賦形剤のような添加物を添加することなく、不発酵茶・
発酵茶の粉末茶と水とを粉末茶対水の重量比100対2
5乃至35で混合して捏拌するのである。それにより製
造されたペーストは、捏拌された不発酵茶・発酵茶の粉
末と水とから成り、賦形剤のような添加物を含有しな
い。
【0009】粉末茶は、1/50乃至1/100mmφ位
の粒度のもので、製茶工程において生じるか、粉砕によ
り製造される。
【0010】
【作用】粉末茶錠・顆粒・ペーストは、カップに湯水と
共に入れられ、溶解されて飲用される。又は、直接、口
中に入れられて溶かされながら食される。粉末茶ペース
トは、皮膚に塗布され、薬用又は美容用として作用す
る。
【0011】
【実施例】この発明の実施例における粉末茶錠製造方法
について説明する。 原料 緑茶・ウーロン茶・紅茶 及び 水 第1工程 粉末茶錠製造の原料となる粉末茶は、普通の葉茶を粉砕
機を用いて、1/50乃至1/100mmφ位の粒度に粉
砕したものを用いる。その他に通常の葉茶の製造工程に
おいて生じた粉末を直接、又は破砕されたものを上記の
ような粒度に粉砕して用いる。例えば揉捻工程や仕上工
程において粉末茶が生じる。
【0012】第2工程 第1工程で生じた粉末茶に、接着剤のような成形用の添
加物を加えることなく水を加え、撹拌し、粘土状の柔軟
不定形物に捏拌する。加える水は、常温でよく、その割
合は、粉末茶100重量に対し水15乃至25重量の範
囲で適宜定められる。通常は、粉末茶100重量に対し
水20重量位である。
【0013】第3工程 第2工程で生じた粉末茶の柔軟不定形物を錠剤成形機に
により、錠剤形に押圧成形する。その形状は、通常の単
なる錠剤形でもよいが、ドーナツ状の錠剤形であること
が口中溶解の点で好ましい。
【0014】第4工程 第3工程で生じた未乾燥0の粉末茶錠を下記に例示した
条件で乾燥する。
【0015】上記の乾燥時間は、冬期には2〜3分短縮
し、夏期には2〜3分延長する。乾燥手段としては、例
えば、マイクロ波加熱装置を用いるのが好ましい。上記
の乾燥時間・乾燥温度とは関係なく、日陰における自然
乾燥でも可能である。上記の粉末茶錠製造方法により製
造された粉末茶錠は、接着剤のような添加物を含有しな
いまま、固形化されている。
【0016】その使用方法としては次のようなものが例
示される。 (1)カップに湯水と共に入れ、溶解して、通常の茶の
よう飲用する。 (2)湯水のない場合には、粉末茶錠をそのまま、トロ
ーチ錠のように口中で溶かしながら食する。
【0017】次にこの発明の実施例における粉末茶顆粒
製造方法について説明する。原料、第1工程及び第2工
程は、粉末茶錠製造と同一である。 第3工程 第2工程で生じた粉末茶の粘土状の柔軟不定形物をロー
タとスクリーンとを備えた整粒機により顆粒状に成形す
る。
【0018】第4工程 第3工程で生じた未乾燥の粉末茶顆粒を適宜乾燥する。
上記の粉末茶顆粒製造方法により製造された粉末茶顆粒
は、接着剤のような添加物を含有しないまま、固形化さ
れている。その使用方法は、粉末茶錠の場合と同様であ
る。
【0019】次にこの発明の実施例における粉末茶ペー
スト製造方法について説明する。原料及び第1工程は、
粉末茶錠製造と同一である。 第2工程 第1工程で生じた粉末茶に、賦形剤を加えることなく水
を加え、撹拌し、ペースト状に捏拌する。加える水は、
常温でよく、その割合は、粉末茶100重量に対し水2
5乃至35重量の範囲で適宜定められる。上記の粉末茶
ペースト製造方法により製造された粉末茶ペーストは、
賦形剤のような添加物を含有しない。
【0020】その使用方法としては次のようなものが例
示される。 (1)カップに湯水と共に入れ、溶解して、通常の茶の
よう飲用する。錠剤や顆粒より溶解が早い。 (2)湯水のない場合には、ペーストをそのまま口中で
溶かしながら食する。錠剤や顆粒より溶解が早い。 (3)緑茶粉末ペーストの場合には、薬用又は美容用と
して皮膚に塗布する。特に卵白や蜂蜜との親和性がよい
ので、薬用又は美容用の利用度が高い。
【0021】
【発明の効果】この発明の製造方法によれば、粉末茶錠
・顆粒は、接着剤を添加することなく固形化される。そ
して、製造された粉末茶錠・顆粒・ペーストは、飲食に
おいて、茶殻として捨てる分がないため、栄養分及び薬
効分の摂取が十分であり、製造に際し、接着剤・賦形剤
が含有されていないので、飲食に何らの障害がなく、健
康的にも優れている。
【0022】そして、湯水に溶かして飲用する場合に
は、抽出より早く溶解し、急須・ポットのような抽出器
を必要としない上、茶殻の廃棄が生じない。抹茶の場合
と比較しても、使用器具の種類がカップのみで、遥かに
簡便であり、抹茶のような酸化による変質、飛散による
付着・汚染の恐れがないため、保存及び取扱いが容易で
あるし、通常生活に馴染みやすい。
【0023】更に、湯水がなくでも、時所を選ばない
で、そのまま口中において溶解して食することも出来
る。例えば自動車のドライバの覚醒に至便である。そし
てその使用方法は、現代風生活感覚にも適合する。海外
旅行などに携帯する場合にも、他の形態に比しては勿論
のこと、葉茶の濾紙小袋充填に比して携帯性に遥かに優
れている。緑茶粉末ペーストの場合には、皮膚に塗布す
ることにより薬効又は美容効果が得ることができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着剤のような成形用の添加物を加える
    ことなく、不発酵茶・発酵茶の粉末茶と水とを粉末茶対
    水の重量比100対15乃至25で混合して捏拌して生
    じた柔軟不定形物を錠剤形に押圧成形し、その未乾燥の
    成形物を乾燥固形化する粉末茶錠の製造方法。
  2. 【請求項2】 接着剤のような成形用の添加物を加える
    ことなく、不発酵茶・発酵茶の粉末茶と水とを粉末茶対
    水の重量比100対15乃至25で混合して捏拌して生
    じた柔軟不定形物を顆粒状に整粒成形し、その未乾燥の
    成形物を乾燥固形化する粉末茶顆粒の製造方法。
  3. 【請求項3】 賦形剤のような添加物を添加することな
    く、不発酵茶・発酵茶の粉末茶と水とを粉末茶対水の重
    量比100対25乃至35で混合して捏拌する粉末茶ペ
    ーストの製造方法。
  4. 【請求項4】 不発酵茶・発酵茶の粉末茶が接着剤のよ
    うな成形用の添加物を含有しないで固形化されている粉
    末茶錠。
  5. 【請求項5】 不発酵茶・発酵茶の粉末茶が接着剤のよ
    うな成形用の添加物を含有しないで固形化されている粉
    末茶顆粒。
  6. 【請求項6】 捏拌された不発酵茶・発酵茶の粉末と水
    とから成り、賦形剤のような添加物を含有しない粉末茶
    ペースト。
  7. 【請求項7】 粉末茶は、1/50乃至1/100mmφ
    位の粒度に粉砕して製造する請求項1、請求項2又は請
    求項3に記載されている製造方法。
JP13257495A 1995-05-08 1995-05-08 粉末茶錠・顆粒・ペースト及びその製造方法 Pending JPH08298931A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010067520A (ko) * 2001-02-05 2001-07-13 김수현 동백 떡차 제조 방법
JP2007129976A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Yasuhiro Kosaka 茶錠剤製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0767532A (ja) * 1993-09-06 1995-03-14 Meiyou:Kk 緑茶ペーストの製造方法

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