JPH08298021A - フラット・ハーネスの取付構造 - Google Patents

フラット・ハーネスの取付構造

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JPH08298021A
JPH08298021A JP7102065A JP10206595A JPH08298021A JP H08298021 A JPH08298021 A JP H08298021A JP 7102065 A JP7102065 A JP 7102065A JP 10206595 A JP10206595 A JP 10206595A JP H08298021 A JPH08298021 A JP H08298021A
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JP
Japan
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flat harness
connector
branch circuit
fastener
attached
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JP7102065A
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Satoshi Amihiro
智 網広
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配索する車両によっては使用しないオプショ
ン用の分岐回路部が車体パネルと接触することにより異
音が発生することを防止する。 【構成】 箔状導体あるいは細径導線からなる導体12
を絶縁シート11の間に挟持したフラット・ハーネス1
0で、共用回路部を構成する本体回路部13から分岐し
て突出するオプション用の分岐回路部14を有し、分岐
回路部の先端にコネクタ17を取り付けたフラット・ハ
ーネスを車両等の被固定部材15に取り付ける構造であ
って、分岐回路部を用いず先端のコネクタを相手方コネ
クタと接続しない場合に、コネクタあるいは分岐回路部
と、被固定部材の取付部位とを、雌雄の糸状係止部2
0、21を有するファスナー布18、19を用いて着脱
自在に固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブル・プリン
テッド・サーキット(FPC)やフレキシブル・ワイヤリ
ング・サーキット(FWC)からなる可撓性を有するフラ
ット・ハーネスにおいて、車両に搭載するオプション機
器等の電装品と電気接続するためのオプション用の分岐
回路部を有するフラット・ハーネスの取付構造に関し、
詳しくは、車両によっては使用しないオプション用の分
岐回路部が撓んで、該オプション用分岐回路部の先端に
取り付けたコネクタ等が車体パネルと接触して破損や異
音が発生するのを防止するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、銅箔等の箔状導体を打ち抜いて形
成した導体をポリエチレンテレフタレート、ポリイミド
等の絶縁シートで両面を被覆した上記FPC、あるい
は、多数の細径導線からなる導体を上記絶縁シートで両
面を被覆した上記FWC等のフラット・ハーネスが提供
されており、これらのフラット・ハーネスはスペースを
とらないと共に、配線が容易である等の利点を備えてい
る。
【0003】上記フラット・ハーネスは、共用回路部を
構成する本体回路部と、該本体回路部から分岐して突出
するオプション用の分岐回路部を有する。車両の場合、
同一車種でもグレードの相違あるいは仕向地の相違によ
り装備するオプションの電装品が異なるが、オプション
電装品の相違に対応してフラット・ハーネスを形成する
と、フラット・ハーネスの種類が多数となるため、最も
多くオプションの電装品を搭載する車両に対応させてフ
ラット・ハーネスを形成している。よって、上記本体回
路部の端末に取り付けたコネクタは常時相手方コネクタ
と接続しているが、上記オプション用の分岐回路部の先
端に取り付けたコネクタは、オプション機器を搭載して
いる場合には相手方コネクタと接続し、オプション機器
を装備していない場合には、コネクタと接続されない状
態のままとしている。
【0004】この場合、車両の走行時の震動により、使
用しない分岐回路部の先端に取り付けたコネクタが車体
パネルに接触し、該コネクタが破損すると共に異音が発
生する問題がある。よって、特開平6−349343号
では、分岐回路部を着脱自在に保持できる構成とした図
5に示す分岐回路部付フラットケーブル1を提供してい
る。
【0005】上記フラットケーブル1は、本体回路部2
の側部2aより突出させた分岐回路部3の近傍より、導
電部4を被覆する絶縁シートからなる突条片5を突設
し、該突条片5の嵌合孔5aに分岐回路部3の先端に取
り付けるコネクタ6を挿入することにより、分岐回路部
3を着脱自在に保持できるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記フラットケーブル
1では、使用しないオプション用の分岐回路部3を突条
片5の嵌合孔5aに保持させた状態で車両に配索するこ
とにより、車両の走行時の振動で分岐回路部3に取り付
けたコネクタ6が車体パネルと接触し、該コネクタ6が
破損することを防止すると共に、異音が発生することを
抑制することが出来る。しかし、上記フラット・ハーネ
ス1には、分岐回路部3および突条片5を車体パネルに
固定するための手段を設けていないため、振動によりこ
れらの基端部3a、5bを支点として分岐回路部3および
突条片5が撓み、分岐回路部3および突条片5が車体パ
ネルに接触することによる異音を完全に防止することは
出来なかった。
【0007】また、分岐回路部3と接続するオプション
の電装品が搭載された車両にフラット・ハーネス1を配
索した場合、分岐回路部3はコネクタが相手方コネクタ
と接続されて保持されるが、分岐回路部3を外した突条
片5が保持されていないため撓み、車体パネルと接触し
て異音が発生する。さらに、フラット・ケーブル1を車
両に配策した状態で、他の機器を車両に組み付ける場合
には、上記突条片5が間に噛み込む等の不都合が発生し
やすく、作業性が悪い問題がある。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、共用回路部を構成する本体回路部から分岐して突出
したオプション用の分岐回路部を有するフラット・ハー
ネスにおいて、車両によっては使用しないオプション用
の分岐回路部が撓んで、該分岐回路部の先端に取り付け
たコネクタが車体パネルと接触することによるコネクタ
の破損や異音の発生を確実に防止することができるフラ
ット・ハーネスの取付構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的と達
成するため、請求項1で、箔状導体あるいは細径導線か
らなる導体を絶縁シートの間に挟持したフラット・ハー
ネスで、共用回路部を構成する本体回路部から分岐して
突出するオプション用の分岐回路部を有し、該分岐回路
部の先端にコネクタを取り付けたフラット・ハーネスを
車両等の被固定部材に取り付ける構造であって、上記分
岐回路部を用いず先端のコネクタを相手方コネクタと接
続しない場合に、該コネクタあるいは分岐回路部と、上
記被固定部材の取付部位とを、雌雄の糸状係止部を有す
るファスナー布を用いて着脱自在に固定していることを
特徴とするフラット・ハーネスの取付構造を提供してい
る。
【0010】上記雌型糸状係止部と雄型糸状係止部を有
する一対のファスナー布は、フラット・ハーネス側と被
固定部材側とに夫々接着剤を介して固着される。(請求
項2)
【0011】上記雌雄いずれかの糸状係止部を有する一
方のファスナー布はフラット・ハーネスに、他方のファ
スナー布は被固定部材に夫々予め取り付けられておいて
もよい。(請求項3) あるいは、上記雌雄いずれかの糸状係止部を有する一方
のファスナー布はフラット・ハーネスに予め取り付けて
おき、該一方のファスナー布の係止部に対して、他方の
ファスナー布の係止部を、一面側に設けた糸状係止部で
係止して着脱自在に取り付けておくと共に、該他方のフ
ァスナー布の表面側に接着剤を塗布して剥離紙を貼着し
ておき、被固定部材に剥離紙を剥がして接着剤で固着す
る構成としてもよい。(請求項4) さらに、車両等の組み立てラインにおいて、被固定部材
に固定する時に、雌雄いずれかの糸状係止部を有する一
方のファスナー布をフラット・ハーネス、他方のファス
ナー布を被固定部材に夫々接着剤に固着して固定し、固
定した後に対向する糸状係止部を互いに係止してもよ
い。
【0012】尚、上記一対のファスナー布の代わりに、
両面テープを用いて、分岐回路部と車体パネル等の被固
定部材とを固着しても良い。
【0013】
【作用】請求項1に記載のフラット・ハーネスの取付構
造では、オプション電装品が搭載されず、分岐回路部の
コネクタが相手方コネクタと接続されない場合には、分
岐回路部あるいは該分岐回路部先端のコネクタを被固定
部材と雌雄糸状係止部を有するファスナー布で固定する
ため、車両の走行中に生じる振動等により分岐回路部が
撓んで、被固定部材と当たってコネクタの破損や異音の
発生するのを防止出来る。また、ファスナー布の雌雄の
糸状係止部により固定しているため、必要時に簡単に固
定を解除でき、仮に、車両に対して後からオプションの
電装品を搭載した場合には、係止を解いて分岐回路部の
固定をとき、分岐回路部の先端に取り付けられたコネク
タをオプション電装品と接続した相手方方コネクタと嵌
合させる事が出来る。
【0014】請求項2に記載のフラット・ハーネスの取
付構造によると、ファスナー布とフラット・ハーネス及
び被固定部材とを接着剤を介して固着する構成としてい
るため、簡単にファスナー布を取付部位に固着すること
ができる。
【0015】請求項3に記載のフラット・ハーネスの取
付構造では、フラット・ハーネスを配索する車両におい
て、オプション電装品が搭載されず、分岐回路部のコネ
クタが相手方コネクタと接続保持されないことが予め分
かっている場合、該フラット・ハーネス側に、ファスナ
ー布を予め取り付けている。一方、車両側等の被固定部
材側にも予めファスナー布を取り付けており、これらフ
ァスナー布の雌雄係止部を互いに係止することにより、
分岐回路部は被固定部材に固定される。尚、この場合、
フラット・ハーネスを配索する時にズレが発生しやすい
ため、被固定部材側に予め取り付けておくファスナー布
を大きめに設定している。
【0016】請求項4に記載のフラット・ハーネスの取
付構造も、フラット・ハーネスを配索する車両におい
て、オプション電装品が搭載されず、分岐回路部のコネ
クタが相手方コネクタと接続保持されないことが予め分
かっている場合、該フラット・ハーネス側に、被固定部
材側に取り付けるファスナー布も合わせて予め取り付け
ている。即ち、フラット・ハーネスの分岐回路部側に雄
係止部を有するファスナー布を接着剤で固着しておく場
合、該ファスナー布に雌係止部を有するファスナー布を
雌雄係止部で係止して仮取付しておく。該フラット・ハ
ーネスを被固定部材に固定する時、フラット・ハーネス
に仮取付している雌係止部を有するファスナー布を相手
方のファスナー布から係止と解いて離脱させ、該ファス
ナー布の剥離紙を除いて、接着剤で被固定部材に固着し
ている。このように、フラット・ハーネス側に雌雄係止
部を有する一対のファスナー布を取り付けておくと、車
両側でファスナー布を用意しておく必要がなくなり、作
業性を向上させることができる。
【0017】尚、フラット・ハーネスには予めファスナ
ー布を取り付けておかず、車両等でフラット・ハーネス
を配索するときに、分岐回路部のコネクタが相手方コネ
クタと接続されない場合に、フラット・ハーネスと被固
定部材の両方に夫々ファスナー布を固着して、固着した
後に互いに係止してもよい。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。図1から図3に示すように、本発明の
第1実施例のフラット・ハーネス10は、ポリエチレン
テレフタレート、ポリイミド等からなる上下の絶縁シー
ト11の間に、銅箔等の箔状導体あるいは細径導線等の
導体12を挟持した可撓性を有するFPCあるいはFW
Cからなり、共用回路部を構成する本体回路部13の所
要位置には、該本体回路部13より分岐して車両に搭載
するオプションの電装品と電気接続するための分岐回路
部14A、14B、…が形成されている。
【0019】本体回路部13はいずれの車両においても
共通して用いられる共用回路を構成しており、その端末
にはコネクタ(図示せず)を取り付け、これらのコネクタ
を相手方コネクタに嵌合させて接続することにより、車
両のドア内部のパネル15等の被固定部材にフラット・
ハーネス10を保持させている。
【0020】上記フラット・ハーネス10は、オプショ
ン用の上記分岐回路部14A、14B、…を、搭載する
オプションの電装品が最も多い車両に対応させて形成し
ており、これらの先端にはコネクタ17を取り付け、該
コネクタ17を電装品側の相手方コネクタ(図示せず)に
嵌合させて電気接続し、該コネクタ17の接続により分
岐回路部14A、14B、…を保持するようにしてい
る。上記分岐回路部14A、14B、…の中には、グレ
ードの相異あるいは仕向地の相異により、車両によって
は電装品と接続されずに使用しないものがある。
【0021】フラット・ハーネス10は、使用しない上
記分岐回路部14A、14B、…を車体パネル15に、
雌雄の糸状係止部20、21を有するファスナー布1
8、19を用いて着脱自在に固定保持するようにしてい
る。
【0022】図2に示すように、上記ファスナー布18
はその一面側の全体に雌型の糸状係止部20を突設する
一方、ファスナー布19はその一面に雄型の糸状係止部
21を突設している。また、これらファスナー布18、
19の他面側の全体に接着剤22、23を塗布してい
る。
【0023】第1実施例のフラット・ハーネス10は、
フラット・ハーネス製造時に予め、一対の上記ファスナ
ー布18、19の雌雄の糸状係止部20、21を互い係
合させた状態で、オプション用の全分岐回路部14A、
14B、…の所要位置に、ファスナー布18を接着剤2
2により固着して成形している。また、外側に位置して
車体パネル15に固着するためのファスナー布19に
は、接着剤23の表面に剥離紙25を貼着している。
【0024】上記分岐回路部14Aには、先端に取り付
けたコネクタ17にファスナー布18を貼着する一方、
分岐回路部14Bには、コネクタ17の近傍の絶縁シー
ト11にファスナー布18を貼着している。ファスナー
布18はオプション用の分岐回路部14の所要位置に貼
着すれば良いが、上記のように、コネクタ17あるいは
コネクタ17の近傍に貼着することが好ましい。
【0025】上記フラット・ハーネス10を車両のドア
内部のパネル15に配索する場合、本体回路部13の端
末のコネクタは必ず相手方コネクタに嵌合して接続して
いる。また、接続する電装品がある分岐回路部14は、
ファスナー布18、19を貼着した状態で、先端のコネ
クタ17を電装品側の相手方コネクタに嵌合させて接続
しており、これらコネクタは所要位置に保持されてい
る。
【0026】接続する電装品がなく使用しない分岐回路
部14A、14B、…は、予め貼着したファスナー布1
8、19の外側に位置するファスナー布19の剥離紙2
5を剥離して、図3に示すように、露出した接着剤23
をパネル15に押し付けて固着し、ファスナー布18、
19を介して車体パネル15に固定保持させる。
【0027】このように、本発明のフラット・ハーネス
では、使用しないオプション用の分岐回路部14A、1
4B、…をパネル15等の被固定部材に固定保持するこ
とが出来るため、車両の走行中に生じる振動により分岐
回路部14A、14B、…が、パネル15と接触するこ
とによるコネクタ17の破損や異音が発生することを確
実に防止することが出来る。
【0028】また、前記図5に示す従来例のように、分
岐回路部を保持するために突条片を設けていないため、
該突条片が振動によりパネル15と接触して異音が発生
することは無いと共に、他の機器を車両に搭載する際に
可撓性部材が噛み込んで、組付作業の妨げになることを
防止することが出来る。さらに、雌雄の糸状係止部2
0、21を有するファスナー布18、19を用いて着脱
自在に固定保持しているため、車両に対して後からオプ
ションの電装品を搭載した場合、対応する分岐回路部1
4A、14Bの糸状係止部20、21の係合を解除し
て、先端のコネクタ17を電装品側の相手方コネクタと
を嵌合させて接続することが出来る。
【0029】図4は第2実施例を示し、第2実施例のフ
ラット・ハーネス10は、図示のように、フラット・ハ
ーネス製造時に予め、全分岐回路部14に対して、雌型
の糸状係止部20を有するファスナー布18のみを貼着
している。一方、パネル15には、上記ファスナー布1
8との対向する取付位置に雄型の糸状係止部21を有す
るファスナー布19を予め貼着している。
【0030】上記第2実施例のフラット・ハーネス10
を車両に配索する場合、まず、上記第1実施例と同様
に、本体回路部13の端末のコネクタ、および、接続す
る電装品がある分岐回路部14のコネクタ17を、相手
方コネクタに嵌合させて接続する。また、接続する電装
品がない分岐回路部14A、14B、…は、予め貼着さ
れたファスナー布18を、パネル15に予め貼着してい
るファスナー布19に押し付けて、雌雄の糸状係止部2
0、21を互いに係合させて、車体パネル15に固定保
持させる。
【0031】第3実施例のフラット・ハーネス10は、
具体的に図示していないが、上記ファスナー布18およ
び19を、フラット・ハーネス製造時に取り付けておか
ず、車両の組立ラインにおいて、使用しない分岐回路部
14A、14B、…にのみに、ファスナー布18、19
を係合させた状態でファスナー布18をフラット・ハー
ネスに貼着した後に、ファスナー布19を対向する車体
パネル15に貼着して、分岐回路部14A、14B、…
をパネル15に固定保持するようにしている。
【0032】尚、本発明のフラット・ハーネスの取付構
造は上記構成に限定されず、例えば、雌雄の糸状係止部
20、21を有するファスナー布18、19の代わり
に、両面テープを用い、該両面テープにより使用しない
オプション用の分岐回路部14A、14B、…とパネル
15とを固定保持させても良い。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1のフラット・ハーネスの取付構造では、車両
によって接続する電装品がなく使用しないオプション用
の分岐回路部と、パネル等の被固定部材とを、雌雄の糸
状係止部を有するファスナー布を用いて着脱自在に固定
するため、車両の走行時に生じる振動等により、使用し
ない分岐回路部が撓んで車体パネルに接触することによ
るコネクタの破損や異音が発生することを確実に防止す
ることが出来る。
【0034】また、従来例のように分岐回路部を保持す
るための突条片等を突設していないため、分岐回路部を
電装品に接続した状態で、突条片が撓んでパネル等と接
触することにより異音が発生することを防止できると共
に、該状態で、他の機器を車両に搭載する際に、突条片
が間に噛み込んで組付作業の妨げになることを防止する
ことが出来る。
【0035】請求項2のフラット・ハーネスの取付構造
では、ファスナー布とフラット・ハーネスおよび被固定
部材とを接着剤を介して貼着する構成としているため、
ファスナー布を接着剤側より取付部位に押し付けること
により、簡単かつ確実に固着することが出来、組立作業
性を向上させることが出来る。
【0036】請求項3および請求項4のフラット・ハー
ネスの取付構造では、予めフラット・ハーネスにファス
ナー布を取り付けているため、車両等の組み立てライン
において、パネル等の被固定部材に簡単に固定すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフラット・ハーネスの取付構造を示
す側面図である。
【図2】 本発明の第1実施例のフラット・ハーネスの
使用しない分岐回路部を被固定部材に取り付ける前の状
態を示す側面図である。
【図3】 分岐回路部の被固定部材への取付状態を示す
側面図である。
【図4】 第2実施例のフラット・ハーネスの一部を示
す斜視図である。
【図5】 従来の分岐回路部を保持できる構成とした分
岐回路部付フラット・ケーブルを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ハーネス 11 絶縁シート 12 導電部(導体) 13 本体回路部 14A、14B オプション用の分岐回路部 15 車体パネル(被固定部材) 17 コネクタ 18 ファスナー布 19 ファスナー布 20 雌型の糸状係止部 21 雄型の糸状係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箔状導体あるいは細径導線からなる導体
    を絶縁シートの間に挟持したフラット・ハーネスで、共
    用回路部を構成する本体回路部から分岐して突出するオ
    プション用の分岐回路部を有し、該分岐回路部の先端に
    コネクタを取り付けたフラット・ハーネスを車両等の被
    固定部材に取り付ける構造であって、上記分岐回路部を
    用いず、先端のコネクタを相手方コネクタと接続しない
    場合に、該コネクタあるいは分岐回路部と、上記被固定
    部材の取付部位とを、雌雄の糸状係止部を有するファス
    ナー布を用いて着脱自在に固定していることを特徴とす
    るフラット・ハーネスの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記雌型糸状係止部と雄型糸状係止部を
    有する一対のファスナー布は、フラット・ハーネス側と
    被固定部材側とに夫々接着剤を介して固着される請求項
    1に記載のフラット・ハーネスの取付構造。
  3. 【請求項3】 上記雌雄いずれかの糸状係止部を有する
    一方のファスナー布はフラット・ハーネスに、他方のフ
    ァスナー布は被固定部材に夫々予め取り付けられている
    請求項1または請求項2に記載のフラット・ハーネスの
    取付構造。
  4. 【請求項4】 上記雌雄いずれかの糸状係止部を有する
    一方のファスナー布はフラット・ハーネスに予め取り付
    けられており、該一方のファスナー布の係止部に対し
    て、他方のファスナー布の係止部を、一面側に設けた糸
    状係止部で係止して着脱自在に取り付けておくと共に、
    該他方のファスナー布の表面側に接着剤を塗布して剥離
    紙を貼着しておき、被固定部材に剥離紙を剥がして接着
    剤で固着する構成としている請求項1または請求項2に
    記載のフラット・ハーネスの取付構造。
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